JP2002129492A - サイズ剤の定着方法 - Google Patents

サイズ剤の定着方法

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JP2002129492A JP2000235043A JP2000235043A JP2002129492A JP 2002129492 A JP2002129492 A JP 2002129492A JP 2000235043 A JP2000235043 A JP 2000235043A JP 2000235043 A JP2000235043 A JP 2000235043A JP 2002129492 A JP2002129492 A JP 2002129492A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抄紙前の製紙原料中にサイズ定着剤を添加し
てサイズ効果を向上させる場合、従来の四級アンモニウ
ム塩型カチオン性重合体にはない、疎水性の高まったサ
イズ定着剤を抄紙系に添加してサイズ効果を向上させる
定着方法を提供する。 【解決手段】 特定のアクリル型単量体を必須成分とす
る単量体混合物を重合することにより製造した一級アミ
ノ基含有重合体を抄紙前の製紙原料中に添加することに
よって達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイズ剤の定着方
法に関するものであり、一級アミノ基含有アクリル型重
合体あるいは共重合体を抄紙前の製紙原料中に添加する
ことによるサイズ剤の定着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一級アミノ基を有する高分子を合成
するには、N−ビニルカルボン酸アミドを重合した後、
側鎖のN−アシル基を酸またはアルカリによって加水分
解し、一級アミノ基を生成させていた。しかし、この方
法は、重合後でなければ加水分解反応ができないため、
どうしても反応条件が過酷になる。一方、分子内に一級
アミノ基を有する単量体は、米国特許3、037、96
9号公報や米国特許3、336、358号公報によって
製造することができる。アクリル型単量体であるため、
他のアクリル型単量体との共重合が良好であり、分子量
も一定以上の重合体が生成し、重合後の加水分解も必要
ない。一級アミノ基を有する高分子は、分子内に多数の
一級アミノ基が存在するため他の高分子に較べ、種々の
特異な性質を有する。特に親水性微粒子への吸着性が高
いため、例えば色素定着性が高い、汚泥脱水用凝集剤と
して使用すると、脱水ケ−キの含水率が低下するなどの
性能を有する。またその他、金属表面への吸着性が高
い、他の水溶性高分子との相溶性が比較的高い、官能基
を有する他の有機化合物と反応して高分子変性が可能で
あるなどの性質も有する。
【0003】製紙用のサイズ剤の定着能力を高めるため
に、填料歩留向上剤あるいは総歩留向上剤とは別にサイ
ズ定着剤を抄紙系に添加する場合が多い。従来(メタ)
アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化
物とアクリルアミドによる共重合物が使用されてきた。
しかし、これらカチオン性単量体は、親水性が高いため
紙に撥水性を付与するサイズ剤の定着には、必ずしも最
適なカチオン性高分子ではなかった。一級アミノ基含有
高分子のサイズ定着剤としては、ビニルアミン系高分子
を使用する方法が出願させている(特開平4−1109
4号公報)。しかし、この種の高分子は、前述のように
高分子変性によって製造するため設備のための建設費が
高く、製造のために長時間要する。従来、一級アミノ基
含有高分子はこうした事情のためサイズ定着剤として検
討されてこなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、サイズ定着剤として最適なカチオン性重合
体を提供することであり、従来の四級アンモニウム塩型
カチオン性重合体にはない、疎水性の高まったサイズ定
着剤を抄紙系に添加することにより、サイズ定着効果を
向上させることのできるサイズ定着方法を開発すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
鋭意研究を重ねた結果、以下に述べるような一級アミノ
基含有共重合体によりその目的を達することが可能であ
ることがわかった。即ち本発明の請求項1の発明は、下
記一般式(1)で表されるカチオン性単量体を必須成分
とする単量体(混合物)を重合することにより製造した
一級アミノ基含有重合体を抄紙前の製紙原料中に添加す
ることを特徴とするサイズ剤の定着方法である。
【化1】 R1は水素またはメチル基、Aは酸素原子またはNH、
BはC2〜C3のアルキレン基またはアルコキシレン
基、Xは陰イオン
【0006】請求項2の発明は、単量体(混合物)が前
記一般式(1)で表される単量体を10〜100モル%
と下記一般式(2)で表わされるアニオン性単量体0〜
30モル%とアクリルアミド0〜90モル%からなるこ
とを特徴とする請求項1に記載のサイズ剤の定着方法で
ある。
【化2】 R2は水素、メチル基またはカルボキシメチル基、R3
は水素またはカルボキシル基、AはSO3、C6H4S
O3、CONHC(CH3)2CH2SO3あるいはC
OO、Yは水素または陽イオン、あるいはCOOZ、Z
は水素または陽イオン
【0007】請求項3の発明は、単量体混合物が前記一
般式(1)で表される単量体を5〜60モル%、前記一
般式(2)で表わされるアニオン性単量体0〜20モル
%、下記一般式(3)で表わされるカチオン性単量体5
〜40モル%及びアクリルアミド0〜90モル%からな
ることを特徴とする請求項1に記載のサイズ剤の定着方
法である。
【化3】 R4は水素またはメチル基、R5メチル基またはエチル
基、R6はメチル基あるいはエチル基、R7は水素原
子、メチル基あるいはエチル基、Aは酸素原子またはN
H、BはC2〜C3のアルキレン基またはアルコキシレ
ン基、Xは陰イオン
【0008】請求項4の発明は、前記一般式(1)で表
される単量体が、2−アミノエチルメタクリレ−トの有
機酸あるいは無機酸の塩であることを特徴とする請求項
1〜3に記載のサイズ剤の定着方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で使用する一級アミノ基含
有重合体を製造するには、まず一般式(1)で表わされ
るカチオン性単量体と共重合するアクリルアミドやアニ
オン性単量体などが配合された水溶液のpHを2〜6に
調節した後、窒素置換により反応系の酸素を除去しラジ
カル重合性開始剤を添加することによって重合を開始さ
せ、目的に合った種々の重合体を生成させる。重合方法
としては、水溶液重合、塩水や有機溶媒中の分散重合な
どが可能だが、製紙原料への添加を考慮すれば水溶液重
合によって重合体水溶液を製造するのが最も実用的であ
る。反応時の水溶液濃度としては、一般的には5〜30
重量%であるが、好ましくは15〜25重量%で実施す
るのが制御し易い。反応の温度としては、通常10〜1
00℃、好ましくは20〜80℃の範囲で行う。一般式
(1)で表わされるカチオン性単量体の例としては、2
−アミノエチルアクリレ−ト、2−アミノエチルメタア
クリレ−ト、3−アミノプロピルアクリレ−ト、3−ア
ミノプロピルメタアクリレ−トなどの有機酸や無機酸の
塩があげられるが、これらの単量体は、普通、塩の形で
保存されているので、他の共重合する単量体と混合、溶
解し、その後pHを調節するのが一般的である。
【0010】一般式(1)で表わされるカチオン性単量
は、アクリル型の単量体であるため種々のアクリル系単
量体と良好な共重合反応が可能である。例えば、非イオ
ン性単量体の(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチ
ルアクリルアミド、酢酸ビニル、アクリロニトリル、ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエ
チル、ジアセトンアクリルアミド、N−ビニルピロリド
ン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド
などがあげられ、非イオン性の単量体のうちから一種ま
たは二種以上と組み合わせ共重合することも可能であ
る。紙力増強剤として最も好ましい非イオン性単量体の
例としては、アクリルアミドである。
【0011】さらに三級アミノ基や四級アンモニウム基
含有単量体とも共重合可能である。三級アミノ基含有単
量体の例としては、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノ
エチルやジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミ
ドなどである。また、アクリル型四級アンモニウム基含
有単量体の例としては、前記三級アミノ基含有単量体の
塩化メチルや塩化ベンジルによる四級化物である(メ
タ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム
塩化物、(メタ)アクリロイルオキシ2−ヒドロキシプ
ロピルトリメチルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリ
ロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウム塩化物、
(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルベンジルア
ンモニウム塩化物、(メタ)アクリロイルオキシ2−ヒ
ドロキシプロピルジメチルベンジルアンモニウム塩化
物、(メタ)アクリロイルアミノプロピルジメチルベン
ジルアンモニウム塩化物などがあげられる。また、ジメ
チルジアリルアンモニウム塩化物なども共重合可能であ
る。
【0012】一級アミノ基含有共重合体中の一般式
(1)で表わされる一級アミノ基含有単量体のモル%と
しては、10〜100モル%であり、好ましくは20〜
100モル%である。また、三級アミノ基あるいは四級
アンモニウム塩基を併用して共重合する場合は、全カチ
オン性単量体に対する一般式(1)で表わされる一級ア
ミノ基含有単量体の共重合モル%としては、50〜10
0モル%である。三級アミノ基あるいは四級アンモニウ
ム塩基は親水性が高い。そのため一級アミノ基含有単量
体が50モル%未満であると、重合体の親水性が高まり
好ましくない
【0013】一級アミノ基含有重合体は、アニオン性基
を含有する両性重合体でも良く、アニオン性単量体、例
えばアクリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸、マレイ
ン酸、2−アクリルアミド2−メチルプロパンスルフォ
ン酸、スチレンスルフォン酸などを共重合することによ
り製造することができる。これらアニオン性単量体の重
合体中のモル%としては、1〜20モル%であり、好ま
しくは2〜15モル%である。また、本発明で使用する
一級アミノ基含有アクリル型単量体を含むカチオン性単
量体の重合体中のモル%としては、10〜100モル%
であり、好ましくは20〜100モル%である。三級ア
ミノ基あるいは四級アンモニウム塩基含有単量体を併用
する場合は、5〜60モル%である。この場合、三級ア
ミノ基あるいは四級アンモニウム塩基含有単量体は、5
〜40モル%である。全カチオン性単量体に対する一級
アミノ基含有アクリル型単量体は、前述のように50〜
100モル%である。
【0014】本発明の一級アミノ基含有重合体は、N、
N−メチレンビスアクリルアミド、エチレングリコ−ル
ジ(メタ)アクリレ−トなどの多官能性単量体、あるい
はN、N−ジメチルアクリルアミドやN、N−ジエチル
アクリルアミドなどの加熱反応型の単量体によって架橋
あるいは分岐型の重合体を製造することもできる。
【0015】重合を開始させるラジカル重合開始剤はア
ゾ系、過酸化物系、レドックス系いずれでも重合するこ
とが可能である。油溶性アゾ系開始剤の例としては、
2、2’−アゾビスイソブチロニトリル、1、1’−ア
ゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)、2、2’−
アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2、2’−ア
ゾビス(2−メチルプロピオネ−ト)、4、4−アゾビ
ス(4−メトキシル、2、4ジメチル)バレロニトリル
などがあげられ、水混溶性溶剤に溶解し添加する。水溶
性アゾ系開始剤の例としては、2、2’−アゾビス(ア
ミジノプロパン)二塩化水素化物、2、2’−アゾビス
〔2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プ
ロパン〕二塩化水素化物、4、4’−アゾビス(4−シ
アノ吉草酸)などがあげられる。またレドックス系の例
としては、ペルオクソ二硫酸アンモニウムあるいはカリ
ウムと亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、トリ
メチルアミン、テトラメチルエチレンジアミンなどとの
組み合わせがあげられる。さらに過酸化物の例として
は、ペルオクソ二硫酸アンモニウム、過酸化水素、ベン
ゾイルペルオキサイド、ラウロイルペルオキサイド、オ
クタノイルペルオキサイド、サクシニックペルオキサイ
ド、t-ブチルペルオキシ2−エチルヘキサノエ−トなど
をあげることができる。こらのなかで特に好ましい開始
剤としては、水溶性のアゾ系開始剤である2、2’−ア
ゾビス(アミジノプロパン)二塩化水素化物、2、2’
−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2
−イル)プロパン〕二塩化水素化物などである。
【0016】一級アミノ基含有重合体の重合度として
は、数10万〜1000万程度であり、好ましくは10
0万〜500万である。20重量%水溶液の粘度で表示
するならば1、000〜30、000mPa・sであ
り、好ましくは5、000〜15、000mPa・sで
ある。
【0017】本発明のカチオン性重合体の適用される抄
紙pHとしては、カチオン性単量体を一級アミノ基含有
単量体のみを使用した場合は、カチオン性重合体の解離
範囲が7付近までなので、酸性抄紙に限られpH3〜7
である。そのため、定着させるサイズ剤の種類としては
ロジンサイズである。ロジンサイズは普通硫酸バンド併
用で用いられるため、この場合は硫酸バンドが必須のも
のとなる。四級アンモニウム塩基含有単量体を併用して
重合体を合成した場合は、アルカリ側でも解離するので
抄紙域は3〜9に拡大する。添加順としては、マシンチ
ェストなどで紙力増強剤、ロジンサイズ、硫酸バンドな
どを添加した後、製紙原料が白水によって希釈されるフ
ァンポンプも前が添加場所として考えられる。添加料と
しては、対製紙原料固形分当たり、100ppm〜20
00ppm、好ましくは300ppm〜1000ppm
である。紙の種類は、上質、中質、白ボ−ルあるいはラ
イナ−などロジンサイズあるいはアルキルケテンダイマ
−やアルケニル無水コハク酸など中性サイズ剤を添加す
る紙製品でも適用可能である。
【0018】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
さらに詳しく説明するが、本発明はその要旨を超えない
限り、以下の実施例に制約されるものではない。
【0019】
【合成例1〜6】表1に示されるような単量体組成によ
り一級アミノ基含有重合体を水溶液重合法により合成し
た。結果を表1に示す。
【0020】
【比較合成例1〜3】表1に示されるような単量体組成
により三級アミノ基あるいは四級アンモニウム塩基含有
重合体を水溶液重合法により合成した。結果を表1に示
す。
【0021】
【実施例1〜7】中質紙原料(LBKP/DIP/TM
P=10/60/30、pH6.88、全ss2.40
%、灰分0.30%)を用い、パルプ濃度0.7重量%
に水道水を用いて希釈した。この製紙原料を用い80g
/m2の紙を抄いた。添加薬品として、中性ロジンサイ
ズ0.3%(対乾燥パルプ、以下同様)、硫酸バンド
1.0%、表1の試作−1〜試作−7、0.03%、お
よび歩留向上剤としてポリアクリルアミド系高分子凝集
剤DR−1500(ハイモ社製)、0.01%をそれぞ
れこの順で、攪拌機により300rpmで攪拌しながら
15秒間隔により添加した後、タッピスタンダ−ド抄紙
機により抄紙した。また、全薬品添加後のpHはそれぞ
れ6.8前後であった。得られた湿紙を3.5Kg/m
2で5分間プレスし、100℃で2分間乾燥した。その
後、20℃、65RHの条件で調湿し、引っ張り強度を
測定後、裂断長を算出し(JIS−P8113)、また
灰分(800℃、1時間強熱残さ)を測定した。結果を
表2に示す。
【0022】
【比較例1〜3】実施例1〜6と同様に表1の比較−1
〜比較−3を用いて抄紙及び測定を行った。結果を表2
に示す。
【0023】
【実施例8〜14】上質紙製造用の製紙原料(LBKP
を主体としたもの、pH6.23、全ss分2.37
%、灰分0.41%)を用いて70g/m2の紙を抄い
た。添加薬品として、炭酸カルシウム20%、カチオン
性デンプン、0.2%、中性ロジンサイズ、0.4%、
硫酸バンド1.0%、表1の試作−1〜試作−7、0.
2%および歩留向上剤としてポリアクリルアミド系高分
子凝集剤DR−1500(ハイモ社製)、0.015%
をそれぞれこの順で、攪拌機により300rpmで攪拌
しながら15秒間隔により添加した後、タッピスタンダ
−ド抄紙機により抄紙した。前薬品添加後のpHはそれ
ぞれ7.1前後であった。得られた湿紙を3.5Kg/
m2で5分間プレスし、100℃で2分間乾燥した。そ
の後、20℃、65RHの条件で調湿し、引っ張り強度
を測定後、裂断長を算出し(JIS−P8113)、ス
テキヒトサイズ度(JIS−P8122)および灰分
(800℃、1時間強熱残さ)を測定した。結果を表3
に示す。
【0024】
【比較例4〜6】実施例8〜14と同様に表1の比較−
1〜比較−3を用いて抄紙及び測定を行った。結果を表
3に示す。
【0025】
【実施例15〜21】ダンボ−ル古紙をCSF=400
mlに叩解した製紙原料(pH6.2、全ss2.0
%、灰分0.25%)を用い、80g/m2の紙を抄い
た。添加薬品として、酸性ロジンサイズ、0.15%、
硫酸バンド1.5%、表1の試作−1〜試作−7、0.
3%、および歩留向上剤としてポリアクリルアミド系高
分子凝集剤DR−1500(ハイモ社製)0.01%を
それぞれこの順で添加した。抄紙および測定は実施例7
〜12と同様である。結果を表4に示す。
【0026】
【比較例7〜9】実施例15〜21と同様に表1の比較
−1〜比較−3を用いて抄紙及び測定を行った。結果を
表4に示す。
【0027】
【表1】 2EMA(モル%):2−アミノエチルメタクリレ−
ト、AAM(モル%):アクリルアミド、DMM(モル
%):メタクリル酸ジメチルアミノエチル、AAC(モ
ル%):アクリル酸、DMQ(モル%):アクロイルオ
キシエチルトリメチルアンモニウム塩化物、溶液粘度:
20重量%水溶液、単位mPa・s、分子量:単位は
万、
【0028】
【表2】 ステキヒトサイズ度:秒 裂断長:Km 紙中灰分:%
【0029】
【表3】 ステキヒトサイズ度:秒 裂断長:Km 紙中灰分:%
【0030】
【表4】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表されるカチオン性
    単量体を必須成分とする単量体(混合物)を重合するこ
    とにより製造した一級アミノ基含有重合体を抄紙前の製
    紙原料中に添加することを特徴とするサイズ剤の定着方
    法。 【化1】 Rは水素またはメチル基、Aは酸素原子またはNH、B
    はC2〜C3のアルキレン基またはアルコキシレン基、
    Xは陰イオン
  2. 【請求項2】 単量体(混合物)が前記一般式(1)で
    表される単量体を10〜100モル%と下記一般式
    (2)で表わされるアニオン性単量体0〜30モル%と
    アクリルアミド0〜90モル%からなることを特徴とす
    る請求項1に記載のサイズ剤の定着方法。 【化2】 R2は水素、メチル基またはカルボキシメチル基、R3
    は水素またはカルボキシル基、AはSO3、C6H4S
    O3、CONHC(CH3)2CH2SO3あるいはC
    OO、Yは水素または陽イオン、あるいはCOOZ、Z
    は水素または陽イオン
  3. 【請求項3】 単量体混合物が前記一般式(1)で表さ
    れる単量体を5〜60モル%、前記一般式(2)で表わ
    されるアニオン性単量体0〜20モル%、下記一般式
    (3)で表わされるカチオン性単量体5〜40モル%及
    びアクリルアミド0〜90モル%からなることを特徴と
    する請求項1に記載の紙力増強方法。 【化3】 R4は水素またはメチル基、R5メチル基またはエチル
    基、R6はメチル基あるいはエチル基、R7は水素原
    子、メチル基あるいはエチル基、Aは酸素原子またはN
    H、BはC2〜C3のアルキレン基またはアルコキシレ
    ン基、Xは陰イオン
  4. 【請求項4】 前記一般式(1)で表される単量体が、
    2−アミノエチルメタクリレ−トの有機酸あるいは無機
    酸の塩であることを特徴とする請求項1〜3に記載の紙
    力増強方法。 【0001】
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011047086A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Hymo Corp サイズ剤の定着方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011047086A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Hymo Corp サイズ剤の定着方法

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