JP2002125797A - 椅子の背もたれ取付構造 - Google Patents
椅子の背もたれ取付構造Info
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Abstract
製の背もたれ板を、背杆に容易に取り付け及び取り外し
ができるようにする。 【解決手段】 椅子の後部両側部に設けた金属製の背杆
6を、合成樹脂製の背もたれ板7の両側下部に設けた筒
状部10に嵌合して、背もたれ板7を背杆6に取り付け
るようにした椅子の背もたれ取付構造において、筒状部
10の内周面の前後に、背杆6の外周面と当接しうる当
接部11を、また同じく内周面の左右に、背杆6の外周
面と当接しない非当接部12をそれぞれ設け、筒状部1
0と背杆6とを着脱可能な止着手段8をもって固定す
る。
Description
たれ板を、金属製の背杆に取り付けるようにした椅子の
背もたれ取付構造に関する。
なものでは、合成樹脂製の背もたれ板の左右に筒状部を
設け、この筒状部に、椅子の後部左右両側に設けた上方
を向く金属パイプ製の背杆を嵌合するとともに、背もた
れ板と背杆とをリベットをもって固定することにより、
背もたれ板を背杆に取り付けるようになっている(例え
ば、実開昭59−21260号公報参照)。
従来の背もたれ取付構造によると、背もたれ板を背杆に
がたつくことがないように取り付けるには、背杆を筒状
部に圧入しなければならないため、背もたれ板の取り付
け及び取り外しが困難であるという問題がある。
な問題点に鑑み、合成樹脂製の背もたれ板を、容易に、
しかも確実に背杆に取り付け及び取り外しができるよう
にするとともに、背もたれ及び背杆の破損のおそれを防
止しうるようにした椅子の背もたれ取付構造を提供する
ことを目的としている。
題は、次のようにして解決される。 (1) 椅子の後両側部に設けた金属製の背杆を、合成樹
脂製の背もたれ板の両側下部に設けた筒状部に嵌合し
て、前記背もたれ板を前記背杆に取り付けるようにした
椅子の背もたれ取付構造において、前記筒状部の内周面
の前後に、前記背杆の外周面と当接しうる当接部を、ま
た同じく内周面の左右に、前記背杆の外周面と当接しな
い非当接部をそれぞれ設け、かつ前記筒状部と背杆と
を、着脱可能な止着手段をもって固定する。
面の上部に、内方に突出し、かつ背杆の上端に当接しう
るストッパーを設ける。
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態を備
える椅子の正面図、図2は、同じく側面図を示す。
プ材を、側面から見て、倒立後向L字状に折曲してなる
左右1対の前脚で、その後端部には、金属の丸パイプか
らなる後脚(2)の上部が、溶接により固着されている。
は、座席(3)を支持するための左右方向の連結杆(4)
(4)によって連結されている。
具(5)には、金属の丸パイプからなる背杆(6)の下部が
適宜支持されている。左右の背杆(6)の上部には、背も
たれ板(7)が取り付けられ、また同じく外周面の後側に
は、図3及び図4に示すように、止着手段をなすねじ
(8)が螺合しうる雌ねじ孔(9)が設けられている。
り射出成形したもので、その左右両側下部には、下方が
開口して、背杆(6)の上部を下方より挿入しうる上下方
向を向く筒状部(10)が形成されている。
内周面の前後には、内方に突出し、かつ背杆(6)の外周
面に当接しうる当接部(11)が、また同じく内周面の左右
には、背杆(6)の外周面との間に隙間(A)が形成される
ように凹んで、背杆(6)の外周面に当接しない非当接部
(12)が、それぞれ上下方向に沿って設けられている。図
3及び図4に示すように、筒状部(10)の後側の下部に
は、ねじ挿通用の取付孔(10a)が穿設されている。
は、背杆(6)の外径とほぼ同一とするか、もしくは背杆
(6)が圧入されうる程度に背杆(6)の外径より僅かに小
としておくのがよい。
態においては、前後の当接部(11)が背杆(6)の外周面に
当接することによって、着座者の後向荷重による背もた
れ板(7)のがたつきを抑えることができるとともに、そ
の荷重に対して十分に耐えることができる。
接面は、背杆(6)が筒状部(10)内において左右方向に妄
りにがたつくことがないように、円弧状にするのが好ま
しい。
ねじ孔(9)に螺合させることによって、筒状部(10)から
背杆(6)が抜け出ることがないように固定している。
を抜け止め固定しうるように、筒状部(10)及び背杆(6)
に係脱可能なクリップまたはピン等を使用してもよい。
に、隙間(A)が設けられているため、筒状部(10)が容易
に弾性変形でき、背杆(6)を筒状部(10)に容易に嵌入す
ることができる。すなわち、背杆(6)を筒状部(10)に嵌
入すると、前後の当接部(11)の間隔が拡がるように、筒
状部(10)が前後方向に弾性変形しうるため、背杆(6)を
容易に筒状部(10)に嵌入することができる。
性変形し易くなることにより、筒状部(10)に作用する衝
撃荷重を吸収することができ、筒状部(10)の亀裂の発生
等を防止することができる。
図5に示すように、内方に突出して、背杆(6)の上端に
当接しうる複数のストッパー(13)が設けられている。
付孔(10a)と雌ねじ孔(9)とが合致する位置において、
ストッパー(13)は、背杆(6)の上端に当接して、背杆
(6)のそれ以上の嵌挿を阻止し、背もたれ板(7)の背杆
(6)に対する上下方向の位置決めをなしている。
に形成した筒状部(10)に背杆(6)を嵌合して、ねじ(8)
を締結することによって、容易に背杆(6)に取り付けら
れ、またねじ(8)を外すことにより、容易に背杆(6)か
ら取り外すことができる。
でない。上記実施形態においては、背杆(6)を金属の丸
パイプからなるものとし、かつ筒状部(10)の内形を、背
杆(6)の外形に合わせてほぼ円形としたが、それに代え
て、背杆(6)を、角管または楕円管等の異形管とし、か
つ筒状部(10)の内形を背杆(6)の外形に合わせるように
しても、上記と同様の効果を奏することができる。
ることができる。 (a) 請求項1記載の発明によると、筒状部の内周面の
前後に、背杆の外周面と当接しうる当接部を、また同じ
く内周面の左右に、背杆の外周面と当接しない非当接部
を、それぞれ設けたことにより、筒状部への背杆の嵌入
を容易にし、かつ着座者の後向き荷重による背もたれ板
のがたつきを抑えることができるとともに、その荷重に
対して十分に耐えることができる。
より、筒状部に作用する衝撃荷重や、筒状部と背杆との
熱膨張の差を吸収することができ、筒状部の亀裂の発生
等を防止することができる。
ることにより、筒状部を背杆に確実に抜け止め固定する
ことができ、また、止着手段を外すことによって、背も
たれ板を簡単に背杆から取り外すことができるので、廃
棄時の材料の分別のための分解、及び補修等を容易にお
こなうことができる。
部を背杆に対して簡単に位置決めすることができ、背も
たれ板の取り付けを容易におこなうことができる。
る。
断側面図である。
平面図である。
平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 椅子の後両側部に設けた金属製の背杆
を、合成樹脂製の背もたれ板の両側下部に設けた筒状部
に嵌合して、前記背もたれ板を前記背杆に取り付けるよ
うにした椅子の背もたれ取付構造において、 前記筒状部の内周面の前後に、前記背杆の外周面と当接
しうる当接部を、また同じく内周面の左右に、前記背杆
の外周面と当接しない非当接部をそれぞれ設け、かつ前
記筒状部と背杆とを、着脱可能な止着手段をもって固定
したことを特徴とする椅子の背もたれ取付構造。 - 【請求項2】 筒状部の内周面の上部に、内方に突出
し、かつ背杆の上端に当接しうるストッパーを設けた請
求項1記載の椅子の背もたれ取付構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000329905A JP4491123B2 (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | 椅子の背もたれ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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ID=18806511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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- 2000-10-30 JP JP2000329905A patent/JP4491123B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP4491123B2 (ja) | 2010-06-30 |
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