JP2002125975A - 糸通し鉗子 - Google Patents

糸通し鉗子

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JP2002125975A
JP2002125975A JP2000329162A JP2000329162A JP2002125975A JP 2002125975 A JP2002125975 A JP 2002125975A JP 2000329162 A JP2000329162 A JP 2000329162A JP 2000329162 A JP2000329162 A JP 2000329162A JP 2002125975 A JP2002125975 A JP 2002125975A
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JP
Japan
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distal end
suture
tissue
forceps
end member
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Withdrawn
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JP2000329162A
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English (en)
Inventor
Tetsumaru Kubota
哲丸 窪田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】体腔内組織の縫合を容易に行なえる糸通し鉗子
の提供を目的としている。 【解決手段】本発明の糸通し鉗子1は、体内に挿入され
る挿入部2と、挿入部2の先端に回動可能に取り付けら
れた先細り形状の先端部材3と、挿入部2の基端に設け
られ且つ先端部材3を回動操作するための操作部4とを
備え、先端部材3には、縫合用の糸を通すための小孔5
が設けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外科手術での組織
の縫合に使用される糸通し鉗子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、腹腔鏡や胸腔鏡等の内視鏡下
外科手術では、組織の縫合に様々な鉗子が使用されてき
た。例えば、特開平4−226643号公報には、その
長手方向に沿って縫合糸挿通用の孔が形成された縫合糸
挿入用穿刺針と、この縫合糸挿入用穿刺針から所定距離
離間して略平行に設けられた縫合糸把持用穿刺針と、縫
合糸把持用穿刺針の内部に摺動可能に挿入されるスタイ
レットと、縫合糸挿入用穿刺針および縫合糸把持用穿刺
針の基端部が固定された固定部材とを備えた医療用器具
が開示されている。
【0003】また、欧州特許公開公報0637432A
1には、チューブ状のアーム部と、アーム部の先端に設
けられた固定用部材と、前記アーム部に流動性媒体を導
入する圧力源とを備え、前記アーム部の先端部が加圧下
で少なくとも180°湾曲可能な結紮器具が開示されて
いる。
【0004】また、国際特許出願WO93/02625
号には、糸を取り付ける第1の把持部材と、糸に輪を作
って糸を通すための第2の把持部材と、輪を前進させる
手段とによって構成された縫合装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−226643号公報に開示された医療用器具は、腹
部内臓に経皮的にカテーテルを挿入する際に使用される
もの、具体的には、カテーテルの挿入を容易にするため
に行なわれる前腹壁と内蔵壁との固定に使用されるもの
であるため、前述したように、それに適した構成となっ
ており、体腔内で組織を縫合する場合には適していな
い。
【0006】また、欧州特許公開公報0637432A
1に開示された結紮器具では、アーム部がチューブ状で
あるため、手元側の力を先端部に伝え難いという問題が
ある。そのため、目的の組織の周囲に先端部を巻き付か
せることが困難な場合がある。特に、目的の組織が硬い
場合や、組織の裏側に先端部を潜り込ませて縫合する場
合には、手元側の力が先端部に伝え難いため、目的の組
織の縫合が困難である。
【0007】また、国際特許出願WO93/02625
号に開示された縫合装置は、2本の鉗子を用いて縫合用
の針糸を組織に引掛けて縫合するものであるが、縫合操
作が非常に面倒である。また、鉗子がストレートである
ため、目的の組織の裏側に縫合糸を通すことが難しい。
【0008】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、体腔内組織の縫合を
容易に行なえる糸通し鉗子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の糸通し鉗子は、体内に挿入される挿入部
と、挿入部の先端に回動可能に取り付けられた先細り形
状の先端部材と、挿入部の基端に設けられ且つ前記先端
部材を回動操作するための操作部とを備え、前記先端部
材には、縫合用の糸を通すための小孔が設けられている
ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施形態について説明する。
【0011】図1および図2に示されるように、本実施
形態に係る糸通し鉗子1は、挿入部2と、挿入部2の先
端に回動可能に設けられた先端部材3と、挿入部2の基
端部に設けられた操作部4とによって構成されている。
【0012】図2に詳しく示されるように、挿入部2
は、外管6と、外管6内に進退自在に挿通配置された駆
動軸7とから成る。外管6は、ステンレス等の金属によ
って形成されており、必要に応じて、その外表面に電気
絶縁性の樹脂チューブ(フッ素樹脂、ポリイミド、PE
EK、シリコン等)が被覆されても良い。無論、樹脂や
セラミック等の電気絶縁性材料によって外管6を形成し
ても良い。また、駆動軸7は、挿入部2の全長にわたっ
て延びており、後述するように、その先端が先端部材3
に接続されるとともに、その基端が操作部4に接続され
ている。
【0013】外管6の先端側には、枢支軸8を介して、
先端部材3が回動自在に枢支されている。また、この先
端部材3の基端部には、枢支軸8に対して偏心した位置
に、枢支軸9を介して、挿入部2の駆動軸7の先端が回
動自在に枢支されている。先端部材3は、組織に潜り込
ませ易いように先細り形状に形成され、縫合用の糸を通
す小孔5を有している。先端部材3の形状は、先細り形
状であれば任意の形状で良い。また、先端部材3の断面
形状も、板状、丸状、楔状等、どのような形状であって
も良く、使用部位により適宜設定すれば良い。また、小
孔5は、先端部材3上にあれば良く、その位置は特に限
定されないが、通常は、極力先端側に設けられる。ま
た、先端部材3の長さは任意であるが、通常は、20〜
30mm程度に設定される。
【0014】操作部4は、その本体と一体を成す固定ハ
ンドル部12と、軸13を介して固定ハンドル部12に
回動自在に枢支された駆動ハンドル部11とによって構
成されるハンドル10を備えている。
【0015】次に、図3〜図5を参照しながら、上記構
成の糸通し鉗子1を用いて体腔内組織の縫合を行なう場
合について説明する。
【0016】まず、体腔内組織の縫合を行なう場合に
は、先端部材3の小孔5に縫合用の糸14を通した状態
で、先端部材3とともに挿入部2を体腔内に挿入する。
続いて、 縫合したい組織15の近傍に先端部材3を位
置させ、図3に示されるように、組織15の裏側に先端
部材3を屈曲操作させながら挿入する。この場合、先端
部材3の屈曲操作は、駆動ハンドル部11を回動操作し
て駆動軸7を進退させることにより行なう。これによ
り、先端部材3は、枢支軸8を中心として回動し、挿入
部3と一直線を成す状態から例えば60°〜90°の角
度まで回動する。
【0017】先端部材3を屈曲操作させながら組織15
の裏側に挿入したら、図4に示されるように、別の鉗子
16等で糸14の一方を把持して組織15の表側に導
く。したがって、この状態で、糸通し鉗子1を体内から
抜去すると、図5に示されるように、糸14が組織15
に引掛かって巻き付いた状態となり、鉗子16等によっ
て糸14を縫合することが可能となる。
【0018】以上説明したように、本実施形態の糸通し
鉗子1は、糸14を先端部材3の小孔5に通した状態で
先端部材3を屈曲させることにより、組織15の裏側に
先端部材3とともに糸14を容易に挿入することができ
る。したがって、組織15に縫合用の糸14を引掛ける
ことが容易となり、内視鏡下手術での縫合操作を容易に
行なうことが可能となる。これは、手術時間の短縮にも
寄与する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の糸通し鉗
子によれば、縫合用の糸を先端部材の小孔に通した状態
で先端部材を屈曲させることにより、体腔内組織の裏側
に先端部材とともに縫合用の糸を容易に挿入することが
できるため、組織に縫合用の糸を引掛けることが容易と
なり、内視鏡下手術での縫合操作を容易に行なうことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る糸通し鉗子の側面図
である。
【図2】図1の糸通し鉗子の先端部の一部断面を有する
側面図である。
【図3】図1の糸通し鉗子の使用形態における第1の状
態を示す図である。
【図4】図1の糸通し鉗子の使用形態における第2の状
態を示す図である。
【図5】図1の糸通し鉗子の使用形態における第3の状
態を示す図である。
【符号の説明】
1…糸通し鉗子 2…挿入部 3…先端部材 4…操作部 5…小孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体内に挿入される挿入部と、挿入部の先
    端に回動可能に取り付けられた先細り形状の先端部材
    と、挿入部の基端に設けられ且つ前記先端部材を回動操
    作するための操作部とを備え、前記先端部材には、縫合
    用の糸を通すための小孔が設けられていることを特徴と
    する糸通し鉗子。
JP2000329162A 2000-10-27 2000-10-27 糸通し鉗子 Withdrawn JP2002125975A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009110699A2 (ko) * 2008-03-04 2009-09-11 Kim Sunho 봉합 매듭용 핀셋

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009110699A2 (ko) * 2008-03-04 2009-09-11 Kim Sunho 봉합 매듭용 핀셋
KR100923371B1 (ko) 2008-03-04 2009-10-23 김선호 봉합 매듭용 핀셋
WO2009110699A3 (ko) * 2008-03-04 2009-12-03 Kim Sunho 봉합 매듭용 핀셋

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Effective date: 20080108