JP2002132106A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002132106A
JP2002132106A JP2000328906A JP2000328906A JP2002132106A JP 2002132106 A JP2002132106 A JP 2002132106A JP 2000328906 A JP2000328906 A JP 2000328906A JP 2000328906 A JP2000328906 A JP 2000328906A JP 2002132106 A JP2002132106 A JP 2002132106A
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cleaning
liquid
roller
toner
image forming
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JP2000328906A
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English (en)
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Masayuki Fujishima
正之 藤島
Eiji Tatsumi
英二 辰巳
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Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液体現像画像形成装置のクリーニング装置にお
いては通常の粉体トナーの除去に用いられるクリーニン
グ用ブレードでは、キャリア液の付着力の為にブレード
エッジ面の残留トナーを完全に落下、除去ずることが困
難である。この状態でキャリア液が乾燥するとブレード
エッジ面にトナーが凝固するのでクリーニング不良を生
ずるという欠点があった。 【解決手段】液体現像装置と、トナー転写後の感光体表
面にクリーニング液を塗布するクリーニング液塗布手段
と、クリーニング手段とを有したクリーニング装置とを
有した画像形成装置において、そのクリーニング手段が
感光体ドラム側の開口部を除き内ハウジングで収納され
ており、内ハウジングにおいて開口部との対向壁面に、
少なくとも1つ以上の排出口が設けられていることを備
えていることを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体現像方式を用
いた画像形成装置において現像剤の転写後も感光体ドラ
ム表面に残留するトナーを感光体ドラムの周囲に配設し
たクリーニング塗布ローラとクリーニングローラとで除
去するクリーニング装置を備えた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真による画像形成装置ではキャリ
ア液体中にトナー粒子を分散させた液体現像剤を使用し
た液体現像法が採用される例が増えてきつつある。液体
現像剤は例えば特開昭62−89971等に記載される
現像剤が挙げられる。これなどは、脂肪族炭化水素系溶
剤の如く電気抵抗が高く、かつ誘電率の低い電気絶縁性
キャリア液中に結着剤、着色剤、添加剤等を含有してな
るトナー粒子を分散させたものである。結着剤として天
然または合成樹脂、着色剤として顔料または染料、添加
剤として金属石鹸などの分散剤を各々キャリア液に混合
し、均一に混練して、不揮発分が1〜20wt%程度の
濃縮トナーを調整し、次いでこの濃縮トナーを不揮発分
0.1〜5wt%程度に調整するものである。トナー粒
子径は0.5〜2μm前後である。
【0003】液体現像方式には下記の長所が挙げられ
る。 (1)トナー粒子径が微細である。即ち、乾式現像法に
おける粉末トナーは高画質化のために粒子径が6〜7μ
mまで小粒径化が進んではいるが、液体現像剤中のトナ
ー粒子は粉末トナーに比べ更に1/10程度の微小化が
可能であり、乾式現像に比べ極めて高細密な画像が得ら
れる。 (2)トナー透明性が高い。即ち粉末トナーに比べて透
明性が高いためフルカラー現像において彩度の豊かな画
像が得られる。 (3)トナー飛散が無い。
【0004】液体現像方式ではトナーの現像、転写、ク
リーニングを通じて現像剤中のトナー粒子だけがキャリ
ア液から完全に分離して感光体表面に転移することはあ
りえずトナー粒子を囲った状態で微少のキャリア液も協
動している。その為に、液体現像画像形成装置のクリー
ニング装置においては通常の粉体トナーの除去に用いら
れるクリーニング用ブレードでは、キャリア液の付着力
の為にブレードエッジ面の残留トナーを完全に落下、除
去ずることが困難である。この状態でキャリア液が乾燥
するとブレードエッジ面にトナーが凝固するのでクリー
ニング不良を生ずると言う問題がある。
【0005】従来から、キャリア液を含め未転写の残留
トナーを完全に除去するための種々の対策が講じられて
きた。例えば特開平6−230704においては感光体
の表面に現像液を供給する手段と、クリーニングフォー
ムローラ(本願のクリーニング液塗布手段に相当)と、
クリーニングブレードとを具えた湿式静電複写装置にお
いて、クリーニングフォームローラの下流側に位置して
クリーニングフォームローラとクリーニングブレードと
の間にクリーニングブレードより薄い感光体の現像液を
掻取る掻取ブレードを設けたことを特徴とするクリーニ
ング装置が提案されている。ところが、上記構成のクリ
ーニング装置においてはトナーやクリーニング液が一旦
完全除去できるものの、ブレードエッジ面からの液断ち
が不十分でありくり返し使用中にブレード両サイドエッ
ジ部に移動していく。この状態でさらに使用している間
にブレードサイド側から漏出し、感光体の非画像領域を
汚染していく。漏出したトナー、クリーニング液は感光
体の回転によって感光体の向こう側に設けられた現像ロ
ーラ側に、短時間の内に移動し現像ローラと感光体の隙
間寸法を決めている位置きめコロの精度を悪化させる。
また継続的に感光体非画像領域に現像液が広がると感光
体画像領域にも浸出することから、感光体表面の均一な
主帯電が損なわれることになり、正常な画像形成が阻害
されることになる。
【0006】図3に従来技術の画像形成装置の概要を示
す。本発明のクリーニングローラの代わりにクリーニン
グブレード30を直接感光体ドラム2の表面に当接させ
ている。ブレードエッジ面に付着、乾燥した凝集トナー
31の一部がエッジ面をすり抜けるためにクリーニング
不良が生ずる。また、図4は感光体ドラム2を挟んでク
リーニングブレード30と現像ローラ23dと位置きめ
コロ32,33を模式的に上方から描いたものである。
図4の矢付点線は上記のクリーニング不良を描いたもの
である。図4の矢付実線で示すようにブレードエッジ面
に滞留したトナー及びクリーニング液はクリーニングブ
レードの長手方向の両端部から漏れる。もれたトナーと
クリーニング液は感光体側に移行し現像ローラと感光体
の隙間寸法を決めている位置きめコロ32,33を汚染
する。位置きめコロ表面を汚染したトナーは乾燥固化し
位置きめ精度を著しく悪化させる。感光体表面に広がっ
たトナーとクリーニング液の為に、次回の画像形成にお
いて正常な主帯電が阻害される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】。そこで本発明の目的
は、液体現像方式の画像形成装置において前記のような
クリーニング装置のもつ問題を解消し、クリーニングブ
レードの長手方向前後端から現像液やクリーニング液が
漏れること無く、クリーニング装置の下流側の感光体表
面が未転写トナーやクリーニング液が完全に除去された
清浄な状態を保持できる画像形成装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1の発明は、液体現像装置と、トナー転写後
の感光体表面にクリーニング液を塗布するクリーニング
液塗布手段と、クリーニング手段とを有したクリーニン
グ装置とを有した画像形成装置において、そのクリーニ
ング手段が感光体ドラム側の開口部を除き内ハウジング
で収納されており、内ハウジングにおいて開口部との対
向壁面に、少なくとも1つ以上の排出口が設けられてい
ることを備えていることを特徴とする画像形成装置を提
供するものである。
【0009】請求項1の発明によれば、感光体上の未転
写トナーやクリーニング液がクリーニング手段に拭い去
られるので感光体との当接線状に滞留固化することが防
止される。しかもクリーニング手段上の現像液やクリー
ニング液はローラ表面の現像剤除去部材で速やかに掻き
落とされるのでクリーニング手段の効果を長期間に渡っ
て維持する。さらに、内ハウジングにおいて開口部との
対向壁面に、少なくとも1つ以上の排出口が設けられて
いることによって、掻き取ったトナーは、下に貯めて、
その排出口により、クリーニング液だけを落とすことに
よってクリーニング液を再利用することが可能となる。
【0010】さらに、請求項2の発明は、そのクリーニ
ング手段は、クリーニング液塗布手段に対して感光体の
回転方向の下流側に配設したクリーニングローラと、ク
リーニングローラ表面に当接したトナー除去部材とを備
えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
置を提供するものである。
【0011】請求項2の発明によれば、クリーニング手
段は、クリーニング液塗布手段に対して感光体の回転方
向の下流側に配設したクリーニングローラと、クリーニ
ングローラ表面に当接したトナー除去部材で構成されて
いるので、クリーニングローラの回転ととも、クリーニ
ング液をその排出口の方向へ円滑に送ることが可能とな
る。
【0012】さらに請求項3の発明は、そのクリーニン
グローラに対して、トナーの逆電荷の電圧を、絶対値
で、200から400V印加するを特徴とする請求項2
に記載の画像形成装置を提供するものである。
【0013】請求項3の発明によれば、クリーニングロ
ーラに対して、トナーの逆電荷の電圧を、絶対値で、2
00から400V印加するので、クリーニング性能が向
上し、クリーニング液を円滑に、再利用するが可能にな
る。
【0014】さらに、請求項4の発明は、ドラム電位の
暗電位を、750Vから850Vに印加するを特徴とす
る請求項1から請求項3に記載の画像形成装置を提供す
るものである。
【0015】請求項4の発明によれば、ドラム電位の暗
電位を、750Vから850Vに印加するので、クリー
ニング性能が向上し、クリーニング液を円滑に、再利用
するが可能になる。
【0016】さらに、請求項5の発明は、ドラム電位の
明電位を、130Vから200Vに印加するを特徴とす
る請求項1から請求項4に記載の画像形成装置を提供す
るものである。
【0017】請求項5の発明によれば、ドラム電位の明
電位を、130Vから200Vに印加するので、クリー
ニング性能が向上し、クリーニング液を円滑に、再利用
するが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
を説明する。尚、以下の実施形態は本発明を具体化した
1例であって本発明の技術的範囲を限定する性格のもの
ではない。図1は本発明の一実施形態に係わる画像形成
装置の要部を示す概要図である。画像形成装置は感光体
ドラム2の回りに沿って配設された主帯電部21と、画
像露光部22と、現像部23と、ローラ転写部25を備
えている。レジストローラ対24は図示しない給紙搬送
装置から送られてきた用紙Pを一旦停止させ、感光体ド
ラムの回転によって画像形成領域がローラ転写部25に
到達するタイミングに同期するように、2次給紙を行
う。ローラ転写部25においてトナーを転写された用紙
Pは下流側の定着部26を通過しトナー画像が定着され
る。
【0019】主帯電部21によって感光体ドラム2は+
800Vに均一帯電した後、露光部22からのレーザー
光照射によって画像部が+150Vにまで光減衰し感光
体ドラム上に静電潜像が形成される。
【0020】現像部23の現像液貯留部23aにはキャ
リア液としてアイソパーG(エクソン化学社製、主成分
はイソパラフィン)100重量部にに粒子径1μm前後
のトナー粒子を1.5重量部分散させた液体現像剤が貯
留されている。液体現像剤は、図示方向に回転する汲み
上げローラー23bの表面に移行し、規制ブレード23
cによって塗布量を規制され、弾性ゴムからなる現像ロ
ーラ23d表面に移行する。現像ローラ23d表面にも
規制ブレード23eが設けられており、現像剤の薄層を
形成している。現像ローラ23dは、感光体ト゛ラム2と
は、70μmの隙間を有しており、現像ローラ23dの
表面に形成された現像材の薄層が、感光体ドラム2と接
触している。現像ローラ23dには+400Vのバイア
ス電圧が印可されており、感光体ドラム2表面に形成さ
れた静電潜像が現像領域を通過する時点で、現像液中の
トナー粒子が感光体表面の静電潜像を顕像化する。感光
体表面のトナー現像領域が用紙Pと同時にローラー転写
部を通過する際に、転写ローラに印可された−1KVの
転写電圧の作用で大部分のトナー粒子が用紙P上に転写
されるが一部のトナー粒子は未転写のまま感光体ドラム
上に残留し、クリーニング装置1へと向かう。この時、
液体現像剤の特徴として、トナー粒子周囲の微量のキャ
リア液もトナー粒子に付着したままの協動を行っている
ので、以下文章中のトナーは周囲の微量のキャリア液も
含むものとする。クリーニング装置1によって清浄な表
面に復帰した感光体表面は除電ランプ10によって光照
射され静電潜像のメモリーが除去された後、次回の画像
形成の為に主帯電部21へと進む。
【0021】次に、図2を元にクリーニング装置の詳細
について説明する。ここで、請求項1のクリーニング手
段とは、クリーニングブレードやクリーニングローラや
ファーブラシ等を含む概念である。クリーニング装置1
は感光体ドラム2と軸方向に平行に配置され感光体ドラ
ム2の表面に当接しているクリーニング液塗布手段とし
ての塗布ローラ3と、クリーニングローラ4と、塗布ロ
ーラ3及びクリーニングローラ4の両方を収納し感光体
側に開口部を有した本体ハウジング5と、クリーニング
ローラ4のみを収納し感光体側に開口部を有し本体ハウ
ジング5内に配設された内ハウジング6を備えている。
塗布ローラ3は感光体ドラム2の回転方向の上流側に位
置し、クリーニングローラ4は感光体ドラム2の回転方
向の下流側に位置している。
【0022】塗布ローラ3はスポンジローラからなって
おり感光体ドラムと従動で回転するようになっている。
本体ハウジング5内には液塗布ローラ3に当接する塗布
液量規制ブレード11が備えられている。塗布液規制ブ
レード11は厚み1mmのSUS板を使用している。塗
布液規制ブレード11は取付け方向が塗布ローラ3と接
線方向であって、液塗布ローラ3が塗布液から脱出して
感光体ドラム方向に向かう中間の位置にて当接するよう
に設けられている。本体ハウジング5の底部には液塗布
ローラ3の少なくとも下方部を浸すに十分な量のクリー
ニング液3aが溜められている。クリーニング液3aは
未転写トナー粒子を希釈分散してクリーニングしやすく
する為に感光体表面に塗布されるものであって、本実施
例では特にトナー粒子の分散効果を高める為に、液体現
像剤を形成するキャリア液であるアイソパーGそのもの
を使用している。クリーニング液3aは感光体ドラム2
に従動回転する塗布ローラ3表面に付着し汲み上げられ
た後、塗布液規制ブレード11によって適正な薄膜状態
となっている。液塗布ローラ3と感光体ドラム2表面と
の当接位置にてクリーニング液3aは感光体ドラム2に
均一に表面に塗布される。
【0023】クリーニングローラ4は表面が発泡ウレタ
ンゴム層からなっており、図示しない駆動手段で感光体
ドラム2とのニップ部にて逆方向に回転するようになっ
ており回転周速度は感光体ドラム2と略同一としてい
る。内ハウジング6内にはクリーニングローラ4に当接
する掻き落としブレード7がトナー除去部材として設け
られている。掻き落としブレード7は厚み0.5mmで
SUS板を用いている。掻き落としブレード7の取付け方
向はクリーニングローラ4と接線方向であって、自由端
部7bが感光体ドラム10との当接線上に位置するよう
に固定端部7aが内ハウジングに取付けられている。
【0024】ローラ転写部25を通過した感光体表面に
残留した未転写のトナー粒子は塗布ローラ3から塗布さ
れたクリーニング液の作用で希釈、分散されクリーニン
グしやすい状態となっている。この状態でクリーニング
ローラ4の位置にまで到達すると、感光体表面とのニッ
プ位置にて十分にクリーニングローラ側に転移すること
ができ感光体表面は完全に現像剤が除去された清浄な状
態となる。回転するクリーニングローラの全周面に渡っ
てクリーニング効果が発揮され、しかも掻き落としブレ
ード7によってクリーニングローラ4の面は常にトナー
とクリーニング液が落され清浄な状態であるからクリー
ニング効果が維持される。
【0025】内ハウジング6の感光体側開口部と反対側
の背板8にはクリーニングローラ4の最下方点9よりも
上方に位置する箇所に排出口12が設けられている。ク
リーニングローラ4には未転写トナー粒子、クリーニン
グ液が大量に転移しているが、掻き落としブレード7の
掻き落とし効果で速やかに除去され内ハウジング6の底
部6aに溜まる。内ハウジング底部6aに溜まった未転
写トナー粒子、クリーニングの混合液において、比重の
大きなトナー層15は滞留液の下方に沈下し、比重の小
さなクリーニング液層16は上方に存在している。この
状態で繰り返し利用され、滞留液量が増大し液面レベル
が排出口12に達した段階でトナー粒子を含有しない上
方のクリーニング液は排出口12を通じて本体ハウジン
グ底部に落下する。以上のことから、クリーニング液は
リサイクルされるのでクリーニング液の新規補給が不要
であったり、ごく少量の補給で済むなどの長所を有す
る。ここで、排出口12について、説明する。この排出
口12としては、直径1から3mmぐらいで、長手方向
に、5から10個程度が、適当である。
【0026】本実施例ではトナー除去部材としての掻き
落としブレード7には厚み0.3mmSUSを使用した
が厚みはこれに限定するものではなく0.1〜1.0m
mのものが使用できる。材質もこれに限るのではなく各
種樹脂板、金属板等から適宜適当な材質を選ぶことが可
能である。また掻き落としブレードのクリーニングロー
ラ4への当接状態はその自由端部が当接点において接線
方向としたが、これに限るものではなく、自由端部が当
接点を超えても良いし当接点において接線に対する角度
を有していても良い。またトナー除去部材としての構成
は掻き落としブレード以外に、各種ローラ類をクリーニ
ングローラ4に当接させても良い。
【0027】本実施例では塗布液規制ブレード11には
厚み1mmのSUS板を使用したが厚みはこれに限定す
るものではなく、0.5〜2.0mmのものが使用でき
る。また塗布液規制ブレード11の塗布ローラ3への当
接状態はその自由端部が当接点において接線方向とした
が、これに限るものではなく、自由端部が当接点を超え
ても良いし当接点において接線に対する角度を有してい
ても良い。材質もこれに限定するものではなく各種樹脂
製のブレード板、ゴムブレード板などが使用できる。
又、形状としては、ブレード形状に限定されることな
く、厚みのあるステイ形状を用いてもいい。
【0028】塗布ローラに供給されるクリーニング液は
通常は現像剤に使われるキャリア液と同一のものを使用
するがトナーを十分に分散除去できるものであればどれ
も使える。よって本実施例においてクリーニング液及び
キャリア液としてアイソパーG(エクソン化学社製、主
成分はイソパラフィン)を使用したが、これに限定する
ものではなく電気抵抗が107Ω・cm以上で誘電率が
3以下で沸点が140〜250℃の脂肪族炭化水素系溶
剤、芳香族炭化水素及びこれらの混合物であり、具体的
にはアイソパーH,L(エクソン化学社製、主成分はイ
ソパラフィン)、シェルゾールA,B(シェル社製)、
ナフテゾルL,M,H(日本石油社製)などが使用でき
る。
【0029】本実施例においてはクリーニングローラ4
として表面が発泡ポリウレタンゴムを使用したがこれに
限定するものではなく、ナイロン、レーヨンなどのブラ
シローラなども使用可能である。本実施例ではクリーニ
ング液塗布手段としての塗布ローラとして弾性スポンジ
ローラを用いたがこれに限定するものではなく親油性の
もので、含浸性のある発泡タイプのものが好適に使用で
きるし、ウエブ方式のものであっても良い。
【0030】本実施例においては、塗布ローラ3は感光
体に従動させたがこれに限定するものではなく、外部駆
動手段で駆動させても良くその場合塗布ローラ2は感光
体ドラムと当接において同方向、逆方向のいずれも可能
である。さらに本実施例においてはクリーニングローラ
4は感光体ドラム2とのニップにおいて逆方向回転とし
たが同方向の駆動、感光体ドラム2への従動の何れでも
良くクリーニング効果が最も発揮される回転であれば良
い。
【0031】(実験例1)図1に示した装置を利用し
て、表1に基づいて説明する。実験条件は、プロセス周
速200mm/sec、順方向液体現像方式、接触転写ローラ
システム、順方向クリーニングローラ方式、+OPCド
ラム採用である。現像液は、アイソパーHで、粒径1μ
以下のトナーを30%混ぜ合わせたものを使用してい
る。クリーニングローラへの印加電圧を0Vから500V
まで、可変させて、暗電位750V明電位110V、暗電
位800V明電位160V、暗電位850V明電位210V
の3つパターンで、実験を行ない。結果を表1にしめ
す。ここで、◎は、クリーニング性能が、極めて良好
で、○は、クリーニング性能が、ほぼ良好で、△は、ク
リーニング性能が、やや問題ありで、×は、クリーニン
グ性能に問題ありである。表1によると、絶対値で、1
50から450V印加する値が、極めて良好である。さ
らに、好ましくは、200から400V印加する値が、
極めて良好である。
【0032】
【表1】
【0033】(実験例2)図1に示した装置を利用し
て、表2に基づいて説明する。実験条件は、プロセス周
速200mm/sec、順方向液体現像方式、接触転写ローラ
システム、順方向クリーニングローラ方式、+OPCド
ラム採用である。現像液は、アイソパーHで、粒径1μ
以下のトナーを30%混ぜ合わせたものを使用してい
る。暗電位を650Vから910Vまで、可変させて、印
加電位200V、印加電位300V、印加電位400Vの
3つパターンで、実験を行ない。結果を表2にしめす。
ここで、◎は、クリーニング性能が、極めて良好で、○
は、クリーニング性能が、ほぼ良好で、△は、クリーニ
ング性能が、やや問題ありで、×は、クリーニング性能
に問題ありである。表2によると、ドラム電位の暗電位
を、710Vから890Vが、極めて良好である。さら
に、好ましくは、750から850V印加する値が、極
めて良好である。
【0034】
【表2】
【0035】(実験例3)図1に示した装置を利用し
て、表3に基づいて説明する。実験条件は、プロセス周
速200mm/sec、順方向液体現像方式、接触転写ローラ
システム、順方向クリーニングローラ方式、+OPCド
ラム採用である。現像液は、アイソパーHで、粒径1μ
以下のトナーを30%混ぜ合わせたものを使用してい
る。暗電位を、50Vから260Vまで、可変させて、印
加電位200V、印加電位300V、印加電位400Vの
3つパターンで、実験を行ない。結果を表3にしめす。
ここで、◎は、クリーニング性能が、極めて良好で、○
は、クリーニング性能が、ほぼ良好で、△は、クリーニ
ング性能が、やや問題ありで、×は、クリーニング性能
に問題ありである。表3によると、ドラム電位の暗電位
を、100Vから230Vが、極めて良好である。さら
に、好ましくは、130から200V印加する値が、極
めて良好である。
【0036】
【表3】
【0037】
【発明の効果】本発明のクリーニング装置においては、
感光体回転の上流側のクリーニング液塗布ローラによる
感光体側へのクリーニング液の均一塗布によって未転写
残留トナーを十分に希釈することによってクリーニング
しやすい状態としたあと、下流側のクリーニングローラ
によってクリーニング液と未転写残留トナーの両方を一
切ふき取り、清浄な感光体表面とする。クリーニングロ
ーラは回転しているので、現像剤などがクリーニングニ
ップ部において滞留することが無く速やかに除去される
のでトナー粒子のみが残留固化することも無く、非画像
領域にクリーニング液などが広がることも防止できる。
さらに、円滑にクリーニング液を循環させることができ
るので、効率よくクリーニングを行なうことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係る画像形成装置を示す概
要図である。
【図2】この発明の実施例に係るクリーニング装置を示
す概要図
【図3】従来技術の概要図。
【図4】従来技術において、不具合の発生を説明する説
明図。
【符号の説明】
1 クリーニング装置 2 感光体ドラム 3 塗布ローラ 3a クリーニング液 4 クリーニングローラ 5 本体ハウジング 6 内ハウジング 6a 内ハウジング底部 7 掻き落しブレード 7a 固定端部 7b 自由担部 8 背板 9 最下方点 10 除電ランプ 11 塗布液規制ブレード 12 排出口 15 トナー層 16 クリーニング液層 21 主帯電部 22 露光部 23 現像部 23a 現像液貯留部 23b 汲み上げローラ 23c 規制ブレード 23d 現像ローラ 23e 規制ブレード 24 レジストローラ対 25 ローラー転写部 26 定着部 P 用紙 30 クリーニングブレード 31 凝集トナー 32,33 位置きめコロ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体現像装置と、トナー転写後の感光体表
    面にクリーニング液を塗布するクリーニング液塗布手段
    と、クリーニング手段とを有したクリーニング装置とを
    有した画像形成装置において、 そのクリーニング手段が感光体ドラム側の開口部を除き
    内ハウジングで収納されており、内ハウジングにおいて
    開口部との対向壁面に、少なくとも1つ以上のクリーニ
    ング液を排出するための排出口が設けられていることを
    備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】そのクリーニング手段は、クリーニング液
    塗布手段に対して感光体の回転方向の下流側に配設した
    クリーニングローラと、クリーニングローラ表面に当接
    したトナー除去部材とを備えていることを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】そのクリーニングローラに対して、トナー
    の逆電荷の電圧を、絶対値で、200から400V印加
    するを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】ドラム電位の暗電位を、750Vから85
    0Vに印加するを特徴とする請求項1から請求項3に記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】ドラム電位の明電位を、130Vから20
    0Vに印加するを特徴とする請求項1から請求項4に記
    載の画像形成装置。
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