JP2002132110A - プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JP2002132110A
JP2002132110A JP2000319642A JP2000319642A JP2002132110A JP 2002132110 A JP2002132110 A JP 2002132110A JP 2000319642 A JP2000319642 A JP 2000319642A JP 2000319642 A JP2000319642 A JP 2000319642A JP 2002132110 A JP2002132110 A JP 2002132110A
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electrophotographic
toner
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JP2000319642A
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Katsuhiro Kojima
勝広 小島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量のプロセスカートリッジであっても感
光体ドラムが十分な寿命を有する。 【解決手段】 トナー容器5a内に検知部材16を、ト
ナー容器5a外に比較部材17を配置し、トナー残量及
びトナー容器近傍の湿度を検知する。又、クリーニング
ブレード9の感光体ドラム3に対する侵入量を可変と
し、湿度60%以上、かつトナー残量75%以上と判断
した場合、及び、湿度40%以下、かつトナー残量25
%以下の場合、つまり、帯電ローラ4の付着物の量が多
い時に、侵入量を通常使用時のδ1からδ2に変更する
(δ2>δ1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、電子写
真方式により像担持体に静電潜像を形成し、この静電潜
像を現像装置に収容した現像剤にて顕像化する電子写真
画像形成装置、及びプロセスカートリッジに関する。
【0002】ここで電子写真画像形成装置としては、例
えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、L
EDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、及び電子
写真ファクシミリ装置等が含まれる。
【0003】又、ここでプロセスカートリッジとは、電
子写真感光体と、電子写真感光体を一様に帯電する帯電
手段、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する
現像手段、及び電子写真感光体をクリーニングするクリ
ーニング手段を一体的にカートリッジ化し、このカート
リッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能と
するものをいう。
【0004】
【従来の技術】プリンタ等の画像形成装置は、一様に帯
電させた像担持体である電子写真感光体(以下、「感光
体ドラム」という)に選択的な露光を行なって静電潜像
を形成し、この静電潜像を現像剤であるトナーによりト
ナー像として顕像化し、このトナー像を記録媒体に転写
して画像記録を行なっている。
【0005】このような画像形成装置においては、トナ
ーがなくなる都度補給しなければならないが、このトナ
ーの補給作業が煩わしいばかりか、汚れを伴うこともあ
る。又、各部材のメンテナンスは専門のサービスマンで
なければ行なうことができず、ユーザには不便を伴うこ
とが多かった。
【0006】そこで、感光体ドラム、帯電手段、現像装
置、及びクリーニングブレード等のクリーニング手段等
を一体構造にまとめて、装置本体に対して着脱可能に装
着されるプロセスカートリッジ(以下、単に「カートリ
ッジ」という)とすることにより、トナーがなくなった
場合や感光体ドラム等の部品が寿命となった場合にユー
ザー自身によって交換可能とし、メンテナンスを容易に
したものが実用化されている。
【0007】近年、画像形成装置においては、プリント
枚数の増大に伴いカートリッジの大容量化が進んでい
る。このような例えば寿命約2万枚のカートリッジにお
いては、ユーザーがその交換時期を予測しやすいよう
に、カートリッジの使用残量、例えばトナー残量や感光
体ドラムの寿命等を逐次に報知する手段を有することが
望ましい。
【0008】ところで、感光体ドラムの表面を帯電させ
る方法としては、細いコロナ放電ワイヤに高圧を印加し
て発生するコロナを感光体ドラム表面に作用させて帯電
を行なう、非接触帯電のコロナ帯電が一般的であった。
【0009】しかし、近年は、低電圧プロセス、低オゾ
ン発生量、低コスト等の点から、ローラ型、ブレード型
等の帯電手段を被帯電体としての感光体ドラムに接触さ
せ、帯電手段に電圧を印加することにより像担持体表面
を帯電させる接触帯電が主流になりつつある。特に、ロ
ーラ型の帯電手段は長期にわたって安定した帯電を行な
うことが可能であり、そのため採用されることが多い。
このローラ帯電では、導電性の弾性ローラを被帯電体に
加圧当接させ、これに電圧を印加することによって放電
により被帯電体への帯電を行なう。
【0010】帯電方式には、具体的に、放電開始電圧
(OPC感光体に対して帯電ローラを加圧当接させた場
合には、約550V)に、必要とされる感光体表面電位
Vdを加算したDC電圧を帯電手段に印加することで帯
電を行なうDC帯電方式と、環境・耐久変動等による電
位の変動を改善する目的として、必要とされる感光体表
面電位Vdに相当するDC電圧に放電開始電圧の2倍以
上のピーク間電圧を持つAC成分を重畳した電圧を帯電
手段に印加することで帯電を行なうAC帯電方式とがあ
る。
【0011】しかし、この接触ローラ帯電方式において
も、弾性ローラを感光体ドラムに接触させる性格上、ク
リーニングブレードをすり抜けてくる微粉トナー、外添
剤等が帯電ローラ表面に付着、堆積し、そのため濃度ム
ラや白部へのトナーの付着(カブリ)等が発生する場合
があった。
【0012】この帯電ローラの表層汚染に関しては、D
C帯電方式よりもAC帯電方式の方が有利であり、特に
AC成分のピーク間電圧を大きくすることにより、画像
上問題のないレベルまで改善することが可能であった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
カートリッジの大容量化に伴い、帯電ローラ表面への付
着物の付着量が増大し、より大きなAC電圧を必要とす
るようになってきた。一方、AC帯電方式においては、
AC電圧を大きくするにつれて感光体ドラムの寿命を短
縮してしまうという問題が生じた。
【0014】そこでAC電圧を大きくすることなく、帯
電ローラ表面への付着物の付着量を軽減するには、クリ
ーニングブレードの感光体ドラムへの当接圧を大きくし
なければならない。
【0015】しかし、クリーニングブレードの当接圧を
大きくすると、クリーニングブレードと感光体ドラムと
の摩擦が増大して感光体ドラムの削れ量が増し、感光体
ドラムの寿命を短くしてしまうという問題が生じた。
【0016】従って、本発明の目的は、大容量のプロセ
スカートリッジであっても電子写真感光体が十分な寿命
を有するプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装
置を提供することである。
【0017】本発明の他の目的は、電子写真感光体の寿
命を短縮することなく、帯電手段の表面汚染による帯電
不良画像の発生を防止できるプロセスカートリッジ及び
電子写真画像形成装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置にて達
成される。要約すれば、本発明は、電子写真感光体と、
前記電子写真感光体を帯電する帯電手段と、前記電子写
真感光体に形成された静電潜像を現像するために用いら
れる現像剤を収納するための現像剤容器と、前記電子写
真感光体に当接しクリーニングするクリーニング手段
と、前記現像剤容器内の現像剤量を逐次に検知するため
の現像剤量検知手段と、前記現像剤容器近傍の環境を検
知する環境検知手段と、を有し、記録媒体に画像を形成
するため電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセ
スカートリッジにおいて、前記現像剤容器内の現像剤量
及び環境の変化に応じて前記クリーニング手段の前記電
子写真感光体への侵入量を変化させる侵入量制御手段を
有することを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0019】本発明の他の態様によると、電子写真感光
体と、前記電子写真感光体を帯電する帯電手段と、前記
電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するために
用いられる現像剤を収納するための現像剤容器と、前記
電子写真感光体に当接しクリーニングするクリーニング
手段と、前記現像剤容器内の現像剤量を逐次に検知する
ための現像剤量検知手段と、前記現像剤容器近傍の環境
を検知する環境検知手段と、を有するプロセスカートリ
ッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成するた
めの電子写真画像形成装置において、前記現像剤容器内
の現像剤量及び環境の変化に応じて前記クリーニング手
段の前記電子写真感光体への侵入量を変化させる侵入量
制御手段を有することを特徴とする電子写真画像形成装
置が提供される。
【0020】上記各発明における一実施態様によると、
前記現像剤量検知手段は、前記現像剤容器内に配置さ
れ、所定の間隔で並べられた少なくとも1対の電極の検
知部材と、前記現像剤容器近傍でかつ現像剤に接触しな
い個所に配置され、所定の間隔で並べられた少なくとも
1対の電極の比較部材と、を有し、前記検知部材の静電
容量と前記比較部材の静電容量とを比較することで前記
現像剤容器内の現像剤量を検知し、前記環境検知手段は
前記比較部材であって、前記比較部材の静電容量を検出
することで前記現像剤容器近傍の環境を検知する。
【0021】上記各発明における他の実施態様による
と、前記クリーニング手段はクリーニングブレードであ
り、前記侵入量制御手段は前記クリーニングブレードを
支持する支持部材と、前記支持部材を移動するカム部材
とを有する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプロセスカー
トリッジ及び電子写真画像形成装置を図面に則して更に
詳しく説明する。
【0023】実施例1 まず、図1により本発明に係るプロセスカートリッジを
装着した電子写真画像形成装置の一実施例について説明
する。
【0024】この電子写真画像形成装置において、電子
写真感光体である感光体ドラム3は帯電手段としての帯
電ローラからなる一次帯電器4によって均一に帯電され
る。レーザー、ポリゴンミラー、レンズ系を含むスキャ
ナユニット1から画像信号に応じて変調されたレーザー
光がスキャン出力され、折り返しミラー2で反射して感
光体ドラム3上に照射され、静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は現像装置5内の現像剤(トナー)によって
トナー像として現像される。
【0025】一方、カセット12内に収納された記録媒
体としての記録材7は、給紙ローラ14によって感光体
ドラム3上の静電潜像の形成と同期してレジストローラ
13まで供給される。次いで、記録材7はレジストロー
ラ13によって感光体ドラム3上のトナー像先端と同期
して、転写ローラからなる転写帯電器6と感光体ドラム
3とで形成された転写部に給送され、転写帯電器6によ
ってトナー像が記録材7に転写される。
【0026】トナー像が転写された記録材7は定着器8
に搬送され、ここで、トナー像が永久定着された後、装
置外部に排出される。尚、転写後に感光体ドラム3上に
残留したトナーはクリーニング手段としてのクリーニン
グブレード9によって除去される。
【0027】本実施例において、感光体ドラム3、帯電
ローラ4、現像装置5、及びクリーニングブレード9は
一括してユニット化されたプロセスカートリッジ(以
下、単に「カートリッジ」という)11として提供され
る。これらの構成要素はカートリッジ11内で所定の相
互配置関係をもって組付けられており、カートリッジ1
1は画像形成装置本体内の所定部(装着手段)30に対
して挿入装着され、また逆に装置本体から抜き外しでき
るようになっている。
【0028】画像形成装置を長期間使用していると、感
光体ドラム3、帯電ローラ4、現像装置5、及びクリー
ニングブレード9等の各種構成要素が消耗して印字品質
を低下させてしまうが、その場合にはユーザー自身でカ
ートリッジ11を交換すればよく、ユーザーのメンテナ
ンスフリーを実現している。
【0029】次に、本実施例におけるカートリッジの使
用量、即ち現像剤容器であるトナー容器5a内のトナー
残量、及び現像装置5近傍の雰囲気湿度を検知する手段
について説明する。
【0030】本実施例では、現像剤量検知手段として、
図2及び図3に示すように、トナー容器5a内に配置さ
れた検知部材16と、トナーと接触しないトナー容器5
a外に配置された比較部材17と具備し、カートリッジ
のトナー残量の検知は、検知部材16の静電容量と、比
較部材17の静電容量とを測定、比較し、差分をとるこ
とによって行なわれる。
【0031】トナーは空気より誘電率が大きいため、検
知部材16の表面にトナーが接触することにより、検知
部材16の静電容量はトナーとの接触面積に比例して増
加する。
【0032】一方、検知部材16周辺の湿度が高くなる
と、空気中の水分量が多くなって誘電率が増加したり、
検知部材16自体が吸湿することによって誘電率が増加
する。このため、同一のトナー残量であっても雰囲気湿
度によって静電容量の値が変動する。
【0033】そこで、環境検知手段としての比較部材1
7を検知部材16と同じ環境(湿度)、かつトナーと接
触しない個所に配置し、上記のように、それぞれの静電
容量を測定、比較し、差分をとることによって、環境に
よる静電容量の変動分を相殺することができ、高精度な
トナー残量検知を実現できる。
【0034】上記トナー残量情報は、現像剤量表示手段
によって表示される。例えば、ユーザーのパソコンなど
の端末画面上に、図4及び図5に示すように表示され
る。図4及び図5においては、トナー量に応じて動く針
51がゲージ52のどの部分を指しているかによってト
ナー量がユーザーに報知される。又、図6に示すよう
に、電子写真画像形成装置本体に直接、LEDなどによ
る表示部を設け、トナー量に応じてLED53等を点滅
させてもよい。
【0035】又、比較部材17の静電容量を単独で測定
することにより、雰囲気湿度を検知することができる。
【0036】検知部材16は、プリント基板の配線パタ
ーン形成の要領で、2つの電極18、19を所定の間隔
をおいて同一平面内に配置したものを使用し、トナー容
器5aの内側側面に配置した。
【0037】比較部材17は、検知部材16と同一のも
のを使用し、トナー容器5aの外側に配置した。尚、比
較部材17は検知部材16と同一のものである必要はな
く、面積、材料構成等が異なる場合には湿度特性の相関
に基づいた係数を適用すればよい。
【0038】検知部材16の静電容量と、比較部材17
の静電容量とから算出された静電容量は、検知部材16
表面上のトナーが接している面積に比例しており、適当
な相関曲線に基づいた変換を行なうことにより、トナー
残量を逐次に算出することができる。適宜相関曲線を適
用することにより、トナー容器の断面形状や検知部材の
形状は任意のものを使用できる。又、電極パターン、作
成方法等についても特に限定するものはない。又、比較
部材17を画像形成装置本体側に配置することも可能で
ある。
【0039】以上説明したように、本実施例では、トナ
ー容器5aの内外にそれぞれ配置された検知部材16
と、比較部材17とによって、カートリッジ11の使用
状況、即ち、トナー容器5a内のトナー残量と、カート
リッジ周辺の環境(湿度)とを検知することができる。
【0040】次に、本発明の特徴部分であるカートリッ
ジの使用状況に基づくクリーニングブレード9の制御に
ついて説明する。
【0041】感光体ドラム3から残留トナーや外添剤を
好適に除去するために考慮すべきこととして、クリーニ
ングブレード9の感光体ドラム3への当接圧力が適当で
あることと、残留トナーや外添剤の感光体ドラム3への
付着力にクリーニングブレード9のクリーニング作用が
打ち勝つことの2つの主たる条件が考えられるので、こ
れらについてまず検討する。
【0042】クリーニングブレード9を感光体ドラム3
に圧接する程度は、クリーニングブレード9の感光体ド
ラム3への当接縁の、自然状態における位置と、これを
感光体ドラム3に圧接変位した場合の当接縁との距離、
即ち「侵入量」によって定められるものとし、これが小
さすぎるとトナーのすり抜けが生じて十分なクリーニン
グが不可能になり、大きすぎると感光体ドラム3との摩
擦が大きくなって、感光体ドラム3の削れが大きくなり
画像不良が発生するなどの不都合を招来する。
【0043】クリーニングブレードの材料としては、前
述のように、ウレタンゴムが耐摩耗性、成型性、機械的
強度等の点から好適であり、広く実用化されている。
【0044】クリーニング部位に達するまでにトナー及
び外添剤が得た帯電量(トリボという)が大きいほど、
像担持体への付着力が大きくなり、クリーニングしにく
くなる。ところが、トナーのトリボは環境(温湿度)に
よって大きく変化するので、この面からクリーニングブ
レード9の侵入量を環境によって調整する必要がある。
【0045】ここで、クリーニングブレード9の感光体
ドラム3への侵入量調整について図7により説明する。
【0046】本実施例において、侵入量制御手段20と
して、クリーニングブレード9の一端を支持する支持部
材10を図中矢印方向に移動可能に構成し、この支持部
材10の上端に接するように、侵入量調整用カム15を
設け、このカム15の回転によって支持部材10を矢印
方向に移動し、クリーニングブレード9の感光体ドラム
3への侵入量を調整している。
【0047】図8は、寿命2万枚の大容量カートリッジ
を用いた場合、侵入量が通常使用状態(δ1とする)で
の低湿環境(湿度40%以下)と高湿環境(湿度60%
以上)における帯電ローラ4の付着物の量(汚れ量)を
表したグラフである。
【0048】それによると、(1)帯電ローラ4への付
着物は主に通常の粒径より小さい微粉トナー、及びトナ
ーに外添されているシリカ粒子であり、(2)低湿環境
下においては、特にカートリッジの使用後半に微粉トナ
ーの付着が多く、(3)高湿環境下においては、特にカ
ートリッジの使用初期に外添剤の付着が顕著であり、そ
のため、図中ハッチングにて示す汚れ量の領域では、低
電圧による帯電不良が発生することが判明した。
【0049】そこで、カートリッジ使用状況の検知手段
によって、高湿環境即ち湿度60%以上、かつトナー残
量75%以上と判断された場合、或いは低湿環境即ち湿
度40%以下、かつトナー残量25%以下と判断された
場合には、クリーニングブレード9の侵入量を大きくし
(この時の侵入量をδ2とする)、それ以外の使用状況
と判断された場合には、クリーニングブレード9の侵入
量を通常使用状態(δ1)に制御する構成とした。
【0050】本発明にて、クリーニングブレード9の侵
入量δ1、δ2とは、図9に示すように、クリーニング
ブレード9の感光体ドラム3との当接縁の、自然状態に
おける位置P0と、これを感光体ドラム3に圧接変位し
た場合の当接縁の仮想位置P1、P2との、クリーニン
グブレード9のカム15による移動方向(矢印x方向)
の距離であり、通常δ1=0.8mm〜1.0mm、
又、本実施例にてδ2=1.2mmとした。
【0051】次に、図10により、上記制御の流れにつ
いて説明する。
【0052】プリント動作の開始時(S1)には、クリ
ーニングブレード9の侵入量をδ1として(S2)、直
ちにカートリッジの使用状況の検知を行なう。即ち、高
湿環境かつトナー残量75%以上、或いは低湿環境かつ
トナー残量25%以下の使用状況か否かを判断する(S
3)。
【0053】上記使用状況の場合には、クリーニングブ
レード9の侵入量をδ2に変更して(S4)、画像形成
を行なう(S5)。そうでない場合には、クリーニング
ブレード9の侵入量をδ1に維持したまま(S7)、画
像形成を行なう(5)。
【0054】このような制御を行ない、高温高湿及び低
温低湿環境下にて実際に2万枚のプリントテストを行な
ったところ、帯電ローラ4の汚染による画像不良は発生
せず、かつ、感光体ドラム3の削れによる画像不良も発
生しなかった。
【0055】感光体ドラム3の寿命については、本実施
例の制御を行なったものは目標寿命の2万枚を上回る
2.2万枚を達成したのに対し、比較のため常時クリー
ニングブレード9の侵入量をδ2で固定したものは、ク
リーニングブレード9と感光体ドラム3の摩擦により感
光体ドラム3の削れが促進され1.6万枚で画像不良が
発生した。
【0056】又、常時クリーニングブレード9の侵入量
をδ1に固定したものは2.5万枚まで感光体ドラム3
の削れによる画像不良は発生しなかったが、高湿環境で
は初期から、低湿環境では1.5万枚を超えた辺りから
帯電ローラ4の表面汚染による帯電不良画像が発生し
た。
【0057】上記のように、本実施例では、クリーニン
グブレード9の感光体ドラム3への侵入量を可変とし、
カートリッジ11の使用状況に応じて侵入量を変更する
ことにより、大容量カートリッジであっても感光体ドラ
ムが十分な寿命を有することができ、又、感光体ドラム
3の寿命を短縮することなく、帯電ローラ4の表面汚染
による帯電不良画像の発生を防止することができた。
【0058】尚、本実施例では、クリーニングブレード
9の感光体ドラム3への侵入量を変更するカートリッジ
の使用状況を、湿度60%以上、かつトナー残量75%
以上と判断した場合、及び、湿度40%以下、かつトナ
ー残量25%以下と判断した場合としたが、これは帯電
ローラ4の硬度、表面性等や、トナーの処方、カートリ
ッジの寿命、帯電ローラ4の汚染の程度等により適宜選
択すればよく、特に本実施例の上記設定に限定されるも
のではない。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置は、
現像剤量検知手段が検知した前記現像剤容器内の現像剤
量及び環境検知手段が検知した環境の変化に応じて前記
クリーニング手段の前記電子写真感光体への侵入量を変
化させる侵入量制御手段を有することにより、大容量の
プロセスカートリッジであっても電子写真感光体が十分
な寿命を有することが可能となる。又、電子写真感光体
の寿命を短縮することなく、帯電手段の表面汚染による
帯電不良画像の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセスカートリッジを装着した
電子写真画像形成装置の一実施例を示す構成図である。
【図2】トナー容器内に取り付けられた検知部材を示す
正面図である。
【図3】図2のトナー容器の側面図である。
【図4】トナー量表示手段の一実施例を示す図である。
【図5】トナー量表示手段の他の実施例を示す図であ
る。
【図6】トナー量表示手段の他の実施例を示す図であ
る。
【図7】クリーニングブレード侵入量制御手段を示す説
明図である。
【図8】高湿環境及び低湿環境における帯電ローラの汚
れ量とトナー残量の関係を示すグラフである。
【図9】クリーニングブレードの侵入量を説明するため
の図である。
【図10】クリーニングブレード侵入量制御の流れを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
3 感光体ドラム(電子写真感光体) 4 帯電ローラ(帯電手段) 5 現像装置 5a トナー容器(現像剤容器) 9 クリーニングブレード(クリーニング手
段) 11 プロセスカートリッジ 16 検知部材(現像剤量検知手段) 17 比較部材(環境検知手段) 20 侵入量制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体と、前記電子写真感光体
    を帯電する帯電手段と、前記電子写真感光体に形成され
    た静電潜像を現像するために用いられる現像剤を収納す
    るための現像剤容器と、前記電子写真感光体に当接しク
    リーニングするクリーニング手段と、前記現像剤容器内
    の現像剤量を逐次に検知するための現像剤量検知手段
    と、前記現像剤容器近傍の環境を検知する環境検知手段
    と、を有し、記録媒体に画像を形成するため電子写真画
    像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにお
    いて、 前記現像剤容器内の現像剤量及び環境の変化に応じて前
    記クリーニング手段の前記電子写真感光体への侵入量を
    変化させる侵入量制御手段を有することを特徴とするプ
    ロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記現像剤量検知手段は、前記現像剤容
    器内に配置され、所定の間隔で並べられた少なくとも1
    対の電極の検知部材と、前記現像剤容器近傍でかつ現像
    剤に接触しない個所に配置され、所定の間隔で並べられ
    た少なくとも1対の電極の比較部材と、を有し、前記検
    知部材の静電容量と前記比較部材の静電容量とを比較す
    ることで前記現像剤容器内の現像剤量を検知し、 前記環境検知手段は前記比較部材であって、前記比較部
    材の静電容量を検出することで前記現像剤容器近傍の環
    境を検知することを特徴とする請求項1のプロセスカー
    トリッジ。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング手段はクリーニングブ
    レードであり、前記侵入量制御手段は前記クリーニング
    ブレードを支持する支持部材と、前記支持部材を移動す
    るカム部材とを有することを特徴とする請求項1又は2
    のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 電子写真感光体と、前記電子写真感光体
    を帯電する帯電手段と、前記電子写真感光体に形成され
    た静電潜像を現像するために用いられる現像剤を収納す
    るための現像剤容器と、前記電子写真感光体に当接しク
    リーニングするクリーニング手段と、前記現像剤容器内
    の現像剤量を逐次に検知するための現像剤量検知手段
    と、前記現像剤容器近傍の環境を検知する環境検知手段
    と、を有するプロセスカートリッジを着脱可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成
    装置において、 前記現像剤容器内の現像剤量及び環境の変化に応じて前
    記クリーニング手段の前記電子写真感光体への侵入量を
    変化させる侵入量制御手段を有することを特徴とする電
    子写真画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤量検知手段は、前記現像剤容
    器内に配置され、所定の間隔で並べられた少なくとも1
    対の電極の検知部材と、前記現像剤容器近傍でかつ現像
    剤に接触しない個所に配置され、所定の間隔で並べられ
    た少なくとも1対の電極の比較部材と、を有し、前記検
    知部材の静電容量と前記比較部材の静電容量とを比較す
    ることで前記現像剤容器内の現像剤量を検知し、 前記環境検知手段は前記比較部材であって、前記比較部
    材の静電容量を検出することで前記現像剤容器近傍の環
    境を検知することを特徴とする請求項4の電子写真画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング手段はクリーニングブ
    レードであり、前記侵入量制御手段は前記クリーニング
    ブレードを支持する支持部材と、前記支持部材を移動す
    るカム部材とを有することを特徴とする請求項4又は5
    の電子写真画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012123334A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Canon Inc 画像形成装置

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