JP2002126188A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002126188A
JP2002126188A JP2000326529A JP2000326529A JP2002126188A JP 2002126188 A JP2002126188 A JP 2002126188A JP 2000326529 A JP2000326529 A JP 2000326529A JP 2000326529 A JP2000326529 A JP 2000326529A JP 2002126188 A JP2002126188 A JP 2002126188A
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Japan
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light
light emitting
led
board
emitting element
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JP2000326529A
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English (en)
Inventor
Masafumi Mineno
雅史 峰野
Masahiro Takagi
正宏 高木
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付スペースを取らず、かつ、コストがかか
らず、図柄の変動回数を表示できる遊技機を実現する。 【解決手段】 センターケース30の前面上部には特別
図柄の変動回数を色により表示する判定装置38が設け
られている。判定装置38の表示窓38aは、透光性を
有する材料によりレンズ状に形成されており、内部から
発光した光を表示窓の外部へ拡散するようになってい
る。表示窓38aの内側には、LED90が取付けられ
ている。LED90は、赤色発光素子92、緑色発光素
子93および青色発光素子94の3つの発光素子を1チ
ップ化したものであり、各発光素子の点灯を選択的に制
御することにより、赤、緑および青の三原色以外に紫、
黄、橙、白などの他種類の色を表示し、その表示色によ
り、特別図柄の変動回数を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ機に代表さ
れるように、光による演出を行う機能を備えた遊技機に
関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の第1種パチンコ機に備
えられた遊技盤の説明図である。図示しない発射装置か
ら発射された遊技球が、遊技盤501に設けられた普通
図柄作動ゲート508または普通図柄作動ゲート509
を通過すると、センターケース502に設けられた普通
図柄表示装置504が3個のLEDを変動表示させて抽
選を行う。そして、3個のLEDのうち、点灯したLE
Dの組み合わせが所定の組み合わせ(たとえば、●を点
灯状態、−を消灯状態とした場合に●−●の組み合わ
せ)の場合に当りとなり、普通電動役物507が両翼を
開放する。なお、普通図柄表示装置504の変動表示中
に、遊技球が普通図柄作動ゲート508,509を通過
した場合は、その通過数は、最大4個まで記憶され、そ
の記憶数は、4個のLEDから構成された普通図柄記憶
表示LED505により点灯表示される。
【0003】遊技球が、第1種始動口506または両翼
を開放した普通電動役物507に入賞すると、センター
ケース502に設けられた特別図柄表示装置503が複
数の特別図柄(たとえば「0」〜「9」)をそれぞれ3
箇所に変動表示する。そして、それら3箇所に変動表示
された特別図柄が所定の図柄(たとえば「777」)に
て停止すると、変動入賞装置装置510が作動し、扉方
式の大入賞口511が開放する。大入賞口511は、大
入賞口511に遊技球が所定個数(たとえば10個)入
賞した条件、あるいは大入賞口511の開放時間が所定
時間(たとえば30秒)に達した条件のいずれかを満足
すると閉口する。大入賞口511の内部には、特別領域
512が形成されており、大入賞口511に入賞した入
賞球が特定領域512を通過すると、大入賞口511が
連続して開放する。
【0004】このように、大入賞口511が開放してか
ら閉口するまでを1ラウンドと云い、特定領域512を
遊技球が通過することを条件としてラウンドが進行し、
予め設定された最大ラウンド数(たとえば16ラウン
ド)を終了すると大当りによる遊技を終了する。また、
大当りになったときの特別図柄が所定の図柄(たとえば
「777」)であった場合に、大当りが終了した次の遊
技において、ある利益が遊技者に付与されることがあ
る。たとえば、特別図柄や普通図柄の変動開始から変動
停止までの時間が短縮されたり(いわゆる時短)、大当
りになる確率が高くなったりする(いわゆる確変)。こ
れらの時短や確変の条件下における特別図柄や普通図柄
の変動回数は、所定回数(たとえば50回)に制限され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のパ
チンコ機500は、特別図柄や普通図柄の変動回数を表
示しないため、遊技者は、遊技途中において何回変動し
たかを知ることができないという問題がある。なお、変
動回数を特別図柄表示装置503により表示することも
考えられるが、特別図柄表示装置503に表示する特別
図柄やその背景画面の邪魔になるため、好ましくない。
また、特別図柄表示装置503以外の箇所に7セグメン
トLEDや液晶表示装置を設け、それにより変動回数を
数値で表示することも考えられるが、コストがかかる
し、遊技盤上の他の構造物の邪魔になるため、好ましく
ない。
【0006】そこでこの発明は、上記問題を解決するた
めになされたものであり、取付スペースを取らず、か
つ、コストがかからず、図柄の変動回数を表示できる遊
技機を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段・作用および効果】この発
明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明
では、図柄を変動表示する図柄表示手段を備えており、
その図柄表示手段により所定の図柄が表示された場合に
遊技者に所定の利益を付与可能な遊技状態になる遊技機
において、赤色を発光する発光素子、緑色を発光する発
光素子および青色を発光する発光素子を一体的に組み合
わせた発光手段と、前記図柄表示手段の変動表示回数に
対応して前記各発光素子を選択的に制御する制御手段と
を備えており、前記発光手段は、前記変動表示回数に対
応した色を発光するという技術的手段を用いる。
【0008】つまり、各発光素子は、一体的に組み合わ
せられており、制御手段は、図柄表示手段の変動表示回
数に対応して各発光素子を選択的に制御するため、選択
された発光素子から発光した光が混じり合って種々の色
の光を生成することができる。たとえば、請求項4に記
載するように、赤色、緑色および青色以外の色を生成す
ることができる。赤色を発光する発光素子および青色を
発光する発光素子を選択して両者を発光させると、紫色
の光が生成され、緑色を発光する発光素子および青色を
発光する発光素子を選択して両者を発光させると、黄色
の光が生成され、赤色を発光する発光素子、緑色を発光
する発光素子および青色を発光する発光素子の3素子を
選択して3者を発光させると、白色の光が生成される。
また、各発光素子の輝度や発光時間などを制御すること
により、上記各色以外の種々の色の光を生成することが
できる。
【0009】したがって、図柄表示手段の変動表示回数
に対応して発光手段の発光色を変化させることができる
ため、その発光色により、遊技者に変動回数を表示する
ことができる。また、各発光素子は一体的に組み合わせ
られているため、たとえばLEDランプを複数配置した
構成のものよりも取付スペースを小さくできる。さら
に、7セグメントLEDや液晶表示装置などにより変動
回数を数値で表示するものよりも製造コストを低くでき
る。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の遊技機において、前記発光手段は、前記変動表示回
数が増加するにつれて、その発光色を徐々に変化させる
という技術的手段を用いる。
【0011】つまり、発光手段は、変動表示回数が増加
するにつれて、その発光色を徐々に変化させるため、変
動回数が増加して行く様子を発光色により遊技者に表示
することができる。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の遊技機において、前記発光手段は、
前記変動表示回数が所定の表示回数になったときに、そ
の点灯の仕方を変化させるという技術的手段を用いる。
【0013】つまり、発光手段は、変動表示回数が所定
の表示回数になったときに、その点灯の仕方を変化させ
るため、変動表示回数が所定の表示回数になったことを
遊技者に表示することができる。たとえば、変動表示回
数が残り少なくなったときに、発光手段の点灯の仕方を
変化させることにより、変動表示回数が残り少なくなっ
たことを遊技者に表示することができるため、遊技者
は、変動回数が突然0になることに対する不安を抱くこ
となく安心して遊技に集中することができる。
【0014】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記発光手段は、1チップ化されているという技術的手段
を用いる。
【0015】つまり、発光手段は、1チップ化されてい
るため、発光手段を取付けるための取付スペースをより
一層小さくすることができる。
【0016】請求項6に記載の発明では、請求項1ない
し請求項5のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記発光手段の近傍には、その発光手段の発光色と前記変
動回数とを対応付けた表示がなされているという技術的
手段を用いる。
【0017】つまり、発光手段の近傍には、その発光手
段の発光色と変動回数とを対応付けた表示がなされてい
るため、遊技者は、発光色に対応する変動回数を見るこ
とにより、変動回数を数値的に把握することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下、この発明
に係る遊技機の実施形態について図を参照して説明す
る。なお、以下に記載する各実施形態では、この発明に
係る遊技機として第1種のパチンコ機を例に挙げて説明
する。 [全体の主要構成]まず、この実施形態に係るパチンコ
機の主要構成について図1を参照して説明する。図1
は、この実施形態に係るパチンコ機の外観を示す正面説
明図である。パチンコ機1には、前枠2が開閉可能に備
えられており、その前枠2には、ガラス枠4が開閉可能
に取付けられている。前枠2の右側には、ガラス枠4開
閉用の鍵を差し込む鍵穴3が設けられている。ガラス枠
4の内部には、遊技盤5が設けられており、前枠2の右
側下方には、遊技球を遊技盤5へ発射する発射モータ
(図8において符号15eで示す)を操作するための発
射ハンドル15が回動可能に取付けられている。
【0019】ガラス枠4の下方には、賞球や貸球が供給
される賞球・貸球供給口6aが形成されており、この賞
球・貸球供給口6aの供給側には、その賞球・貸球供給
口6aから供給された賞球や貸球を溜めておくための上
受け皿6が取り付けられている。上受け皿6の下方に
は、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球や上
受け皿球抜きレバー6bの操作により上受け皿6から排
出された遊技球などを排出する排出口7aが形成されて
いる。排出口7aの排出側には、その排出口7aから排
出された遊技球を収容しておくための下受け皿7が設け
られている。また、遊技盤5の上方には、枠ランプ9が
設けられており、下受け皿7の左側には、灰皿44が設
けられている。
【0020】[遊技盤5の主要構成]次に、遊技盤5の
主要構成について図2ないし図4を参照して説明する。
図2は遊技盤5の主要構成を示す説明図であり、図3は
図2に示す遊技盤5に設けられたセンターケースの斜視
説明図である。図4(A)は、図2に示す遊技盤5に設
けられた左コーナーLED基板の説明図であり、図4
(B)は、LEDの外形を示す説明図であり、図4
(C)は、図4(B)に示すLEDの内部から光が出射
する様子を示す説明図である。
【0021】(センターケース30)図2に示すよう
に、遊技盤5の略中央には、特別図柄表示装置32を備
えたセンターケース30が設けられている。特別図柄表
示装置32は、複数の図柄、たとえば「1」〜「9」の
数字、キャラクタなどの特別図柄、動画などを表示する
(たとえば液晶により表示する)。図3に示すように、
センターケース30の前面上部には、所定間隔を置いて
普通図柄表示装置33,33が設けられており、それら
の間には、普通図柄表示装置33,33の始動可能な記
憶数(以下、普通図柄始動記憶数と称する)を表示する
4個のLEDから構成された普通図柄記憶表示LED3
5が設けられている。この普通図柄記憶表示LED35
の上部には、特別図柄の変動開始から変動停止までに要
する時間を短縮する遊技状態になった場合の特別図柄の
変動回数を色により判定表示する判定装置38が設けら
れている。また、センターケース30の前面下部両側に
は、特別図柄表示装置32の始動可能な記憶数(以下、
特別図柄始動記憶数と称する)を表示する特別図柄記憶
表示LED36が2個ずつ設けられている。
【0022】各普通図柄表示装置33の前面には、表示
窓33aがそれぞれ取付けられており、判定装置38の
前面には、表示窓38aが取付けられている。この実施
形態では、各表示窓33aおよび表示窓38aは、それ
ぞれ透光性(たとえば、透明または半透明)を有する材
料(たとえば合成樹脂またはガラス)によりレンズ(た
とえば凸レンズ)状に形成されており、内部から発光し
た光を表示窓の外部へ拡散するようになっている。各表
示窓の内側には、LED90が搭載された円形の基板9
8が、ビス99,99により取付けられている。
【0023】(LED90)図4(B)に示すように、
LED90は、薄肉板状のケース91を備えており、そ
のケース91の内部に赤色の光を発光する発光素子(以
下、赤色発光素子と称する)92、緑色の光を発光する
発光素子(以下、緑色発光素子と称する)93および青
色の光を発光する発光素子(以下、青色発光素子と称す
る)94の3つの発光素子を有する。それら3つの発光
素子は、透明の樹脂97によりケース91の内部にモー
ルドすることにより1チップ化されている。ケース91
の一方の側面からは、各発光素子を構成するダイオード
のアノードに導通するピン95が導出されており、他方
の側面からは、カソードに導通するピン96が導出され
ている。
【0024】図4(C)に示すように、各発光素子から
出射された光は、樹脂97内を拡散し、相互に混じり合
い、赤、緑および青以外の光を作り出すことができる。
たとえば、赤色発光素子92および青色発光素子94を
発光させると、紫色の光が生成され、緑色発光素子93
および青色発光素子94を発光させると、黄色の光が生
成され、赤色発光素子92、緑色発光素子93および青
色発光素子94を発光させると、白色の光が生成され
る。つまり、赤色発光素子92、緑色発光素子93およ
び青色発光素子94が、光の3原色に対応しており、点
灯させる発光素子の組み合わせにより、光の3原色以外
にも多種類の色の光を作り出すことができる。また、上
記発光素子の選択に加えて、各発光素子の輝度、点灯の
タイミングおよび点灯時間の少なくとも1つ以上を組み
合わせて設定することにより、光の残像現象を利用する
ことができるため、見た目の発光色を様々に変化させる
ことができる。
【0025】また、図2に示すように、センターケース
30の右側には、普通図柄表示装置33を作動させるた
めの普通図柄作動右ゲート25が設けられており、左側
には普通図柄作動右ゲート25と同じ機能の普通図柄作
動左ゲート26が設けられている。普通図柄作動右ゲー
ト25の下方には、右袖入賞口22が設けられており、
普通図柄作動左ゲート26の下方には、左袖入賞口23
が設けられている。センターケース30の下方には、特
別図柄表示装置32を作動させる機能を有する第1種始
動口27が設けられており、この第1種始動口27の下
方には普通図柄表示装置33の停止図柄が当たり図柄と
なった場合に両翼を開放する普通電動役物28が設けら
れている。両翼を開放した普通電動役物28は、第1種
始動口27と同様に特別図柄表示装置32を作動開始さ
せる機能を備えている。普通電動役物28の下方には、
特別図柄表示装置32の停止図柄が大当り図柄となった
場合に作動する変動入賞装置40が設けられている。
【0026】この変動入賞装置40には、大当りの発生
時に両翼を開放する大入賞口41が開閉可能に取り付け
られており、この大入賞口41の両側には、下入賞口2
9,29がそれぞれ設けられている。また、大入賞口4
1の内部には、大入賞口41を連続して開放する機能を
有する特定領域と、この特定領域を通過した遊技球を検
出する特定領域スイッチ(図8に符号42aで示す)
と、大入賞口41に入賞した遊技球の数をカウントする
大入賞口スイッチ(図8に符号43aで示す)とが設け
られている。
【0027】また、遊技盤5には、発射された遊技球を
遊技領域へ案内するレール16が取付けられており、そ
のレール16の外周には、円形の遊技領域を囲むように
してコーナー飾り11が取付けられている。コーナー飾
り11は、無色透明の合成樹脂により一体成形されてお
り、光を散乱し易くするために、ローレット加工または
ダイヤカット加工が施されている。また、コーナー飾り
11には、内側から発光されるLED光を拡散するため
にレンズの作用をするレンズ部11aが、各コーナーに
5箇所ずつ形成されている。コーナー飾り11の右上の
内側には、右コーナーLED基板18が取付けられてお
り、左上には、左コーナーLED基板19が取付けられ
ている。図4(A)に示すように、左コーナーLED基
板19の表面における、コーナ飾り11の各レンズ部1
1aに対向する位置には、LED90がそれぞれ埋め込
まれている。なお、図示しないが、右コーナーLED基
板18の表面における、コーナ飾り11の各レンズ部1
1aに対向する位置にもLED90がそれぞれ埋め込ま
れている。また、右コーナーLED基板18および左コ
ーナーLED基板19の表面は、白色に着色されてい
る。
【0028】その他、図2に示すように、遊技盤5に
は、LEDにより装飾された装飾右風車46、装飾左風
車47、普通の風車24,24と、右サイド飾りランプ
20と、左サイド飾りランプ21と、入賞しなかった遊
技球をアウト球として回収するアウト口45とが設けら
れている。また、遊技盤5には、多くの釘(図示省略)
が打ち込まれており、遊技盤5に発射された遊技球は、
釘の間を乱舞しながら落下する。
【0029】(遊技盤5の盤面構造)次に、遊技盤5の
盤面構造について図5ないし図7を参照して説明する。
図5は役物や入賞口などを取付ける前の遊技盤5を示す
説明図であり、図6はコーナー飾り11を取付ける前の
遊技盤5を示す説明図である。図7は従来の遊技盤の説
明図である。図6に示すように、遊技盤5の遊技領域に
は、着色模様の施された領域となるセル(樹脂製薄板)
5aが貼り付けられており、セル5aの周囲は、白色無
地印刷が施された白色領域5cとなっている。さらに、
遊技盤5には、役物や入賞口などをはめ込むための開口
部5bがルータ加工などにより貫通形成されている。
【0030】前述のように、各コーナーLED基板の表
面は白色であるため、各LED90から発光する色の背
景が白色となるため、コーナー飾り11を通して見た場
合に、各発光色を引き立てることができる。しかも、セ
ル5aの周囲は、白色領域5cとなっているため、表面
が白色の各コーナーLED基板とその周囲のデザインと
の調和を採ることができる。ちなみに、従来のパチンコ
機に使用されている各コーナーLED基板は、表面が緑
色や茶色に着色されているため、図6に示すように、透
明のコーナー飾り11を透かして見ると、各コーナーL
ED基板が周囲から浮き上がって見えてしまう。このた
め、各コーナーLED基板とその周囲とのデザインが不
釣り合いとなってしまうが、上述のように、この実施形
態のパチンコ機1では、各コーナーLED基板の表面を
白色に着色しているため、図2に示すように、コーナー
飾り11を透かして見ても、各コーナーLED基板が周
囲から浮き上がって見えることがない。このため、各コ
ーナーLED基板とその周囲とのデザインの調和を採る
ことができる。
【0031】[パチンコ機1の電気的構成]次に、パチ
ンコ機1の電気的構成についてそれをブロックで示す図
8を参照して説明する。パチンコ機1には、主基板10
0が設けられており、この主基板100には、マイクロ
プロセッサ110が搭載されている。マイクロプロセッ
サ110には、遊技の制御を実行するメインCPU11
2と、このメインCPU112が各種制御を実行するた
めの各種制御プログラムや各種コマンドが記録されたR
OM114と、メインCPU112が各種制御プログラ
ムを実行する際にROM114から読出された制御プロ
グラムや遊技中に発生する入賞や大当りに関するデータ
などの各種データを一時的に格納するRAM116とが
搭載されている。
【0032】主基板100には、次に記載するものが電
気的に接続されている。電源基板80、賞球の払出しな
どを制御する払出制御基盤200、特別図柄表示装置3
2、遊技盤5に設けられたランプやLEDを制御するラ
ンプ制御装置300、遊技中の効果音などを制御する音
声制御装置79、遊技球の第1種始動口27の通過を検
出する第1種始動口スイッチ27a、入賞や大当りなど
に関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに設
けられたコンピュータ(図示省略)へ送信するための遊
技枠情報端子基板52、盤面中継基板51、遊技枠中継
基板53である。
【0033】払出制御基盤200には、主基板100か
ら送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロ
プロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッ
サ210には、賞球の払出しなどを制御するサブCPU
212と、このサブCPU212が賞球の払出しなどの
制御を実行するための各種制御プログラムが記録された
ROM214と、サブCPU212が各種制御プログラ
ムを実行する際にROM214から読出された制御プロ
グラムや主基板100から送出された入賞数などの各種
データを一時的に格納するRAM216とが搭載されて
いる。また、払出制御基盤200には、電源基板80、
CR接続基板56、発射モータ15eを駆動するための
発射モータ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板52お
よび払出中継基板55が電気的に接続されている。
【0034】遊技枠中継基板53には、下受け皿7が賞
球で満杯になったことを検出する満杯検出スイッチ21
bおよびセンサ中継基板54が電気的に接続されてい
る。センサ中継基板54は、賞球ユニット62に備えら
れた賞球払出センサ(払出された賞球を検出するセン
サ)62a,62bおよび払出中継基板55と電気的に
接続されている。賞球の払出機構は、賞球の払出しを効
率良く行うために2カ所設けられており、各払出機構は
賞球ユニット62に備えられた賞球払出モータ62cに
よって駆動される。また、賞球払出センサ62aは一方
の払出機構に設けられており、賞球払出センサ62bは
他方の払出機構に設けられている。
【0035】払出中継基板55には、貸球がなくなった
ことを検出する貸球切れスイッチ61、賞球払出モータ
62cおよび貸球ユニット63が電気的に接続されてい
る。盤面中継基板51には、次に記載するものが電気的
に接続されている。普通電動役物28を開閉させる普通
電動役物ソレノイド28a、普通図柄表示装置33、普
通図柄作動右ゲート25に設けられた右ゲートスイッチ
25a、普通図柄作動左ゲート26に設けられた左ゲー
トスイッチ26a、大入賞口スイッチ43a、右袖入賞
口22への入賞を検出する右袖入賞口スイッチ22a、
左袖入賞口23への入賞を検出する左袖入賞口スイッチ
23a、下入賞口29への入賞を検出する下入賞口スイ
ッチ29a、天入賞口31への入賞を検出する天入賞口
スイッチ31aおよび大入賞口中継基板50である。
【0036】大入賞口中継基板50には、特定領域ソレ
ノイド42b、大入賞口ソレノイド43bおよび特定領
域スイッチ42aが電気的に接続されている。電源基板
80は、CR接続基板56と電気的に接続されており、
CR接続基板56には、プリペイドカードの残りの度数
を表示する度数表示基板やプリペイドカードを読取る装
置などを備える遊技機外装置部分81と電気的に接続さ
れている。電源基板80は、AC24V(50Hz/6
0Hz)の主電源70から電源の供給を受ける。
【0037】[ランプ制御装置300の電気的構成]次
に、ランプ制御装置300の主な電気的構成について、
それを示す図9を参照して説明する。ランプ制御装置3
00は、大入賞口ランプ中継基板301、ランプ制御分
配基板302、枠部ランプ中継基板303、枠LED基
板304およびランプ制御基板305を備える。ランプ
制御分配基板302には、右サイド飾りランプ20(図
2)が搭載された右サイドLED基板20aと、左サイ
ド飾りランプ21が搭載された左サイドLED基板21
aと、センターケース30(図2)の上側に設けられた
LEDが搭載されたセンター上LED基板316と、セ
ンターケース30の奥の方に設けられたLEDが搭載さ
れたセンター奥LED基板317と、センターケース3
0の下側に設けられたLEDが搭載されたセンター下L
ED基板318と、特別図柄記憶表示LED36(図
2)が搭載された特別図柄記憶表示基板36aと、普通
図柄記憶表示LED35が搭載された普通図柄記憶表示
基板35aと、右コーナーLED基板18と、左コーナ
ーLED基板19と、右袖入賞口22に設けられたLE
Dが搭載された右チャッカーLED基板22bと、左袖
入賞口23に設けられたLEDが搭載された左チャッカ
ーLED基板23bと、装飾右風車46に設けられたL
EDが搭載された右風車LED基板46aと、装飾左風
車47に設けられたLEDが搭載された左風車LED基
板47aとが接続されている。
【0038】ランプ制御分配基板302と接続された大
入賞口ランプ中継基板301には、大入賞口41(図
2)の右側に設けられたLEDが搭載された大入賞口右
LED基板309と、大入賞口41の左側に設けられた
LEDが搭載された大入賞口左LED基板310と、大
入賞口41の中央付近に設けられたLEDが搭載された
大入賞口中LED基板311と、大入賞口41の右上に
設けられたLEDが搭載された大入賞口右上LED基板
312と、大入賞口41の左上に設けられたLEDが搭
載された大入賞口左上LED基板313とが接続されて
いる。ランプ制御分配基板302と接続された枠部ラン
プ中継基板303には、枠ランプ9(図1)に設けられ
たLEDが搭載された枠LED基板304が接続されて
いる。ランプ制御分配基板302には、上記各種LED
の点灯または点滅を制御するランプ制御基板305が接
続されている。ランプ制御基板305は、サブCPU3
06と、ROM307と、RAM308とを備える。サ
ブCPU306は、主基板100からライン100cを
介して送出されたランプ制御コマンドを入力し、ROM
307に記憶されたコンピュータプログラムに従って上
記ランプ制御コマンドの内容を解析し、その解析結果を
RAM308に一時的に格納する。続いてCPU306
は、点灯すべきLED、点灯間隔および点灯時間などを
決定し、その決定に対応した信号をランプ制御分配基板
302に送出する。そして、ランプ制御分配基板302
に接続された所定のLEDが点灯または点滅あるいは消
灯する。
【0039】[普通図柄表示装置33の動作]次に、普
通図柄表示装置33の動作について説明する。遊技球
が、普通図柄作動右ゲート25または普通図柄作動左ゲ
ート26を通過すると、普通図柄表示装置33,33を
作動し、複数色による普通図柄の変動表示を開始する。
このとき、各普通図柄表示装置33に設けられたLED
90を構成する各発光素子を選択的に点灯させることに
より、各普通図柄表示装置33は、複数色を発光する。
たとえば、各発光素子92〜94を総て発光させると、
普通図柄表示装置33の表示色は、赤色、緑色および青
色を混合した白色となる。また、赤色発光素子92およ
び緑色発光素子93を発光させると、普通図柄表示装置
33の表示色は、赤色および緑色を混合した橙色とな
る。さらに、赤色発光素子92および青色発光素子94
を発光させると、普通図柄表示装置33の表示色は、赤
色および青色を混合した紫色となる。さらに、緑色発光
素子93および青色発光素子94を発光させると、普通
図柄表示装置33の表示色は、緑色および青色を混合し
た黄色となる。
【0040】そこで、たとえば左右の普通図柄表示装置
33のいずれかが紫色または黄色に表示された場合は当
りとし、その他の表示色の場合はハズレとすることがで
きる。勿論、2つの普通図柄表示装置33の発光色の組
み合わせにより、当りかハズレかを決定することもでき
る。また、普通図柄表示装置33を1つにし、その表示
色により、当りかハズレかを決定することもできる。こ
の場合、複数色を交互に表示し、その表示された色の組
み合わせにより、当りかハズレかを決定することもでき
る。
【0041】[判定装置38の動作]次に、判定装置3
8の動作について説明する。なお、ここでは、特別図柄
表示装置32による特別図柄の変動開始から変動停止ま
でに要する時間を短縮した条件下における特別図柄の変
動回数を判定する場合を例に挙げて説明する。また、そ
の判定は、大当りが発生し、大入賞口41の最終回の開
放が終了した後において行うものとする。メインCPU
112は、上記変動回数を抽選するための0〜9の計1
0コマの乱数値から1つの乱数値を選択し、その選択し
た乱数値により、上記変動回数を決定し、その決定され
た変動回数に対応して判定装置38の表示色を変化させ
る。
【0042】たとえば、メインCPU112が選択した
乱数値が「0、2、4、8」のいずれかである場合は、
上記変動回数を50回に決定し、判定装置38に設けら
れたLED90を構成する各発光素子92〜94を総て
発光させる。これにより、判定装置38の表示色が白色
になるため、遊技者は、変動回数が50回に決定された
ことを知ることができる。なお、普通図柄の変動開始か
ら変動停止までに要する時間は、たとえば通常の30秒
から6秒に短縮される。また、普通電動役物28が両翼
を開放している時間は、たとえば通常の0.3秒から2
秒に延長される。
【0043】また、メインCPU112が選択した乱数
値が「1、6、9」のいずれかである場合は、上記変動
回数を100回に決定し、判定装置38に設けられたL
ED90を構成する赤色発光素子92および緑色発光素
子93を発光させる。これにより、判定装置38の表示
色が橙色になるため、遊技者は、変動回数が100回に
決定されたことを知ることができる。さらに、メインC
PU112が選択した乱数値が「3、5」のいずれかで
ある場合は、上記変動回数を200回に決定し、判定装
置38に設けられたLED90を構成する赤色発光素子
92および青色発光素子94を発光させる。これによ
り、判定装置38の表示色が紫色になるため、遊技者
は、変動回数が200回に決定されたことを知ることが
できる。さらに、メインCPU112が選択した乱数値
が「7」である場合は、上記変動回数を10,000回
に決定し、判定装置38に設けられたLED90を構成
する緑色発光素子93および青色発光素子94を発光さ
せる。これにより、判定装置38の表示色が黄色になる
ため、遊技者は、変動回数が10,000回に決定され
たことを知ることができる。
【0044】[実施形態の効果] (1)以上のように、上記実施形態のパチンコ機1を使
用すれば、判定装置38の複数種類の発光色により、特
別図柄の変動表示回数を表示することができる。また、
光の三原色を発光する各発光素子92〜94が、1チッ
プ化されているため、たとえばLEDランプを複数配置
した構成のものよりも取付スペースを小さくできる。さ
らに、7セグメントLEDや液晶表示装置などにより変
動回数を数値で表示するものよりも製造コストを低くで
きる。 (2)普通図柄表示装置33,33により複数色を表示
することができるため、それらの表示色の組み合わせに
より、普通図柄の当りおよびハズレを決定することがで
きる。したがって、従来のように、LEDの点灯および
消灯の組み合わせにより、当りかハズレかを決定してい
たパチンコ機よりも、当りまたはハズレの組み合わせを
増やすことができ、光による演出内容を高めることがで
きるため、面白味を増すことができるパチンコ機を実現
することができる。 (3)しかも、従来は3個必要としていた普通図柄表示
装置のLEDを2個あるいは1個に減らすことができ
る。特に、光の三原色を発光する各発光素子92〜94
が、1チップ化されている。したがって、各発光素子を
取付けるLED基板上の取付スペースを小さくすること
ができるため、遊技盤上の設計の自由度を高めることが
できる。
【0045】(4)また、コーナー飾り11は、透明の
樹脂により一体成形されているため、従来のように、
赤、黄、橙などの彩色を施した樹脂製部材を組み合わせ
てコーナー飾りを組み立てる場合よりも手間がかからな
い。 (5)さらに、少なくともコーナー飾り11を介して視
認可能な範囲におけるコーナーLED基板の表面および
その周辺の遊技盤5は、白色で着色されているため、コ
ーナーLED基板と、その周辺とのデザインの調和を採
ることができるし、各LED90から出る光の色を引き
立たせることができる。またさらに、レール内側の遊技
領域が着色模様を施しているのに対して、レール外側
は、白色領域であるため、遊技領域とその周囲とは好対
照をなし、遊技領域を際だたせることができる。 (6)そしてさらに、コーナー飾り11は、無色透明の
合成樹脂により形成されているため、リサイクルに際し
ては、着色したものよりもリサイクル率が高いので、資
源の有効活用を行うことができる。
【0046】<第2実施形態>次に、この発明に係る第
2実施形態について図10(A)を参照して説明する。
図10(A)は、この実施形態のパチンコ機に使用され
ているセンターケース30の上部を拡大して示す説明図
である。この第2実施形態に係るパチンコ機は、特別図
柄の変動回数を色を徐々に変化させることにより、細か
く表示できることを特徴とする。判定装置38の表示窓
38aの周囲には、シール38bが貼着されている。シ
ール38bは、色の変化を表示するものであり、時計の
12時の位置から右まわりに、白色→橙色→緑色→黄色
→青色というように変化する。各色間は、徐々に変化し
ており、白色から開始し、完全な青色になった箇所で1
周する。
【0047】たとえば、第1実施形態において記載した
ように、時短による特別図柄の変動回数が50回に決定
されると、判定装置38は、最初、LED90の3つの
発光素子を総て点灯させて白色を表示し、特別図柄の変
動回数が増加するにつれて、判定装置38は、表示色を
徐々に橙色に変化し、変動回数が約10回に達すると、
青色発光素子94を消灯し、赤色発光素子92および緑
色発光素子93を発光させて完全な橙色を表示する。続
いて変動回数が増加すると、表示色が橙色から徐々に緑
色に変化し、変動回数が20回に達すると、赤色発光素
子92を消灯し、緑色発光素子93のみを発光させて完
全な緑色を表示する。続いて変動回数が増加すると、表
示色が緑色から徐々に黄色に変化し、変動回数が30回
に達すると、赤色発光素子92を消灯し、緑色発光素子
93および青色発光素子94を発光させて完全な黄色を
表示する。続いて変動回数が増加すると、表示色が黄色
から徐々に青色に変化し、変動回数が50回に達する
と、緑色発光素子93を消灯し、青色発光素子94のみ
を発光させて完全な青色を表示する。
【0048】[第2実施形態の効果]以上のように、第
2実施形態のパチンコ機1を使用すれば、判定装置38
が表示色を徐々に変化させて行くことにより、特別図柄
の変動回数を細かく報知することができる。したがっ
て、従来のように、時短に突入する最初に変動回数を特
別図柄表示器に表示するパチンコ機では、遊技途中に残
りの変動回数(または既に終えた変動回数)を知ること
ができなかったが、上記実施形態のパチンコ機1によれ
ば、最初から最後まで、おおよその変動回数を知ること
ができる。なお、この第2実施形態のパチンコ機が、請
求項2に係る遊技機に対応する。
【0049】<第3実施形態>次に、この発明に係る第
3実施形態について図11(A)を参照して説明する。
図11(A)は、センターケース30の変更例を示す説
明図である。この第3実施形態に係るパチンコ機は、普
通図柄始動記憶数および特別図柄始動記憶数をそれぞれ
LEDの発光色により表示できることを特徴とする。セ
ンターケース30の頂部には、天入賞口31が設けられ
ており、その天入賞口31の下部には、3個の単色発光
のLEDを横方向に配列した普通図柄表示装置34が設
けられている。その3個のLEDのうち、左右のLED
が赤色発光LEDであり、中央のLEDが緑色発光LE
Dである。センターケース30における右下には、普通
図柄始動記憶数を表示する普通図柄記憶表示窓35bが
設けられている。また、その左方には、特別図柄始動記
憶数を表示する特別図柄記憶表示窓36bが設けられて
いる。
【0050】普通図柄記憶表示窓35bおよび特別図柄
記憶表示窓36bは、それぞれ透明の樹脂により形成さ
れており、特別図柄記憶表示窓36bの内側には、LE
D90が搭載された特別図柄記憶表示基板36a(図
9)が、ビス99,99により取付けられている。ま
た、普通図柄記憶表示窓35bの内側には、LED90
が搭載された普通図柄記憶表示基板35a(図9)が取
付けられている。普通図柄記憶表示基板35aは、特別
図柄記憶表示基板36aと同じ構成であるため、図11
(A)では図示を省略する。
【0051】遊技球が普通図柄作動右ゲート25または
普通図柄作動左ゲート26(図2)を通過すると、普通
図柄表示装置34の各LEDが所定のパターンで点灯お
よび消灯する。この実施形態では、●−−(−は消灯を
示す)のように左側のLEDのみが点灯して停止した場
合と、●−●のように左右のLEDが点灯して停止した
場合と、−−●のように右側のLEDのみが点灯して停
止した場合と、−●−のように中央のLEDのみが点灯
して停止した場合の4種類がある。そして、たとえば、
−●−で停止した場合がハズレとなり、それ以外の3種
類のいずれかで停止した場合が当たりとなり、普通電動
役物28が両翼を開放する。普通図柄表示装置34が作
動しているときに遊技球が普通図柄作動右ゲート25ま
たは普通図柄作動左ゲート26を通過すると、その通過
の事実はRAM116(図8)に普通図柄始動記憶とし
て記憶される。また、特別図柄が変動しているときに遊
技球が第1種始動口27を通過するか、あるいは普通電
動役物28の開放した両翼に入賞すると、その通過の事
実はRAM116(図8)に特別図柄始動記憶として記
憶される。
【0052】RAM116に記憶された普通図柄始動記
憶および特別図柄始動記憶の記憶数は、それぞれ普通図
柄記憶表示基板35aのLED90、特別図柄記憶表示
基板36aのLED90が生成する色により表示され
る。たとえば、記憶数が「1」である場合は、LED9
0の赤色発光素子92、緑色発光素子93および青色発
光素子94を総て発光させて白色を表示する。また、記
憶数が「2」である場合は、赤色発光素子92および緑
色発光素子93を発光させて橙色を表示する。さらに、
記憶数が「3」である場合は、赤色発光素子92および
青色発光素子94を発光させて紫色を表示する。さら
に、記憶数が「4」である場合は、緑色発光素子93お
よび青色発光素子94を発光させて黄色を表示する。そ
して遊技者は、表示された色により、普通図柄始動記憶
および特別図柄始動記憶の記憶数を認識する。
【0053】[第3実施形態の効果]以上のように、第
3実施形態のパチンコ機を使用すれば、普通図柄始動記
憶および特別図柄始動記憶の記憶数を1つのLED90
が生成する色により表示することができる。したがっ
て、従来のように、記憶数を4つのLEDを点灯させて
表示しているパチンコ機よりも、記憶数を表示するため
のLEDの取付スペースを小さくすることができる。こ
のため、LEDの取付スペースが小さくなる分、センタ
ーケース30などの設計の自由度を広げることができ
る。
【0054】<他の実施形態> (1)判定装置38の構成を普通図柄の変動回数を表示
する装置に適用することもできる。この場合、遊技者
は、普通図柄の変動回数をLED90の発光色により識
別することができる。 (2)変動回数の残りが所定回数(たとえば10回)に
なったときに、LED90の点灯を点滅表示に変えるこ
とにより、変動回数が残り少ないことを遊技者に知らせ
るように構成することもできる。なお、この構成を採用
したパチンコ機が、請求項3に係る遊技機に対応する。 (3)図10(B)は、図10(A)に示すセンターケ
ース30の変更例を示す説明図である。図10(B)に
示すように、表示窓38aを円周方向に分割(たとえば
12等分)し、その分割した各領域38cの内側にそれ
ぞれLED90を配置し、特別図柄または普通図柄の変
動回数が増加するにつれて各LED90を順次異なる色
で発光させ、その発光色により、変動回数を表示するよ
うに構成することもできる。 (4)図11(B)は、図10(A)に示すセンターケ
ース30の変更例を一部を省略して示す説明図である。
シール38bの周囲に変動回数を示す数字が印刷、シー
ル貼着などにより、表示されている。この構成によれ
ば、より明確に変動回数を知ることができる。また、図
10(B)に示す各領域38cの周囲に上記数字を表示
してもよい。なお、これらの構成のいずれかを採用した
パチンコ機が、請求項6に係る遊技機に対応する。
【0055】(5)コーナーLED基板と同じ外形であ
り、LED90を見通せる箇所に貫通孔が形成されてお
り、表面が白色の背景板をコーナーLED基板の表面に
取付ける構成でもよい。この構成によれば、背景板によ
り、基板の表面の着色を隠すことができるため、従来か
ら使用している緑色や茶色の基板をそのまま使用するこ
とができる。 (6)コーナーLED基板の表面およびその周囲に着色
する色としては、各発光色を引き立てることができれ
ば、白色以外の単色を使用することもできる。たとえ
ば、黒色を使用すれば、LED90が星の役割を果た
し、夜空にちりばめられた星がきらめくという演出を行
うことができる。また、LED90の発光色を引き立て
ることができれば、模様が付されていても良い。
【0056】(7)LED90は、従来取り付けられて
いたLEDやランプに代えて使用することができる。た
とえば、図9に示すLEDまたはランプに代えて使用す
ることができる。 (8)LED90の発光色や発光素子の数などは、機種
のデザインや演出効果などに対応させて適宜設計変更す
ることができることは勿論である。 (9)さらに、前述の実施形態では、この発明に係る遊
技機として第1種パチンコ機を例に挙げて説明したが、
第2種パチンコ機、第3種パチンコ機、それら以外の種
類のパチンコ機、あるいは、スロットマシンなどの他の
遊技機にもこの発明を適用できることは勿論である。
【0057】[各請求項と実施形態との対応関係]LE
D90が、請求項1に記載の発光手段に対応し、メイン
CPU112およびサブCPU306が、制御手段とし
て機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観を
示す斜視説明図である。
【図2】図1に示すパチンコ機1に備えられた遊技盤5
の主要構成を示す説明図である。
【図3】図2に示す遊技盤5に設けられたセンターケー
スの斜視説明図である。
【図4】図4(A)は、図2に示す遊技盤5に設けられ
た左コーナーLED基板の説明図であり、図4(B)
は、LEDの外形を示す説明図であり、図4(C)は、
図4(B)に示すLEDの内部から光が出射する様子を
示す説明図である。
【図5】役物や入賞口などを取付ける前の遊技盤5を示
す説明図である。
【図6】コーナー飾り11を取付ける前の遊技盤5を示
す説明図である。
【図7】従来の遊技盤の説明図である。
【図8】パチンコ機1の電気的構成をブロックで示す説
明図である。
【図9】ランプ制御装置300の主な電気的構成を示す
説明図である。
【図10】図10(A)は、第2実施形態のパチンコ機
に使用されているセンターケース30の上部を拡大して
示す説明図であり、図10(B)は、図10(A)に示
すセンターケース30の変更例を示す説明図である。
【図11】図11(A)は、第3実施形態のパチンコ機
に使用されているセンターケース30の変更例を示す説
明図であり、図11(B)は、図10(A)に示すセン
ターケース30の変更例を一部を省略して示す説明図で
ある。
【図12】従来の第1種パチンコ機に備えられた遊技盤
の説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 5 遊技盤 33 普通図柄表示装置 38 判定装置 90 LED(発光手段) 92 赤色発光素子 93 緑色発光素子 94 青色発光素子 112 メインCPU(制御手段) 306 サブCPU(制御手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄を変動表示する図柄表示手段を備え
    ており、その図柄表示手段により所定の図柄が表示され
    た場合に遊技者に所定の利益を付与可能な遊技状態にな
    る遊技機において、 赤色を発光する発光素子、緑色を発光する発光素子およ
    び青色を発光する発光素子を一体的に組み合わせた発光
    手段と、 前記図柄表示手段の変動表示回数に対応して前記各発光
    素子を選択的に制御する制御手段とを備えており、 前記発光手段は、前記変動表示回数に対応した色を発光
    することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記発光手段は、前記変動表示回数が増
    加するにつれて、その発光色を徐々に変化させることを
    特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記発光手段は、前記変動表示回数が所
    定の表示回数になったときに、その点灯の仕方を変化さ
    せることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    遊技機。
  4. 【請求項4】 前記発光手段は、前記赤色、緑色および
    青色以外の色を発光可能であることを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれか1つに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記発光手段は、1チップ化されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1
    つに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記発光手段の近傍には、その発光手段
    の発光色と前記変動回数とを対応付けた表示がなされて
    いることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれ
    か1つに記載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006026433A (ja) * 2005-10-05 2006-02-02 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ遊技機
JP2007000240A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Samii Kk 弾球遊技機
JP2020099745A (ja) * 2020-03-24 2020-07-02 株式会社大一商会 遊技機

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