JP2002124105A - ヘッドランプ - Google Patents

ヘッドランプ

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JP2002124105A
JP2002124105A JP2000313898A JP2000313898A JP2002124105A JP 2002124105 A JP2002124105 A JP 2002124105A JP 2000313898 A JP2000313898 A JP 2000313898A JP 2000313898 A JP2000313898 A JP 2000313898A JP 2002124105 A JP2002124105 A JP 2002124105A
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JP
Japan
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reflection surface
sub
headlamp
main
main reflection
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000313898A
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English (en)
Inventor
Hiroo Koyama
広雄 小山
Takashi Akutagawa
貴志 芥川
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のヘッドランプにおいては近距離の広い
範囲を照射しようとすると、一定の光量を広い範囲に分
配せざるを得ず遠方の視認性が低下する問題点を生じて
いた。 【解決手段】 本発明により、主反射面3に対し左右方
向に位置する側板5の少なくとも一方は前端が位置を保
つ状態で後端が光源2から遠ざかる方向に移動されて副
反射面6とされると共に、移動により生じた副反射面と
の間隙部分には主反射面3が延設されて主反射面拡張部
3aとされているヘッドランプ1としたことで、主反射
面拡張部3aからの反射光で照射角を拡げる部分を受持
たせ、本来のヘッドランプの特性を失うことなく広い照
射角を得られるものとして課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用灯具に関する
ものであり、詳細にはヘッドランプなど照明を主たる目
的とする車両用灯具の構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のヘッドランプにおいて、
配光特性に左右(水平)方向の照射幅を確保するときの
手段の例を示すものが図7および図8であり、まず図7
に示すヘッドランプ80においては、光源81からの光
を受ける反射面82は前記光源81を略焦点とする回転
放物面として形成しておき、レンズ83には略平行光線
を入射させるものとし、前記レンズ83に設けるプリズ
ムカットなどとしたレンズカット83aで屈折させ、左
右方向への照射幅を確保するものである。
【0003】また、図8に示すヘッドランプ90は、上
記と同様に光源91と、反射面92と、レンズ93とか
ら構成されるものであるが、左右方向への照射幅は反射
面92により確保する構成とされている。即ち、前記反
射面92に上記の回転放物面Pから適宜に傾斜を変えた
部分を形成することで、従来は平行光線であった反射光
自体に適宜な照射幅を持たせるものであり、このように
した反射面92は自由曲面と称されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成において、まず、図7に示したヘッドラン
プ80では、レンズカット83aに屈折角を大きく設定
するほどに表面反射、内面反射などが増加して効率が低
下する傾向にあり、現実には左右へ40゜程度の照射幅
(角)を得るのが限界となっている。
【0005】また、図8に示したヘッドランプ90で
は、灯具の最も奥にある反射面92で照射幅を得ようと
するものであるので、例えばレンズ93の有効径などに
よりケラレを生じ易く、実際には左右へ30゜程度の照
射幅を得るのが限界であり、何れの場合でも夜間の運転
時に左右方向の視認性に不足するなど実用上の問題点を
生じるものとなっている。
【0006】また、何れのヘッドランプ80、90にお
いても、左右方向への照射幅の確保は反射面82、92
で反射した光を左右方向に分配するものであるので、結
果的には照射幅を広く設定するほどに正面方向を照射す
る光量が減少し、遠方に対する視認性が低下するものと
なる問題点を生じるものとなる。よって、上記の問題点
を回避するためにはヘッドランプ80、90とは別にフ
ォグランプなど補助灯具を付加しているがこの場合には
コストアップの問題点を生じる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した従来
の課題を解決するための具体的手段として、光源と、主
反射面と、レンズと、前記主反射面の外周から前記レン
ズに向けて延設される側板とから成るヘッドランプにお
いて、前記主反射面に対し左右方向に位置する側板の少
なくとも一方は前端が位置を保つ状態で後端が前記光源
から遠ざかる方向に移動されて副反射面とされると共
に、前記移動により生じた副反射面との間隙部分には前
記主反射面が延設されて主反射面拡張部とされているこ
とを特徴とするヘッドランプを提供することで課題を解
決するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1および図2は本発明
に係るヘッドランプ1の第一実施形態を示すものであ
り、このヘッドランプ1は、光源2と、この光源2を略
焦点とする回転放物面などとされた主反射面3と、レン
ズ4と、前記主反射面3とレンズ4との間に設けられる
側板5とからで基本的に構成が行われているものである
点は従来例(図7、図8を参照)のものと同様である。
【0009】ここで、本発明においては、このヘッドラ
ンプ1を車両に取付けた状態で左右方向に位置するもの
となる側板の双方、もしくは、何れか一方を副反射面6
とするものであり、この副反射面6を構成するに当って
は前端であるレンズ4側の位置を保ち、後端である主反
射面3側を光源2から遠ざかる方向に移動し、ヘッドラ
ンプ1の照射方向Xに対して先すぼまりとなるように傾
ける。尚、傾ける角度αに関しては後に詳細に説明す
る。
【0010】このようにすると、前記主反射面3との間
に間隙を生じるものとなるので、この間隙となった部分
に主反射面3を回転放物面などとしてある形状を保つ状
態で延設して主反射面拡張部3aを形成する。よって、
前記主反射面拡張部3aも光源2からの光をヘッドラン
プ1の照射方向Xに向う略平行光線として反射するもの
となる。
【0011】このときに、前記主反射面拡張部3aは側
板5が傾けられて構成された副反射面6の背面に位置す
るものであるので、反射する光の全ては副反射面6に達
するものとなり、そして、副反射面6が照射方向Xに対
して傾けられた角度αの二倍の角度2αとしてレンズ4
を透過し外部に放射されるものとなる。
【0012】従って、もしも照射方向Xから左右各60
゜までを照射することを希望する場合には、左右の側板
5を共に副反射面6とし、そしてその角度αを右側(但
し運転席側から見て)の副反射面6を反時計方向に30
゜傾け、左側の副反射面6を時計方向に30゜傾けたも
のとすれば良い。尚、これは左側通行、右側通行など交
通事情に合わせて適宜に変更することも自在である。
【0013】図3は本発明に係るヘッドランプ1の配光
特性を、実際に車両10に取付けて路面を照射したとき
の状態で示すものであり、図中に符号Dmで示す配光特
性は主反射面3からの反射光が形成するものであり、図
中に符号Dlで示す配光特性は右側に設けられた主反射
面拡張部3aおよび同じ側に設けられた副反射面6とが
形成するものであり、図中に符号Drで示す配光特性は
左側に設けられた主反射面拡張部3aおよび同じ側に設
けられた副反射面6とが形成するものである。
【0014】ここで、配光特性Dlおよび配光特性Dr
に注目すると、これらは、主反射面3を拡張することに
より形成された主反射面拡張部3aからの光により形成
されるものであるので、従来は使用されることのなかっ
た範囲の光源2からの光により形成されるものであり、
即ち、車両の正面方向を照射している配光特性Dmの光
を利用するものではない。従って、ヘッドランプ1とし
ての本来の配光特性は照射幅を拡げたことに何らの影響
も受けることはなく、従来通りの遠方視認性が確保され
ている。
【0015】図4は本発明に係るヘッドランプ1の第二
実施形態を要部で示すものであり、上記の第一実施形態
では副反射面6は略平板状の形状であるとして説明した
が、この副反射面6からの配光特性Dl、Drも適宜な
形状を有していることが、主反射面3からの配光特性D
mとの連続性の確保による視認性の向上、違和感の防止
などの面から好ましい。
【0016】よって、本発明では前記副反射面6を凹面
あるいは凸面となるように湾曲させた湾曲副反射面6a
として光を拡散させ適宜な配光形状を得ても良く、また
は、前記副反射面6の表面の全面あるいは一部に適宜な
凹凸カット6bを設けて、その部分で光を拡散させ、所
望の形状の配光特性Dl、Drを得るものとしても良
い。更には湾曲副反射面6aと凹凸カット6bとを併用
しても良い。
【0017】図5、図6は本発明の第三実施形態であ
り、上記のように構成した副反射面6は主反射面3を形
成するための抜き方向に対して逆テーパーとなり、副反
射面6を含む形状とした主反射面3および側板5を一体
形成することは不可能である。よって、図5に示すよう
に副反射面6のみを別体形成し、一体形成された主反射
面3および側板5と超音波溶着など適宜な係着手段によ
り一体化すれば良いものとなる。
【0018】但し、左右の2個所に副反射面6が設けら
れている場合には2個所で係着を行わなければ成らない
ものとなるので、この場合、図6に示すように側板5と
副反射面6とを一体に形成し、これを別体として形成し
た主反射面3と前と同様な係着手段で一体化すれば部品
点数、組立工数の低減が可能となる。尚、このときに、
デザイン面の要求などからエクステンションなどと称さ
れている飾り枠7を設ける必要性があれば、前記側板5
と副反射面6と一体化して飾り枠7を形成することも可
能であり、このようにすることで部品点数の一層の低減
が可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、光
源と、主反射面と、レンズと、前記主反射面の外周から
前記レンズに向けて延設される側板とから成るヘッドラ
ンプにおいて、前記主反射面に対し左右方向に位置する
側板の少なくとも一方は前端が位置を保つ状態で後端が
前記光源から遠ざかる方向に移動されて副反射面とされ
ると共に、前記移動により生じた副反射面との間隙部分
には前記主反射面が延設されて主反射面拡張部とされて
いるヘッドランプとしたことで、主反射面拡張部からの
反射光で照射角を拡げる部分を受持たせ、本来のヘッド
ランプの特性を失うことなく広い照射角を得られるもの
として視認性に優れるものとし、この種のヘッドランプ
の性能向上に極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るヘッドランプの第一実施形態を
一部を破断した状態で示す斜視図である。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】 本発明に係るヘッドランプの路面照射状態を
示す説明図である。
【図4】 同じく本発明に係るヘッドランプの第二実施
形態を要部で示す断面図である。
【図5】 同じく本発明に係るヘッドランプの第三実施
形態である形成時の分割例を要部で示す説明図である。
【図6】 同じ第三実施形態の別の分割例を示す説明図
である。
【図7】 従来例を示す断面図である。
【図8】 別の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……ヘッドランプ 2……光源 3……主反射面 3a……主反射面拡張部 4……レンズ 5……側板 6……副反射面 6a……湾曲副反射面 6b……凹凸カット 7……飾り枠

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、主反射面と、レンズと、前記主
    反射面の外周から前記レンズに向けて延設される側板と
    から成るヘッドランプにおいて、前記主反射面に対し左
    右方向に位置する側板の少なくとも一方は前端が位置を
    保つ状態で後端が前記光源から遠ざかる方向に移動され
    て副反射面とされると共に、前記移動により生じた副反
    射面との間隙部分には前記主反射面が延設されて主反射
    面拡張部とされていることを特徴とするヘッドランプ。
  2. 【請求項2】 前記副反射面は平面、曲面、あるいは、
    凹凸面として形成されていることを特徴とする請求項1
    記載のヘッドランプ。
  3. 【請求項3】 前記副反射面とされた部分が前記主反射
    面および側板とは別体に形成され、適宜な係着手段によ
    り所定位置に係着されていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載のヘッドランプ。
  4. 【請求項4】 前記副反射面とされた部分を含み前記側
    板が前記主反射面とは別体に形成され、且つ、必要に応
    じては飾り枠を兼ねる構成とされていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載のヘッドランプ。
JP2000313898A 2000-10-13 2000-10-13 ヘッドランプ Pending JP2002124105A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007149683A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Valeo Vision 自動車用の照明または信号装置に用いる光学モジュール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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