JP2002128378A - 用紙カット機構 - Google Patents

用紙カット機構

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JP2002128378A
JP2002128378A JP2000324419A JP2000324419A JP2002128378A JP 2002128378 A JP2002128378 A JP 2002128378A JP 2000324419 A JP2000324419 A JP 2000324419A JP 2000324419 A JP2000324419 A JP 2000324419A JP 2002128378 A JP2002128378 A JP 2002128378A
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cut
movable
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Shuji Mabe
修二 間部
Teruaki Matsuura
照明 松浦
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Fujitsu Isotec Ltd
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Fujitsu Isotec Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙カット機構に関し、固定刃と可動刃とを
含み、パーシャルカットとフルカットとを選択的に使用
できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 固定刃26と、固定刃と対面し、間に用
紙12を挿入するように配置され、切り欠き部を有する
可動刃28と、可動刃の駆動手段42と、可動刃の駆動
手段と関係づけられた用紙搬送手段16とを備え、可動
刃28の駆動手段によって可動刃28が固定刃26に向
かって動かされたときに切り欠き部が用紙を切断しない
状態で可動刃28が用紙12を切断することにより用紙
の一部分を切り残してパーシャルカットを実現し、そし
て、パーシャルカットを実現した後、可動刃28を用紙
12から退避させる前に用紙搬送手段により用紙を逆改
行することによりフルカットを実現する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばPOS用レシ
ートプリンタやチケット発行用プリンタなどのプリンタ
の用紙カット機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばPOS用レシートプリンタは、ロ
ール紙に印字する印字機構と、印字された用紙をロール
紙から切断する用紙カット機構とを有する。このような
プリンタの用紙カット機構においては、パーシャルカッ
トと、フルカットとを選択的に使用できるようにする要
求がある。図8において、用紙Pがロール紙Rから切断
されるものとする。パーシャルカットは図8の(A)に
示されるように用紙Pの大部分をロール紙Rから切断す
るが、一部Qは切り残されることであり、フルカットは
図8の(B)に示されるように用紙Pをロール紙Rから
完全に切断することである。いずれの場合にも、切断さ
れた用紙Pは例えばレシートとして発行される。
【0003】発行したレシートを必ず顧客に渡す場合に
は、オペレータがレシートをプリンタから容易に取り出
すことができるように用紙はフルカットする方がよい。
発行したレシートを必ず顧客に渡すとは限らない場合に
は、用紙はパーシャルカットの方が望ましいことがあ
る。すなわち、発行したレシートを顧客に渡す必要がな
い場合には、オペレータがレシートを取り出さないの
で、レシートは元のロール紙につながったままの方がよ
い図8(A))。レシートが元のロール紙から完全に切
断されていると、放置した用紙が散らかってしまう。
【0004】この要求を満足するために、パーシャルカ
ットと、フルカットとを選択的に使用できるようにした
プリンタの用紙カット機構が、例えば特開平6−238
592号公報、特開平8−309689号公報、特開平
10−337920号公報に開示されている。特開平6
−238592号公報は可動刃として回転刃を用い、可
動刃を紙幅方向に移動させるようになっている。特開平
8−309689号公報及び特開平10−337920
号公報は可動刃としてはさみ状に旋回する直線状の刃を
用い、用紙の端部が切り残し部となる。
【0005】これらの方式で問題となるのは、切残し部
が中央でなく左端もしくは右端となり、用紙の斜行、蛇
行を考慮すると、切残し幅を3mm〜5mm等大きく設
定しなければならないことです。これに対して、レシー
トや駐車券を発行するプリンタの用紙カット機構として
は、ギロチン方式の用紙カット機構が使用されている。
【0006】ギロチン方式の用紙カット機構において
は、図9に示されるように、直線状の刃をもつ固定刃A
と、鈍角のV字状の刃をもつ可動刃Bとが使用される。
可動刃BはV字の中心部に切り欠き部Cを有する。用紙
Pは図9の(A)に示されるように固定刃Aと可動刃B
との間に挿入され、可動刃Bを図(B)の矢印Xで示す
ように固定刃Aに向かって移動させることにより、用紙
Pを切断する。
【0007】パーシャルカットは、可動刃Bを固定刃A
に向かって図(B)の位置まで、すなわち可動刃Bの切
り欠き部Cが固定刃Aの刃よりもわずかに手前の位置ま
で動かすことにより実施される。一方、フルカットは、
可動刃Bと固定刃Aとのオーバーラップ量が増加するよ
うに可動刃Bを図9の(B)の位置よりもさらに進んだ
位置へ動かすことにより実施される。
【0008】図9の(A)、(B)は可動刃Bの切り欠
き部Cの幅が比較的に小さい(例えば1mm)場合を示
し、図9の(C)は可動刃Bの切り欠き部Cの幅が比較
的に大きい(例えば3〜5mm)の場合を示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような用紙カット
機構において、パーシャルカットを行う際には、可動刃
Bの切り欠き部Cの幅が比較的に大きい方がよいとされ
ている。すなわち、図9(B)に示すように可動刃Bの
切り欠き部Cの幅が比較的に小さい場合、可動刃Bの板
厚は1mm程度あり、かつ可動刃Bの刃の中心部と固定
刃Aの刃とのオーバーラップ量が1〜2mm程度あるの
で、用紙にしわや亀裂が入ったり、切り欠き部Cに相当
する用紙の切り残し部が引きちぎれてしまうことがあ
る。図9(C)に示すように可動刃Bの切り欠き部Cの
幅が比較的に大きいと、用紙に多少亀裂が入っても切り
残し部が引きちぎれには至らない。
【0010】しかし、可動刃Bの切り欠き部Cの幅が比
較的に大きいと、切り残し部の幅が3〜5mmと大きく
なり、切断された用紙を取り出す際に切り残し部を引き
ちぎる負荷が重く、操作性が悪いことと、切り残し幅が
大きいために発行された用紙の見栄えが悪いこと、また
引きちぎる力で後続の用紙(プリンタに設置されている
用紙)が引っ張られて用紙の設置位置がずれてしまい、
印字位置のずれが発生する、といった問題があった。
【0011】可動刃Bの板厚を1mm程度としているの
は、これより薄い板厚を使用すると製造工程において板
材のソリが発生しやすくなり、ソリが発生するとカット
の信頼性の低下を招くため、可動刃Bの板厚は1mm以
上とする必要がある。また、可動刃Bの刃の中心部と固
定刃Aの刃とのオーバーラップ量を1〜2mmとしてい
るのは、部品等の誤差を吸収するために設けられてい
る。
【0012】そこで、このような問題点を解決するた
め、図9(B)に示すように可動刃Bの切り欠き部Cの
幅を比較的に小さくし、ストッパDを設けることで、可
動刃Bの刃の中心部と固定刃Aの刃とのオーバーラップ
量を極力小さくし、切り残し幅を1mm程度としても、
切り残し部がちぎれないようにしている。ストッパDは
固定刃Aの先端から0.5mm程度の位置に設置し、可
動刃Aの先端が用紙を切断した後にストッパに突き当た
ることにより、可動刃Bと固定刃Aのオーバーラップ量
が0.5mm程度となる。オーバーラップ量が0.5m
m程度であれば、切り残し幅が1mm程度であっても切
り残し部に亀裂が入ることがなく、ちぎれることがな
い。
【0013】その際、可動刃Bを駆動するモータの作動
量は、部品の誤差等を考慮して、可動刃BがストッパD
の位置よりも先へ達するように多くするが、ストッパD
に可動刃Bが突き当たった後は、モータが脱調すること
により、これを吸収する。しかしながら、ストッパDを
設けてあると、フルカットを実現することができず、パ
ーシャルカット専用の仕様になってしまう。このため、
パーシャルカットとフルカットとを選択的に使用できる
ように希望する顧客の要求を満足することができなかっ
た。
【0014】また、可動刃の形状をくし刃形にし、固定
刃をもたない用紙カット機構も提案されている。この場
合には、可動刃の厚みは0.3mm程度と薄いので、用
紙から可動刃までのオーバーラップ量が多くても切り残
し部に亀裂が入ることがなく、切り残し幅を1mm程度
としてパーシャルカットとフルカットの切り替えを実現
することができる。しかしながら、この方式において
は、固定刃と可動刃とで用紙を切断する方式に比べて寿
命が短く、特にPOS用レシートプリンタにおいての寿
命は100万カット等を要求されるため、くし刃型のカ
ット方式ではその要求を実現できず、前述のような固定
刃と可動刃とで用紙を切断する方式を採用しなければな
らない。
【0015】本発明の目的は固定刃と可動刃とを含み、
パーシャルカットとフルカットとを選択的に使用できる
ようにした用紙カット機構を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による用紙カット
機構は、固定刃と、該固定刃と対面し、間に用紙を挿入
するように配置され、切り欠き部を有する可動刃と、該
可動刃の駆動手段と、該可動刃の駆動手段と関係づけら
れた用紙搬送手段とを備え、該可動刃の駆動手段によっ
て該可動刃が該固定刃に向かって動かされたときに該切
り欠き部が用紙を切断しない状態で該可動刃が用紙を切
断することにより用紙の一部分を切り残してパーシャル
カットを実現し、そして、該パーシャルカットを実現し
た後、該可動刃を用紙から退避させる前に該用紙搬送手
段により用紙を逆改行することによりフルカットを実現
することを特徴とするものである。
【0017】さらに、もう一つの本発明による用紙カッ
ト機構は、固定刃と、該固定刃と対面し、間に用紙を挿
入するように配置され、切り欠き部を有する可動刃と、
該可動刃の駆動手段と、該固定刃の先端付近に設けら
れ、該可動刃が当接するパーシャルカットの位置と退避
したフルカットの位置との間で動くことのできるストッ
パとを備え、該ストッパが該パーシャルカットの位置に
あるときに且つ該可動刃の駆動手段によって該可動刃が
該固定刃に向かって動かされて該可動刃が該ストッパに
当接したときに、該切り欠き部が用紙を切断しない状態
で該可動刃が用紙を切断することにより用紙の一部分を
切り残してパーシャルカットを実現し、該ストッパが該
フルカットの位置にあるときに且つ該可動刃の駆動手段
によって該可動刃が該固定刃に向かって動かされたとき
に該固定刃と該可動刃とのオーバーラップ量が増加して
該可動刃が用紙を切断することによりフルカットを実現
することを特徴とするものである。
【0018】この構成によれば、切り残し部がちぎれた
り、切り残し部が切断しにくくなったりすることなく、
パーシャルカットとフルカットとを選択的に使用でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施例のPOS
用レシートプリンタ10を示し、図2は図1のプリンタ
の内部を示す側面断面図、図3は図2の一部の拡大図で
ある。図1から図3において、プリンタ10は用紙(感
熱ロール紙)12を支持するロール紙支持装置14と、
プラテンローラ16と、サーマルタイプの印字ヘッド1
8と、用紙カット機構20とを有する。プラテンローラ
16はモータ22によりモータギヤ22A、ギヤ24に
よって駆動される。プラテンローラ16は印字ヘッド1
8と協働するとともに、用紙搬送手段として作用する。
【0020】用紙12はガイドに沿ってプラテンローラ
16と印字ヘッド18との間に搬送され、印字ヘッド1
8によって印字され、用紙カット機構20によって所定
の長さに切断され、レシートとしてプリンタ10から排
出される。用紙(感熱ロール紙)12から切断された用
紙の部分はPで示されている。用紙カット機構20は、
図8の(A)に示されるように用紙12の一部を切り残
して切断するパーシャルカットと、図8の(B)に示さ
れるように用紙を完全に切断するフルカットとを選択的
に使用できるように構成される。
【0021】図2及び図3において、用紙カット機構2
0は、ギロチン方式の用紙カット機構であり、図5、図
6、図7に示されるように、直線状の刃をもつ固定刃2
6と、鈍角のV字状の刃をもつ可動刃28と、ストッパ
30とを有する。可動刃28はV字の中心部に切り欠き
部32を有する。プラテンローラ16と印字ヘッド18
との間を通った用紙12は図5に示されるように固定刃
26と可動刃28との間に挿入され、可動刃28を図6
の矢印Xで示すように固定刃26に向かって移動させる
ことにより、用紙12を切断するようになっている。
【0022】可動刃28の切り欠き部32の幅は図9
(B)に示したものと同様に1mm程度と比較的に小さ
い。切り欠き部32の幅が比較的に小さいと前述したよ
うにパーシャルカット時に用紙12の切り残し部がちぎ
れるという問題点があるが、ストッパ30はこの問題点
を解決するためにパーシャルカット時の可動刃28と固
定刃26とのオーバーラップ量を0.5mm程度にする
ために設けられている。
【0023】用紙カット機構20は、可動刃28を支持
する支持部材34と、可動刃28が固定刃26に向かっ
て動くように支持部材34を駆動するカム36と、可動
刃28を支持部材34とともに初期位置へ戻す戻しばね
38と、可動刃28を固定刃26に対して圧接させる圧
接ばね40とを有する。カム36はモータ42によって
駆動される。すなわち、カム36はギヤ44に取付けら
れ、ギヤ44はモータギャ46に係合する。従って、モ
ータ42を一方向に回転させることにより、カム36が
回転し、支持部材34及び可動刃28が図6の矢印Xに
よって示されるように固定刃26に向かって動かされ
る。モータ42を逆方向に回転させると、支持部材34
及び可動刃28は戻しばね38によって初期位置へ戻さ
れる。
【0024】さらに、用紙カット機構20は、制御手段
44を有する。制御手段44は図示しない駆動回路を介
してプラテンローラ16の駆動モータ22及び可動刃2
8の駆動モータ42に接続されている。制御手段44は
プリンタ10の印字動作及び用紙カット動作を制御する
コンピュータ、又はそのコンピュータとは別に設けられ
且つそのコンピュータに接続された制御ユニットとする
ことができる。
【0025】図4は制御手段44で実施するパーシャル
カットとフルカットの切り替えのフローチャートであ
る。ステップ50において、パーシャルカットかフルカ
ットかを判断する。プリンタ10は図示しない入力キー
又はボタン等の入力手段を有し、オペレータがパーシャ
ルカットまたはフルカットを選択するようになってい
る。ステップ50において、パーシャルカットが選択さ
れた場合には、ステップ51に進み、印字動作が終了し
た後、可動刃28の駆動モータ42を作動させて、可動
刃28を固定刃26に向かって動かし、図5及び図6を
参照して説明したようにパーシャルカットを実施する。
【0026】ステップ50において、フルカットが選択
された場合には、ステップ52に進み、印字動作が終了
した後、可動刃28の駆動モータ42を作動させて、可
動刃28を固定刃26に向かって動かし、パーシャルカ
ットと同様の動作を実施した後、ステップ53に進み、
可動刃28を初期位置へ戻す前に(可動刃28を用紙1
2から退避させる前に)、プラテンローラ16の駆動モ
ータ22を作動させて、逆改行を行う。さらに、ステッ
プ54に進み、プラテンローラ16の駆動モータ22を
作動させて、正改行を行う。
【0027】図7は図1から図6の装置でフルカットを
行う場合を説明する図である。図7(A)はパーシャル
カットの状態を示す図である。12aは用紙12の切り
残し部を示す。用紙12は通常はプラテンローラ16に
よって矢印Yの方向に搬送される。図7(B)はパーシ
ャルカットの状態から逆改行を行った状態(ステップ5
3)を示す図である。用紙12の逆改行を行う、すなわ
ちプラテンローラ16を逆回転させることによって、用
紙12は矢印Zの方向に引っ張られ、用紙12の切り残
し部12aが切断され、用紙の部分Pは用紙12から完
全に切断される。すなわち、フルカットが実現される。
【0028】図7(C)はステップ54において正改行
を行った状態を示す図である。これによって、用紙12
は印字の開始可能な位置に戻される。用紙の部分Pは用
紙12から完全に切断されているので、用紙の部分Pを
抵抗感なく、操作性よくプリンタ10から取り出すこと
ができる。このように、用紙カット機構20は、可動刃
28の駆動手段42によって可動刃28が固定刃26に
向かって動かされたときに切り欠き部32が用紙12を
切断しない状態で可動刃28が用紙12を切断すること
により用紙12の一部分12aを切り残してパーシャル
カットを実現し、そして、パーシャルカットを実現した
後、可動刃28を用紙12から退避させる前に用紙搬送
手段16により用紙12を逆改行することによりフルカ
ットを実現するように構成される。
【0029】図10及び図11は本発明の他の実施例の
POS用レシートプリンタ10を示す図である。前の実
施例と同様に、この実施例のプリンタ10は用紙(感熱
ロール紙)12を支持するロール紙支持装置14と、プ
ラテンローラ16と、サーマルタイプの印字ヘッド18
と、用紙カット機構20とを有する。プラテンローラ1
6はモータ22によりモータギヤ22a及びギヤ24に
よって駆動される。さらに、用紙カット機構20は、ギ
ロチン方式の用紙カット機構であり、直線状の刃をもつ
固定刃26と、鈍角のV字状の刃をもつ可動刃28とを
有する。可動刃28はV字の中心部に切り欠き部32を
有する。
【0030】前の実施例と同様に、用紙カット機構20
は、可動刃28を支持する支持部材34と、可動刃28
が固定刃26に向かって動くように支持部材34を駆動
するカム36と、可動刃28を支持部材34とともに初
期位置へ戻す戻しばね38と、可動刃28を固定刃26
に対して圧接させる圧接ばね40とを有する。カム36
はモータギャ46及びギヤ44を介してモータ42によ
って駆動される。
【0031】この実施例では、ストッパ60が設けられ
る。ストッパ60は前の実施例のストッパ30と同様に
固定刃26の先端付近に設けられる。可動刃28の切り
欠き部32の幅は図9(B)に示したものと同様に1m
m程度と比較的に小さい。切り欠き部32の幅が比較的
に小さいと前述したようにパーシャルカット時に用紙1
2の切り残し部がちぎれるという問題点があるが、スト
ッパ60はこの問題点を解決するためにパーシャルカッ
ト時の可動刃28と固定刃26とのオーバーラップ量を
0.5mm程度にするために設けられている。
【0032】ストッパ60はレバー62に連結され、レ
バー62はプリンタ10の外部において手動操作可能に
なっている。ストッパ60は、レバー62を操作するこ
とによって、可動刃28がストッパ60に当接するパー
シャルカットの位置(図11の実線の位置)と、可動刃
28の運動経路から退避したフルカットの位置(図11
の鎖線の位置)との間で動くことができるように配置さ
れている。
【0033】ストッパ60がパーシャルカットの位置に
あるときに且つ可動刃28の駆動手段36、42によっ
て可動刃28が固定刃26に向かって動かされて可動刃
28がストッパ60に当接したときに、切り欠き部32
が用紙を切断しない状態で可動刃28が用紙12を切断
することにより用紙の一部分12a(図7(A)参照)
を切り残してパーシャルカットを実現する。また、スト
ッパ60がフルカットの位置にあるときに且つ可動刃2
8の駆動手段36、42によって可動刃28が固定刃2
6に向かって動かされたときに固定刃26と可動刃28
とのオーバーラップ量が増加して可動刃が用紙を切断す
ることによりフルカットを実現する。
【0034】このようにして、この用紙カット機構20
では、パーシャルカットとフルカットとを選択的に使用
することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定刃と可動刃とを有する用紙カット機構において、用
紙の切り残し部を1mm程度として発行された用紙を取
り出す際の負荷を軽くして操作性をよくし、かつ切断さ
れた用紙の見栄えをよくし、また引きちぎる力で後続の
用紙を引っ張り印字位置のずれが発生することを防止
し、かつパーシャルカットとフルカットの選択切り替え
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のPOS用レシートプリンタ
を示し図である。
【図2】図1のプリンタの内部を示す側面断面図であ
る。
【図3】図2の一部の拡大図である。
【図4】図3の制御手段で実施するパーシャルカットと
フルカットの切り替えのフローチャート図である。
【図5】図2及び図3の固定刃及び可動刃を示す平面図
である。
【図6】図5の可動刃がパーシャルカットの位置にある
ところを示す図である。
【図7】図1から図6の装置でフルカットを行う場合を
説明する図である。
【図8】パーシャルカット及びフルカットを説明する図
である。
【図9】従来技術を説明する図である。
【図10】本発明の他の実施例のPOS用レシートプリ
ンタを示し図である。
【図11】図10のプリンタの内部を示す側面断面図で
ある。
【符号の説明】
10…プリンタ 12…用紙 16…プラテンローラ 18…印字ヘッド 20…用紙カット機構 22…モータ 26…固定刃 28…可動刃 30…ストッパ 32…切り欠き部 42…モータ 44…制御手段 60…ストッパ 62…レバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定刃と、該固定刃と対面し、間に用紙
    を挿入するように配置され、切り欠き部を有する可動刃
    と、該可動刃の駆動手段と、該可動刃の駆動手段と関係
    づけられた用紙搬送手段とを備え、該可動刃の駆動手段
    によって該可動刃が該固定刃に向かって動かされたとき
    に該切り欠き部が用紙を切断しない状態で該可動刃が用
    紙を切断することにより用紙の一部分を切り残してパー
    シャルカットを実現し、そして、該パーシャルカットを
    実現した後、該可動刃を用紙から退避させる前に該用紙
    搬送手段により用紙を逆改行することによりフルカット
    を実現することを特徴とする用紙カット機構。
  2. 【請求項2】 固定刃と、該固定刃と対面し、間に用紙
    を挿入するように配置され、切り欠き部を有する可動刃
    と、該可動刃の駆動手段と、該固定刃の先端付近に設け
    られ、該可動刃が当接するパーシャルカットの位置と退
    避したフルカットの位置との間で動くことのできるスト
    ッパとを備え、該ストッパが該パーシャルカットの位置
    にあるときに且つ該可動刃の駆動手段によって該可動刃
    が該固定刃に向かって動かされて該可動刃が該ストッパ
    に当接したときに、該切り欠き部が用紙を切断しない状
    態で該可動刃が用紙を切断することにより用紙の一部分
    を切り残してパーシャルカットを実現し、該ストッパが
    該フルカットの位置にあるときに且つ該可動刃の駆動手
    段によって該可動刃が該固定刃に向かって動かされたと
    きに該固定刃と該可動刃とのオーバーラップ量が増加し
    て該可動刃が用紙を切断することによりフルカットを実
    現することを特徴とする用紙カット機構。
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