JP2002124317A - 電気コネクタ用接点及びその接点を備えた電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ用接点及びその接点を備えた電気コネクタ

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JP2002124317A
JP2002124317A JP2000312313A JP2000312313A JP2002124317A JP 2002124317 A JP2002124317 A JP 2002124317A JP 2000312313 A JP2000312313 A JP 2000312313A JP 2000312313 A JP2000312313 A JP 2000312313A JP 2002124317 A JP2002124317 A JP 2002124317A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構造で小型化が容易な電気コネクタ用
接点を提供する。 【解決手段】 柔軟性を有する導電膜21によって中空
球体を形成し、その球体の内部に気体もしくは液体を充
填して接点23とする。外部から力を受けると変形し、
内部の気体もしくは液体の復元力(反発力)によって所
要の接触力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えばランドグリ
ッドアレイのランド(電極)と配線基板の電極とを接続
する場合や基板同士を対向させて、それらの板面に配列
形成されている電極を互いに接続する場合などのよう
に、配列形成された電極を互いに対向させて接続する場
合に用いる電気コネクタに関し、特にその電気コネクタ
に使用する接点に関する。
【0002】
【従来の技術】電気コネクタにおいては接点の所要の接
触力を得るために金属ばね構造を採用したり、あるいは
金属ばねに替えてゴム等を用い、その弾性力によって接
触力を得るといった構造が多用されている。例えばラン
ドグリッドアレイを配線基板に搭載接続するための電気
コネクタにおいて、このような金属ばね構造を採用した
ものは、電極の配列ピッチが狭小で、使用スペースが限
られているため、所要の接触力を得るために、一般に構
造・形状が極めて複雑になっており、その点で製造に手
間がかかり、高価なものとなっている。
【0003】また、弾性体としてゴムを用いる構造のも
のでは、ゴムの永久歪みによる影響があり、充分な接触
信頼性を得にくいといった状況となっている。一方、こ
の種の配列形成された電極を互いに対向させて接続する
際に用いる電気コネクタとして、図4に示したような構
造を有するものがある。この電気コネクタは樹脂フイル
ム11に配列形成された貫通孔12に球状接点13がそ
れぞれ収容されてなるもので、球状接点13は絶縁樹脂
層14を介して貫通孔12に保持されており、その一部
が樹脂フイルム11の両面からそれぞれ突出されてい
る。
【0004】球状接点13は球体15の表面に導電膜1
6が形成されたもので、球体15は柔軟性を有する樹脂
製とされている。導電膜16はメッキや蒸着によって形
成された金属膜とされ、例えばNi/Au膜やNi/S
n膜あるいはNi/Cu膜によって構成されている。こ
の図4に示した電気コネクタ17では球状接点13が接
続すべき電極間に位置され、それら電極によって挟まれ
押圧されることにより、球状接点13が両電極と圧接
し、これにより導電膜16を介して両電極が電気的に接
続されるものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した電
気コネクタ17に使用されている球状接点13は押圧に
より変形してつぶれた形状となり、その樹脂製球体15
の復元力によって所要の接触力が得られるものとなって
いるものの、球体15と導電膜16との密着性の問題か
ら例えば変形時に球体15と導電膜16との界面におい
て剥離が発生する虞れがあるものとなっており、その結
果、導電膜15が損傷するといった問題があり、この点
で信頼性上、問題があるものとなっていた。
【0006】この発明の目的は上述した問題に鑑み、簡
素な構造で小型化も図りやすく、かつ信頼性に優れた電
気コネクタ用接点を提供することにあり、さらにその接
点を備えた電気コネクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、電気コネクタ用接点は柔軟性を有する導電膜によっ
て中空球体が形成され、その球体の内部に気体もしくは
液体が充填されたものとされる。請求項2の発明によれ
ば、電気コネクタは複数の貫通孔が設けられた絶縁板
と、上記各貫通孔に、絶縁板の両板面から突出するよう
に収容保持された球状接点とよりなり、上記接点が柔軟
性を有する導電膜によって形成された中空球体の内部に
気体もしくは液体が充填されているものとされる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して実施例により説明する。図1はこの発明による電
気コネクタ用接点の一実施例の構造を示したものであ
り、この例では導電膜21によって図に示したように中
空球体が形成され、この球体の内部に空気22が充填さ
れて電気コネクタ用接点23が構成される。導電膜21
は柔軟性を有する薄膜とされて変形自在とされており、
その材料としては例えば導電性ゴムなどが用いられる。
【0009】この接点23は無負荷の状態では球状をな
し、外部から力を受けると変形するが、この際、内部に
空気22が密封されているため、この空気22の復元力
によって所要の接触力が得られるものとなっている。こ
のように、この接点23では導電膜21で形成された中
空球体内の空気22の復元力により接触力を創出するの
で、例えば導電性ゴム等よりなる導電膜21に永久歪み
が生じても、接触力に対するその影響は小さく、また極
めて簡素な構造のため、小型化も図りやすいものとなっ
ている。
【0010】なお、上述した例では復元力を得るべく、
空気が密封されたものとなっているが、必要とする復元
力を得るために空気以外の気体を用いてもよく、また液
体を充填するようにしてもよい。気体を充填した場合は
液体の場合に比し、軽量化を図ることができる。図2は
図1に示した接点23を備えた電気コネクタの一実施例
を示したものである。
【0011】この例では絶縁板24に形成された貫通孔
25に接点23がそれぞれ収容保持されたものとなって
おり、貫通孔25は接続すべき電極配列に対応して図に
は示していないが、例えば格子状に配列形成されたもの
となっている。絶縁板24はこの例では絶縁板24aと
24bとの2枚重ねで構成されており、絶縁板24aに
形成されている貫通孔25aと、絶縁板24bに形成さ
れている貫通孔25bとが対向一致されて貫通孔25が
構成されている。
【0012】貫通孔25a,25bはそれぞれさら穴状
とされ、互いの外面側が小径側となるように、絶縁板2
4aと24bとが重ねられており、これら絶縁板24
a,24bは例えば接着されて貼り合わされている。接
点23は上記のように構成された貫通孔25の両端径小
部によって抜け止めされて絶縁板24に保持されてお
り、絶縁板24の両板面からそれぞれ一部が突出するも
のとされている。なお、絶縁板24の端縁には図に示し
たように厚さが大とされてなるストッパ部26が形成さ
れている。
【0013】図3Aは上記のような構成とされた電気コ
ネクタ27の使用状態を示したものであり、図3Bはそ
の一部を拡大して示したものである。この例では第1の
基板31に配列形成されている電極32と、第2の基板
33に配列形成されている電極34とが電気コネクタ2
7によって互いに接続されたものとなっている。各接点
23は対向する電極32,34間に位置され、それら電
極32,34によって挟まれて押圧されることにより変
形し、この変形による内部の空気22の復元力(反発
力)により導電膜21が電極32,34と圧接して電極
32と34とが電気的に接続されている。
【0014】なお、図3A中、35は基板33,電気コ
ネクタ27のストッパ部26を挿通して基板31に螺合
するネジであって、この例では基板31と33とは電気
コネクタ27を挟んでこのネジ35により機械的に固定
されるものとなっている。そして、この際、両基板3
1,33の板面がストッパ部26に突き当たることによ
り、接点23の過大な変形が防止されるものとなってい
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
柔軟性を有する導電膜によって形成された中空球体の内
部に気体もしくは液体が充填されて接点が構成され、外
部から力を受けて変形すると、内部の気体もしくは液体
の復元力(反発力)によって接触力を創出するものとな
っている。従って、例えば導電膜に永久歪みが生じても
接触力に対する影響は極めて小さく、接触信頼性に優れ
た電気コネクタ用接点を得ることができ、また極めて簡
素な構造のため、小型化も図りやすく、かつ安価に構成
できるものとなる。
【0016】さらに、このような接点を用いて電気コネ
クタを構成すれば、構成が簡易で接点配列の狭ピッチ化
に容易に対応でき、かつ信頼性に優れた電気コネクタを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電気コネクタ用接点の実施例を
示す図、Aは正面図、Bは断面図。
【図2】この発明による電気コネクタの一実施例を示す
断面図。
【図3】Aは図2に示した電気コネクタの使用状態の一
例を示す断面図、Bはその一部拡大図。
【図4】電気コネクタの従来構成例を示す斜視図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性を有する導電膜によって中空球体
    が形成され、 その球体の内部に気体もしくは液体が充填されてなるこ
    とを特徴とする電気コネクタ用接点。
  2. 【請求項2】 複数の貫通孔が設けられた絶縁板と、 上記各貫通孔に、上記絶縁板の両板面から突出するよう
    に収容保持された球状接点とよりなり、 上記接点は柔軟性を有する導電膜によって形成された中
    空球体の内部に気体もしくは液体が充填されていること
    を特徴とする電気コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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