JP2002122023A - 冷却ファンシュラウド装置 - Google Patents

冷却ファンシュラウド装置

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JP2002122023A
JP2002122023A JP2000314998A JP2000314998A JP2002122023A JP 2002122023 A JP2002122023 A JP 2002122023A JP 2000314998 A JP2000314998 A JP 2000314998A JP 2000314998 A JP2000314998 A JP 2000314998A JP 2002122023 A JP2002122023 A JP 2002122023A
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JP
Japan
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radiator
shroud
cooling fan
engine
side shroud
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000314998A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Satake
善行 佐竹
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ラジエータに外部空気を強制的に
取り込むための冷却ファンシュラウド装置に関し、ラジ
エータ側シュラウドの矩形筒状部の軸長方向への幅を従
来より大幅に増大し、風流れを良くして風量を増やし、
ラジエータ冷却能力を大幅に向上することを目的とす
る。 【解決手段】 ラジエータ側に一端を固定される矩形筒
状部および前記矩形筒状部の後端を覆い円形状の開口部
が形成される背面部を有するラジエータ側シュラウド
と、エンジン側に固定され冷却ファンが配置される円筒
状部を有し前記円筒状部の外径を前記開口部の内径より
小径とされるエンジン側シュラウドと、前記ラジエータ
側シュラウドの背面部に形成される前記開口部と前記エ
ンジン側シュラウドの円筒状部との間に形成される円環
状の間隙をシールするシール部材とを有することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジエータに外部
空気を強制的に取り込むための冷却ファンシュラウド装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラック,バス等の車両では、ラ
ジエータの冷却効率を向上するために、ラジエータに外
部空気を強制的に取り込むための冷却ファンシュラウド
装置が配置されている。図3は、従来の冷却ファンシュ
ラウド装置の一例を示すもので、この冷却ファンシュラ
ウド装置では、矩形状のラジエータ1の背面に、ラジエ
ータ側シュラウド2が配置されている。
【0003】このラジエータ側シュラウド2は、図4に
示すように、ラジエータ1側に固定される矩形状の矩形
筒状部2aと、この矩形筒状部2aの後端を覆う背面部
2bとを有している。背面部2bには、円形状の開口部
2cが形成され、この開口部2cには、ラジエータ1と
反対側に突出する円筒状のフランジ部2dが形成されて
いる。
【0004】一方、エンジン3側には、エンジン側シュ
ラウド4が配置されている。このエンジン側シュラウド
4は、エンジン3により回転される冷却ファン5が収容
される円筒状部4aを有しており、円筒状部4aがブラ
ケット6を介してエンジン3側に固定されている。ラジ
エータ側シュラウド2とエンジン側シュラウド4とは、
前後方向に間隙Gを置いて配置されており、ラジエータ
側シュラウド2のフランジ部2dとエンジン側シュラウ
ド4の円筒状部4aとの間に形成される間隙Gが、ゴム
等の弾性部材からなるシール部材7によりシールされて
いる。
【0005】シール部材7は、半円環状をしており、一
方の端部がフランジ部2dの外周に密着され、他方の端
部が円筒状部4aの外周に密着されている。このような
冷却ファンシュラウド装置では、ラジエータ側シュラウ
ド2のフランジ部2dとエンジン側シュラウド4の円筒
状部4aとの間に形成される間隙Gを、ゴム等の弾性部
材からなるシール部材7によりシールしたので、ラジエ
ータ1の車体側への搭載時に、ラジエータ1の取り付け
位置が多少ずれた場合にもシール部材7の変形により取
り付け寸法誤差が吸収されるため、ラジエータ1とエン
ジン3との取り付け公差を比較的大きく設定することが
可能になり、組み付け性を向上することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の冷却ファンシュラウド装置では、ラジエータ
側シュラウド2の背面部2bからラジエータ1と反対側
に突出してフランジ部2dを形成する必要があり、ま
た、フランジ部2dとエンジン側シュラウド4の円筒状
部4aとの間に間隙Gを形成する必要があるため、ラジ
エータ側シュラウド2の矩形筒状部2aの風流れ方向、
すなわち、矩形筒状部2aの軸長方向への幅Bが制限さ
れるという問題があった。
【0007】すなわち、このように、矩形筒状部2aの
幅が狭くなると、図3に矢符Aで示したように、背面部
2bに衝突したラジエータ1からの空気が、ラジエータ
1側に反転して流れ、冷却ファン5側に流れることが困
難になり、ラジエータ1の冷却効率が低下するという問
題が生じる。本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、ラジエータ側シュラウドの矩形筒
状部の軸長方向への幅を従来より大幅に増大し、風流れ
を良くして風量を増やし、ラジエータ冷却能力を大幅に
向上することができる冷却ファンシュラウド装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の冷却ファンシ
ュラウド装置は、ラジエータ側に一端を固定される矩形
筒状部および前記矩形筒状部の後端を覆い円形状の開口
部が形成される背面部を有するラジエータ側シュラウド
と、エンジン側に固定され冷却ファンが配置される円筒
状部を有し前記円筒状部の外径を前記開口部の内径より
小径とされるエンジン側シュラウドと、前記ラジエータ
側シュラウドの背面部に形成される前記開口部と前記エ
ンジン側シュラウドの円筒状部との間に形成される円環
状の間隙をシールするシール部材とを有することを特徴
とする。
【0009】請求項2の冷却ファンシュラウド装置は、
請求項1記載の冷却ファンシュラウド装置において、前
記ラジエータ側シュラウドの背面部に形成される開口部
に、前記ラジエータと反対側に突出する円筒状のフラン
ジ部を形成し、前記フランジ部と前記エンジン側シュラ
ウドの円筒状部との間に、前記シール部材を配置してな
ることを特徴とする。
【0010】(作用)請求項1の冷却ファンシュラウド
装置では、ラジエータ側シュラウドの背面部に形成され
る開口部とエンジン側シュラウドの円筒状部との間に、
円環状の間隙が形成され、この間隙がシール部材により
シールされる。請求項2の冷却ファンシュラウド装置で
は、ラジエータ側シュラウドの背面部に形成される開口
部に、ラジエータと反対側に突出する円筒状のフランジ
部が形成される。
【0011】そして、フランジ部とエンジン側シュラウ
ドの円筒状部との間に、シール部材が配置される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施形態について説明する。
【0013】図1および図2は、本発明の冷却ファンシ
ュラウド装置の一実施形態を示している。図1におい
て、符号11は、矩形状のラジエータを示している。こ
のラジエータ11の背面には、鉄,アルミニウム等の金
属あるいは樹脂からなるラジエータ側シュラウド13が
配置されている。
【0014】このラジエータ側シュラウド13は、図2
に示すように、ラジエータ11側に固定される矩形状の
矩形筒状部13aと、この矩形筒状部13aの後端を覆
う背面部13bとを有している。背面部13bには、円
形状の開口部13cが形成され、この開口部13cに
は、ラジエータ11と反対側に突出する円筒状のフラン
ジ部13dが形成されている。
【0015】一方、エンジン15側には、鉄,アルミニ
ウム等の金属あるいは樹脂からなるエンジン側シュラウ
ド17が配置されている。このエンジン側シュラウド1
7は、エンジン15により回転される冷却ファン19が
収容される円筒状部17aを有しており、円筒状部17
aがブラケット17bを介してエンジン15側に固定さ
れている。
【0016】そして、ラジエータ側シュラウド13の背
面部13bに形成されるフランジ部13dの内側に、エ
ンジン側シュラウド17の円筒状部17aが配置され、
フランジ部13dと円筒状部17aとの間に、円環状の
間隙G1が形成されている。この間隙G1は、円環状の
シール部材21によりシールされている。シール部材2
1は、例えば、発泡ラバー,ウレタンゴム等の弾性部材
により形成されている。
【0017】そして、フランジ部13dの内面に、接着
剤あるいは焼き付け等により固着されている。このよう
な冷却ファンシュラウド装置では、ラジエータ側シュラ
ウド13のフランジ部13dとエンジン側シュラウド1
7の円筒状部17aとの間に形成される円環状の間隙G
1を、弾性部材からなるシール部材21によりシールし
たので、ラジエータ11の車体側への搭載時に、ラジエ
ータ11の取り付け位置が多少ずれた場合にもシール部
材21の変形により取り付け寸法誤差が吸収されるた
め、ラジエータ11とエンジン15との取り付け公差を
比較的大きく設定することが可能になり、組み付け性を
向上することができる。
【0018】そして、上述した冷却ファンシュラウド装
置では、ラジエータ側シュラウド13の背面部13bに
形成される開口部13cとエンジン側シュラウド17の
円筒状部17aとの間に、円環状の間隙G1を形成し、
この間隙G1をシール部材21によりシールするように
したので、ラジエータ側シュラウド13の矩形筒状部1
3aの軸長方向への幅B1を従来より大幅に増大するこ
とができる。
【0019】すなわち、上述した冷却ファンシュラウド
装置では、ラジエータ側シュラウド13の背面部13b
の径方向となる方向に間隙G1を形成し、この間隙G1
をシール部材21によりシールするようにしたので、従
来のように、背面部2bに対して垂直な方向に間隙Gを
形成する場合に比較して、矩形筒状部13aの軸長方向
への幅B1を大幅に増大することができる。
【0020】ちなみに、図3に示した従来の冷却ファン
シュラウド装置では、矩形筒状部2aの軸長方向の幅B
を15mm程度しか取ることができなかったが、上述し
た本発明の冷却ファンシュラウド装置では、矩形筒状部
13aの軸長方向の幅B1を68mm程度確保すること
ができた。そして、矩形筒状部13aの軸長方向の幅B
1を増大することが可能になったため、図に矢符A1で
示したように、ラジエータ11からの空気が、冷却ファ
ン19側に流れることが可能になり、これによりラジエ
ータ11の冷却効率を向上することができた。
【0021】また、上述した冷却ファンシュラウド装置
では、ラジエータ側シュラウド13の背面部13bに形
成される開口部13cに、ラジエータ11と反対側に突
出する円筒状のフランジ部13dを形成し、フランジ部
13dとエンジン側シュラウド17の円筒状部17aと
の間に、シール部材21を配置するようにしたので、シ
ール部材21を確実に支持することができる。
【0022】なお、上述した実施形態では、ラジエータ
側シュラウド13のフランジ部13dの内周にシール部
材21を固定した例について説明したが、本発明はかか
る実施形態に限定されるものではなく、例えば、エンジ
ン側シュラウド17の円筒状部17aの外周にシール部
材21を固定するようにしても良い。また、上述した実
施形態では、ラジエータ側シュラウド13の背面部13
bにフランジ部13dを形成し、このフランジ部13d
の内周にシール部材21を固定した例について説明した
が、本発明はかかる実施形態に限定されるものではな
く、背面部13bにフランジ部13dを形成することな
く、例えば、背面部13bに直接シール部材を固定する
ようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の冷却ファ
ンシュラウド装置では、ラジエータ側シュラウドの背面
部に形成される開口部とエンジン側シュラウドの円筒状
部との間に、円環状の間隙を形成し、この間隙をシール
部材によりシールするようにしたので、ラジエータ側シ
ュラウドの矩形筒状部の軸長方向への幅を従来より大幅
に増大し、風流れを良くして風量を増やし、ラジエータ
冷却能力を大幅に向上することができる。
【0024】請求項2の冷却ファンシュラウド装置で
は、ラジエータ側シュラウドの背面部に形成される開口
部に、ラジエータと反対側に突出する円筒状のフランジ
部を形成し、フランジ部とエンジン側シュラウドの円筒
状部との間に、シール部材を配置するようにしたので、
シール部材を確実に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却ファンシュラウド装置の一実施形
態を示す断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】従来の冷却ファンシュラウド装置の一例を示す
断面図である。
【図4】図3のエンジン側シュラウドを示す背面図であ
る。
【符号の説明】
11 ラジエータ 13 ラジエータ側シュラウド 13a 矩形筒状部 13b 背面部 13c 開口部 13d フランジ部 15 エンジン 17 エンジン側シュラウド 17a 円筒状部 19 冷却ファン 21 シール部材 G1 間隙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジエータ側に一端を固定される矩形筒
    状部および前記矩形筒状部の後端を覆い円形状の開口部
    が形成される背面部を有するラジエータ側シュラウド
    と、 エンジン側に固定され冷却ファンが配置される円筒状部
    を有し前記円筒状部の外径を前記開口部の内径より小径
    とされるエンジン側シュラウドと、 前記ラジエータ側シュラウドの背面部に形成される前記
    開口部と前記エンジン側シュラウドの円筒状部との間に
    形成される円環状の間隙をシールするシール部材と、 を有することを特徴とする冷却ファンシュラウド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の冷却ファンシュラウド装
    置において、 前記ラジエータ側シュラウドの背面部に形成される開口
    部に、前記ラジエータと反対側に突出する円筒状のフラ
    ンジ部を形成し、前記フランジ部と前記エンジン側シュ
    ラウドの円筒状部との間に、前記シール部材を配置して
    なることを特徴とする冷却ファンシュラウド装置。
JP2000314998A 2000-10-16 2000-10-16 冷却ファンシュラウド装置 Pending JP2002122023A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004232626A (ja) * 2003-01-29 2004-08-19 Borgwarner Inc 空気流特性が改良されたエンジン冷却ファン
US7322319B2 (en) * 2004-11-26 2008-01-29 Deere & Company Fan assembly

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