JP2002121916A - ユニットルーム構造 - Google Patents

ユニットルーム構造

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JP2002121916A
JP2002121916A JP2001010352A JP2001010352A JP2002121916A JP 2002121916 A JP2002121916 A JP 2002121916A JP 2001010352 A JP2001010352 A JP 2001010352A JP 2001010352 A JP2001010352 A JP 2001010352A JP 2002121916 A JP2002121916 A JP 2002121916A
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skirting board
silicon
unit room
room structure
recess
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Application number
JP2001010352A
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English (en)
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Kiminori Nakamura
仁則 中村
Hideya Chiba
秀哉 千葉
Tadashi Sumida
忠志 隅田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工現場での作業性が良くて、施工後もシリ
コン切れを起こり難くすることができるユニットルーム
構造を提供することにある。 【解決手段】 床パン(1)の外周に幅木(2)を取り
付け固定してなるユニットルーム構造であって、上記床
パン(1)の外周に下方に下がる段部(3)、および、
この段部(3)に覆い被さるように上記幅木(2)の中
腹部でへこんだ凹部(4)を設けるとともに、この凹部
(4)と上記段部(3)との間に隙間(5)を形成し
て、この隙間(5)をシリコン(11)を充填する際の
シリコン溜り部(6)となした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニットルーム構
造に関し、具体的には、浴室、トイレルームなどで使用
されるのに有用なユニットルーム構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のユニットルーム構造としては、例
えば、図6に示すごとく、床パン(1)の外周に上方に
上がる段上部(14)があって、この段上部(14)上
にケガキ線(15)に合わせるようにして載せられる幅
木(2)を設け、この幅木(2)の上面側から固定具
(9)が差し込まれて同幅木(2)の下方面部にパッキ
ン体(8)を介在させながら取り付け固定されるととも
に、上記幅木(2)の上方部で壁パネル(12)が壁バ
ックハンガー(16)とともに取り付けられているもの
が知られており、この壁パネル(12)と幅木(2)と
の継ぎ目部分と上記床パン(1)の段上部(14)と上
記幅木(2)の下コーナー部(13)との継ぎ目部分に
それぞれシリコン(11)が充填されていたものであ
り、床パン(1)の段上部(14)と幅木(2)の下コ
ーナー部(13)との継ぎ目部分のシリコン(11)の
充填は、いわゆる、三角コーキングといわれていたもの
であった。さらに、上記床パン(1)の段上部(14)
の立ち上がり面と幅木(2)の側面とが面一状になって
いたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなユニットルーム構造においては、幅木(2)の取り
付けの位置決めは、上述したようにケガキ線(15)に
合わせて行われるものであったが、施工現場で幅木
(2)をケガキ線(15)に合わせるのが非常に難し
く、したがって、幅木(2)を取り付け固定し難くて、
施工現場での作業性としては良くないものであった。
【0004】また、床パン(1)の段上部(14)と幅
木(2)の下コーナー部(13)との継ぎ目部分のシリ
コン(11)の充填は、いわゆる、三角コーキングであ
り、施工現場においては、同シリコン(11)を充分に
充填し難いものであって、そのために、施工完結後に、
シリコン(11)切れを起こす可能性が高くなって、シ
リコン(11)切れを起こしやすいものであった。
【0005】本発明は、上述の事実に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、施工現場での作
業性が良くて、施工後もシリコン切れを起こり難くする
ことができるユニットルーム構造を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ユニットルーム構造は、床パン(1)の外周に幅木
(2)を取り付け固定してなるユニットルーム構造であ
って、上記床パン(1)の外周に下方に下がる段部
(3)、および、この段部(3)に覆い被さるように上
記幅木(2)の中腹部でへこんだ凹部(4)を設けると
ともに、この凹部(4)と上記段部(3)との間に隙間
(5)を形成して、この隙間(5)をシリコン(11)
を充填する際のシリコン溜り部(6)となしたことを特
徴とする。
【0007】本発明の請求項2に係るユニットルーム構
造は、上記幅木(2)の下方面部に若干窪ませた窪み面
(7)を設けるとともに、この窪み面(7)にパッキン
体(8)を介在させて同幅木(2)を取り付け固定した
ことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に係るユニットルーム構
造は、上記窪み面(7)を波型凹凸面(17)となした
ことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項4に係るユニットルーム構
造は、上記幅木(2)の中腹部にある凹部(4)で若干
窪ませた中腹窪み面(18)を設けるとともに、この中
腹窪み面(18)にパッキン体(8)を介在させて同幅
木(2)を取り付け固定したことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項5に係るユニットルーム構
造は、上記幅木(2)の上方面部に同幅木(2)が固定
される固定具(9)が差し込まれて取り付けられる凹所
(10)を設けたことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項6に係るユニットルーム構
造は、上記凹所(10)が、断面略Vカット状のもので
あることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項7に係るユニットルーム構
造は、上記幅木(2)の下隅部分に外観上で隠してシリ
コン(11)を塗布するためのシリコン代(19)を設
けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に係る図
面に基いて詳しく説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態に係るユニッ
トルーム構造を示した断面図である。図2は、本発明の
一実施形態に係るユニットルーム構造を示した要部のみ
の斜視図である。図3は、本発明のユニットルーム構造
に用いられる一実施形態に係る幅木の斜視図である。図
4は、本発明の他の一実施形態に係るユニットルーム構
造を示した断面図である。図5の(a)は、本発明のユ
ニットルーム構造に用いられる他の一実施形態に係る幅
木の側面図であり、図5の(b)は、同図5の(a)の
A部分詳細図であり、図5の(c)は、同図5の(a)
のB部分詳細図である。
【0015】本発明のユニットルーム構造は、図1ない
し図5に示すごとく、床パン(1)の外周に幅木(2)
を取り付け固定してなるユニットルーム構造であって、
上記床パン(1)の外周に下方に下がる段部(3)、お
よび、この段部(3)に覆い被さるように上記幅木
(2)の中腹部でへこんだ凹部(4)を設けるととも
に、この凹部(4)と上記段部(3)との間に隙間
(5)を形成して、この隙間(5)をシリコン(11)
を充填する際のシリコン溜り部(6)となしているもの
である。
【0016】上記床パン(1)は、通常浴室、トイレル
ームなどで使用されるのに有用なものであるが、その他
の場所に使用されるものであってもかまわないものであ
る。そして、この床パン(1)の材質としては、通常の
樹脂製のものでかまわないものである。
【0017】上記幅木(2)は、図1および図2、図
4、図5の(a)ないし(c)に示すごとく、上記床パ
ン(1)の外周に取り付け固定されているものである。
この幅木(2)の材質としては、通常木製のものが採用
されるものであるが、同等の機能を果たすものであれ
ば、その他の材質のものが使用されたとしてもかまわな
いものである。この幅木(2)の上方部では、例えば、
壁パネル(12)が壁バックハンガー(16)とともに
取り付けられているものである。そして、この幅木
(2)が設けられている以外の上記床パン(1)の外周
部分には、例えば、ユニットルームの出入り口として使
用されるドアなどが設けられるものである。
【0018】上記段部(3)は、図1および図2に示す
ごとく、上記床パン(1)の外周に設けられているもの
であって、同段部(3)は、下方に下がっているもので
ある。この段部(3)の段差としては、下方に下がって
いるものであれば、上記幅木(2)の大きさなどにより
自由自在に設定されるものである。
【0019】上記凹部(4)は、図1、図2および図4
に示すごとく、上記段部(3)に覆い被さるように設け
られているものであって、上記幅木(2)の中腹部でへ
こんでいるものである。この凹部(4)のサイズとして
も、上記幅木(2)の中腹部でへこんでいれば、特に制
限されるものではなく、同幅木(2)の大きさなどによ
り自由自在に設定されるものである。この凹部(4)の
奥行きとして、一例を挙げると、5mm程度である。
【0020】なお、上記幅木(2)の中腹部でへこんで
凹部(4)を形成している以外の部分は、図1に示すご
とき平坦な部分を形成して、この平坦な部分が壁パネル
(12)と略面一状となるようなものであってもかまわ
ないが、図4および図5の(a)に示すごとく、一部分
だけさらに突出させたような凸部(20)を形成されて
いるものであってもかまわないものである。このような
凸部(20)にて段部(3)と幅木(2)との取り付け
継ぎ目部分が隠されて、シリコン(11)の露出などを
防ぐことができるものである。
【0021】上記隙間(5)は、上記凹部(4)と上記
段部(3)との間に形成されているものである。本発明
では、この隙間(5)をシリコン(11)を充填する際
のシリコン溜り部(6)となしているものである。この
隙間(5)のサイズは、上記凹部(4)のサイズに対応
しているものであるが、同隙間(5)が小さいほどシリ
コン(11)を充填する際のシリコン溜り部(6)とし
ても小さくなるために、シリコン(11)を充填しよう
とする量に応じて、同隙間(5)の大小を調節するよう
にすれば良いものである。このシリコン溜り部(6)の
開口幅として、一例を挙げると、2mm程度である。
【0022】本発明は、このような構成をとることによ
って、幅木(2)の取り付けの際、床パン(1)の外周
で下方に下がる段部(3)に覆い被せるように同幅木
(2)の中腹部でへこんだ凹部(4)を持ってきて接触
させるようにして合わせるだけで良く、そうすると自ず
と凹部(4)と段部(3)との間に隙間(5)が形成さ
れて、しかも、この隙間(5)をシリコン(11)を充
填する際のシリコン溜り部(6)とすることで、従来の
ような三角コーキングとはならないように同シリコン
(11)を充分に充填することができるものである。つ
まり、幅木(2)の取り付けの際、位置決めを従来のよ
うにケガキ線に合わせて行うような面倒なことが不要と
なり、その結果、施工現場での幅木(2)の取り付け固
定としては非常に簡単になり、施工現場での作業性とし
ては良くなるものである。
【0023】また、シリコン溜り部(6)の存在によ
り、従来のような三角コーキングとはならず、よって、
施工現場において、同シリコン(11)を充分に充填し
難いということもなくなるものであり、そのために、施
工完結後に、シリコン(11)切れを起こす可能性も激
減して、シリコン(11)切れをなくすことができるも
のである。しかも、外周に下方に下がる段部(3)であ
るために、ドアなどの取り付け部分においては、この段
部(3)に枠を嵌め込めば良くて、他の部屋からユニッ
トルームへの段差としても解消されるものであり、バリ
アフリーに繋がるものである。
【0024】すなわち、本発明は、施工現場での作業性
が良くて、施工後もシリコン(11)切れを起こり難く
することができるものである。
【0025】また、図1および図4に示すごとく、上記
幅木(2)の下方面部に若干窪ませた窪み面(7)を設
けるとともに、この窪み面(7)にパッキン体(8)を
介在させて同幅木(2)を取り付け固定しているもので
あると、このような窪み面(7)とパッキン体(8)と
による幅木(2)の取り付け固定にて同幅木(2)とし
てはずれ動くことなく確実に取り付けられるとともに、
パッキン体(8)としても窪み面(7)に確実に納まる
のでずれ動くことはなく、しかも、同パッキン体(8)
の存在により、固定具(9)の周囲などの防水性として
も確実なものとすることができるものである。
【0026】特に、図4および図5の(a)、(c)に
示すごとく、上記窪み面(7)を波型凹凸面(17)と
なしているものであると、このような波型凹凸面(1
7)となしている窪み面(7)にてパッキン体(8)を
同窪み面(7)に介在させる際に、同パッキン体(8)
としては容易に圧縮されて、波型凹凸面(17)にパッ
キン体(8)が噛み合うようにして入り込み、幅木
(2)の下方面部がより一層ずれ動き難くなり、その結
果、幅木(2)の取り付け固定としてはより一層確実な
ものとなる。
【0027】そして、図4に示すごとく、上記幅木
(2)の中腹部にある凹部(4)で若干窪ませた中腹窪
み面(18)を設けるとともに、この中腹窪み面(1
8)にパッキン体(8)を介在させて同幅木(2)を取
り付け固定しているものであると、このような中腹窪み
面(18)とパッキン体(8)とによる幅木(2)の取
り付け固定にて同幅木(2)としてはずれ動くことなく
確実に取り付けられるとともに、パッキン体(8)とし
ても中腹窪み面(18)に確実に納まるのでずれ動くこ
とはなく、しかも、同パッキン体(8)の存在により、
固定具(9)の周囲などの防水性としても確実なものと
することができるものである。
【0028】この場合、図4に示すごとく、上記幅木
(2)の上方方向から同幅木(2)が固定される固定具
(9)に加えて、上記幅木(2)の側面方向から同幅木
(2)が固定される固定具(9)が差し込まれて取り付
けられているようなものであると、上述した効果がより
一層有効に発揮されるものである。
【0029】さらに、図1および図4に示すごとく、上
記幅木(2)の上方面部に同幅木(2)が固定される固
定具(9)が差し込まれて取り付けられる凹所(10)
を設けているものであると、幅木(2)の上方面部に設
けられた凹所(10)にて幅木(2)が固定される固定
具(9)が差し込まれて取り付けられる際に、この固定
具(9)の取り付け位置が施工現場においてわかりやす
くなり、位置決め性が良くなるとともに、同固定具
(9)の頭部がずれ動くことなくすっきりと納められる
ようになるものであり、同固定具(9)の取り付けが確
実、かつ、簡単に行われるようになるものである。
【0030】なお、上記固定具(9)としては、幅木
(2)が固定されるものであれば、特に制限されること
なく様々なものを用いることができるものであるが、一
例を挙げると、タッピンネジなどのネジ、ボルトといっ
たものを採用することができるものである。
【0031】特に、図1ないし図3に示すごとく、上記
凹所(10)が、断面略Vカット状のものであると、こ
の断面略Vカット状の凹所(10)にて幅木(2)が固
定される固定具(9)が差し込まれて取り付けられる際
に、この固定具(9)の頭部が確実にずれ動くことなく
すっきりと納められるようになるものであり、同固定具
(9)の取り付けがより一層確実、かつ、簡単に行われ
るようになるものである。
【0032】また、図4および図5の(a)に示すごと
く、上記幅木(2)の下隅部分に外観上で隠してシリコ
ン(11)を塗布するためのシリコン代(19)を設け
ているものであると、幅木(2)の下隅部分に設けられ
たシリコン代(19)にてシリコン(11)を塗布する
ことができ、幅木(2)の取り付け固定としてはより一
層確実なものとすることができるとともに、防水性もよ
り一層向上して、しかも、塗布されたシリコン(11)
としてもシリコン代(19)の存在によって、外観上で
確実に隠すことができるものである。
【0033】なお、図4に示す場合は、上記窪み面
(7)に介在されたパッキン体(8)と中腹窪み面(1
8)に介在されたパッキン体(8)とで二重パッキンを
形成している上に、シリコン代(19)に塗布された隠
しのシリコン(11)を加えて、三重防水構造を形成し
ているものである。すなわち、図4に示す場合において
は、防水性が非常に高いものとなっている。
【0034】本発明に係るユニットルーム構造による
と、図1ないし図3に示すごとく、床パン(1)の外周
に幅木(2)を取り付け固定してなるユニットルーム構
造であって、上記床パン(1)の外周に下方に下がる段
部(3)、および、この段部(3)に覆い被さるように
上記幅木(2)の中腹部でへこんだ凹部(4)を設ける
とともに、この凹部(4)と上記段部(3)との間に隙
間(5)を形成して、この隙間(5)をシリコン(1
1)を充填する際のシリコン溜り部(6)となしたの
で、幅木(2)の取り付けの際、床パン(1)の外周で
下方に下がる段部(3)に覆い被せるように同幅木
(2)の中腹部でへこんだ凹部(4)を持ってきて接触
させるようにして合わせるだけで良く、そうすると自ず
と凹部(4)と段部(3)との間に隙間(5)が形成さ
れて、しかも、この隙間(5)をシリコン(11)を充
填する際のシリコン溜り部(6)とすることで、従来の
ような三角コーキングとはならないように同シリコン
(11)を充分に充填することができるものである。つ
まり、幅木(2)の取り付けの際、位置決めを従来のよ
うにケガキ線に合わせて行うような面倒なことが不要と
なり、その結果、施工現場での幅木(2)の取り付け固
定としては非常に簡単になり、施工現場での作業性とし
ては良くなるものである。
【0035】また、シリコン溜り部(6)の存在によ
り、従来のような三角コーキングとはならず、よって、
施工現場において、同シリコン(11)を充分に充填し
難いということもなくなるものであり、そのために、施
工完結後に、シリコン(11)切れを起こす可能性も激
減して、シリコン(11)切れをなくすことができるも
のである。しかも、外周に下方に下がる段部(3)であ
るために、ドアなどの取り付け部分においては、この段
部(3)に枠を嵌め込めば良くて、他の部屋からユニッ
トルームへの段差としても解消されるものであり、バリ
アフリーに繋がるものである。
【0036】すなわち、本発明は、施工現場での作業性
が良くて、施工後もシリコン(11)切れを起こり難く
することができるものである。
【0037】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るユニットルーム
構造によると、幅木(2)の取り付けの際、床パン
(1)の外周で下方に下がる段部(3)に覆い被せるよ
うに同幅木(2)の中腹部でへこんだ凹部(4)を持っ
てきて接触させるようにして合わせるだけで良く、そう
すると自ずと凹部(4)と段部(3)との間に隙間
(5)が形成されて、しかも、この隙間(5)をシリコ
ン(11)を充填する際のシリコン溜り部(6)とする
ことで、従来のような三角コーキングとはならないよう
に同シリコン(11)を充分に充填することができるも
のである。つまり、幅木(2)の取り付けの際、位置決
めを従来のようにケガキ線に合わせて行うような面倒な
ことが不要となり、その結果、施工現場での幅木(2)
の取り付け固定としては非常に簡単になり、施工現場で
の作業性としては良くなるものである。
【0038】また、シリコン溜り部(6)の存在によ
り、従来のような三角コーキングとはならず、よって、
施工現場において、同シリコン(11)を充分に充填し
難いということもなくなるものであり、そのために、施
工完結後に、シリコン(11)切れを起こす可能性も激
減して、シリコン(11)切れをなくすことができるも
のである。しかも、外周に下方に下がる段部(3)であ
るために、ドアなどの取り付け部分においては、この段
部(3)に枠を嵌め込めば良くて、他の部屋からユニッ
トルームへの段差としても解消されるものであり、バリ
アフリーに繋がるものである。
【0039】すなわち、本発明は、施工現場での作業性
が良くて、施工後もシリコン(11)切れを起こり難く
することができるものである。
【0040】本発明の請求項2に係るユニットルーム構
造によると、請求項1記載の場合に加えて、このような
窪み面(7)とパッキン体(8)とによる幅木(2)の
取り付け固定にて同幅木(2)としてはずれ動くことな
く確実に取り付けられるとともに、パッキン体(8)と
しても窪み面(7)に確実に納まるのでずれ動くことは
なく、しかも、同パッキン体(8)の存在により、固定
具(9)の周囲などの防水性としても確実なものとする
ことができるものである。
【0041】本発明の請求項3に係るユニットルーム構
造によると、請求項2記載の場合に加えて、このような
波型凹凸面(17)となしている窪み面(7)にてパッ
キン体(8)を同窪み面(7)に介在させる際に、同パ
ッキン体(8)としては容易に圧縮されて、波型凹凸面
(17)にパッキン体(8)が噛み合うようにして入り
込み、幅木(2)の下方面部がより一層ずれ動き難くな
り、その結果、幅木(2)の取り付け固定としてはより
一層確実なものとなる。
【0042】本発明の請求項4に係るユニットルーム構
造によると、請求項1ないし請求項3いずれか記載の場
合に加えて、このような中腹窪み面(18)とパッキン
体(8)とによる幅木(2)の取り付け固定にて同幅木
(2)としてはずれ動くことなく確実に取り付けられる
とともに、パッキン体(8)としても中腹窪み面(1
8)に確実に納まるのでずれ動くことはなく、しかも、
同パッキン体(8)の存在により、固定具(9)の周囲
などの防水性としても確実なものとすることができるも
のである。
【0043】本発明の請求項5に係るユニットルーム構
造によると、請求項1ないし請求項4いずれか記載の場
合に加えて、幅木(2)の上方面部に設けられた凹所
(10)にて幅木(2)が固定される固定具(9)が差
し込まれて取り付けられる際に、この固定具(9)の取
り付け位置が施工現場においてわかりやすくなり、位置
決め性が良くなるとともに、同固定具(9)の頭部がず
れ動くことなくすっきりと納められるようになるもので
あり、同固定具(9)の取り付けが確実、かつ、簡単に
行われるようになるものである。
【0044】本発明の請求項6に係るユニットルーム構
造によると、請求項5記載の場合に加えて、この断面略
Vカット状の凹所(10)にて幅木(2)が固定される
固定具(9)が差し込まれて取り付けられる際に、この
固定具(9)の頭部が確実にずれ動くことなくすっきり
と納められるようになるものであり、同固定具(9)の
取り付けがより一層確実、かつ、簡単に行われるように
なるものである。
【0045】本発明の請求項7に係るユニットルーム構
造によると、請求項1ないし請求項6いずれか記載の場
合に加えて、幅木(2)の下隅部分に設けられたシリコ
ン代(19)にてシリコン(11)を塗布することがで
き、幅木(2)の取り付け固定としてはより一層確実な
ものとすることができるとともに、防水性もより一層向
上して、しかも、塗布されたシリコン(11)としても
シリコン代(19)の存在によって、外観上で確実に隠
すことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るユニットルーム構造
を示した断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るユニットルーム構造
を示した要部のみの斜視図である。
【図3】本発明のユニットルーム構造に用いられる一実
施形態に係る幅木の斜視図である。
【図4】本発明の他の一実施形態に係るユニットルーム
構造を示した断面図である。
【図5】(a)は、本発明のユニットルーム構造に用い
られる他の一実施形態に係る幅木の側面図であり、
(b)は、(a)のA部分詳細図であり、(c)は、
(a)のB部分詳細図である。
【図6】一従来例に係るユニットルーム構造を示した断
面図である。
【符号の説明】
1 床パン 2 幅木 3 段部 4 凹部 5 隙間 6 シリコン溜り部 7 窪み面 8 パッキン体 9 固定具 10 凹所 11 シリコン 17 波型凹凸面 18 中腹窪み面 19 シリコン代
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 2/82 511 E04B 1/68 L (72)発明者 隅田 忠志 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2D032 GA08 2D061 CA02 CC01 2E001 DA01 DB01 DH39 FA42 FA43 FA53 FA54 FA63 GA07 GA12 GA13 GA45 GA64 HD11 HF02 HF16 LA01 LA09 MA02 MA03 MA06 2E025 BA01 BA05 BB07 BB08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パンの外周に幅木を取り付け固定して
    なるユニットルーム構造であって、上記床パンの外周に
    下方に下がる段部、および、この段部に覆い被さるよう
    に上記幅木の中腹部でへこんだ凹部を設けるとともに、
    この凹部と上記段部との間に隙間を形成して、この隙間
    をシリコンを充填する際のシリコン溜り部となしたこと
    を特徴とするユニットルーム構造。
  2. 【請求項2】 上記幅木の下方面部に若干窪ませた窪み
    面を設けるとともに、この窪み面にパッキン体を介在さ
    せて同幅木を取り付け固定したことを特徴とする請求項
    1記載のユニットルーム構造。
  3. 【請求項3】 上記窪み面を波型凹凸面となしたことを
    特徴とする請求項2記載のユニットルーム構造。
  4. 【請求項4】 上記幅木の中腹部にある凹部で若干窪ま
    せた中腹窪み面を設けるとともに、この中腹窪み面にパ
    ッキン体を介在させて同幅木を取り付け固定したことを
    特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか記載のユニ
    ットルーム構造。
  5. 【請求項5】 上記幅木の上方面部に同幅木が固定され
    る固定具が差し込まれて取り付けられる凹所を設けたこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4いずれか記載の
    ユニットルーム構造。
  6. 【請求項6】 上記凹所が、断面略Vカット状のもので
    あることを特徴とする請求項5記載のユニットルーム構
    造。
  7. 【請求項7】 上記幅木の下隅部分に外観上で隠してシ
    リコンを塗布するためのシリコン代を設けたことを特徴
    とする請求項1ないし請求項6いずれか記載のユニット
    ルーム構造。
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