JP2002127587A - インクジェット記録用紙の製造方法 - Google Patents
インクジェット記録用紙の製造方法Info
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Abstract
造方法は、オフマシンコーターで製造されたインクジェ
ット記録用紙を凌ぐ高印字品質で、高速インクジェット
プリンターで印字してもインクの裏移りが無く、かつオ
フセット印刷可能なインクジェット記録用紙をオンマシ
ンコーターで製造するものである。 【解決手段】 本発明に係るインクジェット記録用紙の
製造方法は、シリカを主体とした顔料と水溶性高分子及
び水性樹脂を含有するバインダーを含み、該バインダー
含有量は前記顔料100重量部に対し40〜70重量部
である塗料を支持体上にオンマシンで塗工することを特
徴とする。
Description
用紙の製造方法に関するするものであり、更に詳しくは
オフマシンコーターで製造されるコートタイプのインク
ジェット記録用紙をオンマシンコーターで製造する方法
であり、インクジェットプリンターで印字した場合、画
像の濃度が高く、色調が鮮明で、かつインクの吸収能力
が優れ、同時にオフセット印刷も可能なインクジェット
記録用紙の製造方法に関するものである。
液滴を、さまざまな吐出方式により飛翔させて紙などの
記録媒体に付着させ、画像、文字などの記録を行うもの
である。高速、低騒音、多色化が容易であり、カラー画
像等の記録装置として急速に普及している。
記録用紙としては、インクドットの濃度が高く、色調が
明るく鮮やかであること、多色のインクドットが重なっ
た場合においても、インクが流れ出したり滲んだりしな
いための速いインク吸収が求められている。更に最近で
は印字速度がいっそう速くなり、多数枚を連続印字した
時に、短時間で印字部と次の記録紙の裏面(白紙面)が
重なって、印字部の色が移ってしまう裏移りと呼ばれる
現象が発生する場合が在るために、更なる速いインク吸
収が求められている。またインクジェットプリンターで
印字される以前にオフセット印刷で所定の文字や画像が
印刷される場合もある。
らいくつかの提案が成されてきた。特開昭55−583
0号公報には、支持体表面にインク吸収性の塗膜を設け
たインクジェット記録用紙が開示され、特開昭55−1
1829号公報ではインク吸収速度の異なる2層構造を
持つ塗工紙が開示されている。更に、特公平6−555
42号公報、第2618359号特許掲載公報、第26
18358号特許掲載公報では、各種溶媒の混合による
水溶液が、任意時間で記録用紙へ浸透する量を規定し
て、品質向上を図っている。特公平6−55542号公
報では重合度400のポリエチレングリコールと水の割
合が1:1の水溶液の浸透量を規定している。第261
8359号特許掲載公報、第2618358号特許掲載
公報はジエチレングリコール30重量%水溶液の任意接
触時間での浸透量を規定している。
るインクジェット記録用紙を製造する方法としては、従
来もっぱら支持体を製造する工程と塗料を塗工する工程
が独立した方式であるオフマシンコーターを使用する方
法が主流であった。この理由の一つは、インクジェット
用塗料が顔料として合成シリカ、またバインダーとして
は水溶性高分子を主体とするものであり、塗料の固形分
を上げることが難しい点にある。これらの塗料の固形分
は最高でも30重量%程度であり、通常は15〜25重
量%である。
該塗料を最低でも5g/m2以上、好ましくは10g/
m2前後支持体に塗工する必要がある。固形分の低い塗
料で所定の塗工量を付与するには、オンマシンコーター
で一般的なトランスファーロールコーター、サイズプレ
ス、ブレードコーター等では難しい。別の理由はオンマ
シンコーターでは支持体の製造工程と塗工工程が連続し
て行われるために、抄紙後の乾燥工程を経て加温された
支持体が冷え切らない状態で塗工工程に至ることにな
る。すなわち、オフマシンコーターでは冷えた状態の支
持体に塗料を付与できるが、オンマシンコーターでは加
温された状態の支持体に塗料が付与される。
イズ剤が支持体の製造工程で添加されるが、オンマシン
コーターではサイズ度が十分に発現されない状態で塗料
が付与される場合も多い。こららの状況では塗料は急激
に支持体に浸透し、支持体上に十分な厚みを持ったイン
ク受容層の形成がオフマシンコーター方式に比べ難し
い。オンマシンコーターにおけるこれらの状況は高品質
のインクジェット記録用紙を作成するには極めて不利な
条件となる。
造工程と塗工工程が連続しているために、工程数、運転
人員、エネルギー効率面でオフマシンコーターより優れ
ている。生産効率、エネルギー効率面で優れたオンマシ
ンコーターでオフマシンコーターを凌ぐ高品質のインク
ジェット記録用紙が製造できれば産業上も非常に好まし
いことである。
み、本発明者等はオンマシンコーターでの高品質のイン
クジェット記録用紙の製造方法について検討したとこ
ろ、上記問題点に加え以下の問題点が見出された。すな
わち、オフマシンコーターで所定の品質が得られること
を確認した同一塗料を、同一条件で製造された支持体上
に同一塗工方式であるオンマシンコーターに同一塗工量
塗工した場合、インクジェットプリンターで印字した際
に滲みに代表される印字品質の低下とともに、インクの
裏抜け及び表面強度の著しい低下が認められ、特に表面
強度の低下についてはオフセット印刷に耐えないもので
あった。印字品質の低下を補うために、塗工量を増やし
たところ印字品質は若干改善したが、表面強度はさらに
低下した。
オフマシンコーターで製造されたインクジェット記録用
紙を凌ぐ高印字品質で、高速インクジェットプリンター
で印字してもインクの裏移りが無くかつオフセット印刷
可能なインクジェット記録用紙をオンマシンコーターで
製造する方法を提供することにある。
た結果、上記問題点を解決するためには、塗料処方自体
をオンマシンコーターに合わせ設計しなおす必要がある
ことを見出した。すなわち本発明は以下により構成され
る。 (1) 本発明に係るインクジェット記録用紙の製造方
法は、シリカを主体とした顔料と水溶性高分子及び水性
樹脂を含有するバインダーを含み、該バインダー含有量
は前記顔料100重量部に対し40〜70重量部である
塗料を支持体上にオンマシンで塗工するようにしたもの
である。
記録用紙の製造方法は前記水溶性高分子/前記水性樹脂
=50/50〜20	/80重量%としたものであ
る。
ンクジェット記録用紙の製造方法は、前記水溶性高分子
がポリビニルアルコールであり、前記水性樹脂がエチレ
ン酢酸ビニル共重合体としたものである。
ジェット記録用紙の製造方法は、前記オンマシン塗工に
おいて、エアナイフコーターにより塗工し、上記塗料を
支持体に付与後エアナイフで計量するまでの時間が2秒
以下としたものである。
ジェット記録用紙の製造方法は、インクジェット記録用
紙のインク受理面からの水の吸収量が5秒間で40g/
m2以上であり、かつ、エタノール水溶液吸収量が5秒
間で50g/m2以上としたものである。
て塗料中に使用する顔料は合成シリカを主体とする。合
成シリカとしては平均粒子径1〜20μmの多孔質シリ
カが用いられる。必要に応じて軽質炭カル、重質炭カ
ル、カオリン、タルク、ニ酸化チタン、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、珪藻土、コロイダルシリカ、アルミ
ナ、炭酸マグネシウム、水酸カルシウム等の無機顔料、
プラスチックピグメント、尿素樹脂等の有機顔料を添加
しても良い。
子と水性樹脂を併用することが必要であり、水溶性高分
子は塗料の保水性と、インクジェットプリンターで印字
した場合の濃度、滲み、裏抜け性を改善し、水性樹脂は
塗料の固形分上昇、塗工層強度、特に表面強度を改善す
るために使用する。バインダー使用量は顔料100重量
部に対し、30〜80重量部の範囲であることが必要で
あり、さらに好ましくは40〜70重量部である。30
重量部未満ではオフセット印刷に耐える表面強度が得ら
れず、80重量部を超えると印字した場合滲みが発生す
る。
0〜20/80重量%であることが必要である。水溶性
高分子の比率が50重量%を超えると、塗料の固形分が
低下し所定の塗工量を付与することが難しくなり、20
重量%未満では印字濃度が低下し、滲みが悪化するとと
もに裏抜けがしやすくなる。最適な比率は後記する、水
吸収量とエタノール水溶液吸収量を測定し、バインダー
量との兼ね合いで決定できる。
ール、シリル変性ポリビニルアルコール、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、各種デ
ンプン誘導体、ゼラチン、カゼイン、アクリルアミド、
大豆タンパク、ポリビニールピロリドン等が挙げられ、
単独または複数で使用できる。もっとも好ましいのはポ
リビニールアルコールである。
合体、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリル系重合
体、ウレタン系樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂が挙げら
れ、単独または複数で使用できる。この中で特に好まし
いのはエチレン酢酸ビニル共重合体であり、水溶性高分
子であるポリビニルアルコールとの組み合わせること
で、強度とインクジェット印字特性を両立したインクジ
ェット記録用紙が得られる。さらに、その他の添加剤と
して、顔料分散剤、増粘剤、消泡剤、離型剤、着色顔
料、蛍光増白剤、耐水化剤、湿潤剤等を適宜配合でき
る。
にL−BKP,N−BKPに代表される木材パルプ、古
紙パルプ、草本植物パルプ等の天然繊維を使用する。そ
の叩解度は紙力強度との兼ね合いではあるが、インクの
吸収容量を上げるために、可能な限り粗いものが好まし
い。紙料中には紙力剤、填料、バンド、サイズ剤、歩留
まり向上剤、染料、蛍光染料等が適宜用いられる。
ルアマイドが用いられる。填料としては炭酸カルシウ
ム、タルク、クレー、合成ゼオライト、珪酸カルシウ
ム、チタン等が用いられる。サイズ剤としては填料に炭
酸カルシウムを用いる場合には、アルキルケテンダイマ
ー、アルケニル無水琥珀酸、中性ロジン等が用いられ、
炭酸カルシウム以外の填料では主に強化ロジン、鹸化ロ
ジンが用いられる。サイズ剤の添加量は水の吸収を阻害
しない程度とするが、殆ど無添加である。歩留まり向上
剤はコロイダルシリカ、ポリアクリルアマイド、ポリエ
チレンイミン等が用いられる。染料、蛍光染料は紙の色
相を調節するために添加され、直接染料、塩基性染料、
酸性染料等が用いられる。
ヤーの付いた長網抄紙機等で行われる。インク受理層の
塗工に先立ち、サイズプレス、ゲートロール等に代表さ
れる装置で澱粉、ポリビニルアルコール、表面サイズ剤
等の塗布液を塗布することは、オンマシン塗工時の塗料
の過度の浸透を制御するために有効な方法である。
する際の装置としては、各種の塗工装置があるが、低濃
度の塗料を500m/分以下といった比較的低い塗工速
度でも多量付与できるロッドコーター、エアナイフコー
ターが好ましい。特に好ましい装置はエアナイフコータ
ーである。エアナイフコーターを使用する場合、塗料を
原紙に付与後エアナイフで計量するまでの時間(以後ド
ゥエルタイムと呼ぶ)が重要であり、前記塗料を使用し
た場合2秒以下にすることでインク受理層の強度と印字
品質が共に優れたインクジェット記録紙を得ることがで
きる。
マシン塗工における場合に比べ重要であり、2秒を超え
ると、塗料中のバインダー成分への原紙への浸透が進み
必要な塗工層強度が得られづらくなる。一方塗工層強度
をあげるためにバインダーを増量すると、インクの吸収
速度、滲みが悪化し印字品質が低下する。
g/m2の範囲が好ましい。さらに好ましくは8〜15
g/m2である。5g/m2未満ではインクジェットプ
リンターで印字した場合滲みが発生し、鮮明さ、均一性
等の印字品位が不満足であり、滲みが発生しやすい。一
方18g/m2を超えると、均一性は良好であるが、イ
ンク乾燥性、インク濃度、強度が低下し好ましくない。
塗工された記録用紙は、乾燥工程を経てキャレンダー、
スーパーキャレンダー、ラスタープレス等を用いて表面
を平滑にすることで、インク受理層からの顔料の脱落を
防止することができる。
ク受理面からの水の吸収量が5秒間で40g/m2以上
であり、かつ、エタノール水溶液吸収量が5秒間で50
g/m2以上に調整することが好ましい。水の5秒間で
の吸収量が40g/m2未満の場合には、インクの吸収
が遅く、印字後の紙が積み重なった場合次の紙の裏面に
インクが点いてしまう裏移りと呼ばれる汚れが発生す
る。エタノール水溶液の吸収量が50g/m2未満では
インクの吸収が遅く、各色インクの境界が滲む現象が発
生し好ましくない。
理面からの液体吸収量は水またはエタノール水溶液(エ
タノール:水の重量比が25:75の溶液)を用いて20
℃で5秒間一定面積のインク受理面に接触させ、余分な
液を吸い取り紙で取り除いて、インク受理面から吸収さ
れた水の重量を測定し、1m2当りのg数として算出し
た値を意味する。液体吸収量は原紙の吸収性とインク受
理層の吸収性の両者によって影響を受ける。
施例における部及び%は重量部及び重量%を表し、それ
ぞれの添加量は重量固形分換算量である。これらの実施
例によってなんら制限されるものではない。 実施例1 カナディアンスタンダードフリーネス(CSF)500
ccに叩解したL−BKPに対して、填料としてタルク
を10%、市販のロジンサイズ剤(コロパールE−5H
星光化学製)を0.02%、硫酸バンド0.5%を添
加してスラリー調整した後、長網抄紙機を用いて米坪1
80g/m2の原紙を抄造し、次いでサイズプレスによ
り酸化デンプンの糊液を固形分換算2.5g/m2(両
面)になるように付与後、オンマシンエアナイフコータ
ーで下記の塗料を片面10g/m 2塗工し、乾燥工程、
キャレンダーによる仕上工程を経て米坪190g/m2
のインクジェット記録用紙を得た。エアナイフコーター
塗工時のドゥエルタイムは0.8秒であった。 <塗料液組成> 合成シリカ ;ファインシール(トクヤマ社製) 100部 ポリビニルアルコール;PVA117(クラレ社製) 20部 エチレン酢酸ビニルポリマー; スミカフレックス444HQ(住友化学製) 30部 カチオン性染料固着剤;4級アンモニウム塩型ポリマー 10部 固形分重量 20%
を20部、エチレン酢酸ビニルポリマー40部とした以
外は実施例1同様にしてインクジェット記録用紙を得
た。
を15部、エチレン酢酸ビニルポリマー45部とした以
外は実施例1同様にしてインクジェット記録用紙を得
た。
を20部、エチレン酢酸ビニルポリマー15部とした以
外は実施例1同様にしてインクジェット記録用紙を得
た。
を30部、エチレン酢酸ビニルポリマー45部とした以
外は実施例1同様にしてインクジェット記録用紙を得
た。
−5H 星光化学製)を0.1%添加した以外は実施例
1同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
タイムを2.2秒とした以外は実施例1同様にしてイン
クジェット記録用紙を得た。
となくリールに巻き取り、その後該原紙の片面にオフマ
シンエアナイフコーターを用い、同一塗料を塗工した以
外は実施例1同様にしてインクジェット記録用紙を得
た。
販のオフセットインキを用いインク受理面に印刷しピッ
キング(剥け)状態を観察した。ピッキングが発生しな
い場合を○、発生した場合を×として評価した。
価 印字評価1 標準印字速度のプリンターとして、キャノン(株)製
インクジェットプリンターBJC430でフォトインク
を用いて印字した。インク滲みはシアン(C)、マゼン
タ(M)の境界滲みで評価した。境界滲みが発生しない
場合が○、発生する場合に×で評価した。裏抜けは目視
で観察しインクジェット面と反対面にインクが出て来る
場合を×、出ない場合を○として評価した。 印字評価2 高印字速度のプリンターとして、キャノン(株)製 イ
ンクジェットプリンター(カードプリンター)P400
−Cを用いて印字した。インク滲み、裏抜けについては
印字評価1に記載した方法と同様にして評価した。裏移
りは、10枚連続印字し、インクジェット用紙の裏面に
インクが1枚でも転移した場合を×、全量移らない場合
を○として評価した。以上の結果を表1に示した。
用塗料をオンマシンコーターとオフマシンコーターで塗
工した場合の比較を示すが、オンマシンコーターでは印
刷強度が低下することが認められる。同一オンマシンコ
ーターで塗工した場合、本発明に属する実施例1〜3は
比較例1〜4と比べ、印刷強度と印字品質のバランスが
優れていることが明らかである。
コーターで製造されていた高品質のコート紙タイプのイ
ンクジェット記録用紙が生産効率、エネルギー効率で優
れるオンマシンコーターでも製造することが可能にな
る。またインクジェットプリンターの高速化に対応し、
高速で印字しても裏移りがなくオフセット印刷可能な汎
用性のあるインクジェット記録用紙を提供することが可
能になる。
00重量部に対し、40〜70重量部の範囲とすること
により、30重量部未満ではオフセット印刷に耐える表
面強度が得られず、80重量部を超えると印字した場合
滲みが発生するのが解消される。
脂の比率を50/60〜20/80重量%とすることに
より、水溶性高分子の比率が50重量%を超えると、塗
料の固形分が低下し所定の塗工量を付与することが難し
くなり、20重量%未満では印字濃度が低下し、滲みが
悪化するとともに裏抜けがしやすくなるのを解消するこ
とができる。
酸ビニル共重合体と、水溶性高分子としてポリビニルア
ルコールとの組み合わせることで、強度とインクジェッ
ト印字特性を両立したインクジェット記録用紙が得られ
る。
いてエアナイフコーターを使用する場合、塗料を原紙に
付与後エアナイフで計量するまでの時間(以後ドゥエル
タイムと呼ぶ)を2秒以下にすることによりインク受理
層の強度と印字品質が共に優れたインクジェット記録紙
を得ることができる。
のインク受理面からの水の吸収量が5秒間で40g/m
2以上であり、かつ、エタノール水溶液吸収量が5秒間
で50g/m2以上に調整することにより、インクの吸
収が早く、印字後の紙が積み重なった場合でも次の紙の
裏面にインクが点いてしまう裏移りと呼ばれる汚れ発生
が解消される。
Claims (5)
- 【請求項1】 シリカを主体とした顔料と水溶性高分子
及び水性樹脂を含有するバインダーを含み、該バインダ
ー含有量は前記顔料100重量部に対し40〜70重量
部である塗料を支持体上にオンマシンで塗工することを
特徴とするインクジェット記録用紙の製造方法。 - 【請求項2】 前記水溶性高分子/前記水性樹脂=50
/50〜20/80重量%であることを特徴とする請求
項1記載のインクジェット記録用紙の製造方法。 - 【請求項3】 前記水溶性高分子がポリビニルアルコー
ルであり、前記水性樹脂がエチレン酢酸ビニル共重合体
であることを特徴とする請求項1または2記載のインク
ジェット記録用紙の製造方法。 - 【請求項4】 前記オンマシン塗工において、エアナイ
フコーターにより塗工し、上記塗料を支持体に付与後エ
アナイフで計量するまでの時間が2秒以下であることを
特徴とする請求項1、2又は3記載のインクジェット記
録用紙の製造方法。 - 【請求項5】 インクジェット記録用紙のインク受理面
からの水の吸収量が5秒間で40g/m2以上であり、
かつ、エタノール水溶液吸収量が5秒間で50g/m2
以上であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記
載のインクジェット記録用紙の製造方法。
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-
2000
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