JP2002129334A - 気相堆積装置のクリーニング方法及び気相堆積装置 - Google Patents

気相堆積装置のクリーニング方法及び気相堆積装置

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JP2002129334A
JP2002129334A JP2000327367A JP2000327367A JP2002129334A JP 2002129334 A JP2002129334 A JP 2002129334A JP 2000327367 A JP2000327367 A JP 2000327367A JP 2000327367 A JP2000327367 A JP 2000327367A JP 2002129334 A JP2002129334 A JP 2002129334A
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temperature
cleaning
shower head
chamber
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Mamiko Miyanaga
真美子 宮永
Yoshikatsu Shirai
喜勝 白井
Masahiro Morimoto
正宏 守本
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Applied Materials Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/4401Means for minimising impurities, e.g. dust, moisture or residual gas, in the reaction chamber
    • C23C16/4405Cleaning of reactor or parts inside the reactor by using reactive gases

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンバー内に付着した反応生成物の除去効
率に優れた気相堆積装置のクリーニング方法及び気相堆
積装置を提供する。 【解決手段】 CVD装置1のクリーニング方法は、シ
ャワーヘッド4を介してチャンバ2内に成膜ガスを導入
し、ウェハ5上に成膜を行うCVD装置1のクリーニン
グ方法である。この方法では、フッ素原子を含有してな
る化合物を含むクリーニングガスとしてのNF3ガスを
マイクロ波発生源64によりマイクロ波に晒して活性化
し、チャンバ2内に導入する。このとき、ヒータープレ
ート72によりリッド部7を加熱したり、水供給源50
からのリッド部7への冷却水の供給を停止したりしてリ
ッド部7の温度を上昇させ、クリーニング時におけるシ
ャワーヘッド4の温度を、ウェハ5上に成膜を行う際の
温度よりも上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気相堆積装置のク
リーニング方法及び気相堆積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造等に用いる気相堆積
(CVD)装置は、複数の貫通孔を有するシャワーヘッ
ドを介してチャンバ内に複数種の成膜ガスを導入し、該
チャンバ内で目的とする化学反応を生じさせて基体上に
薄膜を成長させる装置である。
【0003】CVD装置は、上記の通り成膜ガスの化学
反応により薄膜を成長させる手法をとるため、成膜ガス
の反応により生成された生成物は、基体上のみならずチ
ャンバ内にも付着してしまう。この反応生成物がチャン
バ内に付着すると、成膜に悪影響を及ぼすおそれがある
ため、所定回数の成膜を行う度にチャンバ内のクリーニ
ングが行われる。
【0004】クリーニングは、従来よりチャンバ内にク
リーニングガス(例えばNF3)を導入すると共に高周
波電圧を印加してRFプラズマを生成し、励起された活
性原子により反応生成物の堆積物をエッチングする方法
が一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、RFプ
ラズマを使用したクリーニング手法では、チャンバー内
におけるパーティクルの発生の問題があった。
【0006】そこで、かかる問題を改善するよりマイル
ドなクリーニング方法として、チャンバ内でプラズマを
発生させることなくマイクロ波によりクリーニングガス
を活性化し、生成される活性原子をチャンバ内に付着し
た反応生成物と反応させる方法を考えた。しかし、マイ
クロ波を単に用いるクリーニング方法では、クリーニン
グ後においてもシャワーヘッドに反応生成物の一部が除
去されず残ってしまう場合があり、除去効率が悪く成膜
に悪影響を及ぼすおそれがあった。
【0007】そこで本発明は、チャンバー内に付着した
反応生成物の除去効率に優れた気相堆積装置のクリーニ
ング方法及び気相堆積装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者らは、上記目的を
達成するため鋭意研究した結果、以下に示す知見を得
た。すなわち、チャンバー内のシャワーヘッドは、成膜
ガスがシャワーヘッド内で反応することを抑制するため
冷却されて低温(例えば30℃)に維持される。そし
て、この冷却作業はクリーニング時においても継続され
ており、この冷却による低温環境がシャワーヘッドにお
ける反応生成物の除去効率を悪くする要因であると推測
された。そこで、シャワーヘッドの温度を成膜時の温度
よりも上昇させて同様のクリーニングを行うことで、シ
ャワーヘッドにおける反応生成物の除去効率が向上され
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明に係る気相堆積装置のク
リーニング方法は、シャワーヘッドを介してチャンバ内
に成膜ガスを導入し、基体上に成膜を行う気相堆積装置
のクリーニング方法であって、(1)フッ素原子を含有
してなる化合物を含むクリーニングガスをマイクロ波に
晒して活性化し、クリーニングガスの活性種をチャンバ
内に導入するガス導入工程と、(2)シャワーヘッドの
温度を、基体上に成膜を行う際の温度よりも上昇させる
温度上昇工程と、を含んでいる。
【0010】この方法によれば、シャワーヘッドの温度
を基体上に成膜を行う際の温度よりも上昇させること
で、クリーニングガスの活性種とシャワーヘッドに付着
した反応生成物との反応が促進され、反応生成物の除去
効率が向上する。しかも、チャンバ内でプラズマを発生
させることなくマイクロ波によりクリーニングガスを活
性化するため、チャンバ内におけるパーティクルの発生
が抑制される。
【0011】本発明に係る気相堆積装置のクリーニング
方法において、シャワーヘッドはチャンバに供給される
冷媒により冷却されており、温度上昇工程では、チャン
バへの冷媒の供給を制限することを特徴としてもよい。
シャワーヘッドは、チャンバに供給される冷媒により冷
却されることがある。したがって、クリーニング時にお
いてはかかる冷媒の供給を制限することで、シャワーヘ
ッドの温度が上昇される。
【0012】また本発明に係る気相堆積装置のクリーニ
ング方法において、温度上昇工程では、ヒーターにより
シャワーヘッドに熱を加えることを特徴としてもよい。
このようにすれば、シャワーヘッドの温度を速やかに上
昇させることができる。特に、チャンバへの冷媒の供給
を制限し、かつヒーターによりシャワーヘッドに熱を加
えると、シャワーヘッドの温度上昇が効率的に行われ
る。
【0013】また本発明に係る気相堆積装置のクリーニ
ング方法において、温度上昇工程では、シャワーヘッド
の温度を50℃以上、好ましくは50℃〜150℃、よ
り好ましくは70℃〜100℃、更に好ましくは75℃
〜85℃に上昇させると好適である。シャワーヘッドの
温度は通常20℃〜45℃程度に維持されるため、クリ
ーニング時にはシャワーヘッドの温度を上記50℃以上
に上昇させることで、シャワーヘッドに付着した反応生
成物の除去効率が向上する。なお、シャワーヘッドの温
度を50℃より低くすると反応生成物の除去効率向上の
効果があまり得られなくなる傾向にある。
【0014】特に、成膜ガスがタングステン原子を含有
する化合物から成るガスを含むときは、シャワーヘッド
の温度は70℃以上、好ましくは70℃〜100℃、よ
り好ましくは75℃〜85℃に上昇させると好適であ
る。成膜ガスがタングステン原子を含有する化合物から
成るガスを含むと、基体上には導電性を有するタングス
テン層が形成される。近年、半導体集積回路の微細化等
に伴い、配線抵抗の低減、配線の信頼性向上及び配線レ
ベルでの平坦性の更なる改善という観点から、半導体ウ
ェハ等の基体上に形成される金属配線の一部として、い
わゆるタングステンプラグ(W−plug)が用いられ
るようになってきた。これは、層間結線を形成するため
に絶縁層に設けられた孔(スルーホール、Viaホール
等)をタングステン(W)により埋めるものである。こ
のように、タングステン層を形成した後にチャンバ内を
クリーニングするときは、シャワーヘッドの温度を上記
70℃以上に上昇させると、シャワーヘッドに付着した
反応生成物の除去効率が効果的に向上されることを発明
者は見出した。
【0015】本発明に係る気相堆積装置は、上記した本
発明に係る気相堆積装置のクリーニング方法を有効に実
施するための装置であり、(1)シャワーヘッドとシャ
ワーヘッドを冷却するための冷媒が通過する循環路とを
含むチャンバと、(2)循環路の一端に接続されて循環
路に送られる冷媒が通る送り流路と、(3)循環路の他
端に接続されて循環路から排出される冷媒が通る戻り流
路と、(4)送り流路と戻り流路とを連通するバイパス
流路と、(5)バイパス流路に流れる冷媒の流れを制御
する制御弁と、を備える。この気相堆積装置は、シャワ
ーヘッドの温度を変更するためのヒーターを更に備える
と好ましい。
【0016】また本発明に係る気相堆積装置は、(1)
成膜ガスを導入するためのシャワーヘッドを有するチャ
ンバと、(2)シャワーヘッドの温度を変更するための
ヒーターと、を備える。
【0017】また本発明に係る気相堆積装置は、クリー
ニングガスをマイクロ波に晒して活性化し、該クリーニ
ングガスの活性種をチャンバ内に導入するクリーニング
ガス導入手段を備えると好ましい。
【0018】また本発明に係る気相堆積装置は、チャン
バ内にタングステン原子を含有する化合物から成るガス
を供給するガス供給源を備えると好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の実施形態について詳細に説明する。なお、同一の
要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0020】図1は、本発明に係る気相堆積装置の好適
な一実施形態を概略的に示す構成図(一部断面)であ
る。気相堆積装置(CVD装置)1は、Siから成るウ
ェハ(基体)5が収容されるチャンバ2と、チャンバ2
内に成膜ガスを供給する成膜ガス供給源30と、を備え
る。
【0021】チャンバ2は、ウェハ5が載置されるサセ
プタ3を収容するアルミ製の容器部6と、この容器部6
を密閉するアルミ製のリッド部7と、中空の円盤状を成
すシャワーヘッド4とを有している。このシャワーヘッ
ド4は、サセプタ3の上方において上面及び側面がリッ
ド部7に接することにより支持されている。サセプタ3
は、Oリング、メタルシール等により、チャンバ2に気
密に設けられると共に、図示しない可動機構により上下
駆動可能に設けられている。これにより、ウェハ5とシ
ャワーヘッド4との間隔が調整されるようになってい
る。さらに、サセプタ3にはヒーター3aが内設されて
おり、このヒーター3aによりウェハ5が所望の温度に
加熱される。
【0022】シャワーヘッド4は、略円筒状を成す胴部
41を備え、その上端部には中央に後述する各ガスが供
給されるガス供給口9が形成されたベースプレート43
が設けられている。一方、胴部41の下端部には、板面
に複数の貫通孔45aが形成されたフェイスプレート4
5が設けられている。また、シャワーヘッド4の内部に
は、フェイスプレート45と略平行になるように、板面
に複数の貫通孔45aが形成されたブロッカープレート
47が設置されている。そして、胴部41、ベースプレ
ート43及びブロッカープレート47によって空間部S
aが画成されており、胴部41、フェイスプレート45
及びブロッカープレート47によって空間部Sbが画成
されている。なお、ベースプレート43は、ブロッカー
プレート47に対向する面が略平滑面、すなわち、凹凸
部を実質的に有しない面形状とされている。
【0023】さらに、チャンバ2の容器部6の下部には
開口部40が設けられている。この開口部40には、チ
ャンバ2の内部を減圧する真空ポンプ(図示せず)が図
示しない管を介して接続されている。
【0024】一方、成膜ガス供給源30は、WF6ガス
供給源31、SiH4ガス供給源32、Arガス供給源
33及びH2ガス供給源34を備えている。これらの各
ガス供給源31〜34は、各ガスの質量流量を制御する
MFC(質量流量コントローラ)31a〜34aが設け
られた管10を介して、シャワーヘッド4のベースプレ
ート43に設けられたガス供給口9に接続されている。
これにより、各ガス(WF6ガス、SiH4ガス、Arガ
ス、H2ガス)が成膜ガス供給源30からシャワーヘッ
ド4に導入され、空間部Sa又は空間部Sb内において
十分に混合・分散された後、ブロッカープレート47及
びフェイスプレート45を介してチャンバ2内に供給さ
れる。
【0025】かかるCVD装置1では、シャワーヘッド
4内において各ガス(WF6ガス、SiH4ガス、Arガ
ス、H2ガス)が混合・分散されるため、シャワーヘッ
ド4内でWF6ガスとSiH4ガスとが反応し易くなる傾
向にある。シャワーヘッド4内で両ガスが反応してしま
うと、チャンバ2内に供給したWF6ガスとSiH4ガス
との濃度比と、サセプタ3上に載置されたウェハ5上に
実際に達したWF6ガスとSiH4ガスとの濃度比とが異
なって、ウェハ5上への成膜が好適に行われなくなるお
それがある。
【0026】そこでCVD装置1は、リッド部7を介し
てシャワーヘッド4を冷却することで、シャワーヘッド
4内でのWF6ガスとSiH4ガスとの反応を抑制する冷
却系を備えている。この冷却系は、冷媒としての冷却水
を供給する水供給源50と、水供給源50から供給され
た冷却水をリッド部7に送るための送り流路51と、リ
ッド部7において熱交換された冷却水を再び水供給源5
0に戻すための戻り流路52とを有している。
【0027】リッド部7の内部には水供給源50から供
給された冷却水が循環する循環路7aが設けられてお
り、送り流路51と戻り流路52とは、循環路7aの入
口と出口とにそれぞれ接続されている。よって、水供給
源50から供給された冷却水はリッド部7内部の循環路
7aを循環し、熱交換によりリッド部7が冷却される。
そして、リッド部7が冷却されることでリッド部7と接
触するベースプレート43、胴部41、ブロッカープレ
ート47及びフェイスプレート45が冷却され、これに
よりシャワーヘッド4が冷却される。
【0028】これら送り流路51と戻り流路52とは、
チャンバ2の外部においてバイパス流路70を介して連
通されている。そして、送り流路51とバイパス流路と
が交差する部位には、三方弁(制御弁)71が設けられ
ている。
【0029】これにより、三方弁71により送り流路5
1を閉鎖してリッド部7への冷却水の供給を止め、バイ
パス流路70を開放することで、水供給源50、送り流
路51、循環路7a、戻り流路52、及び水供給源50
といった経路で循環する冷却水の流れを変更し、水供給
源50、送り流路51、バイパス流路70、戻り流路5
2、及び水供給源50といった経路で冷却水を循環させ
ることが可能となる。これにより、リッド部7の温度を
上昇させることが可能となる。
【0030】また、三方弁71によりバイパス流路70
を閉鎖してバイパス流路70を流れる冷却水の流れを止
め、送り流路51を開放することで、水供給源50、送
り流路51、バイパス流路70、戻り流路52、及び水
供給源50といった経路で循環する冷却水の流れを変更
し、水供給源50、送り流路51、循環路7a、戻り流
路52、及び水供給源50といった経路で冷却水を循環
させることが可能となる。これにより、リッド部7の温
度を低下させることが可能となる。
【0031】なお、リッド部7の温度を上昇させる場合
に、三方弁71により送り流路51を完全に閉鎖してリ
ッド部7への冷却水の供給を完全に停止する必要はな
く、送り流路51を一部閉鎖してリッド部7への冷却水
の供給を一部制限することによっても、リッド部7の温
度を上昇させることができる。
【0032】またCVD装置1は、所定回数の成膜後に
チャンバ2内をクリーニングするためのクリーニングガ
ス導入手段60を備えている。クリーニングガス導入手
段60は、フッ素原子を含有してなる化合物を含むクリ
ーニングガス、例えばNF3を供給するNF3ガス供給源
61を有している。このNF3ガス供給源61は、管6
3を介して管10に接続されている。
【0033】管63上には、NF3ガス供給源61から
供給されるNF3ガスの質量流量を制御するためのMF
C(質量流量コントローラ)61aが設けられている。
また管63上には、NF3ガスを活性化させるためのマ
イクロ波発生源64が設けられている。これにより、N
3ガス供給源61から供給されたNF3ガスは、マイク
ロ波発生源64において発生したマイクロ波に晒されて
活性化され、管63、管10を通ってガス供給口9から
シャワーヘッド4内に導入される。
【0034】またCVD装置1は、リッド部7の温度を
上昇させるためのヒータープレート(ヒーター)72を
備えている。図2は、本実施形態に係るCVD装置1を
上面から見た構成を概略的に示す平面図である。図示の
通り、ヒータープレート72はシリコーンのゴムの中に
電熱線72aを張り巡らせたものであり、電源72bか
ら供給される電圧・電流を調整することで、発熱量を調
整可能になっている。このヒータープレート72は、シ
ャワーヘッド4の上方であってリッド部7の上面に、管
10を挟んで一対配置されている。
【0035】またCVD装置1は、リッド部7の上面に
設置された、リッド部7の温度を検出するための温度検
出手段として熱電対73を備えている。リッド部7の温
度とシャワーヘッド4の温度との間、特にリッド部7の
温度とフェースプレート45との間の温度差は予め分か
っているため、熱電対73を介してリッド部7の温度を
検出することで、シャワーヘッド4、特にフェースプレ
ート45の温度が分かるようになっている。
【0036】また、CVD装置1は、図1に示すよう
に、三方弁71の開閉動作やヒータープレート72のO
N/OFF、マイクロ波発生源64のON/OFFを制
御する制御装置80を備えている。この制御装置80
は、三方弁71、ヒータープレート72、マイクロ波発
生源64及びMFC62と電気的に接続されている。よ
って、MFC62からのON信号が制御装置80に入力
されると、制御装置80はマイクロ波発生源64へON
信号を送り、また送り流路51を閉鎖してバイパス流路
70を開放するための信号を三方弁71に送り、さらに
ヒータープレート72へON信号を送る。
【0037】また、制御装置80は熱電対73と電気的
に接続されており、熱電対73から検出される温度情報
は制御装置80へフィードバックされ、この温度情報に
基づいて制御装置80は電熱線72aに供給される電圧
・電流を調整する信号をヒータープレート72に送り、
ヒータープレート72の発熱量が調整される。
【0038】次に、このように構成されたCVD装置1
を用いた本発明に係る気相堆積装置のクリーニング方法
の一例について説明する。ここでは、ウェハ5上にタン
グステン層を形成する成膜工程を含めて説明する。
【0039】成膜工程では、まずチャンバ2内を真空ポ
ンプにより減圧する。この減圧下において、ウェハ5
(ここでは、ホール、トレンチ等の凹部が形成された、
或いは、形成されていないSiウェハ上に、チタン(T
i)及び窒化チタン(TiN)がこの順で堆積されたも
の)を、ロードロックチャンバ、他のチャンバ、他のウ
ェハ準備室等の所定場所からチャンバ2内へと搬送し、
サセプタ3上に載置して収容する。次に、ArガスとH
2ガスを、それぞれの供給源33,34から管10を通
してチャンバ2内へ供給すると共に、チャンバ2内が所
定の圧力となるように圧力調整を行う。
【0040】チャンバ2内の圧力が所定値で安定した
後、成膜ガスとしてWF6ガス及びSiH4ガスを、それ
ぞれの供給源31,32から管10を通してシャワーヘ
ッド4へ供給する。このとき、水供給源50、送り流路
51、循環路7a、戻り流路52、及び水供給源50と
いった経路で冷却水を循環させ、リッド部7を冷却する
ことでシャワーヘッド4の冷却を行う。
【0041】シャワーヘッド4の冷却は、フェースプレ
ート45の温度を20℃〜45℃の範囲に維持すように
行うと好ましい。このようにすれば、WF6ガスとSi
4ガスとのシャワーヘッド4内での反応が十分に抑制
される。よって、ウェハ5上に達した両ガスの濃度比
が、成膜ガス供給源30から供給された両ガスの濃度比
に比して不都合な程度に変化してしまうことを防止でき
る。換言すれば、両ガスの濃度比のバランスを好適に維
持することができる。したがって、核形成において生じ
るタングステンシリサイド(WxSiy)の組成比を、W
層の形成に適した所望の組成比とすることが確実にでき
る。その結果、WxSiy層における結晶構造を所望の好
適な構造ならしめることができ、WxSiy層及びW層の
残留ストレスを十分に低減可能である。これにより、W
xSiy層及びW層から構成される配線層の膜特性の劣化
叉は低下を十分に抑止でき、その配線層のストレス及び
抵抗率の増大を抑制できる。
【0042】また、WF6ガスとSiH4ガスとのシャワ
ーヘッド4内の空間部Sa,Sbにおける反応を十分に
抑制できるので、両者の反応生成物に起因するパーティ
クルの発生をも十分に防止できる。
【0043】ガス供給口9から空間部Saへ導入された
両ガスは、ブロッカープレート47により分散されて十
分に混合され、複数の貫通孔47aを通して空間部Sb
へ流出する。空間部Sbへ導入されたWF6ガス及びS
iH4ガスの混合ガスは、フェイスプレート45の貫通
孔45aを通してシャワーヘッド4の下方に流出し、ウ
ェハ5上に供給される。
【0044】一方、WF6ガス及びSiH4ガスをチャン
バ2内へ供給すると共に、サセプタ3のヒーター3aに
電力を供給し、サセプタ3を介してウェハ5が所定温度
となるように加熱する。これにより、ウェハ5上に達し
たWF6ガスとSiH4ガスとを反応させて、ウェハ5上
に核としてのタングステンシリサイド(WxSiy)を堆
積せしめる。このWxSiy膜の形成を、所定時間、例え
ば数秒〜十秒程度の間実施した後、SiH4ガスの供給
を停止すると共に、WF6ガスの流量を調整する。これ
により、ウェハ5上のWxSiy膜上にタングステン
(W)を堆積せしめる。
【0045】所定の時間、W層の形成を継続した後、W
6ガス及びSiH4ガスの供給を停止して成膜を終了す
る。次いで、必要に応じて、チャンバ2内に残留するW
6ガス及びSiH4ガスをArガスによりパージした
後、WxSiy層及びW層が形成されたウェハ5をチャン
バ2の外部へ搬出する。
【0046】この成膜工程を所定回数、例えばウェハ5
について25枚分の成膜を行った後、チャンバ2内のク
リーニングを行う。クリーニングでは、まずクリーニン
グガスとしてのNF3ガスをチャンバ2内に供給すべ
く、NF3ガス供給源61のスイッチをONにする。す
ると、MFC62が作動して所定量のNF3ガスが管6
3を通してチャンバ2内に向けて送られると共に、MF
C62のON信号が制御装置80に入力される。
【0047】MFC62のON信号が制御装置80に入
力されると、制御装置80はマイクロ波発生源64にO
N信号を送る。これにより、マイクロ波が発生して管6
3を通るNF3ガスがマイクロ波に晒され、活性化され
る。そして、活性化されたNF3ガスは管63、管10
を通ってガス供給口9からシャワーヘッド4内へ導入さ
れる(ガス導入工程)。
【0048】また、MFC62のON信号が制御装置8
0に入力されると、制御装置80は三方弁71にリッド
部7への冷却水の供給を制限するための信号を送る。こ
れにより、送り流路51が閉鎖されリッド部7への冷却
水の供給が止められ、またバイパス流路70が開放され
る。そして、水供給源50、送り流路51、循環路7
a、戻り流路52、及び水供給源50といった経路で循
環していた冷却水の流れが変更され、水供給源50、送
り流路51、バイパス流路70、戻り流路52、及び水
供給源50といった経路で冷却水が循環される。このよ
うに、リッド部7への冷却水の供給が停止されることで
リッド部7の温度が上昇され、これを介してシャワーヘ
ッド4、特にフェースプレート45の温度が上昇される
(温度上昇行程)。
【0049】また、MFC62のON信号が制御装置8
0に入力されると、制御装置80はヒータープレート7
2にON信号を送る。これにより、ヒータープレート7
2が発熱を開始してリッド部7の温度が上昇され、これ
を介してシャワーヘッド4、特にフェースプレート45
の温度が上昇される(温度上昇行程)。
【0050】ここで、図3及び図4において、ヒーター
プレート72による加熱を行うことなく、三方弁71及
びバイパス流路70によるリッド部7への冷却水の供給
停止のみによりリッド部7の温度を上昇させた場合と、
三方弁71及びバイパス流路70によるリッド部7への
冷却水の供給を停止すると共に、ヒータープレート72
により加熱してリッド部7の温度を上昇させた場合と
で、リッド部7を介するフェースプレート45の温度の
上昇効率がどのように変化するかを示す実験例を示す。
【0051】図3に示すように、三方弁71及びバイパ
ス流路70によるリッド部7への冷却水の供給停止のみ
によりリッド部7の温度を上昇させた場合、フェースプ
レート45の温度をクリーニング時に好適な80℃に上
昇させるのに1時間以上かかった。これに対し、図4に
示すように、三方弁71及びバイパス流路70によるリ
ッド部7への冷却水の供給を停止すると共に、ヒーター
プレート72により加熱してリッド部7の温度を上昇さ
せた場合、フェースプレート45の温度をクリーニング
時に好適な80℃に上昇させるのに必要な時間は15分
程度であった。このように、三方弁71及びバイパス流
路70によるリッド部7への冷却水の供給停止と、ヒー
タープレート72による加熱とを併用してリッド部7の
温度を上昇させれば、極めて短時間でシャワーヘッド4
をクリーニングに最適な状態に持っていくことが可能と
なり、クリーニング作業の効率化が図られる。
【0052】リッド部7の温度情報は熱電対73を介し
て制御装置80にフィードバックされる。制御装置80
は、当該温度情報に基づいて電圧・電流を制御する信号
をヒータープレート72に送る。このフィードバック制
御により、リッド部7の温度、すなわちフェースプレー
ト45の温度が所望の範囲に維持される。
【0053】ここで、クリーニング時におけるシャワー
ヘッド4の温度、特にフェースプレート45の温度は5
0℃以上、好ましくは50℃〜150℃、より好ましく
は70℃〜100℃、更に好ましくは75℃〜85℃に
上昇させると好適である。シャワーヘッド45の温度は
成膜時に好適な20℃〜45℃程度に維持されているた
め、クリーニング時にはシャワーヘッド45の温度を5
0℃以上に上昇させることで、シャワーヘッド4に付着
した反応生成物の堆積物の除去効率が向上する。なお、
シャワーヘッド45の温度を50℃より低くすると堆積
物の除去効率向上の効果があまり得られなくなる傾向に
ある。また、シャワーヘッド4の温度を150℃より高
くするとチャンバ2に不具合が生じるおそれが高くなる
傾向にある。
【0054】特に、WF6ガスのように成膜ガスがタン
グステン原子を含有する化合物から成るガスを含む本実
施形態のケースでは、シャワーヘッド4の温度を70℃
以上、好ましくは70℃〜100℃、より好ましくは7
5℃〜85℃に上昇させると好適である。このように、
タングステン層を形成した後にチャンバ内をクリーニン
グするときは、シャワーヘッド4の温度を70℃以上に
上昇させると、シャワーヘッド4に付着した反応生成物
の除去効率が向上されることを発明者は見出した。すな
わち、シャワーヘッド4の温度を上昇させずにマイクロ
波を用いてクリーニングを行った場合、シャワーヘッド
に付着した青色の反応生成物が十分に除去されなかった
のに比べて、本実施形態に係るクリーニング方法では、
一見したのでは分からないくらいに反応生成物が十分に
除去され、除去効率が向上されることが確認された。
【0055】クリーニングが終了すると、NF3ガス供
給源61のスイッチをOFFにしてNF3ガスの供給を
停止する。すると、MFC62が作動してMFC62の
OFF信号が制御装置80に入力される。
【0056】MFC62のOFF信号が制御装置80に
入力されると、制御装置80はマイクロ波発生源64に
OFF信号を送る。これにより、マイクロ波発生源64
は運転を停止する。また、MFC62のOFF信号が制
御装置80に入力されると、制御装置80はヒータープ
レート72にOFF信号を送る。これにより、ヒーター
プレート72は発熱を停止する。
【0057】また、MFC62のOFF信号が制御装置
80に入力されると、制御装置80は三方弁71にリッ
ド部7への冷却水の供給を再開するための信号を送る。
これにより、バイパス流路70が閉鎖されバイパス流路
70への冷却水の供給が止められ、また送り流路51が
開放される。そして、水供給源50、送り流路51、バ
イパス流路70、戻り流路52、及び水供給源50とい
った経路で循環していた冷却水の流れが変更され、水供
給源50、送り流路51、循環路7a、戻り流路52、
及び水供給源50といった経路で冷却水が循環される。
このように、リッド部7への冷却水の供給が再開される
ことでリッド部7の温度が低下される。
【0058】次いで、必要に応じて、チャンバ2内に残
留するNF3ガスを取り除き、再び成膜工程に戻る。以
上のクリーニング工程に必要な典型的な所要時間は、ク
リーニングガスを流し始めてから20分程度である。
【0059】以上、本実施形態に係る気相堆積装置のク
リーニング方法及び気相堆積装置によれば、シャワーヘ
ッド4の温度をウェハ5上に成膜を行う際の温度よりも
上昇させているため、クリーニングガスとしてのNF3
ガスの活性種とチャンバ2内に付着した反応生成物との
反応が促進され、シャワーヘッド4に付着した反応生成
物の除去効率の向上を図ることが可能となる。また、シ
ャワーヘッド4に付着する反応生成物の除去効率の向上
が図られるため、フェイスプレート45等の部材のクリ
ーニングの頻度、あるいは交換頻度を低減することが可
能となり、CVD装置1をより長期間、安定的に継続し
て運転することが可能となる。
【0060】また本実施形態では、ヒータープレート7
2による加熱とリッド部7への冷却水の供給停止とを併
用してリッド部7、すなわちシャワーヘッド4の温度を
上昇させているため、極めて短時間でシャワーヘッド4
をクリーニングに最適な状態に持っていくことが可能と
なり、クリーニング作業の効率化を図ることが可能とな
る。
【0061】また本実施形態では、クリーニングガスと
してのNF3ガスをマイクロ波に晒して活性化している
ため、チャンバ2内でプラズマを発生し活性化させてク
リーニングを行う場合と比べてパーティクル等の発生を
抑制することが可能となり、より好適な状態で成膜を行
うことが可能となる。
【0062】なお、本発明は上記した実施形態に限定さ
れることなく、種々の変形が可能である。
【0063】例えば、本実施形態に係るクリーニング方
法及び気相堆積装置は、タングステンチャンバ以外のチ
ャンバに用いてもよい。また、リッド部7への冷却水の
供給を制限する手法として、バイパス流路及び三方弁を
用いることなく、送り流路51を閉鎖したり、また送り
流路51から分岐路を設けて冷却水を放流したりするな
ど、リッド部7への冷却水の供給を制限する手法であれ
ばいずれを用いてもよい。また、制御装置80によりC
VD装置1を自動的に制御するのではなく、操作者によ
る操作に基づいてCVD装置1を制御してもよい。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、チャンバー内に付着し
た反応生成物の除去効率に優れた気相堆積装置のクリー
ニング方法及び気相堆積装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気相堆積装置の好適な一実施形態
を概略的に示す構成図(一部断面)である。
【図2】本発明に係る気相堆積装置の好適な一実施形態
を上面から見た構成を概略的に示す平面図である。
【図3】三方弁及びバイパス流路によるリッド部への冷
却水の供給停止のみによりリッド部の温度を上昇させた
場合における、リッド部を介するフェースプレートの温
度上昇の様子を示すグラフである。
【図4】三方弁及びバイパス流路によるリッド部への冷
却水の供給停止と、ヒータープレートによる加熱とを併
用してリッド部の温度を上昇させた場合における、リッ
ド部を介するフェースプレートの温度上昇の様子を示す
グラフである。
【符号の説明】
1…CVD装置(気相堆積装置)、2…チャンバ、4…
シャワーヘッド、5…ウェハ(基体)、7…リッド部、
30…成膜ガス供給源、31…WF6ガス供給源、41
…胴部、43…ベースプレート、45…フェイスプレー
ト、47…ブロッカープレート、51…送り流路、52
…戻り流路、60…クリーニングガス導入手段、64…
マイクロ波発生源、70…バイパス流路、71…三方弁
(制御弁)、72…ヒータープレート(ヒーター)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮永 真美子 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 (72)発明者 白井 喜勝 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 (72)発明者 守本 正宏 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 Fターム(参考) 4K030 AA04 AA06 BA20 BA29 BA48 DA06 KA22 KA26 5F045 AA06 AB30 AB40 AC01 AC02 AC16 AF03 AF10 BB15 DP03 EB06 EC07 EE13 EF05 EJ01 EJ09 EK07 EM10 GB05 GB15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャワーヘッドを介してチャンバ内に成
    膜ガスを導入し、基体上に成膜を行う気相堆積装置のク
    リーニング方法であって、 フッ素原子を含有してなる化合物を含むクリーニングガ
    スをマイクロ波に晒して活性化し、該クリーニングガス
    の活性種を前記チャンバ内に導入するガス導入工程と、 前記シャワーヘッドの温度を、前記基体上に成膜を行う
    際の温度よりも上昇させる温度上昇工程と、を含む気相
    堆積装置のクリーニング方法。
  2. 【請求項2】 前記シャワーヘッドは前記チャンバに供
    給される冷媒により冷却されており、前記温度上昇工程
    では、該チャンバへの該冷媒の供給を制限する請求項1
    に記載の気相堆積装置のクリーニング方法。
  3. 【請求項3】 前記温度上昇工程では、ヒーターにより
    前記シャワーヘッドに熱を加える請求項1又は請求項2
    に記載の気相堆積装置のクリーニング方法。
  4. 【請求項4】 前記温度上昇工程では、前記シャワーヘ
    ッドの温度を50℃以上に上昇させる請求項1〜3のい
    ずれかに記載の気相堆積装置のクリーニング方法。
  5. 【請求項5】 前記成膜ガスはタングステン原子を含有
    する化合物から成るガスを含み、前記温度上昇工程で
    は、前記シャワーヘッドの温度を70℃以上に上昇させ
    る請求項1〜4のいずれかに記載の気相堆積装置のクリ
    ーニング方法。
  6. 【請求項6】 シャワーヘッドと該シャワーヘッドを冷
    却するための冷媒が通過する循環路とを含むチャンバ
    と、 前記循環路の一端に接続されて該循環路に送られる前記
    冷媒が通る送り流路と、 前記循環路の他端に接続されて該循環路から排出される
    前記冷媒が通る戻り流路と、 前記送り流路と前記戻り流路とを連通するバイパス流路
    と、 前記バイパス流路に流れる前記冷媒の流れを制御する制
    御弁と、を備える気相堆積装置。
  7. 【請求項7】 前記シャワーヘッドの温度を変更するた
    めのヒーターを備える請求項6に記載の気相堆積装置。
  8. 【請求項8】 成膜ガスを導入するためのシャワーヘッ
    ドを有するチャンバと、 前記シャワーヘッドの温度を変更するためのヒーター
    と、を備える気相堆積装置。
  9. 【請求項9】 クリーニングガスをマイクロ波に晒して
    活性化し、該クリーニングガスの活性種を前記チャンバ
    内に導入するクリーニングガス導入手段を備える請求項
    6〜8のいずれかに記載の気相堆積装置。
  10. 【請求項10】 前記チャンバ内にタングステン原子を
    含有する化合物から成るガスを供給するガス供給源を備
    える請求項6〜9のいずれかに記載の気相堆積装置。
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