JP2002132813A - 情報提供制御装置、情報提供方法、情報提供プログラムを記録した記録媒体および情報提供システム - Google Patents

情報提供制御装置、情報提供方法、情報提供プログラムを記録した記録媒体および情報提供システム

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JP2002132813A
JP2002132813A JP2000318318A JP2000318318A JP2002132813A JP 2002132813 A JP2002132813 A JP 2002132813A JP 2000318318 A JP2000318318 A JP 2000318318A JP 2000318318 A JP2000318318 A JP 2000318318A JP 2002132813 A JP2002132813 A JP 2002132813A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の個人情報に基づいて情報を検索する
システムにおいて、利用者のプライバシー保護と通信効
率の向上とを両立させる。 【解決手段】 個々の利用者に応じた個人情報を記憶す
る個人情報DB32と、上記個人情報に基づいて検索条
件式を生成する検索条件式生成部35と、上記検索条件
式によって情報提供サーバ2が情報を検索した結果を記
憶する検索結果DB39と、個々の利用者を識別するた
めの識別情報を、個々の利用者を特定する特定情報とは
別個に管理するユーザID管理部31と、上記検索結果
DB39に記憶されている検索結果から、利用者の識別
情報に対応した検索結果を生成し、上記利用者端末1に
提供する情報提供処理部41とを設ける。個人情報を1
回記憶させれば、その後、個人情報を入力するための通
信を行わなくても済む。また、識別情報が万が一漏洩し
ても、当該情報だけでは個々の利用者の特定が困難とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報提供装置にて
情報(例えば書籍に関する情報)を検索し、検索結果を
情報提供制御装置を介して利用者(利用者端末)に提供
するシステムにおいて、利用者のプライバシー保護と通
信効率の向上とをともに図りながら、利用者の個人情報
に基づいて利用者の趣味や嗜好に合わせた情報を利用者
に提供することが可能な情報提供制御装置と、情報提供
方法と、情報提供プログラムを記録した記録媒体と、情
報提供システムとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、例えば書籍に関する情報をネ
ットワーク上で検索し、所望の書籍を注文できるシステ
ムが実用化されている。このようなシステムでは、ま
ず、タイトル、著者名、出版社、ジャンル、発行年など
の多岐の要素に対して、検索する条件を利用者が利用者
端末(例えばパーソナルコンピュータ)にて設定する。
情報検索装置が上記設定された条件に基づいて情報の検
索を行うと、利用者は、上記情報検索装置にて多数の候
補が抽出された中から該当する書籍を利用者端末にて選
別し、その書評などを確認して書籍を注文することにな
る。現在、膨大なタイトル数の書籍が出版されているた
め、ネットワーク上で書籍が電子化されたデータとなっ
て流通することが増加している。
【0003】ところで、上記のようにネットワークを介
して情報を提供するシステムとして、例えば、日本国公
開特許公報「特開平11−259512号(公開日;1
999年9月24日)」や、日本国特許公報第2976
219号(発行日;1999年11月10日)に開示さ
れたシステムがある。
【0004】特開平11−259512号公報に開示さ
れたシステムでは、データ検索装置にて検索条件式を隠
蔽する処理を行って情報の検索を行い、その後、検索結
果を絞り込み、不要な検索結果を削除するようにしてい
る。
【0005】最近では、インターネットの活用の普及に
伴い、多くの情報が上記ネットワークを介して入手でき
る一方で、ネットワーク上のセキュリティーの問題が指
摘されている。つまり、情報の検索を行う際の検索条件
(例えば検索条件式)は、個々の利用者ごとに設定され
るものであり、利用者のプライバシーにかかわるもので
あるが、このような検索条件が回線トレース等により第
三者に漏れてしまっていた。しかし、上記システムで
は、検索条件式の隠蔽処理により、検索の意図を不鮮明
にすることができるので、検索条件を機密情報として守
ることができ、これにより、第三者に知られたくない検
索条件をユーザが設定することも可能となっている。
【0006】また、特許公報第2976219号に開示
されたシステムでは、個人の性格、趣味等の個人情報を
予めホストコンピュータに登録しておき、各種情報サー
ビス機関(例えば報道機関やデータバンク)から日々上
記ホストコンピュータに送られてくる情報の中から、上
記個人情報に基づいて商品情報の検索を行うようにして
いる。このシステムでは、個人情報をコンピュータに一
度登録すれば、商品検索を行う度に当該情報をその都度
入力する必要はないので、通信効率を向上させることが
可能となる。また、上記個人情報に基づいて商品検索を
行うことにより、その個人にマッチする商品情報を提供
することができ、利用者の利便性を向上させることがで
きるという効果もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平11
−259512号公報のシステムでは、検索条件の隠蔽
処理により、確かに、利用者のプライバシーを保護する
ことはできるが、情報検索を行う度に、検索に必要な情
報を利用者端末にて逐一入力しなければならず、通信効
率が悪い。その結果、利用者の通信コストの負担が上が
る。このような問題は、多大な情報を入力する必要のあ
る書籍の検索において特に顕著に現れる。
【0008】一方、特許公報第2976219号のシス
テムでは、個人情報のコンピュータへの1回の登録によ
って通信効率を向上させることはできるが、登録された
情報の漏洩に備えた対策は何ら講じられておらず、プラ
イバシーの保護が確実に図られているとは言えない。
【0009】つまり、上記した従来のシステムでは、利
用者のプライバシー保護と、利用者への有用な情報の効
率的な提供とが両立された状態で、情報の提供を行うこ
とができないという問題が生じている。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、利用者に適した情報(検
索結果)を提供するにあたり、利用者のプライバシー保
護と通信効率の向上とを両立させることができる情報提
供制御装置と、情報提供方法と、情報提供プログラムを
記録した記録媒体と、情報提供システムとを提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報提供制
御装置は、上記の課題を解決するために、個々の利用者
端末を介して情報の提供を受けようとする利用者に応じ
た個人情報を記憶する個人情報記憶手段と、少なくとも
上記個人情報に基づいて、情報提供装置にて情報を検索
するための検索条件式を生成する検索条件式生成手段
と、上記検索条件式によって上記情報提供装置が情報を
検索した結果を記憶する検索結果記憶手段と、個々の利
用者を識別するための識別情報を、個々の利用者を特定
する特定情報とは別個に管理する識別情報管理手段と、
上記検索結果記憶手段に記憶されている検索結果から、
利用者の識別情報に対応した検索結果を生成し、上記利
用者端末に提供する情報提供手段とを備えていることを
特徴としている。
【0012】上記の構成によれば、少なくとも個人情報
記憶手段に記憶された個人情報に基づいて、検索条件式
生成手段が検索条件式を生成する。上記の個人情報とし
ては、例えば、利用者の年齢、性別、趣味、蔵書などの
情報を想定することができる。情報提供装置が上記検索
条件式に基づいて情報の検索を行うと、その検索結果が
検索結果記憶手段に記憶される。そして、情報提供手段
により、検索結果記憶手段に記憶された検索結果から、
利用者の識別情報に対応した検索結果だけが利用者端末
に提供される。
【0013】このように、利用者の個人情報に基づいて
検索条件式を作成し、この検索条件式に基づいて情報提
供装置が情報の検索を行うので、個々の利用者に適した
検索結果を各利用者に提供することができる。また、個
々の利用者の個人情報を個人情報記憶手段に1回記憶し
ておけば、その都度、個人情報を入力しなくても済むの
で、利用者端末と情報提供制御装置との間での通信効率
を向上させることができる。
【0014】また、上記構成では、識別情報管理手段に
よって、例えば、利用者のユーザIDや認証番号などの
個々の利用者を識別するための識別情報が、例えば、利
用者の氏名、住所など、個々の利用者を特定することが
できる特定情報とは別個に管理(例えば識別情報管理手
段に登録)されている。これにより、例えば、識別情報
管理手段にて管理されている識別情報が万が一装置外部
に漏洩したり、第三者がシステムに潜入したりするよう
なことがあっても、上記識別情報だけでは個々の利用者
を特定することが困難となる。
【0015】したがって、上記構成によれば、通信効率
の向上と利用者のプライバシー保護とを両立させなが
ら、個々の利用者に適した情報を利用者に提供すること
ができる。
【0016】本発明に係る情報提供制御装置は、上記の
課題を解決するために、上記特定情報をオンラインでア
クセス不可能な状態で管理する特定情報管理手段をさら
に備えていることを特徴としている。
【0017】上記の構成によれば、特定情報管理手段に
より、上記特定情報は、例えば、ICメモリなどの装置
に対してリムーバブルな記録媒体に記録されることで、
オンラインでアクセス不可能な状態で管理されることに
なる。これにより、通信によって上記特定情報が外部へ
漏洩するのを確実に防止することができる。
【0018】本発明に係る情報提供制御装置は、上記の
課題を解決するために、上記検索条件式生成手段にて生
成される各利用者ごとの検索条件式を統合して管理し、
統合した検索条件式を情報提供装置に提供する検索条件
式管理手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0019】上記の構成によれば、検索条件式生成手段
によって生成される、個々の利用者に対応する検索条件
式が、検索条件式管理手段によって統合される。例え
ば、複数の検索条件式間で共通するキーワードがある場
合には、これらの検索条件式が1つの式にまとめられ
る。このようにして統合された検索条件式が、検索条件
式管理手段によって、情報提供装置に提供される。した
がって、情報提供装置は、この統合された検索条件式を
用いて情報の検索を行うことになる。
【0020】このように、各利用者に対応する検索条件
式を統合して情報提供装置に提供するので、情報提供装
置への検索条件式の提供を、情報提供制御装置からの1
回の通信で済ませることができる。したがって、個々の
利用者に対応する検索条件式をそれぞれ複数回に分けて
情報提供装置にその都度提供する構成に比べ、さらに通
信効率の向上を図ることができる。
【0021】本発明に係る情報提供制御装置は、上記の
課題を解決するために、上記個人情報を、対応する識別
情報に基づいて暗号化し、各識別情報と対応して管理す
る個人情報管理手段をさらに備えていることを特徴とし
ている。
【0022】上記の構成によれば、個人情報管理手段に
よって、上記個人情報が対応する識別情報に基づいて暗
号化され、各識別情報と対応して管理されているので、
個人情報が万が一、装置外部に漏洩した場合でも、その
解読が不可能となる。したがって、個人情報を確実に保
護することが可能となる。
【0023】本発明に係る情報提供制御装置は、上記の
課題を解決するために、上記検索条件式生成手段は、上
記検索条件式として、利用者にとって必要な情報を検索
結果に含めるための第1検索条件式と、上記第1検索条
件式を隠蔽するための第2検索条件式とを生成し、これ
らを上記情報提供装置に提供することを特徴としてい
る。
【0024】上記の構成によれば、検索条件式生成手段
が生成する第2検索条件式によって、利用者に有効な情
報を提供するための第1検索条件式が隠蔽されるので、
情報提供装置が上記第1検索条件式および上記第2検索
条件式に基づいて情報の検索を行った結果が、万が一、
装置外部に漏洩しても、利用者が真に必要とする情報の
特定が困難となる。したがって、検索結果に対する利用
者のプライバシーを保護することが可能となる。
【0025】本発明に係る情報提供制御装置は、上記の
課題を解決するために、上記第1検索条件式は、上記個
人情報に則した情報を検索結果に含めるための基本条件
式と、上記した基本条件式だけでは情報検索時に排除さ
れるような情報を検索結果に含めるための付加条件式
と、個別に関連性の少ない情報を検索結果から除外する
ための除外条件式とで構成されていることを特徴として
いる。
【0026】上記の構成によれば、第1検索条件式の中
に、上記基本条件式と、上記付加条件式と、上記除外条
件式とを含めることにより、利用者に関連のある情報を
確実に検索できる検索条件式を作成して、利用者に有効
な情報を確実に提供することができる。
【0027】本発明に係る情報提供制御装置は、上記の
課題を解決するために、上記第2検索条件式は、利用者
にとって不必要な情報を検索結果に含めるためのダミー
条件式であることを特徴としている。
【0028】上記の構成によれば、第2検索条件式がダ
ミー条件式であるので、このような第2検索条件式を第
1検索条件式と併せて情報提供装置に提供し、情報提供
装置が上記第1検索条件式および上記第2検索条件式に
基づいて情報の検索を行うことにより、検索結果として
は、利用者に関係のない結果も含めて得られるようにな
る。したがって、万が一、検索結果が装置外部に漏洩す
るようなことがあっても、利用者が真に必要とする情報
の特定を非常に困難にさせることが可能となり、検索結
果に対する利用者にプライバシーを確実に保護すること
が可能となる。
【0029】本発明に係る情報提供制御装置は、上記の
課題を解決するために、上記検索条件式生成手段は、上
記検索結果記憶手段に記憶された検索結果から、上記ダ
ミー条件式に対応する検索結果を削除するためのフィル
タ条件式を生成し、上記情報提供手段は、上記検索結果
記憶手段に記憶された検索結果から、フィルタ条件式に
よって削除される結果を利用者端末に提供することを特
徴としている。
【0030】上記の構成によれば、不必要なダミー条件
式に対応する検索結果がフィルタ条件式によって削除さ
れ、その結果が利用者端末に提供される。これにより、
ダミー条件式によって第1検索条件式を隠蔽しながら
も、最終的には利用者が真に希望する情報のみを利用者
に提供することができる。
【0031】本発明に係る情報提供制御装置は、上記の
課題を解決するために、上記情報提供手段は、上記利用
者端末を介しての利用者からの情報提供要求に応じて、
個々の利用者に応じた検索結果を上記利用者端末に提供
することを特徴としている。
【0032】上記の構成によれば、情報提供手段は、例
えば、利用者端末を介して利用者からの情報提供要求が
あった場合にのみ、個々の利用者に応じた検索結果を利
用者端末に提供することができる。これにより、個々の
利用者が望まない場合には検索結果を利用者端末に送信
しなくて済むので、通信等における検索結果の漏洩の機
会を必要最小限に抑えて、プライバシーの保護をより一
層図ることが可能となる。
【0033】本発明に係る情報提供制御装置は、上記の
課題を解決するために、検索する情報の種類に応じた検
索条件式を上記検索条件式生成手段が生成する際のルー
ルを規定した検索ルールを記憶する検索ルール記憶手段
をさらに備え、上記検索条件式生成手段は、上記個人情
報と上記検索ルールとに基づいて検索条件式を生成する
ことを特徴としている。
【0034】上記の構成によれば、上記個人情報に加
え、検索ルール記憶手段に記憶された検索ルールにも基
づいて、検索条件式生成手段は、検索する情報の種類に
応じた検索条件式を生成する。これにより、情報提供装
置では、上記検索条件式に基づいて検索する情報の種類
に応じて、かつ、個人情報に則した情報の検索を適切に
行うことができる。その結果、利用者が真に希望する情
報(検索結果)を確実に得ることができる。
【0035】本発明に係る情報提供制御装置は、上記の
課題を解決するために、上記検索ルール記憶手段に記憶
される検索ルールは、情報提供装置から提供されると共
に、提供されるごとに更新されることを特徴としてい
る。
【0036】上記の構成によれば、上記情報提供装置か
ら提供される検索ルールが検索ルール記憶手段に記憶さ
れる。また、情報提供装置から検索ルールの提供を受け
るごとに、検索ルール記憶手段に記憶される検索ルール
が更新される。これにより、検索条件式生成手段は、検
索ルール記憶手段の検索ルールに基づいて、どの検索ル
ールで検索条件式を生成すれば、どの情報提供装置での
情報検索が可能であるかを認識することが可能となる。
その結果、情報提供装置が、提供する情報の種類に応じ
て複数存在する場合であっても、検索ルールを提供した
所定の情報提供装置にて、上記検索ルールに対応する情
報の検索を確実に行わせることができる。
【0037】本発明に係る情報提供制御装置は、上記の
課題を解決するために、上記個人情報に基づいて検索さ
れる対象となる情報についての個々の評価値を記憶する
評価値記憶手段と、上記評価値の総和と、上記個人情報
に対応する評価値の総和とに基づいて、上記個人情報を
評価する個人情報評価手段とをさらに備えていることを
特徴としている。
【0038】上記個人情報として、例えば利用者のA作
家についての蔵書を考え、また、上記個人情報に基づい
て検索される対象となる情報として、例えば、情報提供
装置が所有するA作家の全書籍情報を考えると、評価値
記憶手段には、A作家の全書籍情報の個々について評価
値が記憶される。そして、個人情報評価手段は、それら
の書籍情報の評価値の総和と、現に利用者が所有してい
るA作家の蔵書に対応する評価値の総和とに基づいて、
上記個人情報を評価する。これにより、個人情報に対応
する利用者の、比較対象となる情報(この例ではA作
家)についての習熟度を判断することができる。
【0039】本発明に係る情報提供制御装置は、上記の
課題を解決するために、上記検索結果記憶手段に記憶さ
れている検索結果と、個々の利用者に対応する検索結果
とを比較し、個々の利用者に対応する検索結果のレベル
を判断する検索結果比較手段をさらに備えていることを
特徴としている。
【0040】上記の構成によれば、上記検索結果記憶手
段に記憶されている検索結果に対する、個々の利用者に
対応する検索結果のレベルが、検索結果比較手段によっ
て判断される。上記検索結果のレベルとしては、例え
ば、趣味レベル、一般レベル、専門家レベルなどを想定
することができ、例えば、検索結果の詳細度、難易度、
一般性などを考慮して、ある程度の重み付けにより総合
的に判断される。これにより、利用者は、その検索結果
のレベルに基づいて、より高いレベルの検索を行う必要
があるのか否か、つまり、検索条件式を見直す必要があ
るのか否かを容易に判断することができる。つまり、個
々の利用者に提供される検索結果の有効性を容易に判断
することが可能となる。
【0041】本発明に係る情報提供制御装置は、上記の
課題を解決するために、上記検索条件式生成手段は、上
記検索結果のレベルに応じて検索条件式を補正すること
を特徴としている。
【0042】上記の構成によれば、検索結果比較手段に
よって判断された検索結果のレベルが例えば趣味レベル
であった場合には、検索条件式生成手段は、上記検索結
果のレベルが例えば一般レベルとなるように検索条件式
(例えば除外条件式)を補正する。また、検索結果比較
手段によって判断された検索結果のレベルが例えば一般
レベルであった場合には、検索条件式生成手段は、上記
検索結果のレベルが例えば専門家レベルとなるように検
索条件式を補正する。このように、検索条件式生成手段
が、検索結果のレベルに応じて検索条件式を補正するこ
とにより、利用者は、補正前よりもレベルの高い検索結
果を得ることが可能となる。
【0043】本発明に係る情報提供システムは、上記の
課題を解決するために、上記した情報提供制御装置と、
上記情報提供制御装置から提供される検索条件式を用い
て情報の検索を行い、検索結果を上記情報提供制御装置
に提供する情報提供装置と、上記情報提供制御装置から
個々の利用者に応じた検索結果を受信する利用者端末と
が通信ネットワークを介して互いに接続されてなること
を特徴としている。
【0044】上記の構成によれば、上記情報提供制御装
置と、上記情報提供装置と、上記利用者端末とが通信ネ
ットワークを介して接続されている。これにより、プラ
イバシーの保護および通信効率の向上とを両立できるシ
ステムを提供することができる。
【0045】本発明に係る情報提供制御装置は、上記の
課題を解決するために、利用者端末を介して情報の提供
を受けようとする個々の利用者に応じた個人情報を記憶
する個人情報記憶手段と、少なくとも上記個人情報に基
づいて、情報提供装置から提供される情報を検索するた
めの検索条件式を生成する検索条件式生成手段と、上記
検索条件式に基づいて情報の検索を行う検索手段と、上
記検索手段での検索結果を記憶する検索結果記憶手段
と、個々の利用者を識別するための識別情報を、個々の
利用者を特定する特定情報とは別個に管理する識別情報
管理手段と、上記検索結果記憶手段に記憶されている検
索結果から、利用者の識別情報に対応した検索結果を生
成し、上記利用者端末に提供する情報提供手段とを備え
ていることを特徴としている。
【0046】上記の構成によれば、少なくとも個人情報
記憶手段に記憶された個人情報に基づいて、検索条件式
生成手段が検索条件式を生成する。上記の個人情報とし
ては、例えば、利用者の年齢、性別、趣味、蔵書などの
情報を想定することができる。情報提供装置から提供さ
れる情報に対して、検索手段が上記検索条件式に基づい
て情報の検索を行うと、その検索結果が検索結果記憶手
段に記憶される。そして、情報提供手段により、検索結
果記憶手段に記憶された検索結果から、利用者の識別情
報に対応した検索結果だけが利用者端末に提供される。
【0047】このように、利用者の個人情報に基づいて
検索条件式を作成し、この検索条件式に基づいて情報の
検索を行うので、個々の利用者に適した検索結果を各利
用者に提供することができる。また、個々の利用者の個
人情報を個人情報記憶手段に1回記憶しておけば、その
都度、個人情報を入力しなくても済むので、利用者端末
と情報提供制御装置との間での通信効率を向上させるこ
とができる。
【0048】また、上記構成では、識別情報管理手段に
よって、例えば、利用者のユーザIDや認証番号などの
個々の利用者を識別するための識別情報が、例えば、利
用者の氏名、住所など、個々の利用者を特定することが
できる特定情報とは別個に管理(例えば識別情報管理手
段に登録)されている。これにより、例えば、識別情報
管理手段にて管理されている識別情報が万が一装置外部
に漏洩したり、第三者がシステムに潜入したりするよう
なことがあっても、上記識別情報だけでは個々の利用者
を特定することが困難となる。
【0049】したがって、上記構成によれば、通信効率
の向上と利用者のプライバシー保護とを両立させなが
ら、個々の利用者に適した情報を利用者に提供すること
ができる。
【0050】本発明に係る情報提供システムは、上記の
課題を解決するために、上記した情報提供制御装置と、
上記情報提供制御装置にて検索を行う対象となる情報を
上記情報提供制御装置に提供する情報提供装置と、上記
情報提供制御装置から個々の利用者に応じた検索結果を
受信する利用者端末とが通信ネットワークを介して互い
に接続されてなることを特徴としている。
【0051】上記の構成によれば、上記情報提供制御装
置と、上記情報提供装置と、上記利用者端末とが通信ネ
ットワークを介して接続されている。これにより、プラ
イバシーの保護および通信効率の向上とを両立できるシ
ステムを提供することができる。
【0052】本発明に係る情報提供方法は、上記の課題
を解決するために、利用者端末を介して情報の提供を受
けようとする個々の利用者に応じた個人情報を個人情報
記憶手段に記憶する工程と、少なくとも上記個人情報に
基づいて、情報提供装置にて情報を検索するための検索
条件式を生成する工程と、上記検索条件式によって上記
情報提供装置が情報を検索した結果を検索結果記憶手段
に記憶する工程と、個々の利用者を識別するための識別
情報を、個々の利用者を特定する特定情報とは別に識別
情報管理手段に登録する工程と、上記検索結果記憶手段
に記憶されている検索結果から、利用者の識別情報に対
応した検索結果を生成し、上記利用者端末に提供する工
程とを含んでいることを特徴としている。
【0053】上記の構成によれば、少なくとも個人情報
記憶手段に記憶された個人情報に基づいて、検索条件式
が生成される。上記の個人情報としては、例えば、利用
者の年齢、性別、趣味、蔵書などの情報を想定すること
ができる。情報提供装置が上記検索条件式に基づいて情
報の検索を行うと、その検索結果が検索結果記憶手段に
記憶される。そして、検索結果記憶手段に記憶された検
索結果から、利用者の識別情報に対応した検索結果だけ
が利用者端末に提供される。
【0054】このように、利用者の個人情報に基づいて
検索条件式を作成し、この検索条件式に基づいて情報提
供装置が情報の検索を行うので、個々の利用者に適した
検索結果を各利用者に提供することができる。また、個
々の利用者の個人情報を個人情報記憶手段に1回記憶し
ておけば、その都度、個人情報を入力しなくても済むの
で、利用者端末と上記した処理を行う情報提供制御装置
との間での通信効率を向上させることができる。
【0055】また、上記構成では、例えば、利用者のユ
ーザIDや認証番号などの個々の利用者を識別するため
の識別情報が、例えば、利用者の氏名、住所など、個々
の利用者を特定することができる特定情報とは別に識別
情報管理手段に登録されている。これにより、例えば、
識別情報管理手段に登録されている識別情報が万が一装
置外部に漏洩したり、第三者がシステムに潜入したりす
るようなことがあっても、上記識別情報だけでは個々の
利用者を特定することが困難となる。
【0056】したがって、上記構成によれば、通信効率
の向上と利用者のプライバシー保護とを両立させなが
ら、個々の利用者に適した情報を利用者に提供すること
ができる。
【0057】本発明に係る情報提供方法は、上記の課題
を解決するために、利用者端末を介して情報の提供を受
けようとする個々の利用者に応じた個人情報を個人情報
記憶手段に記憶する工程と、少なくとも上記個人情報に
基づいて、情報提供装置から提供される情報を検索する
ための検索条件式を生成する工程と、上記検索条件式に
基づいて情報の検索を行う工程と、検索結果を検索結果
記憶手段に記憶する工程と、個々の利用者を識別するた
めの識別情報を、個々の利用者を特定する特定情報とは
別に識別情報管理手段に登録する工程と、上記検索結果
記憶手段に記憶されている検索結果から、利用者の識別
情報に対応した検索結果を生成し、上記利用者端末に提
供する工程とを含んでいることを特徴としている。
【0058】上記の構成によれば、少なくとも個人情報
記憶手段に記憶された個人情報に基づいて、検索条件式
が生成される。上記の個人情報としては、例えば、利用
者の年齢、性別、趣味、蔵書などの情報を想定すること
ができる。情報提供装置から提供される情報に対して、
上記検索条件式に基づいて情報の検索を行うと、その検
索結果が検索結果記憶手段に記憶される。そして、検索
結果記憶手段に記憶された検索結果から、利用者の識別
情報に対応した検索結果だけが利用者端末に提供され
る。
【0059】このように、利用者の個人情報に基づいて
検索条件式を作成し、この検索条件式に基づいて情報の
検索を行うので、個々の利用者に適した検索結果を各利
用者に提供することができる。また、個々の利用者の個
人情報を個人情報記憶手段に1回記憶しておけば、その
都度、個人情報を入力しなくても済むので、利用者端末
と上記した処理を行う情報提供制御装置との間での通信
効率を向上させることができる。
【0060】また、上記構成では、例えば、利用者のユ
ーザIDや認証番号などの個々の利用者を識別するため
の識別情報が、例えば、利用者の氏名、住所など、個々
の利用者を特定することができる特定情報とは別に識別
情報管理手段に登録されている。これにより、例えば、
識別情報管理手段に登録されている識別情報が万が一装
置外部に漏洩したり、第三者がシステムに潜入したりす
るようなことがあっても、上記識別情報だけでは個々の
利用者を特定することが困難となる。
【0061】したがって、上記構成によれば、通信効率
の向上と利用者のプライバシー保護とを両立させなが
ら、個々の利用者に適した情報を利用者に提供すること
ができる。
【0062】本発明に係る情報提供処理を行うためのプ
ログラムを記録した記録媒体は、上記の課題を解決する
ために、上述した情報提供方法による処理をコンピュー
タに実行させるためのプログラムを記録してなることを
特徴としている。
【0063】上記の構成によれば、上記プログラムをコ
ンピュータ(例えば情報提供制御装置)が実行すること
によって、上述した情報提供方法による処理を実現する
ことができる。
【0064】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について、図面に基づいて説明すれば以下の通り
である。なお、以下では、利用者に提供する情報とし
て、書籍に関する情報を例に挙げて説明するが、本発明
は、このような書籍に関する情報の提供に限定されるも
のではない。例えば、車、時計、その他の商品など、一
般的な情報の提供においても、例えばデータベースを追
加することによって、本発明を適用することが可能であ
る。
【0065】図1は、本実施形態に係る情報提供システ
ムの概略の構成を示している。このシステムは、利用者
端末1と、情報提供サーバ2(情報提供装置)と、検索
サービスセンタ3(情報提供制御装置)とが、インター
ネットなどのネットワーク4(通信ネットワーク)を介
して互いに接続された状態で構成されている。
【0066】なお、本システムでは、通常、個々の利用
者が所有する複数の利用者端末1と、提供する情報の種
類に応じた複数の情報提供サーバ2とがネットワーク4
を介して接続されるが、同図では、利用者端末1および
情報提供サーバ2の構成を明確にする目的で、これらを
1台ずつ図示している。勿論、利用者端末1および情報
提供サーバ2をそれぞれ1台にした情報提供システムを
構成してもよい。
【0067】利用者端末1は、本システムを利用して情
報の提供を受ける利用者によって使用されるものであ
り、例えば、ネットワーク4に接続可能な、個々の利用
者が所有するPC(パーソナルコンピュータ)、携帯情
報端末、携帯電話、さらには当該システムの利用が可能
な専用端末で構成される。
【0068】情報提供サーバ2は、利用者に提供する情
報を所有していると共に、検索サービスセンタ3からの
検索要求に基づいて個々の利用者に応じた情報検索を行
うサーバである。情報提供サーバ2は、例えば、オンラ
イン上での書籍販売を行うサイト、書籍販売に関する情
報を掲載したホームページを有するサイト、ホームペー
ジを有する出版社などのサイトなど、ネットワーク上に
点在して利用者に情報を提供することが可能な各種のホ
ームページを有するサイトなどで構成される。
【0069】検索サービスセンタ3は、個々の利用者の
個人情報を所有していると共に、上記個人情報に基づい
て検索条件式を生成し、情報提供サーバ2に提供するも
のである。情報提供サーバ2での検索結果は、検索サー
ビスセンタ3に送られ、利用者からの要請に応じて検索
サービスセンタ3から利用者端末1を介して利用者に提
供される。この検索サービスセンタ3は、情報提供サー
バ2の検索、または、情報提供サーバ2から検索サービ
スセンタ3への検索対象となる情報の送信(この動作に
ついては本実施形態の末尾に記載)を制御する装置とし
て機能する。
【0070】以下、利用者端末1、情報提供サーバ2お
よび検索サービスセンタ3のそれぞれの具体的な構成に
ついて順に説明する。
【0071】利用者端末1は、個人情報登録部11と、
検索情報要求処理部12と、検索結果管理部13と、操
作部14と、表示部15と、認証処理部16とを含んで
構成されている。
【0072】個人情報登録部11は、検索サービスセン
タ3において検索条件式を生成する際に必要となる利用
者個々の個人情報を、操作部14の操作に基づいて登録
するものである。個人情報登録部11に登録された個人
情報は、その後、検索サービスセンタ3に転送される。
なお、上記個人情報の詳細については後述する。
【0073】検索情報要求処理部12は、操作部14の
操作に基づいて、情報提供サーバ2から検索サービスセ
ンタ3に送られた検索結果を利用者端末1に転送するよ
う要求するものである。本システムでは、情報提供サー
バ2による情報の検索は、例えば週1回のように定期的
に行われるようになっているが、情報検索を行った結果
は、情報の検索が行われるごとに利用者端末1に転送さ
れるのではなく、利用者が情報検索の結果の転送要求を
行ったときに利用者端末1に転送される。
【0074】検索結果管理部13は、検索サービスセン
タ3から利用者端末1に転送された検索結果を記憶す
る。
【0075】操作部14は、上記した個人情報の登録、
検索結果の転送要求のほか、ユーザIDや認証番号の入
力などを行うために利用者によって操作されるものであ
り、例えばキーボードやマウスで構成される。表示部1
5は、各種の操作を行うためのGUI(Graphic User I
nterface)や検索結果を表示するものであり、例えばP
Cのモニタで構成される。
【0076】認証処理部16は、検索サービスセンタ3
にアクセスしたり、情報提供を受ける際に、操作部14
を介して利用者によって入力されるユーザIDや認証番
号の確認を行うものである。
【0077】情報提供サーバ2は、提供情報DB(デー
タベース)21と、提供情報管理部22と、検索処理部
23と、検索ルール提供部24とを含んで構成されてい
る。
【0078】提供情報DB21は、利用者に提供する情
報(検索の対象となる情報)を格納しており、本実施形
態では、書籍に関する情報を格納している。複数の情報
提供サーバ2がネットワーク接続されている場合、各情
報提供サーバ2の提供情報DB21は、各情報提供サー
バ2に固有の情報(例えば上記の書籍のほか、車や時計
に関する情報)を格納していることになる。
【0079】提供情報管理部22は、提供情報DB21
に格納する情報の更新などを管理している。例えば、新
刊本が発行された場合には、提供情報管理部22によ
り、上記新刊本の情報が新たに提供情報DB21に格納
される。
【0080】検索処理部23は、提供情報DB21に格
納された情報に対して、検索サービスセンタ3から送ら
れる検索条件式に基づいて実際に検索を行うものであ
る。
【0081】検索ルール提供部24は、検索サービスセ
ンタ3での上記検索条件式の生成の際に用いられ、検索
サービスセンタ3の後述する検索ルールDB34に格納
される検索ルールを複数種類提供するものである。この
検索ルールとは、検索する情報の種類に応じた検索条件
式を、登録された個人情報に基づいて検索サービスセン
タ3が生成する際のルールを規定したものである。
【0082】本実施形態のように、情報提供サーバ2が
書籍情報の検索を行うサーバであれば、検索ルール提供
部24は、上記検索ルールとして、書籍の情報検索が可
能な検索条件式を検索サービスセンタ3が個人情報に基
づいて生成できるようなルールを規定する。より具体的
には、上記検索ルールとして、例えば、『利用者の蔵書
情報が海外旅行シリーズ物であれば、海外旅行関係のガ
イドブックを検索できるような検索条件式を生成する』
とか、『利用者の居住地が大阪で、趣味が旅行であれ
ば、関西近辺の旅行ガイドブックを検索できるような検
索条件式を生成する』などのルールが挙げられる。
【0083】一方、情報提供サーバ2が車情報の検索を
行うサーバであれば、検索ルール提供部24は、上記検
索ルールとして、車の情報検索が可能な検索条件式を検
索サービスセンタ3が個人情報に基づいて生成できるよ
うなルールを規定する。より具体的には、上記検索ルー
ルとして、例えば、『利用者の年齢が25歳であれば、
20代の人に人気のある車種を検索できるような検索条
件式を生成する』とか、『利用者の趣味がキャンプであ
れば、四輪駆動車やワゴン車を検索できるような検索条
件式を生成する』などのルールが挙げられる。
【0084】このような検索ルールを、情報提供サーバ
2が提供する情報の種類に応じて検索ルール提供部24
が規定することにより、検索ルール提供部24がその検
索ルールを検索サービスセンタ3に転送したときには、
どの検索ルールで検索条件式を生成すれば、どの情報提
供サーバ2での情報検索が可能であるかを検索サービス
センタ3の後述する検索条件式生成部35が認識するこ
とができる。これにより、提供された検索ルールに基づ
いて検索条件式生成部35が検索条件式を作成すれば、
情報提供サーバ2が提供する情報の種類に応じて複数存
在する場合であっても、提供した検索ルールに対応する
情報の検索を所定の情報提供サーバ2に行わせて、利用
者が欲する情報を確実にヒットさせることができる。
【0085】また、検索ルール提供部24は、例えば新
刊本が発行された場合には、上記新刊本の情報が検索に
おいてヒットするような検索条件式を生成するための検
索ルールも検索サービスセンタ3に提供するようになっ
ており、上記検索条件式に基づく新刊本の情報検索も可
能となっている。
【0086】次に、検索サービスセンタ3について説明
する。検索サービスセンタ3は、ユーザID管理部31
と、個人情報DB32と、個人情報管理部33と、検索
ルールDB34と、検索条件式生成部35と、検索条件
式DB36と、検索条件式管理部37と、検索処理部3
8と、検索結果DB39と、検索結果管理部40と、情
報提供処理部41と、特定情報管理部42とを含んで構
成されている。
【0087】ユーザID管理部31(識別情報管理手
段)は、本システムにおける検索サービスを利用する個
々の利用者を識別するための識別情報であるユーザID
と認証番号とを管理している。
【0088】個人情報DB32(個人情報記憶手段)
は、利用者端末1の個人情報登録部11にて登録され、
検索サービスセンタ3に転送される、利用者端末1を介
して情報の提供を受けようとする個々の利用者に応じた
個人情報を登録し、格納するものである。本システムで
は、複数の利用者端末1から各利用者の個人情報が送ら
れてくるため、個人情報DB32には、各利用者の個人
情報が各ユーザIDに対応して格納される。なお、上記
個人情報の詳細については後述する。
【0089】個人情報管理部33(個人情報管理手段)
は、個人情報DB32への個人情報の登録を管理すると
共に、個人情報DB32における個人情報の変更・更新
などを管理する。
【0090】検索ルールDB34(検索ルール記憶手
段)は、先に説明した情報提供サーバ2の検索ルール提
供部24から送られる検索ルールを、各情報提供サーバ
2ごとに格納する。つまり、検索ルールDB34は、検
索する情報の種類に応じた検索条件式を検索条件式生成
部35が生成する際のルールを規定した検索ルールを記
憶する。なお、検索ルールのデータ構成については後述
する。
【0091】検索条件式生成部35(検索条件式生成手
段)は、各利用者ごとの個人情報と、検索ルールDB3
4に格納されている検索ルールとに基づいて、情報提供
サーバ2にて利用者の希望する情報を検索できるような
検索条件式を生成する。上記検索ルールは、情報提供サ
ーバ2の検索ルール提供部24から提供されるごとに更
新されることになっており、検索条件式生成部35は、
常に最新の検索ルールに基づいて適切な検索条件式を生
成することが可能となっている。
【0092】より具体的には、検索条件式生成部35
は、上記検索条件式として、利用者にとって必要な情報
を検索結果に含めるための第1検索条件式と、上記第1
検索条件式を隠蔽するための第2検索条件式とを生成
し、これらを情報提供サーバ2に提供する。
【0093】ここで、第1検索条件式は、基本条件式
と、付加条件式と、除外条件式とで構成されている。基
本条件式は、個人情報に則した情報を検索結果に含める
ための式である。付加条件式は、上記した基本条件式だ
けでは情報検索時に排除されるような情報を検索結果に
含めるための式である。除外条件式は、個別に関連性の
少ない情報を検索結果から除外するための式である。検
索条件式生成部35が、利用者に関連のある情報を確実
に検索できるこれらの検索条件式を作成し、上記検索条
件式に基づいて情報提供サーバ2が情報検索を行うこと
で、利用者に有効な情報を確実に提供することができ
る。
【0094】また、第2検索条件式は、利用者にとって
不必要な情報を検索結果に含めるためのダミー条件式で
構成されている。ダミー条件式と上記第1検索条件式と
を併せて情報提供サーバ2に提供すれば、ダミー条件式
によって第1検索条件式が隠蔽されるかたちとなり、ダ
ミー条件式と第1検索条件式とによる検索結果全体の中
で、第1検索条件式に対応する検索結果を特定すること
が困難となる。したがって、万が一、検索結果が装置外
部に漏洩するようなことがあっても、利用者が真に必要
とする情報の特定を非常に困難にさせることが可能とな
り、検索結果に対する利用者にプライバシーを確実に保
護することが可能となる。
【0095】さらに、検索条件式生成部35は、検索結
果DB39に記憶された検索結果から、上記ダミー条件
式に対応する検索結果を削除するためのフィルタ条件式
を生成する。これにより、ダミー条件式により第1検索
条件式を隠蔽しながらも、利用者に不必要な検索結果を
削除して、最終的には利用者が真に希望する検索結果の
みを利用者に提供することが可能となる。
【0096】検索条件式DB36は、上記検索条件式生
成部35にて生成された所定の検索条件式を各ユーザI
Dに対応して格納する。本実施形態では、検索条件式の
うち、基本条件式、付加条件式およびダミー条件式につ
いては、検索条件式DB36に格納される。一方、除外
条件式およびフィルタ条件式については、個人情報DB
32に登録される。
【0097】検索条件式管理部37(検索条件式管理手
段)は、検索条件式DB36への検索条件式の格納、検
索条件式DB36に格納された検索条件式の変更・更新
を管理していると共に、検索条件式生成部35にて生成
される各利用者ごとの検索条件式を統合(マージ)して
管理し、統合した検索条件式を情報提供サーバ2に提供
する。
【0098】検索処理部38は、複数の情報提供サーバ
2の中から、所定の検索ルールに基づいて生成された検
索条件式での情報検索が可能な情報提供サーバ2を把握
し、検索条件式管理部37で指定された検索条件式を上
記情報提供サーバ2に提供すると共に、当該検索条件式
に基づいて情報の検索を行うための指示を情報提供サー
バ2に出す。
【0099】検索結果DB39(検索結果記憶手段)
は、上記検索条件式を用いて情報の検索を行った情報提
供サーバ2から送られる情報の検索結果を一括して管理
し、格納する。
【0100】検索結果管理部40(検索結果管理手段)
は、検索結果DB39に格納されている情報(検索結
果)と、利用者の識別情報との対応関係を管理している
と共に、上記検索結果と検索条件式DB36に格納され
ているユーザIDごとの検索条件式との対応関係を管理
している。
【0101】本システムでは、情報の検索は、各利用者
ごとの検索条件式に基づいて各利用者ごとに行われるの
ではなく、各利用者ごとの検索条件式が検索条件式管理
部37にてマージされ、マージ検索式が情報提供サーバ
2に提供されることによって一括して行われる。したが
って、検索結果DB39には、各利用者全ての検索結果
が格納されることになる。
【0102】情報提供処理部41(情報提供手段)は、
利用者端末1からの検索結果の提供要求に応じて、検索
結果DB39に格納されている検索結果から、検索結果
管理部40にて管理されている利用者の識別情報(ユー
ザID)に対応した検索結果を抜き出し、利用者端末1
に提供するものである。つまり、情報提供処理部41
は、検索結果DB39に記憶された検索結果から、フィ
ルタ条件式によって削除される結果を利用者端末1に提
供することとなる。
【0103】情報提供処理部41が、例えば、利用者端
末1を介して利用者からの情報提供要求があった場合に
のみ、個々の利用者に応じた検索結果を利用者端末1に
提供する構成とすれば、個々の利用者が望まない場合に
は検索結果を利用者端末1に送信しなくて済み、通信等
における検索結果の漏洩の機会を必要最小限に抑えるこ
とができる。これにより、プライバシーの保護をより一
層図ることが可能となる。
【0104】なお、利用者からの要求(push)に応
じて情報提供処理部41が利用者端末1に情報を提供す
る場合をpull型とすると、本実施形態ではこのよう
なpull型のシステムを原則としているが、情報提供
処理部41が利用者からの要求がなくても積極的に(例
えば所定の頻度で)利用者端末1に情報を提供するpu
sh型で本システムを構成してもよい。
【0105】特定情報管理部42(特定情報管理手段)
は、個々の利用者を特定できる特定情報を管理すると共
に、上記特定情報を例えばリムーバブルな記録媒体に記
録したり、あるいは記録媒体から読み出したりするもの
であり、外部からオンラインでアクセス不可能な状態で
上記特定情報を管理する。上記の特定情報としては、例
えば、ユーザの氏名、住所、IPアドレスなどの情報が
挙げられる。
【0106】上記特定情報は、システムを管理している
中で利用者と連絡を取る必要が生じた場合に利用される
ものである。つまり、本システムにおける情報提供サー
ビスを利用者が受ける際に、例えば、長時間利用されな
いで放置されている提供情報を検索結果DB39から削
除する旨のアナウンスを行う場合や、有料情報を提供す
る際の課金処理の場合に、上記の特定情報に基づいて該
当する利用者にその連絡が伝達されるようになってい
る。したがって、上記の特定情報は、情報提供の処理自
体には大きく影響することはないが、利用者と連絡を取
る必要が生じた場合に、なくてはならない存在となる。
【0107】本実施形態では、ユーザID管理部31に
よって管理されているユーザIDおよび認証番号と、特
定情報管理部42によって管理されている特定情報とを
総称して、ユーザ登録情報と称することにする。本シス
テムでは、このようにユーザIDおよび認証番号と、特
定情報とを別々に管理している。
【0108】次に、利用者端末1側での入力に基づい
て、検索サービスセンタ3の個人情報DB32に格納さ
れる個人情報の詳細について説明する。図2は、個人情
報DB32に格納される個人情報51のデータ構造の一
例を示している。なお、ここでは、書籍に関する情報の
検索を行うための個人情報51について説明する。
【0109】個人情報51は、個人情報DB32に格納
されている個人情報の実体であり、個々の利用者のユー
ザIDに対応する複数のユーザIDデータ52を含んで
構成されている。つまり、個人情報51は、各ユーザI
Dデータ52により、個々の利用者ごとに管理されてい
る。
【0110】各ユーザIDデータ52は、ユーザ情報5
3と、嗜好情報54と、蔵書情報55と、購入予定書籍
情報56と、検索履歴情報57と、提供情報履歴情報5
8と、検索結果フィルタ情報59と、検索結果評価情報
60と、ユーザ指定情報61とを含んで構成されてい
る。
【0111】ユーザ情報53は、利用者の年齢、性別、
職業、居住地域などの利用者自身の属性に関する情報で
ある。嗜好情報54は、利用者の趣味や興味に関する情
報である。蔵書情報55は、利用者が所有する書籍に関
する情報である。購入予定書籍情報56は、利用者が今
後、購入を予定している書籍または購入希望の書籍に関
する情報である。
【0112】検索履歴情報57は、情報提供サーバ2に
て行った情報検索の検索履歴を示す情報である。提供情
報履歴情報58は、利用者に提供された情報および当該
情報に対して元々付加されている評価やコメントなどの
情報である。
【0113】検索結果フィルタ情報59は、検索結果に
含まれる余分な情報を削除するための後述する除外条件
式およびフィルタ条件式を検索条件式生成部35が生成
するのに必要な情報のことである。検索結果フィルタ情
報59を個人情報として登録しておくことにより、利用
者に無関係な情報を省いた状態で、有効な検索結果のみ
を最終的に利用者に提供することができる。
【0114】検索結果評価情報60は、過去に行った検
索の結果に対して利用者自身が行った評価を示す情報で
ある。ユーザ指定情報61は、検索条件式を生成するた
めのユーザ個別の検索ルールの指定、生成された検索条
件式を利用者が一部変更するための指定、および、情報
検索を行う頻度の指定など、情報検索に際して利用者が
個別に指定できる情報である。
【0115】個人情報管理部33は、対応するユーザI
Dおよび認証番号に基いて、個人情報を個別に暗号化
し、各ユーザIDと対応して管理している。そして、個
人情報管理部33は、認証手続きにおいて提示された認
証番号が適切な場合にのみ、上記暗号化された個人情報
を復元するようになっている。これにより、万が一、個
人情報が漏洩した場合でも、その解読が困難となり、個
人情報に関するプライバシーの保護を確実に図ることが
可能となっている。
【0116】次に、検索ルールDB34に格納される検
索ルールのデータ構成について説明する。図3は、検索
ルールDB34に格納される検索ルール71の構成例を
示している。なお、ここでは、書籍に関する情報の検索
を行うための検索ルール71について説明する。
【0117】検索ルール71は、検索ルールDB34に
格納されている検索ルールの実体であり、基本的に書籍
情報自体を示すものではなく、その情報を入手(検索)
するためのルールを示している。
【0118】検索ルール71は、一般書誌情報72と、
書評情報73と、書籍グループ情報74と、キーワード
情報75と、出版社情報76と、著者情報77と、人物
情報78と、趣味情報79と、職業情報80と、地域情
報81と、流行情報82と、利用者傾向情報83のそれ
ぞれに対応したルールを含んで構成されている。これら
の情報は、情報提供元である情報提供サーバ2から提供
されたものでもよいし、第三者から提供されたものや独
自に作成されたもの、さらにはその組み合わせによるも
のであってもよい。
【0119】一般書誌情報72は、一般的な書籍DBな
どでの管理に用いられる書籍コードなどに対応した書籍
のタイトル名、著者名、出版社、価格、出版年月日など
の書誌情報を入手するためのルールを示していると共
に、特定の書籍を指定して検索を行う場合の参照先の情
報などを入手するためのルールを示している。
【0120】書評情報73は、例えば、書籍の内容のレ
ベルや詳細度、また評論など、書籍に対しての評価情報
を入手するためのルールを示している。この書評情報7
3は、利用者の指定する内容に即した情報を提供するた
めの検索条件式の生成、検索結果に対する順位付けなど
に利用される。
【0121】書籍グループ情報74は、ジャンルなどに
よる分類に関係なく、書籍をグループ化し、各グループ
に対応する情報を入手するためのルールを規定したもの
である。この書籍グループ情報74は、図2の蔵書情報
55に関連・類似した内容や、その周辺情報に関する書
籍の情報などを提供するために利用される。
【0122】キーワード情報75は、書籍ごとに、タイ
トルや本文から主なキーワードを抽出し、抽出されたデ
ータを入手するためのルールをデータベース化したもの
である。このキーワード情報75は、図2のユーザ指定
情報61などでキーワードとして登録された内容に関連
した情報の提供に利用される。
【0123】出版社情報76は、各出版社から出版され
ている書籍タイトルと出版されている主な分野などの情
報を入手するためのルールを示している。著者情報77
は、著者単位で書籍タイトルや主な著書に関してグルー
プ化し、各グループに対応する情報を入手するためのル
ールを規定したものである。
【0124】人物情報78は、歴史上の人物やタレント
など、書籍タイトルや著作者に限らず、内容も含めて、
人物単位で、関係する書籍の情報を入手するためのルー
ルをデータベース化したものである。
【0125】趣味情報79は、一般的な趣味の分野に関
連して書籍を分類し、各分類に対応する情報を入手する
ためのルールを規定したものである。職業情報80は、
ビジネス書など利用者の職業に関連して提供することが
できる書籍情報を入手するためのルールを規定したもの
である。
【0126】地域情報81は、地域性の高い情報を掲載
する書籍や、小説などの舞台になっている地域など、地
域関連の情報を入手するためのルールをデータベース化
したものである。
【0127】流行情報82は、不特定な時期を幾つか設
定したときに、各時期ごとに流行している情報と関連す
る書籍の情報を入手するためのルールをデータベース化
したものである。
【0128】利用者傾向情報83は、上記した一般書誌
情報72から流行情報82では分類できない性質を持つ
情報を入手するためのルールを規定したものである。こ
のような情報としては、例えば、利用者層などを特定で
きないが、実際に利用者が個別に設定する条件等で傾向
的に多いもの、または、特別な利用者層においていずれ
かのジャンルに関係なく、よく利用されているような情
報を考えることができる。
【0129】次に、本システムにおける動作について以
下に説明する。
【0130】本システムにおける動作の大まかな流れ
は、図4に示す通りである。つまり、まず、利用者は、
利用者端末1において本システムでの処理を選択する
(ステップ1;以下、ステップは単にSと略記する)。
この結果、上記選択にしたがって、ユーザ登録処理(S
2)、個人情報登録処理(S3)、検索条件式登録処理
(S4)、情報提供要求処理(S5)のいずれかの処理
が行われる。各々の処理が終了すると、利用者は、その
他の処理を継続して行うか否かを選択する(S6)。S
6にて、処理を継続してい行わない場合はS1に戻って
処理の選択を行い、処理を継続して行わない場合には終
了となる。
【0131】なお、通常は、S2、S3、S4、S5の
順番で各処理を行うが、必要がなければ、いずれかの処
理を省略することも可能である。つまり、例えば、S2
のユーザ登録処理、S3の個人情報登録処理、S4の検
索条件式登録処理にて、1回登録した内容に変更がなけ
れば、S1の処理選択からいきなりS5の情報提供要求
処理へ移行してもよいし、例えば登録された個人情報の
内容を変更したい場合には、S3の個人情報登録処理を
行った後、S5の情報提供要求処理を行ってもよい。
【0132】以下、上記したユーザ登録処理(S2)、
個人情報登録処理(S3)、検索条件式登録処理(S
4)、情報提供要求処理(S5)の各処理の詳細につい
て順に説明する。
【0133】(ユーザ登録処理)図5は、図4のS2で
示したユーザ登録処理の流れを示すフローチャートであ
る。まず、利用者は、利用者端末1にて、ユーザの新規
登録であるか否かを選択する(S11)。S11にて、
新規登録が選択された場合、利用者は、個々の利用者を
特定するための上述した特定情報を入力する(S1
2)。その後、認証処理部16によって、新規ユーザ登
録のためのユーザIDが割り当てられ(S13)、さら
に、上記ユーザIDに対応する認証番号が設定される
(S14)。上記した特定情報、ユーザIDおよび認証
番号は、検索サービスセンタ3に送られる。
【0134】すると、検索サービスセンタ3の特定情報
管理部42は、個々の利用者ごとの特定情報を記録媒体
に保存する(S15)。一方、ユーザID管理部31
は、上記特定情報に対応するユーザIDおよび認証番号
を登録する(S16)。
【0135】S11にて、新規登録が選択されなかった
場合、利用者は、ユーザIDおよび認証番号を入力する
(S17)。これにより、利用者の認証手続きが認証処
理部16によって行われ(S18)、利用者が正規のユ
ーザであることが確認される(S19)。
【0136】S19にて、利用者の認証が適切であれ
ば、検索サービスセンタ3の特定情報管理部42は、所
定の記録媒体に保存されている特定情報を読み込む(S
20)。そして、この情報に対する変更内容があれば、
利用者端末1での変更操作に基づいて、特定情報管理部
42は特定情報の変更を行う(S21)。変更された特
定情報は、特定情報管理部42により、再度、上記記録
媒体に保存される(S15)。また、ユーザID管理部
31に登録されているユーザIDおよび認証番号が、上
記変更後の特定情報に対応するユーザIDおよび認証番
号として、ユーザID管理部31に登録される(S1
6)。
【0137】一方、S19にて、利用者の認証が不適切
であれば、認証処理部16は、認証手続きが所定回数以
下か否かを判断する(S22)。S22にて、認証手続
きが所定回数以下であれば、S17に移行し、再度認証
手続きが繰り返される。しかし、認証手続きが所定回数
を越えていれば、認証処理部16は、ネットワーク4へ
の接続を切断すると共に処理を中止する(S23)。ま
た、この場合、検索サービスセンタ3の図示しないセン
タ管理部にて、上記接続に関する履歴が管理され、不正
アクセスへの対策が図られることは言うまでもない。
【0138】なお、以上では、ユーザ登録を利用者端末
1からオンラインで直接行う場合について説明したが、
利用者もしくは代行者が別の端末を用いてユーザ登録を
行うようにしてもよいし、利用者からオフラインで申し
込まれた登録内容を、検索サービスセンタ3において登
録するようにしてもよい。
【0139】(個人情報登録処理)次に、個人情報登録
処理について説明する。図6は、図4のS3の個人情報
登録処理の流れを示すフローチャートである。なお、こ
こでは、図5で示したユーザ登録処理が既に行われてい
ることを前提として話を進める。
【0140】まず、利用者端末1の認証処理部16は、
利用者のユーザIDと認証番号とを用いた認証手続きに
より、利用者が正規のユーザであることを確認する(S
31)。なお、この認証手続きは、図4のS2〜S5の
どこかで行われ、その後、継続してS3の個人情報登録
処理を行う場合には不要としてもよい。また、認証手続
きが所定回数以上行われる場合には、図5と同様に、処
理を中止させるようにしてもよい。認証手続きに関する
以上のことは、後述する検索条件式登録処理および情報
提供要求処理においても同様である。
【0141】続いて、個人情報の新規登録である場合に
は(S32)、利用者は個人情報に関する内容を設定す
る(S33)。設定された個人情報は、利用者端末1の
個人情報登録部11に登録されると共に、検索サービス
センタ3に転送された後、個人情報管理部33により個
人情報DB32に格納される(S34)。
【0142】一方、個人情報の新規登録でない場合には
(S32)、検索サービスセンタ3の個人情報管理部3
3は、既に個人情報DB32に登録されている個人情報
を読み込み(S35)、利用者端末1側で、個人情報の
変更/追加を設定する操作があれば、変更後または追加
後の個人情報を新たに設定する(S36)。新たに設定
された個人情報は、個人情報管理部33により、個人情
報DB32に再び登録される(S34)。
【0143】(検索条件式登録処理)次に、検索条件式
の登録処理について説明する。図7は、図4のS4の検
索条件式登録処理の流れを示すフローチャートである。
なお、ここでは、個人情報DB32へのアクセスが必要
になることから、図6で示した個人情報登録処理が既に
行われていることを前提として話を進める。
【0144】まず、利用者端末1側で、ユーザIDおよ
び認証番号の入力、および認証手続きにより、利用者が
正規のユーザであることが確認されると(S41)、検
索条件式の新規作成であるか否かが選択される(S4
2)。
【0145】S42にて、検索条件式の新規作成が選択
されなかった場合には、利用者端末1は、ユーザIDに
対応して既に登録されている検索条件式を、検索条件式
管理部37を介して検索条件式DB36から読み込む
(S43)。そして、利用者が、利用者端末1にて、上
記読み込まれた検索条件式の更新、もしくは変更内容を
設定する(S44)。
【0146】検索サービスセンタ3の検索条件式生成部
35は、利用者端末1にて設定された検索条件式の更新
もしくは変更内容と、検索条件式の更新/変更に必要と
なる、個人情報DB32、検索ルールDB34および検
索条件式DB36に登録されたデータとを読み込み(S
45)、ユーザIDに対応した検索条件式を自動生成す
る(S46)。なお、検索条件式の自動生成の詳細につ
いては後述する。
【0147】その後、検索条件式管理部37は、S46
にて生成された検索条件式を検索条件式DB36に再度
登録する一方、個人情報管理部33は、ユーザIDに対
応した情報提供を行うための情報(後述する除外条件
式、フィルタ条件式を作成するための情報)を、検索結
果フィルタ情報59として個人情報DB32に登録する
(S47)。
【0148】一方、S42にて、利用者が検索条件式の
新規作成を選択した場合には、利用者は、利用者端末1
にて、検索条件式の生成に関する基本的な項目、具体的
には、提供される情報の更新スケジュール(どの頻度で
情報検索を行うか)や、提供される情報の最大件数、検
索ルールなど、検索条件式を自動生成するのに必要な条
件を設定する(S48)。上記の更新スケジュールや提
供情報の最大件数については、例えば個人情報のユーザ
指定情報61として個人情報DB32に格納される一
方、上記の検索ルールについては検索ルールDB34に
格納される。
【0149】そして、検索条件式生成部35は、検索条
件式の生成に必要となる、個人情報DB32および検索
ルールDB34に登録されたデータを読み込む(S4
5)。以降、上記したS46、S47と同様の処理が行
われる。
【0150】次に、上記した検索条件式の自動生成につ
いて、より詳細に説明する。なお、以下では、一度生成
された検索条件式の変更/更新における自動生成につい
て説明するが、検索条件式の新規作成における自動生成
ついては、S45にて検索条件式DB36からの検索条
件式の読み込みを行わない以外は、検索条件式の変更/
更新と同様である。
【0151】図8は、図7のS45での各DBからのデ
ータの読み込みから、S46での検索条件式の生成、S
47での各DBへのデータの登録までの処理の詳細を示
している。
【0152】ここで、以下での説明の理解をしやすくす
るために、個人情報DB32に少なくとも以下の情報が
個人情報として格納されているものとする。
【0153】性別:女性 年齢:25歳 職業:ファッション関係 居住地:大阪 趣味:旅行 蔵書:海外旅行シリーズ物 購入予定書籍:A作家の連載本 ユーザ指定情報:男性ファッション誌を除く。
【0154】図8のS45にて、個人情報DB32、検
索ルールDB34、検索条件式DB36から検索条件式
の生成に必要なデータを読み込むと、検索条件式生成部
35は、まず、利用者に提供するための情報を効率的に
網羅する基本条件式を生成する(S46−1)。
【0155】この場合、検索条件式生成部35は、上記
個人情報を持つユーザに関連する情報が検索される比率
が高くなるような検索ルールを、読み込んだ複数の検索
ルールの中から選択する。したがって、検索ルールとし
ては、上記した個人情報の性別、年齢、職業、居住地、
趣味から、例えば関西方面の情報誌、ファッション雑
誌、旅行のガイドブックなどが検索されるようなルール
が選択されることになる。そして、検索条件式生成部3
5は、選択した検索ルールに基づいて、関西方面の情報
誌、ファッション雑誌、旅行のガイドブックなどが検索
されるような条件式を基本条件式として生成する。上記
基本条件式としては、例えば、(関西+ファッション+
旅行)×(情報誌)などを想定することができる。
【0156】次に、検索条件式生成部35は、上記した
基本条件式だけでは検索時に排除される可能性が高い情
報を検索条件に含めるための付加条件式を生成する(S
46−2)。例えば、購入予定書籍である『A作家の連
載本』については、この情報が検索されるような付加条
件式を検索条件式生成部35が生成することで、個人情
報に則したもれのない検索を行うことが可能となる。
【0157】続いて、検索条件式生成部35は、上記の
基本条件式および付加条件式に対して、個別に関連性の
少ない情報を除外するための除外条件式を生成する(S
46−3)。
【0158】職業として登録された情報が『ファッショ
ン関係』であり、このままでは性別を問わず全てのファ
ッション関連の書籍に関する情報が提供されることにな
る。しかし、ユーザ指定情報として『男性ファッション
誌は除く』が登録されているので、検索条件式生成部3
5は、男性ファッション誌が検索から除外されるような
条件式を、除外条件式として生成する。上記の除外条件
式としては、例えば(女性)というキーワードで構成す
ることができる。
【0159】また、検索条件式生成部35は、例えば、
蔵書として登録された『海外旅行シリーズ物』と類似し
た内容の書籍については検索から除外されるような条件
式を除外条件式として生成するようにしてもよい。
【0160】なお、除外条件式は、検索条件式生成部3
5単独での自動生成のほかに、利用者による手動入力に
基づいて生成されてもよい。
【0161】次に、以上で生成されたユーザIDごとの
検索条件式に対し、検索条件式生成部35は、さらに検
索条件式DB36に既に登録されている条件式の中から
任意の条件式を選択して、これをダミー条件式として加
える(S46−4)。これにより、検索条件式DB36
に登録され、検索条件式管理部37によって管理されて
いるユーザIDに対応した検索条件式が万が一外部に漏
洩したとしても、この検索条件式に基づいて、ユーザI
Dに対応する個人情報DB32の内容が第三者に特定も
しくは類推されないようにすることができる。
【0162】具体的には、検索条件式生成部35は、検
索ルールDB34および検索条件式DB36の内容に基
づいて、利用者の職業や性別、蔵書などに関連がない情
報として、例えば、電気専門書、ゴルフ関係、B作家の
連載本などの情報が検索されるような検索式を、検索条
件式DB36に登録されている条件式の中から選択し、
これをダミー条件式とする。
【0163】最後に、検索条件式生成部35は、S46
−4にて生成されたダミー条件式によって検索結果に含
まれることになる情報を除外するフィルタ処理を行うた
めのフィルタ条件式を生成する(S46−5)。つま
り、上記の例では、検索条件式生成部35は、電気専門
書、ゴルフ関係、B作家の連載本などの情報を検索結果
から除外できるような条件式をフィルタ条件式として生
成する。
【0164】以上により生成された各検索条件式のう
ち、除外条件式とフィルタ条件式とは、ユーザIDに対
応して、利用者による認証手続きが行われた上でアクセ
スされる個人情報DB32に登録され、その他の基本条
件式、付加条件式およびダミー条件式は、検索条件式管
理部37により、ユーザIDおよび検索実施条件の対応
付けが行われた状態で、検索条件式DB36に仮登録さ
れる。
【0165】除外条件式およびフィルタ条件式は、いず
れも、利用者へ検索結果を提供する際に余分な情報を削
除するための式であり、基本条件式、付加条件式および
ダミー条件式は、情報検索の際には必須となる式であ
る。したがって、各条件式の機能的な違いから、本実施
形態のように、除外条件式およびフィルタ条件式の組み
合わせと、基本条件式、付加条件式およびダミー条件式
の組み合わせで各条件式を分けて管理するほうが管理が
しやすくなる。
【0166】また、上記後者の組み合わせに属する各条
件式を、検索条件式DB36に仮登録するとは、上記各
条件式を現時点では統合せずに保存するという意味であ
る。本システムでは、各利用者端末1に対応する検索条
件式を統合し、検索条件式を一括して情報提供サーバ2
に送ることにより、通信効率を向上させることとしてい
るが、各利用者による登録内容の変更などに対してその
都度、各条件式を統合して検索条件式DB36に保存す
るのでは処理効率が悪い。そのため、本システムでは、
上記仮登録というステップを設け、検索条件式を情報提
供サーバ2に送る直前に検索条件式を統合し、最終的に
は統合した検索条件式を検索条件式DB36に登録する
ようにしている。
【0167】次に、上記した基本条件式の生成におい
て、その生成方法のさらに詳細について説明する。な
お、本システムでは、情報提供サーバ2での情報検索を
定期的に(例えば週1回)行っているものとし、これま
で、もしくは前回の検索結果が検索結果1〜n(nは2
以上の整数)として検索結果DB39に保存されている
ものとする。
【0168】まず、検索条件式生成部35は、検索ルー
ルDB34に登録されている検索ルールに対応する情報
を個人情報DB32より読み込み、基本条件式の候補と
なる複数の検索条件式1〜m(mは2以上の整数)を生
成する。そして、検索条件式生成部35は、複数の検索
条件式1〜mを生成した時点で、検索結果DB39に格
納されている前回までの検索結果1〜nのそれぞれにつ
いて、上記各検索条件式1〜mによる検索を行う。その
後、検索条件式生成部35は、その結果を利用者端末1
にフィードバックする。
【0169】利用者は、得られた全結果に基づいて、各
検索条件式1〜mの有効性についての概略の評価を行
う。これにより、検索結果1〜nのそれぞれに対する各
検索条件式1〜mの評価値x(m,n)が各条件式ごと
に得られることになる。
【0170】ところで、全ての検索結果1〜nについて
上記の評価を行うことは利用者にとって煩雑となること
から、例えば、検索結果1〜nのうちの一部をランダム
に抽出し、抽出した検索結果のみに対して各検索条件式
1〜mの評価を行うようにしてもよい。したがって、こ
こでは、利用者の負担を軽減する目的で、全ての検索結
果1〜nの中から検索結果1〜l(lは2以上の整数)
を抽出し、これらに対して各検索条件式1〜mの評価を
行ったものとする。
【0171】検索条件式生成部35は、各検索条件式1
〜mについて得られた評価値x(m,l)に基づいて、
各検索条件式1〜mごとに評価E(1)〜E(m)を計
算する。例えば、検索条件式mについての評価E(m)
は、以下の数1式で得ることができる。
【0172】
【数1】
【0173】つまり、評価E(m)は、検索結果1〜l
に対して評価を行った検索条件式mで得られる評価値x
(m,l)の総和を、検索結果1〜lの総数(ここでは
l)で割ったものである。
【0174】そして、検索条件式生成部35は、各検索
条件式1〜mを採用して情報検索を行った場合に、デー
タ更新がされるごとに利用者へ提供されるデータ数が適
当な数となるように、評価E(1)〜E(m)の上位い
くつかに対応する検索条件式を基本条件式として採用す
る。
【0175】上記のように、情報提供が開始されてから
も、実際に提供される情報に対する評価を行い、基本条
件式についての見直しを定期的に行うようにすること
で、情報の提供を行うにしたがって、基本条件式による
情報提供の有効性をさらに高めることが可能になる。
【0176】次に、上述のようにして検索条件式を生成
した後の検索サービスセンタ3での処理について、図9
のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の処
理は、検索サービスセンタ3で定期的に実施されるもの
として説明するが、検索条件式の仮登録を行うごとに、
もしくは、検索条件式管理部37内に格納される検索実
施スケジュール(図示せず)に対応して不定期に行われ
るようにすることも可能である。
【0177】まず、検索条件式管理部37は、図7およ
び図8のS47において検索条件式DB36への検索条
件式(基本条件式、付加条件式、ダミー条件式)の仮登
録かあったか否かを判断する(S51)。S51にて検
索条件式の仮登録があった場合には、検索条件式管理部
37は、仮登録された検索条件式を解析する(S5
2)。つまり、検索条件式管理部37は、ユーザIDに
対応する条件式(基本条件式、付加条件式、ダミー条件
式)を検索条件式DB36から抜き出す。そして、検索
条件式管理部37は、個人情報DB32からユーザID
に対応する除外条件式を抜き出すと、抜き出した4つの
条件式を統合(マージ)する(S53)。ここで、検索
条件式のマージとは、複数の検索条件式に共通するキー
ワードがある場合には、これらの検索条件式を1つの式
にまとめたり、包含関係にある検索条件式については、
包含されているほうの検索条件式を削除することを指し
ている。なお、マージによる検索条件式の推移について
は後述する。
【0178】なお、検索条件式をマージしたときには、
マージ検索式に必然的にユーザIDには対応していない
条件式が含まれることになる。上記のダミー条件式は、
この不必要な条件式に対応するものである。したがっ
て、上記した4つの条件式をマージするとはいっても、
見かけ上は、基本条件式、付加条件式、除外条件式の3
つの条件式をマージしているのと同じである。
【0179】続いて、検索条件式管理部37は、検索条
件式管理部37内に含まれるユーザIDテーブル(図示
せず)に、個人情報DB32に格納されたユーザIDご
とのフィルタ条件式を記録する(S54)。上記のフィ
ルタ条件式とは、S53にて統合された検索条件式によ
る検索結果から、ユーザIDに対応した検索結果を得る
ための条件式である。つまり、フィルタ条件式は、統合
された検索条件式による検索結果から、ダミー条件式に
対応する検索結果を除外することができるような条件式
である。
【0180】続いて、利用者が個人情報のユーザ指定情
報61で指定する情報更新(検索実施)の希望時期もし
くは期間に関する情報と、情報提供サーバ2から提供さ
れる検索ルールなどから得られた情報提供サーバ2の情
報更新時期に関する情報とから、検索条件式管理部37
は、検索条件式DB36に登録された検索条件式による
検索を実施するためのスケジュール情報を、検索条件式
管理部37内に含まれる検索スケジュールテーブル(図
示せず)に記録する(S55)。
【0181】検索条件式管理部37は、S53で統合さ
れなかった検索条件式を検索条件式DB36に登録する
と共に、検索条件式管理部37の検索条件式管理テーブ
ル(図示せず)によって他のユーザIDに対応する利用
者による利用がないと判断した場合には、検索条件式D
B36に登録された検索条件式を変更、もしくは削除す
る(S56)。
【0182】そして、検索条件式管理部37は、検索条
件式管理部37内の検索スケジュールテーブルを参照す
る(S57)。そして、検索実施が必要な場合には、検
索処理部38は、先にマージした検索条件式を情報提供
サーバ2に送信すると共に、情報提供サーバ2に対して
検索を指示する。この結果、情報提供サーバ2の検索処
理部23は、上記指示に基づいて提供情報DB21内の
情報の検索を実行する(S58)。情報提供サーバ2で
の検索の結果得られた情報は、情報提供サーバ2から検
索サービスセンタ3に送信され、検索結果DB39に一
括して登録される(S59)。一方、S57にて、検索
スケジュールを確認した結果、検索指示を行う必要がな
ければ、そのまま処理は終了となる。
【0183】検索結果DB39に登録された検索結果
は、各利用者に共通の検索結果であるので、情報提供処
理部41は、利用者端末1からの後述する検索結果提供
要求に応じて、検索結果DB39に格納されている検索
結果から、検索結果管理部40にて管理されているユー
ザIDに対応した検索結果を抜き出し、利用者端末1に
提供することになる。この場合、情報提供処理部41
は、検索結果DB39に格納されている検索結果に対し
て、ユーザIDに対応したフィルタ条件式をかけること
で、個々の利用者に対応する検索結果を得ることができ
る。
【0184】本システムでは、利用者の検索結果の提供
要求があってはじめて、個々の利用者に対応する検索結
果が利用者に提供されることとなることから、上記提供
要求があるまでは、情報提供サーバ2での検索結果が一
つにまとまった状態で検索結果DB39に登録される。
そして、検索を行うごとに、登録された検索結果が更新
されることになる。
【0185】一方、S51にて、検索条件式DB36へ
の検索条件式の仮登録がない場合、つまり、既に検索条
件式DB36にマージされた検索条件式が登録されてい
る場合には、S57に移行し、その後は上記と同様の処
理が行われる。
【0186】ここで、上記したS54およびS56での
処理について、より具体的に説明すれば以下の通りであ
る。なお、以下での説明を理解しやすくするため、マー
ジされた検索条件式が、例えば、(女性)×(ファッシ
ョン関係)からなる条件式1と、(A作家のXシリー
ズ)のキーワード単独からなる条件式2とからなり、検
索条件式の更新頻度が毎週に設定されているとする。
【0187】検索条件式管理部37は、条件式1に対し
ては、検索条件式DB36に既にファッション関係の検
索式があれば、上記検索式の検索式番号と、男性ファッ
ション誌は除くことを、上記ユーザIDテーブルに記録
する。一方、検索条件式DB36にファッション関係に
類似する検索式がなければ、検索条件式管理部37は、
条件式1をそのまま検索条件式DB36に記録すると共
に、上記条件式1の検索式番号を上記ユーザIDテーブ
ルに記録する。
【0188】また、条件式2に対しても上記と同様であ
り、A作家の作品全体についての検索式が既に検索条件
式DB36にあれば、検索条件式管理部37は、上記検
索式の検索式番号と、Xシリーズに限定することを上記
ユーザIDテーブルに記録する。一方、検索条件式DB
36にA作家に関する検索式がなければ、検索条件式管
理部37は、条件式2をそのまま検索条件式DB36に
記録すると共に、上記条件式2の検索式番号を上記ユー
ザIDテーブルに記録する。
【0189】また、検索条件式DB36に既に登録され
た検索条件式がある場合、検索条件式を更新頻度が短い
ものを基準に統合して、S56で検索条件式DB36に
登録されている検索条件式の更新を行う。
【0190】つまり、ユーザ指定情報61での検索頻度
の指定により、1日周期で検索を行うことを登録してい
る利用者と、1か月周期で検索を行うことを登録してい
る利用者とがいれば、1日周期での検索に合わせて、毎
日、検索条件式を統合する処理を行う。
【0191】なお、S58での情報検索指示に基づい
て、情報提供サーバ2が情報の検索を行った場合、その
検索結果は、検索式番号に対応させて検索結果DB39
に登録されることになる。
【0192】次に、本システムにおける検索条件式の推
移、および、検索結果の推移について、図10および図
11に基づいて説明する。なお、ここでは、利用者端末
として、ユーザIDが001に対応する利用者端末1a
と、ユーザIDが002に対応する利用者端末1bと、
ユーザIDが003に対応する利用者端末1cとが存在
しているものとする。
【0193】まず、利用者端末1a・1b・1cのそれ
ぞれにおいて、各ユーザIDに対応する利用者の個人情
報91a・91b・91cが入力されると、個人情報9
1a・91b・91cは検索サービスセンタ3の個人情
報DB32に、各ユーザIDに対応して登録される。な
お、個人情報91a・91b・91cの内容は、図11
に示す通りである。
【0194】検索サービスセンタ3では、検索条件式生
成部35が、上記個人情報91a・91b・91cに基
づいて、各ユーザIDごとの検索条件式92a・92b
・92cを生成する。このうち、基本条件式、付加条件
式およびダミー条件式については、検索条件式DB36
に仮登録される。
【0195】検索条件式92aとしては、個人情報91
aと検索ルールDB34の検索ルールとに基づいて生成
される、(旅行)×(海外)からなる基本条件式と、
(A作家)のキーワード単独からなる付加条件式とを含
んでいる。また、検索条件式92bとしては、個人情報
91bと検索ルールDB34の検索ルールとに基づいて
生成される、(旅行)×(業界)からなる基本条件式を
含んでいる。また、検索条件式92cとしては、個人情
報91cと検索ルールDB34の検索ルールとに基づい
て生成される、(旅行)×(国内)からなる基本条件式
を含んでいる。
【0196】そして、検索条件式管理部37は、これら
の検索条件式をマージする。この例では、検索条件式9
2a・92b・92cは、(旅行)というキーワードを
それぞれ有しているので、上記3種類の基本条件式を、
(旅行)×(海外+業界+国内)という検索式1にひと
まとめにすることができる。また、検索条件式92aに
含まれる付加条件式については、検索条件式92a・9
2b・92cに共通ではなく、マージすることができな
いので、そのまま検索式2としておいておく。検索式1
・2を含むマージ検索式93は、検索条件式DB36に
登録される。
【0197】検索処理部38が、所定のタイミングでマ
ージ検索式93を情報提供サーバ2に送信すると共に、
情報の検索指示を行うと、情報提供サーバ2では、上記
マージ検索式93に基づいて情報の検索が行われる。こ
の結果得られるマージ検索結果94は、検索サービスセ
ンタ3に送信され、検索結果DB39に格納される。
【0198】検索サービスセンタ3の情報提供処理部4
1は、利用者端末1a・1b・1cから次に説明する検
索結果の提供要求があった場合に、個々のユーザIDに
対応するフィルタ条件式を個人情報DB32から抜き出
し、この条件式に基づいて、検索結果DB39に格納さ
れているマージ検索結果94から個々のユーザIDに対
応する検索結果を取得する。
【0199】ここで、マージ検索式93の検索式1に含
まれる「国内」、「業界」というキーワードは、ユーザ
ID001に対応する基本条件式および付加条件式に含
まれていないので、(旅行)×(国内)、(旅行)×
(業界)という条件式が、検索条件式92aを基準に考
えればダミー条件式に相当することになる。同様に、検
索式1に含まれる「海外」、「国内」というキーワード
は、ユーザID002に対応する基本条件式および付加
条件式に含まれていないので、(旅行)×(海外)、
(旅行)×(国内)という条件式が、検索条件式92b
を基準に考えればダミー条件式に相当することになる。
さらに、検索式1に含まれる「海外」、「業界」という
キーワードは、ユーザID003に対応する基本条件式
および付加条件式に含まれていないので、(旅行)×
(海外)、(旅行)×(業界)という条件式が、検索条
件式92cを基準に考えればダミー条件式に相当するこ
とになる。
【0200】したがって、これら各ダミー条件式に対応
する検索結果を除外するためのフィルタ条件式を各ユー
ザIDごとに生成し、マージ検索結果94に対して各ユ
ーザIDに対応するフィルタ条件式を掛け合わせれば、
各ユーザIDに対応した提供情報95a・95b・95
cを得ることが可能となる。各提供情報95a・95b
・95cは、ユーザIDに対応する個々の利用者端末1
a・1b・1cにそれぞれ提供されることになる。
【0201】(情報提供要求処理)次に、利用者が情報
提供サーバ2に情報(検索結果)の提供を要求して、上
記情報が利用者に提供されるまでの処理について、図1
2に基づいて説明する。
【0202】まず、利用者端末1が検索サービスセンタ
3に接続され、ユーザIDおよび認証番号による認証手
続きが行われる(S61)。これにより、利用者が正規
の利用者であることが確認される。
【0203】続いて、検索サービスセンタ3は、利用者
端末1に提供する情報の一覧を提示する(S62)。提
供情報には、例えば、新着情報と登録・履歴情報とがあ
る。新着情報は、情報提供サーバ2での最新の検索結果
である。登録・履歴情報は、個人情報DB32や検索条
件式DB36に登録されている個人情報や検索条件式、
もしくは検索の履歴に関する情報である。
【0204】利用者は、利用者端末1にて提供を希望す
る情報を選択する(S63)。S63にて、登録された
検索条件式による新着情報の提供を利用者が選択した場
合には、情報提供処理部41は、検索結果DB39に登
録された情報(検索結果)から、検索結果管理部40に
より管理されているユーザIDに対応する情報を抽出す
る(S64)。一方、S63にて、登録・履歴情報の提
供を利用者が選択した場合には、情報提供処理部41
は、各情報に対応するデータベースから、利用者に提供
するための必要な情報を読み込む(S65)。S64ま
たはS65にて作成または読み込んだ情報を情報提供処
理部41が利用者端末1に送信すると、利用者端末1で
は、その詳細が表示部15に表示される(S66)。
【0205】続いて、利用者は、S63にて選択した情
報の提供方法を選択する(S67)。ここで、上記提供
方法としては、例えば情報閲覧と情報転送との2種類が
用意されている。情報閲覧は、利用者が利用者端末1に
て情報をブラウザ形式で即時に閲覧できるように、情報
を即時に利用者端末1に送信する提供方法である。情報
転送は、情報を一括してファイルにして利用者端末1に
転送する提供方法である。
【0206】S67にて、利用者が利用者端末1での情
報の即時閲覧を選択した場合には、、閲覧情報が生成さ
れ(S68)、即時に利用者端末1に転送される(S6
9)。この際、検索サービスセンタ3の情報提供処理部
41が、個人情報DB32に登録されたユーザIDごと
のフィルタ条件、および情報提供条件に基づいて、提供
する情報の絞り込みや順位付けを行い、その結果を閲覧
情報として利用者端末1に提供する。
【0207】検索結果や登録情報を即時に閲覧したい場
合や、検索結果や登録情報を閲覧した結果に応じて、個
人情報や検索条件式の変更、削除などの修正を即時に行
いたい場合には、このような情報閲覧による情報の提供
を受けるようにすればよい。
【0208】一方、S67にて、利用者が情報転送を選
択した場合には、転送情報が生成され(S70)、所定
の利用者端末1に転送される(S71)。この際、閲覧
情報の生成の場合と同様に、検索サービスセンタ3の情
報提供処理部41が、個人情報DB32に登録されたユ
ーザIDごとフィルタ条件、および情報提供条件に基づ
いて、提供する情報の絞り込みや順位付けを行い、生成
した転送情報を暗号化して一時保存すると共に、指定さ
れた日時に指定された端末へ上記転送情報を転送する。
情報を入手して他の端末で使用する場合や印字を行う場
合には、このような情報転送による提供を受けるように
すればよい。
【0209】その後、利用者が処理の継続を選択した場
合には、再度S62に戻って上記した処理が繰り返され
る(S72)。処理の継続が選択されない場合は、その
まま終了となる。
【0210】なお、情報閲覧や情報転送を行う際の通信
においては、SSL(Secure socket Layer )などのプ
ロトコルによる暗号化により、他人に傍受されることが
ないように配慮されることは言うまでもない。
【0211】以上のように、本実施形態では、利用者の
個人情報に基づいて検索条件式を作成し、この検索条件
式に基づいて情報提供サーバ2にて情報の検索を行うの
で、個々の利用者に適した検索結果を各利用者に提供す
ることができる。
【0212】また、検索により情報を提供するシステム
において、特に書籍に関する情報を提供する上では、個
人の蔵書情報があることが望ましいのに対して、蔵書は
極めてプライバシーに関する内容を含むことになり、こ
れらの情報は利用者の手元において情報の検索に利用で
きることが望ましい。しかし、そのデータ量が膨大であ
ること、また、所望の書籍を検索するためには多くの要
素を適切に設定することが必要となることから、複数の
情報提供元に対して情報検索などを行う都度、これらの
情報を設定してネットワークでやり取りすることは極め
て通信効率が悪く、利用者の通信コストヘの負担も大き
くなる。
【0213】しかし、本実施形態では、個々の利用者の
個人情報を個人情報DB32に1回記憶しておけば、そ
の都度、個人情報を入力しなくても済むので、利用者端
末1と検索サービスセンタ3との間での通信効率を向上
させることができると共に、利用者の通信コストの負担
を軽減することができる。
【0214】また、本発明は、識別情報であるユーザI
Dおよび認証番号と、特定情報とを別々に管理している
点に大きな特徴がある。特定情報をユーザIDおよび認
証番号とは別個に記録媒体に保存し、ネットワーク4を
介しての第三者からのアクセスができない状態で特定情
報を管理することにより、特定情報の外部への漏洩の可
能性を極めて低くすることができる。また、万が一、ユ
ーザID管理部31に登録されている識別情報が外部に
漏洩したとしても、個人を特定する上記特定情報がない
限り、個人を特定することは不可能に近い。したがっ
て、ユーザIDおよび認証番号と特定情報とを別々に管
理する本システムによれば、利用者個々のプライバシー
の保護を確実に図ることができ、利用者は安心して情報
提供のサービスを利用することができる。
【0215】つまり、本発明によれば、通信効率の向上
と利用者のプライバシー保護とを両立させながら、個々
の利用者に適した情報を利用者に提供することができ
る。
【0216】また、本発明は、各利用者に対応する検索
条件式を統合して情報提供サーバ2に提供する点にも特
徴がある。情報提供サーバ2への検索条件式の提供を、
情報提供制御装置からの1回の通信で済ませることがで
きる。したがって、個々の利用者に対応する検索条件式
をそれぞれ複数回に分けて情報提供サーバ2にその都度
提供する構成に比べ、さらに通信効率を向上させること
ができると共に、利用者の負担を軽減することができ
る。
【0217】また、個々の利用者に対応する検索条件式
をそれぞれ複数回に分けて情報提供サーバ2に提供する
場合、情報提供サーバ2では、各検索条件式を受信する
ごとに検索を行わなければならないが、上記構成では、
統合された検索条件式を受信したときに検索を実行すれ
ばよい。したがって、情報提供サーバ2での検索の実行
を効率的に行うことができる。
【0218】また、検索サービスセンタ3に情報提供の
ために必要な情報を登録し、適切な検索条件式を自動生
成して、検索された結果が利用者に提供されるので、利
用者の検索利用に関する習熟などが不要となる。
【0219】また、検索条件式として生成するダミー条
件式を、検索ルールとして登録された他の検索条件式、
もしくは他の利用者により登録された検索条件式を利用
したものとすることにより、トータルでの検索実行など
のロスが発生しないようにすることが可能である。
【0220】また、情報提供サーバ2に複数の利用者の
情報検索を行わせる際に、検索サービスセンタ3がマー
ジ検索式を提供して一括して検索指示を行うことによ
り、情報提供サーバ2やネットワークの効率的な利用が
可能になる。
【0221】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について、図面に基づいて説明すれば以下の通りであ
る。なお、説明の便宜上、実施の形態1と同一の構成に
は同一の部材番号を付記し、その説明を省略する。
【0222】図13は、本実施形態に係る情報提供シス
テムの概略の構成を示している。同図に示すように、本
実施形態では、検索サービスセンタ3において情報比較
処理部43を設けた以外は、実施の形態1と全く同じ構
成である。以下、本実施形態における処理について、図
14のフローチャートに基づいて説明する。
【0223】利用者端末1が検索サービスセンタ3にネ
ットワーク4を介して接続された後に、情報比較に関す
る処理が選択された場合には、まず、ユーザIDと認証
番号とに基づく認証手続きにより、利用者端末1にて利
用者が正規の利用者であることが確認される(S8
1)。すると、情報比較処理部43は、比較が実施でき
る情報(以下、比較情報と称する)の一覧を検索ルール
DB34から読み込み、利用者端末1に提示する(S8
2)。
【0224】ここで、比較情報としては、例えば、個人
情報や検索結果を想定することができる。個人情報の比
較とは、例えば、ある作家の書籍について、個人情報D
B32に登録された利用者の蔵書情報と、現在出版され
ている上記作家の書籍の種類の総数とを比較することを
言う。なお、上記作家の代わりにジャンル(例えば文
学、科学、SF、洋書、マンガ)を設定することも可能
である。
【0225】一方、検索結果の比較とは、検索結果DB
39に登録されている、マージ検索式により検索された
結果と、ユーザIDに対応した検索結果とを比較するこ
とを言う。
【0226】S82にて、比較情報が提示されると、利
用者は、提示された比較情報の中から、比較を希望する
情報を選択すると共に、その他の指定(例えば作家やジ
ャンルについての指定)があれば、それを指定する(S
83)。
【0227】S83にて、例えば、利用者の蔵書情報に
関する個人情報の比較が選択され、しかも、例えばA作
家に関する蔵書情報の比較が指定された場合には、情報
比較処理部43は、個人情報DB32に格納されてい
る、情報比較を要求した利用者のA作家に関する蔵書情
報を個人情報管理部33を介して読み出す(S84)。
【0228】続いて、情報比較処理部43は、S84に
て読み出した蔵書情報と比較するための情報、すなわ
ち、現在出版されているA作家の書籍の種類の総数とを
比較するための後述する評価値を、検索ルールDB34
から読み出す(S85)。そして、情報比較処理部43
は、利用者の個人情報(蔵書情報)と上記評価値とを比
較し、上記個人情報の評価を行う(S86)。なお、個
人情報の評価の手法については後述する。
【0229】一方、S83にて、検索結果の比較が選択
された場合には、情報比較処理部43は、検索結果DB
39に格納されている、マージ検索式によるマージ検索
結果を読み込むと共に、上記マージ検索結果から得ら
れ、情報比較を要求した利用者に提供する検索結果、も
しくは上記利用者にこれまでに提供された検索結果(検
索結果の履歴)を読み込む(S87)。
【0230】その後、情報比較処理部43は、上記のマ
ージ検索結果と、個々の利用者に対応する検索結果とを
比較し、これから利用者に提供する検索結果または既に
利用者に提供された検索結果の評価、すなわち、検索結
果のレベルの算出を行う(S88)。
【0231】検索結果のレベルとは、例えば、あるジャ
ンルに関しての情報量、ならびに個々の情報の内容につ
いての一般性、詳細度および難易度などを考慮して、個
々の情報に重み付けがなされた評価値の総和であり、こ
の総和に応じて、例えば、趣味レベル、一般レベル、専
門家レベルなどで表現される。
【0232】例えば、パソコンというジャンルについて
利用者に提供される書籍情報として、除外条件式などに
より雑誌類や入門書などの書籍情報に限定されていれ
ば、検索結果のレベルは趣味レベルとして表現される。
また、上記利用者への提供情報に、OSやソフトウェア
の解説書などの情報が含まれていれば、検索結果のレベ
ルは一般レベルであり、プログラム理論の専門書などの
情報が含まれていれば、検索結果のレベルは専門レベル
として表現されることになる。なお、これまでに利用者
に提供された検索結果の評価についても同様である。
【0233】続いて、情報提供処理部41は、情報比較
処理部43がS86またはS88にて行った評価の結果
を個人情報DB32に登録すると共に、上記評価の結果
を、利用者からの情報提供要求に応じて利用者端末1に
提供する(S89)。この場合、図12のフローチャー
トに基づいて説明した実施の形態1の情報提供要求処理
と同様の手順で、評価の結果を利用者端末1に提供する
ことができる。その後、利用者は、提供された評価の結
果を見て、必要に応じて検索条件式の補正を行うか否か
を選択する(S90)。
【0234】ここで、比較する対象が個人情報である場
合には、検索条件式の補正は個人情報の評価に影響しな
いので、そのままS91に移行する。S91では、情報
比較の処理を継続するか否かを利用者が選択し、処理を
継続しない場合には終了し、処理を継続する場合には、
S82に戻って上記した処理が繰り返される。
【0235】一方、比較対象となる情報が検索結果であ
る場合には、S89にて提示された評価によっては、検
索条件式を見直して、再度有効な検索結果を得たい場合
がある。この場合は、S91にて、利用者が検索条件式
の補正を選択すればよい。この場合、例えば、検索条件
式生成部35が除外条件式を補正し、情報提供処理部4
1が、利用者に提供する検索結果を補正することになる
(S92)。
【0236】つまり、図15に示すように、比較的低い
レベルと判断される補正前の検索結果98は、マージ検
索結果96の中で偏った結果に対応しており、標準レベ
ル97とは共通部分のない、あるいは共通部分の少ない
結果であると考えることができる。そこで、検索条件式
生成部35が、例えば除外条件式に対してキーワードを
除去する補正を行えば、マージ検索結果96から除外さ
れる範囲が狭くなることによって、結果的に補正前の検
索結果98よりも広い範囲をカバーすると共に、少しで
も標準レベル97に近い、あるいは標準レベル97の内
容を少しでも得ることができる補正後の検索結果99を
得ることが可能となる。
【0237】なお、除外条件式の中のいずれのキーワー
ドを除外するかは、例えば利用者が指定することもでき
るし、情報比較処理部43が 情報としての詳細度、難
易度、一般性などを考慮して、より高いレベルの検索結
果が得られるように、除去するキーワードを判断してそ
れを除去するようにしてもよい。
【0238】S92にて、検索結果の補正を行った後
は、S88に戻り、上記検索結果の評価を再度行うこと
で、評価の確認をすることができる。
【0239】上記のように、検索結果の上記比較を行う
ことにより、個々の利用者に提供される検索結果が、特
定の情報(作家、ジャンル)に対して適切であるか否か
を評価することができると共に、その評価に基づいて、
検索結果を修正することができる。
【0240】また、検索結果のレベルが例えば趣味レベ
ルであった場合には、検索条件式生成部35は、上記検
索結果のレベルが例えば一般レベルとなるように除外条
件式を補正したり、検索結果のレベルが例えば一般レベ
ルであった場合には、検索条件式生成部35は、上記検
索結果のレベルが例えば専門家レベルとなるように検索
条件式を補正することが可能である。このように、検索
条件式生成部35が、検索結果のレベルに応じて検索条
件式(例えば除外条件式)を補正することにより、利用
者は、補正前よりもレベルの高い検索結果を確実に得る
ことが可能となる。
【0241】次に、個人情報の評価の手法について説明
する。
【0242】まず、その概略を説明すると、検索ルール
DB34に、書籍ごとに、その内容などから評価値を登
録しておき、過去の検索実施などにより、特定の作家や
ジャンルごとに評価値の総合ポイントを算出し、記録し
ておく。そして、予め登録されてある作家やジャンルに
関して発行された書籍や刊行物に対して、利用者がどの
程度の書籍を所有しているかを上記総合ポイントを用い
て評価する。具体的には、以下の通りである。
【0243】以下の数2式に示すように、項目a(例え
ば特定の作家やジャンル)に関する基本的な比較結果T
Caは、項目aに属する総書籍nに対して、その重要度
やレベルに応じて付与された評価値ax(a,k)の総
和TPaと、項目aに属する蔵書として利用者が所有す
る書籍mについての評価値px(a,l)の総和Paと
の比として表すことができる。なお、kは1〜nまでの
正の整数、lは、1〜mまでの正の整数とする。
【0244】
【数2】
【0245】なお、数式表現上、評価値ax(a,k)
と評価値px(a,l)とを異なる変数として扱ってい
るが、同じ書籍についての評価値は、ともに同じである
とする。
【0246】また、例えば、作家の代表作品の評価値に
ついては、その作品を所有することが他の作品を所有す
ることよりも当然大きな評価としてもよいので、この場
合には、評価値を重み付けによって異ならせるようにし
てもよい。
【0247】ところで、技術書(例えば電気回路)や学
習参考書においては、複数の書籍間で内容やレベルが同
等と判断できるものも存在する。このような場合には、
ある技術書を持っていれば、それと同じグループ内でほ
ぼ同じ内容の他の技術書を持っていなくても、上記他の
技術書を所有しているものと判断してもよい。
【0248】そこで、複数の書籍間で内容やレベルが同
等と判断できる場合には、内容が同等と判断できる複数
の書籍をグループとして登録し、グループのうちの1冊
でも個人が所有している場合には、そのグループに登録
されたその他の書籍の評価値pxを、評価値の総和Pa
に加算するようにする。これにより、グループ内の書籍
を持っているか否かだけで、つまり、個人の蔵書の数の
大小に関係なく、その書籍が属する分野に対する習熟度
を判断することができる。
【0249】また、内容の詳細度や難易度などについて
相関関係がある書籍間でも、上記と同様に考えることが
できる。つまり、難易度の高い技術書を所有している場
合には、難易度の低い技術書を所有していなくても、そ
れを所有しているのと同じ、つまり、その書籍の内容を
理解していると考えることができる。
【0250】したがって、複数の書籍間で内容の詳細度
や難易度について相関関係を登録しておき、詳細度や難
易度が上位の書籍を蔵書として個人が所有している場合
には、それよりも下位の書籍(上記蔵書に従属している
書籍)についての評価値pxを、評価値の総和Paに加
算するようにすれば、上記と同様に、個人の蔵書の数の
大小に関係なく、その書籍の分野に対する習熟度を判断
することができる。
【0251】ここで、本実施形態の情報比較処理におい
て、利用者端末1の表示部15における表示画面例を図
16に示す。
【0252】まず、表示画面左側のフレームにおいて、
利用者は、比較する内容を選択し、その内容の詳細をさ
らにボックスに指定し、「実行」をクリックして比較処
理を開始する。同図では、比較内容として『ジャンル』
を選択し、その詳細として『パソコン』に関する情報の
比較ができるように利用者が入力した場合を示してい
る。
【0253】表示画面の右上段には、本実施形態の情報
比較処理によって比較結果がポイント(同図ではzz
%)として示される。このポイントは、個人の『パソコ
ン』に関する蔵書の評価値の総和である評価ポイントx
xxと、『パソコン』の全書籍の評価値の総和である評
価ポイントyyyとの比で示されている。また、上記し
た蔵書の内容や相関関係を考慮して、その蔵書の習熟度
がレベルNとして示されている。なお、この例では、上
記ポイントの値に応じて習熟度を例えばH(ハイ)、N
(ノーマル)、L(ロー)の3段階に分けたときに、習
熟度が普通である場合を示している。
【0254】表示画面の中央部分であって、上記ポイン
ト表示部の下左側には、利用者の蔵書に対する評価ポイ
ントxxxの内訳と、蔵書としては所有していないが内
容が同等もしくは相関しており、ポイントとして加算さ
れた書籍のリストとが示されている。この例では、書籍
A1・B12については所有していないが、これと同じ
グループに属しており、内容的に相関のある書籍A2・
B11を所有していることにより、書籍A1・B12に
ついての評価ポイントが加算されていることが分かる。
【0255】また、表示画面の中央右側であって、上記
ポイント表示部の下右側には、『パソコン』に関する書
籍のうち、まだ入手されていない書籍の内訳が、評価値
のポイントの高いほうからリスト表示されている。この
ような未入手情報の内訳を補助情報として利用者に提供
することにより、利用者は今後読むことが必要な書籍の
情報を即座に得ることができ、利用者に効率的な読書を
実現させることができる。また、そのような補助情報の
提供により、選択した項目に対しての利用者の習熟度を
さらに向上させることができる。
【0256】以上のように、本実施形態では、個人情報
DB32に記憶される個人情報に基づいて検索される対
象となる情報の個々の評価値を検索ルールDB34(評
価値記憶手段)に記憶しておき、上記評価値の総和と、
上記個人情報に対応する評価値の総和とに基づいて、情
報比較処理部43(個人情報評価手段)が上記個人情報
を評価するようになっている。これにより、個人情報に
対応する利用者の、比較対象となる情報についての習熟
度を判断することができる。
【0257】また、上記の情報比較処理部43(検索結
果比較手段)は、検索結果DB39に記憶されている検
索結果と、個々の利用者に対応する検索結果とを比較
し、個々の利用者に対応する検索結果のレベルを判断す
るようになっている。これにより、個々の利用者に提供
される検索結果の有効性を判断することが可能となる。
【0258】ところで、以上の各実施形態で説明した処
理は、プログラムで実現することが可能である。このプ
ログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格
納されている。本発明では、この記録媒体として、検索
サービスセンタ3で処理が行われるために必要な図示し
ていないメモリ(例えばROMそのもの)であってもよ
いし、また図示していないが外部記憶装置としてプログ
ラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入す
ることで読み取り可能なプログラムメディアであっても
よい。
【0259】上記いずれの場合においても、格納されて
いるプログラムはマイクロプロセッサ(図示せず)のア
クセスにより実行される構成であってもよいし、格納さ
れているプログラムを読み出し、読み出したプログラム
を配信サーバーおよび受信サーバー図示されていないプ
ログラム記憶エリアにダウンロードすることにより、そ
のプログラムが実行される構成であってもよい。この場
合、ダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納
されているものとする。
【0260】ここで、上記プログラムメディアは、本体
と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープや
カセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)
ディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−R
OM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク
系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等の
カード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEP
ROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含め
た固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0261】また、本発明においては、インターネット
を含む通信ネットワークと接続可能なシステム構成であ
ることから、通信ネットワークからプログラムをダウン
ロードするように流動的にプログラムを担持する媒体で
あってもよい。なお、このように通信ネットワークから
プログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロ
ード用プログラムは予め本体装置に格納しておくか、あ
るいは別な記録媒体からインストールされるものであっ
てもよい。
【0262】なお、記録媒体に格納されている内容とし
てはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0263】また、以上の説明では、情報提供サーバ2
に検索処理部23を設け、情報提供サーバ2に情報検索
の機能を持たせたシステムについて説明したが、検索サ
ービスセンタ3の検索処理部38に検索処理部23の機
能、すなわち、情報検索の機能を持たせるようにしても
構わない。この場合、利用者に提供する情報の種類に応
じた情報提供サーバ2の提供情報DB21に格納されて
いる情報が検索サービスセンタ3に送信され、検索条件
式生成部35が生成する検索条件式に基づいて検索処理
部38が情報検索を行うことになる。この構成であって
も、本発明と同様の効果を得ることができる。
【0264】なお、特許公報第2976219号には、
個人情報を例えばICメモリのような記録媒体に記録し
ておき、商品検索を行うごとに上記記録媒体に記録され
た個人情報を自己の端末機に読み取らせ、ホストコンピ
ュータが上記個人情報の中から必要な情報のみをピック
アップして情報の検索を行うシステムも開示されてい
る。しかし、上記公報では、個人情報を記録媒体に記録
しているのに対して、本発明は、特定情報(個人を特定
する住所、氏名などの情報)のみを記録媒体に記録して
おり、この点において本発明は上記公報とは異なってい
る。
【0265】本発明では、個人情報を識別情報にのみ対
応させ(識別情報とリムーバブルな記録媒体との対応関
係については上記記録媒体にのみ記録)、検索サービス
センタ3のシステムで常時利用できるようになってい
る。また、検索式については検索を行う都度生成するの
ではなく、予めデータベースに登録された検索式を用い
るようにしている。これにより、利用者が情報提供を受
ける際には、検索式を生成する時間が不要となり、情報
の検索に要するトータルの時間を短縮して、通信手段を
介して情報提供を受ける際の接続時間を短縮できるとい
う効果がある。ただし、マージ検索式から検索結果を抽
出する時間は必要である。
【0266】
【発明の効果】本発明に係る情報提供制御装置は、以上
のように、個々の利用者端末を介して情報の提供を受け
ようとする利用者に応じた個人情報を記憶する個人情報
記憶手段と、少なくとも上記個人情報に基づいて、情報
提供装置にて情報を検索するための検索条件式を生成す
る検索条件式生成手段と、上記検索条件式によって上記
情報提供装置が情報を検索した結果を記憶する検索結果
記憶手段と、個々の利用者を識別するための識別情報
を、個々の利用者を特定する特定情報とは別個に管理す
る識別情報管理手段と、上記検索結果記憶手段に記憶さ
れている検索結果から、利用者の識別情報に対応した検
索結果を生成し、上記利用者端末に提供する情報提供手
段とを備えている構成である。
【0267】それゆえ、利用者の個人情報に基づいて検
索条件式を作成し、この検索条件式に基づいて情報提供
装置にて情報の検索を行うので、個々の利用者に適した
検索結果を各利用者に提供することができる。
【0268】また、個々の利用者の個人情報を個人情報
記憶手段に1回記憶しておけば、その都度、個人情報を
入力しなくても済むので、利用者端末と情報提供制御装
置との間での通信効率を向上させることができる。
【0269】また、個々の利用者を特定できる特定情報
と、個々の利用者を識別するための識別情報とを別個に
管理しているので、例えば、識別情報管理手段にて管理
されている識別情報が万が一装置外部に漏洩したり、第
三者がシステムに潜入したりするようなことがあって
も、上記識別情報だけでは個々の利用者を特定すること
が困難となる。
【0270】したがって、上記構成によれば、通信効率
の向上と利用者のプライバシー保護とを両立させなが
ら、個々の利用者に適した情報を利用者に提供すること
ができるという効果を奏する。
【0271】本発明に係る情報提供制御装置は、以上の
ように、上記特定情報をオンラインでアクセス不可能な
状態で管理する特定情報管理手段をさらに備えている構
成である。
【0272】それゆえ、通信によって上記特定情報が外
部へ漏洩するのを確実に防止することができるという効
果を奏する。
【0273】本発明に係る情報提供制御装置は、以上の
ように、上記検索条件式生成手段にて生成される各利用
者ごとの検索条件式を統合して管理し、統合した検索条
件式を情報提供装置に提供する検索条件式管理手段をさ
らに備えている構成である。
【0274】それゆえ、各利用者に対応する検索条件式
を統合して情報提供装置に提供するので、情報提供装置
への検索条件式の提供を、情報提供制御装置からの1回
の通信で済ませることができる。したがって、個々の利
用者に対応する検索条件式をそれぞれ複数回に分けて情
報提供装置にその都度提供する構成に比べ、さらに通信
効率の向上を図ることができるという効果を奏する。
【0275】本発明に係る情報提供制御装置は、以上の
ように、上記個人情報を、対応する識別情報に基づいて
暗号化し、各識別情報と対応して管理する個人情報管理
手段をさらに備えている構成である。
【0276】それゆえ、上記個人情報が個人情報管理手
段によって暗号化されているので、個人情報が万が一、
装置外部に漏洩した場合でも、その解読が不可能とな
る。したがって、個人情報を確実に保護することが可能
となるという効果を奏する。
【0277】本発明に係る情報提供制御装置は、以上の
ように、上記検索条件式生成手段は、上記検索条件式と
して、利用者にとって必要な情報を検索結果に含めるた
めの第1検索条件式と、上記第1検索条件式を隠蔽する
ための第2検索条件式とを生成し、これらを上記情報提
供装置に提供する構成である。
【0278】それゆえ、検索条件式生成手段が生成する
第2検索条件式によって、利用者に有効な情報を提供す
るための第1検索条件式が隠蔽されるので、情報提供装
置の情報検索の結果が万が一、装置外部に漏洩しても、
利用者が真に必要とする情報の特定が困難となる。した
がって、検索結果に対する利用者のプライバシーを保護
することが可能となるという効果を奏する。
【0279】本発明に係る情報提供制御装置は、以上の
ように、上記第1検索条件式は、上記個人情報に則した
情報を検索結果に含めるための基本条件式と、上記した
基本条件式だけでは情報検索時に排除されるような情報
を検索結果に含めるための付加条件式と、個別に関連性
の少ない情報を検索結果から除外するための除外条件式
とで構成されている構成である。
【0280】それゆえ、第1検索条件式として利用者に
関連のある情報を確実に検索できる検索条件式を作成し
て、利用者に有効な情報を確実に提供することができる
という効果を奏する。
【0281】本発明に係る情報提供制御装置は、以上の
ように、上記第2検索条件式は、利用者にとって不必要
な情報を検索結果に含めるためのダミー条件式である構
成である。
【0282】それゆえ、万が一、検索結果が装置外部に
漏洩するようなことがあっても、利用者が真に必要とす
る情報の特定を非常に困難にさせることが可能となり、
検索結果に対する利用者にプライバシーを確実に保護す
ることが可能となるという効果を奏する。
【0283】本発明に係る情報提供制御装置は、以上の
ように、上記検索条件式生成手段は、上記検索結果記憶
手段に記憶された検索結果から、上記ダミー条件式に対
応する検索結果を削除するためのフィルタ条件式を生成
し、上記情報提供手段は、上記検索結果記憶手段に記憶
された検索結果から、フィルタ条件式によって削除され
る結果を利用者端末に提供する構成である。
【0284】それゆえ、ダミー条件式によって第1検索
条件式を隠蔽しながらも、最終的には利用者が真に希望
する情報のみを利用者に提供することができるという効
果を奏する。
【0285】本発明に係る情報提供制御装置は、以上の
ように、上記情報提供手段は、上記利用者端末を介して
の利用者からの情報提供要求に応じて、個々の利用者に
応じた検索結果を上記利用者端末に提供する構成であ
る。
【0286】それゆえ、例えば、個々の利用者が望まな
い場合には検索結果を利用者端末に送信しなくて済むの
で、通信等における検索結果の漏洩の機会を必要最小限
に抑えて、プライバシーの保護をより一層図ることが可
能となるという効果を奏する。
【0287】本発明に係る情報提供制御装置は、以上の
ように、検索する情報の種類に応じた検索条件式を上記
検索条件式生成手段が生成する際のルールを規定した検
索ルールを記憶する検索ルール記憶手段をさらに備え、
上記検索条件式生成手段は、上記個人情報と上記検索ル
ールとに基づいて検索条件式を生成する構成である。
【0288】それゆえ、情報提供装置では、上記検索条
件式に基づいて検索する情報の種類に応じて、かつ、個
人情報に則した情報の検索を適切に行うことができる。
その結果、利用者が真に希望する情報(検索結果)を確
実に得ることができるという効果を奏する。
【0289】本発明に係る情報提供制御装置は、以上の
ように、上記検索ルール記憶手段に記憶される検索ルー
ルは、情報提供装置から提供されると共に、提供される
ごとに更新される構成である。
【0290】それゆえ、検索条件式生成手段は、検索ル
ール記憶手段の検索ルールに基づいて、どの検索ルール
で検索条件式を生成すれば、どの情報提供装置での情報
検索が可能であるかを認識することが可能となる。その
結果、情報提供装置が、提供する情報の種類に応じて複
数存在する場合であっても、検索ルールを提供した所定
の情報提供装置にて、上記検索ルールに対応する情報の
検索を確実に行わせることができるという効果を奏す
る。
【0291】本発明に係る情報提供制御装置は、以上の
ように、上記個人情報に基づいて検索される対象となる
情報についての個々の評価値を記憶する評価値記憶手段
と、上記評価値の総和と、上記個人情報に対応する評価
値の総和とに基づいて、上記個人情報を評価する個人情
報評価手段とをさらに備えている構成である。
【0292】それゆえ、個人情報に対応する利用者の、
比較対象となる情報(この例ではA作家)についての習
熟度を判断することができるという効果を奏する。
【0293】本発明に係る情報提供制御装置は、以上の
ように、上記検索結果記憶手段に記憶されている検索結
果と、個々の利用者に対応する検索結果とを比較し、個
々の利用者に対応する検索結果のレベルを判断する検索
結果比較手段をさらに備えている構成である。
【0294】それゆえ、個々の利用者に提供される検索
結果の有効性を容易に判断することが可能となるという
効果を奏する。
【0295】本発明に係る情報提供制御装置は、以上の
ように、上記検索条件式生成手段は、上記検索結果のレ
ベルに応じて検索条件式を補正する構成である。
【0296】それゆえ、利用者は、補正前よりもレベル
の高い検索結果を得ることが可能となるという効果を奏
する。
【0297】本発明に係る情報提供システムは、以上の
ように、上記した情報提供制御装置と、上記情報提供制
御装置から提供される検索条件式を用いて情報の検索を
行い、検索結果を上記情報提供制御装置に提供する情報
提供装置と、上記情報提供制御装置から個々の利用者に
応じた検索結果を受信する利用者端末とが通信ネットワ
ークを介して互いに接続されてなる構成である。
【0298】それゆえ、プライバシーの保護および通信
効率の向上とを両立できるシステムを提供することがで
きるという効果を奏する。
【0299】本発明に係る情報提供制御装置は、以上の
ように、利用者端末を介して情報の提供を受けようとす
る個々の利用者に応じた個人情報を記憶する個人情報記
憶手段と、少なくとも上記個人情報に基づいて、情報提
供装置から提供される情報を検索するための検索条件式
を生成する検索条件式生成手段と、上記検索条件式に基
づいて情報の検索を行う検索手段と、上記検索手段での
検索結果を記憶する検索結果記憶手段と、個々の利用者
を識別するための識別情報を、個々の利用者を特定する
特定情報とは別個に管理する識別情報管理手段と、上記
検索結果記憶手段に記憶されている検索結果から、利用
者の識別情報に対応した検索結果を生成し、上記利用者
端末に提供する情報提供手段とを備えている構成であ
る。
【0300】それゆえ、利用者の個人情報に基づいて検
索条件式を作成し、この検索条件式に基づいて検索手段
が情報の検索を行うので、個々の利用者に適した検索結
果を各利用者に提供することができる。
【0301】また、個々の利用者の個人情報を個人情報
記憶手段に1回記憶しておけば、その都度、個人情報を
入力しなくても済むので、利用者端末と情報提供制御装
置との間での通信効率を向上させることができる。
【0302】また、個々の利用者を特定できる特定情報
と、個々の利用者を識別するための識別情報とを別個に
管理しているので、例えば、識別情報管理手段にて管理
されている識別情報が万が一装置外部に漏洩したり、第
三者がシステムに潜入したりするようなことがあって
も、上記識別情報だけでは個々の利用者を特定すること
が困難となる。
【0303】したがって、上記構成によれば、通信効率
の向上と利用者のプライバシー保護とを両立させなが
ら、個々の利用者に適した情報を利用者に提供すること
ができるという効果を奏する。
【0304】本発明に係る情報提供システムは、以上の
ように、上記した情報提供制御装置と、上記情報提供制
御装置にて検索を行う対象となる情報を上記情報提供制
御装置に提供する情報提供装置と、上記情報提供制御装
置から個々の利用者に応じた検索結果を受信する利用者
端末とが通信ネットワークを介して互いに接続されてな
る構成である。
【0305】それゆえ、プライバシーの保護および通信
効率の向上とを両立できるシステムを提供することがで
きるという効果を奏する。
【0306】本発明に係る情報提供方法は、以上のよう
に、利用者端末を介して情報の提供を受けようとする個
々の利用者に応じた個人情報を個人情報記憶手段に記憶
する工程と、少なくとも上記個人情報に基づいて、情報
提供装置にて情報を検索するための検索条件式を生成す
る工程と、上記検索条件式によって上記情報提供装置が
情報を検索した結果を検索結果記憶手段に記憶する工程
と、個々の利用者を識別するための識別情報を、個々の
利用者を特定する特定情報とは別に識別情報管理手段に
登録する工程と、上記検索結果記憶手段に記憶されてい
る検索結果から、利用者の識別情報に対応した検索結果
を生成し、上記利用者端末に提供する工程とを含んでい
る構成である。
【0307】それゆえ、利用者の個人情報に基づいて検
索条件式を作成し、この検索条件式に基づいて情報提供
装置にて情報の検索を行うので、個々の利用者に適した
検索結果を各利用者に提供することができる。
【0308】また、個々の利用者の個人情報を1回記憶
しておけば、その都度、個人情報を入力しなくても済む
ので、利用者端末と上記の各処理を行う情報提供制御装
置との間での通信効率を向上させることができる。
【0309】また、個々の利用者を識別するための識別
情報が、個々の利用者を特定する特定情報とは別に識別
情報管理手段に登録されているので、例えば、識別情報
管理手段に登録されている識別情報が万が一装置外部に
漏洩したり、第三者がシステムに潜入したりするような
ことがあっても、上記識別情報だけでは個々の利用者を
特定することが困難となる。
【0310】したがって、上記構成によれば、通信効率
の向上と利用者のプライバシー保護とを両立させなが
ら、個々の利用者に適した情報を利用者に提供すること
ができるという効果を奏する。
【0311】本発明に係る情報提供方法は、以上のよう
に、利用者端末を介して情報の提供を受けようとする個
々の利用者に応じた個人情報を個人情報記憶手段に記憶
する工程と、少なくとも上記個人情報に基づいて、情報
提供装置から提供される情報を検索するための検索条件
式を生成する工程と、上記検索条件式に基づいて情報の
検索を行う工程と、検索結果を検索結果記憶手段に記憶
する工程と、個々の利用者を識別するための識別情報
を、個々の利用者を特定する特定情報とは別に識別情報
管理手段に登録する工程と、上記検索結果記憶手段に記
憶されている検索結果から、利用者の識別情報に対応し
た検索結果を生成し、上記利用者端末に提供する工程と
を含んでいる構成である。
【0312】それゆえ、利用者の個人情報に基づいて検
索条件式を作成し、この検索条件式に基づいて情報提供
装置にて情報の検索を行うので、個々の利用者に適した
検索結果を各利用者に提供することができる。
【0313】また、個々の利用者の個人情報を1回記憶
しておけば、その都度、個人情報を入力しなくても済む
ので、利用者端末と上記の各処理を行う情報提供制御装
置との間での通信効率を向上させることができる。
【0314】また、個々の利用者を識別するための識別
情報が、個々の利用者を特定する特定情報とは別に識別
情報管理手段に登録されているので、例えば、識別情報
管理手段に登録されている識別情報が万が一装置外部に
漏洩したり、第三者がシステムに潜入したりするような
ことがあっても、上記識別情報だけでは個々の利用者を
特定することが困難となる。
【0315】したがって、上記構成によれば、通信効率
の向上と利用者のプライバシー保護とを両立させなが
ら、個々の利用者に適した情報を利用者に提供すること
ができるという効果を奏する。
【0316】本発明に係る情報提供処理を行うためのプ
ログラムを記録した記録媒体は、以上のように、上述し
た情報提供方法による処理をコンピュータに実行させる
ためのプログラムを記録してなる構成である。
【0317】それゆえ、上記プログラムをコンピュータ
(例えば情報提供制御装置)が実行することによって、
上述した情報提供方法による処理を実現することができ
るという効果を奏する
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る情報提供システム
の概略の構成を示すブロック図である。
【図2】上記情報提供システムの検索サービスセンタに
おける個人情報DBに登録される個人情報の一構成例を
示す説明図である。
【図3】上記検索サービスセンタ3の検索ルールDBに
登録される検索ルールの一構成例を示す説明図である。
【図4】上記情報提供システムにおける処理の大まかな
流れを示すフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートにおけるユーザ登録処理
の詳細を示すフローチャートである。
【図6】図4のフローチャートにおける個人情報登録処
理の詳細を示すフローチャートである。
【図7】図4のフローチャートにおける検索条件式登録
処理の詳細を示すフローチャートである。
【図8】図7における検索条件式の生成処理の詳細を示
すフローチャートである。
【図9】上記検索条件式登録処理において、上記検索条
件式の生成処理の後の動作の流れを示すフローチャート
である。
【図10】上記情報提供システムにおける利用者端末と
検索サービスセンタと情報提供サーバとの間で送受信さ
れる情報のやりとりを示す説明図である。
【図11】上記送受信される情報の一例を示す説明図で
ある。
【図12】図4のフローチャートにおける情報提供要求
処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】本発明の他の実施の形態に係る情報提供シス
テムの概略の構成を示すブロック図である。
【図14】上記情報提供システムにおける処理の流れを
示すフローチャートである。
【図15】検索条件式の補正によって検索結果が補正さ
れる様子を概略的に示す説明図である。
【図16】利用者端末に提供される比較結果の表示画面
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 利用者端末 2 情報提供サーバ(情報提供装置) 3 検索サービスセンタ(情報提供制御装置) 4 ネットワーク(通信ネットワーク) 31 ユーザID管理部(識別情報管理手段) 32 個人情報DB(個人情報記憶手段) 33 個人情報管理部(個人情報管理手段) 34 検索ルールDB(検索ルール記憶手段、評価値
記憶手段) 35 検索条件式生成部(検索条件式生成手段) 37 検索条件式管理部(検索条件式管理手段) 39 検索結果DB(検索結果記憶手段) 40 検索結果管理部(検索結果管理手段) 41 情報提供処理部(情報提供処理手段) 42 特定情報管理部(特定情報管理手段) 43 情報比較処理部(個人情報評価手段、検索結果
比較手段)

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者端末を介して情報の提供を受けよう
    とする個々の利用者に応じた個人情報を記憶する個人情
    報記憶手段と、 少なくとも上記個人情報に基づいて、情報提供装置にて
    情報を検索するための検索条件式を生成する検索条件式
    生成手段と、 上記検索条件式によって上記情報提供装置が情報を検索
    した結果を記憶する検索結果記憶手段と、 個々の利用者を識別するための識別情報を、個々の利用
    者を特定する特定情報とは別個に管理する識別情報管理
    手段と、 上記検索結果記憶手段に記憶されている検索結果から、
    利用者の識別情報に対応した検索結果を生成し、上記利
    用者端末に提供する情報提供手段とを備えていることを
    特徴とする情報提供制御装置。
  2. 【請求項2】上記特定情報をオンラインでアクセス不可
    能な状態で管理する特定情報管理手段をさらに備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報提供制御装
    置。
  3. 【請求項3】上記検索条件式生成手段にて生成される各
    利用者ごとの検索条件式を統合して管理し、統合した検
    索条件式を情報提供装置に提供する検索条件式管理手段
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2
    に記載の情報提供制御装置。
  4. 【請求項4】上記個人情報を、対応する識別情報に基づ
    いて暗号化し、各識別情報と対応して管理する個人情報
    管理手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の情報提供制御装置。
  5. 【請求項5】上記検索条件式生成手段は、上記検索条件
    式として、利用者にとって必要な情報を検索結果に含め
    るための第1検索条件式と、上記第1検索条件式を隠蔽
    するための第2検索条件式とを生成し、これらを上記情
    報提供装置に提供することを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載の情報提供制御装置。
  6. 【請求項6】上記第1検索条件式は、上記個人情報に則
    した情報を検索結果に含めるための基本条件式と、上記
    した基本条件式だけでは情報検索時に排除されるような
    情報を検索結果に含めるための付加条件式と、個別に関
    連性の少ない情報を検索結果から除外するための除外条
    件式とで構成されていることを特徴とする請求項5に記
    載の情報提供制御装置。
  7. 【請求項7】上記第2検索条件式は、利用者にとって不
    必要な情報を検索結果に含めるためのダミー条件式であ
    ることを特徴とする請求項5または6に記載の情報提供
    制御装置。
  8. 【請求項8】上記検索条件式生成手段は、上記検索結果
    記憶手段に記憶された検索結果から、上記ダミー条件式
    に対応する検索結果を削除するためのフィルタ条件式を
    生成し、 上記情報提供手段は、上記検索結果記憶手段に記憶され
    た検索結果から、フィルタ条件式によって削除される結
    果を利用者端末に提供することを特徴とする請求項7に
    記載の情報提供制御装置。
  9. 【請求項9】上記情報提供手段は、上記利用者端末を介
    しての利用者からの情報提供要求に応じて、個々の利用
    者に応じた検索結果を上記利用者端末に提供することを
    特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の情報提
    供制御装置。
  10. 【請求項10】検索する情報の種類に応じた検索条件式
    を上記検索条件式生成手段が生成する際のルールを規定
    した検索ルールを記憶する検索ルール記憶手段をさらに
    備え、 上記検索条件式生成手段は、上記個人情報と上記検索ル
    ールとに基づいて検索条件式を生成することを特徴とす
    る請求項1ないし9のいずれかに記載の情報提供制御装
    置。
  11. 【請求項11】上記検索ルール記憶手段に記憶される検
    索ルールは、情報提供装置から提供されると共に、提供
    されるごとに更新されることを特徴とする請求項10に
    記載の情報提供制御装置。
  12. 【請求項12】上記個人情報に基づいて検索される対象
    となる情報の個々の評価値を記憶する評価値記憶手段
    と、 上記評価値の総和と、上記個人情報に対応する評価値の
    総和とに基づいて、上記個人情報を評価する個人情報評
    価手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項1
    ないし11のいずれかに記載の情報提供制御装置。
  13. 【請求項13】上記検索結果記憶手段に記憶されている
    検索結果と、個々の利用者に対応する検索結果とを比較
    し、個々の利用者に対応する検索結果のレベルを判断す
    る検索結果比較手段をさらに備えていることを特徴とす
    る請求項1ないし12のいずれかに記載の情報提供制御
    装置。
  14. 【請求項14】上記検索条件式生成手段は、上記検索結
    果のレベルに応じて検索条件式を補正することを特徴と
    する請求項13に記載の情報提供制御装置。
  15. 【請求項15】請求項1ないし14のいずれかに記載の
    情報提供制御装置と、 上記情報提供制御装置から提供される検索条件式を用い
    て情報の検索を行い、検索結果を上記情報提供制御装置
    に提供する情報提供装置と、 上記情報提供制御装置から個々の利用者に応じた検索結
    果を受信する利用者端末とが通信ネットワークを介して
    互いに接続されてなることを特徴とする情報提供システ
    ム。
  16. 【請求項16】利用者端末を介して情報の提供を受けよ
    うとする個々の利用者に応じた個人情報を記憶する個人
    情報記憶手段と、 少なくとも上記個人情報に基づいて、情報提供装置から
    提供される情報を検索するための検索条件式を生成する
    検索条件式生成手段と、 上記検索条件式に基づいて情報の検索を行う検索手段
    と、 上記検索手段での検索結果を記憶する検索結果記憶手段
    と、 個々の利用者を識別するための識別情報を、個々の利用
    者を特定する特定情報とは別個に管理する識別情報管理
    手段と、 上記検索結果記憶手段に記憶されている検索結果から、
    利用者の識別情報に対応した検索結果を生成し、上記利
    用者端末に提供する情報提供手段とを備えていることを
    特徴とする情報提供制御装置。
  17. 【請求項17】請求項16に記載の情報提供制御装置
    と、 上記情報提供制御装置にて検索を行う対象となる情報を
    上記情報提供制御装置に提供する情報提供装置と、 上記情報提供制御装置から個々の利用者に応じた検索結
    果を受信する利用者端末とが通信ネットワークを介して
    互いに接続されてなることを特徴とする情報提供システ
    ム。
  18. 【請求項18】利用者端末を介して情報の提供を受けよ
    うとする個々の利用者に応じた個人情報を個人情報記憶
    手段に記憶する工程と、 少なくとも上記個人情報に基づいて、情報提供装置にて
    情報を検索するための検索条件式を生成する工程と、 上記検索条件式によって上記情報提供装置が情報を検索
    した結果を検索結果記憶手段に記憶する工程と、 個々の利用者を識別するための識別情報を、個々の利用
    者を特定する特定情報とは別に識別情報管理手段に登録
    する工程と、 上記検索結果記憶手段に記憶されている検索結果から、
    利用者の識別情報に対応した検索結果を生成し、上記利
    用者端末に提供する工程とを含んでいることを特徴とす
    る情報提供方法。
  19. 【請求項19】利用者端末を介して情報の提供を受けよ
    うとする個々の利用者に応じた個人情報を個人情報記憶
    手段に記憶する工程と、 少なくとも上記個人情報に基づいて、情報提供装置から
    提供される情報を検索するための検索条件式を生成する
    工程と、 上記検索条件式に基づいて情報の検索を行う工程と、 検索結果を検索結果記憶手段に記憶する工程と、 個々の利用者を識別するための識別情報を、個々の利用
    者を特定する特定情報とは別に識別情報管理手段に登録
    する工程と、 上記検索結果記憶手段に記憶されている検索結果から、
    利用者の識別情報に対応した検索結果を生成し、上記利
    用者端末に提供する工程とを含んでいることを特徴とす
    る情報提供方法。
  20. 【請求項20】請求項18または19に記載の情報提供
    方法による処理をコンピュータに実行させるためのプロ
    グラムを記録してなることを特徴とする情報提供プログ
    ラムを記録した記録媒体。
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