JP2002132235A - Cadデータ表示装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

Cadデータ表示装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002132235A
JP2002132235A JP2000324366A JP2000324366A JP2002132235A JP 2002132235 A JP2002132235 A JP 2002132235A JP 2000324366 A JP2000324366 A JP 2000324366A JP 2000324366 A JP2000324366 A JP 2000324366A JP 2002132235 A JP2002132235 A JP 2002132235A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CAD データを高速に描画できるようにする。 【解決手段】 画像複雑度記憶部31に、CAD データを
画像に展開するために必要な処理時間を画像複雑度とし
て、CAD データの部分領域毎に記憶すると共に、縮小画
像記憶部33に、CAD データを展開した後に適当な拡大
倍率で縮小した画像を記憶する。画像描画手段22は、
前記記憶された画像複雑度としきい値とを比較し、比較
結果に応じてCAD データ記憶部32に記憶されたCAD デ
ータから画像を展開して描画するか、又は前記記憶され
た縮小画像から必要な画像を抽出して描画するかを、前
記部分領域毎に選択して描画処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CAD データを展開
して描画し、ディスプレイや印刷等により表示するCAD
データ表示装置、方法及びCAD データ表示用のプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】CAD データは画像を記憶しているのでは
なく、画像を再現するために必要なデータを記憶してい
る。従って、CAD データ表示システムにおいて、画像を
表示するためには、そのデータを画像に展開する必要が
ある。このとき、指定された展開範囲が広いと、多くの
データを展開する必要があるため、描画時間が長くなる
という問題がある。そこで、例えば特開平11-110169 号
公報のように、データを予め画像に展開して記憶してお
き、この画像を適宜拡大縮小して表示するという方式が
従来から採られてきた。
【0003】また、展開後の画像が大きい場合には、画
像を適当に縮小して記憶し、展開範囲が広い場合には、
この縮小画像を適宜拡大縮小して表示することも、従来
から行われてきた。この方式を用いると、CAD データを
画像に展開する必要がないため、より高速に画像を表示
することが期待できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術には、次のような問題点があった。即ち、ある特定の
部分領域について比較すると、却って描画速度が低下す
る場合があることである。その理由を述べる。例えばあ
る1つの部分領域中に、互いに重なりのない同じ形状の
小さな四角形がn個だけある場合を考える。このとき、
CAD データから部分領域に対応する画像を展開すると、
小さな四角形をn個描画するだけで済む。一方、縮小画
像から画像を抽出するためには部分領域全体を走査する
必要がある。ここで、後者の処理ではnの値に関わらず
描画時間が一定であることに注意する。
【0005】ところで、n=0の場合は展開すべきCAD デ
ータがないから、明らかにCAD データから画像を展開し
た方が高速である。n=1、2 、…と増やしていった場
合、どこで双方の描画時間が逆転するかは、システム全
体の特性と部分領域の大きさと拡大倍率とによって変化
する。このように、従来技術では常に一つの方法による
処理しか行われないため、却って速度が低下することが
あるという問題があった。
【0006】本発明は、以上の問題点を解決してCAD デ
ータを高速に描画できるCAD データ表示装置、方法及び
CAD データ表示用プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるCAD データ表示装置は、CAD データ
を画像に展開するために必要な処理時間を画像複雑度と
して、CAD データの部分領域毎に記憶する画像複雑度記
憶手段と、CAD データを展開した後に適当な拡大倍率で
縮小した画像を記憶する縮小画像記憶手段と、前記記憶
された画像複雑度としきい値とを比較し、比較結果に応
じて前記CAD データから画像を展開して描画するか、前
記記憶された縮小画像から必要な画像を抽出して描画す
るかを、前記部分領域毎に選択して描画する画像描画手
段とを設けたものである。
【0008】また、本発明によるCAD データ表示方法
は、CAD データを画像に展開するために必要な処理時間
を画像複雑度として、CAD データの部分領域毎に記憶す
ると共に、CAD データを展開した後に適当な拡大倍率で
縮小した画像を記憶し、前記記憶された画像複雑度とし
きい値とを比較し、比較結果に応じて前記CAD データか
ら画像を展開して描画するか、前記記憶された縮小画像
から必要な画像を抽出して描画するかを、前記部分領域
毎に選択して描画するようにしたものである。
【0009】また、本発明によるCAD データ表示用のプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体は、CAD データを画像に展開するために必要な処理時
間を画像複雑度として、CAD データの部分領域毎に記憶
された前記画像複雑度としきい値とを比較する比較処理
と、比較結果に応じて前記CAD データから画像を展開し
て描画処理するか、あるいはCAD データを展開した後に
適当な拡大倍率で縮小して記憶された縮小画像から必要
な画像を抽出して描画処理するかを、前記部分領域毎に
選択する選択処理と、前記選択された描画処理を行う画
像描画処理とを実行するためのプログラムを記録したも
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。本実施の形態は、CAD データにつ
いて、その任意の範囲を任意の拡大倍率で表示すると
き、拡大倍率が一定値以下であれば、特に高速な描画を
行う構成を提供するものである。即ち、本実施の形態で
は、描画時間が逆転する条件を境に処理を切り替えて高
速な処理を選択するため、どの部分領域に対しても、縮
小画像を用いることで却って速度が低下することはな
い。
【0011】まず、本実施の形態を概略的に説明する。
図1において、画像複雑度記憶部31は、CAD データを
画像に展開するときに必要な処理時間を見積もった数値
である画像複雑度を、画像の部分領域毎に記憶してい
る。CAD データ記憶部32は、CAD データを記憶してい
る。縮小画像記憶部33は、CAD データを画像に展開し
た後で、適当な拡大倍率で縮小した画像を記憶してい
る。入力分析手段21は、CAD データの展開範囲を、画
像複雑度記憶部31から検索し、CAD データの展開範囲
内の部分領域に画像複雑度を付与する。画像描画手段2
2は、画像複雑度記憶部31から入力、即ち、CAD デー
タの展開範囲と、展開時のCAD データの拡大倍率と、CA
D データの展開範囲内の部分領域に付与された画像複雑
度を受け取る。
【0012】画像描画手段22は、各部分領域につい
て、画像複雑度と指定された拡大倍率とから、CAD デー
タを展開する処理時間と、縮小画像から必要な画像を抽
出する処理時間とを見積もる。そして、CAD データを展
開する処理時間の方が短いと判定すれば、CAD データを
展開して画像を描画し、そうでなければ、縮小画像記憶
手段33に記憶された縮小画像から必要な画像を抽出し
て描画する。これにより、CAD データの複雑度とCAD デ
ータの拡大倍率に応じて適応的に、CAD データからの展
開と、縮小画像からの画像の抽出を使い分けることで、
高速な描画を実現する。
【0013】図1は本発明の第1の実施の形態によるCA
D データ表示装置を示すブロック図である。図1におい
て、本装置は、キーボード等の入力装置1と、プログラ
ム制御により動作するデータ処理装置2と、情報を記憶
する記憶装置3と、ディスプレイ装置や印刷装置等の出
力装置4とを含む。記憶装置3は、画像複雑度記憶部3
1と、CAD データ記憶部32と、縮小画像記憶部33と
を備えている。
【0014】画像複雑度記憶部31は、CAD データを画
像に展開するときに必要な処理時間を見積もった数値で
ある画像複雑度を、画像の部分領域毎に記憶している。
部分領域のとり方は任意であるが、例えば、図3に示す
ように、CAD データの全範囲を正方格子状に分割し、正
方格子を部分領域とすることができる。
【0015】図3において、左上3×3の正方格子につ
いて、正方格子の中に書かれている数値が画像複雑度で
ある。図3では省略してあるが、実際には全ての正方格
子に対して画像複雑度を与える。画像複雑度としては、
例えば、CAD データを適当な拡大倍率で展開して、部分
領域を描画するために必要な計算時間を実測し、その計
算時間を適当にスケーリングして用いることができる。
【0016】CAD データ記憶部32は、CAD データを記
憶している。縮小画像記憶部33は、CAD データを画像
に展開した後で、適当な拡大倍率で縮小した画像を記憶
している。
【0017】データ処理装置2は、入力分析手段21
と、画像描画手段22とを備える。入力分析手段21
は、入力装置1から与えられたCAD データの展開範囲
を、画像複雑度記憶部31から検索し、CAD データの展
開範囲内の各部分領域に画像複雑度を付与する。
【0018】画像描画手段32は、画像複雑度記憶部3
1から入力、即ち、CAD データの展開範囲と、展開時の
拡大倍率と、CAD データの展開範囲内の部分領域に付与
された画像複雑度を受け取る。そして、画像描画手段3
2は、展開時の拡大倍率と予め定められたしきい値A を
比較し、しきい値A 以上であれば、縮小画像記憶部33
に記憶された縮小画像からでは必要な解像度が得られな
いと判定し、CAD データを展開して画像を描画する。
【0019】ここで、しきい値A は、縮小画像記憶手段
33に記憶されている縮小画像からでは、指定されたCA
D データの拡大倍率の画像を望ましい品質で抽出するこ
とができないという、拡大倍率に設定されるべきであ
る。例えば、縮小画像を生成する際に用いた拡大倍率を
そのまましきい値A とすることができる。
【0020】一方、拡大倍率がしきい値A 以下であれ
ば、縮小画像記憶手段33に記憶された縮小画像を利用
して描画する。即ち、CAD データの展開領域の各部分領
域毎に、画像複雑度と予め定められたしきい値を比較
し、しきい値B 以上であれば、CAD データを展開する処
理時間よりも縮小画像記憶手段33に記憶された縮小画
像から必要な画像を抽出する処理時間の方が短いと判定
し、縮小画像から必要な画像を抽出して描画する。しき
い値B 未満であれば、CAD データを展開して画像を描画
する。
【0021】しきい値B の決め方は任意であるが、例え
ば、画像複雑度がx であるとき、CAD データを展開する
処理時間と、縮小画像から抽出する処理時間とが拮抗す
る拡大倍率y=f (x )を実験によって定め、このyをし
きい値B とすることができる。
【0022】次に、図1及び図2のフローチャートを参
照して本実施の形態の動作を詳細に説明する。入力装置
1から与えられたCAD データの展開範囲と拡大倍率は、
入力分析手段21に供給される。入力分析手段21は、
CAD データの展開範囲を、画像複雑度記憶手段31から
検索する。例えば図4のようにCAD データの展開範囲が
与えられたする。ここで図4において、CAD データの展
開範囲の外郭は、下端が正方格子を2等分している他は
全て正方格子上を通っているものとする。このとき、入
力分析手段21による検索結果は図5のようになる。即
ち、CAD データの展開範囲は9つの部分領域に分割さ
れ、各々の部分領域に図5のように画像複雑度が与えら
れる。
【0023】図5における下から3つの部分領域に対す
る画像複雑度は、図3における正方格子の面積に対し、
CAD データの展開範囲が占める面積が2分の1であるこ
とから、画像複雑度も2分の1としている。正方格子と
CAD データの展開範囲が一致しない場合には、この例の
ように、重なる面積に比例した画像複雑度を割り当てれ
ばよい(図2のステップA1)。
【0024】画像描画手段22は、画像複雑度記憶部3
1からCAD データの展開範囲と、CAD データの拡大倍率
と、CAD データの展開範囲内の各部分領域に割り当てら
れた画像複雑度を入力として受け取る。そしてまず、CA
D データの拡大倍率と、しきい値A とを比較する(ステ
ップA2)。比較の結果、CAD データの拡大倍率がしきい
値A 以上であれば、CAD データ範囲内の全領域につい
て、CAD データ記憶部32内のCAD データを画像に展開
し、描画して処理を終了する(ステップA3)。
【0025】そうでなければステップA4へ進み、CAD デ
ータ展開領域内の部分画像を一つ選択しステップA5へ進
む。選択する順序は任意でよいが、例えば、まず左上か
ら右上へ、次に一つの段を左から右へ、というように順
次選択することができる。次に、選択された部分領域に
割り当てられた画像複雑度をしきい値B と比較する(ス
テップA5)。比較の結果、割り当てられた画像複雑度が
しきい値B 以上であれば、縮小画像から部分領域に対応
する画像を抽出して描画し、ステップA8へすすむ(ステ
ップA6)。
【0026】また、割り当てられた画像複雑度がしきい
値B 未満であれば、CAD データ記憶部32に記憶された
CAD データを展開し、部分領域に対応する画像を描画
し、ステップA8へ進む(ステップA7)。ステップA8で
は、CAD データ展開範囲内の全ての部分領域が選択済み
であるかどうかを判定する。もし、全ての部分領域が選
択済みであれば、CAD データ展開範囲内の画像が全て描
画できたことになるので、描画結果を出力装置4に出力
して処理を終了する。そうでなければ、ステップA4へ
進む(ステップA8)。
【0027】次に、具体例を用いた動作を説明する。画
像複雑度記憶部31には、図3に示すように、画像複雑
度が記憶されているとする。今、図4に示すようなCAD
データ展開範囲が入力装置1から与えられたとする。ま
た拡大倍率は0.1倍、しきい値A は0.2倍、しきい
値B は拡大倍率をxとしたとき1/ xであるとする。即
ち、この例ではしきい値B は10となる。
【0028】入力画像分析手段21は、CAD データ展開
範囲を、画像複雑度記憶部31から検索し、CAD データ
展開範囲に図5のような画像複雑度を割り当てる(ステ
ップA1)。次に画像描画手段22は、拡大倍率としきい
値A を比較する。この例では、拡大倍率がしきい値A 未
満であるので、ステップA4へ進む(ステップA2)。次
に、図5の9つの部分領域から左上の部分領域を選択す
る(ステップA4)。次に、選択した部分領域に割り当て
られた画像複雑度としきい値B を比較する(ステップA
5)。
【0029】図5から画像複雑度は0であり、一方しき
い値B は10であるから、CAD データから画像を展開し
て部分領域を描画する(ステップA7)。次に、全ての部
分領域が選択済みかどうかを判定する。未だ9つの部分
領域のうち1つしか選択されていないからステップA4へ
進む(ステップA8)。次に、図5にある9つの部分領域
のうち、上段中列の部分領域を選択する(ステップA
4)。今度は、選択した部分領域に割り当てられた画像
複雑度が15であり、しきい値B より大きいので、縮小
画像から画像を抽出して、部分領域を描画する(ステッ
プA5及びステップA6)。未だ、9つの部分領域のうち2
つしか選択されていないのでステップA4へ進む(ステッ
プA8)。
【0030】以下、同様にして9つの部分領域を次々と
選択し、描画していく。全ての部分領域が選択された
時、CAD データの描画は完了し、直後のステップA8によ
って描画結果が出力装置4に出力され、処理は終了す
る。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。第1の実施の形態の縮小画像記憶部33は、
CAD データ全範囲にわたって縮小画像を記憶していた
が、次のような構成も可能である。即ち、縮小画像記憶
部33の記憶容量を小さくするために、図6に示すよう
に、CAD データからの展開時間が特に長い部分領域につ
いてのみ、縮小画像を用意しておく。
【0032】このとき、描画手段22において、縮小画
像が用意されていない部分領域に対して、ステップA6が
実行されないようにする必要がある。そのためには、画
像複雑度記憶部31においては、縮小画像が用意されて
いない部分領域に対して、画像複雑度を0と記憶してお
けばよい。尚、本実施の形態の他の部分の構成は、図1
と同様である。
【0033】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。第1、第2の実施の形態において、縮小画像
記憶部32に記憶されている縮小画像の拡大倍率は1通
りのみであった。しかし、次のような構成も可能であ
る。即ち、本実施の形態は、図7に示すように、2つの
異なる拡大倍率の縮小画像を記憶するための2つの縮小
画像記憶部331と332、及びそれら縮小画像に対応
する画像複雑度を記憶する画像複雑度記憶部311と3
12を備えている点で図1の構成と異なる。
【0034】本実施の形態では、CAD データ拡大倍率を
入力すると、どちらの縮小画像を利用するべきかを出力
する関数を予め定義しておく。入力分析手段21は、こ
の関数を利用して2つの画像複雑度記憶部311、31
2のいずれを利用するかを判定する。画像描画手段22
も、この関数を利用して2つの縮小画像記憶部331、
332のいずれを利用するかを判定する。尚、図7では
2つの異なる拡大倍率の縮小画像を用いたが、3つ以上
の場合も同様に構成可能である。
【0035】次に、本発明の第4の実施の形態によるコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体について説明する。
図1、図7の動作に基づく図2のフローチャートを含む
処理を、データ処理装置2におけるCPUが実行するた
めのCAD データ表示用のプログラムを格納する記録媒体
は、本発明によるコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を構成する。
【0036】この記録媒体としては、光磁気ディスク、
光ディスク、半導体メモリ、磁気記録媒体等を用いるこ
とができ、これらをROM、RAM、CD−ROM、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、メモリカード等に構成
して用いてよい。
【0037】またこの記録媒体は、インターネット等の
ネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラ
ムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコン
ピュータシステム内部のRAM等の揮発性メモリのよう
に、一定時間プログラムを保持するものも含まれる。
【0038】また上記プログラムは、このプログラムを
記憶装置等に格納したコンピュータシステムから伝送媒
体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により他のコ
ンピュータシステムに伝送されるものであってもよい。
上記伝送媒体とは、インターネット等のネットワーク
(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように
情報を伝送する機能を有する媒体をいうものとする。
【0039】また、上記プログラムは、前述した機能の
一部を実現するためであってもよい。さらに、前述した
機能をコンピュータシステムに既に記録されているプロ
グラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分
ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0040】従って、この記録媒体を図1、図7のシス
テム又は装置とは異なるシステム又は装置において用
い、そのシステム又は装置のコンピュータがこの記録媒
体に格納されたプログラムを実行することによっても、
各実施の形態で説明した機能及び効果と同等の機能及び
効果を得ることができ、本発明の目的を達成することが
できる。
【0041】
【発明の効果】本発明の効果は、CAD データの任意の範
囲を一定値以下の拡大倍率で表示するとき、その表示速
度を向上させることである。その理由は、予めCAD デー
タを展開した後、縮小した画像から抽出して描画する方
式と、CAD データを展開して画像を描画する方式との2
つの画像描画方式を備え、CAD データの部分領域におけ
る画像複雑度や拡大倍率に応じて、最適な画像描画方式
を選択して描画するからである。これにより、最悪でも
画像描画速度は従来方式と同程度であり、一般的には、
従来方式と比べて画像描画速度を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1及び第2の実施の形態によるCA
D データ表示装置を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図3】 CAD データの全範囲を正方格子状に分割して
部分領域とした例を示す構成図である。
【図4】 CAD データの展開範囲の例を示す構成図であ
る。
【図5】 CAD データの展開範囲の例を拡大して示す構
成図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態によるCAD データ
の全範囲における縮小画像を記憶している部分領域を示
す構成図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態によるCAD データ
表示装置を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 入力装置 2 データ処理装置 21 入力分析手段 22 画像描画手段 3 記憶装置 31、311、312 画像複雑度記憶部 32 CAD データ記憶部 33、331、332 縮小画像記憶部 4 出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 G09G 5/00 555A 5E501 G09G 5/36 5/36 520E Fターム(参考) 5B021 AA01 DD07 LB07 5B046 FA02 HA03 5B050 BA17 EA04 EA12 5B069 AA14 BA03 BB16 DD11 DD15 FA02 HA10 HA12 5C082 AA01 BA12 BB25 BB42 CA33 CA34 CB05 DA42 DA61 DA87 MM02 5E501 AC09 AC37 BA01 CA03 CB02 FA14 FB04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CAD データを画像に展開するために必要
    な処理時間を画像複雑度として、CAD データの部分領域
    毎に記憶する画像複雑度記憶手段と、 CAD データを展開した後に適当な拡大倍率で縮小した画
    像を記憶する縮小画像記憶手段と、 前記記憶された画像複雑度としきい値とを比較し、比較
    結果に応じて前記CADデータから画像を展開して描画す
    るか、前記記憶された縮小画像から必要な画像を抽出し
    て描画するかを、前記部分領域毎に選択して描画する画
    像描画手段とを設けたことを特徴とするCAD データ表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記画像描画手段は、指定されたCAD デ
    ータ拡大倍率に応じて描画を行い、前記しきい値は、前
    記CAD データ拡大倍率に応じて適応的に変化することを
    特徴とする請求項1記載のCAD データ表示装置。
  3. 【請求項3】 前記縮小画像記憶手段は、CAD データの
    全領域のうち一部の領域に対応する部分のみを記憶する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のCADデータ表示
    装置。
  4. 【請求項4】 前記画像描画手段は、指定されたCAD デ
    ータ拡大倍率に応じて描画を行い、前記画像複雑度記憶
    手段は、複数の異なる画像複雑度を記憶しておき、前記
    CAD データ拡大倍率に応じて選択できることを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載のCAD データ表示装置。
  5. 【請求項5】 前記画像描画手段は、指定されたCAD デ
    ータ拡大倍率に応じて描画を行い、前記縮小画像記憶手
    段は、複数の異なる拡大倍率の縮小画像を記憶してお
    き、前記CAD データ拡大倍率に応じて選択できることを
    特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のCAD デー
    タ表示装置。
  6. 【請求項6】 CAD データを画像に展開するために必要
    な処理時間を画像複雑度として、CAD データの部分領域
    毎に記憶すると共に、CAD データを展開した後に適当な
    拡大倍率で縮小した画像を記憶し、 前記記憶された画像複雑度としきい値とを比較し、比較
    結果に応じて前記CADデータから画像を展開して描画す
    るか、前記記憶された縮小画像から必要な画像を抽出し
    て描画するかを、前記部分領域毎に選択して描画するこ
    とを特徴とするCAD データ表示方法。
  7. 【請求項7】 CAD データを画像に展開するために必要
    な処理時間を画像複雑度として、CAD データの部分領域
    毎に記憶された前記画像複雑度としきい値とを比較する
    比較処理と、 比較結果に応じて前記CAD データから画像を展開して描
    画処理するか、あるいはCAD データを展開した後に適当
    な拡大倍率で縮小して記憶された縮小画像から必要な画
    像を抽出して描画処理するかを、前記部分領域毎に選択
    する選択処理と、 前記選択された描画処理を行う画像描画処理とを実行す
    るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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JP2015028543A (ja) * 2013-07-30 2015-02-12 シャープ株式会社 机型表示装置

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