JP2002128449A - マンコンベアのインレット装置 - Google Patents

マンコンベアのインレット装置

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JP2002128449A
JP2002128449A JP2000330969A JP2000330969A JP2002128449A JP 2002128449 A JP2002128449 A JP 2002128449A JP 2000330969 A JP2000330969 A JP 2000330969A JP 2000330969 A JP2000330969 A JP 2000330969A JP 2002128449 A JP2002128449 A JP 2002128449A
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JP
Japan
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inlet
handrail belt
conveyor
man
handrail
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000330969A
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English (en)
Inventor
Noboru Hiruma
昇 晝間
Kenji Endo
健志 遠藤
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Toshiba Corp
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手すりベルトとインレットとの間への手や異物
の入り込みを抑制でき、たとえ手すりベルトとインレッ
トとの間へ手や異物が込んだようなときでも、応答性よ
く適正に検出スイッチを作動させることができる信頼性
の高いマンコンベアのインレット装置を提供する。 【解決手段】欄干3の下部のスカート部7の端部にほぼ
筒形状のインレット9を設け、このインレット9の内部
を通して欄干3の周縁に沿って走行する手すりベルト4
をスカート部7内に順次進入させ、インレット9がスプ
リング13に抗してスカート部7の内方に向かって移動
した際にその動作を検出してマンコンベアの運転を制御
する検出スイッチ15を設けてなるマンコンベアのイン
レット装置において、インレット9内にその長手方向に
沿って延びる硬質部材20を埋め込んでインレット9の
変形を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エスカレータや
動く歩道等の乗客搬送用のマンコンベアのインレット装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗客搬送用のマンコンベアとしての例え
ばエスカレータは、図2に示すように、建屋の下階と上
階との間に亘って据え付けられたトラス1と、このトラ
ス1に組み込まれて無端走行する乗客搬送用のステップ
列2と、このステップ列2の両側に配置するようにトラ
ス1に取り付けられた欄干3とで構成されている。
【0003】そして欄干3の周縁には無端状の手すりベ
ルト4が装着され、この手すりベルト4がステップ列2
と同期して無端走行するようになっている。また欄干3
の下部には建屋の下階の乗降口5と上階の乗降口6との
間に亘って延びるように、乗客の足元を保護するための
スカート部7が設けられている。
【0004】欄干3の周縁に沿って走行する手すりベル
ト4はその走行に応じて順次スカート部7内に進入す
る。すなわち手すりベルト4は、エスカレータの上昇運
転時には上階の乗降口6側におけるスカート部7の端部
からその内側に進入し、下降運転時には下階の乗降口5
側におけるスカート部7の端部からその内側に進入す
る。
【0005】そして手すりベルト4が進入するスカート
部7の両端部には、手すりベルト4の進入で人の手や異
物がスカート部7内に引き込まれようとしたときの安全
装置としてインレット装置8が設けられている。
【0006】図3には、従来のインレット装置8の構造
を示してあり、スカート部7の端部にはゴム等の弾性部
材で形成されたほぼ筒状をなすインレット9が設けられ
ている。
【0007】このインレット9はスカート部7の端面に
形成された開口部7aを通してその内側から外側に突出
するように設けられている。そしてスカート部7の内方
側におけるインレット9の端部には支持板10が取り付
けられ、またスカート部7の内部にはホルダー11が設
けられている。
【0008】前記支持板10は下端部に水平に延びる水
平部10aを有し、この水平部10aがホルダー11内
のローラ機構12により水平方向に移動自在に支持され
ている。そして支持板10とホルダー11との間にはス
プリング13が設けられ、このスプリング13により支
持板10と一体的にインレット9がスカート部7から突
出する方向に弾性的に付勢され、その突出量がストッパ
14により一定に保持されている。
【0009】支持板10の水平部10aには作動片10
bが設けられ、この作動片10bに対向して検出スイッ
チとしてのリミットスイッチ15が設けられ、インレッ
ト9がスプリング13に抗してスカート部7内に没入し
たときにこの動作でリミットスイッチ15が作動するよ
うになっている。
【0010】ここで、手すりベルト4が矢印方向に走行
しているときに、人の手や異物が手すりベルト4の下側
に引き込まれたときには、その引き込まれた手や異物が
インレット9に接触し、この接触でインレット9が支持
板10と一体にスプリング13に抗してスカート部7内
に没入するように移動する。
【0011】そしてインレット9と共に支持板10が所
定の距離だけ移動したときにこの支持板10の作動片1
0bを介してリミットスイッチ15が操作されて作動
し、この作動でエスカレータの運転動作が停止し、また
係員に対する通報が行なわれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】インレット9は手や異
物が接触したときの衝撃を和らげるために、ゴム等の弾
性変形が可能な材料で形成されているが、その材料のた
めにインレット9と手すりベルト4との間の隙間に手や
異物が入り込んだときにインレット9が外側に膨らむよ
うに弾性的に変形し、この変形でインレット9がスカー
ト部7の開口部7aに引っ掛かってスカート部7内への
インレット9の移動が阻害され、この結果、安全装置と
しての検出スイッチ15が適正に作動しなくなる恐れが
ある。
【0013】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、手すりベルトとイ
ンレットとの間への手や異物の入り込みを抑制でき、た
とえ手すりベルトとインレットとの間へ手や異物が込ん
だようなときでも、応答性よく適正に検出スイッチを作
動させることができる信頼性の高いマンコンベアのイン
レット装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、欄干の下部のスカート部の端部に
ほぼ筒形状のインレットを設け、このインレットの内部
を通して欄干の周縁に沿って走行する手すりベルトをス
カート部内に順次進入させ、インレットがスプリングに
抗してスカート部の内方に向かって移動した際にその動
作を検出してマンコンベアの運転を制御する検出スイッ
チを設けてなるマンコンベアのインレット装置におい
て、インレット内にその長手方向に沿って延びる硬質部
材を埋め込んでインレットの変形を抑えるようにしたも
のである。
【0015】そして請求項2の発明においては、インレ
ットの内周面に、手すりベルトとインレットの間に人の
手や異物が入り込もうとしたときの摩擦を増大させる凹
凸部を設けたことを特徴としている。
【0016】また、請求項3の発明においては、インレ
ット内に埋め込んだ硬質部材により、大きな衝撃で手す
りベルトとインレットとの間に人の手や異物が入り込ん
でインレットがその外周側に膨らむように変形したよう
な場合に、その変形による動作をインレット内に埋め込
んだ硬質部材により検出スイッチに伝達してマンコンベ
アの運転を制御することを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1を参照して説明する。なお、従来の構成と対応
する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0018】この発明においては、インレット9はゴム
等の弾性変形が可能な材料で形成されているが、このイ
ンレット9の内部に鋼板等の金属、あるいは硬質の合成
樹脂等からなる歪み変形が少ない硬質部材20が埋め込
まれている。
【0019】この硬質部材20は板状をなし、手すりベ
ルト4の下側となるインレット9の下部にその長手方向
に沿ってほぼ水平に埋め込まれている。この硬質部材2
0の一端側はインレット9から突出してスカート部7内
に延びると共に、その延出端部が下方にほぼ直角に折曲
して検出スイッチ15に対向するように配置されてい
る。
【0020】また、インレット9の内周面にはこのイン
レット9と手すりベルト4との間へ人の手や異物が入り
込もうとしたときの摩擦を増大させてその入り込みを抑
える凹凸部21が形成されている。
【0021】このような構成においては、インレット9
内に硬質部材20が埋め込まれているからこのインレッ
ト9の弾性的な変形が抑えられ、さらにインレット9の
内周面に摩擦増大用の凹凸部21が形成されており、こ
のため手すりベルト4が矢印方向に走行しているとき
に、人の手や異物が手すりベルト4の下側に引き込まれ
ても、手すりベルト4とインレット9との間の隙間内へ
の手や異物の入り込みが防止される。
【0022】したがってインレット9が外側へ膨らんで
拡張するような変形が生じることがなく、このためイン
レット9に手や異物が接触したときにインレット9がス
プリング13に抗して移動してスカート部7内に適正に
没入し、これにより検出スイッチ15が的確に作動して
エスカレータの運転動作が停止し、安全が図られる。
【0023】インレット9に手や異物が接触したときの
衝撃が大きすぎて予想に反してインレット9と手すりベ
ルト4との間に手や異物が入り込んだような場合には、
その入り込みによるインレット9の変形で硬質部材20
が傾斜し、この傾斜の動作で検出スイッチ15が操作さ
れて作動する。
【0024】すなわち、インレット9と手すりベルト4
との間に手や異物が万が一入り込んでも、それとほぼ同
時に硬質部材20を介して検出スイッチ15が直ちに操
作され、したがって応答性よくエスカレータの運転動作
が停止するように制御され、確実に安全が図られる。
【0025】なお、この発明は、エスカレータに適用す
る場合に限らず、マンコンベアとしての動く歩道等に対
しても同様に適用することが可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
手すりベルトとインレットとの間の隙間内への手や異物
の入り込みを抑えることができ、また万が一、手すりベ
ルトとインレットとの間へ手や異物が込んだようなとき
でも、応答性よく適正に検出スイッチを作動させて直ち
にマンコンベアの運転動作を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示すインレット装置の
断面図。
【図2】エスカレータの一般的な構造を示す構成図。
【図3】従来のインレット装置を示す断面図。
【符号の説明】
3…欄干 4…手すりベルト 7…スカート部 8…インレット装置 9…インレット 13…スプリング 15…検出スイッチ 20…硬質部材 21…凹凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 健志 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 3F321 GA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】欄干の下部のスカート部の端部にほぼ筒形
    状のインレットを設け、このインレットの内部を通して
    欄干の周縁に沿って走行する手すりベルトをスカート部
    内に順次進入させ、インレットがスプリングに抗してス
    カート部の内方に向かって移動した際にその動作を検出
    してマンコンベアの運転を制御する検出スイッチを設け
    てなるマンコンベアのインレット装置において、 インレット内にその長手方向に沿って延びる硬質部材を
    埋め込んだことを特徴とするマンコンベアのインレット
    装置。
  2. 【請求項2】インレットの内周面に、手すりベルトとイ
    ンレットの間に人の手や異物が入り込もうとしたときの
    摩擦を増大させる凹凸部を設けてあることを特徴とする
    請求項1に記載のマンコンベアのインレット装置。
  3. 【請求項3】インレット内に埋め込まれた硬質部材は、
    手すりベルトとインレットとの間に人の手や異物が入り
    込んでインレットがその外周側に膨らむように変形した
    ときに、その動作を検出スイッチに伝達してマンコンベ
    アの運転を制御することを特徴とする請求項1または2
    に記載のマンコンベアのインレット装置。
JP2000330969A 2000-10-30 2000-10-30 マンコンベアのインレット装置 Pending JP2002128449A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004203618A (ja) * 2002-10-31 2004-07-22 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベア
EP2637068A1 (en) * 2012-03-06 2013-09-11 Siemens Aktiengesellschaft Conveyor safety management system and method thereof
CN106315379A (zh) * 2016-11-17 2017-01-11 重庆迈高电梯有限公司 高灵敏度自动扶梯扶手带入口安全保护装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004203618A (ja) * 2002-10-31 2004-07-22 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベア
EP2637068A1 (en) * 2012-03-06 2013-09-11 Siemens Aktiengesellschaft Conveyor safety management system and method thereof
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