JP2002130994A - 空気調和機及びその制御方法 - Google Patents

空気調和機及びその制御方法

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JP2002130994A
JP2002130994A JP2000320923A JP2000320923A JP2002130994A JP 2002130994 A JP2002130994 A JP 2002130994A JP 2000320923 A JP2000320923 A JP 2000320923A JP 2000320923 A JP2000320923 A JP 2000320923A JP 2002130994 A JP2002130994 A JP 2002130994A
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air conditioner
medicine
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air
drug
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JP2000320923A
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English (en)
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Naoki Fukui
直樹 福井
Sachiko Yamaguchi
幸子 山口
Akiko Towata
晶子 砥綿
Hitoshi Fujisawa
仁 藤澤
Tetsuya Yamashita
哲也 山下
Hideshi Tanaka
英志 田中
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者に不快感を与えることなく、また防黴
剤や抗菌剤を浪費することなく、効果的に防黴、殺菌を
行う。 【解決手段】 ステップ21において行われた冷房運転
の終了後、ステップ221において送風動作を停止す
る。そしてステップ222において薬剤の蒸散(薫蒸)
を開始し、所定の時間経過後にステップ223において
薫蒸を停止する。その後、ステップ224によって空気
調和機内を排気してから、新たな冷房運転がステップ2
3において実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空気調和機に関す
る。本明細書において空気調和機とは、温度を調整する
機能を有することを前提とはしておらず、例えば空気清
浄機、除湿器、加湿器を含む概念である。
【0002】
【従来の技術】温湿度を調整する空気調和機は、その内
部の温湿度環境が黴の生育に好適となる場合がある。例
えば加湿器では勿論のこと、除湿器でも除湿のために行
う結露によってその内部の湿度は高い。また湿度を制御
する機能を特に発揮しない空気調和機においても、冷房
運転を開始することにより内部が結露し、冷房運転を停
止することにより内部の温度が上昇する。従って空気調
和機において黴の生育に好適ではない温湿度をその内部
に設定することは必ずしも容易ではない。
【0003】かかる黴の生育を抑制するため、従来から
空気調和機を構成する部材に抗菌剤を塗布、あるいは混
入させる手法(第1の従来技術)、冷房運転後に送風運
転を行って湿度を低下させる手法(第2の従来技術)、
オゾンやガス状の抗菌剤を常時、あるいは空気調和運転
の際に使用する手法(第3の従来技術)等が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら第1の従
来技術では、部材の上に埃などが積もると効果がない。
また第2の従来技術では単に湿度を下げるだけなので、
黴の増殖を防ぐのみであって黴の胞子が再度吹き出され
る可能性がある。第3の従来技術、例えばオゾンを単独
で使用する場合、黴の胞子を殺せる程度の高濃度な雰囲
気では空気調和機の部材が腐食されるおそれがある。ま
た、ガス状の抗菌剤を常時に発生する場合には、最も黴
が増殖し易い湿温度環境になる冷房運転停止後に効力が
得られる程度に濃度を設定すれば、冷房運転時の送風動
作によって放出される抗菌剤の匂いが空気調和機の使用
者の嗜好に沿わない場合がある。これは特に送風機能を
有する空気調和機において顕著な問題である。更に抗菌
剤の浪費、部材の寿命低下の問題もある。
【0005】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
で、使用者に不快感を与えることなく、また防黴剤や抗
菌剤を浪費することなく、効果的に防黴、殺菌を行う技
術を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
にかかるものは空気調和機(1)であって、内部での薬
剤(42,45)の供給の実行(222)及び停止(2
23)を制御する制御部(19)を備える。
【0007】この発明のうち請求項2にかかるものは、
請求項1記載の空気調和機(1)であって、前記薬剤
(42,45)の供給の実行(222)は、空気調和動
作(21,23)の停止後に開始される。
【0008】この発明のうち請求項3にかかるものは、
請求項2記載の空気調和機(1)であって、前記空気調
和動作(21,23)は、冷房、除湿、加湿、又は空気
清浄動作である。
【0009】この発明のうち請求項4にかかるものは、
請求項1記載の空気調和機(1)であって、前記薬剤
(42,45)の供給は、送風動作(21)が停止(2
21)した状態で実行される(222)。
【0010】この発明のうち請求項5にかかるものは、
請求項1記載の空気調和機(1)であって、前記薬剤
(42,45)の供給は、送風動作(21)が通常の前
記空気調和動作よりも低い風量(221)の状態で実行
される(222)。
【0011】この発明のうち請求項6にかかるものは、
請求項2記載の空気調和機(1)であって、前記薬剤
(42,45)の供給の開始(222)後、所定期間の
経過後に、前記薬剤の供給が停止(223)される。
【0012】この発明のうち請求項7にかかるものは、
請求項6記載の空気調和機(1)であって、供給された
前記薬剤の濃度をa(ppm)とし、前記所定期間をb
(時間)とすると、0.01≦a≦10,b=−6log
10a+6の関係がある。
【0013】この発明のうち請求項8にかかるものは、
請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の空気調和
機(1)であって、前記薬剤(42,45)の供給(2
22)は蒸散によって行われる。
【0014】この発明のうち請求項9にかかるものは、
請求項8記載の空気調和機(1)であって、前記薬剤
(42,45)は水溶性である。
【0015】この発明のうち請求項10にかかるもの
は、請求項9記載の空気調和機(1)であって、前記薬
剤(42,45)はシンナムアルデヒドである。
【0016】この発明のうち請求項11にかかるもの
は、請求項8記載の空気調和機(1)であって、前記制
御部(19)は前記薬剤(42,45)を貯蔵し、供給
口(41a)を備えた貯蔵容器(41)と、前記薬剤を
加熱するヒータ(44)とを有する。
【0017】この発明のうち請求項12にかかるもの
は、請求項11記載の空気調和機(1)であって、前記
供給口(41a)に取り付けられた電磁弁(46)を更
に備える。
【0018】この発明のうち請求項13にかかるもの
は、請求項8記載の空気調和機(1)であって、開閉可
能な吸込口(16)及び吹出口(17)を有する。
【0019】この発明のうち請求項14にかかるもの
は、請求項13記載の空気調和機(1)であって、前記
薬剤の供給(222)後空気調和動作の開始(23)前
に前記薬剤(42,45)を室外へ排出する排出部
(3,14,15)を更に備える。
【0020】この発明のうち請求項15にかかるもの
は、請求項8記載の空気調和機(1)であって、内部を
攪拌する攪拌部(13)を更に備える。
【0021】この発明のうち請求項16にかかるもの
は、請求項1記載の空気調和機(1)であって、オゾン
を供給するオゾン供給部(20)を更に備える。
【0022】この発明のうち請求項17にかかるもの
は、請求項16記載の空気調和機(1)であって、前記
オゾンの供給(225)は前記薬剤の供給(223)よ
りも後で行われる。
【0023】この発明のうち請求項18にかかるもの
は、空気調和機(1)の制御方法であって、空気調和動
作(21,23)を行う際は内部への薬剤(42,4
5)の供給を停止(223)し、前記空気調和動作(2
1,23)の停止(221)後に前記内部への前記薬剤
の供給(222)を開始する、空気調和機(1)の制御
方法。
【0024】この発明のうち請求項19にかかるもの
は、請求項18記載の空気調和機(1)の制御方法であ
って、前記空気調和動作(21,23)は、冷房、除
湿、加湿、又は空気清浄動作である。
【0025】この発明のうち請求項20にかかるもの
は、請求項18記載の空気調和機(1)の制御方法であ
って、前記薬剤(42,45)の供給は、送風動作(2
1)が停止(221)した状態で実行される(22
2)。
【0026】この発明のうち請求項21にかかるもの
は、請求項18記載の空気調和機(1)の制御方法であ
って、前記薬剤(42,45)の供給は、送風動作(2
1)が通常の前記空気調和動作よりも低い風量(22
1)の状態で実行される(222)。
【0027】この発明のうち請求項22にかかるもの
は、請求項18記載の空気調和機(1)の制御方法であ
って、前記薬剤(42,45)の供給の開始(222)
後、所定期間経過後に、前記薬剤の供給が停止(22
3)される。
【0028】この発明のうち請求項23にかかるもの
は、請求項22記載の空気調和機(1)の制御方法であ
って、供給された前記薬剤の濃度をa(ppm)とし、前
記所定期間をb(時間)とすると、0.01≦a≦1
0,b=−6log10a+6の関係がある。
【0029】この発明のうち請求項24にかかるもの
は、請求項18乃至請求項23のいずれか一つに記載の
空気調和機(1)の制御方法であって、前記薬剤(4
2,45)の前記供給は蒸散によって行われる。
【0030】この発明のうち請求項25にかかるもの
は、請求項24記載の空気調和機(1)の制御方法であ
って、前記薬剤(42,45)は水溶性である。
【0031】この発明のうち請求項26にかかるもの
は、請求項25記載の空気調和機(1)の制御方法であ
って、前記薬剤(42,45)はシンナムアルデヒドで
ある。
【0032】この発明のうち請求項27にかかるもの
は、請求項24記載の空気調和機(1)の制御方法であ
って、前記薬剤は加熱されて前記蒸散が行われる。
【0033】この発明のうち請求項28にかかるもの
は、請求項27記載の空気調和機(1)の制御方法であ
って、気化した前記薬剤(42,45)の供給を電磁弁
(46)で制御する。
【0034】この発明のうち請求項29にかかるもの
は、請求項24記載の空気調和機(1)の制御方法であ
って、前記空気調和機(1)は、室内に設けられる吸込
口(16)及び吹出口(17)を備え、いずれも前記空
気調和動作(21,23)時には開き、前記薬剤の供給
(22)の際には閉じられる。
【0035】この発明のうち請求項30にかかるもの
は、請求項29記載の空気調和機の制御方法であって、
前記薬剤の供給(222)後前記空気調和動作(23)
の開始前に前記薬剤(42,45)を室外へ排出する
(224)。
【0036】この発明のうち請求項31にかかるもの
は、請求項27記載の空気調和機(1)の制御方法であ
って、前記薬剤の供給(222)において、内部が攪拌
される。
【0037】この発明のうち請求項32にかかるもの
は、請求項18記載の空気調和機(1)の制御方法であ
って、更にオゾンが供給される(225)。
【0038】この発明のうち請求項33にかかるもの
は、請求項32記載の空気調和機(1)の制御方法であ
って、前記オゾンの供給(225)は前記薬剤の供給
(223)よりも後で行われる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の動作
の概略を示すフローチャートである。ここでは空気調和
動作として冷房運転を例に採って説明するが、空気清浄
動作、除湿動作、加湿動作についても同様に本発明を適
用することができる。
【0040】ステップ21において通常の冷房運転が行
われる。そして冷房運転の終了後にステップ22におい
て、空気調和機の内部で薬剤、例えば防黴剤や抗菌剤の
供給が行われる。そして、薬剤の供給が終了してから、
ステップ23において新たな冷房運転が行われる。
【0041】このように本発明においては、冷房運転な
どの通常運転時には薬剤たる抗菌剤の供給を行わず、薬
剤を供給するステップを別途に設ける。本発明では、最
も黴が増殖し易い温湿度環境になる冷房運転停止後に薬
剤の供給を行うので効果的である。また薬剤を機能させ
得うる程度に濃度を設定しても、通常運転時には薬剤が
供給されないので、空気調和機の使用者に不快感を与え
ない。
【0042】図2はステップ22の詳細を示すフローチ
ャートである。ステップ22はステップ221〜224
で構成されている。ステップ21の終了後、ステップ2
21において、冷房運転で採用されていた送風動作が停
止する。その後、ステップ222において薬剤の供給、
例えば防黴剤や抗菌剤の蒸散(以下「薫蒸」ともいう)
が開始される。このようにして空気調和動作、なかでも
送風動作の停止後に薬剤が供給されるので、積極的に薬
剤が空気調和機から放出されることが無く、常時に抗菌
剤を供給する第3の従来技術と比較して薬剤の芳香によ
る使用者の不快感を軽減できる。
【0043】後述する所定期間が経過後、ステップ22
3において薫蒸が停止される。その後、直ちにステップ
23へ処理を移行させて新たな冷房運転を行っても良
い。しかし、ステップ223とステップ23との間に、
空気調和機内に排気し、残留する薬剤を排出するステッ
プ224を設けることが望ましい。これにより次回の空
気調和動作時の薬剤の芳香を軽減することができる。
【0044】図3は本発明に適用される空気調和機であ
る、いわゆる室内機1の構造を示す断面図である。壁2
は室内と室外とを仕切っており、室内機1は壁2の室内
側に設置される。ケーシング11は壁2に固定されてお
り、またいずれも可動であって、吸込口たる吸込側フラ
ップ16及び吹出口たる吹出側フラップ17が設けられ
ている。
【0045】図3において右下がりの斜線のハッチング
が付された状態では、吸込側フラップ16及び吹出側フ
ラップ17は閉蓋した状態にあり、ケーシング11と共
に室内機1の内部を室内に対して塞ぐ。また鎖線で示さ
れた状態では、吸込側フラップ16及び吹出側フラップ
17は開蓋した状態にあり、室内機1の内部を室内に対
して開放する。ステップ21,23において冷房運転が
行われる際には吸込側フラップ16及び吹出側フラップ
17を開蓋する。またステップ22において薬剤を室内
機1の内部に供給する際には吸込側フラップ16及び吹
出側フラップ17を閉蓋し、薬剤が室内へと放出される
ことを防ぐ。
【0046】室内機1の内部には、室内ファン13と、
これを囲む略U字型の熱交換機12とが設けられる。熱
交換機12は室内機1の内部をケーシング11に近い側
の空間1Aと、室内ファン側の空間1Bとにほぼ区分し
ている。空間1Bにおいて、室内ファン13に関して熱
交換機12と反対側には一部破断して図示される風路ガ
イド18が設けられている。室内ファン13の動作によ
って室内の空気は開蓋した吸込側フラップ16から吸い
込まれ、空間1Aから熱交換機12を経由して空間1B
へと至る。そして風路ガイド18に沿って移動し、開蓋
した吹出側フラップ17から室内へと吹き出される。
【0047】薫蒸部19は例えば空間1Aにおいて設け
られ、薫蒸動作の開始及び停止を行う。薫蒸部19の具
体的な構造を図4乃至図6に示す。図4に示された例で
は、格納容器41中に液体の抗菌剤42を格納してい
る。ここで抗菌剤42が液体であるとは、常温で液体の
溶媒中に抗菌剤が溶けている場合をも含む概念である。
そして芯43が格納容器41aの口41aから抗菌剤4
2まで挿入され、そのほぼ全体が抗菌剤42によって浸
み込んでいる。口41aの周囲にはヒータ44が設けら
れており、これによって口41a近傍の芯43が加熱さ
れる。ヒータ44への電流のオン/オフにより、矢印で
模式的に図示された、芯43からの抗菌剤42の蒸散の
実行/停止が制御可能である。
【0048】図5に示された例では、ゲル状または固体
を呈する抗菌剤45が格納容器41中に格納されてい
る。ここで抗菌剤45がゲル状または固体を呈すると
は、常温でゲル状または固体を呈する溶媒中に抗菌剤が
溶けている場合をも含む概念である。そして格納容器4
1の周囲にはヒータ44が設けられており、これによっ
て抗菌剤45が加熱されて気化する。従って、この構造
でもヒータ44への電流のオン/オフにより、矢印で模
式的に図示された、口41aからの蒸散の実行/停止が
制御可能である。
【0049】図6に示された例では、図5に例示された
薫蒸部19において、口41aの先に更に電磁弁46を
設けている。電磁弁46は通電の有無によって開閉可能
であるので、蒸散の停止をより確実に行うことができ
る。勿論、図6において常温で液体の抗菌剤42を採用
することもできるし、更には常温で気体の抗菌剤を用い
ることもできる。後者の場合には、気化のためのヒータ
44を設ける必要がない場合もある。
【0050】上記のように例示された構造を有する薫蒸
部19は、ヒータ44、電磁弁46への通電を制御する
ことにより、薬剤の供給の実行及び停止を制御する制御
部として機能する。
【0051】図3に戻り、排気管14は室内機1の空間
1A,1Bのいずれにも連通し、更に排気管15に接続
されている。排気管15は室内機1から壁2を貫通して
室外へと延設され、室外排気機3に接続されている。室
外排気機3内には室外排気ファン31が設けられてい
る。従って室外排気ファン31の動作、例えば矢印方向
の回転により、室内機1の内部に残留していた薫蒸成分
が、排気管14,15を介して室外へと排出される。こ
れによってステップ224を実現することができる。な
おステップ224において、薫蒸成分の排出を迅速・容
易にするために、吸込側フラップ16及び吹出側フラッ
プ17を開蓋し、室内から空気を導入してもよい。
【0052】オゾナイザ20は例えば薫蒸部19の近傍
に設けられ、室内機1の内部に、例えば放電によってオ
ゾンを発生させる。オゾナイザ20を室内機1の内部に
搭載することは必須ではないが、搭載することによりオ
ゾン自体の殺菌効果を期待することができる。よってオ
ゾンの発生もステップ22において実行することが望ま
しい。
【0053】図7はオゾンを発生させる場合のステップ
22の構成の一部を示すフローチャートである。ステッ
プ223において薫蒸が終了した後、ステップ224に
おいて空気調和機内を排気する前に、ステップ225に
おいてオゾンを発生させる。このようにステップ223
の後にステップ225を実行することにより、残留した
薬剤の分解・除去をオゾンによって進める。これにより
次回の空気調和動作時の薬剤の芳香を軽減することがで
きる。なおステップ224,225の順序を入れ替えて
もよく、ステップ225において薬剤を十分に除去でき
る場合には、ステップ224を省略してもよい。
【0054】図8は薬剤を供給する時間と、薬剤の濃度
との関係を示すグラフである。薬剤の成分によって多少
の異なりはあるが、薬剤の効果が得られる範囲は、薬剤
の濃度をa(ppm)とし、前記所定期間をb(時間)と
すると、−2≦log10a≦1(即ち0.01≦a≦1
0),b=−6log10a+6の領域Mにあることが解っ
た。薬剤の濃度は10(ppm)以上であってもよく、ま
た上式で示される時間よりも長く薫蒸を行ってもよい。
しかしその場合には、ステップ224,225による薬
剤の除去が困難となる一方、薬剤の浪費となるので望ま
しくない。
【0055】薬剤を供給している期間には、送風ファン
13を、例えば通常運転よりも低速で運転させてもよ
い。この場合、吸込側フラップ16及び吹出側フラップ
17が閉蓋した状態にあれば、送風動作は行われない
が、室内機1の内部の空気を攪拌する攪拌動作が行わ
れ、薬剤を室内機1の内部に行き渡らせることができ
る。
【0056】薬剤としては、取り扱いの便宜上は常温で
液体もしくは固体であることが望ましく、更に空気調和
機の内部に行き渡らせることをも考慮すると、薫蒸可能
な揮発性を有する事が望ましい。防黴剤や抗菌剤を採用
する場合には、人体に対する影響が少ない植物精油を採
用することが望ましい。例えばイソチオシアン酸アリル
のように山葵から抽出されるもの、シトラールのように
レモングラスから抽出されるもの、シトロネロールやゲ
ラニオールのようにローズ油から抽出されるもの、ペリ
ルアルデヒドのように紫蘇から抽出されるもの、シンナ
ムアルデヒドのようにカシア油から抽出されるもの、ヒ
ノキチオールのように檜から抽出されるものを列挙でき
る。これらはいずれもJIS Z 2911かび抵抗性試験方法に
おいて指定される黴であるクラドスポリウムクラドスポ
リオイデスFERM S-8に対して上記薬剤の濃度と供給時間
の条件下で有効であった。上記の株の黴は、室内機に繁
殖する黴のうち最も一般的なものであり、上記に例挙さ
れた植物精油は本発明において適していると言える。
【0057】中でも、水に対して易溶な植物精油を採用
することが望ましい。冷房運転や加湿運転、除湿運転に
おいて発生する余分な水分が室内機1の内部で一部に滞
留した場合にも、これに容易に溶け、滞留した水での黴
の増殖を防ぎ、以てスライムの発生を抑制できるからで
ある。このように室内機1の内部で一部に滞留する水へ
溶け込むためにも、薬剤は蒸散可能であることが望まし
い。
【0058】水に対して易溶な植物精油としてはゲラニ
オール、シンナムアルデヒド、ヒノキチオール、イソチ
オシアン酸アリルが挙げられるが、防黴・抗菌の観点か
らはシンナムアルデヒドがより適している。
【0059】以上のようにして、本発明では空気調和動
作、なかでも送風動作が停止した場合において薬剤の供
給を行うことにより、室内への薬剤の芳香の問題を解決
した。しかしステップ221においては必ずしも送風動
作の完全な停止ではなく、送風動作を行いつつも風量を
低下させてもよい。空気調和機から放出される薬剤の送
風量を、通常運転時よりも減少させることができ、常時
に抗菌剤を供給する第3の従来技術と比較して使用者の
不快感を軽減できるからである。
【0060】
【発明の効果】この発明のうち請求項1にかかる空気調
和機(1)によれば、薬剤(42,45)を常時に供給
するのではなく、制御部(19)によって供給する期間
を設定するので、空気調和機の動作に合わせ、空気調和
機(1)の外部へと薬剤を供給せずに、空気調和機の内
部で薬剤を供給して、空気調和機の使用者に不快感を与
えずに、その内部に薬剤を機能させることができる。
【0061】この発明のうち請求項2乃至請求項7にか
かる空気調和機(1)及び請求項18乃至請求項23に
かかる空気調和機(1)の制御方法によれば、薬剤(4
2,45)の浪費を回避できる。
【0062】この発明のうち請求項8乃至請求項10に
かかる空気調和機(1)及び請求項24乃至請求項26
にかかる空気調和機(1)の制御方法によれば、スライ
ムの発生を抑制することができる。
【0063】この発明のうち請求項11及び請求項12
にかかる空気調和機(1)並びに請求項27及び請求項
28にかかる空気調和機(1)の制御方法によれば、薬
剤(42,45)の蒸散の開始(222)及び停止(2
23)を制御することができる。
【0064】この発明のうち請求項13にかかる空気調
和機(1)及び請求項29にかかる空気調和機(1)の
制御方法によれば、吸込口及び吹出口のいずれについて
も、前記空気調和動作を行う場合には開き、薬剤の供給
の際には閉じることにより、薫蒸時に薬剤が室内へ漏れ
ることを防止する。
【0065】この発明のうち請求項14にかかる空気調
和機(1)及び請求項30にかかる空気調和機(1)の
制御方法によれば、次回の空気調和動作時の薬剤の芳香
を軽減することができる。
【0066】この発明のうち請求項15にかかる空気調
和機(1)及び請求項31にかかる空気調和機(1)の
制御方法によれば、空気調和機(1)の内部に薬剤(4
2,45)を行き渡らせることができる。
【0067】この発明のうち請求項16にかかる空気調
和機(1)及び請求項32にかかる空気調和機(1)の
制御方法によれば、オゾンの殺菌効果を得ることができ
る。
【0068】この発明のうち請求項17にかかる空気調
和機(1)及び請求項33にかかる空気調和機(1)の
制御方法によれば、オゾンによって薬剤の分解を進め
る。これにより次回の空気調和動作時の薬剤の芳香を軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の動作の概略を示すフロー
チャートである。
【図2】本発明の実施の形態の動作の詳細を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明に適用される空気調和機の構造を示す断
面図である。
【図4】薫蒸部の具体的な構造を例示する図である。
【図5】薫蒸部の具体的な構造を例示する図である。
【図6】薫蒸部の具体的な構造を例示する図である。
【図7】本発明の実施の形態の動作の他の詳細を示すフ
ローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態の動作範囲を例示するグラ
フである。
【符号の説明】
1 室内機 3 室外排気機 13 送風ファン 14,15 排気管 16 吸込側フラップ 17 吹出側フラップ 19 薫蒸部 20 オゾナイザ 41 格納容器 41a 口 42,45 抗菌剤 44 ヒータ 46 電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 砥綿 晶子 茨城県つくば市御幸が丘3番地 株式会社 ダイキン環境研究所内 (72)発明者 藤澤 仁 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 山下 哲也 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 田中 英志 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 Fターム(参考) 3L060 AA08 CC08 EE01 EE05 4H011 AA02 AA03 BB05 DB04 DD07

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部での薬剤(42,45)の供給の実
    行(222)及び停止(223)を制御する制御部(1
    9)を備える空気調和機(1)。
  2. 【請求項2】 前記薬剤(42,45)の供給の実行
    (222)は、空気調和動作(21,23)の停止後に
    開始される、請求項1記載の空気調和機(1)。
  3. 【請求項3】 前記空気調和動作(21,23)は、冷
    房、除湿、加湿、又は空気清浄動作である、請求項2記
    載の空気調和機(1)。
  4. 【請求項4】 前記薬剤(42,45)の供給は、送風
    動作(21)が停止(221)した状態で実行される
    (222)、請求項1記載の空気調和機(1)。
  5. 【請求項5】 前記薬剤(42,45)の供給は、送風
    動作(21)が通常の前記空気調和動作よりも低い風量
    (221)の状態で実行される(222)、請求項1記
    載の空気調和機(1)。
  6. 【請求項6】 前記薬剤(42,45)の供給の開始
    (222)後、所定期間の経過後に、前記薬剤の供給が
    停止(223)される、請求項2記載の空気調和機
    (1)。
  7. 【請求項7】 供給された前記薬剤の濃度をa(ppm)
    とし、前記所定期間をb(時間)とすると、0.01≦
    a≦10,b=−6log10a+6の関係がある、請求項
    6記載の空気調和機(1)。
  8. 【請求項8】 前記薬剤(42,45)の供給(22
    2)は蒸散によって行われる請求項1乃至請求項7のい
    ずれか一つに記載の空気調和機(1)。
  9. 【請求項9】 前記薬剤(42,45)は水溶性であ
    る、請求項8記載の空気調和機(1)。
  10. 【請求項10】 前記薬剤(42,45)はシンナムア
    ルデヒドである、請求項9記載の空気調和機(1)。
  11. 【請求項11】 前記制御部(19)は前記薬剤(4
    2,45)を貯蔵し、供給口(41a)を備えた貯蔵容
    器(41)と、 前記薬剤を加熱するヒータ(44)とを有する、請求項
    8記載の空気調和機(1)。
  12. 【請求項12】 前記供給口(41a)に取り付けられ
    た電磁弁(46)を更に備える、請求項11記載の空気
    調和機(1)。
  13. 【請求項13】 開閉可能な吸込口(16)及び吹出口
    (17)を有する、請求項8記載の空気調和機(1)。
  14. 【請求項14】 前記薬剤の供給(222)後、空気調
    和動作の開始(23)前に前記薬剤(42,45)を室
    外へ排出する排出部(3,14,15)を更に備える、
    請求項13記載の空気調和機(1)。
  15. 【請求項15】 内部を攪拌する攪拌部(13)を更に
    備える、請求項8記載の空気調和機(1)。
  16. 【請求項16】 オゾンを供給するオゾン供給部(2
    0)を更に備える請求項1記載の空気調和機(1)。
  17. 【請求項17】 前記オゾンの供給(225)は前記薬
    剤の供給(223)よりも後で行われる、請求項16記
    載の空気調和機(1)。
  18. 【請求項18】 空気調和動作(21,23)を行う際
    は内部への薬剤(42,45)の供給を停止(223)
    し、 前記空気調和動作(21,23)の停止(221)後に
    前記内部への前記薬剤の供給(222)を開始する、空
    気調和機(1)の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記空気調和動作(21,23)は、
    冷房、除湿、加湿、又は空気清浄動作である、請求項1
    8記載の空気調和機(1)の制御方法。
  20. 【請求項20】 前記薬剤(42,45)の供給は、送
    風動作(21)が停止(221)した状態で実行される
    (222)、請求項18記載の空気調和機(1)の制御
    方法。
  21. 【請求項21】 前記薬剤(42,45)の供給は、送
    風動作(21)が通常の前記空気調和動作よりも低い風
    量(221)の状態で実行される(222)、請求項1
    8記載の空気調和機(1)の制御方法。
  22. 【請求項22】 前記薬剤(42,45)の供給の開始
    (222)後、所定期間経過後に、前記薬剤の供給が停
    止(223)される、請求項18記載の空気調和機
    (1)の制御方法。
  23. 【請求項23】 供給された前記薬剤の濃度をa(pp
    m)とし、前記所定期間をb(時間)とすると、0.0
    1≦a≦10,b=−6log10a+6の関係がある、請
    求項22記載の空気調和機(1)の制御方法。
  24. 【請求項24】 前記薬剤(42,45)の前記供給は
    蒸散によって行われる請求項18乃至請求項23のいず
    れか一つに記載の空気調和機(1)の制御方法。
  25. 【請求項25】 前記薬剤(42,45)は水溶性であ
    る、請求項24記載の空気調和機(1)の制御方法。
  26. 【請求項26】 前記薬剤(42,45)はシンナムア
    ルデヒドである、請求項25記載の空気調和機(1)の
    制御方法。
  27. 【請求項27】 前記薬剤は加熱されて前記蒸散が行わ
    れる、請求項24記載の空気調和機(1)の制御方法。
  28. 【請求項28】気化した前記薬剤(42,45)の供給
    を電磁弁(46)で制御する、請求項27記載の空気調
    和機(1)の制御方法。
  29. 【請求項29】 前記空気調和機(1)は、室内に設け
    られる吸込口(16)及び吹出口(17)を備え、いず
    れも前記空気調和動作(21,23)時には開き、前記
    薬剤の供給(22)の際には閉じられる、請求項24記
    載の空気調和機(1)の制御方法。
  30. 【請求項30】 前記薬剤の供給(222)後前記空気
    調和動作(23)の開始前に前記薬剤(42,45)を
    室外へ排出する(224)、請求項29記載の空気調和
    機の制御方法。
  31. 【請求項31】 前記薬剤の供給(222)において、
    内部が攪拌される、請求項27記載の空気調和機(1)
    の制御方法。
  32. 【請求項32】 更にオゾンが供給される(225)、
    請求項18記載の空気調和機(1)の制御方法。
  33. 【請求項33】 前記オゾンの供給(225)は前記薬
    剤の供給(223)よりも後で行われる、請求項32記
    載の空気調和機(1)の制御方法。
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JP2011214731A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Takasago Thermal Eng Co Ltd 熱交換器の洗浄方法
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