JP2002121837A - 建築用断熱材及び断熱構造 - Google Patents
建築用断熱材及び断熱構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通気性に優れ、調湿機能を有する建築用断熱
材及び断熱構造を提供する。 【解決手段】 空隙を有した発泡樹脂製の成形体よりな
り、ＪＩＳ Ｌ１９０７で測定された通気量が０．３〜
１６０ｃｍ３／ｃｍ２・ｓ（厚さ＝１０ｍｍ）であり、
好ましくは空隙率が５〜６０％である建築用断熱材。こ
の建築用断熱材が住宅等の土台、柱、梁、合板等の構造
部材の外側に取り付けされた断熱構造。例えば、柱又は
垂木１の外側面に沿って合板２が取り付けられ、この合
板２の外側面に断熱材３が取り付けられている。この断
熱材３の外側面に沿って通気胴縁４を介して外壁材又は
瓦材５が設置される。外壁材又は瓦材５と断熱材３との
間には通気層６が形成される。
材及び断熱構造を提供する。 【解決手段】 空隙を有した発泡樹脂製の成形体よりな
り、ＪＩＳ Ｌ１９０７で測定された通気量が０．３〜
１６０ｃｍ３／ｃｍ２・ｓ（厚さ＝１０ｍｍ）であり、
好ましくは空隙率が５〜６０％である建築用断熱材。こ
の建築用断熱材が住宅等の土台、柱、梁、合板等の構造
部材の外側に取り付けされた断熱構造。例えば、柱又は
垂木１の外側面に沿って合板２が取り付けられ、この合
板２の外側面に断熱材３が取り付けられている。この断
熱材３の外側面に沿って通気胴縁４を介して外壁材又は
瓦材５が設置される。外壁材又は瓦材５と断熱材３との
間には通気層６が形成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、通気性に優れ、調
湿機能を有する建築用断熱材及び断熱構造に関する。
湿機能を有する建築用断熱材及び断熱構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、地球環境問題から省エネ型の高気
密高断熱住宅化が普及している。断熱工法には、壁にお
ける柱等の支持部材の間に充填する充填断熱工法と柱等
の支持部材の外側に断熱材を固定する外断熱工法の２種
類がある。高い断熱性を発揮するには、住宅全体を外側
から覆う外断熱工法が有利である。
密高断熱住宅化が普及している。断熱工法には、壁にお
ける柱等の支持部材の間に充填する充填断熱工法と柱等
の支持部材の外側に断熱材を固定する外断熱工法の２種
類がある。高い断熱性を発揮するには、住宅全体を外側
から覆う外断熱工法が有利である。
【０００３】この外断熱工法の施工例を図１に示す。柱
又は垂木１の外側面に沿って合板２が取り付けられ、こ
の合板２の外側面に断熱材３が取り付けられている。こ
の断熱材３の外側面に沿って通気胴縁４を介して外壁材
又は瓦材５が設置される。外壁材又は瓦材５と断熱材３
との間には通気層６が形成される。
又は垂木１の外側面に沿って合板２が取り付けられ、こ
の合板２の外側面に断熱材３が取り付けられている。こ
の断熱材３の外側面に沿って通気胴縁４を介して外壁材
又は瓦材５が設置される。外壁材又は瓦材５と断熱材３
との間には通気層６が形成される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この外断熱工
法では、通常の発泡樹脂系断熱材では通気性が低いた
め、合板２等の構造材と発泡樹脂系断熱材３との界面が
高湿度になるという問題点があった。
法では、通常の発泡樹脂系断熱材では通気性が低いた
め、合板２等の構造材と発泡樹脂系断熱材３との界面が
高湿度になるという問題点があった。
【０００５】即ち、冬季においては、高温高湿である室
内側から低温低湿である屋外側へ湿度が移動するが、発
泡樹脂系断熱材３の通気性が低いため、合板２と発泡樹
脂系断熱材３との界面湿度が高くなる。
内側から低温低湿である屋外側へ湿度が移動するが、発
泡樹脂系断熱材３の通気性が低いため、合板２と発泡樹
脂系断熱材３との界面湿度が高くなる。
【０００６】一方、夏季においては、湿度の移動が冬季
とは逆に高温高湿である屋外側から低温低湿である屋内
側に移動するため断熱材３の通気性は低いことが好まし
いが、断熱材３同士の隙間や配管、サッシ枠等の隙間か
ら湿度が進入して合板２と発泡樹脂系断熱材３との界面
湿度が高くなる可能性がある。
とは逆に高温高湿である屋外側から低温低湿である屋内
側に移動するため断熱材３の通気性は低いことが好まし
いが、断熱材３同士の隙間や配管、サッシ枠等の隙間か
ら湿度が進入して合板２と発泡樹脂系断熱材３との界面
湿度が高くなる可能性がある。
【０００７】このように、発泡樹脂系断熱材と柱、合板
等の構造界面の湿度が高くなると、構造材の腐食が助長
され、構造物の短命化を招くおそれがある。
等の構造界面の湿度が高くなると、構造材の腐食が助長
され、構造物の短命化を招くおそれがある。
【０００８】なお、通気性を有する断熱材としては、グ
ラスウール等の繊維系断熱材があるが、この繊維系断熱
材は、外壁材の隙間から雨水が侵入した場合、断熱材が
吸水して断熱性能が低下したり、あるいは繊維系断熱材
が重くなりその形状を保持することができなくなり、場
合によっては、木材を腐らせることがある。
ラスウール等の繊維系断熱材があるが、この繊維系断熱
材は、外壁材の隙間から雨水が侵入した場合、断熱材が
吸水して断熱性能が低下したり、あるいは繊維系断熱材
が重くなりその形状を保持することができなくなり、場
合によっては、木材を腐らせることがある。
【０００９】特公平２−４８６９６号公報には、繊維系
断熱材と発泡プラスチックス断熱材併用の断熱工法が開
示されている。この工法は、通気性の低い発泡プラスチ
ックス断熱材に２ｍｍ以下の貫通孔を設けて水蒸気をコ
ントロールしようとするものである。しかしながら、こ
の構造では、水蒸気を透過する透湿・防水シートを設け
なければ、断熱性・防水性能を発揮することができない
ため、施工が煩雑となりかつコストアップになる。
断熱材と発泡プラスチックス断熱材併用の断熱工法が開
示されている。この工法は、通気性の低い発泡プラスチ
ックス断熱材に２ｍｍ以下の貫通孔を設けて水蒸気をコ
ントロールしようとするものである。しかしながら、こ
の構造では、水蒸気を透過する透湿・防水シートを設け
なければ、断熱性・防水性能を発揮することができない
ため、施工が煩雑となりかつコストアップになる。
【００１０】本発明の目的は、前記の欠点を解消し、適
度な通気性及び空隙率を有することによって、断熱性能
を低下させることなく、調湿性能を発揮し、住宅の構造
材を屋外と同等の湿度状態に保つことが可能で住宅の寿
命を延ばすことができる建築用断熱材と、この建築用断
熱材を用いた断熱構造を提供することにある。
度な通気性及び空隙率を有することによって、断熱性能
を低下させることなく、調湿性能を発揮し、住宅の構造
材を屋外と同等の湿度状態に保つことが可能で住宅の寿
命を延ばすことができる建築用断熱材と、この建築用断
熱材を用いた断熱構造を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の建築用断熱材
は、空隙を有した発泡樹脂製の成形体よりなり、ＪＩＳ
Ｌ１９０７ Ａ法（フラジール形法）で測定された通気
量（以下、単に「通気量」と称す。）が０．３〜１６０
ｃｍ３／ｃｍ２・ｓ（厚さ＝１０ｍｍ）であることを特
徴とするものである。また、本発明の断熱構造は、この
建築用断熱材が住宅等の土台、柱、梁、合板等の構造部
材の外側に取り付けられたものである。
は、空隙を有した発泡樹脂製の成形体よりなり、ＪＩＳ
Ｌ１９０７ Ａ法（フラジール形法）で測定された通気
量（以下、単に「通気量」と称す。）が０．３〜１６０
ｃｍ３／ｃｍ２・ｓ（厚さ＝１０ｍｍ）であることを特
徴とするものである。また、本発明の断熱構造は、この
建築用断熱材が住宅等の土台、柱、梁、合板等の構造部
材の外側に取り付けられたものである。
【００１２】本発明者は、上記のような問題を解決する
ために断熱材について鋭意検討を重ねた結果、断熱材の
通気量を０．３〜１６０ｃｍ３／ｃｍ２・ｓｅｃ（厚さ
＝１０ｍｍ）とすることによって断熱材に調湿機能を持
たせ、住宅の構造材を屋外と同等の湿度状態に保つこと
が可能で住宅の耐久性を延ばすことができることを見出
した。
ために断熱材について鋭意検討を重ねた結果、断熱材の
通気量を０．３〜１６０ｃｍ３／ｃｍ２・ｓｅｃ（厚さ
＝１０ｍｍ）とすることによって断熱材に調湿機能を持
たせ、住宅の構造材を屋外と同等の湿度状態に保つこと
が可能で住宅の耐久性を延ばすことができることを見出
した。
【００１３】この通気量は、０．３ｃｍ３／ｃｍ２・ｓ
ｅｃ（厚さ＝１０ｍｍ）未満であると調湿機能が発現で
きず、１６０ｃｍ３／ｃｍ２・ｓｅｃ（厚さ＝１０ｍ
ｍ）を超えると、断熱性能が低下するため好ましくな
い。なお、通気量の測定は、ＪＩＳ Ｌ１９０７ Ａ法
（フラジール形法）で測定される。
ｅｃ（厚さ＝１０ｍｍ）未満であると調湿機能が発現で
きず、１６０ｃｍ３／ｃｍ２・ｓｅｃ（厚さ＝１０ｍ
ｍ）を超えると、断熱性能が低下するため好ましくな
い。なお、通気量の測定は、ＪＩＳ Ｌ１９０７ Ａ法
（フラジール形法）で測定される。
【００１４】この発泡樹脂成形体は、その空隙率が３〜
６０％、特に５〜３５％であることが好ましい。空隙率
が３％未満では、十分な通気性を得ることができず、６
０％を超えると断熱性に劣るものとなる。
６０％、特に５〜３５％であることが好ましい。空隙率
が３％未満では、十分な通気性を得ることができず、６
０％を超えると断熱性に劣るものとなる。
【００１５】この合成樹脂発泡体としては、ポリスチレ
ン系樹脂やポリオレフィン系樹脂、硬質ウレタン樹脂、
フェノール樹脂やポリイソシアネート樹脂、エポキシ樹
脂等を発泡した発泡体、もしくは、これらの樹脂を適宜
混合した発泡体を使用することができる。
ン系樹脂やポリオレフィン系樹脂、硬質ウレタン樹脂、
フェノール樹脂やポリイソシアネート樹脂、エポキシ樹
脂等を発泡した発泡体、もしくは、これらの樹脂を適宜
混合した発泡体を使用することができる。
【００１６】本発明では、前述の通気量及び空隙率を満
足する発泡樹脂成形体とするために、例えば次のように
して建築用断熱材を製造する。
足する発泡樹脂成形体とするために、例えば次のように
して建築用断熱材を製造する。
【００１７】（１）球状、サドル状等の定型又は不定形
の発泡樹脂粒子を接着剤で所定形状の空隙率を有する成
形体とする。この場合の接着剤としては、アクリル系、
エポキシ系、ウレタン系、ＳＢＲ系、合成ゴム系、ＥＶ
Ａ系、アスファルト系等を用いる。接着剤は、発泡粒子
１ｍ３当たり１５〜３０ｋｇ、発泡樹脂粒子の粒径は、
２〜４０ｍｍ程度であることが好ましい。製造方法は、
発泡粒子に接着剤を塗布し、成型箱に充填し、５０〜７
０℃で２〜３時間、熱風乾燥する。
の発泡樹脂粒子を接着剤で所定形状の空隙率を有する成
形体とする。この場合の接着剤としては、アクリル系、
エポキシ系、ウレタン系、ＳＢＲ系、合成ゴム系、ＥＶ
Ａ系、アスファルト系等を用いる。接着剤は、発泡粒子
１ｍ３当たり１５〜３０ｋｇ、発泡樹脂粒子の粒径は、
２〜４０ｍｍ程度であることが好ましい。製造方法は、
発泡粒子に接着剤を塗布し、成型箱に充填し、５０〜７
０℃で２〜３時間、熱風乾燥する。
【００１８】（２）発泡樹脂粒子を加熱成形し、粒子同
士を溶着することにより、所定形状の空隙を有する成形
体とする。この場合の発泡樹脂粒子としては、粒子状又
はサドル状等の不定形の発泡粒子を使用し、発泡倍率３
０〜１００倍、発泡粒子の大きさは３〜１５ｍｍ、サド
ル状発泡粒子では長さ１５〜４０ｍｍ程度のものが好ま
しい。成形条件は、スチーム圧力０．１〜０．５ｋｇ／
ｃｍ２、加熱時間１０〜３０秒程度が好ましい。
士を溶着することにより、所定形状の空隙を有する成形
体とする。この場合の発泡樹脂粒子としては、粒子状又
はサドル状等の不定形の発泡粒子を使用し、発泡倍率３
０〜１００倍、発泡粒子の大きさは３〜１５ｍｍ、サド
ル状発泡粒子では長さ１５〜４０ｍｍ程度のものが好ま
しい。成形条件は、スチーム圧力０．１〜０．５ｋｇ／
ｃｍ２、加熱時間１０〜３０秒程度が好ましい。
【００１９】このような本発明の建築用断熱材は、通常
厚さ３０〜２００ｍｍ程度の成形板として製造される。
厚さ３０〜２００ｍｍ程度の成形板として製造される。
【００２０】本発明の断熱構造は、例えば、木造や鉄骨
の建築物において、土台、柱、梁等の構造部材の外側に
取り付けた前記図１の断熱構造として構成される。
の建築物において、土台、柱、梁等の構造部材の外側に
取り付けた前記図１の断熱構造として構成される。
【００２１】
【実施例】以下、実施例１，２，３及び比較例１を参照
して本発明の効果について説明する。
して本発明の効果について説明する。
【００２２】表１に示す物性の建築用断熱材を用いて図
１に示す壁の断熱構造を構築した。そして、冬季に室内
条件を３０℃、室内湿度を５５％に設定し、屋外条件
は、自然条件の屋外温度０〜１０℃、屋外湿度３０〜９
０％で、断熱材と合板の界面部分の湿度を測定した。
１に示す壁の断熱構造を構築した。そして、冬季に室内
条件を３０℃、室内湿度を５５％に設定し、屋外条件
は、自然条件の屋外温度０〜１０℃、屋外湿度３０〜９
０％で、断熱材と合板の界面部分の湿度を測定した。
【００２３】断熱性能は、熱伝導率と厚みから熱抵抗値
を等しくした。なお、表１中の＊１、＊２、＊３は次の
事柄を示す。 ＊１：発泡粒子と接着剤を混錬し、ブロック形状の箱の
中に充填し、熱風乾燥６０℃×３時間したものを任意の
寸法にカットし使用した。 発泡粒子：発泡ポリスチレン樹脂（三菱化学フォームプ
ラスティック（株）製：商品名 スチロポールＪＦ２０
０ ７０倍品） 接着剤 ：アクリル系接着剤 １２ｋｇ／ｍ３（ＢＡＳ
Ｆディスパージョン（株）製：商品名 アクロナール２
９５ＤＮ） アスファルト系接着剤 １８ｋｇ／ｍ３（日瀝化学工業
（株）製：商品名 カチオゾール ＣＰＥ−３） ＊２：サドル状発泡粒子３０ｍｍをブロック金型内に充
填し、蒸気加熱成形したブロック成形品で、任意の寸法
にカットし使用した。 ・サドル状発泡粒子：発泡ポリスチレン樹脂（三菱化学
フォームプラスティック（株）製：商品名 ＪＣＦ ４
０倍品） ・成形条件：スチーム圧 ０．３ｋｇ／ｃｍ２、加熱時
間 ３０秒 ＊３：ブロック成形機（１８２０×９１０×４３０）に
発泡粒子を充填し、スチーム圧力０．３ｋｇ／ｃｍ２×
２０秒かけ成形したブロックを任意の寸法にカットし使
用した。 ・発泡粒子：発泡ポリスチレン樹脂（三菱化学フォーム
プラスティック（株）製：商品名 スチロポールＪＦＣ
１００倍品） ＊４：ＪＩＳ Ｌ１９０７ Ａ法（フラジール形法）で
測定された通気量で、測定方法は、試料の異なる５か所
から試験片約２０ｃｍ×２０ｃｍを採取、試験片の端面
をシール材で封止し、図２のようなフラジール形試験機
を用い、円筒の一端に試験片を取り付けた後、加減抵抗
器によって傾斜形気圧計が１２５Ｐａ{１．２７ｃｍＨ
２Ｏ}の圧力を示すように吸込みファンを調整し、その
ときの垂直形気圧計の示す圧力と、使用した空気孔の種
類とから、試験機に附属の表によって試験片を通過する
空気量（ｃｍ３／ｃｍ２・ｓ）を求める。測定は５回と
し、その平均値を算出し、小数点以下１けたに丸める。
試験体の断熱材厚みは１０ｍｍとした。
を等しくした。なお、表１中の＊１、＊２、＊３は次の
事柄を示す。 ＊１：発泡粒子と接着剤を混錬し、ブロック形状の箱の
中に充填し、熱風乾燥６０℃×３時間したものを任意の
寸法にカットし使用した。 発泡粒子：発泡ポリスチレン樹脂（三菱化学フォームプ
ラスティック（株）製：商品名 スチロポールＪＦ２０
０ ７０倍品） 接着剤 ：アクリル系接着剤 １２ｋｇ／ｍ３（ＢＡＳ
Ｆディスパージョン（株）製：商品名 アクロナール２
９５ＤＮ） アスファルト系接着剤 １８ｋｇ／ｍ３（日瀝化学工業
（株）製：商品名 カチオゾール ＣＰＥ−３） ＊２：サドル状発泡粒子３０ｍｍをブロック金型内に充
填し、蒸気加熱成形したブロック成形品で、任意の寸法
にカットし使用した。 ・サドル状発泡粒子：発泡ポリスチレン樹脂（三菱化学
フォームプラスティック（株）製：商品名 ＪＣＦ ４
０倍品） ・成形条件：スチーム圧 ０．３ｋｇ／ｃｍ２、加熱時
間 ３０秒 ＊３：ブロック成形機（１８２０×９１０×４３０）に
発泡粒子を充填し、スチーム圧力０．３ｋｇ／ｃｍ２×
２０秒かけ成形したブロックを任意の寸法にカットし使
用した。 ・発泡粒子：発泡ポリスチレン樹脂（三菱化学フォーム
プラスティック（株）製：商品名 スチロポールＪＦＣ
１００倍品） ＊４：ＪＩＳ Ｌ１９０７ Ａ法（フラジール形法）で
測定された通気量で、測定方法は、試料の異なる５か所
から試験片約２０ｃｍ×２０ｃｍを採取、試験片の端面
をシール材で封止し、図２のようなフラジール形試験機
を用い、円筒の一端に試験片を取り付けた後、加減抵抗
器によって傾斜形気圧計が１２５Ｐａ{１．２７ｃｍＨ
２Ｏ}の圧力を示すように吸込みファンを調整し、その
ときの垂直形気圧計の示す圧力と、使用した空気孔の種
類とから、試験機に附属の表によって試験片を通過する
空気量（ｃｍ３／ｃｍ２・ｓ）を求める。測定は５回と
し、その平均値を算出し、小数点以下１けたに丸める。
試験体の断熱材厚みは１０ｍｍとした。
【００２４】
【表１】
【００２５】表１の通り、実施例１，２によると、建築
用断熱材と合板との界面の湿度が比較例１に比べ著しく
低くなることが明らかである。
用断熱材と合板との界面の湿度が比較例１に比べ著しく
低くなることが明らかである。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の断熱材を
使用することによって、住宅の構造材を屋外と同等の湿
度状態に保つことが可能で住宅の耐久性を伸ばすことが
できる建築用断熱材及び断熱構造を提供することが可能
である。
使用することによって、住宅の構造材を屋外と同等の湿
度状態に保つことが可能で住宅の耐久性を伸ばすことが
できる建築用断熱材及び断熱構造を提供することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図１】一般的な外断熱工法の施工例を示す断面図であ
る。
る。
【図２】フラジール形試験機を示す説明図である。
１ 柱または垂木 ２ 合板 ３ 断熱材 ４ 通気胴縁 ５ 外壁材または瓦材 ６ 通気層
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 修 茨城県稲敷郡阿見町中央８−３−１ 三菱 化学株式会社筑波研究所内 Ｆターム(参考） 2E001 DD01 EA05 EA08 FA01 FA02 FA03 FA16 FA21 HC02 HD02 HD03 HD04 HD06 HD09 KA01 LA04
Claims (4)
- 【請求項１】 空隙を有した発泡樹脂製の成形体よりな
り、ＪＩＳ Ｌ１９０７で測定された通気量が０．３〜
１６０ｃｍ３／ｃｍ２・ｓ（厚さ＝１０ｍｍ）であるこ
とを特徴とする建築用断熱材。 - 【請求項２】 前記断熱材がポリスチレン系樹脂発泡体
である請求項１の建築用断熱材。 - 【請求項３】 前記断熱材がポリオレフィン系樹脂発泡
体である請求項１の建築用断熱材。 - 【請求項４】 請求項１〜３のいずれか１項の建築用断
熱材が住宅等の土台、柱、梁、合板等の構造部材の外側
に取り付けられた断熱構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000316769A JP2002121837A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 建築用断熱材及び断熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000316769A JP2002121837A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 建築用断熱材及び断熱構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002121837A true JP2002121837A (ja) | 2002-04-26 |
Family
ID=18795670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000316769A Pending JP2002121837A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 建築用断熱材及び断熱構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002121837A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62105213U (ja) * | 1985-12-23 | 1987-07-04 |
-
2000
- 2000-10-17 JP JP2000316769A patent/JP2002121837A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62105213U (ja) * | 1985-12-23 | 1987-07-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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