JP2002127437A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2002127437A
JP2002127437A JP2000322968A JP2000322968A JP2002127437A JP 2002127437 A JP2002127437 A JP 2002127437A JP 2000322968 A JP2000322968 A JP 2000322968A JP 2000322968 A JP2000322968 A JP 2000322968A JP 2002127437 A JP2002127437 A JP 2002127437A
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JP
Japan
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guide shaft
carriage
ink jet
recording
recording head
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JP2000322968A
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English (en)
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Kazuya Koyama
和弥 小山
Taketo Akagawa
雄飛 赤川
Masanori Yamada
雅則 山田
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドとキャップとのクリアランスを厚
紙に対しても普通紙に対しても常に一定に保持すること
ができるインクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】 インクジェットプリンタは、ガイドシャ
フト1と、キャリッジ2と、カートリッジ式インクタン
ク3と、印字ヘッド4と、プラテンローラ(図示略)
と、メンテナンスステーション5と、キャップ6とを備
えてなる。ガイドシャフト1は、図1における円弧状矢
印で示すように回転することのできるものであり、ま
た、回転によりキャリッジ2とともに印字ヘッド4を上
下移動させることができるように偏心状に設けられてい
る。このインクジェットプリンタはさらに、連結板7を
備えている。連結板7は、ガイドシャフト1の偏心状回
転に伴って、図1における直線状矢印で示すように上下
移動し、それによってメンテナンスステーション5を上
下移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関するものであり、さらに詳しくは、記録媒体
(印字メディア)に対してインクを吐出するノズル孔を
有する記録ヘッドを備えてなり、プリンタ、ファクシミ
リ、ワードプロセッサーなどに組み込まれ、記録ヘッド
と記録媒体との間の距離を調整する機構があるインクジ
ェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のインクジェット記録装置として
は、略水平に配設されたガイドシャフトと、このガイド
シャフトにガイドされて記録領域内外を移動することの
できるキャリッジと、このキャリッジに搭載されたイン
クタンクと、キャリッジに取り付けられ、記録媒体に対
してインクを吐出するノズル孔を有する記録ヘッドと、
ガイドシャフトに平行に配設され、回転により記録媒体
を移動させるためのプラテンローラと、記録領域外に設
けられたメンテナンス部と、このメンテナンス部に設け
られ、記録ヘッドのノズル孔を覆うためのキャップとを
備えてなり、さらに、ガイドシャフトが、その回転によ
ってキャリッジとともに記録ヘッドを上下移動させるこ
とができるように偏心状に設けられているとともに、回
転操作のためのレバーあるいはハンドルを有しているも
のが知られている。
【0003】このようなインクジェット記録装置によれ
ば、ガイドシャフトが偏心状に設けられているので、使
用者がレバーあるいはハンドルを操作して、キャリッジ
とともに記録ヘッドを上下移動させることにより、記録
媒体の厚さに応じて、記録ヘッドと記録媒体との間の距
離を調整することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインクジェット記録装置にあっては、記録ヘッドと
キャップとのクリアランスの調整は行われない。このた
め、記録ヘッドとキャップとの着脱動作時には、ガイド
シャフトとレバーあるいはハンドルとからなる距離調整
機構を中立位置に戻す必要がある。
【0005】また、このようなインクジェット記録装置
にあっては、葉書や封筒などの厚紙を印字するときに
は、カット紙などの普通紙のときに比べて、記録ヘッド
とプラテンローラの表面とのクリアランスを例えば0.
5mm程度、増大させることにより、記録ヘッドと記録
媒体とのこすれなどを防止している。
【0006】このことにより、メンテナンス部に取り付
けられているクリーニングブレードの接触力及びキャッ
プの押え力が、厚紙のときと普通紙のときとでは異なる
ことになる。そして、普通紙のときに厚紙モードのまま
で使用を続けると、記録ヘッドのクリーニングが不充分
になり、記録(印字など)不良の発生するおそれがあっ
た。また、キャップが記録ヘッドに装着されたときのキ
ャップの気密性が劣化するおそれもあった。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、記録ヘッドとキャップとのクリアランス
を厚紙に対しても普通紙に対しても常に一定に保持する
ことができ、記録ヘッドとキャップとの着脱動作時に距
離調整機構を中立位置に戻す必要がなく、さらに、記録
ヘッドのクリーニングを充分に行うことで記録(印字な
ど)不良の発生するおそれを防止することができ、キャ
ップが記録ヘッドに装着されたときのキャップの気密性
が劣化するおそれを防止することのできるインクジェッ
ト記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のインク
ジェット記録装置は、略水平に配設されたガイドシャフ
トと、このガイドシャフトにガイドされて記録領域内外
を移動することのできるキャリッジと、このキャリッジ
に搭載されたインクタンクと、キャリッジに取り付けら
れ、記録媒体に対してインクを吐出するノズル孔を有す
る記録ヘッドと、ガイドシャフトに平行に配設され、回
転により記録媒体を移動させるためのプラテンローラ
と、記録領域外に設けられたメンテナンス部と、このメ
ンテナンス部に設けられ、記録ヘッドのノズル孔を覆う
ためのキャップとを備えてなり、メンテナンス部が、記
録ヘッドと記録媒体との間の距離調整に同期して移動す
るように構成されていることを特徴とするインクジェッ
ト記録装置である。
【0009】このように構成されているインクジェット
記録装置によれば、記録ヘッドと記録媒体との間の距離
調整に同期してメンテナンス部が移動する。したがっ
て、記録ヘッドとキャップとのクリアランスを厚紙に対
しても普通紙に対しても常に一定に保持することがで
き、記録ヘッドとキャップとの着脱動作時に距離調整機
構を中立位置に戻す必要がない。さらに、記録ヘッドの
クリーニングを充分に行うことで記録(印字など)不良
の発生するおそれを防止することができ、キャップが記
録ヘッドに装着されたときのキャップの気密性が劣化す
るおそれを防止することができる。
【0010】請求項2に記載のインクジェット記録装置
は、記録ヘッドと記録媒体との間の距離調整は、キャリ
ッジに接続されたガイドシャフトが、キャリッジととも
に記録ヘッドを上下移動させることができるように偏心
状に設けられており、さらに、ガイドシャフトからメン
テナンス部にかけて設けられ、ガイドシャフトの偏心状
回転に伴って上下移動しそれによってメンテナンス部を
上下移動させることができる連結板を備えていることを
特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置で
ある。
【0011】このように構成されているインクジェット
記録装置によれば、構成が簡単でコスト的にも有利な偏
心状のガイドシャフトにより、記録ヘッドと記録媒体と
の間の距離調整に同期してメンテナンス部を移動させる
ことが可能になる。
【0012】請求項3に記載のインクジェット記録装置
は、記録ヘッド及びメンテナンス部の上下移動が、ガイ
ドシャフトに設けられた回転操作部を手動で操作するこ
とにより行われることを特徴とする請求項2に記載のイ
ンクジェット記録装置である。
【0013】このように構成されているインクジェット
記録装置によれば、構成が簡単でコスト的にも有利な手
動の回転操作部(例えばレバーあるいはハンドルなどを
備えてなる部分)により、記録ヘッドと記録媒体との間
の距離調整に同期してメンテナンス部を移動させること
が可能になる。
【0014】請求項4に記載のインクジェット記録装置
は、回転操作部の手動操作は、キャリッジが停止状態あ
るいは待機状態にあるときに可能になることを特徴とす
る請求項3に記載のインクジェット記録装置である。
【0015】このように構成されているインクジェット
記録装置によれば、キャリッジが停止状態(本装置の電
源がオフであるなどの理由でキャリッジが不定時間、停
止している状態)あるいは待機状態(次の指示を待つた
めにキャリッジが一定時間、停止している状態)にある
ときにだけ、回転操作部は、例えばロック用ソレノイド
がオフ(解除状態)になっており、可動になる。したが
って、キャリッジの移動中における回転操作部の操作に
よりガイドシャフトが回転するおそれを未然に防止し
て、インクジェット記録装置の故障を防止することがで
きる。
【0016】請求項5に記載のインクジェット記録装置
は、記録ヘッド及びメンテナンス部の上下移動が、ガイ
ドシャフトの自動回転により行われることを特徴とする
請求項2に記載のインクジェット記録装置である。
【0017】このように構成されているインクジェット
記録装置によれば、例えば記録媒体の種類(例えば、普
通紙、厚紙などの種類)を本装置に接続されたホストコ
ンピュータに入力することなどによって、本装置に取り
付けられたモータなどが偏心状ガイドシャフトを自動的
に回転させることが可能になり、記録媒体への記録時に
生じる記録ヘッドのこすれなどを防止することができ
る。
【0018】請求項6に記載のインクジェット記録装置
は、ガイドシャフトの自動回転は、キャリッジが停止状
態あるいは待機状態にあるときに可能になることを特徴
とする請求項5に記載のインクジェット記録装置であ
る。
【0019】このように構成されているインクジェット
記録装置によれば、キャリッジが停止状態あるいは待機
状態にあるときにだけ、回転操作部は、例えばロック用
ソレノイドがオフ(解除状態)になっており、可動にな
る。したがって、キャリッジの移動中における回転操作
部の操作によりガイドシャフトが回転するおそれを未然
に防止して、インクジェット記録装置の故障を防止する
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の3つの実施態様を
図面に基づいて詳しく説明する。なお、これらによって
本発明が限定されるものではない。
【0021】実施の形態1 図1において、本発明の実施の形態1に係るインクジェ
ット記録装置としてのインクジェットプリンタは、ガイ
ドシャフト1と、キャリッジ2と、カートリッジ式イン
クタンク3と、記録ヘッドとしての印字ヘッド4と、プ
ラテンローラ(図示略)と、メンテナンス部としてのメ
ンテナンスステーション5と、キャップ6とを備えてな
る。
【0022】ガイドシャフト1は略水平に配設されてい
る。キャリッジ2は、ガイドシャフト1にガイドされて
記録領域(印字領域)内外を略水平に移動することがで
きる。インクタンク3は、キャリッジ2に搭載されてい
る。
【0023】印字ヘッド4は、キャリッジ2の下部に取
り付けられ、かつインクタンク3に連通している。印字
ヘッド4は、記録媒体としての印字用紙に対してインク
タンク3からのインクを吐出するノズル孔を有してい
る。プラテンローラは、ガイドシャフト1に平行に配設
され、回転により印字用紙を移動させる。
【0024】メンテナンスステーション5は、印字ヘッ
ド4の下方における印字領域外に設けられている。キャ
ップ6は、メンテナンスステーション5の上部に設けら
れている。キャップ6は、記録ヘッド4のノズル孔を覆
うためのものである。
【0025】ガイドシャフト1は、図1における円弧状
矢印で示すように回転することのできるものであり、ま
た、回転によりキャリッジ2とともに印字ヘッド4を上
下移動させることができるように偏心状に設けられてい
る。
【0026】このインクジェットプリンタはさらに、連
結板7を備えている。すなわち、連結板7は、ガイドシ
ャフト1からメンテナンスステーション5にかけて設け
られている。連結板7は、ガイドシャフト1の偏心状回
転に伴って、図1における直線状矢印で示すように上下
移動し、それによってメンテナンスステーション5を上
下移動させることができる。
【0027】印字ヘッド4及びメンテナンスステーショ
ン5の上下移動は、図2に示すように、ガイドシャフト
1の一方端部にシャーシ8及びキャビネット9を介して
取り付けられた回転操作部としての高さ調整用レバー1
0を手動で操作することにより行われる。
【0028】すなわち、レバー10を手動で操作してガ
イドシャフト1を一定量、回転させると、ガイドシャフ
ト1が偏心状に設けられているので、連結板7は、一定
量、上昇しあるいは下降する。例えば、図3の左側に示
す高さにあった連結板7は、レバー10の手動操作によ
りガイドシャフト1が中心角約90度、回転すること
で、図3の右側に示す高さまで下降する。
【0029】このように、実施の形態1に係るインクジ
ェットプリンタにあっては、構成が簡単でコスト的にも
有利な手動の高さ調整用レバー10により、印字ヘッド
4と印字用紙との間の距離調整に同期してメンテナンス
ステーション5を上下移動させることが可能になる。し
たがって、印字ヘッド4とキャップ6とのクリアランス
を厚紙に対しても普通紙に対しても常に一定に保持する
ことができる。また、印字ヘッド4とキャップ6との間
隔は常に一定に保たれ、クリーニング、キャッピング動
作を確実に行うことができる。
【0030】実施の形態2 図4において、本発明の実施の形態2に係るインクジェ
ット記録装置としてのインクジェットプリンタは、偏心
状ガイドシャフト1と、キャリッジ2と、カートリッジ
式インクタンク(図示略)と、記録ヘッドとしての印字
ヘッド(図示略)と、プラテンローラ(図示略)と、メ
ンテナンス部としてのメンテナンスステーション5と、
キャップ(図示略)と、連結板7とを備えてなる。
【0031】印字ヘッド及びメンテナンスステーション
5の上下移動は、ガイドシャフト1の一方端部にシャー
シ8及びキャビネット9を介して取り付けられた回転操
作部としての高さ調整用レバー20を手動で操作するこ
とにより行われる。
【0032】すなわち、レバー20を手動で操作してガ
イドシャフト1を一定量、回転させると、ガイドシャフ
ト1が偏心状に設けられているので、連結板7は、一定
量、上昇しあるいは下降する。
【0033】ここで、レバー20の手動操作は、キャリ
ッジ2が停止状態(インクジェットプリンタの電源がオ
フであるなどの理由でキャリッジ2が不定時間、停止し
ている状態)あるいは待機状態(次の指示を待つために
キャリッジ2が一定時間、停止している状態)にあると
きにのみ可能になる。
【0034】すなわち、図4に示すように、シャーシ8
には、レバー20を解除可能にロックするソレノイド2
1が取り付けられている。そして、キャリッジ2が動い
ているときには、ソレノイド21の作用部21aが上方
へ突出してレバー20に当接しており、レバー20がロ
ックされている。
【0035】一方、図5に示すように、キャリッジ2が
停止状態あるいは待機状態にあるときには、ソレノイド
21の作用部21aが没入してレバー20から離れてお
り、レバー20のロックが解除されている。
【0036】このように、実施の形態2に係るインクジ
ェットプリンタにあっては、構成が簡単でコスト的にも
有利な手動の高さ調整用レバー20により、印字ヘッド
4と印字用紙との間の距離調整に同期してメンテナンス
ステーション5を上下移動させることが可能になる。し
たがって、印字ヘッド4とキャップ6とのクリアランス
を厚紙に対しても普通紙に対しても常に一定に保持する
ことができる。また、印字ヘッド4とキャップ6との間
隔は常に一定に保たれ、クリーニング、キャッピング動
作を確実に行うことができる。
【0037】さらに、レバー20の手動操作は、キャリ
ッジ2が停止状態あるいは待機状態にあるときにのみ可
能になるので、レバー20は、ロック用ソレノイド21
がオフ(解除状態)のときにのみ可動になる。したがっ
て、キャリッジ2の移動中におけるレバー20の操作に
よりガイドシャフト1が回転するおそれを未然に防止し
て、インクジェットプリンタの故障を防止することがで
きる。
【0038】実施の形態3 図6において、本発明の実施の形態3に係るインクジェ
ット記録装置としてのインクジェットプリンタは、偏心
状ガイドシャフト1と、キャリッジ(図示略)と、カー
トリッジ式インクタンク(図示略)と、記録ヘッドとし
ての印字ヘッド(図示略)と、プラテンローラ(図示
略)と、メンテナンス部としてのメンテナンスステーシ
ョン5と、キャップ(図示略)と、連結板7とを備えて
なる。
【0039】印字ヘッド及びメンテナンスステーション
5の上下移動は、ガイドシャフト1の自動回転により行
われる。
【0040】すなわち、シャーシ8には、ガイドシャフ
ト1を駆動するためのモータ25が取り付けられてお
り、このモータ25の回転軸に取り付けられた第1ギア
26と、この第1ギア26に噛み合うようにガイドシャ
フト1の一方端部に取り付けられた第2ギア27とによ
って、ガイドシャフト1が回転するようになっている。
モータ25はホストコンピュータ(図示略)に接続され
ている。
【0041】そして、印字用紙の種類(例えば、普通
紙、厚紙などの種類)をホストコンピュータに入力する
ことによって、モータ25が偏心状ガイドシャフト1を
自動的に回転させることが可能になり、印字用紙への印
字時に生じる印字ヘッドのこすれなどを防止することが
できる。
【0042】ここで、ガイドシャフト1の自動回転は、
キャリッジが停止状態あるいは待機状態にあるときにの
み可能になる。
【0043】実施の形態3に係るインクジェットプリン
タにあっては、構成が簡単でコスト的にも有利なモータ
25、第1ギア26及び第2ギア27により、印字ヘッ
ドと印字用紙との間の距離調整に同期してメンテナンス
ステーション5を自動的に上下移動させることが可能に
なる。したがって、印字ヘッドとキャップとのクリアラ
ンスを厚紙に対しても普通紙に対しても常に一定に保持
することができる。また、印字ヘッドとキャップとの間
隔は常に一定に保たれ、クリーニング、キャッピング動
作を確実に行うことができる。
【0044】さらに、ガイドシャフト1の自動回転は、
キャリッジが停止状態あるいは待機状態にあるときにの
み可能になる。したがって、キャリッジの移動中にガイ
ドシャフト1が回転するおそれを未然に防止して、イン
クジェットプリンタの故障を防止することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るインクジェット
記録装置にあっては、略水平に配設されたガイドシャフ
トと、このガイドシャフトにガイドされて記録領域内外
を移動することのできるキャリッジと、このキャリッジ
に搭載されたインクタンクと、キャリッジに取り付けら
れ、記録媒体に対してインクを吐出するノズル孔を有す
る記録ヘッドと、ガイドシャフトに平行に配設され、回
転により記録媒体を移動させるためのプラテンローラ
と、記録領域外に設けられたメンテナンス部と、このメ
ンテナンス部に設けられ、記録ヘッドのノズル孔を覆う
ためのキャップとを備えてなり、メンテナンス部が、記
録ヘッドと記録媒体との間の距離調整に同期して移動す
るように構成されていることを特徴とする。したがっ
て、記録ヘッドと記録媒体との間の距離調整に同期して
メンテナンス部が移動するので、記録ヘッドとキャップ
とのクリアランスを厚紙に対しても普通紙に対しても常
に一定に保持することができ、記録ヘッドとキャップと
の着脱動作時に距離調整機構を中立位置に戻す必要がな
い。さらに、記録ヘッドのクリーニングを充分に行うこ
とで記録(印字など)不良の発生するおそれを防止する
ことができ、キャップが記録ヘッドに装着されたときの
キャップの気密性が劣化するおそれを防止することがで
きる。
【0046】本発明の請求項2に係るインクジェット記
録装置にあっては、記録ヘッドと記録媒体との間の距離
調整は、キャリッジに接続されたガイドシャフトが、キ
ャリッジとともに記録ヘッドを上下移動させることがで
きるように偏心状に設けられており、さらに、ガイドシ
ャフトからメンテナンス部にかけて設けられ、ガイドシ
ャフトの偏心状回転に伴って上下移動しそれによってメ
ンテナンス部を上下移動させることができる連結板を備
えていることを特徴とする。したがって、請求項1に係
るインクジェット記録装置が奏する前記効果に加えて、
構成が簡単でコスト的にも有利な偏心状のガイドシャフ
トにより、記録ヘッドと記録媒体との間の距離調整に同
期してメンテナンス部を移動させることが可能になる。
【0047】本発明の請求項3に係るインクジェット記
録装置にあっては、記録ヘッド及びメンテナンス部の上
下移動が、ガイドシャフトに設けられた回転操作部を手
動で操作することにより行われることを特徴とする。し
たがって、請求項2に係るインクジェット記録装置が奏
する前記効果に加えて、構成が簡単でコスト的にも有利
な手動の回転操作部(例えばレバーあるいはハンドルな
どを備えてなる部分)により、記録ヘッドと記録媒体と
の間の距離調整に同期してメンテナンス部を移動させる
ことが可能になる。
【0048】本発明の請求項4に係るインクジェット記
録装置にあっては、回転操作部の手動操作は、キャリッ
ジが停止状態あるいは待機状態にあるときに可能になる
ことを特徴とする。したがって、キャリッジが停止状態
あるいは待機状態にあるときにだけ、回転操作部は、例
えばロック用ソレノイドがオフ(解除状態)になってお
り、可動になり、請求項3に係るインクジェット記録装
置が奏する前記効果に加えて、キャリッジの移動中にお
ける回転操作部の操作によりガイドシャフトが回転する
おそれを未然に防止して、インクジェット記録装置の故
障を防止することができる。
【0049】本発明の請求項5に係るインクジェット記
録装置にあっては、記録ヘッド及びメンテナンス部の上
下移動が、ガイドシャフトの自動回転により行われるこ
とを特徴とする。したがって、請求項2に係るインクジ
ェット記録装置が奏する前記効果に加えて、例えば記録
媒体の種類(例えば、普通紙、厚紙などの種類)を本装
置に接続されたホストコンピュータに入力することなど
によって、本装置に取り付けられたモータなどが偏心状
ガイドシャフトを自動的に回転させることが可能にな
り、記録媒体への記録時に生じる記録ヘッドのこすれな
どを防止することができる。
【0050】本発明の請求項6に係るインクジェット記
録装置にあっては、ガイドシャフトの自動回転は、キャ
リッジが停止状態あるいは待機状態にあるときに可能に
なることを特徴とする。したがって、キャリッジが停止
状態あるいは待機状態にあるときにだけ、回転操作部
は、例えばロック用ソレノイドがオフ(解除状態)にな
っており、可動になり、請求項5に係るインクジェット
記録装置が奏する前記効果に加えて、キャリッジの移動
中における回転操作部の操作によりガイドシャフトが回
転するおそれを未然に防止して、インクジェット記録装
置の故障を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態1に係るインクジ
ェット記録装置の一部の側面図である。
【図2】図2は、図1に係るインクジェット記録装置の
一部の正面図である。
【図3】図3は、図1に係るインクジェット記録装置の
一部の拡大側面図である。
【図4】図4は、高さ調整用レバーがロックされてい
る、本発明の実施の形態2に係るインクジェット記録装
置の一部の側面図である。
【図5】図5は、高さ調整用レバーのロックが解除され
ている、本発明の実施の形態2に係るインクジェット記
録装置の一部の側面図である。
【図6】図6は、本発明の実施の形態3に係るインクジ
ェット記録装置の一部の正面図である。
【符号の説明】
1 ガイドシャフト 2 キャリッジ 3 インクタンク 4 印字ヘッド(記録ヘッド) 5 メンテナンスステーション(メンテナンス部) 6 キャップ 7 連結板 8 シャーシ 9 キャビネット 10 高さ調整用レバー 20 高さ調整用レバー 21 ロック用ソレノイド 25 モータ 26 第1ギア 27 第2ギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 雅則 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA17 HA12 JA05 2C064 DD01 DD05 DD13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平に配設されたガイドシャフトと、
    このガイドシャフトにガイドされて記録領域内外を移動
    することのできるキャリッジと、このキャリッジに搭載
    されたインクタンクと、キャリッジに取り付けられ、記
    録媒体に対してインクを吐出するノズル孔を有する記録
    ヘッドと、ガイドシャフトに平行に配設され、回転によ
    り記録媒体を移動させるためのプラテンローラと、記録
    領域外に設けられたメンテナンス部と、このメンテナン
    ス部に設けられ、記録ヘッドのノズル孔を覆うためのキ
    ャップとを備えてなり、メンテナンス部が、記録ヘッド
    と記録媒体との間の距離調整に同期して移動するように
    構成されていることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  2. 【請求項2】 記録ヘッドと記録媒体との間の距離調整
    は、キャリッジに接続されたガイドシャフトが、キャリ
    ッジとともに記録ヘッドを上下移動させることができる
    ように偏心状に設けられており、さらに、ガイドシャフ
    トからメンテナンス部にかけて設けられ、ガイドシャフ
    トの偏心状回転に伴って上下移動しそれによってメンテ
    ナンス部を上下移動させることができる連結板を備えて
    いることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット
    記録装置。
  3. 【請求項3】 記録ヘッド及びメンテナンス部の上下移
    動が、ガイドシャフトに設けられた回転操作部を手動で
    操作することにより行われることを特徴とする請求項2
    に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 回転操作部の手動操作は、キャリッジが
    停止状態あるいは待機状態にあるときに可能になること
    を特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装
    置。
  5. 【請求項5】 記録ヘッド及びメンテナンス部の上下移
    動が、ガイドシャフトの自動回転により行われることを
    特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 ガイドシャフトの自動回転は、キャリッ
    ジが停止状態あるいは待機状態にあるときに可能になる
    ことを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10576745B2 (en) 2017-05-11 2020-03-03 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus

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