JPS6410882B2 - - Google Patents
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- JPS6410882B2 JPS6410882B2 JP60148030A JP14803085A JPS6410882B2 JP S6410882 B2 JPS6410882 B2 JP S6410882B2 JP 60148030 A JP60148030 A JP 60148030A JP 14803085 A JP14803085 A JP 14803085A JP S6410882 B2 JPS6410882 B2 JP S6410882B2
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- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は角型のヘツドランプ、補助ランプ又は
ターンシグナルランプ等の車輌用灯具に関するも
のである。
ターンシグナルランプ等の車輌用灯具に関するも
のである。
[従来技術]
一般にこの種の灯具は、第17〜18図に示し
た構造のものが公知である。この公知の灯具にお
いて、第17図に示されているように、反射鏡1
の背面側略中央部に光源2が取付けられ、前面側
にはレンズ3が取付けられた構造であり、反射鏡
1は光源2からの拡散光をレンズ3側に平行光線
として反射させ、レンズ3においては光源からの
光に基づいて適正な配光パターンを造り出すよう
になつている。このような灯具において、前記反
射鏡1が単一放物面で形成され、且つ正面から見
た灯具の横方向の巾A全体(第18図)を均等に
発光させるためには、灯具の奥行の長さlが非常
に深くなり、車体側の取付スペースに問題があ
る。
た構造のものが公知である。この公知の灯具にお
いて、第17図に示されているように、反射鏡1
の背面側略中央部に光源2が取付けられ、前面側
にはレンズ3が取付けられた構造であり、反射鏡
1は光源2からの拡散光をレンズ3側に平行光線
として反射させ、レンズ3においては光源からの
光に基づいて適正な配光パターンを造り出すよう
になつている。このような灯具において、前記反
射鏡1が単一放物面で形成され、且つ正面から見
た灯具の横方向の巾A全体(第18図)を均等に
発光させるためには、灯具の奥行の長さlが非常
に深くなり、車体側の取付スペースに問題があ
る。
特に最近では、灯具の上下巾Bが狭く、左右方
向の横巾Aがより一層広くなり薄型の角型灯具に
なりつつある。従つて、灯具の奥行の長さlが
益々深くなる傾向にあり、前記した取付スペース
の問題点が大きな障害となつてくる。
向の横巾Aがより一層広くなり薄型の角型灯具に
なりつつある。従つて、灯具の奥行の長さlが
益々深くなる傾向にあり、前記した取付スペース
の問題点が大きな障害となつてくる。
この問題点を解決する手段として、第19図に
示した多重式の反射鏡4が出現した。この多重式
の反射鏡は、その反射面を焦点距離の異なる3段
階の反射面4a,4b,4cに形成することでそ
の奥行の長さを短くすることができるけれども、
これら反射面のつなぎ部分4d,4eが非発光部
となる。この場合、光源2からの光線利用率は単
一放面物の反射鏡1とそれ程大差はないが、前記
つなぎ部分4d,4eによる非発生部が正面から
見て、第18図にCで示した状態になる。従つて
この非発生部Cはダーク部となつて外観が悪くな
るばかりでなく発光斑が生ずることになる。
示した多重式の反射鏡4が出現した。この多重式
の反射鏡は、その反射面を焦点距離の異なる3段
階の反射面4a,4b,4cに形成することでそ
の奥行の長さを短くすることができるけれども、
これら反射面のつなぎ部分4d,4eが非発光部
となる。この場合、光源2からの光線利用率は単
一放面物の反射鏡1とそれ程大差はないが、前記
つなぎ部分4d,4eによる非発生部が正面から
見て、第18図にCで示した状態になる。従つて
この非発生部Cはダーク部となつて外観が悪くな
るばかりでなく発光斑が生ずることになる。
又、一般的な角型灯具にあつては、光源2から
照射される光線の内、上下方向に向うDの範囲の
光線は全く利用されないものとなり、光量の損失
が大きい。
照射される光線の内、上下方向に向うDの範囲の
光線は全く利用されないものとなり、光量の損失
が大きい。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は前記従来例における灯具で、角型にす
ることによる有効光量の損失の問題点及び灯具の
取付けに制約を受けることで奥行を浅くすること
により生ずる非発光部の問題点を解決しようとす
るものである。
ることによる有効光量の損失の問題点及び灯具の
取付けに制約を受けることで奥行を浅くすること
により生ずる非発光部の問題点を解決しようとす
るものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明は前記問題点を解決する具体的手段とし
て、角型を呈する多重焦点式の反射鏡を有し、前
面にレンズを取付けると共に内部に光源を備えた
灯具において、前記反射鏡の反射面におけるつな
ぎ部分と補助反射面に形成し、前記反射鏡の上下
面の少なくとも一方の面に副反射鏡を配設し、該
副反射鏡からの反射光が前記補助反射面に集光す
ると共に該補助反射面で反射した光が略平行光線
又は下向き光線として前方に反射するように構成
したことを特徴とする車輌用灯具を提供するもの
であつて、多重焦点式の反射鏡であつても、補助
反射面を使用することにより、非発光部が生じな
いばかりでなく、角型にすることで使用されてい
なかつた上下面の反射光を副反射鏡によつて補助
反射面に向け、有効に利用できるのである。
て、角型を呈する多重焦点式の反射鏡を有し、前
面にレンズを取付けると共に内部に光源を備えた
灯具において、前記反射鏡の反射面におけるつな
ぎ部分と補助反射面に形成し、前記反射鏡の上下
面の少なくとも一方の面に副反射鏡を配設し、該
副反射鏡からの反射光が前記補助反射面に集光す
ると共に該補助反射面で反射した光が略平行光線
又は下向き光線として前方に反射するように構成
したことを特徴とする車輌用灯具を提供するもの
であつて、多重焦点式の反射鏡であつても、補助
反射面を使用することにより、非発光部が生じな
いばかりでなく、角型にすることで使用されてい
なかつた上下面の反射光を副反射鏡によつて補助
反射面に向け、有効に利用できるのである。
[実施例]
次に本発明を図示のいくつかの実施例により更
に詳しく説明する。尚、理解を容易にするため、
従来例と同一部分及び各実施例における共通部分
には同一符号を付してその詳細は省略する。
に詳しく説明する。尚、理解を容易にするため、
従来例と同一部分及び各実施例における共通部分
には同一符号を付してその詳細は省略する。
まず、第1〜8図に示した第1実施例におい
て、2は光源、3はレンズ、4は多重焦点式の反
射鏡であり、前記光源としては走行ビーム用のフ
イラメントとすれ違いビーム用のフイラメントと
を有する電球(一般的にC―8電球と称されてい
る)を用いたものであり、第1〜6図においては
すれ違いビーム用のフイラメント5を対象として
図示されている。前記多重焦点式の反射鏡4は、
第5図及び第6図に示したように、焦点距離の異
る3段階の反射面4a,4b,4cを有すると共
にそれらの反射面のつなぎ部分4d,4eを有
し、更に中央部に左右の反射面のつなぎ部分4f
が設けられた構成を有するもので、概ね公知のも
のと類似の反射鏡が使用されている。この場合の
各反射面4a,4b,4cは、第4図に示したよ
うに、夫々が焦点距離Fa,Fb,Fcを有する回転
放物面の反射面であり、実際には夫々の反射面が
焦点からX,Y,Zの長さ、即ち奥行を有するこ
とになるが、反射面4aが略中央部に位置するこ
とになるので、反射鏡4の全体の奥行は反射面4
aまでのl′の長さになり、多重式にすることで奥
行が短くなつている。そして、反射鏡4の開口部
の長さHに対し前記反射面4a〜4cの回転放物
面開口部に対して著しく小さいので、上下面に所
定寸法Gの平坦面6が形成されることになる。
尚、平坦面6は中心線O―Oに対し、夫々d1,d2
の長さによつてその広さ又は長さが決定される。
又、前記した通り焦点距離が異る反射面が使用さ
れることで当然に非発光部となるつなぎ部分4
d,4eが生ずる。
て、2は光源、3はレンズ、4は多重焦点式の反
射鏡であり、前記光源としては走行ビーム用のフ
イラメントとすれ違いビーム用のフイラメントと
を有する電球(一般的にC―8電球と称されてい
る)を用いたものであり、第1〜6図においては
すれ違いビーム用のフイラメント5を対象として
図示されている。前記多重焦点式の反射鏡4は、
第5図及び第6図に示したように、焦点距離の異
る3段階の反射面4a,4b,4cを有すると共
にそれらの反射面のつなぎ部分4d,4eを有
し、更に中央部に左右の反射面のつなぎ部分4f
が設けられた構成を有するもので、概ね公知のも
のと類似の反射鏡が使用されている。この場合の
各反射面4a,4b,4cは、第4図に示したよ
うに、夫々が焦点距離Fa,Fb,Fcを有する回転
放物面の反射面であり、実際には夫々の反射面が
焦点からX,Y,Zの長さ、即ち奥行を有するこ
とになるが、反射面4aが略中央部に位置するこ
とになるので、反射鏡4の全体の奥行は反射面4
aまでのl′の長さになり、多重式にすることで奥
行が短くなつている。そして、反射鏡4の開口部
の長さHに対し前記反射面4a〜4cの回転放物
面開口部に対して著しく小さいので、上下面に所
定寸法Gの平坦面6が形成されることになる。
尚、平坦面6は中心線O―Oに対し、夫々d1,d2
の長さによつてその広さ又は長さが決定される。
又、前記した通り焦点距離が異る反射面が使用さ
れることで当然に非発光部となるつなぎ部分4
d,4eが生ずる。
このような構成の反射鏡4に対し、上下の平坦
面6に副反射鏡7,8が取付けられる。これら副
反射鏡は共に多重反射式のものであつて、夫々が
多数のスポツト反射面を有している。上部に使用
される副反射鏡7の多数のスポツト反射面7a,
7b…7nは、光源2のフイラメント5における
軸線上で且つt1の寸法だけ前方に位置する副焦点
aを設定し、しかもフイラメント5の軸線即ち中
心線O―Oに対しθ1の角度傾斜させた軸線O′―
O′を中心にした柱状放物面又は回転放物面に沿
つて夫々焦点距離F1,F2…Foをもつてスポツト
的に形成され、断面が山形の反射面となる。
面6に副反射鏡7,8が取付けられる。これら副
反射鏡は共に多重反射式のものであつて、夫々が
多数のスポツト反射面を有している。上部に使用
される副反射鏡7の多数のスポツト反射面7a,
7b…7nは、光源2のフイラメント5における
軸線上で且つt1の寸法だけ前方に位置する副焦点
aを設定し、しかもフイラメント5の軸線即ち中
心線O―Oに対しθ1の角度傾斜させた軸線O′―
O′を中心にした柱状放物面又は回転放物面に沿
つて夫々焦点距離F1,F2…Foをもつてスポツト
的に形成され、断面が山形の反射面となる。
又、下部に使用される副反射鏡8の多数のスポ
ツト反射面8a,8b…8nは、前記とは逆にフ
イラメント5における軸線上で且つt2の寸法だけ
後方に位置させた副焦点bを設定し、フイラメン
ト5の軸線即ち中心線O―Oに対しθ2の角度傾斜
させた軸線O″―O″を中心にした柱状放物面又は
回転放物面に沿つて夫々焦点距離f1,f2…foをも
つてスポツト形成され、断面が山形の反射面とし
てある。
ツト反射面8a,8b…8nは、前記とは逆にフ
イラメント5における軸線上で且つt2の寸法だけ
後方に位置させた副焦点bを設定し、フイラメン
ト5の軸線即ち中心線O―Oに対しθ2の角度傾斜
させた軸線O″―O″を中心にした柱状放物面又は
回転放物面に沿つて夫々焦点距離f1,f2…foをも
つてスポツト形成され、断面が山形の反射面とし
てある。
これらは両副反射鏡7,8は第5図及び第6図
に示したように、横方向に適宜の拡がりをもつて
おり、多数のスポツト反射面7a,7b…7n、
又は8a,8b…8nの内、一定の範囲のスポツ
ト反射面がグループをなして前記反射鏡4のつな
ぎ部分4d,4e,4fに反射させるようにして
ある。即ち反射鏡4における中央部のつなぎ部分
4fから図において右側について説明すると、ス
ポツト反射面7a,7b…7nが形成された範囲
mの内、範囲αの部分がつなぎ部分4fに反射
し、範囲βの部分がつなぎ部分4dに反射し、範
囲γの部分がつなぎ部分4eに夫々反射するよう
に区分されている。尚、図において左側のスポツ
ト反射面も対称的に形成され、下部の副反射鏡8
も略同様に形成される。
に示したように、横方向に適宜の拡がりをもつて
おり、多数のスポツト反射面7a,7b…7n、
又は8a,8b…8nの内、一定の範囲のスポツ
ト反射面がグループをなして前記反射鏡4のつな
ぎ部分4d,4e,4fに反射させるようにして
ある。即ち反射鏡4における中央部のつなぎ部分
4fから図において右側について説明すると、ス
ポツト反射面7a,7b…7nが形成された範囲
mの内、範囲αの部分がつなぎ部分4fに反射
し、範囲βの部分がつなぎ部分4dに反射し、範
囲γの部分がつなぎ部分4eに夫々反射するよう
に区分されている。尚、図において左側のスポツ
ト反射面も対称的に形成され、下部の副反射鏡8
も略同様に形成される。
更に、スポツト反射面7a,7b…7nからの
反射光を各つなぎ部分において、有効光線として
前方に反射させるために各つなぎ部分4d,4
e,4fは中心を通る水平線P―Pを境にして上
下の面が所定の角度に傾斜して形成される。例え
ばつなぎ部分4fについて説明すると、水平線P
―Pを境にしてその上下面がフイラメント5の軸
線O―Oに対し所定の角度ψ1,ψ2に夫々傾斜さ
せる。同時に各つなぎ部分は、左右方向への反射
光の角度調整のために、軸線O―Oに対し、左右
方向に所定の角度ω1,ω2,ω3に夫々傾斜させて
形成してある。
反射光を各つなぎ部分において、有効光線として
前方に反射させるために各つなぎ部分4d,4
e,4fは中心を通る水平線P―Pを境にして上
下の面が所定の角度に傾斜して形成される。例え
ばつなぎ部分4fについて説明すると、水平線P
―Pを境にしてその上下面がフイラメント5の軸
線O―Oに対し所定の角度ψ1,ψ2に夫々傾斜さ
せる。同時に各つなぎ部分は、左右方向への反射
光の角度調整のために、軸線O―Oに対し、左右
方向に所定の角度ω1,ω2,ω3に夫々傾斜させて
形成してある。
第7図及び第8図は、同実施例における走行ビ
ーム用のフイラメント9の場合を示すものであつ
て、前記すれ違いビーム用フイラメント5の場合
と同じように、上下に配設された副反射鏡7,8
の各スポツト反射面7a,7b,…7n、8a,
8b…8nで反射した光線が各つなぎ部分4d,
4e,4fに向うようになつている。特に走行ビ
ーム用フイラメント9は、多重式の反射鏡4にお
ける各反射面4a,4b,4cの略焦点位置にあ
り、灯具から照射される光線を略平行にするよう
にしてある。従つて、副反射鏡7,8の各スポツ
ト反射面7a,7b…7n、8a,8b…8nで
反射し、且つ各つなぎ部分4d,4e,4fで反
射する光線が略平行になるようにすれば良いので
ある。従つて、走行ビーム用フイラメント9の略
中心部が焦点であるから、前記上部の副反射鏡7
のスポツト反射面7a,7b…7nも、下部の副
反射鏡8のスポツト反射面8a,8b…8nも、
走行ビーム用フイラメント9に対し、略対称状態
に形成されており、前記すれ違いビーム用フイラ
メント5におけるスポツト反射面とは少しずれた
位置にある。尚、両スポツト反射面における各対
応するつなぎ部分4d,4e,4fに対する反射
範囲の区分は前記した範囲と同じである。
ーム用のフイラメント9の場合を示すものであつ
て、前記すれ違いビーム用フイラメント5の場合
と同じように、上下に配設された副反射鏡7,8
の各スポツト反射面7a,7b,…7n、8a,
8b…8nで反射した光線が各つなぎ部分4d,
4e,4fに向うようになつている。特に走行ビ
ーム用フイラメント9は、多重式の反射鏡4にお
ける各反射面4a,4b,4cの略焦点位置にあ
り、灯具から照射される光線を略平行にするよう
にしてある。従つて、副反射鏡7,8の各スポツ
ト反射面7a,7b…7n、8a,8b…8nで
反射し、且つ各つなぎ部分4d,4e,4fで反
射する光線が略平行になるようにすれば良いので
ある。従つて、走行ビーム用フイラメント9の略
中心部が焦点であるから、前記上部の副反射鏡7
のスポツト反射面7a,7b…7nも、下部の副
反射鏡8のスポツト反射面8a,8b…8nも、
走行ビーム用フイラメント9に対し、略対称状態
に形成されており、前記すれ違いビーム用フイラ
メント5におけるスポツト反射面とは少しずれた
位置にある。尚、両スポツト反射面における各対
応するつなぎ部分4d,4e,4fに対する反射
範囲の区分は前記した範囲と同じである。
第9図及び第10図に示した第2実施例は、前
記第1実施例における反射鏡4の横巾をやや狭く
形成し、2個の反射面4a,4bを設けた場合
で、そのつなぎ部分4d,4fも2箇所に形成し
た例である。この実施例の場合でも、上下に使用
される副反射鏡7,8は実質的に第1実施例と略
同一であり、各スポツト反射面7a,7b…7
n、8a,8b…8nが前記つなぎ部分4d,4
fに夫々反射光を向けるように2つの範囲におい
て区分されているものである。そして、各つなぎ
部分4d,4fの傾斜状態も前記第1実施例と略
同一であり、その技術的思想において変るところ
はない。
記第1実施例における反射鏡4の横巾をやや狭く
形成し、2個の反射面4a,4bを設けた場合
で、そのつなぎ部分4d,4fも2箇所に形成し
た例である。この実施例の場合でも、上下に使用
される副反射鏡7,8は実質的に第1実施例と略
同一であり、各スポツト反射面7a,7b…7
n、8a,8b…8nが前記つなぎ部分4d,4
fに夫々反射光を向けるように2つの範囲におい
て区分されているものである。そして、各つなぎ
部分4d,4fの傾斜状態も前記第1実施例と略
同一であり、その技術的思想において変るところ
はない。
第11図及び第12図に示した第3実施例は、
使用電球が異る場合であつて、例えばH4のハロ
ゲン電球2aを使用した場合には上下に使用され
る副反射鏡7,8のスポツト反射面を多少変える
必要がある。即ち、ハロゲン電球2aにおけるす
れ違いビーム用フイラメント5にはフード10が
設けられ、下方への光線がカツトされているた
め、下部に取付けられる副反射鏡8は走行ビーム
用フイラメント9の反射のみを考慮してスポツト
反射面8a,8b…8nを形成すれば良いのであ
る。従つて、前記第1実施例の第1図において説
明した副焦点aをすれ違いビーム用フイラメント
5の前方にt1の寸法だけずらして設け、この副焦
点aから所定の焦点距離F1,F2…Foを設定して
上部に取付ける副反射鏡7のスポツト反射面7
a,7b…7nを形成し、下部に取付ける副反射
鏡8のスポツト反射面8a,8b,…8nは副焦
点bを走行ビーム用フイラメント9の略中心部に
定め、所定の焦点距離f1,f2…foを設定して形成
すれば良い。いづれにしても、使用電球によつて
各スポツト反射面の設定位置が多少変るのみであ
り、反射鏡4におけるつなぎ部分及びその角度、
並びにスポツト反射面の区分においては前記第1
実施例と何等変るところがない。
使用電球が異る場合であつて、例えばH4のハロ
ゲン電球2aを使用した場合には上下に使用され
る副反射鏡7,8のスポツト反射面を多少変える
必要がある。即ち、ハロゲン電球2aにおけるす
れ違いビーム用フイラメント5にはフード10が
設けられ、下方への光線がカツトされているた
め、下部に取付けられる副反射鏡8は走行ビーム
用フイラメント9の反射のみを考慮してスポツト
反射面8a,8b…8nを形成すれば良いのであ
る。従つて、前記第1実施例の第1図において説
明した副焦点aをすれ違いビーム用フイラメント
5の前方にt1の寸法だけずらして設け、この副焦
点aから所定の焦点距離F1,F2…Foを設定して
上部に取付ける副反射鏡7のスポツト反射面7
a,7b…7nを形成し、下部に取付ける副反射
鏡8のスポツト反射面8a,8b,…8nは副焦
点bを走行ビーム用フイラメント9の略中心部に
定め、所定の焦点距離f1,f2…foを設定して形成
すれば良い。いづれにしても、使用電球によつて
各スポツト反射面の設定位置が多少変るのみであ
り、反射鏡4におけるつなぎ部分及びその角度、
並びにスポツト反射面の区分においては前記第1
実施例と何等変るところがない。
第13図及び第14図に示した第4実施例にあ
つては、使用電球が横方向に位置する1本のフイ
ラメント11のみを有する通称C―6電球2bを
使用した場合であつて、上下に取付けられる副反
射鏡7,8は夫々対称のものが使用され、各スポ
ツト反射面7a,7b…8n、8a,8b…8n
の形成もフイラメント11を中心とした所定の傾
斜角度をもつた各軸線O′―O′、O″―O″を夫々中
心にした柱状放物面又は回転放物面に沿つて、所
定の焦点距離F1,F2…Fo、f1,f2…foで夫々形成
すれば良い。又、反射鏡4における各つなぎ部分
4d,4e,4fの傾斜角度も実質的に第1実施
例と同一である。尚この実施例においても、副焦
点a,bを第1実施例と同じようにずらした位置
で設定し、それに基いて上下の各スポツト反射面
を形成すれば下向きの光線を取り出すことができ
る。
つては、使用電球が横方向に位置する1本のフイ
ラメント11のみを有する通称C―6電球2bを
使用した場合であつて、上下に取付けられる副反
射鏡7,8は夫々対称のものが使用され、各スポ
ツト反射面7a,7b…8n、8a,8b…8n
の形成もフイラメント11を中心とした所定の傾
斜角度をもつた各軸線O′―O′、O″―O″を夫々中
心にした柱状放物面又は回転放物面に沿つて、所
定の焦点距離F1,F2…Fo、f1,f2…foで夫々形成
すれば良い。又、反射鏡4における各つなぎ部分
4d,4e,4fの傾斜角度も実質的に第1実施
例と同一である。尚この実施例においても、副焦
点a,bを第1実施例と同じようにずらした位置
で設定し、それに基いて上下の各スポツト反射面
を形成すれば下向きの光線を取り出すことができ
る。
更に、第15図及び第16図に示した第5実施
例にあつては、横方向に配設したすれ違いビーム
用フイラメント5と走行ビーム用フイラメント9
とを有する電球2cを使用した場合であり、両フ
イラメント5,9が上下にのみずれた位置にあ
る。従つて、副焦点a,bの設定は両フイラメン
ト5,9のいづれの軸線上においても、前方にt1
ずらし、後方にt2ずらして設定し、上下に配設さ
れる副反射鏡のスポツト反射面7a,7b…7
n、8a,8b…8nを形成すれば良い。図示の
場合は走行ビーム用フイラメント9が位置する軸
線O―O上において副焦点a,bを設定し、これ
ら副焦点a,bを通つて夫々θ1,θ2の角度範囲傾
斜させた軸線O′―O′、O″−O″を夫々中心にして
柱状又は回転放物面に沿うよう、上下の副反射鏡
7にあつては、夫々所定の焦点距離F1,F2…Fo
をもつてスポツト反射面7a,7b…7nが形成
され、下部の副反射鏡8にあつては、夫々所定の
焦点距離f1,f2…foをもつてスポツト反射面8a,
8b…8nが夫々形成される。この実施例にあつ
ても、反射鏡4のつなぎ部分4d,4e,4fの
傾斜角度等は前記第1実施例と実質的に同一であ
る。
例にあつては、横方向に配設したすれ違いビーム
用フイラメント5と走行ビーム用フイラメント9
とを有する電球2cを使用した場合であり、両フ
イラメント5,9が上下にのみずれた位置にあ
る。従つて、副焦点a,bの設定は両フイラメン
ト5,9のいづれの軸線上においても、前方にt1
ずらし、後方にt2ずらして設定し、上下に配設さ
れる副反射鏡のスポツト反射面7a,7b…7
n、8a,8b…8nを形成すれば良い。図示の
場合は走行ビーム用フイラメント9が位置する軸
線O―O上において副焦点a,bを設定し、これ
ら副焦点a,bを通つて夫々θ1,θ2の角度範囲傾
斜させた軸線O′―O′、O″−O″を夫々中心にして
柱状又は回転放物面に沿うよう、上下の副反射鏡
7にあつては、夫々所定の焦点距離F1,F2…Fo
をもつてスポツト反射面7a,7b…7nが形成
され、下部の副反射鏡8にあつては、夫々所定の
焦点距離f1,f2…foをもつてスポツト反射面8a,
8b…8nが夫々形成される。この実施例にあつ
ても、反射鏡4のつなぎ部分4d,4e,4fの
傾斜角度等は前記第1実施例と実質的に同一であ
る。
[作用]
前記各構成を有する第1〜5実施例において、
夫々上下の副反射鏡7,8及びつなぎ部分4d,
4e,4fにおける光の反射状況を説明する。
夫々上下の副反射鏡7,8及びつなぎ部分4d,
4e,4fにおける光の反射状況を説明する。
まず、第1実施例において、第2図に示したよ
うに、副焦点aからの光は上部について有効とな
り、上部に取付けた副反射鏡7の各スポツト反射
面7a,7b…7nで後方に光を反射させ、後方
においてはつなぎ部分4d,4e,4f、即ち補
助反射面に至り、該補助反射面で反射した光が前
方に略平行光線となつて取り出される。しかしな
がらフイラメント5は副焦点aよりもt1だけ後方
にあるためフイラメントからの光はやや下向きの
光となつて、従来例における非発光部Cを全部埋
めるようになるのであり、非発光部が全く生じな
いものとなる。この状態を、第3図及び第5図を
用いて更に説明すると、副焦点aからt1だけずれ
たすれ違いビーム用のフイラメント5の光像は1
つのスポツト反射面において斜線で示した光パタ
ーンとなり、全体的に下向きの光線となつて有効
利用される。そして、スポツト反射面7a,7b
…7nは第5図に示したように一定の範囲におい
て区分されており、スポツト反射面の範囲αがつ
なぎ部分4fに集光するようになり、範囲βがつ
なぎ部分4dに、そして範囲γがつなぎ部分4e
に夫々集光するようになつている。このような区
分の中で、副反射鏡7の前方側に形成されたスポ
ツト反射面からの反射光は、各つなぎ部分4d,
4e,4fにおける水平線P―Pの近傍に集光
し、順次後方に向うに従つて上方に集光するよう
になる(第2図参照)。従つて、各つなぎ部分は
スポツト反射面7a,7b…7nによつて全面的
に反射するようになり、全面的に下向きの光線を
反射させるので非発光部がなくなるのである。
うに、副焦点aからの光は上部について有効とな
り、上部に取付けた副反射鏡7の各スポツト反射
面7a,7b…7nで後方に光を反射させ、後方
においてはつなぎ部分4d,4e,4f、即ち補
助反射面に至り、該補助反射面で反射した光が前
方に略平行光線となつて取り出される。しかしな
がらフイラメント5は副焦点aよりもt1だけ後方
にあるためフイラメントからの光はやや下向きの
光となつて、従来例における非発光部Cを全部埋
めるようになるのであり、非発光部が全く生じな
いものとなる。この状態を、第3図及び第5図を
用いて更に説明すると、副焦点aからt1だけずれ
たすれ違いビーム用のフイラメント5の光像は1
つのスポツト反射面において斜線で示した光パタ
ーンとなり、全体的に下向きの光線となつて有効
利用される。そして、スポツト反射面7a,7b
…7nは第5図に示したように一定の範囲におい
て区分されており、スポツト反射面の範囲αがつ
なぎ部分4fに集光するようになり、範囲βがつ
なぎ部分4dに、そして範囲γがつなぎ部分4e
に夫々集光するようになつている。このような区
分の中で、副反射鏡7の前方側に形成されたスポ
ツト反射面からの反射光は、各つなぎ部分4d,
4e,4fにおける水平線P―Pの近傍に集光
し、順次後方に向うに従つて上方に集光するよう
になる(第2図参照)。従つて、各つなぎ部分は
スポツト反射面7a,7b…7nによつて全面的
に反射するようになり、全面的に下向きの光線を
反射させるので非発光部がなくなるのである。
又、副焦点bからの光は下側について有効とな
り、下部に取付けた副反射鏡8のスポツト反射面
8a,8b…8nによつて後方に反射される。こ
れら反射光は各つなぎ部分4d,4e,4fにお
いて水平線P―Pの下側で反射し、第3図に示し
た通り、一つのスポツト反射面で反射したフイラ
メント5の光像が前記と同じように点集合で示し
たように下向きの光パターンとなる。これは副焦
点bがフイラメント5よりもt2だけ後方にずれて
いるためである。そして、つなぎ部分4d,4
e,4fで反射する部分は前記と同じように全面
に亘つて行われるのであり、従来例で生じていた
非発光部Cが全部埋まるのである。
り、下部に取付けた副反射鏡8のスポツト反射面
8a,8b…8nによつて後方に反射される。こ
れら反射光は各つなぎ部分4d,4e,4fにお
いて水平線P―Pの下側で反射し、第3図に示し
た通り、一つのスポツト反射面で反射したフイラ
メント5の光像が前記と同じように点集合で示し
たように下向きの光パターンとなる。これは副焦
点bがフイラメント5よりもt2だけ後方にずれて
いるためである。そして、つなぎ部分4d,4
e,4fで反射する部分は前記と同じように全面
に亘つて行われるのであり、従来例で生じていた
非発光部Cが全部埋まるのである。
走行ビーム用フイラメント9の場合は、上下の
副反射鏡7,8における各スポツト反射面7a,
7b…7n、8a,8b…8nがフイラメント9
の軸線上に焦点があるため、その上下の一つのス
ポツト反射面におけるフイラメントの光像は夫々
斜線及び点集合で示した通りとなり、フイラメン
ト9からの光線は夫々スポツト反射面7a,7b
…7n、8a,8b…8nで反射され且つ反射鏡
4のつなぎ部分4d,4e,4f、即ち補助反射
面で反射して略平行光線となつて前面に取り出さ
れる。従つて、走行ビーム用フイラメント9が点
灯した場合でも、前記と同様に従来生じていた非
発光部Cを全面的に埋めて、しかも光量が増加し
て照度アツプが図れるものである。
副反射鏡7,8における各スポツト反射面7a,
7b…7n、8a,8b…8nがフイラメント9
の軸線上に焦点があるため、その上下の一つのス
ポツト反射面におけるフイラメントの光像は夫々
斜線及び点集合で示した通りとなり、フイラメン
ト9からの光線は夫々スポツト反射面7a,7b
…7n、8a,8b…8nで反射され且つ反射鏡
4のつなぎ部分4d,4e,4f、即ち補助反射
面で反射して略平行光線となつて前面に取り出さ
れる。従つて、走行ビーム用フイラメント9が点
灯した場合でも、前記と同様に従来生じていた非
発光部Cを全面的に埋めて、しかも光量が増加し
て照度アツプが図れるものである。
第9図及び第10図に示した第2実施例におい
て、補助反射面となるつなぎ部分4d,4fが2
箇所しかないが、実質的に第1実施例のものとそ
の反射構造は全く同一である。特に第10図にお
いて、下方に取付けた副反射鏡8のスポツト反射
面8a,8b…8nと反射鏡4の補助反射面との
関係において、その配光パターンを示してある。
この配光パターンから明らかな通り、つなぎ部分
4fで反射した光線は略中央部に取り出され、つ
なぎ部分4dで反射した光線は前記中央部に取り
出された光線の両側と下部に取り出される。この
配光パターンは、上部の副反射鏡7についても同
様であると共に、前記第1実施例においても略同
様である。そして、この配光パターンは反射鏡4
の反射面4a,4b,4cと重複するものであ
る。
て、補助反射面となるつなぎ部分4d,4fが2
箇所しかないが、実質的に第1実施例のものとそ
の反射構造は全く同一である。特に第10図にお
いて、下方に取付けた副反射鏡8のスポツト反射
面8a,8b…8nと反射鏡4の補助反射面との
関係において、その配光パターンを示してある。
この配光パターンから明らかな通り、つなぎ部分
4fで反射した光線は略中央部に取り出され、つ
なぎ部分4dで反射した光線は前記中央部に取り
出された光線の両側と下部に取り出される。この
配光パターンは、上部の副反射鏡7についても同
様であると共に、前記第1実施例においても略同
様である。そして、この配光パターンは反射鏡4
の反射面4a,4b,4cと重複するものであ
る。
第11図及び第12図に示した第3実施例にお
いて、すれ違いフイラメント5が点灯した場合に
は、フード10が設けられているため、同フイラ
メント5からの下方への光線がカツトされ、上方
に取付けられた副反射鏡7のスポツト反射面7
a,7b…7nによつてのみ反射され、これら反
射光が下向きの光線として取り出される。この実
施例の場合も、第12図に示したようにフイラメ
ント5の光像は斜線で示し、フイラメト9の光像
は下側のみ点集合で示してある。尚フイラメント
9の上方における光像は下部の点集合で示したも
のと対称的である。
いて、すれ違いフイラメント5が点灯した場合に
は、フード10が設けられているため、同フイラ
メント5からの下方への光線がカツトされ、上方
に取付けられた副反射鏡7のスポツト反射面7
a,7b…7nによつてのみ反射され、これら反
射光が下向きの光線として取り出される。この実
施例の場合も、第12図に示したようにフイラメ
ント5の光像は斜線で示し、フイラメト9の光像
は下側のみ点集合で示してある。尚フイラメント
9の上方における光像は下部の点集合で示したも
のと対称的である。
第13図及び第14図に示した第4実施例にあ
つては、1本のフイラメント11が横方向に設け
られている関係上、その光像は上下共に対称的で
あり、いづれも略平行光線として外部に取り出さ
れる。
つては、1本のフイラメント11が横方向に設け
られている関係上、その光像は上下共に対称的で
あり、いづれも略平行光線として外部に取り出さ
れる。
又、第15図及び第16図に示された第5実施
例にあつては、横方向に設けた走行ビーム用フイ
ラメント9とすれ違いビーム用フイラメント5と
が上下方向にのみずれているだけであり、上方に
位置するすれ違いビーム用フイラメント5が点灯
した場合の上下における副反射鏡7,8及びつな
ぎ部分4d,4e,4f、即ち補助反射面での反
射光はいずれも下向き光線として取り出され、下
部即ち反射鏡4の焦点を通る軸線O―O上にある
走行ビーム用フイラメント9からの光線は補助反
射面で反射後に略平行光線として取り出される。
この場合のフイラメント5,9における上下の一
つのスポツト反射面での光像は、第16図に一方
は斜線で他方は点集合で示した通りである。
例にあつては、横方向に設けた走行ビーム用フイ
ラメント9とすれ違いビーム用フイラメント5と
が上下方向にのみずれているだけであり、上方に
位置するすれ違いビーム用フイラメント5が点灯
した場合の上下における副反射鏡7,8及びつな
ぎ部分4d,4e,4f、即ち補助反射面での反
射光はいずれも下向き光線として取り出され、下
部即ち反射鏡4の焦点を通る軸線O―O上にある
走行ビーム用フイラメント9からの光線は補助反
射面で反射後に略平行光線として取り出される。
この場合のフイラメント5,9における上下の一
つのスポツト反射面での光像は、第16図に一方
は斜線で他方は点集合で示した通りである。
いづれの実施例においても、副反射鏡7,8と
つなぎ部分4d,4e,4f、即ち補助反射面と
により、各フイラメント5,9から上下方向に出
る光線を下向き光線又は平行光線として有効に利
用し、しかも反射鏡4を多重式にして奥行きを薄
型に形成しても非発光部の全く生じないものとな
るのである。
つなぎ部分4d,4e,4f、即ち補助反射面と
により、各フイラメント5,9から上下方向に出
る光線を下向き光線又は平行光線として有効に利
用し、しかも反射鏡4を多重式にして奥行きを薄
型に形成しても非発光部の全く生じないものとな
るのである。
尚、各実施例における各部の長さ及び角度等に
ついて数値的に示せば次の通りである。
ついて数値的に示せば次の通りである。
F1,F2…Fo:焦点距離10〜45mm
(n=1〜100)
f1,f2…fo:焦点距離10〜45mm
(n=1〜100)
t1,t2:−5〜5mm(フイラメントの先端をO
とする) θ1,θ2:5〜45゜ ψ1,ψ2:60〜90゜ ω1,ω2,ω3:45〜90゜ 更に、前記した副反射鏡7,8は、例えば樹脂
等により成型し、各反射面に適宜の手段でアルミ
等の高反射材を一体的に形成する。
とする) θ1,θ2:5〜45゜ ψ1,ψ2:60〜90゜ ω1,ω2,ω3:45〜90゜ 更に、前記した副反射鏡7,8は、例えば樹脂
等により成型し、各反射面に適宜の手段でアルミ
等の高反射材を一体的に形成する。
[効果]
以上説明したように本発明に係る車輌用灯具
は、多重式反射鏡の反対面におけるつなぎ部分を
補助反射面に形成し、前記反射鏡の上下面の少な
くとも一方の面に副反射鏡を配設したものであ
り、これら補助反射面と副反射鏡とによつて、従
来つなぎ部分で生じていた非発光部をなくし、薄
型で且つ横長の灯具前面全体が略均等に光輝する
という優れた効果を奏する。
は、多重式反射鏡の反対面におけるつなぎ部分を
補助反射面に形成し、前記反射鏡の上下面の少な
くとも一方の面に副反射鏡を配設したものであ
り、これら補助反射面と副反射鏡とによつて、従
来つなぎ部分で生じていた非発光部をなくし、薄
型で且つ横長の灯具前面全体が略均等に光輝する
という優れた効果を奏する。
又、補助反射面と副反射鏡との組合せにより、
従来有効光線として使用されなかつた上下方向の
無効な光線を、前方に略平行光線及び下向き光線
として取り出すことができ、それによつて著しい
照度アツプが図れるという優れた効果も奏する。
従来有効光線として使用されなかつた上下方向の
無効な光線を、前方に略平行光線及び下向き光線
として取り出すことができ、それによつて著しい
照度アツプが図れるという優れた効果も奏する。
更に、副反射鏡には多数のスポツト反射面を形
成し、該スポツト反射面を対応する反射鏡の補助
反射面毎に所定の範囲において区分してあるた
め、全体の照度を均等にすることができるという
優れた効果も奏する。
成し、該スポツト反射面を対応する反射鏡の補助
反射面毎に所定の範囲において区分してあるた
め、全体の照度を均等にすることができるという
優れた効果も奏する。
第1図は本発明に係る車輌用灯具の第1実施例
の略示的縦断面図、第2図は同実施例における反
射状況を示す略示的縦断面図、第3図は同じくフ
イラメントの光像を示す略示的断面図、第4図は
同実施例における多重式反射鏡の原理を示す略
図、第5図は同実施例の反射鏡と副反射鏡とによ
る反射状況を示す略示的正面図、第6図は第1図
の―線に沿う略示的断面図、第7図は同実施
例における走行ビーム用フイラメントと副反射鏡
のスポツト反射面との関係を示す略示的縦断面
図、第8図は同じく走行ビーム用フイラメントの
光像を示す略示的縦断面図、第9図は本発明の第
2実施例を示す灯具の一部を切欠いて示した斜視
図、第10図は同実施例における下半分の副反射
鏡及び補助反射鏡による配光パターンを示す略示
的断面図、第11図は本発明の第3実施例におけ
る略示的縦断面図、第12図は同実施例における
フイラメントの光像を示す略示的断面図、第13
図は本発明の第4実施例の略示的縦断面図、第1
4図は同実施例のフイラメントの光像を示す略示
的縦断面図、第15図は本発明の第5実施例の略
示的縦断面図、第16図は同実施例のフイラメン
トの光像を示す略示的縦断面図、第17図は従来
例の灯具の略示的縦断面図、第18図は同従来例
の灯具の正面図、第19図は従来例の多重式反射
鏡の略示的横断面図である。 2,2a,2b,2c…電球、3…レンズ、4
…反射鏡、4a,4b,4c…反射面、4d,4
e.4f…つなぎ部分(補助反射面)、5…すれ違
いビーム用フイラメント、6…平坦面、7,8…
副反射鏡、7a,7b…7n、8a,8b…8n
…スポツト反射面、9…走行ビーム用フイラメン
ト、10…フード、11…フイラメント。
の略示的縦断面図、第2図は同実施例における反
射状況を示す略示的縦断面図、第3図は同じくフ
イラメントの光像を示す略示的断面図、第4図は
同実施例における多重式反射鏡の原理を示す略
図、第5図は同実施例の反射鏡と副反射鏡とによ
る反射状況を示す略示的正面図、第6図は第1図
の―線に沿う略示的断面図、第7図は同実施
例における走行ビーム用フイラメントと副反射鏡
のスポツト反射面との関係を示す略示的縦断面
図、第8図は同じく走行ビーム用フイラメントの
光像を示す略示的縦断面図、第9図は本発明の第
2実施例を示す灯具の一部を切欠いて示した斜視
図、第10図は同実施例における下半分の副反射
鏡及び補助反射鏡による配光パターンを示す略示
的断面図、第11図は本発明の第3実施例におけ
る略示的縦断面図、第12図は同実施例における
フイラメントの光像を示す略示的断面図、第13
図は本発明の第4実施例の略示的縦断面図、第1
4図は同実施例のフイラメントの光像を示す略示
的縦断面図、第15図は本発明の第5実施例の略
示的縦断面図、第16図は同実施例のフイラメン
トの光像を示す略示的縦断面図、第17図は従来
例の灯具の略示的縦断面図、第18図は同従来例
の灯具の正面図、第19図は従来例の多重式反射
鏡の略示的横断面図である。 2,2a,2b,2c…電球、3…レンズ、4
…反射鏡、4a,4b,4c…反射面、4d,4
e.4f…つなぎ部分(補助反射面)、5…すれ違
いビーム用フイラメント、6…平坦面、7,8…
副反射鏡、7a,7b…7n、8a,8b…8n
…スポツト反射面、9…走行ビーム用フイラメン
ト、10…フード、11…フイラメント。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 角型を呈する多重焦点式の反射鏡を有し、前
面にレンズを取付けると共に内部に光源を備えた
灯具において、前記反射鏡の反射面におけるつな
ぎ部分と補助反射面に形成し、前記反射鏡の上下
面の少なくとも一方の面に副反射鏡を配設し、該
副反射鏡からの反射光が前記補助反射面に集光す
ると共に該補助反射面で反射した光が略平行光線
又は下向き光線として前方に反射するように構成
したことを特徴とする車輌用灯具。 2 前記反射鏡の補助反射面は水平線を境にして
その上面面が中心線に対し所定の角度をもつて傾
斜すると共に各上下面が左右方向に所定の角度を
もつて傾斜させたことを特徴とする前記1項記載
の車輌用灯具。 3 前記副反射鏡は多数のスポツト反射面を備え
たことを特徴とする前記1項記載の車輌用灯具。 4 前記副反射鏡のスポツト反射面は夫々中心軸
に対し所定の角度傾斜させた軸線を中心にした柱
状放物面又は回転放物面に沿つて夫々形成される
ことを特徴とする前記1項記載の車輌用灯具。 5 前記副反射鏡のスポツト反射面は夫々中心軸
に対し所定の角度傾斜した軸線を設定し、且つ該
軸線はフイラメントの前端又は後端から所定の間
隔をもつた位置を通り、該軸線を中心にした柱状
放物面又は回転放物面に沿つて夫々形成されるこ
とを特徴とする前記1項記載の車輌用灯具。 6 前記副反射鏡のスポツト反射面は対応する反
射鏡の補助反射面に対し、所定の範囲に区分され
ていることを特徴とする前記1項記載の車輌用灯
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60148030A JPS6210803A (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 車輌用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60148030A JPS6210803A (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 車輌用灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6210803A JPS6210803A (ja) | 1987-01-19 |
JPS6410882B2 true JPS6410882B2 (ja) | 1989-02-22 |
Family
ID=15443543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60148030A Granted JPS6210803A (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 車輌用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6210803A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63102104U (ja) * | 1986-12-24 | 1988-07-02 | ||
JPH0666121B2 (ja) * | 1988-05-06 | 1994-08-24 | スタンレー電気株式会社 | 車両用前照灯 |
JP3677720B2 (ja) | 1998-10-27 | 2005-08-03 | スタンレー電気株式会社 | プロジェクター型ヘッドランプ |
US7781787B2 (en) | 2001-11-16 | 2010-08-24 | Toyoda Gosei, Co., Ltd. | Light-emitting diode, led light, and light apparatus |
JP6241601B2 (ja) * | 2013-10-31 | 2017-12-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02815Y2 (ja) * | 1980-10-13 | 1990-01-10 |
-
1985
- 1985-07-05 JP JP60148030A patent/JPS6210803A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6210803A (ja) | 1987-01-19 |
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