JP2002123640A - 電子案内情報処理システム、情報配信装置、携帯端末装置及び電子案内情報処理方法 - Google Patents

電子案内情報処理システム、情報配信装置、携帯端末装置及び電子案内情報処理方法

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JP2002123640A
JP2002123640A JP2000317048A JP2000317048A JP2002123640A JP 2002123640 A JP2002123640 A JP 2002123640A JP 2000317048 A JP2000317048 A JP 2000317048A JP 2000317048 A JP2000317048 A JP 2000317048A JP 2002123640 A JP2002123640 A JP 2002123640A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報利用者側でテーマパーク等に関する案内
情報を従来方式のガイドブックや案内用の地図などの書
籍資料類に代えて電子案内情報形式により取得できるよ
うにする。 【解決手段】 テーマパーク等に関する案内情報を電子
処理するシステムであって、案内情報を電子案内情報D
1にしてデータ配信する情報配信装置19と、この情報
配信装置19からデータ配信された電子案内情報D1を
記録再生する携帯端末装置14とを備え、この携帯端末
装置14で電子案内情報D1を映像表示又は/及び音声
出力するようにしたものである。この構成によって、情
報利用者側ではテーマパーク等に関する案内情報を従来
方式のガイドブックや案内用の地図などの書籍資料類に
代えて電子案内情報D1の形式により得ることができ
る。しかも、放送または通信基盤を使って電子案内情報
D1を一斉配信する方式を採ると、現地に行く前に、そ
のテーマパーク等に関する案内情報を容易に取得するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーマパークやイ
ベント会場、巨大ショッピングモール等における電子ガ
イドシステムに適用して好適な電子案内情報処理システ
ム、情報配信装置、携帯端末装置及び電子案内情報処理
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大規模なテーマパークやイベント
会場、巨大ショッピングモール等が建設され、これらの
テーマパーク等では、ガイドブックや案内用の地図など
が別途販売されていたり配布されており、来場者はこれ
らを購入または入手して事前にあるいは直接エリア内で
ガイド情報として利用している場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらテー
マパーク等で利用されるガイド資料類は、書籍や小冊子
形式であったり折りたたみ式の地図などが多く、特に現
地で利用するには操作性、検索性に難点がある。これら
の難点により充分にガイド情報が理解できず効率的に行
動ができなかったり、迷子になってしまうなどの問題点
があった。
【0004】更に、常設のアトラクションや展示ブー
ス、店舗に関してはある程度事前の調査で情報を把握し
ておけるが、当日のみのショー、パレード、講演、実
演、特売等は、よほど念入りに情報入手に心がけないと
見過ごしてしまうケースがしばしばある。
【0005】また、人気のアトラクションや展示ブース
においてはせっかくその場に行っても長い時間並んで入
場を待たねばならないことが多く、効率的な時間の活用
ができないといった問題もある。
【0006】一方、これらの問題に対応してテーマパー
ク等(以下集客施設場所ともいう)に関するガイド用の
ビデオ作品を作成したり、案内情報をパーソナルコンピ
ュータのソフトウエアなどに電子データ化して検索性を
向上させる手法が考えられる。ところがビデオ作品は事
前の予習には活用できても現地での利用には適さない
し、パソコン用のアプリケーションではノートタイプの
パソコンを利用したとしても携帯性や操作性に難点があ
るといった問題点がある。
【0007】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、情報利用者側で集客施設場所
に関する案内情報を従来方式のガイドブックや案内用の
地図などの書籍資料類に代えて電子情報内容形式により
取得できるようにした電子案内情報処理システム、情報
配信装置、携帯端末装置及び電子案内情報処理方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、集客施
設場所に関する案内情報を電子処理するシステムであっ
て、案内情報を電子案内情報にしてデータ配信する情報
配信装置と、この情報配信装置からデータ配信された電
子案内情報を記録再生する携帯端末装置とを備え、この
携帯端末装置で電子案内情報を映像表示又は/及び音声
出力するようにしたことを特徴とする第1の電子案内情
報処理システムによって解決される。
【0009】本発明に係る第1の電子案内情報処理シス
テムによれば、集客施設場所に関する案内情報を電子処
理する場合に、この案内情報が情報配信装置により電子
案内情報になされて、例えば、各々の情報利用者の所持
する携帯端末装置にデータ配信される。携帯端末装置で
は情報配信装置からデータ配信された電子案内情報が記
録再生される。各々の情報利用者では電子案内情報が携
帯端末装置で映像表示又は/及び音声出力するようにな
される。
【0010】従って、情報利用者側では集客施設場所に
関する案内情報を従来方式のガイドブックや案内用の地
図などの書籍資料類に代えて電子情報内容の形式により
得ることができる。しかも、放送または通信基盤を使っ
て電子案内情報を一斉配信する方式を採ると、現地に行
く前に、その集客施設場所に関する案内情報を容易に取
得することができる。また、テーマパークやイベント会
場などの新設や催し物などに変更があった場合に、その
変更内容をタイムリーに取得することができる。
【0011】本発明に係る第2の電子案内情報処理シス
テムは入場口及び出場口以外の出入りが制限される集客
施設場所に関する電子案内情報を処理するシステムであ
って、電子案内情報を貸し出しする情報貸出装置と、こ
の情報貸出装置から貸し出された電子案内情報を記録再
生する携帯端末装置と、この携帯端末装置に貸し出した
電子案内情報を回収する情報回収装置とを備え、電子案
内情報は入場口で読出し許可され、出場口で読出し禁止
するような処理を施すようになされることを特徴とす
る。
【0012】本発明に係る第2の電子案内情報処理シス
テムによれば、入場口及び出場口以外の出入りが制限さ
れる集客施設場所に関する電子案内情報を処理する場合
に、例えば、情報貸出装置から携帯端末装置へこの集客
施設場所に関する電子案内情報が貸し出されると、当該
集客施設場所の入場口でその電子案内情報の読出しが許
可される。出場口で情報回収装置により電子案内情報が
回収されると共に、その読出しを禁止するような処理が
施される。
【0013】従って、情報利用者側では集客施設場所内
に滞在している限り、貸し出された電子案内情報を自由
に携帯端末装置で読出し再生することができる。しか
も、従来方式のような入場券は不要となり、集客施設場
所内でのペーパレス化を図ることができる。また、携帯
端末装置によるLANやインターネット決済機能を導入
することにより、集客施設場所内でのマネーレス化を実
現することができる。安全性が向上する。
【0014】本発明に係る情報配信装置は、集客施設場
所に関する案内情報を情報利用者にデータ配信する装置
であって、案内情報に関する電子情報内容を一群のデー
タ列に構築して搬送用の信号に挿入するデータ挿入部
と、このデータ挿入部によりデータ列を構築挿入された
搬送用の信号を情報利用者の携帯端末装置に送信する送
信部とを備えることを特徴とするものである。
【0015】本発明に係る情報配信装置によれば、例え
ば既存の放送基盤を使用して集客施設場所に関する案内
情報をデータ配信する場合に、データ挿入部によって案
内情報に関する電子情報内容が一群のデータ列に構築さ
れて搬送用の信号に挿入される。この電子情報内容は放
送基盤で採用されるテレビ放送信号(搬送用の信号)の
垂直ブランキング期間に多重して伝送するようなされ
る。このデータ挿入部によりデータ列を構築挿入された
テレビ放送信号が送信部から利用者の携帯端末装置へ一
斉に送信するようになされる。
【0016】従って、情報利用者の携帯端末装置におい
て、所定の期間内にデータ列の一群を一挙に受信して、
それを記憶装置などに一挙に蓄積することができる。こ
れにより、情報利用者側では現地に行く前に、その集客
施設場所に関する案内情報を容易かつタイムリーに取得
することができる。
【0017】本発明に係る携帯端末装置は集客施設場所
に関する電子案内情報を取得して処理する装置であっ
て、電子案内情報を受信して蓄積し、情報利用者の情報
操作に応じて電子案内情報を非同期に読み出すと共に、
該電子案内情報を映像表示又は/及び音声出力するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0018】本発明に係る携帯端末装置によれば、集客
施設場所に関する案内情報を取得して処理する場合に、
情報利用者側では現地に行く前に、その集客施設場所に
関する案内情報を容易かつタイムリーに取得することが
できる。しかも、情報利用者は電子案内情報の受信後
に、アン・リアルタイム(非同期)に集客施設場所に関
する案内情報を自由に読み出してテーマパークやイベン
ト会場などの映像や音声情報を視聴することができる。
また、テーマパークやイベント会場などの新設や催し物
などに変更があった場合に、その変更内容をタイムリー
に取得することができる。
【0019】本発明に係る第1の電子案内情報処理方法
は集客施設場所に関する案内情報を電子処理する方法で
あって、情報提供者側で、案内情報に基づいて電子案内
情報を作成すると共に、電子案内情報を情報利用者の携
帯端末装置にデータ配信し、情報利用者側では、データ
配信されてくる電子案内情報を取得し、ここで取得され
た電子案内情報を映像表示又は/及び音声出力するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0020】本発明に係る第1の電子案内情報処理方法
によれば、集客施設場所に関する案内情報を電子処理す
る場合に、情報利用者側では集客施設場所に関する案内
情報を従来方式のガイドブックや案内用の地図などの書
籍資料類に代えて電子情報内容の形式により得ることが
できる。しかも、放送または通信基盤を使って電子案内
情報を一斉配信する方式を採ると、現地に行く前に、そ
の集客施設場所に関する案内情報を容易に取得すること
ができる。また、テーマパークやイベント会場などの新
設や催し物などの変更内容等の情報更新をリアルタイム
かつ円滑に取得することができる。
【0021】本発明に係る第2の電子案内情報処理方法
は入場口及び出場口以外の出入りが制限される集客施設
場所に関する案内情報を電子処理する方法であって、電
子案内情報を入場口で情報利用者の携帯端末装置へ貸し
出し、ここで貸し出された電子案内情報を出場口で回収
することを特徴とするものである。
【0022】本発明に係る第2の電子案内情報処理方法
によれば、入場口及び出場口以外の出入りが制限される
集客施設場所に関する案内情報を電子処理する際に、情
報利用者側では集客施設場所内に滞在している限り、貸
し出された電子案内情報を自由に携帯端末装置で読出し
再生することができる。しかも、従来方式のような入場
券は不要となり、集客施設場所内でのペーパレス化を図
ることができる。また、LANやインターネット決済機
能を導入することにより、集客施設場所内でのマネーレ
ス化を実現することができる。安全性が向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る電子案内
情報処理システム、情報配信装置、携帯端末装置及び電
子案内情報処理方法の一実施の形態について、図面を参
照しながら説明をする。
【0024】(1)第1の実施形態 図1は本発明に係る第1の実施形態としての電子案内情
報処理システム100の構成例を示すブロック図であ
る。この実施形態では、テーマパークやイベント会場な
どの集客施設場所に関する案内情報を電子処理する場合
に、これらの案内情報を電子案内情報にしてデータ配信
する情報配信装置と、この電子案内情報を記録再生する
携帯端末装置とを備え、この電子案内情報を映像表示又
は/及び音声出力するようにして、情報利用者側で集客
施設場所に関する案内情報を従来方式のガイドブックや
案内用の地図などの書籍資料類に代えて電子情報内容形
式により取得できるようにすると共に、現地に行く前
に、その集客施設場所に関する案内情報を容易かつタイ
ムリーに取得できるようにしたものである。
【0025】図1に示す第1の電子案内情報処理システ
ム100は集客施設場所に関する案内情報を電子処理す
るシステムである。ここで集客施設場所とはテーマパー
クやイベント会場、大型ショッピングモールなどをい
い、不特定多数の顧客が集まる施設や場所をいうものと
する。
【0026】このシステム100では情報提供事業者1
7に情報配信装置19が設けられ、集客施設場所に関す
る案内情報を電子案内情報D1にしてデータ配信するよ
うになされる。案内情報とは情報提供事業者側で作成さ
れた集客施設場所に係るアトラクション、レストランな
どの詳細な説明情報や、その周辺の地図情報をいう。電
子案内情報D1とは案内情報をデータ化して映像表示及
び音声出力可能なようにしたものである。この実施形態
で電子案内情報D1には専用のプログラム情報D2が一
緒に付加されてデータ配信される。
【0027】一方、情報利用者側の各々には携帯端末装
置#i(i=1〜n)が準備され、情報配信装置19か
らデータ配信された電子案内情報D1を記録再生するよ
うになされる。携帯端末装置#iでは電子案内情報D1
を映像表示したり、それを音声出力するようになされ
る。このプログラム情報D2は各種の電子案内情報D1
を携帯端末装置#iの表示部6に読み出したり、アトラ
クションやレストランなどを検索する際の制御手順を成
すものである。各種案内情報を快適に検索・表示するた
めである。
【0028】この電子案内情報D1は既存の放送基盤又
は通信基盤を利用して携帯端末装置#iに配信するよう
になされる。もちろん、放送基盤及び通信基盤を併用し
てもよい。電子案内情報D1は放送基盤及び通信基盤を
利用したデータ配信に限られることはなく、既存の販売
基盤を利用して情報記録媒体8の形式で情報利用者に提
供してもよい。
【0029】情報記録媒体8には集客施設場所に関する
電子案内情報D1が記録され、情報記録媒体8は携帯端
末装置#iに装着されて利用される。従来方式のガイド
ブックや地図などの書籍資料に代えて、ガイドブックと
しての操作性、検索性が向上するので、特に、テーマパ
ークやイベント会場などの現地での利用において利便性
が格段に改善される。
【0030】続いて、第1の電子案内情報処理方法につ
いて説明をする。図2は本発明に係る第1の電子案内情
報処理システム100における処理例を示すフローチャ
ートである。
【0031】この実施形態ではテーマパークやイベント
会場、大型ショッピングモールなどの集客施設場所に関
する案内情報を電子処理する場合を想定する。このシス
テム100では情報提供事業者側に情報配信装置19が
設けられ、既存の放送基盤や通信基盤を使用して電子案
内情報D1が一斉データ配信される。もちろん、情報利
用者の各々には携帯端末装置#i(i=1〜n)が準備
されている場合を例に挙げる。
【0032】これを前提にして、図2に示すフローチャ
ートのステップA1で情報提供事業者側で、テーマパー
クやイベント会場、大型ショッピングモールなどの案内
情報に基づいて電子案内情報D1を作成する。例えば情
報提供事業者側で、これらの集客施設場所に係るアトラ
クション、レストランなどの詳細な説明情報や、その周
辺の地図情報などの案内情報が作成される。これらの案
内情報をデータ化することにより、所定のフォーマット
のデータ列を成す電子案内情報D1が準備される。この
電子案内情報D1と共に専用のプログラム情報D2も作
成される。
【0033】その後、ステップA2で電子案内情報D1
+プログラム情報D2が情報配信装置19から情報利用
者の携帯端末装置#iへ既存の、例えば地上波のデータ
放送により一斉データ配信される。データ配信はアナロ
グ地上波TV、デジタル地上波TV、衛星データ放送、
FM多重放送、ページヤー等の放送基盤の他に、固定電
話網、携帯電話網等の無線通信基盤、更にはインターネ
ットなどの通信手段の何でも良い。
【0034】一方、情報利用者側ではステップB1で例
えば放送局からデータ配信されてくる電子案内情報D1
+プログラム情報D2を取得する。これらの情報D1+
D2は各家庭のチューナー/デコーダ装置で受信した
後、当該携帯端末装置#iにダウンロードする方法が採
られる。もちろん、これに限られることはなく、受信/
デコーダ機能付きの携帯電話機により直接受信するよう
にしてもよい。
【0035】そして、情報配信装置19からデータ配信
されてきた電子案内情報D1+プログラム情報D2はス
テップB2で携帯端末装置#iで再生するようになされ
る。例えば、プログラム情報D2に基づいて当該携帯端
末装置#iの表示部6に電子案内情報D1を読み出した
り、アトラクションやレストランなどを検索するような
映像表示したり、それを音声出力するようになされる。
これにより、情報利用者の携帯端末装置#iで各種案内
情報を快適に検索・表示することができる。
【0036】このように、本発明に係る第1の実施形態
としての電子案内情報処理システム100によれば、放
送または通信基盤を使って電子案内情報D1を一斉デー
タ配信する方式が採られるので、情報利用者側では集客
施設場所に関する案内情報を従来方式のガイドブックや
案内用の地図などの書籍資料類に代えて電子情報内容の
形式により取得することができる。
【0037】しかも、現地に行く前に、その集客施設場
所に関する案内情報を容易かつタイムリーに取得するこ
とができる。また、情報利用者は電子案内情報D1の受
信後に、アン・リアルタイム(非同期)に集客施設場所
に関する案内情報を自由に読み出してテーマパークやイ
ベント会場などの映像や音声情報を視聴することができ
る。
【0038】更にテーマパークやイベント会場などで催
し物などに変更があった場合に、その変更内容をタイム
リーに取得することができる。テーマパーク、イベント
会場、大型ショッピングモール等の大規模レジャー施設
への集客効果が高められ、集客施設場所内での経済活動
が促進されるばかりでなく、昨今の経済効果への波及も
期待できるようになり、景気の上昇につながる。
【0039】これらの電子案内情報D1は放送基盤及び
通信基盤を利用したデータ配信に限られることはなく、
集客施設場所に関する電子案内情報D1やその専用プロ
グラム情報D2を記録した情報記録媒体8を既存の販売
基盤を利用して情報利用者に提供してもよい。情報記録
媒体8は携帯端末装置#iに装着されて利用される。従
来方式のガイドブックや地図などの書籍資料に代えて、
電子ガイドブックとしての操作性、検索性が向上するの
で、特に、テーマパークやイベント会場などの現地での
利用において利便性が格段に改善される。
【0040】(2)第2の実施形態 図3は本発明に係る第2の実施形態としての電子案内情
報処理システム200の構成例を示すブロック図であ
る。
【0041】この実施形態では入場口及び出場口以外の
出入りが制限される集客施設場所において電子案内情報
処理をする場合に、この電子案内情報を貸し出しする情
報貸出装置と、ここで貸し出された電子案内情報を記録
再生する携帯端末装置と、この電子案内情報を回収する
情報回収装置とを備え、この電子案内情報を入場口で読
出し許可し、その出場口で読出し禁止するようにして、
情報利用者側では集客施設場所内に滞在している限り、
貸し出された電子案内情報を自由に携帯端末装置で読出
し再生できるようにすると共に、集客施設場所内におい
てペーパレス化できるようにしたものである。
【0042】図3に示す電子案内情報処理システム20
0は入場口11及び出場口12以外の出入りが制限され
る集客施設場所10に関する電子案内情報D1を処理す
るシステムである。集客施設場所10はテーマパーク
や、イベント会場、大規模レジャー施設などが対象とな
る。このシステム200の入場口11付近の窓口には情
報貸出装置1が設けられ、電子案内情報D1を貸し出す
ようになされる。この電子案内情報D1は情報貸出装置
1から携帯端末装置14へのダウンロード時には予め暗
号化されており、入場口11で電子案内情報D1を解凍
するようになされる。つまり、電子案内情報D1は入場
口11で読出し許可される。
【0043】一方で、情報利用者では予め携帯端末装置
14が準備され、情報貸出装置1から貸し出された電子
案内情報D1を記録再生するようになされる。携帯端末
装置14は集客施設場所10に滞在している間中、常時
携行することが好ましい。
【0044】この出場口12付近には情報回収装置2が
設けられ、携帯端末装置14に貸し出してあった電子案
内情報D1を回収するようになされる。この際の情報回
収に関しては、電子案内情報D1を出場口12で読出し
禁止するような処理が施される。例えば、出場口12で
電子案内情報D1を消去される。これと共に、情報利用
者の集客施設の利用情報及び/又は集客施設場所10に
関する宣伝広告情報を携帯端末装置14に書き込むよう
な処理を施してもよい。利用情報は情報利用者に採って
来場記念になるし、宣伝広告情報は情報提供事業者にと
って次回の集客効果につながる。
【0045】このシステム200で集客施設場所10に
当該エリア内でのみ有効な特定無線放送手段を設け、こ
の特定無線放送手段から携帯端末装置14に対して電子
案内情報D1を配信するようにしてもよい。もちろん、
この特定無線放送手段からの無線放送信号を受信する受
信手段が携帯端末装置14に設けられることを前提とす
る。
【0046】このような受信手段が携帯端末装置14内
に設けられていない場合は、集客施設場所10の入場口
11で受信手段を貸し出すようにしてもよい。この受信
手段により受信した電子案内情報D1を既に携帯端末装
置14に蓄積されている電子案内情報D1と関連付ける
ようにすれば、テーマパークやイベント会場などの大規
模レジャー施設において、時々刻々と変化するリアルタ
イムな電子案内情報D1を情報利用者の所持する携帯端
末装置14に逐次取り込むことができ、情報利用者にと
って一段と利便性が向上するようになる(以下で単にリ
アルタイムガイド方式という)。
【0047】また、このシステム200の発展系として
携帯端末装置14に位置測定手段を設け、人工衛星を使
用して緯度・経度・高度を測定することにより当該携帯
端末装置自身の位置を特定するようにしてもよい。この
場合も、携帯端末装置14に位置測定手段を設けられて
いない場合は、集客施設場所10の入場口11で位置測
定手段を貸し出すようにするとよい。
【0048】この位置測定手段より得られた測位情報を
既に携帯端末装置14に蓄積されている集客施設場所1
0に係る地図情報と関連付けるようにすれば、テーマパ
ークやイベント会場などの大規模レジャー施設におい
て、ナビゲーション機能が実現でき、集客施設場所10
内での有効な行動ができるようになる。また、情報利用
者にとって一段と利便性が向上し迷子も減る(以下で単
にナビゲーション方式という)。
【0049】続いて、第2の電子案内情報処理方法につ
いて説明をする。図4は本発明に係る第2の電子案内情
報処理システム200における処理例を示すフローチャ
ートである。
【0050】この実施形態では図3に示した入場口11
及び出場口12以外の出入りが制限される集客施設場所
10において電子案内情報D1を処理する場合に、入場
口付近に情報貸出装置1が配置され、その出場口付近に
情報回収装置2が配置され、電子案内情報D1を入場口
11で読出し許可し、その出場口12で読出し禁止する
場合を前提とする。もちろん、情報利用者の各々には携
帯端末装置14が準備されている場合を例に挙げる。
【0051】これを前提にして、出入りが制限された集
客施設場所に入場するときに、図4に示すフローチャー
トのステップC1でその入場口付近に配置された情報貸
出装置1から情報利用者の所持する携帯端末装置14へ
電子案内情報D1を貸し出す。ここで情報貸出装置1と
携帯端末装置14とが接続され、アトラクションやレス
トランなどの電子案内情報D1が情報貸出装置1から携
帯端末装置14へダウンロードされる。情報提供事業者
側ではダウンロード時に、ステップC11で予め電子案
内情報D1が暗号化され、その読出し機能がロックされ
る。これは情報利用者による電子案内情報D1の盗用と
その不正利用を防止するためである。
【0052】その後、ステップC12に移行して情報利
用者が集客施設場所に足を踏み入れるときに、当該電子
案内情報D1を解凍するようになされる。つまり、携帯
端末装置14にダウンロードされた電子案内情報D1が
入場口11で読出し許可される。
【0053】そして、情報利用者は集客施設場所10に
滞在している間中、常時、携帯端末装置14を携行する
ようになされ、情報貸出装置1から貸し出された電子案
内情報D1を何度でも、自由に再生するようになされ
る。例えば、プログラム情報D2に基づいて当該携帯端
末装置14の表示部6に電子案内情報D1を読み出した
り、アトラクションやレストランなどを検索するような
映像表示したり、それを音声出力するようになされる。
【0054】これにより、情報利用者の携帯端末装置1
4で各種案内情報を快適に検索・表示することができ
る。ここで、リアルタイムガイド方式やナビゲーション
方式を導入すると、どんな広い集客施設場所10でも有
意義に過ごすことができる。
【0055】その後、情報利用者が当該集客施設場所1
0から退場するときは、ステップC2でこの出場口12
付近に設けられた情報回収装置2により、携帯端末装置
14にダウンロードされていた電子案内情報D1を回収
するようになされる。
【0056】この際の情報回収に関しては、ステップC
21で電子案内情報D1を出場口12で消去される。こ
れと共にステップC22で、情報利用者の集客施設の利
用情報及び/又は集客施設場所10に関する宣伝広告情
報を携帯端末装置14に書き込むようになされる。これ
により、情報利用者は集客施設場所10から出場した後
に利用情報を携帯端末装置14に表示したり、当該集客
施設場所10の次回のアトラクションなどの宣伝広告情
報を表示することができる。
【0057】このように、本発明に係る第2の実施形態
としての電子案内情報処理方法によれば、入場口11及
び出場口12以外の出入りが制限される集客施設場所1
0において、情報利用者側では集客施設場所10内に滞
在している限り、貸し出された電子案内情報D1を自由
に携帯端末装置14で読出し再生することができる。
【0058】しかも、従来方式のような入場券は不要と
なり、集客施設場所10内でのペーパレス化を図ること
ができる。また、携帯端末装置14によるLANやイン
ターネット決済機能を導入することにより、集客施設場
所10内でのマネーレス化を実現することができる。よ
り一層安全性が向上する。
【0059】(3)第1の実施例 図5は本発明に係る第1の実施例としてのポケットテー
マパークシステム101の構成例を示すブロック図であ
る。
【0060】この実施例では大規模レジャー施設や、シ
ョッピングモール、テーマパーク、イベント会場などに
関する案内情報を電子処理する場合に、これらの案内情
報を電子案内情報D1にしてデータ配信する情報配信装
置19と、この電子案内情報D1を記録再生する携帯端
末装置14とを備え、この電子案内情報D1を映像表示
又は/及び音声出力するようにして、情報利用者側でテ
ーマパーク等に関する案内情報を従来方式のガイドブッ
クや案内用の地図などの書籍資料類に代えて電子情報内
容形式により取得できるようにすると共に、現地に行く
前に、そのテーマパーク等に関する案内情報を容易かつ
タイムリーに取得できるようにしたものである。
【0061】図5に示す第1のポケットテーマパークシ
ステム101は例えば、動物園、遊園地などのテーマパ
ークに関する案内情報を電子処理するシステムである。
このシステム101では放送局9から電子案内情報D1
がデータ配信するようになされる。電子案内情報D1は
情報提供事業者側で作成され、そのテーマパークのアト
ラクション、レストランなどの詳細な説明情報や、その
周辺の地図情報などである。電子案内情報D1は予めデ
ータ化され、映像表示及び音声出力可能なようになされ
る。この例で電子案内情報D1には専用のプログラム情
報D2が一緒に付加されてデータ配信される。
【0062】一方、情報利用者側の各々には携帯端末装
置14が準備され、放送局9からデータ配信された電子
案内情報D1+D2等をチューナー装置24で受信し、
これを携帯端末装置14にダウンロードし、これを携帯
端末装置14で記録再生するようになされる。携帯端末
装置14では電子案内情報D1を映像表示したり、それ
を音声出力するようになされる。このプログラム情報D
2は各種の電子案内情報D1を携帯端末装置14の表示
部6に読み出したり、アトラクションやレストランなど
を検索する際の制御手順を成すものである。各種案内情
報を快適に検索・表示するために使用される。
【0063】この例では、図5に示す充電機能付きのチ
ューナー装置24と、このチューナー装置24に対して
脱着自在になされる専用の携帯端末装置14とを備え、
放送局9からの電子案内情報D1及びメモリカード20
2からのゲームデータなどを処理するようになされる。
ゲームなどのアプリケーションはいつでもどこでも楽し
むことができる。このシステム101でチューナー装置
24において電子案内情報D1を受信し蓄積するように
なされる。
【0064】電子案内情報D1は放送基盤及び通信基盤
を利用したデータ配信に限られることはなく、情報記録
媒体の一例となるメモリカード202の形式で既存の販
売基盤を利用して情報利用者に提供するようになされ
る。メモリカード202にはテーマパークに関する電子
案内情報D1が記録され、メモリカード202は携帯端
末装置14に装着されて利用される。従来方式のガイド
ブックや地図などの書籍資料に代わるガイドブックとし
ての操作性、検索性が発揮される。
【0065】このチューナー装置24から携帯端末装置
14へのダウンロードにはUSBやIEEE1394、
IrDAなどの汎用シリアルインタフェース(有線、無
線)が使用され、この他に、有線、無線、コネクタを直
接接続する専用インタフェースなどをチューナー装置2
4に設けてもよい。チューナー装置24で受信されたデ
ータ列を装置内で蓄積することなく、直接、携帯端末装
置14内の不揮発性のメモリやハードディスク装置内に
蓄積するようにしてもよい。
【0066】図5に示す充電機能付きのチューナー装置
24には脱着自在な携帯端末装置14が接続され、この
チューナー装置24よりダウンロードされる一群のデー
タ列を画像処理するようになされる。この携帯端末装置
14には操作キー32と、この操作キー32によって操
作された映像を表示する液晶表示モニタ122を有して
いる。
【0067】この液晶表示モニタ122は例えば、32
0画素×240画素のカラー液晶画面を有している。こ
の携帯端末装置14の下端部側にはチューナー装置24
の凹み部18に挿入されることで、この携帯端末装置1
4に内蔵されている二次電池に対して充電を行うように
なされている。携帯端末装置14のケーシング26には
上述の液晶表示モニタ122の他に、操作キー32を構
成する十字キー28と決定キー30とが設けられてい
る。決定キー30は後述するように携帯端末装置14の
電源スイッチとしても機能する。
【0068】一方、チューナー装置24のケーシング3
4には上記の凹み部18の他に、充電中、充電終了等の
充電状態を表す受電表示ランプ36と、携帯端末装置1
4がデータ受信中であることを表す受信表示ランプ37
と、データ放送の中で所望の放送のチャンネルを選択す
るためのチャンネル選択スイッチ38とが設けられてい
る。
【0069】更に、この充電機能付きのチューナー装置
24には同軸ケーブル40が接続されて同軸端子44に
至る。この同軸端子44には空中線アンテナ42が接続
され、通常の地上波によるTV番組放送の他に、電子案
内情報D1を受信するようになされる。これと共に、チ
ューナー装置24には電源コード46を接続したACプ
ラグ(交流プラグ)48が取り付けられている。ACプ
ラグ48は電源コンセント50に接続され、AC電源が
供給される。
【0070】続いて、放送局9に配置される情報配信装
置19及びその周辺システムの構成例について説明をす
る。図6に示す情報配信装置19は通常の地上波による
TV番組放送の他に、情報提供事業者から供給される電
子案内情報D1をデータ配信する装置である。
【0071】この例で電子案内情報D1は大規模レジャ
ー施設や、ショッピングモール、テーマパーク、イベン
ト会場などに関する案内情報などであり、これらは電子
案内情報制作環境により予め制作される。電子案内情報
D1は月単位、週単位又は日単位に制作される。これら
の電子案内情報D1はデータ放送番組制作部門に持ち込
まれる。この部門において電子案内情報D1とアプリケ
ーションなどのプログラム情報D2とが編集される。
【0072】また、通常の地上波のテレビ番組は現行通
りテレビ番組制作会社によりなされる。情報配信装置1
9は電子案内情報挿入用のインサーター92と、挿入部
29、通常テレビ番組用の番組編成処理部93や送出イ
ンタフェース94と、送信部95と、アンテナ98とを
有している。
【0073】このインサーター92はデータ挿入部の一
例であり、グラフィックデータやサウンドデータなどの
電子案内情報D1と、アプリケーションなどのプログラ
ム情報D2とを一群のデータ列に構築すると共に、これ
らの電子案内情報D1を搬送用の信号に挿入するために
挿入部29に転送される。
【0074】一方、地上波データ放送によるテレビ番組
情報及びコマーシャルビデオはテレビ番組制作会社から
提供される。このテレビ番組情報とコマーシャルビデオ
とは情報配信装置19の番組編成処理部93で編成した
後に送出インタフェース94に送られる。送出インタフ
ェース94では番組編成されたテレビ番組情報及びコマ
ーシャルビデオが所定の放送形式に変換された後に、地
上波データ放送によるTV放送信号となされる。
【0075】この送出インタフェース94の出力段には
挿入部29及びその後段には送信部95が接続されてお
り、上述のTV放送信号の垂直ブランキング期間に、テ
ーマパーク等に関する電子案内情報D1を一群のデータ
列にして多重化(VBI)するようになされる。電子案
内情報D1は予め指定された日時(深夜)に放送するよ
うになされる。この挿入部29により挿入された一群の
データ列は送信部95により所定の変調方式により変調
された後に、所定の送信電力によってアンテナ98から
輻射される。
【0076】このように本発明に係る情報配信装置19
によれば、データ放送基盤を使用してテーマパーク等に
関する案内情報をデータ配信する場合に、インサーター
92によって電子情報内容D1が一群のデータ列に構築
されて搬送用の信号に挿入される。この電子情報内容D
1はデータ放送基盤で採用されるテレビ放送信号(搬送
用の信号)の垂直ブランキング期間に多重して伝送する
ようなされる。このインサーター92によりデータ列を
構築挿入されたテレビ放送信号が送信部95から情報利
用者の携帯端末装置14へ一斉に送信するようになされ
る。
【0077】従って、情報利用者の携帯端末装置14に
おいて、所定の期間内にデータ列の一群を一挙に受信し
て、それを不揮発性の記憶装置などに一挙に蓄積するこ
とができる。これにより、情報利用者側では現地に行く
前に、そのテーマパーク等に関する電子案内情報D1を
容易かつタイムリーに取得することができる。
【0078】しかも、情報利用者は電子案内情報D1の
受信後に、アン・リアルタイム(非同期)に携帯端末装
置14により電子案内情報D1を自由に読み出してテー
マパークやイベント会場などの映像や音声情報を視聴す
ることができる。また、情報提供者側ではテーマパーク
やイベント会場などの新設や催し物などの変更内容等の
情報更新をリアルタイムかつ円滑に取得することができ
る。
【0079】続いて、当該テーマパークシステム101
で適用されるデータ列のフォーマットについて説明す
る。図7に示すデータ列に関しては、予め放送局9など
でのフォーマットが準備され、データの本体は各々のパ
ケットに分割して伝送される。
【0080】この例では深夜でもチューナー装置24や
後述する携帯電話機401などにおいて、自動受信でき
るようにデータ列の先頭には転送要求コマンドが記述さ
れている。転送要求コマンドはスタンバイ状態の携帯端
末装置14等をイニシャライズする(立ち上げる)ため
のデータである。この転送要求コマンドに続いてダミー
パケットが挿入される。ダミーパケットはセットアップ
期間を形成するようになされる。セットアップ期間はチ
ューナー装置24等が受信可能になるまでの時間であ
る。
【0081】このセットアップ期間の後には1回の全プ
ログラムデータが記述されている。プログラムデータは
ビットデータ形式により記述され、テーマパークなどに
関する電子案内情報D1が対象となる。プログラムデー
タは、見かけ上電子案内情報D1、プログラム情報D
2、あるいはプログラムコード、映像情報、音声情報と
いった区別無く記述される。
【0082】このプログラムデータの先頭にはプログラ
ム開始コマンドが記述され、以下、N+1個のブロック
0〜ブロックNが記述されている。上述の電子案内情報
D1、あるいはプログラムコード、映像及び音声情報の
コンテンツコードはブロック単位に記述される。ブロッ
ク0は先頭ブロックであり、ブロックNは最後のブロッ
クである。ブロックNの後にはブロック終了コマンドが
記述されている。各々のブロック0〜Nの例えば、ブロ
ック1にはその先頭にブロックヘッダが記述されてい
る。ブロックヘッダにはヘッダコードや、ブロックの先
頭、中間、最後などの属性、パケット数などのブロック
長、コンテンツコードなどが記述されている。
【0083】このブロックヘッダの後には各々のブロッ
ク毎にM+1個のパケットが記述されている。パケット
0は先頭パケットであり、パケットMは最後のパケット
である。各々のパケット0〜Mの例えば、パケット1に
はパケットコードや、パケットの先頭、中間、最後など
の属性、パリティなどの誤り訂正符号が記述されてい
る。
【0084】続いて、充電機能付きのチューナー装置2
4及び携帯端末装置14の内部構成例について説明をす
る。図8は充電機能付きのチューナー装置24及び携帯
端末装置14の内部構成例を示すブロック図である。こ
のシステム101では情報利用者側で専用の携帯端末装
置14やチューナー装置24が準備され、情報配信装置
19による電子案内情報D1を受信してデータ処理する
ようになされる。
【0085】図8において、チューナー装置24は、外
部から供給されるデータを受信するチューナー55を有
している。このチューナー55は、アンテナ42により
受信された地上波データ放送信号から電子案内情報D1
に係るデータ列を抽出してバス57に送るようになされ
る。チューナー装置24内にはフラッシュメモリ33が
設けられ、バス57から転送されてくるデータ列を蓄積
するようになされる。
【0086】この実施例において電子案内情報D1に係
る映像及び音声情報は、地上波テレビ放送であるNTS
C方式による放送電波の隙間である垂直ブランキングイ
ンターリービング(VBI:vertical blanking interl
eaving interval)を利用して多重化される。各種デジ
タルコンテンツ{コンテンツとは、映像、画像(動画と
静止画)、音声、文字、数値などの様々な情報や、テレ
ビジョン受信機やラジオ受信機で再生される番組やCM
および雑誌や新聞の紙面の内容も含むものとする。}の
配信が可能となっている。したがって、この地上波のテ
レビ放送電波は、従来の八木アンテナ等のアンテナ42
により受信が可能である。
【0087】なお、テレビ放送電波は複数のチャンネル
の電波を含んでいる。そこで、所望のチャンネルを選択
して受信するために、チャンネル選択スイッチ38によ
り設定されたチャンネル情報に基づき、チャンネル選択
回路56を通じてチューナー55の選択周波数が切り替
えられるように構成されている。チューナー55により
選択されてバス57に流されたデータ列(ここでは、N
TSC信号)は、データデコード回路58によりデコー
ドされる。
【0088】放送局9側でVBIとして多重化された上
記各種コンテンツに係るデータ列がNTSC信号に存在
していたときには、そのデコードされた、映像及び音声
情報、プログラム情報D2、電子案内情報D1などのデ
ータは、マイクロコンピュータ90の制御の下に、携帯
端末装置14がセットされていない場合を含めて一旦フ
ラッシュメモリ33に蓄積される。なお、携帯端末装置
14がセットされているときは、直接、シリアルインタ
フェースである外部インタフェース60、接続端子65
を通じて携帯端末装置14にも同時に電子案内情報D1
を転送してもよい。このマイクロコンピュータ90とデ
ータデコード回路58とは一体的なシステムLSI構成
となされる。
【0089】このチューナー装置24には脱着自在な携
帯端末装置14がセットされ、テーマパーク等に関する
電子案内情報D1を取得して処理するようになされる。
例えば、チューナー装置24のフラッシュメモリ33に
蓄積された電子案内情報D1をダウンロードするように
なされる。携帯端末装置14はバス74を有しており、
このバス74には外部インターフェース67、マイクロ
コンピュータ70、データストレージ75、アンプ7
6、インターフェース86及び液晶表示用のコントロー
ラ(LCDC)88が接続されると共に、図示しない接
続端子を通してメモリカード202が装着される。
【0090】また、チューナー装置24の接続端子65
を通じて携帯端末装置14に送られてきたデータ列は、
この携帯端末装置14の接続端子69、シリアルインタ
フェースである外部インタフェース67およびバス74
を通じてマイクロコンピュータ70の制御の下に、不揮
発性の記憶装置の一例となるデータストレージ75に電
気的に書き込まれる。
【0091】マイクロコンピュータ70は表示制御部の
一例であり、電子案内情報D1を受信して蓄積し、情報
利用者の情報操作に応じて電子案内情報D1を非同期に
データストレージ75から読み出すと共に、その電子案
内情報D1を映像表示又は/及び音声出力するよう制御
される。この例ではガイドブックモードが準備されてい
る。このモードは電子案内情報D1に基づくマップやデ
ィレクトリを選択したり、このディレクトリの下位階層
であるカテゴリーを検索処理する動作をいう。
【0092】この例では3つのカテゴリーが準備されて
いる。ショップ・レストラン検索ガイド情報処理、ア
トラクション検索ガイド情報処理及びイエローページ
検索ガイド情報処理などが準備されている。各々の情
報処理ではその下位階層としてアルファベット順による
全店舗の一覧表示、検索方針の選択、選択方針内におけ
る個別店舗の表示、その個別店舗の詳細ガイド情報など
表示するようになされる。この他に、メモリカード20
2を装着してゲームデータD02を表示制御するように
なされる。
【0093】上述のデータストレージ75には電気的に
情報が書込消去可能な読出専用メモリ(EEPROM)
などが使用され、この例では携帯端末装置14がチュー
ナー装置24にセットされていなくても、データ列はフ
ラッシュメモリ33に電気的に蓄積されるよになされ
る。携帯端末装置14がチューナー装置24にセットさ
れたときは、マイクロコンピュータ90の制御を受けて
携帯端末装置14のデータストレージ75にデータ列を
転送するようになされる。
【0094】なお、フラッシュメモリ33やデータスト
レージ75の記憶容量としては、データ放送のデータレ
ートが約40[kbps]である場合に、このデータを
少なくとも50分程度記憶したい場合には16[MB]
のものを用いればよい。40[kbps]÷8「bi
t」×50[min]×60[sec]=15[MB]
となる。
【0095】マイクロコンピュータ70はデジタル計算
機であり、データストレージ75から読み出したプログ
ラム情報D2に基づいて電子案内情報D1を任意に映像
加工し、又は、メモリカード202から読み出した映像
及び音声情報に基づいてゲームデータD02を画像処理
するようになされる。マイクロコンピュータ70、90
はそれぞれCPU(中央処理装置)、メモリであるRO
M(EEPROMも含む。)、RAM(ランダムアクセ
スメモリ)、その他、入出力インタフェース、時計手段
としてのクロック、計時手段としてのタイマ等を有して
おり、制御部、演算部、処理部等として機能する。した
がって、上記したように、データデコード回路58の機
能をマイクロコンピュータ90により実行させることも
可能である。
【0096】チューナー装置24側のマイクロコンピュ
ータ90には、受信表示ランプ37が接続されている。
この受信表示ランプ37は、チューナー装置24からデ
ータストレージ75へのデータの転送中、およびデータ
ストレージ75へのデータの記憶中には点灯し、それ以
外の場合には消灯するように制御される。データ列の受
信完了により受信表示ランプ37を点滅するようにして
もよい。
【0097】このチューナー装置24は、さらに電源回
路80を有している。この電源回路80は、外部AC電
源から供給されるAC100V等の交流電圧を直流電圧
に変換してチューナー装置24内の全てのブロックに供
給する。この場合、充電制御回路85は、電源回路80
から供給された直流電圧を、例えば、充電用の直流電流
に変換し接続端子66を通じ携帯端末装置14の接続端
子68を介してその携帯端末装置14の二次電池87に
供給して充電制御を行う。
【0098】この充電制御回路85に含まれる充電制御
は、例えば、二次電池87の温度を検出しながら充電電
流を制御し、二次電池87の残容量検出制御および満充
電検出制御等を行う。二次電池87としては、リチウム
イオン電池あるいはニッケル水素電池等を使用すること
ができる。
【0099】充電制御回路85には、充電表示ランプ3
6が接続されている。この充電表示ランプ36は、二次
電池87の充電中には点灯し、満充電時には消灯するよ
うに制御される。携帯端末装置14には、さらに、バス
74にインタフェース86を介して操作キー32が接続
されるとともに、液晶表示用のコントローラ88を介し
て液晶表示モニタ122が接続されている。上述のバス
74には音声処理部76が接続され、音声増幅処理など
がなされる。音声処理部76にはスピーカー77が接続
され、電子案内情報D1に係る音声情報を出力するよう
になされる。
【0100】続いて、ポケットテーマパークシステム1
01における処理例を説明する。図9はポケットテーマ
パークシステム101におけるチューナー装置24の動
作例を示すフローチャートである。
【0101】この例ではテーマパークに関する電子案内
情報D1がデータ列となされ、このデータ列が放送局9
から情報利用者に配信するようになされる。電子案内情
報D1は情報提供事業者側で作成されたテーマパークに
係るアトラクション、レストランなどの詳細な説明情報
や、その周辺の地図情報等のソフトウエア(データ)で
ある。
【0102】この例で携帯端末装置14がチューナー装
置24にセットされていて、データのダウンロードを待
つ状態では、チューナー装置24はスタンバイモードに
なっている。ここで、スタンバイモードとは、携帯端末
装置14のマイクロコンピュータ70、LCDC88な
どのシステムLSIがチューナー装置24のマイクロコ
ンピュータ90とのインタフェース機能と時計機能とを
除いては電源オフの状態をいう。
【0103】このインタフェース機能においても、通常
のデータ転送とは異なり必要最小限の低速でマイクロコ
ンピュータ90からの起動コマンドがポーリングできる
状態になっている。チューナー装置24は転送要求コマ
ンドを検出するために、電源回路80から各部へ電源が
供給されている。また、携帯端末装置14がチューナー
装置24にセットされているので、この間に充電制御回
路85により二次電池87が充電されている。
【0104】これを前提にして、チューナー装置24で
はスタンバイモードにより、図9に示すフローチャート
のステップE1で放送局9から送信されてくる転送要求
コマンドが検出される。チューナー装置24で転送要求
コマンドが検出された場合にはチューナー装置24から
携帯端末装置14へダウンロードを開始を通知する転送
要求コマンドが送信されるので、携帯端末装置14では
セットアップ期間を利用してステップE2でマイクロコ
ンピュータ70自身が携帯端末装置14を受信モードに
立ち上げる。
【0105】ここで受信モードとはスタンバイモードと
ノーマル(通常使用)モードとの中間モードをいい、マ
イクロコンピュータ70としてはスタンバイ機能に加え
て、チューナー装置24との高速インタフェース機能、
ここで取り込んだデータをフラッシュメモリなどのデー
タストレージ75に転送する外部メモリインタフェース
機能を更にオンした状態をいう。従って、この際には二
次電池87からデータストレージ75及びマイクロコン
ピュータ70などに電源が供給される。
【0106】その後、ステップE3に移行してチューナ
ー装置24のマイクロコンピュータ90により、データ
列の受信中を示す受信表示ランプ37が点灯される。充
電表示ランプ36は携帯端末装置14がチューナー装置
24にセットされているので点灯している。携帯端末装
置14ではチューナー装置24からのプログラム開始コ
マンドを待つ状態である。
【0107】そして、ステップE4でセットアップ期間
に続くデータ列に関してプログラム開始コマンドが記述
されているかが、マイクロコンピュータ90により検出
される。このプログラム開始コマンドは、1回にダウン
ロードされる全プログラムの転送を開始する旨を通知す
る信号である。全プログラムのデータは図7で説明した
ように、複数のブロックに分割されている。従って、プ
ログラム開始コマンドが受信(検出)されると、ステッ
プE5に移行して最初(先頭)ブロック0のパケットに
ブロックヘッダが記述されているか否かが検出される。
【0108】このブロックヘッダが検出された場合に
は、ステップE6に移行してブロック内に細かく分割さ
れたパケット状のデータ群をマイクロコンピュータ7
0,90とにおいてハンドシェークを取りながら、パケ
ット転送処理が実行される。つまり、チューナー装置2
4ではデータ列を受信すると適宜、データデコード回路
58によりデータ列がバイナリーデータにデコード処理
される。
【0109】そして、デコード処理されたデータファイ
ルとしてのポケットテーマパークに関する電子案内情報
D1がフラッシュメモリ33等に転送されて一旦蓄積さ
れる。この例では、デコード処理されたデータファイル
はフラッシュメモリ33と携帯端末装置14のストレー
ジ75に同時に転送されるので、情報利用者が携帯端末
装置14をチューナー装置24にセットし忘れた場合で
も、受信後、チューナー装置24から携帯端末装置14
へデータファイルを再転送することができる。
【0110】このパケットの最後には当該ブロックの終
了を示す終了フラグが記述されているので、マイクロコ
ンピュータ70はこれを認識すると、ステップE7に移
行してパケットの終了フラグに続くプログラム終了コマ
ンドが記述されているか否かが検出される。プログラム
終了コマンドが検出されていない場合にはステップE5
に戻って引き続き次のブロックヘッダが記述されている
か否かが検出される。
【0111】こうして、プログラム終了コマンドが検出
されるまで、チューナー装置24から、データストレー
ジ75にデータファイルを次々に転送し、マイクロコン
ピュータ70内のバッファメモリに応じてデータ列が全
部フラッシュメモリ33や、データストレージ75など
に一旦に記録できたら、ステップE8に移行してマイク
ロコンピュータ90によりチューナー装置24の受信表
示ランプ37が消灯される。プログラム終了コマンドを
受信したマイクロコンピュータ70により携帯端末装置
14の受信中インジケータ47が消灯される。
【0112】その後、ステップE9に移行してチューナ
ー装置24及び携帯端末装置14では受信済みランプを
点滅するようになされる。受信済みランプは受信表示ラ
ンプ37や受信中インジケータ47を兼用してもよい。
そして、ステップE10に移行して当該携帯端末装置1
4はスタンバイモードに入る。
【0113】続いて、携帯端末装置14におけるガイド
ブックモード選択時の処理例について説明をする。図1
0及び図11は携帯端末装置14におけるガイドブック
モード選択時の処理例(その1、2)を示すフローチャ
ートである。
【0114】この例では集客施設場所に関してテーマパ
ークを想定し、アトラクションや店舗、レストランなど
のプレイスのリストから検索する手段と、テーマパーク
全体のマップやエリア内の詳細マップから検索する手段
のいずれかを選んで、次々と下位階層の情報選択候補を
辿っていく検索処理を前提とする。もちろん、情報利用
者はテーマパークを訪れるとき、チューナー装置24か
ら携帯端末装置14を取り外して携行される。
【0115】この処理例では電源オンと共に、ガイドブ
ックモードが選択される場合を一例に挙げる。テーマパ
ークに関するガイドブックモードでは電子案内情報D1
に基づくマップやディレクトリーを選択したり、このデ
ィレクトリーの下位階層であるカテゴリーを検索処理す
る動作が含まれる。
【0116】この例ではショップ・レストラン検索ガイ
ド情報処理、アトラクション検索ガイド情報処理及
びイエローページ検索ガイド情報処理などの3つのカ
テゴリーが準備されている。各々の情報処理ではその下
位階層としてアルファベット順による全店舗の一覧表
示、検索方針の選択、選択方針内における個別店舗の表
示、その個別店舗の詳細ガイド情報などを表示するよう
になされる。
【0117】この携帯端末装置14のマイクロコンピュ
ータ70ではガイドモードが選択されると、情報利用者
の情報操作に応じて電子案内情報D1を非同期にデータ
ストレージ75から読み出すと共に、その電子案内情報
D1を映像表示又は/及び音声出力するように制御され
る。
【0118】これを前提にして、携帯端末装置14では
図10に示すフローチャートのステップF1で電源をオ
ンすることによりガイドブックモードが選択される。ガ
イドブックモードの選択によって液晶表示モニタ122
にはメニュー画面などが表示される。その後、ステップ
F2に移行してガイドブックモードを終了するか判断さ
れるが、この例ではガイドモードを実行するので、ステ
ップF3に移行する。ステップF3ではマップかディレ
クトリーのいずれかを選択するようになされる。
【0119】ここでマイクロコンピュータ70では操作
キー32による操作情報D3に応じてデータストレージ
75から電子案内情報D1を読み出すと共に、この電子
案内情報D1を情報処理して映像表示制御をするように
なされる。操作情報D3に応じて液晶表示モニタ122
にカーソルが表示され、決定キー30で選択実行され
る。ディレクトリーを選択する場合にはステップF4に
移行する。マップを選択する場合にはステップF12に
移行する。
【0120】ここで、ディレクトリを先に選択した場合
にはステップF4でショップ・レストラン検索ガイド情
報処理又は以外の検索ガイド情報処理のいずれかの
カテゴリーが選択されるのを待つ。情報利用者がカテゴ
リーを選択した場合にはショップ・レストラン検索ガ
イド情報処理がなされる。例えば、図12のサブルーチ
ンをコールしてそのステップG1のデフォルトでアルフ
ァベット順による全店舗の一覧が表示される。
【0121】その後、ステップG2に移行して検索方針
が選択される。検索方針としてはデフォルトでアルファ
ベット順による検索、その下位階層でエリア別による検
索、ジャンル別による検索、高級店舗やセルフサービス
などの料金帯別による検索、ショー形式などの方式別に
よる検索を選ぶようになされる。検索方針が選択さる
と、ステップG3に移行して選択方針内における店舗の
一覧が表示される。そして、ステップG4でその個別店
舗の選択される。その後、ステップG5で個別店舗の詳
細ガイド情報などが表示される。
【0122】そして、ステップG6に移行してガイド情
報の検索処理を継続するかが判断される。この際の判断
は情報利用者である。ガイド情報の検索を継続する場合
はステップG2に戻って検索を繰り返す。このガイド情
報の検索から抜け出す場合はメインルーチンのステップ
F5にリターンする。その後、ステップF6に移行して
ショップ・レストラン検索ガイド情報処理を継続する
かが判断される。この際の判断は情報利用者である。こ
の検索ガイド情報処理を継続する場合はステップF5
に戻って情報処理を繰り返す。検索ガイド情報処理か
ら抜け出す場合はステップF2に戻る。
【0123】また、ステップF4で以外のカテゴリー
が選択された場合には、ステップF7に移行してアトラ
クション検索ガイド情報処理又はイエローページ検索
ガイド情報処理のいずれかが選択されるのを待つ。情
報利用者がカテゴリーを選択した場合にはステップF
8に移行してアトラクション検索ガイド情報処理がなさ
れる。そして、ステップF9に移行してアトラクション
検索ガイド情報処理を継続するかが判断される。この
際の判断は情報利用者である。この検索ガイド情報処理
を継続する場合はステップF8に戻って情報処理を繰
り返す。検索ガイド情報処理から抜け出す場合はステ
ップF2に戻る。
【0124】更に、ステップF7で情報利用者がカテゴ
リーを選択した場合にはステップF10に移行してイ
エローページ検索ガイド情報処理がなされる。そして、
ステップF11に移行してイエローページ検索ガイド情
報処理を継続するかが判断される。この際の判断は情
報利用者である。この検索ガイド情報処理を継続する
場合はステップF10に戻って情報処理を繰り返す。検
索ガイド情報処理から抜け出す場合はステップF2に
戻る。
【0125】また、ステップF3でマップが選択された
場合にはステップF12に移行してテーマパーク全体の
マップが表示される。その後、ステップF13に移行し
てテーマパークに関する○○ランド、××ランド・・・
等のエリアが選択される。そして、ステップF14で選
択エリアの詳細マップが表示される。ここでマイクロコ
ンピュータ70は電子案内情報D1を処理して3次元映
像からなるテーマパークの映像等の表示するような制御
がなされる。その後、ステップF15で個別プレイスが
選択され、ステップF16に移行して個別プレイス詳細
ガイド情報などが表示される。
【0126】そして、ステップF17に移行して個別プ
レイス詳細ガイド情報の表示処理を継続するかが判断さ
れる。この際の判断は情報利用者である。この詳細ガイ
ド情報の表示処理を継続する場合はステップF14に戻
って選択エリアの詳細マップが表示される。個別プレイ
ス詳細ガイド情報の表示処理から抜け出す場合はステッ
プF2に戻る。ステップF2で終了するか否かが判断さ
れるが、電源オフ情報などを検出してステップF18で
当該携帯端末装置14はスタンバイモードに入る。
【0127】このように本発明に係る第1の実施例とし
てのポケットテーマパークシステム101によれば、テ
ーマパークに関する電子案内情報D1を処理する場合
に、情報利用者側では従来方式のガイドブックや案内用
の地図などの書籍資料類に代えて電子書籍情報の形式に
より得ることができる。
【0128】しかも、放送または通信基盤を使って電子
案内情報D1を一斉配信する方式が採られるので、現地
に行く前に、そのテーマパーク等に関する電子案内情報
D1を容易にかつタイムリーに取得することができる。
【0129】また、情報利用者は電子案内情報D1の受
信後に、アン・リアルタイム(非同期)にテーマパーク
に関する電子案内情報D1を自由に読み出してテーマパ
ークやイベント会場などの映像や音声情報を視聴するこ
とができる。更に、テーマパークやイベント会場などの
新設や催し物などに変更があった場合に、その変更内容
をタイムリーに取得することができる。
【0130】(4)第2の実施例 図13は本発明に係る第2の実施例としてのポケットテ
ーマパークシステム102の構成例を示すイメージ図で
ある。
【0131】この例では携帯端末装置としてチューナー
機能付きの携帯電話機401が使用され、テーマパーク
等に関する電子案内情報D1を放送局9から直接、ダウ
ンロードするようになされる。もちろん、既存の販売基
盤を使用して提供される、テーマパーク等に関する電子
案内情報D1を記録したメモリカード203も装着して
利用するようになされる。
【0132】このメモリカード203によりテーマパー
ク等に関する電子案内情報D1を配信する場合は、放送
や通信基盤から切り離してもよい。つまり、電子案内情
報D1をパッケージメディアとして市中で販売し、情報
利用者はあたかも書店でガイドブックを購入するが如く
販売店でパッケージメディアとしての電子ガイド情報を
購入してくる。
【0133】そして、携帯端末装置や携帯電話機401
にメモリカード203を装着して利用する。従来の音楽
CDやビデオゲームソフトと同様なソフト流通形態であ
る。なお、メモリカード203は店頭や市中で無料配布
しても良い。
【0134】これにより、従来方式のガイドブックや地
図などの書籍資料に代えて、ガイドブックとしての操作
性、検索性が向上するので、特に、テーマパークやイベ
ント会場などの現地での利用において利便性が格段に改
善される。
【0135】続いて、チューナー機能付きの携帯電話機
401の内部構成例について説明する。図14は携帯電
話機401の内部構成例を示すブロック図である。な
お、携帯端末装置14と同じ符号及び同じ名称のものは
その機能が同様であるためその説明を省略する。
【0136】図14に示す携帯電話機401は携帯端末
装置の一例であり、放送局9からの電子案内情報D1及
びメモリカード203からの電子案内情報D1やゲーム
データD03などを処理するものであり、システムバス
79を有している。このシステムバス79には操作部4
や、表示部6、音声処理部7、データ処理部35、外部
インターフェース67、受信部204などが接続されて
おり、これらが二次電池87によって駆動される。
【0137】この外部インターフェース67にはメモリ
カード203が装着され、情報提供事業者で制作された
テーマパークに関する電子案内情報D1が格納されてい
る。メモリカード203にはフラッシュメモリなどの不
揮発性メモリが使用される。受信部204はチューナー
55、通信モデム22、チャンネル選択スイッチ38、
チャンネル選択回路56及びフラッシュメモリ33を有
しており、テーマパークに関する電子案内情報D1をチ
ューナー55により受信し、デコード処理後の映像及び
音声情報、電子案内情報D1、プログラム情報D2など
のデータをフラッシュメモリ33に蓄積するようになさ
れる。
【0138】この例でデータ処理部35はデータデコー
ド回路58及びマイクロコンピュータ90を有してい
る。データ処理部35では通常の電話機能の他にフラッ
シュメモリ33に蓄積された電子案内情報D1を読み出
して処理すると共に、メモリカード203を装着して電
子案内情報D1やゲームデータD03を処理するような
付加機能を有している。
【0139】このシステムバス79には操作部4を構成
するインタフェース(I/F)86が接続され、このイ
ンタフェース86には操作キー32が接続されている。
操作キー32はデータデコード回路58及びマイクロコ
ンピュータ90を制御するために操作される。
【0140】更に、システムバス79には表示部6を構
成する液晶表示用のコントローラ(LCDC)88が接
続されると共に、このコントローラ88には液晶表示モ
ニタ122が接続され、映像情報に基づいてテーマパー
クのマップなどの映像を表示するようになされる。この
例でも、放送局9で採用されるデータ放送信号の垂直ブ
ランキング期間に多重されてくるデータ列をチューナー
55において受信し、このデータ列をフラッシュメモリ
33にダウンロードするようになされる。
【0141】なお、音声処理部7では電子案内情報D1
に係る音声情報を再生し増幅などが行われ、音声信号が
スピーカー77に出力される。電話機能を選択した場合
には受話器として機能する。この音声処理部7にはマイ
クロフォン78が接続され、電話機能を選択した場合に
は送話器として機能するようになされる。
【0142】また、通信モデム22は無線基地局や、イ
ンターネット、電話回線、衛星回線などに接続され、通
常の電話機能を実行したり、電子案内情報D1を既存の
通信インフラを利用してダウンロードする場合や、有料
コンテンツの決済時に、これらの通信回線より受信され
る。この通信モデム22により受信されたデータ列の一
群がフラッシュメモリ33に一旦蓄積するようになされ
る。
【0143】続いて、ポケットテーマパークシステム1
02における携帯電話機401の処理例を説明する。図
15は携帯電話機401における処理例を示すフローチ
ャートである。
【0144】この実施例ではテーマパークやイベント会
場などの電子案内情報D1が予め記録されたメモリカー
ド203が当該携帯電話機401に装着されていること
を前提とする。テーマパークやイベント会場などの新設
や催し物などに変更は、その変更内容がチューナー55
を通じてフラッシュメモリ33にダウンロードされてい
る場合を想定する。
【0145】これを前提にして、図15に示すフローチ
ャートのステップH1で当該携帯電話機401の電源を
オンすると、ステップH2で液晶表示モニタ122には
メイン画面が表示される。
【0146】そして、ステップH3で電子メールなどの
着信があるか否かが液晶表示モニタ122に表示され、
情報利用者はこれをチェックする。着信が有る場合はス
テップH8に移行して通信事業者のサーバーなどとの間
で通信モデム22を介在して通信処理が実行される。そ
の後、ステップH9に移行して通信処理が終了したかが
マイクロコンピュータ90によって検出される。通信処
理が終了していない場合はステップH8の通信処理が継
続され、通話終了信号を検出してその通信処理を終了す
る。
【0147】また、ステップH3で着信がない場合はス
テップH4に移行して当該携帯電話機401から相手方
の端末装置に発信するかが液晶表示モニタ122に表示
される。相手方に発信する場合はステップH8に移行し
て通信処理が実行され、ステップH9でその通信処理の
終了を検出してステップH10に移行する。
【0148】ステップH4で相手方に発信しない場合は
ステップH5で電子案内情報D1を見るか否かがメイン
画面に表示される。電子案内情報D1を見ない場合はス
テップH10に移行する。ステップH5で電子案内情報
D1を見る場合はステップH6に移行して電子案内情報
D1が再生処理される。電子案内情報D1はデコード処
理後の映像及び音声情報や、プログラム情報D2などの
データから成り、これらのデータがマイクロコンピュー
タ90によってメモリカード203から読み出される。
テーマパークやイベント会場などの新設や催し物などに
変更内容はフラッシュメモリ33から読み出される。
【0149】そして、情報利用者が操作キー32を操作
すると、この操作キー32による操作情報D3に基づい
てマイクロコンピュータ90に制御指示が与えられ、液
晶表示モニタ122には映像情報に基づいて電子案内情
報D1を表示するようになされる。音声処理部7では電
子案内情報D1を再生し増幅などが行われ、音声信号が
スピーカー77に出力される。
【0150】その後、ステップH7に移行して電子案内
情報D1の再生を継続するかその処理から抜けるかチェ
ックされる。その再生処理から抜ける場合はステップH
10に移行する。ステップH10では当該携帯電話機4
01がスタンバイ状態になされる。そして、ステップH
11に移行して全ての処理を終了するかがチェックされ
る。これらの処理を終了しない場合はステップH2に戻
って液晶表示モニタ122にメイン画面を表示する。全
ての処理を終了する場合は電源オフ情報などを検出して
当該携帯電話機401における制御処理を終了する。
【0151】このように、本発明に係る第2の実施例と
してのポケットテーマパークシステム102によれば、
テーマパーク等に関する電子案内情報D1を処理する場
合に、チューナー機能付きの携帯端末装置電話機401
が適用され、情報利用者側では現地に行く前に、予め携
帯電話機401のチューナー55により電子案内情報D
1をダウンロードし、又は、既存の販売基盤によりメモ
リカード203を入手することで、これらの電子案内情
報D1をデータ処理することができる。
【0152】しかも、情報利用者は電子案内情報D1の
受信後に、アン・リアルタイム(非同期)にテーマパー
ク等に関する案内情報を自由に読み出してテーマパーク
やイベント会場などの映像や音声情報を視聴することが
できる。また、テーマパークやイベント会場などの新設
や催し物などに変更があった場合に、その変更内容をタ
イムリーに取得することができる。
【0153】(5)第3の実施例 図16は本発明に係る第3の実施例としてのポケットテ
ーマパークシステム300の構成例を示すイメージ図で
ある。
【0154】図16に示すポケットテーマパークシステ
ム300は入場口11及び出場口12以外の出入りが制
限される、動物園や遊園地などのテーマパーク10に関
する電子案内情報D1を処理するシステムである。この
実施例では図16に示すテーマパーク10を訪れる情報
利用者(以下で単に来園者20という)は、携帯端末装
置14を持参してチケットカウンタ(販売所)に行き、
所望のチケットを購入する。
【0155】この際にチケットカウンタで図示しないチ
ケット販売窓口用の端末装置(ダウンローダ)により、
テーマパーク内のガイド情報である電子案内情報D1を
携帯端末装置14に転送する。電子案内情報D1は図8
で説明した携帯端末装置14のデータストレージ75な
どにダウンロードされる。窓口でダウンロードされる電
子案内情報D1には秘密鍵でエンクリプション(保護)
されている。従って、ダウンロード後に当該テーマパー
ク10に入らず場外に持って行っても、ダウンロードさ
れた電子案内情報D1を利用することはできない。
【0156】そして、来園者20は当該テーマパーク1
0の入場口11で秘密鍵にてデクリプションしてもらっ
た後、テーマパーク10内に入場する。これでパーク内
ではダウンロードされた電子案内情報D1を自由に利用
することが可能となる。来園者20が帰る時には出場口
12において電子案内情報D1が消去される。消去と同
時にその日の利用情報として入園記録情報D4がセーブ
され、来園者20は記念として持ち帰ることができるよ
うになされる。
【0157】これらを前提にしたポケットテーマパーク
システム300の制御例を図17に示している。図17
に示すポケットテーマパークシステム300には情報貸
出装置の一例となる入場ゲート端末装置21及びチケッ
ト販売窓口用の端末装置39が設けられている。この端
末装置39には販売チケットデータベースが設けられ、
予め暗号化された電子案内情報D1が蓄積されている。
この際の暗号化は電子案内情報D1を秘密鍵で施錠(エ
ンクリプション)し、秘密鍵に相当するキーコードKi
(i=1〜m)等がない場合は電子案内情報D1が解読
できないようになされている。端末装置39ではチケッ
トの販売枚数も記録される。
【0158】ここでダウンロードされる電子案内情報D
1は、予めテーマパーク側で制作された当該パーク内の
マップやアトラクション、レストランなどの詳細な説明
情報を含むガイド情報であり、携帯端末装置14のマイ
クロコンピュータ70で制御可能な専用のプログラム情
報D2を実装している。このプログラム情報D2に基づ
いて電子案内情報D1を処理することにより、携帯端末
装置14で各種ガイド情報が快適に検索・表示できるよ
うになされている。
【0159】また、図16に示したテーマパーク10の
入場口付近に配置される、入力ゲート端末装置21は、
上述のチケット販売窓口用の端末装置39に対してLA
Nなどの専用通信回線49を通じて接続されている。入
力ゲート端末装置21では携帯端末装置14にダウンロ
ードされている電子案内情報D1を解凍(デコード)す
るようになされる。この際の解凍は秘密鍵(キーコード
Ki)により開錠するようになされる。これにより、入
場口11で携帯端末装置14からの電子案内情報D1の
読出し許可をすることができる。両端末装置14及び2
1の接続は専用のコネクタにて物理的に接続しても良い
し、赤外線などの近距離無線通信機能を使用して行って
も良い。
【0160】この秘密鍵は端末装置39と入場ゲート端
末装置21とで対応がとられており、任意の期間(1週
間毎、1日毎、午前・午後、3時間毎又はランダムな
ど)で継続的に変更されるようになっている。1日の入
園で全部のアトラクションを見られない場合に、次回の
来場の際にも利用できるように配慮したことによる。入
力ゲート端末装置21には入場者データベースが設けら
れ、入場者数が記録される。来園者20ではテーマパー
ク10に滞在している間中、常時、携帯端末装置14が
携行され、ダウンロードされた電子案内情報D1を再生
するようになされる。
【0161】また、通信回線49には情報管理装置の一
例となるテーマパーク管理装置31が接続され、ポケッ
トテーマパークシステム300全体を管理するようにな
される。テーマパーク管理装置31はパーソナルコンピ
ュータ(パソコン)71、サーバー72及びデータベー
ス73を備えており、これらがシステム通信ケーブル4
9Aにより接続され、テーマパーク側で電子案内情報D
1を適宜メンテナンスするようになされる。
【0162】当該パーク内のマップやアトラクション、
レストランなどの詳細な説明情報を含む電子案内情報D
1は予めパソコン71を使用してテーマパーク側で制作
される。制作後の電子案内情報D1はサーバー72を使
用してデータベース73に格納されたり、データベース
73から電子案内情報D1を読み出すようになされる。
【0163】このテーマパーク10の出場口付近には情
報回収装置の一例となる出力ゲート端末装置59が設け
られ、携帯端末装置14に貸し出してあった電子案内情
報D1を回収するようになされる。出力ゲート端末装置
59は通信回線49を通じてテーマパーク管理装置31
に接続され、携帯端末装置14にダウンロードしてある
電子案内情報D1を出場口12で読出し禁止するような
処理が施される。例えば、出場口12で電子案内情報D
1を消去される。この電子案内情報D1は強制消去では
なく閉園時間になると自動的に消去されるような時限処
理にしても良い。
【0164】これと共に、来園者20のテーマパーク1
0における利用情報及び/又はテーマパーク10に関す
る宣伝広告情報を携帯端末装置14に書き込むような処
理が施される。利用情報は入園記録情報D4として携帯
端末装置14に記録される。入園記録情報D4は来場日
時やテーマパークからのメッセージなどの他、その日に
利用したアトラクションやレストランなどの利用経歴エ
ビデンスがパッキングされ、来園者20の足跡として添
付される。入園記録情報D4は来園者20にとって来場
記念になる。宣伝広告情報は情報提供事業者にとって次
回のリピート効果につながる。
【0165】図18は入場ゲート端末装置21の内部構
成例を示すブロック図である。図18に示す入場ゲート
端末装置21には入場者データベース13が備えられ、
入場者数及び入園時間が記録される。入場者データベー
ス13はパソコンボード45に接続される。
【0166】このパソコンボード45にはCPU51、
ROM52、RAM53及び3つのインタフェース(I
/F)54A〜54Cが集積化されている。インタフェ
ース54Bには上述の入場者データベース13の他に解
除キーデータベース61が接続され、電子案内情報D1
をデコードするための解除キーコード情報が格納され
る。解除キーコード情報は時間で管理するようにしても
よい。例えば、開園時間になると電子案内情報D1から
解除キーコード情報を解凍するようにしてもよい。入場
者データベース13や解除キーデータベース61には所
定の記憶容量を有した固定ディスク駆動装置(HDD)
が使用される。
【0167】上述のインタフェース54BにはCD−R
OM23が接続され、当該入場ゲート端末装置21のア
プリケーションソフト等が読み出され、解除キーデータ
ベース61や入場者データベース13にインストールす
るようになされる。このアプリケーションソフトはイン
タフェース54Bを通じてシステムバス27に接続され
たRAM53に一時記憶するようになされる。このシス
テムバス27にはROM52が接続され、当該入場ゲー
ト端末装置制御用の制御プログラムが読み出される。こ
のアプリケーションソフトと制御プログラムにより当該
入場ゲート端末装置全体を制御するようになされる。
【0168】この解除キーデータベース61にはインタ
フェース54Bを通してシステムバス27が接続されて
いる。システムバス27には制御装置の一例となるCP
U51が接続され、入場者データベース13や解除キー
データベース61の入出力を制御するようになされる。
例えば、CPU51は、テーマパーク等に関する電子案
内情報D1が貸し出される場合であって、ダウンロード
時に予め暗号化された電子案内情報D1を解凍するよう
になされる。
【0169】この例では、通信手段の一例となる専用高
速シリアル伝送方式の通信モデム81が備えられ、電子
案内情報D1等に関してテーマパーク管理装置31との
間で通信処理をするようになされる。通信モデム81は
専用通信回線を経由してテーマパーク管理装置31に接
続される。上述のシステムバス27には携帯端末用のイ
ンタフェース54Cが接続され、来園者20の所持する
携帯端末装置14と通信処理をするようになされる。
【0170】このインタフェース54Cには携帯端末用
のコネクタ15が接続され、この携帯端末装置14を直
接装着するようになされる。携帯端末装置14から当該
入場ゲート端末装置21には来園者20のチケット個別
ID情報及び入園時間(タイムスタンプ)が読み込ま
れ、このID情報及び入園時間は入場者データベース1
3に記録される。当該入場ゲート端末装置21から携帯
端末装置14には解除キー情報が供給され、窓口でダウ
ンロードされた電子案内情報D1が解凍される。もちろ
ん、USBなどの汎用通信ケーブルを使用した有線方式
でもよい。このような直づけに限られることはない。
【0171】例えば、インタフェース54CにはIrD
A送受信モジュール16が接続され、携帯端末装置14
のIrDA送受信部と赤外線通信をするようになされ
る。更に、インタフェース54Cにはブルートゥース
(近距離無線通信機能)などを応用したマイクロ波送受
信モジュール25が接続され、非接触式により携帯端末
装置14と入場ゲート端末装置21とが無線通信するよ
うになされる。
【0172】上述のPCボード45には操作パネル64
が接続され、情報提供事業者によって操作情報D3を入
力するようになされる。この際の操作情報D3は当該ポ
ケットテーマパークシステム101を協調動作を指示す
る情報などである。更に、PCボード45には液晶ディ
スプレイコントローラ(LCDC)62が接続されると
共に、LCDC62には液晶パネル63が接続され、入
園を歓迎する画像などの表示制御がなされる。
【0173】また、PCボード45には増幅器(AM
P)82が接続され、入園を歓迎する音声信号などを増
幅した後にスピーカー83に出力される。来園者20は
スピーカー83から当該テーマパーク入園時の携帯端末
装置14の取り扱い方法などのアナウンス(案内)を聞
くことができる。もちろん、当該入場ゲート端末装置2
1にはAC電源に接続される電源回路84が設けられ、
各回路部に電源が供給される。
【0174】このように、入場ゲート端末装置21によ
れば、携帯端末装置14にダウンロードされている電子
案内情報D1を解凍(デコード)することができる。こ
の際の解凍は秘密鍵(キーコードKi)により開錠する
ようになされる。これにより、入場口11で携帯端末装
置14からの電子案内情報D1の読出し許可をすること
ができる。
【0175】図19は出場ゲート端末装置59の内部構
成例を示すブロック図である。なお、図18に示した入
場ゲート端末装置21と同じ名称及び符号のものは同じ
機能を有するためその説明を省略する。
【0176】図19に示す出場ゲート端末装置59には
出場者データベース89が設けられ、出場者数及び出園
時間が記録される。出場ゲート端末装置59のCPU5
1ではテーマパーク等に関する電子案内情報D1が回収
される場合であって、電子案内情報D1を消去すると共
に、来園者20のテーマパーク等での利用情報及び/又
はテーマパーク等に関する宣伝広告情報を携帯端末装置
14のデータストレージ75に書き込むようになされ
る。
【0177】この出場ゲート端末装置59のインタフェ
ース54Bには上述の出場者データベース89の他にエ
ビデンス解除キーデータベース91が接続され、解除キ
ーコード情報や当該テーマパーク等に関する宣伝広告情
報が格納される。解除キーコード情報は時間で管理する
ようにしてもよい。例えば、閉園時間になると利用情報
及び/又はテーマパーク等に関する宣伝広告情報を解除
キーコード情報に基づいて解凍するようにしてもよい。
出場者データベース89やエビデンス解除キーデータベ
ース91には所定の記憶容量を有した固定ディスク駆動
装置(HDD)が使用される。
【0178】上述のインタフェース54BにはCD−R
OM23が接続され、当該出場ゲート端末装置59のア
プリケーションソフト等が読み出され、エビデンス解除
キーデータベース91や出場者データベース89にイン
ストールするようになされる。このアプリケーションソ
フトはインタフェース54Bを通じてシステムバス27
に接続されたRAM53に一時記憶するようになされ
る。このシステムバス27にはROM52が接続され、
当該出場ゲート端末装置制御用の制御プログラムが読み
出される。このアプリケーションソフトと制御プログラ
ムにより当該出場ゲート端末装置全体を制御するように
なされる。
【0179】このエビデンス解除キーデータベース91
にはインタフェース54Bを通してシステムバス27が
接続されている。システムバス27にはCPU51が接
続され、出場者データベース89やエビデンス解除キー
データベース91の入出力を制御するようになされる。
例えば、出場ゲート端末装置59のCPU51ではテー
マパーク等に関する電子案内情報D1が回収される場合
であって、電子案内情報D1を消去すると共に、来園者
20のテーマパーク等での利用情報及び/又はテーマパ
ーク等に関する宣伝広告情報を携帯端末装置14のデー
タストレージ75に書き込むようになされる。
【0180】また、インタフェース54Cには携帯端末
用のコネクタ15が接続され、この携帯端末装置14を
直接装着するようになされる。携帯端末装置14から当
該出場ゲート端末装置59には来園者20のチケット個
別ID情報及び出園時間(タイムスタンプ)が読み込ま
れ、このID情報及び出園時間は出場者データベース8
9に記録される。入園者数と出園者数とを照合すること
により園内に顧客が残っていないかを確認することがで
きる。出場ゲート端末装置59から携帯端末装置14に
は来園者20のテーマパーク等での利用情報及び/又は
テーマパーク等に関する宣伝広告情報を書き込むように
なされる。
【0181】更にPCボード45には液晶ディスプレイ
コントローラ(LCDC)62が接続されると共に、L
CDC62には液晶パネル63が接続され、本日の来園
を感謝する画像及び再度の来園を願う画像などの表示制
御がなされる。来園者20はスピーカー83から当該テ
ーマパーク来園に対するアナウンス(案内)を聞くこと
ができる。
【0182】続いて、第3のポケットテーマパークシス
テム300における処理例ついて説明をする。図20は
本発明に係る第3の実施例としてのポケットテーマパー
クシステム300における処理例を示すフローチャート
である。
【0183】図20においてP1〜P4は携帯端末装置
14を操作するポイントであり、上段は利用者(来園
者)側の携帯端末装置14のデータストレージ75の記
録状態である。下段は事業者側のチケット窓口用の端末
装置39、入場ゲート端末装置21、レストラン等場内
設備の端末装置(図示せず)、出場ゲート端末装置59
による提供情報を示している。もちろん、携帯端末装置
14の代わりに第2の実施例で説明した携帯電話機40
1を使用してもよい。
【0184】この例では図16に示した入場口11及び
出場口12以外の出入りが制限されるテーマパーク10
において電子案内情報D1を処理する場合に、少なくと
も、入場口付近に入場ゲート端末装置21が配置され、
その出場口付近に出場ゲート端末装置59が配置され、
電子案内情報D1を入場口11で読出し許可し、その出
場口12で読出し禁止する場合を前提とする。もちろ
ん、来園者20の各々には携帯端末装置14が準備され
ている場合を例に挙げる。
【0185】これを前提にして、出入りが制限されたテ
ーマパーク10に入場するときに、図20に示すポイン
トP1のチケット販売窓口で利用者(来園者20)は入
園料金を支払ってチケットを購入する。このチケットと
同時に、各アトラクションの利用券であるパスポート
や、園内で使用可能な電子マネーを購入するようにして
もよい。電子マネーは当該テーマパーク内でのみ有効な
ローカルな通貨情報である。
【0186】これらの購入手続が成立すると、チケット
窓口用の端末装置39から携帯端末装置14へ電子案内
情報D1がダウンロードされる。購入状況に応じてパス
ポート情報や、電子マネー情報などもダウンロードされ
る。この時点では電子案内情報D1、パスポート情報及
び電子マネー情報には秘密鍵により施錠されている。
【0187】そして、来園者20はこの携帯端末装置1
4を持ってポイントP2の入場口11へ行く。入場口1
1では入場口付近に配置された入場ゲート端末装置21
に来園者20の所持する携帯端末装置14が電気的に係
合付けられる。このとき、入場ゲート端末装置内の解除
キーデータベース61から携帯端末装置14のデータス
トレージ75へ解除キーコードKiが配信され、電子案
内情報D1、パスポート情報及び電子マネー情報などが
当該キーコードKiによりデコードされ開錠(デクリプ
ション)される。
【0188】これにより、ダウンロードされた電子案内
情報D1等が携帯端末装置14で読出し許可されるの
で、来園者20はテーマパーク10に滞在している間
中、常時、電子案内情報D1を何度でも、自由に再生す
るようになされる。例えば、ポイントP3の場内でプロ
グラム情報D2に基づいて当該携帯端末装置14の表示
部6に電子案内情報D1を読み出したり、アトラクショ
ンやレストランなどを検索するような映像表示したり、
それを音声出力するようになされる。
【0189】これにより、来園者20の携帯端末装置1
4で各種案内情報を快適に検索・表示することができ
る。なお、パスポート情報及び電子マネー情報を購入し
た来園者20は、レストラン等の場内設備を利用する
と、その端末装置から携帯端末装置14へレストラン利
用情報、アトラクション利用情報、ショップ利用情報・
・・・がダウンロードされるようになる。このとき、電
子マネー情報を使用すると、購入代金分の電子マネーが
差し引かれ、この使用に際してレシート情報を携帯端末
装置14に記録するようになされる。
【0190】その後、来園者20が当該テーマパーク1
0から退場するときは、ポイントP4で出場口付近に設
けられた出場ゲート端末装置59により、携帯端末装置
14の電子案内情報D1を消去するようになされる。も
ちろん、電子マネー情報の精算も行われる。これらの情
報の代わりに入園記録情報D4として来園記念データ
や、当該テーマパーク10に関する宣伝広告(SP)情
報を携帯端末装置14に書き込むようになされる。これ
により、来園者20はテーマパーク10から出場した後
に来園記念データを携帯端末装置14に表示したり、当
該テーマパーク10の次回のアトラクションなどの宣伝
広告情報を表示することができる。
【0191】このように、本発明に係る第3の実施例と
してのポケットテーマパークシステム300によれば、
入場口11及び出場口12以外の出入りが制限されるテ
ーマパーク10において、来園者側ではテーマパーク1
0内に滞在している限り、貸し出された電子案内情報D
1を自由に携帯端末装置14で読出し再生することがで
きる。
【0192】しかも、従来方式のような入場券は不要と
なり、テーマパーク10内でのペーパレス化を図ること
ができる。また、携帯端末装置14によるLANやイン
ターネット決済機能を導入することにより、テーマパー
ク10内でのマネーレス化を実現することができる。よ
り一層安全性が向上する。
【0193】なお、チケット販売窓口で電子案内情報D
1をダウンロードしてもらう際に、チケットデータも同
時にダウンロードするようにしても良い。こうすること
で紙のチケットは無くなくなり、各アトラクションでは
携帯端末装置14の赤外線通信機能等を利用することに
より、チケットやパスポートなどのチェックを電子的に
行うことができる。
【0194】また、場内のレストランやショップなどで
赤外線通信によりチェックを行うよにして、割り引きや
ノベルティなどの特典を得られるようにする。こうする
ことで利用者の1日の足跡が携帯端末装置14内にセー
ブされ、上述したエビデンスパッキング内容がよりリア
リティをもって実現される。
【0195】更に、電子マネー情報を導入することによ
り、当該テーマパーク内ではチケットやお金、クレジッ
トカードやレシートなど一切不要となり、もちろんガイ
ドフック等もいらないので完全なペーパーフリーで快適
な行動が実現できる。
【0196】(6)第4の実施例 図21は本発明に係る第4の実施例としてのポケットテ
ーマパークシステム400の構成例を示すイメージ図で
ある。
【0197】この例ではリアルタイムガイド方式を構成
するために、テーマパーク10に当該エリア内でのみ有
効な特定無線放送手段96を設け、この特定無線放送手
段96から携帯端末装置14に対して電子案内情報D1
を配信するようにしたものである。もちろん、この特定
無線放送手段96からの無線放送信号を受信する受信手
段55Aが携帯端末装置14に設けられることを前提と
する。なお、第3の実施例と同じ名称及び符号のものは
同じ機能を有するためその説明を省略する。
【0198】図21に示すポケットテーマパークシステ
ム400では例えば、パークオフィスに特定無線放送手
段96が備えられ、この特定無線放送手段96には放送
アンテナ97が接続され、リアルタイム情報D5を放送
するようになされる。このリアルタイム情報D5には時
々刻々変化するアトラクションの待ち時間情報や、パレ
ードやショーの開始案内、ショップの特売情報やレスト
ランのランチタイムサービス情報などの他、迷子情報や
注意連絡などのイエローページ情報が含まれる。
【0199】放送アンテナ97はテーマパーク内のおお
よそ中央部に配置され、その中央部から一定範囲にしか
到達しないように無線出力が制限される。図21の波線
楕円は電波到達範囲を示している。特定無線放送手段9
6にはページャーなどの無線設備を利用することが考え
られる。法律が許容されれば、図6で説明した情報配信
装置19とほぼ同じ構成であって、放送局9に設置する
ものより無線出力の小さい装置を使用するようにしても
よい。これらのリアルタイム情報D5をパークオフィス
から特定無線放送手段96に転送してリアルタイムに放
送するようになされる。
【0200】また、携帯端末装置14としては図13で
説明したチューナー機能付きの携帯電話機401を使用
するようになされる。このような受信機能が携帯端末装
置14内に設けられていない場合は、テーマパーク10
の入場口11で受信手段55Aを貸し出すようにしても
よい。受信手段55Aは携帯電話機401に装備される
ようなチューナー55を予め着脱可能な通信モジュール
化し、チケット販売窓口で携帯端末装置14のターミナ
ル69に装着し外部インタフェース67に接続するよう
になされる。チケット販売窓口では複数の通信モジュー
ルを予め準備して置くようにするとよい。
【0201】この携帯電話機401のチューナー55
や、貸し出された通信モジュールにより受信した電子案
内情報D1を既に携帯端末装置14や携帯電話機401
に蓄積されている電子案内情報D1と関連付けるように
なされる。これにより、テーマパーク10やイベント会
場などの大規模レジャー施設において、時々刻々と変化
するリアルタイムな電子案内情報D1を来園者20の所
持する携帯端末装置14や携帯電話機401に逐次取り
込むことができ、来園者20にとって一段と利便性が向
上するようになる。
【0202】例えば、携帯電話機401において、リア
ルタイム情報D5は特定無線放送手段96から放送アン
テナ97を通してチューナー55により受信される。チ
ューナー55により受信したリアルタイム情報D5は、
既にフラッシュメモリ33に蓄積されている電子案内情
報D1とマイクロコンピュータ90により関連付けられ
るようになされる。この例で、液晶表示モニタ122の
マップ上でアトラクションをクリックするとその待ち時
間が表示されたり、開始するパレードの進路コースがマ
ップ上に示されたりする。
【0203】このように本発明に係る第4の実施例とし
てのポケットテーマパークシステム400によれば、テ
ーマパーク10に特定無線放送手段96が設けられると
共に、この特定無線放送手段96から携帯端末装置14
に対してリアルタイム情報D5放送するようになされる
ので、テーマパークやイベント会場などの大規模レジャ
ー施設において、時々刻々と変化するリアルタイム情報
D5を来園者20の所持する携帯電話機401で逐次取
り込むことができる。
【0204】従って、テーマパーク内において、来園者
20がリアルタイムにパーク内のアップツウデートな情
報を得ることができる。このこで、来園者20が携帯電
話機401において、テーマパーク内の情報を検索して
いたり、アトラクションで順番待ちをしている時など、
あたかもページャーによる無線呼び出しのように着信音
が鳴ってリアルタイム情報D5を得ることができるし、
来園者20が意識しないうちに各アトラクションの待ち
時間情報などがアップデートされていて、来園者20が
検索する度に最新の情報を知ることができるようにな
る。
【0205】(7)第5の実施例 図22は本発明に係る第5の実施例としてのポケットテ
ーマパークシステム500の構成例を示すイメージ図で
ある。
【0206】この例ではナビゲーション方式を構成する
ために、携帯電話機401等の携帯端末装置14に位置
測定手段としてGPS(全地球測位システム)モジュー
ル103を装備し、人工衛星99と第4の実施例で説明
した特定無線放送手段96とを使用して緯度・経度・高
度を測定することにより当該携帯端末装置自身の位置を
特定するようになされる。なお、第4の実施例と同じ名
称及び符号のものは同じ機能を有するためその説明を省
略する。
【0207】図22に示すポケットテーマパークシステ
ム500ではGPSモジュール内蔵型の携帯端末装置1
4’を使用することが好ましい。または、オプションに
て購入後の携帯端末装置14や携帯電話機401にGP
S受信機及びデコーダ回路を搭載するようにしてもよ
い。携帯端末装置14にGPSモジュール103を装備
していない場合は、テーマパーク10の入場口11でG
PSモジュール103を貸し出すようにするとよい。
【0208】この例でGPSモジュール103は第4の
実施例で説明した受信手段55Aと同様にして図23に
示す携帯端末装置14のターミナル69に装着し外部イ
ンタフェース67に接続するようになされる。第4の実
施例との関係でGPSモジュール103又は受信手段5
5Aのいずれか一方を装着可能となるが、GPSモジュ
ール103と受信手段55Aとを複合したハイブリッド
モジュールを貸し出すようにしてもよい。チケット販売
窓口ではこれら複数のGPSモジュール103等を予め
準備して置くようにするとよい。
【0209】この全地球測位システムの原理は、24個
の人工衛星99と、地上制御局としての例えば特定無線
放送手段96と、来園者20の所持するGPS機能付き
の携帯端末装置14から構成されるシステムにおいて、
携帯端末装置14と3つ以上のGPS衛星との距離を計
測することにより、携帯端末装置14の所持者自身の平
面上の位置を知るように計算が行われる。
【0210】4つ以上のGPS衛星を利用すると、来園
者20の3次元的な位置を測定することができる。GP
S衛星と携帯端末装置14との間の距離は、電波が到達
するのに要した時間から計算される。各々のGPS衛星
の時刻信号は特定無線放送手段96によって管理されて
おり、携帯端末装置14が受信した時刻信号と特定無線
放送手段96の時刻との時間差を計測すれば伝搬時間を
求めることができる。
【0211】この例ではGPSモジュール103より得
られた測位情報を既に携帯端末装置14等のデータスト
レージ75に蓄積されているテーマパーク10に係る地
図情報と関連付けるようになされる。例えば、液晶表示
モニタ122でテーマパーク10のマップ上に自己の現
在位置を同時に表示するようになされる。
【0212】これにより、テーマパーク10やイベント
会場などの大規模レジャー施設において、複数のGPS
衛星からの電波をGPSモジュール103で受信し、マ
イクロコンピュータ70等により計算することによりテ
ーマパーク内での自身の位置を算出するナビゲーション
機能が実現でき、テーマパーク内での有意義な行動がで
きるようになる。来園者20は少なくとも人工衛星99
が見通せる屋外であればテーマパーク内で迷子になるこ
とはない。
【0213】また、その日の来園者20の行動軌跡が第
4の実施例に比べて克明に記録できるので、上述のエビ
デンスパッキングも更に詳細に作成できる。なお、図2
1で説明した特定無線放送手段96からディファレンシ
ャル補正データを流すことにより、各携帯端末装置14
ではディファレンシャル補正データに基づいて現在位置
を計算するようになるので、極めて正確な位置情報を把
握することができるようになる(DGPS)。来園者2
0にとって更に一段と利便性が向上し迷子も減らせるの
である。
【0214】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の電子案内情報処理システムによれば、集客施設場所に
関する案内情報を電子処理する場合に、この案内情報を
電子案内情報にしてデータ配信する情報配信装置と、こ
の電子案内情報を記録再生する携帯端末装置とを備え、
この電子案内情報を映像表示又は/及び音声出力するよ
うにしたものである。
【0215】この構成によって、情報利用者側では集客
施設場所に関する案内情報を従来方式のガイドブックや
案内用の地図などの書籍資料類に代えて電子情報内容の
形式により得ることができる。しかも、放送または通信
基盤を使って電子案内情報を一斉配信する方式を採る
と、現地に行く前に、その集客施設場所に関する案内情
報を容易かつタイムリーに取得することができる。
【0216】また、テーマパークやイベント会場などの
新設や催し物などに変更があった場合に、その変更内容
をタイムリーに取得することができる。テーマパーク、
イベント会場、大型ショッピングモール等の大規模レジ
ャー施設への集客効果が高められ、集客施設場所内での
経済活動が促進されるばかりでなく、昨今の経済効果へ
の波及も期待できるようになり、景気の上昇につなが
る。
【0217】本発明に係る第2の電子案内情報処理シス
テムによれば、入場口及び出場口以外の出入りが制限さ
れる集客施設場所において電子案内情報を処理する場合
に、この電子案内情報を貸し出しする情報貸出装置と、
ここで貸し出された電子案内情報を記録再生する携帯端
末装置と、この電子案内情報を回収する情報回収装置と
を備え、この電子案内情報は入場口で読出し許可され、
出場口で読出し禁止するような処理が施されるものであ
る。
【0218】従って、情報利用者側では集客施設場所内
に滞在している限り、貸し出された電子案内情報を自由
に携帯端末装置で読出し再生することができる。しか
も、従来方式のような入場券は不要となり、集客施設場
所内でのペーパレス化を図ることができる。また、携帯
端末装置によるLANやインターネット決済機能を導入
することにより、集客施設場所内でのマネーレス化を実
現することができる。安全性が向上する。
【0219】本発明に係る情報配信装置によれば、集客
施設場所に関する案内情報をデータ配信する送信部を備
え、この案内情報に関する電子情報内容の一群のデータ
列を構築挿入された搬送用の信号を情報利用者の携帯端
末装置に送信するようになされる。
【0220】この構成によって、情報利用者の携帯端末
装置において、所定の期間内にデータ列の一群を一挙に
受信して、それを記憶装置などに一挙に蓄積することが
できる。従って、情報利用者側では現地に行く前に、そ
の集客施設場所に関する案内情報を容易かつタイムリー
に取得することができる。
【0221】しかも、情報利用者は電子案内情報の受信
後に、アン・リアルタイム(非同期)に携帯端末装置に
より集客施設場所に関する案内情報を自由に読み出して
テーマパークやイベント会場などの映像や音声情報を視
聴することができる。また、情報提供者側ではテーマパ
ークやイベント会場などの新設や催し物などの変更内容
等の情報更新をリアルタイムかつ円滑に行うことができ
る。
【0222】本発明に係る携帯端末装置によれば、集客
施設場所に関する案内情報を取得して処理する場合に、
この電子案内情報を受信して蓄積し、情報利用者の情報
操作に応じて電子案内情報を非同期に読み出すと共に、
その電子案内情報を映像表示又は/及び音声出力するよ
うになされる。
【0223】この構成によって、情報利用者側では現地
に行く前に、その集客施設場所に関する案内情報を容易
かつタイムリーに取得することができる。しかも、情報
利用者は電子案内情報の受信後に、アン・リアルタイム
(非同期)に集客施設場所に関する案内情報を自由に読
み出してテーマパークやイベント会場などの映像や音声
情報を視聴することができる。また、テーマパークやイ
ベント会場などの新設や催し物などに変更があった場合
に、その変更内容をタイムリーに取得することができ
る。
【0224】本発明に係る第1の電子案内情報処理方法
によれば、集客施設場所に関する案内情報を電子処理す
る際に、情報提供者側でこの案内情報に基づいて電子案
内情報を作成すると共に、この電子案内情報を情報利用
者の所持する携帯端末装置へデータ配信し、情報利用者
側では、データ配信されてくる電子案内情報を取得し、
ここで取得された電子案内情報を映像表示又は/及び音
声出力するようになされる。
【0225】この構成によって、情報利用者側では集客
施設場所に関する案内情報を従来方式のガイドブックや
案内用の地図などの書籍資料類に代えて電子情報内容の
形式により得ることができる。しかも、放送または通信
基盤を使って電子案内情報を一斉配信する方式を採る
と、現地に行く前に、その集客施設場所に関する案内情
報を容易かつタイムリーに取得することができる。ま
た、テーマパークやイベント会場などの新設や催し物な
どの変更内容等の情報更新をリアルタイムかつ円滑に行
うことができる。
【0226】本発明に係る第2の電子案内情報処理方法
によれば、入場口及び出場口以外の出入りが制限される
集客施設場所に関する案内情報を電子処理する際に、こ
の電子案内情報を入場口で情報利用者の携帯端末装置へ
貸し出し、ここで貸し出された電子案内情報を出場口で
回収するようになされる。
【0227】従って、情報利用者側では集客施設場所内
に滞在している限り、貸し出された電子案内情報を自由
に利用することができる。しかも、従来方式のような入
場券は不要となり、集客施設場所内でのペーパレス化を
図ることができる。また、LANやインターネット決済
機能を導入することにより、集客施設場所内でのマネー
レス化を実現することができる。安全性が向上する。
【0228】この発明はテーマパークやイベント会場、
巨大ショッピングモール等における電子ガイドシステム
に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態としての電子案内
情報処理システム100の構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明に係る第1の電子案内情報処理システム
100における処理例を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る第2の実施形態としての電子案内
情報処理システム200の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明に係る第2の電子案内情報処理システム
200における処理例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る第1の実施例としてのポケットテ
ーマパークシステム101の構成例を示すイメージ図で
ある。
【図6】情報配信装置19及びその周辺システムの構成
例を示すブロック図である。
【図7】電子案内情報D1に関するデータ列のフォーマ
ット例を示す図である。
【図8】充電機能付きのチューナー装置24及び携帯端
末装置14の内部構成例を示すブロック図である。
【図9】ポケットテーマパークシステム101における
チューナー装置24の動作例を示すフローチャートであ
る。
【図10】携帯端末装置14におけるガイドブックモー
ド選択時の処理例(その1)を示すフローチャートであ
る。
【図11】携帯端末装置14におけるガイドブックモー
ド選択時の処理例(その2)を示すフローチャートであ
る。
【図12】ガイド情報検索時の処理例を示すフローチャ
ート(サブルーチン)である。
【図13】本発明に係る第2の実施例としてのポケット
テーマパークシステム102の構成例を示すイメージ図
である。
【図14】携帯電話機401の内部構成例を示すブロッ
ク図である。
【図15】携帯電話機401における処理例を示すフロ
ーチャートである。
【図16】本発明に係る第3の実施例としてのポケット
テーマパークシステム300の構成例を示すイメージ図
である。
【図17】ポケットテーマパークシステム300の制御
例を示すブロック図である。
【図18】入場ゲート端末装置21の内部構成例を示す
ブロック図である。
【図19】出場ゲート端末装置59の内部構成例を示す
ブロック図である。
【図20】本発明に係る第3の実施例としてのポケット
テーマパークシステム300における処理例を示すフロ
ーチャートである。
【図21】本発明に係る第4の実施例としてのポケット
テーマパークシステム400の構成例を示すイメージ図
である。
【図22】本発明に係る第5の実施例としてのポケット
テーマパークシステム500の構成例を示すイメージ図
である。
【図23】GPSモジュール103の接続例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1・・・情報貸出装置、2・・・情報回収装置、3・・
・管理装置、8・・・情報記録媒体、10・・・テーマ
パーク(集客施設場所)、14・・・携帯端末装置、1
9・・・情報配信装置、21・・・入場ゲート端末装置
(情報貸出装置)、22・・・通信モデム(通信手
段)、24・・・チューナー装置、31・・・テーマパ
ーク管理装置、33・・・フラッシュメモリ(記憶装
置)、35・・・データ処理部、39・・・チケット販
売窓口用の端末装置、51・・・CPU(制御装置)、
55・・・チューナー、59・・・出場ゲート端末装置
(情報回収装置)、70,90・・・マイクロコンピュ
ータ(制御装置)、75・・・データストレージ(記憶
装置)、96・・・特定無線放送手段、103・・・G
PSモジュール(位置測定手段)、100,200・・
・電子案内情報処理システム、101,102・・・第
1,第2のポケットテーマパークシステム、300〜5
00・・・第3〜第5のポケットテーマパークシステ
ム、202,203・・・メモリカード、401・・・
携帯電話機
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月25日(2000.10.
25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】この出場口12付近には情報回収装置2が
設けられ、携帯端末装置14に貸し出してあった電子案
内情報D1を回収するようになされる。この際の情報回
収に関しては、電子案内情報D1を出場口12で読出し
禁止するような処理が施される。例えば、出場口12で
電子案内情報D1を消去される。これと共に、情報利用
者の集客施設の利用情報及び/又は集客施設場所10に
関する宣伝広告情報を携帯端末装置14に書き込むよう
な処理を施してもよい。利用情報は情報利用者にって
来場記念になるし、宣伝広告情報は情報提供事業者にと
って次回の集客効果につながる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04H 1/00 H04B 7/26 M

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集客施設場所に関する案内情報を電子処
    理するシステムであって、 前記案内情報を電子案内情報にしてデータ配信する情報
    配信装置と、 前記情報配信装置からデータ配信された電子案内情報を
    記録再生する携帯端末装置とを備え、 前記携帯端末装置で電子案内情報を映像表示又は/及び
    音声出力するようにしたことを特徴とする電子案内情報
    処理システム。
  2. 【請求項2】 前記電子案内情報を既存の放送基盤又は
    /及び通信基盤を利用して前記携帯端末装置に配信する
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電子案内
    情報処理システム。
  3. 【請求項3】 前記携帯端末装置に情報記録媒体が装着
    され、 前記情報記録媒体には集客施設場所に関する電子案内情
    報が記録されることを特徴とする請求項1に記載の電子
    案内情報処理システム。
  4. 【請求項4】 前記情報記録媒体は既存の販売基盤を使
    用して提供されることを特徴とする請求項3に記載の電
    子案内情報処理システム。
  5. 【請求項5】 入場口及び出場口以外の出入りが制限さ
    れる集客施設場所に関する電子案内情報を処理するシス
    テムであって、 前記電子案内情報を貸し出しする情報貸出装置と、 前記情報貸出装置から貸し出された電子案内情報を記録
    再生する携帯端末装置と、 前記携帯端末装置に貸し出した前記電子案内情報を回収
    する情報回収装置とを備え、 前記電子案内情報は入場口で読出し許可され、出場口で
    読出し禁止するような処理を施すようになされることを
    特徴とする電子案内情報処理システム。
  6. 【請求項6】 前記集客施設場所に関する電子案内情報
    が前記情報貸出装置から携帯端末装置へ貸し出される場
    合であって、 前記情報貸出装置から携帯端末装置へのダウンロード時
    には予め前記電子案内情報が暗号化されており、入場口
    で前記電子案内情報を解凍するようになされることを特
    徴とする請求項5に記載の電子案内情報処理システム。
  7. 【請求項7】 前記電子案内情報が回収される場合であ
    って、 出場口で前記電子案内情報を消去すると共に、情報利用
    者の集客施設場所における利用情報及び/又は集客施設
    場所に関する宣伝広告情報を前記携帯端末装置に書き込
    むようになされることを特徴とする請求項5に記載の電
    子案内情報処理システム。
  8. 【請求項8】 少なくとも、前記集客施設場所に当該エ
    リア内で有効な特定無線放送手段を設け、 前記特定無線放送手段から携帯端末装置に対して電子案
    内情報を配信するようにしたことを特徴とする請求項5
    に記載の電子案内情報処理システム。
  9. 【請求項9】 前記携帯端末装置には、 前記特定無線放送手段からの無線放送信号を受信する受
    信手段が設けられることを特徴とする請求項5に記載の
    電子案内情報処理システム。
  10. 【請求項10】 前記携帯端末装置に前記受信手段が設
    けられていない場合であって、 前記集客施設場所の入場口で前記受信手段が貸し出され
    ることを特徴とする請求項9に記載の電子案内情報処理
    システム。
  11. 【請求項11】 前記受信手段により受信した電子案内
    情報は、既に前記携帯端末装置に蓄積されている電子案
    内情報と関連付けられるようにしたことを特徴とする請
    求項9に記載の電子案内情報処理システム。
  12. 【請求項12】 前記携帯端末装置には、 人工衛星を使用して緯度・経度・高度を測定することに
    より当該携帯端末装置自身の位置を特定する位置測定手
    段が設けられることを特徴とする請求項5に記載の電子
    案内情報処理システム。
  13. 【請求項13】 前記携帯端末装置に前記位置測定手段
    が設けられていない場合であって、 前記集客施設場所の入場口で前記位置測定手段が貸し出
    されることを特徴とする請求項12に記載の電子案内情
    報処理システム。
  14. 【請求項14】 前記位置測定手段より得られた測位情
    報は、既に前記携帯端末装置に蓄積されている前記集客
    施設場所に係る地図情報と関連付けられるようにしたこ
    とを特徴とする請求項12に記載の電子案内情報処理シ
    ステム。
  15. 【請求項15】 集客施設場所に関する案内情報を情報
    利用者にデータ配信する装置であって、 前記案内情報に関する電子情報内容を一群のデータ列に
    構築して搬送用の信号に挿入するデータ挿入部と、 前記データ挿入部によりデータ列を構築挿入された搬送
    用の信号を情報利用者の携帯端末装置に送信する送信部
    とを備えることを特徴とする情報配信装置。
  16. 【請求項16】 前記データ列を既存の放送基盤又は通
    信基盤を使用して配信するようにしたことを特徴とする
    請求項15に記載の情報配信装置。
  17. 【請求項17】 前記データ列は、 前記放送基盤で採用されるテレビ放送信号の垂直ブラン
    キング期間に多重して伝送するようなされることを特徴
    とする請求項16に記載の情報配信装置。
  18. 【請求項18】 集客施設場所に関する電子案内情報を
    取得して処理する装置であって、 前記電子案内情報を受信して蓄積し、情報利用者の情報
    操作に応じて前記電子案内情報を非同期に読み出すと共
    に、該電子案内情報を映像表示又は/及び音声出力する
    ようにしたことを特徴とする携帯端末装置。
  19. 【請求項19】 前記電子案内情報に関する操作情報を
    入力するために操作される操作部と、 前記電子案内情報を受信する受信部と、 前記受信部により受信された電子案内情報を記憶する不
    揮発性の記憶装置と、 前記操作部による操作情報に応じて前記記憶装置から電
    子案内情報を読み出すと共に、前記電子案内情報を情報
    処理して映像表示制御をする制御装置とを有することを
    特徴とする請求項18に記載の携帯端末装置。
  20. 【請求項20】 前記制御装置は、 前記電子案内情報を処理して3次元映像からなる集客施
    設場所に関する映像の表示制御をすることを特徴とする
    請求項19に記載の携帯端末装置。
  21. 【請求項21】 前記制御装置に通信モデムが接続さ
    れ、 既存の通信基盤を利用して配信される前記電子案内情報
    を受信するようになされることを特徴とする請求項19
    に記載の携帯端末装置。
  22. 【請求項22】 前記制御装置は、 前記集客施設場所に関する電子案内情報が貸し出される
    場合であって、 ダウンロード時に予め暗号化された前記電子案内情報を
    解凍するようになされることを特徴とする請求項19に
    記載の携帯端末装置。
  23. 【請求項23】 前記制御装置は、 前記集客施設場所に関する電子案内情報が回収される場
    合であって、 前記電子案内情報を消去すると共に、情報利用者の集客
    施設場所での利用情報及び/又は集客施設場所に関する
    宣伝広告情報を前記記憶装置に書き込むようになされる
    ことを特徴とする請求項19に記載の携帯端末装置。
  24. 【請求項24】 前記制御装置は、 前記集客施設場所に当該エリア内でのみ有効な特定無線
    放送手段を設けられる場合であって、 前記特定無線放送手段から電子案内情報を前記受信部で
    受信するようにしたことを特徴とする請求項19に記載
    の携帯端末装置。
  25. 【請求項25】 前記受信部により受信した電子案内情
    報は、既に前記記憶装置に蓄積されている電子案内情報
    と関連付けられるようにしたことを特徴とする請求項2
    4に記載の携帯端末装置。
  26. 【請求項26】 前記制御装置には位置測定手段が接続
    され、 人工衛星を使用して緯度・経度・高度を測定することに
    より当該携帯端末装置自身の位置を特定するようになさ
    れることを特徴とする請求項19に記載の携帯端末装
    置。
  27. 【請求項27】 前記位置測定手段より得られた測位情
    報は、既に前記記憶装置に蓄積されている前記集客施設
    場所に係る地図情報と関連付けられるようにしたことを
    特徴とする請求項19に記載の携帯端末装置。
  28. 【請求項28】 集客施設場所に関する案内情報を電子
    処理する方法であって、 情報提供者側で、前記案内情報に基づいて電子案内情報
    を作成すると共に、前記電子案内情報を情報利用者に係
    る携帯端末装置にデータ配信し、 情報利用者側では、データ配信されてくる前記電子案内
    情報を取得し、 取得された前記電子案内情報を映像表示又は/及び音声
    出力するようにしたことを特徴とする電子案内情報処理
    方法。
  29. 【請求項29】 前記電子案内情報を既存の放送基盤又
    は/及び通信基盤を利用して前記携帯端末装置に配信す
    るようにしたことを特徴とする請求項28に記載の電子
    案内情報処理方法。
  30. 【請求項30】 前記集客施設場所に関する電子案内情
    報を情報記録媒体に記録して情報利用者に提供し、 情報利用者側では前記情報記録媒体を前記携帯端末装置
    に装着して利用することを特徴とする請求項28に記載
    の電子案内情報処理方法。
  31. 【請求項31】 前記情報記録媒体は既存の販売基盤を
    使用して提供されることを特徴とする請求項30に記載
    の電子案内情報処理方法。
  32. 【請求項32】 入場口及び出場口以外の出入りが制限
    される集客施設場所に関する電子案内情報を処理する方
    法であって、 前記電子案内情報を入場口で情報利用者に係る携帯端末
    装置へ貸し出し、 貸し出された前記電子案内情報を出場口で前記携帯端末
    装置から回収することを特徴とする電子案内情報処理方
    法。
  33. 【請求項33】 前記集客施設場所に関する電子案内情
    報が貸し出される場合であって、 ダウンロード時には予め前記電子案内情報を暗号化し、
    入場口で前記電子案内情報を解凍するようになされるこ
    とを特徴とする請求項32に記載の電子案内情報処理方
    法。
  34. 【請求項34】 前記集客施設場所に関する電子案内情
    報が回収される場合であって、 出場口で前記電子案内情報を消去すると共に、情報利用
    者の集客施設場所における利用情報及び/又は集客施設
    場所に関する宣伝広告情報を書き込むようになされるこ
    とを特徴とする請求項32に記載の電子案内情報処理方
    法。
  35. 【請求項35】 前記集客施設場所に当該エリア内での
    み有効な特定無線放送手段を設置し、 前記特定無線放送手段から情報利用者の所持する携帯端
    末装置に対して電子案内情報を配信するようにしたこと
    を特徴とする請求項32に記載の電子案内情報処理方
    法。
  36. 【請求項36】 前記携帯端末装置に受信機能が設けら
    れていない場合であって、 前記集客施設場所の入場口で前記受信手段を貸し出すこ
    とを特徴とする請求項32に記載の電子案内情報処理方
    法。
  37. 【請求項37】 前記受信手段により受信した電子案内
    情報を既に前記携帯端末装置に蓄積されている電子案内
    情報と関連付けるようにしたことを特徴とする請求項3
    6に記載の電子案内情報処理方法。
  38. 【請求項38】 前記携帯端末装置に位置測定手段を設
    け、 人工衛星を使用して緯度・経度・高度を測定することに
    より当該携帯端末装置自身の位置を特定するようになさ
    れることを特徴とする請求項32に記載の電子案内情報
    処理方法。
  39. 【請求項39】 前記携帯端末装置に測位決定機能が設
    けられていない場合であって、 前記集客施設場所の入場口で前記位置測定手段を貸し出
    すことを特徴とする請求項38に記載の電子案内情報処
    理方法。
  40. 【請求項40】 前記位置測定手段より得られた測位情
    報を既に前記携帯端末装置に蓄積されている前記集客施
    設場所に係る地図情報と関連付けるようにしたことを特
    徴とする請求項38に記載の電子案内情報処理方法。
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