JP2002124088A - 連想メモリ装置およびそのメモリデータ移動方法 - Google Patents

連想メモリ装置およびそのメモリデータ移動方法

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JP2002124088A
JP2002124088A JP2000312927A JP2000312927A JP2002124088A JP 2002124088 A JP2002124088 A JP 2002124088A JP 2000312927 A JP2000312927 A JP 2000312927A JP 2000312927 A JP2000312927 A JP 2000312927A JP 2002124088 A JP2002124088 A JP 2002124088A
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JP2000312927A
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Taketo Izumi
武人 和泉
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Kawasaki Microelectronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一致検索動作を停止させることなく、テーブル
に登録されたエントリを更新する。 【解決手段】メモリアレイには複数のエントリが登録さ
れる。シフトシーケンス回路は、テーブルに登録された
エントリを更新する一連の手順を制御する。すなわち、
まず、アドレス生成回路を制御してメモリアレイのメモ
リアドレスを生成し、移動先アドレスのエントリのバリ
ッドフラグを無効に設定する。次に、メモリアレイの移
動元アドレスのエントリを読み出して、読み出しデータ
保持回路に保持し、保持された移動元アドレスのエント
リをメモリアレイの移動先アドレスに書き込む。その
後、移動先アドレスのエントリのバリッドフラグを有効
に設定し、移動元アドレスのエントリのバリッドフラグ
を無効に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリアレイに登
録されたエントリを更新する一連の手順を制御する機能
を備える連想メモリ装置およびそのメモリデータ移動方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】連想メモリ装置(以下、CAM装置とい
う)は、あらかじめメモリアレイ(テーブル)内に複数
のデータ(エントリ)を登録しておき、テーブルに登録
されたエントリと外部から入力された検索キーとを比較
して、テーブルに登録されたエントリの中に検索キーと
一致するエントリが存在するのかしないのかを示すヒッ
トフラグや、検索キーと一致するエントリが登録されて
いるメモリアドレス等を出力する機能を備えている。
【0003】ここで、CAM装置では、1つのエントリ
を、メモリアレイの1ワードを単位として複数のワード
を連結して構成することが可能である。
【0004】例えば、メモリアレイの1ワードが64ビ
ットである場合、アドレス=nの1ワードで1エントリ
を構成すると、1エントリのビット幅は64ビットとな
る。これに対し、アドレス=2nおよび2n+1の2ワ
ードを連結して1エントリを構成した場合、1エントリ
のビット幅は128ビットとなる。また、アドレス=4
n,4n+1,4n+2および4n+3の4ワードを連
結して1エントリを構成した場合、1エントリのビット
幅は256ビットとなる。
【0005】また、各々のワード(エントリ)は、格納
されているデータが有効なものなのか無効なものなのか
を示すバリッドフラグを備えている。バリッドフラグが
「有効」を示しているワードに格納されているエントリ
が一致検索の対象となる。前述のように、複数のワード
を連結して1エントリを構成した場合、1エントリを構
成する複数のワードの内のいずれか1つのワードのバリ
ッドフラグが、1エントリを構成する複数のワード全体
を代表するバリッドフラグとなる。
【0006】ところで、テーブルに登録されたエントリ
は随時更新されうる。テーブルを更新するには、バリッ
ドフラグが「無効」を示しているワードに新規なエント
リを登録する場合を除いて、テーブル全体のエントリを
書き換える必要がある。すなわち、バリッドフラグが
「有効」を示しているワードに新規なエントリを挿入し
たり、バリッドフラグが「有効」を示しているワードの
エントリを削除するためには、挿入や削除を行うワード
以降の全てのエントリを移動先のワードに順次シフトし
なければならない。
【0007】ところが、従来のCAM装置では、バリッ
ドフラグの有効/無効を外部から自由に設定することが
できないため、複数のワードを連結して1エントリを構
成している場合、バリッドフラグが「有効」を示してい
るままの状態で、1エントリを構成する複数のワードが
1ワードずつシフトされる。このため、エントリ内の各
々のワードのデータが順次更新され、シフトが完了する
までの間は、バリッドフラグが「有効」を示している意
図しないエントリが構成されてしまう。
【0008】従って、従来のCAM装置では、テーブル
に登録されたエントリを更新するために、挿入や削除を
行うワード以降の全てのエントリを順次読み出して書き
換えなければならないし、テーブルの更新中は、バリッ
ドフラグが「有効」を示している意図しないエントリが
構成され、一致検索動作が正常に行われない可能性があ
るため、テーブルの更新が完了するまでの間一致検索動
作を停止させる必要があり、非常に効率が悪いという問
題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点を解消し、一致検索動作を停止
させることなく、テーブルに登録されたエントリを更新
することができる連想メモリ装置及びそのメモリデータ
移動方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数のエントリが登録されるメモリアレ
イと、このメモリアレイのメモリアドレスを生成するア
ドレス生成回路と、前記メモリアレイから読み出された
エントリを保持し、この保持されたエントリを前記メモ
リアレイに供給する読み出しデータ保持回路と、前記ア
ドレス生成回路および前記読み出しデータ保持回路を制
御して、前記メモリアレイに登録されたエントリを更新
する一連の手順を制御するシフトシーケンス回路とを備
えることを特徴とする連想メモリ装置を提供するもので
ある。
【0011】ここで、前記シフトシーケンス回路による
一連の手順は、前記メモリアレイの移動先アドレスに登
録されたエントリのバリッドフラグを無効に設定する第
1工程と、前記メモリアレイの移動元アドレスに登録さ
れたエントリのデータを読み出す第2工程と、この読み
出された移動元アドレスのエントリを前記移動先アドレ
スに書き込むと共に、当該移動先アドレスに書き込まれ
たエントリのバリッドフラグを有効に設定する第3工程
と、前記移動元アドレスのバリッドフラグを無効に設定
する第4工程と、複数のワードを連結して1つのエント
リを構成している場合には、各々のエントリを構成する
複数のワードの移動が完了するまで前記第1〜第4工程
を繰り返し行う第5工程と、所定数のエントリの移動が
完了するまで前記第1〜第5工程を繰り返し行う第6工
程とを含むのが好ましい。
【0012】また、本発明は、連想メモリ装置のメモリ
データ移動方法であって、メモリアレイの移動先アドレ
スに登録されたエントリのバリッドフラグを無効に設定
する第1工程と、前記メモリアレイの移動元アドレスに
登録されたエントリのデータを読み出す第2工程と、こ
の読み出された移動元アドレスのエントリを前記移動先
アドレスに書き込むと共に、当該移動先アドレスに書き
込まれたエントリのバリッドフラグを有効に設定する第
3工程と、前記移動元アドレスのバリッドフラグを無効
に設定する第4工程と、複数のワードを連結して1つの
エントリを構成している場合には、各々のエントリを構
成する複数のワードの移動が完了するまで前記第1〜第
4工程を繰り返し行う第5工程と、所定数のエントリの
移動が完了するまで前記第1〜第5工程を繰り返し行う
第6工程とを含むことを特徴とする連想メモリ装置のメ
モリデータ移動方法を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の連想メモリ装置及び当該連想
メモリ装置におけるメモリデータ移動方法を詳細に説明
する。
【0014】図1は、本発明の連想メモリ装置の一実施
例の構成ブロック図である。同図に示す連想メモリ装置
(以下、CAM装置という)10は、テーブルに登録さ
れたデータを更新する際に、移動元アドレスのワードに
格納されたエントリを移動先アドレスのワードに移動す
る機能を有するもので、メモリアレイ12と、シフトシ
ーケンス回路14と、アドレス生成回路16と、読み出
しデータ保持回路18とを備えている。
【0015】図示例のCAM装置10において、まず、
メモリアレイ12は、一致検索の対象となるデータ(エ
ントリ)を登録するテーブルの役割を果たすもので、連
想メモリセルをマトリクス状に配列して構成される。メ
モリアレイ12へのエントリの書き込みおよびメモリア
レイ12からのエントリの読み出しは1ワードを単位と
して行われる。なお、連想メモリセルは、従来公知の構
成のものがいずれも利用可能である。
【0016】続いて、シフトシーケンス回路14は、シ
フト開始信号S1を受け取り、後述するシフトシーケン
スを開始する。シフトシーケンス回路14からは、アド
レス生成制御信号S2がアドレス生成回路16に、メモ
リアレイの制御信号S5がメモリアレイ12に、データ
ラッチ信号S3が読み出しデータ保持回路18にそれぞ
れ供給される。なお、メモリアレイ12の制御信号S5
は、リード/ライト((読み出し/書き込み)信号、バ
リッドフラグデータ等を含む。
【0017】アドレス生成回路16は、シフトシーケン
ス回路14からアドレス生成制御信号S2を受け取り、
メモリアレイ12に対する書き込みおよび読み出しのた
めのメモリアドレスを生成する。アドレス生成回路16
によって生成されたメモリアドレスは、アドレスバスS
6を介してメモリアレイ12に供給される。なお、アド
レス生成回路16からは、シフトシーケンス回路14に
対してシーケンス制御信号S4が供給される。
【0018】最後に、読み出しデータ保持回路18は、
シフトシーケンス回路14からデータラッチ信号S3を
受け取り、メモリアレイ12の移動元アドレスのワード
からデータバスS7を介して読み出されたエントリのデ
ータを保持する。読み出しデータ保持回路18に保持さ
れたエントリのデータは、このエントリをメモリアレイ
12の移動先のアドレスのワードに書き込む際にデータ
バスS7を介してメモリアレイ12に供給される。
【0019】なお、図面の煩雑さを避けるために、同図
では、外部からメモリアレイ12に対してデータの書き
込みおよび読み出しを行うための回路は省略してある。
【0020】図示例のCAM装置10では、シフトシー
ケンス回路14がシフト開始信号S1を受け取ると、以
下の一連の手順でシフトシーケンスが開始される。
【0021】(1)まず、シフトシーケンス回路14か
らのアドレス生成制御信号S2により、アドレス生成回
路16において移動先のメモリアドレスが生成され、ア
ドレスバスS6を介してメモリアレイ12に供給され
る。そして、シフトシーケンス回路14からのリード/
ライト信号およびバリッドフラグデータにより、メモリ
アレイ12の移動先アドレスのワード(エントリ)のバ
リッドフラグが無効に設定される。
【0022】(2)続いて、アドレス生成制御信号S2
により、移動元のメモリアドレスが生成されてメモリア
レイ12に供給され、リード/ライト信号により、メモ
リアレイ12から移動元アドレスのワードのデータが読
み出される。そして、シフトシーケンス回路14からの
データラッチ信号S3により、メモリアレイ12の移動
元アドレスのワードから読み出されたデータが、データ
バスS7を介して読み出しデータ保持回路18に保持さ
れる。
【0023】(3)続いて、アドレス生成制御信号S2
により、移動先のメモリアドレスが生成されてメモリア
レイ12に供給される。そして、読み出しデータ保持回
路18に保持されている移動元アドレスのワードのデー
タがメモリアレイ12に供給され、リード/ライト信号
により、移動先アドレスのワードに書き込まれる。この
時同時に、リード/ライト信号およびバリッドフラグデ
ータにより、移動先アドレスのワードのバリッドフラグ
が有効に設定される。
【0024】(4)続いて、アドレス生成制御信号S2
により、移動元のメモリアドレスが生成されてメモリア
レイ12に供給される。そして、リード/ライト信号お
よびバリッドフラグデータにより、メモリアレイ12の
移動元アドレスのワードのバリッドフラグが無効に設定
される。
【0025】(5)ここで、複数のワードを連結して1
エントリを構成している場合には、シフトシーケンス回
路14の制御により、1エントリ分の複数のワードのデ
ータの移動が完了するまで上記(1)〜(4)の動作が
繰り返し行われる。
【0026】(6)また、シフトシーケンス回路14の
制御により、所望のエントリ数分の移動が完了し、アド
レス生成回路16からシーケンス制御信号S4を受け取
るまで上記(1)〜(5)の動作が繰り返し行われる。
【0027】以下、図2および3を参照して、1エント
リ=1ワードの場合に、エントリB,C,Dを削除する
ために、エントリF,G,Hを4つ低位のアドレス(4
ワード分だけ小さいアドレス)に移動させる場合を例に
挙げて具体的に説明する。図2および3は、メモリアレ
イ12に登録されたエントリをシフトする各工程を表す
一実施例の概念図である。シフトの各工程は、図2の
(a)〜(h)および図3の(i)〜(m)の順に進む
ものとする。
【0028】まず、図2(a)は初期状態を表す。メモ
リアレイには、図中、n−5〜n+4までのアドレスの
ワードにエントリA〜Jが登録されている。また、エン
トリA〜Jが格納されている全てのワードのバリッドフ
ラグ(Valid Flag)が有効とされている。この状態か
ら、まず、移動元アドレスnのワードに登録されている
エントリFを、エントリBが登録されている移動先アド
レスn−4のワードへ移動する。
【0029】すなわち、エントリBが格納されている移
動先アドレスn−4のワードのバリッドフラグを無効に
する(同図(b))。続いて、移動元アドレスnのワー
ドに格納されているエントリFを、移動先アドレスn−
4のワードにコピーし(同図(c))、移動先アドレス
n−4のワードのバリッドフラグを有効にする(同図
(d))。その後、移動元アドレスnのワードのバリッ
ドフラグを無効にする(同図(e))。
【0030】以下同様に、エントリCを削除するため
に、移動元アドレスn+1のワードに格納されているエ
ントリGを、エントリCが格納されている移動先アドレ
スn−3のワードにコピーする(図2(f)〜図3
(i))。続いて、エントリDを削除するために、移動
元アドレスn+2のワードに格納されているエントリH
を、エントリDが格納されている移動先アドレスn−2
のワードにコピーする(図3(j)〜図3(m))。
【0031】以上のようにして、移動元アドレスn〜n
+2のワードに登録されていたエントリF〜Hが、エン
トリB〜Dが登録されていた移動先アドレスn−4〜n
−2のワードにそれぞれシフトされ、その結果、エント
リB〜Dが削除される。なお、エントリF〜Hが格納さ
れていた移動元アドレスn〜n+2のワードのバリッド
フラグは無効とされるため、新規エントリを登録するた
めのメモリ空間として使用可能である。
【0032】なお、移動元アドレスのワードに格納され
たエントリを移動先アドレスのワードにコピーし、この
エントリのバリッドフラグを有効にしてから、移動元ア
ドレスのワードのバリッドフラグを無効とするまでの
間、移動元アドレスのワードおよび移動先アドレスのワ
ードには、バリッドフラグが有効な同じエントリが格納
される。しかし、両者は同じデータなので何ら問題には
ならず、テーブルの更新中も一致検索動作を行うことが
できる。
【0033】次に、図4および5を参照して、1エント
リ=4ワードの場合に、新規エントリを登録するため
に、エントリAのデータA0〜A3を4つ高位のアドレ
ス(4ワード分だけ大きいアドレス)に移動させる場合
について説明する。図4および5は、メモリアレイ12
に登録されたエントリをシフトする各工程を表す別の実
施例の概念図である。シフトの各工程は、図4の(a)
〜(h)および図5の(i)〜(m)の順に進むものと
する。
【0034】なお、1エントリを構成する4ワードの内
の最高位のアドレスのワードのバリッドフラグを、エン
トリを代表するバリッドフラグとして使用し、これ以外
のバリッドフラグ(図中‘−’で示す)は使用しない
(無視される)ものとする。すなわち、各エントリを代
表するバリッドフラグが無効にされると、1エントリ=
4ワード分のデータが同時に無効となり、逆に、有効に
されると、1エントリ=4ワード分のデータが同時に有
効となる。
【0035】まず、図4(a)は初期状態を表す。メモ
リアレイには、図中、4(n−1)+3〜4(n+2)
までのアドレスのワードにエントリZ,A,B,Cが登
録されている。各々のエントリZ,A,B,Cは4ワー
ドを連結して構成されている。例えば、エントリAはデ
ータA0〜A3、エントリBはデータB0〜B3をそれ
ぞれ含む。また、エントリA,Bを代表するバリッドフ
ラグはどちらも有効とされている。
【0036】この状態から、まず、移動元アドレス4n
のワードに登録されているエントリAのデータA0を、
エントリBのデータB0が登録されている移動先アドレ
ス4(n+1)のワードへ移動する。すなわち、まず、
最上位の移動先アドレス4(n+1)+3のワードのバ
リッドフラグ、すなわち、エントリBを代表するバリッ
ドフラグを無効にする(同図(b))。これにより、エ
ントリBの4つのデータB0〜B3が全て無効化され
る。
【0037】続いて、移動元アドレス4nのワードに格
納されているエントリAのデータA0を、移動先アドレ
ス4(n+1)のワードにコピーし(同図(c))、移
動先アドレス4(n+1)のワードのバリッドフラグを
有効とする(同図(d))。その後、移動元アドレス4
nのワードのバリッドフラグを無効にする(同図
(e))。
【0038】なお、図4(d)および(e)において、
有効および無効とされるバリッドフラグはエントリを代
表するバリッドフラグではないので、有効であっても無
効であっても無視される。本実施例では、エントリを代
表するバリッドフラグではないバリッドフラグも、シフ
トシーケンス回路14による一連の同一手順により同様
に有効または無効とされる。このようなバリッドフラグ
の状態を、図4および図5では(有効)および(無効)
と表現する。
【0039】以下同様に、移動元アドレス4n+1のワ
ードに格納されているエントリAのデータA1を、エン
トリBのデータB1が格納されている移動先アドレス4
(n+1)+1のワードにコピーする(図4(f)〜図
5(i))。続いて、移動元アドレス4n+2のワード
に格納されているエントリAのデータA2を、エントリ
BのデータB2が格納されている移動先アドレス4(n
+1)+2のワードにコピーする(図示省略)。
【0040】そして最後に、移動元アドレス4n+3の
ワードに格納されているエントリAのデータA3を、エ
ントリBのデータB3が格納されている移動先アドレス
4(n+1)+3のワードにコピーする(図5(j)〜
図5(m))。すなわち、まず、移動先アドレス4(n
+1)+3のワードのエントリBを代表するバリッドフ
ラグを無効にする(図5(j))。
【0041】続いて、移動元アドレス4n+3のワード
に格納されているエントリAのデータA3を、移動先ア
ドレス4(n+1)+3のワードにコピーし(同図
(k))、移動先アドレス4(n+1)+3のワードの
バリッドフラグを有効とする(同図(l))。このバリ
ッドフラグはエントリを代表するバリッドフラグである
から、この時点で、移動先アドレス4(n+1)〜4
(n+1)+3に格納されたエントリAのデータA0〜
A3は有効となる。
【0042】そして、移動元アドレス4n+3のワード
のバリッドフラグを無効にする(同図(m))。同じ
く、このバリッドフラグはエントリを代表するバリッド
フラグであるから、この時点で、移動元アドレス4n〜
4n+3のワードに格納されたエントリAのA0〜A3
は無効となる。
【0043】以上のようにして、移動元アドレス4n〜
4n+3のワードに登録されていたエントリAのデータ
A0〜A3が、移動先アドレス4(n+1)〜4(n+
1)+3のワードにそれぞれシフトされ、この時同時
に、エントリBのデータB0〜B3が削除される。な
お、移動元アドレス4n〜4n+3のワードに登録され
ていたエントリAを代表するバリッドフラグは無効とさ
れるため、新規エントリを登録するためのメモリ空間と
して使用可能である。
【0044】また、移動元アドレス4n〜4n+3のワ
ードに登録されているエントリAの全てのデータA0〜
A3を、移動先アドレス4(n+1)〜4(n+1)+
3のワードにコピーするまでの間、移動先アドレス4
(n+1)〜4(n+1)+3のワードには、例えばA
0,A1,B2,B3というような意図しない不正なエ
ントリが一時的に構成されるが、移動先アドレス4(n
+1)+3のエントリを代表するバリッドフラグを無効
としているので何ら問題にはならない。
【0045】本発明のCAM装置10では、複数ワード
で1エントリを構成した場合であっても、移動元アドレ
スのワードに格納されたエントリのデータを移動先アド
レスのワードに移動する間、バリッドフラグが「有効」
を示している意図しないエントリが構成されることはな
いので、誤った一致検索が行われることはない。従っ
て、本発明のCAM装置10では、テーブルの更新中で
あっても一致検索動作を停止させる必要はなく、通常動
作が可能である。
【0046】本発明は、基本的に以上のようなものであ
る。以上、本発明の連想メモリ装置およびそのメモリデ
ータ移動方法について詳細に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲に
おいて、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんで
ある。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の連想
メモリ装置は、メモリアレイに登録されたエントリを更
新する一連の手順を制御するシフトシーケンス回路を備
えるものである。これにより、本発明の連想メモリ装置
及び当該連想メモリにおけるメモリデータ移動方法によ
れば、1ワードで1エントリを構成した場合はもちろ
ん、複数ワードを連結して1エントリを構成した場合で
あっても、メモリアレイに登録されたエントリの更新中
に意図しないエントリが構成されることはないので、更
新中にも一致検索を行うことができ、連想メモリ装置の
使用効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の連想メモリ装置の一実施例の構成ブ
ロック図である。
【図2】 メモリアレイに登録されたエントリをシフト
する各工程を表す一実施例の概念図である。
【図3】 図2に示す各工程の続きを表す概念図であ
る。
【図4】 メモリアレイに登録されたエントリをシフト
する各工程を表す別の実施例の概念図である。
【図5】 図4に示す各工程の続きを表す概念図であ
る。
【符号の説明】
10 連想メモリ装置(CAM装置) 12 メモリアレイ 14 シフトシーケンス回路 16 アドレス生成回路 18 読み出しデータ保持回路 S1 シフト開始信号 S2 アドレス生成制御信号 S3 データラッチ信号 S4 シーケンス制御信号 S5 制御信号 S6 アドレスバス S7 データバス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のエントリが登録されるメモリアレイ
    と、このメモリアレイのメモリアドレスを生成するアド
    レス生成回路と、前記メモリアレイから読み出されたエ
    ントリを保持し、この保持されたエントリを前記メモリ
    アレイに供給する読み出しデータ保持回路と、前記アド
    レス生成回路および前記読み出しデータ保持回路を制御
    して、前記メモリアレイに登録されたエントリを更新す
    る一連の手順を制御するシフトシーケンス回路とを備え
    ることを特徴とする連想メモリ装置。
  2. 【請求項2】前記シフトシーケンス回路による一連の手
    順は、前記メモリアレイの移動先アドレスに登録された
    エントリのバリッドフラグを無効に設定する第1工程
    と、 前記メモリアレイの移動元アドレスに登録されたエント
    リのデータを読み出す第2工程と、 この読み出された移動元アドレスのエントリを前記移動
    先アドレスに書き込むと共に、当該移動先アドレスに書
    き込まれたエントリのバリッドフラグを有効に設定する
    第3工程と、 前記移動元アドレスのバリッドフラグを無効に設定する
    第4工程と、 複数のワードを連結して1つのエントリを構成している
    場合には、各々のエントリを構成する複数のワードの移
    動が完了するまで前記第1〜第4工程を繰り返し行う第
    5工程と、 所定数のエントリの移動が完了するまで前記第1〜第5
    工程を繰り返し行う第6工程とを含むことを特徴とする
    請求項1に記載の連想メモリ装置。
  3. 【請求項3】連想メモリ装置のメモリデータ移動方法で
    あって、 メモリアレイの移動先アドレスに登録されたエントリの
    バリッドフラグを無効に設定する第1工程と、 前記メモリアレイの移動元アドレスに登録されたエント
    リのデータを読み出す第2工程と、 この読み出された移動元アドレスのエントリを前記移動
    先アドレスに書き込むと共に、当該移動先アドレスに書
    き込まれたエントリのバリッドフラグを有効に設定する
    第3工程と、 前記移動元アドレスのバリッドフラグを無効に設定する
    第4工程と、 複数のワードを連結して1つのエントリを構成している
    場合には、各々のエントリを構成する複数のワードの移
    動が完了するまで前記第1〜第4工程を繰り返し行う第
    5工程と、 所定数のエントリの移動が完了するまで前記第1〜第5
    工程を繰り返し行う第6工程とを含むことを特徴とする
    連想メモリ装置のメモリデータ移動方法。
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