JP2002126211A - 弾球式遊技機 - Google Patents

弾球式遊技機

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JP2002126211A
JP2002126211A JP2001278174A JP2001278174A JP2002126211A JP 2002126211 A JP2002126211 A JP 2002126211A JP 2001278174 A JP2001278174 A JP 2001278174A JP 2001278174 A JP2001278174 A JP 2001278174A JP 2002126211 A JP2002126211 A JP 2002126211A
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rail
ball
game
game board
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JP2001278174A
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Inventor
Masahiro Takeuchi
正博 竹内
Yoshio Wakana
芳生 若菜
Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
英勝 竹内
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Takeya Co Ltd
Original Assignee
Takeya Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球式遊技機において、発射レールと案内レ
ールとの相対位置合わせを容易にする。 【解決手段】 発射レール40を支持するベース板36
は、遊技盤に重合される板状部材として構成されてい
る。ベース板36には遊技域を臨む抜き穴38が形成さ
れており、その周囲にはB部からC部に至る受け溝44
が形成されている。また、ベース板36には抜き穴38
を取り囲むようにコーナー飾り32a〜32eが配置さ
れる。コーナー飾り32a〜32cには、受け溝44に
整合可能な溝68を有するレール押さえ部54a〜54
cが形成されている。この溝68と受け溝44とで案内
レール56を挟持すると、案内レール56と発射レール
44とが、ベース板36という同一部材にて支持され、
両者の相対位置を規制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール式パチンコ機等の弾球式遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機等の弾球式遊技機にお
いて発射レールより発射された遊技玉は、案内レールに
沿って弧を描いて上昇され、遊技域へと投入されてい
た。遊技域とは、遊技盤上に形成された略円形の領域で
あり、案内レールはこの遊技域の下端付近から上端に渡
って半円を描くように遊技域の周囲に沿って壁状に設け
られている。一方の発射レールは、遊技盤の下方に配置
された発射レール支持用のフレーム(以下、発射レール
支持部という)に設けられている。なお、入賞玉の通路
や景品玉の通路及び、景品玉を排出させる機構等を有す
る機構盤と呼ばれる部分は、遊技盤の更に奥に配置され
ている。
【0003】また、一般にパチンコ機は、遊技盤のみを
交換することにより、新しい機種にすることができる。
すなわち、発射レール支持部や、機構盤はそのままにし
て、遊技盤のみを変更することにより、釘の配置や役物
が異なる新しい機種に低コストで更新することができる
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのように、
機種を入れ換える際には、案内レールと発射レールとの
位置合わせが困難である。すなわちパチンコ機におい
て、発射レール支持機構や遊技玉を発射させる発射ハン
ドルは、前面枠と呼ばれるパチンコ機の前方側に配置さ
れており、一方の案内レールは遊技盤に固定されて機構
盤と共にパチンコ機の本体側にある。この前面枠と本体
側とは通常、蝶番機構にて接合されており、遊技盤を交
換する際には、前面側を、扉を開くようにして本体側か
ら離脱させる。この状態では、発射レールは発射レール
支持部を介して前面枠に取り付けられているので、案内
レールから引き離された状態となる。案内レールは遊技
盤ごと交換され、新たな案内レールが遊技盤と共に本体
側に装着される。このため、発射レールと案内レールと
の相対位置は、交換の都度、微妙に変化することにな
る。この相対位置が不適切であると、発射された遊技玉
は、遊技域に到達する前に不規則な挙動を起こし、遊技
意欲を損ねる原因となってしまう。相対位置を適正にす
るために従来は、案内レールの末端(発射レールに近い
部分)を適宜曲げ、微調整を行なっていたが、この作業
は熟練を要するものである。
【0005】また、従来の弾球式遊技機の中には、案内
レールを遊技盤に固定する方法として、案内レールを割
りピンの頭部にて挟持し、この割りピンを遊技盤に打ち
こむという固定方法がある。しかし、この方法にて一旦
固定した案内レールの交換は、極めて困難である。ま
た、このような特殊な工程にて固定される案内レール
は、機種を入れ換える都度、案内レール自体の交換の要
不要には関わらず、上記のように遊技盤と共に取り外さ
れ、新たな案内レールを用いることになるので、極めて
不経済である。
【0006】本発明は、こうした課題に鑑みてなされた
ものであり、発射レールと案内レールとの相対位置合わ
せを容易にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の弾球式遊技機は、略鉛直
に立設されその前面に遊技域が形成された遊技盤と、前
記遊技域の略下端位置から略上端位置に渡り該遊技域の
周囲に沿って壁状に配置された案内レールと、該案内レ
ールに対して略下方から遊技玉を投入することにより該
遊技玉を前記遊技域へと供給する発射レールと、前記遊
技盤の下方に配置され、前記発射レールを支持する発射
レール支持部と、前記遊技盤の前方に配置される前面枠
とを備えた弾球式遊技機において、前記案内レールをそ
の上記配置位置にて支持する案内レール支持部を前記発
射レール支持部の上方に延設してなることを特徴とす
る。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の弾球式遊技機において、前記案内レール支持部
が、前記遊技盤の前面に重合される板状部材であって、
前記遊技域を臨む略円形の抜き穴が形成された載置部
と、前記案内レールの幅に対応する厚さを有する略板状
部材であって、前記載置部の前面上に抜き穴を囲むよう
に複数配置されるコーナー飾りと、からなり、しかも前
記載置部の前面には、前記抜き穴の略下端位置から略上
端位置に渡り該抜き穴の周囲に沿って受け溝が形成さ
れ、前記コーナー飾りは、該コーナー飾りを前記載置部
に配置した際、前記受け溝から前記案内レールの幅に略
等しい距離だけ前方に離れた略同位置に、該受け溝に整
合可能な溝が形成されたレール押さえ部を備え、前記案
内レールの両縁を、前記受け溝と前記レール押さえ部と
で挟持することにより、前記案内レールを支持すること
を特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の弾球式遊技機において、前記案内レー
ル支持部及び前記発射レール支持部が、前記前面枠に固
定されていることを特徴とする。
【0010】
【作用及び発明の効果】請求項1に記載の発明は、案内
レールを支持する案内レール支持部が設けられ、しか
も、案内レール支持部は発射レール支持部の上方に延設
されている。つまり、案内レールは遊技盤に固定される
のではなく、案内レール支持部という、発射レールが固
定されている部材と一体にされた部材に固定される。
【0011】従い、請求項1に記載の発明によれば、案
内レール支持部を設け、しかもこの案内レール支持部が
発射レール支持部と一体に形成されているため、発射レ
ールと案内レールとの相対位置を容易に確保することが
できる。また、案内レールは遊技盤に固定されていない
ので、弾球式遊技機の機種入れ換えのために遊技盤を交
換する際にも案内レールは交換されることがなく、発射
レールとの相対位置が確保された案内レールを複数の機
種に渡って使用することができ、経済的である。
【0012】請求項2に記載の発明においては、案内レ
ール支持部が、遊技域を臨む略円形の抜き穴が形成され
た板状部材である載置部と、その前面上に抜き穴を囲む
ように複数配置されるコーナー飾りとからなる。そして
案内レールは、載置部の抜き穴の周囲に形成された受け
溝と、コーナー飾りが備えるレール押さえ部に形成され
た溝とに挟持されることにより支持される。この、レー
ル押さえ部に形成された溝は、コーナー飾りを載置部に
配置した際に、受け溝と整合可能に形成され、しかも受
け溝からは案内レールの幅に対応した距離だけ離されて
いるため、案内レールは載置部に対して略垂直に立設さ
れたように抜き穴に沿って支持される。そしてこの状態
にて載置部を遊技盤の前面に重合させると、載置部の抜
き穴から遊技域が臨んだ状態となり、案内レールは、遊
技域の周囲に配置された状態となる。
【0013】従い、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明による効果に加え、案内レールが、
受け溝とレール押さえ部とにより挟持されるので、案内
レールを安定した状態にて支持することができる。ま
た、コーナー飾りを載置部に対して脱着するという容易
な作業により、簡単に案内レールを交換することができ
る。
【0014】請求項3に記載の弾球式遊技機は、案内レ
ール支持部及び発射レール支持部が、前面枠に固定され
ている。このため、機種入れ換えのために遊技盤を交換
する際にも、発射レール及び案内レールは前面枠側に固
定されたままであり、両レールの相対位置は更に変化し
にくい。
【0015】
【発明の実施の形態】
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず、図1は本発明の一実施例である、パチンコ機
2の正面図である。本図に示すように、パチンコ機2
は、前面枠4と呼ばれる枠状部材が前面に配置され、そ
の下方には遊技者の操作を受ける発射ハンドル6と、発
射ハンドル6を操作することによって発射される遊技玉
(図示せず)が貯留される受け皿8とが設けられてい
る。受け皿8の上方にはサッシ10が設けられており、
このサッシ10に収納された透明のガラス板を通して、
前面枠4の奥に配置された遊技盤14が臨めるようにさ
れている。
【0017】遊技盤14の前面には、天入賞口16、袖
入賞口18a,18b,18c,18dといった入賞口
や、液晶表示装置20、変動入賞装置22といった役物
が設けられた略円形の遊技域14aが形成されている。
遊技域14aにはこの他にもコーナー電飾24a,24
b、液晶表示装置20の表示画像を変動させる処理を始
動させるための始動入賞口26a,26b,26c、風
車28a,28b、誘導レール30等が配設されてい
る。
【0018】この遊技域14aは、タンク窓、サイドカ
バー等と呼ばれる板状部材(以下、コーナー飾りとい
う)32a,32b,32c,32d,32eによって
取り囲まれており、それらの遊技域に向かう端面は遊技
玉の障壁となり、遊技域14aの外へ遊技玉が転がり出
るのを防止する。
【0019】そして、発射ハンドル6を時計回りに回動
させると、その回動角度に応じた強さにて遊技玉が発射
される。遊技玉は、受け皿8の右手奥に配置されている
発射レール(後述)にて、軌道が定められ、コーナー飾
り32a,32bと誘導レール30との間の通路を矢印
P,Qのように走行され、遊技域14aへと案内され
る。
【0020】以上の各部が前面枠4の奥にてどのように
構成されているかを図2に示す。図2は、パチンコ機2
を前面枠4と遊技盤14とを離反させる方向に分解した
斜視図である。本図にて判るように、前面枠4と遊技盤
14との間には、ベース板36と呼ばれる板状部材が配
置されており、その略中央には、抜き穴38が形成され
ている。この抜き穴38は、前面枠4の前面から遊技域
14aを臨むためのものである。また、このベース板3
6には、コーナー飾り32a〜32e、発射レール40
等が固定されている。以下、このベース板36及びベー
ス板36に固定されている構成(つまり本図の略中央に
て一体に示されている部分)を総じて中間部Aと呼ぶ。
なお、遊技盤14の更に奥には、入賞した遊技玉や景品
玉の通路となる部分や、景品玉を排出させる機構等を有
する機構盤が配置されているが、本発明の主要目的であ
る案内レールと発射レールとの相対位置を合せることに
は直接、関りがないため、説明を省略する。
【0021】中間部Aについて図3を用いて更に詳しく
説明する。図3は、中間部Aの構成の内、発射レール4
0以外の各部を分解した様子を示す斜視図である。ベー
ス板36は略平板であり、既述した抜き穴38の他、機
構盤から排出された景品玉を受け皿8へ流れ出させる窓
42a、及び遊技盤14側に設けられたランプの光を前
面枠4側に透過するための、略長方形をしたランプ穴4
2b,42cが設けられている。また、抜き穴38の下
端付近(B部)からランプ穴42c付近(C部)にかけ
て、抜き穴38のやや外周に沿って時計回りに受け溝4
4が形成されている。そしてベース板36には更に、コ
ーナー飾り32a〜32eを固定するためのタップ穴4
6が複数形成されている。
【0022】なお、ベース板36にはタップ穴46の他
にも、中間部Aを前面枠4に固定するための貫通穴が周
囲に設けられている(後述)が、図が繁雑になるのを避
けるために、本図では省略している。発射レール40
は、遊技玉を滑走させる部分であるレール本体48が、
B部方向を向くように傾斜されてベース板36に固定さ
れている。
【0023】コーナー飾り32a〜32dは、何れも略
直角三角形をした板状部材であって、抜き穴38に向か
う端面50a〜50d(50cは図示せず)は、抜き穴
38の外周形状に対応して曲線的に形成されている。コ
ーナー飾り32eは、コーナー飾り32dに延設される
ように配置される補助的な部材である。
【0024】また、コーナー飾り32a〜32cには、
ベース板36の窓42a及びランプ穴42b,42cに
対応して略長方形の穴52a,52b,52cが夫々形
成されている。また更にこれら3体のコーナー飾り32
a〜32cには、夫々端面50a〜50cの各前面側の
縁から張り出すようにしてレール押さえ部54a〜54
cが形成されている。レール押さえ部54a〜54cの
ベース板36方向の面には、受け溝44に整合可能な溝
(後述)が形成されている。
【0025】そして、中間部Aには、コーナー飾り32
a〜32c(より詳しくはレール押さえ部54a〜54
cに夫々形成された溝)とベース板36の受け溝44と
に挟持された案内レール56が配置されている。案内レ
ール56は、金属製の帯状部材であり、発射レール40
から発射された遊技玉が実際に当接しつつ走行する面と
なる。案内レール56の形状については後に図面を用い
て詳しく示す。
【0026】以上からなる中間部Aを正面から見たのが
図4である。複数の穴58は図3にて図示を省略した、
中間部Aを前面枠4に固定するための貫通穴である。こ
の図にて明らかなように、遊技玉の走行経路をなす発射
レール40及び案内レール56は、互いに連結されず、
隙間60を空けて配置されている。この隙間60は、発
射力が不足して遊技域14aに到達することなく、逆流
してきた遊技玉を下方に落とすためのものである。この
ように両レール40,56は、隙間60を空けて配置さ
れているにもかかわらず、共にベース板36に固定され
ていることにより相対位置が規定される。
【0027】次に、受け溝44について、図5を用いて
説明する。図5(a)は、ベース板36の正面図であ
り、図5(b)は、そのD−D断面図である。既述した
ように受け溝44は、B部からC部にかけて、時計回り
に抜き穴38に沿って形成されている。そしてその断面
形状は図5(b)に示すようにその両縁が盛り上げられ
ることによって形成されている。なお、図5(a)にお
いてはコーナー飾り32a〜32eを固定するためのビ
スが螺合されるタップ穴46の他、発射レール40を固
定するためのタップ穴62、案内レール56を固定する
ためのタップ穴64も示した。
【0028】次に、レール押さえ部54bについて図6
を用いて説明する。図6(a)は、コーナー飾り32b
の正面図、図6(b)はその下平面図、図6(c)はそ
の背面図、図6(d)はE−E断面図である。なお、コ
ーナー飾り32a,32cにそれぞれ形成されたレール
押さえ部54a,54cは、レール押さえ部54bと略
同じ形状であるため、レール押さえ部54bにて代表さ
せて説明する。
【0029】レール押さえ部54bは、端面50bの前
面66側の縁から張り出すようにして形成されており、
その背面側には図6(c)に示すように端面50bに沿
って、受け溝44に整合可能な溝68が形成されてい
る。断面にて示すと図6(d)のように、レール押さえ
部54bは、鉤状に形成されている。ここで、コーナー
飾り32bの形状について補足しておくと、コーナー飾
り32bは、図6(c),図6(d)に示すように、中
空にされ、軽量にされており、他のコーナー飾り32
a,32c〜32eも同様にされている。
【0030】次に、案内レール56について図7を用い
て説明する。図7(a)は、案内レール56の正面図、
図7(b)はその下平面図である。なお、本図では案内
レール56の形状を明確にするため、厚さのみを増大さ
せて示している。案内レール56は、ベース板36の押
さえ溝44に対応して円弧状に曲がった形状をしてい
る。受け溝44のB部側に対応する一端56aは折り曲
げられ、タップ穴64を有するボス部が挿通される貫通
穴70が形成されている。この案内レール56の両縁7
2a,72bを受け溝44とレール押さえ部54a〜5
4cとで挟持すると、案内レール56の片面74がコー
ナー飾り32a〜32cの端面50a〜50cに当接さ
れて、案内レール56はしっかりと支持される。なお、
ベース板36の、コーナー飾り32a〜32eが配置さ
れる部位が本発明の載置部に相当し、ベース板36の残
りの部分が発射レール支持部に相当する。
【0031】次に、発射レール40について図8を用い
て説明する。図8(a)は、発射レール40の正面図、
図8(b)はそのF−F断面図である。発射レール40
は、レール本体48と、遊技玉をレール本体48の一端
にて保持する保持部76と、レール本体48及び保持部
76を支持する支持部78との3つの部材からなってい
る。
【0032】レール本体48は、長手方向には保持部7
6側の末端が屈曲された略L字型をしており、この屈曲
部分48aにて保持部76と協働して遊技玉を支える。
またその断面形状は図8(b)に示すようにM字型をし
ており、M字の谷部分にて遊技玉を支えるようにされて
いる。そしてスペーサ80をM字の下部に挟むようにし
てビス82を挿入し、対応するタップ穴62に締め込む
ことにより、支持部78と共にベース板36に固定され
る。
【0033】保持部76は略台形をした板状部材で、支
持部78においてレール本体48の屈曲部分48a付近
に固定されることにより、レール本体48と協働して遊
技玉を支える。支持部78は、本図に示したような形状
に板金を切断し、その一端84を引き起こすと共に、保
持部76、レール本体48を固定するための貫通穴や支
持部78自体をベース板36に固定するための貫通穴が
形成されたものである。なお、引き起こされた一端84
は、逆流して隙間60(図4参照)から落下してきた遊
技玉がレール本体48の端面48bに衝突するのを防止
するためのものである。
【0034】以上、説明してきたパチンコ機2によれ
ば、発射レール40及び案内レール56は、隙間60を
空けられているにもかかわらず、共にベース板36に固
定されているため、相対位置が規定され、発射レール4
0から発射された遊技玉は隙間60を跳び越え、案内レ
ール56の適切な位置に着地できる。また、経年変化等
で案内レール56が傷み、交換の必要に迫られたときに
も同じ理由により交換後の位置調整の必要もなく、発射
レールに対する相対位置を適切にすることができる。そ
してこの交換作業も、従来のように割りピンにて案内レ
ール56は遊技盤に固定されている訳ではないので、前
面枠4を外して中間部Aを露出させ、コーナー飾り32
a〜32cを外すだけで容易に交換ができる。
【0035】しかもこれら両レール40,56はベース
板36と共に、前面枠4に固定されているため、パチン
コ機2の機種交換つまり遊技盤14の交換を行なって
も、両レール40,56の相対位置、及び案内レール5
6の形状は交換前のままであり、適切な位置関係及び形
状が維持できる。また、従来は機種交換を行なうと、遊
技盤が交換されるのに伴って、遊技盤に固定されていた
案内レールも痛みの程度に関わらず交換されていたが、
パチンコ機2の案内レール56は、前面枠4側に固定さ
れていることから交換されず、複数の機種に渡って使用
することができ、経済的である。
【0036】また案内レール56は、受け溝44とレー
ル押さえ部54a〜54cとで挟持されるので、案内レ
ール56はしっかりと支持される。これについて図9
(a)を用いて説明する。図9(a)は図4のG−G断
面図である。なお、2点鎖線にて示した86及び88は
夫々、サッシ10(図1、図2参照)に収納されている
ガラス板及び遊技玉を表し、遊技盤14も2点鎖線にて
示している。
【0037】図9(a)に示したように案内レール56
は、図中の上下方向を夫々レール押さえ部54a〜54
cの溝68、受け溝44に支えられ、片面74をコーナ
ー飾り32a〜32cの端面50a〜50cに支持され
ている。従って、発射レール40(図4、図8等を参
照)から発射された遊技玉88が案内レール56に何回
も衝突したり、案内レール56が走行中の遊技玉88か
ら遠心力を受けたりしても、案内レール56は、凹んだ
り図中の上側の縁72bが左方へ傾いたりすることがな
い。よって、遊技玉の走行経路は常に安定し、パチンコ
機2の遊技者にとって望ましい遊技が行なえる。
【0038】以上、本発明の一実施例であるパチンコ機
2について説明してきたが、本発明は上記の構成に限定
されるものでなく、様々な態様にて実施しうる。例え
ば、パチンコ機2ではコーナー飾り32a〜32cの端
面50a〜50cに片面74を当接させて案内レール5
6を支持していたが、ベース板36にて片面74を支持
可能に構成しても良い。この様子を示したのが図9
(b)であり、図4のG−G断面図に相当する部分を示
したものである。すなわち、受け溝44’の両側に盛り
上げられた縁の内の片方を高くして壁状にし、この壁面
90にて案内レール56の片面74を支持している。こ
れに対応してコーナー飾り32’は端面50’を低くし
ている。このようにしてもパチンコ機2と同様に、案内
レール56をしっかりと支持することができる。
【0039】また、パチンコ機2では発射レール40及
び案内レール56がベース板36固定され、誘導レール
30は従来通り、遊技盤14に立設されたままであった
が、誘導レール30もベース板36に固定しても良い。
このようにするには、例えば図5において、抜き穴38
の縁をB部付近からB−C間の中央辺りまで中心方向に
張り出させ、この張り出した部分に誘導レール30を立
設する等の方法が考えられる。こうすると、発射レール
40、案内レール56に加え、誘導レール30も前面枠
4側に付くため、遊技盤14側には液晶表示装置20、
変動入賞装置22といった役物や釘等が残るのみとな
る。誘導レール30は、遊技盤14に取り付ける際に
は、割りピンの頭部にて誘導レール30を挟持し、この
割りピンを遊技盤14に打ちこむという、従来の案内レ
ールと同様の方法にて行なわれている。このため、誘導
レール30を遊技盤14に固定する際には特殊な設備が
必要であったが、上記のようにベース板36に固定する
ことにより、遊技盤14の製造工程を簡略化することが
できる。
【0040】更に、誘導レール30は案内レール56と
異なり、取り付け精度が要求されないため、ベース板3
6と一体に成形しても良い。なお、誘導レール30に案
内レール56と同等の取り付け強度が欲しい場合には、
レール押さえ部54a,54bもベース板36と同様に
張り出させて、この部分及びベース板36に誘導レール
30用の溝を新たに形成し、この両溝にて誘導レール3
0を挟持するようにしても良い。この場合、レール押さ
え部54a,54bを透明の材料にて形成しておけば、
従来通り、遊技玉がコーナー飾り32a,32bと誘導
レール30との間の通路を矢印P,Q(図1参照)のよ
うに走行される様子を見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるパチンコ機2の正面
図である。
【図2】 パチンコ機2の分解斜視図である。
【図3】 中間部Aの分解斜視図である。
【図4】 中間部Aの正面図である。
【図5】 ベース板36及び受け溝44の説明図であ
る。
【図6】 コーナー飾り32b及びレール押さえ部54
bの説明図である。
【図7】 案内レール56の説明図である。
【図8】 発射レール40の説明図である。
【図9】 案内レール56が支持される様子を示す説明
図である。
【符号の説明】
2…パチンコ機 4…前面枠 14…遊技盤 14a…遊技域 30…誘導レール 32a〜32
e…コーナー飾り 36…ベース板 38…抜き穴 40…発射レ
ール 44…受け溝 48…レール本体 56…案内レ
ール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略鉛直に立設されその前面に遊技域が形
    成された遊技盤と、前記遊技域の略下端位置から略上端
    位置に渡り該遊技域の周囲に沿って壁状に配置された案
    内レールと、該案内レールに対して略下方から遊技玉を
    投入することにより該遊技玉を前記遊技域へと供給する
    発射レールと、前記遊技盤の下方に設けられ前記発射レ
    ールを支持する発射レール支持部と、前記遊技盤の前方
    に配置される前面枠とを備えた弾球式遊技機において、 前記案内レールをその上記配置位置にて支持する案内レ
    ール支持部を前記発射レール支持部の上方に延設してな
    ることを特徴とする弾球式遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の弾球式遊技機におい
    て、 前記案内レール支持部が、 前記遊技盤の前面に重合される板状部材であって、前記
    遊技域を臨む略円形の抜き穴が形成された載置部と、 前記案内レールの幅に対応する厚さを有する略板状部材
    であって、前記載置部の前面上に抜き穴を囲むように複
    数配置されるコーナー飾りと、 からなり、しかも前記載置部の前面には、前記抜き穴の
    略下端位置から略上端位置に渡り該抜き穴の周囲に沿っ
    て受け溝が形成され、 前記コーナー飾りは、該コーナー飾りを前記載置部に配
    置した際、前記受け溝から前記案内レールの幅に略等し
    い距離だけ前方に離れた略同位置に、該受け溝に整合可
    能な溝が形成されたレール押さえ部を備え、 前記案内レールの両縁を、前記受け溝と前記レール押さ
    え部とで挟持することにより、前記案内レールを支持す
    ることを特徴とする弾球式遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の弾球式
    遊技機において、 前記案内レール支持部及び前記発射レール支持部が、前
    記前面枠に固定されていることを特徴とする弾球式遊技
    機。
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JP2011131102A (ja) * 2011-04-06 2011-07-07 Heiwa Corp 弾球遊技機

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