JP2002121810A - 雨水浸透桝及び雨水浸透マンホール桝 - Google Patents

雨水浸透桝及び雨水浸透マンホール桝

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JP2002121810A
JP2002121810A JP2000313924A JP2000313924A JP2002121810A JP 2002121810 A JP2002121810 A JP 2002121810A JP 2000313924 A JP2000313924 A JP 2000313924A JP 2000313924 A JP2000313924 A JP 2000313924A JP 2002121810 A JP2002121810 A JP 2002121810A
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basin
rainwater infiltration
rainwater
side wall
infiltration
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JP2000313924A
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Sukeaki Ebata
祐亨 江端
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Ebata Corp
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Ebata Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長期にわたって、浸透機能が維持され、透過体
が強固に固定され、脱落しない浸透桝を提供する。 【解決手段】筒状の側壁7を有していて一体の成型体で
ある桝本体3と、網状面部13を有している透過体5と
を含む。透過体5は、網状面部13の前後方向が、側壁
7の内外方向に貫通した状態で、側壁7に埋め込まれ、
かつ、一体的に固定して結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨水浸透桝及び雨
水浸透マンホール桝に関する。
【0002】
【従来の技術】雨水浸透桝及び雨水浸透マンホール桝
は、雨水を地中に浸透させる目的で用いられるもので、
桝本体の側壁に雨水浸透孔を設けた構造を有する。雨水
浸透孔には、フィルタなどが備えられている。雨水浸透
桝に関する先行技術文献としては、特開平10−314
719号公報、特開平10−314722号公報及び特
開平11−028456号公報等がある。また、雨水浸
透マンホールに関する先行技術文献としては、特開平1
1−200462号公報がある。更に、雨水浸透管の先
行技術文献としては、特開2000−064405号及
び特開2000−064408号公報がある。
【0003】その中で、特開平10−314719号及
び特開平10−314722号公報には、側壁に形成さ
れた雨水浸透孔に雨水浸透フィルタを設け、格子状の孔
を有するフィルタ枠を雨水浸透孔に嵌合させる技術が開
示されている。また、特開平11−028456号、特
開平11−200462号公報、特開2000−064
405号及び特開2000−064408号には、側壁
に雨水浸透孔を設け、フィルタ枠を雨水浸透孔に着脱可
能に設置し、フィルタ枠を着脱することによりフィルタ
を交換する技術が開示されている。
【0004】フィルタ枠を雨水浸透孔に嵌合する構造の
場合には、雨水浸透孔の形状及び大きさに、フィルタ枠
の形状及び大きさを、精度よく合わせないと、フィルタ
枠が雨水浸透孔から抜け落ちる。従って、フィルタ枠及
び雨水浸透孔は、高難度加工が必要とされる。
【0005】更に、嵌合により設置したものは、土圧又
は水圧などが加わると、フィルタ枠が、雨水浸透孔から
離脱する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、雨水
浸透機能が長期にわたって維持される雨水浸透桝及びこ
れを用いた雨水浸透マンホール桝を提供することであ
る。
【0007】本発明のもう1つの課題は、透水体が脱落
しない雨水浸透桝及びこれを用いた雨水浸透マンホール
桝を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係る雨水浸透桝は、桝本体と、透水体と
を含む。前記桝本体は、筒状の側壁を有している。前記
桝本体は、一体の成型体である。前記透水体は、網状面
部を有している。更に、前記透水体は、前記網状面部の
前後方向が、前記側壁の内外方向に貫通した状態で、前
記側壁に埋め込み、かつ、一体的に固定して結合されて
いる。
【0009】上述したように、雨水浸透桝は、桝本体を
含む。桝本体は筒状であるので、その内部に、雨水を一
時的に貯留することができる。
【0010】また、雨水浸透桝は、透水体を含み、透水
体は、網状面部を有している。従って、桝本体に一時的
に貯留された雨水は、透水体の網状面部を通過して土中
に浸透する。また、雨水浸透桝の回りに敷き詰めた砕石
などは、網状面部に遮られるので、雨水浸透桝の内部に
流入することはないし、内部を埋めることもない。
【0011】更に、桝本体は、一体の成型体である。従
って、成型時に透水体を埋め込んだ状態で成型すること
ができる。透水体は、側壁に埋め込まれ、かつ、一体的
に固定して結合されているので、脱落の恐れがない。雨
水浸透桝の回りに敷き詰めた砕石は、常に土圧として透
水体に圧力をかけているが、この圧力によっても、透水
体が脱落する恐れは殆どない。
【0012】しかも、透水体は、側壁に埋め込まれてい
るが、網状面部の前後方向が、側壁の内外方向に貫通し
た状態であり、雨水は円滑に土中に浸透する。
【0013】好ましくは、透水体は、外周突起を有す
る。この外周突起は、外周部の軸方向の間に位置して、
外周部の外面に突出させる。これにより、側壁に対する
透水体の埋め込み固定強度が更に向上し、透水体が側壁
から脱落する恐れが、更に、低減される。
【0014】本発明に係る雨水浸透マンホール桝は、上
述した雨水浸透桝の少なくとも1つを含むので、上述し
た雨水浸透桝の効果を奏する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る雨水浸透桝
の正面図、図2は図1に示した雨水浸透桝の平面図、図
3は図1の3−3線に沿った断面図、図4は図1の4−
4線に沿った断面図である。図示された雨水浸透桝は、
桝本体3と、透水体5とを含む。桝本体3は、鉄筋コン
クリートなどによる成型体である。
【0016】桝本体3は、筒状の側壁7を有している。
側壁7は、内部空間6を囲んでいる。側壁7は、開放さ
れた上端及び下端に段部9を有している。また、側壁7
には、足掛11が備えられている。
【0017】透水体5は、網状面部13を有している。
網状面部13の前後方向が、側壁7の内外方向に貫通し
た状態で、側壁7に埋め込まれ、かつ、一体的に固定し
て結合されている。内部空間6は、網状面部13を介し
て、外部と連通している。図示された透水体5は、側壁
7の上下方向に3段並び、同一周上に8個並んでいる。
透水体5の設定数、配置間隔及び大きさ等は設計的事項
に属する。
【0018】図5は、図1に示した雨水浸透桝における
透水体部分の拡大図、図6は図5の6−6線に沿った断
面図、図7は図5の7−7線に沿った断面図である。透
水体5の外周部19は、網状面部13の外周を、リング
状に取巻いている。外周部19は、鍔21を有してい
る。鍔21の端面には、突起23が突出している。透水
体5は、合成樹脂を主材料とした成型体であってもよい
し、または、ステンレスのような耐腐食性に優れた金属
薄板の絞り成型によって得られたものであってもよい。
透水体5の外周部19は、長さが、側壁の厚さTと同じ
か、または、やや長い。
【0019】更に、図示された透水体5は、外周突起2
5を有している。外周突起25は、、外周部19の軸C
2の方向の間に位置し、外周部19の外面27から突出
している。
【0020】図8は図5に示した透水体の側面図、図9
は透水体の平面図、図10は透水体の背面図である。図
1乃至7のいずれかに表示された構成部分と同一の構成
部分に付いては、同一の参照符号を付してある。図7乃
至図9は、透水体5の形状をより詳しく図示するための
ものである。
【0021】図11は、本発明に係る雨水浸透桝の他の
実施例の正面図、図12は図11の12−12線に沿っ
た断面図である。図示された雨水浸透桝は、図1に示し
た円筒状の側壁と異なって、角筒状の側壁7を有する。
【0022】図13は、本発明に係る雨水浸透桝を用い
た雨水浸透マンホール桝を示す断面図である。図示され
た雨水浸透マンホール桝は、雨水浸透桝40と、底板4
1と、傾斜桝43と、蓋45とを含む。図においては、
雨水浸透桝40は、図1〜図12に示した本発明に係る
雨水浸透桝である。図では、1段の雨水浸透桝40を用
いたものをしてあるあるが、雨水浸透桝40を、2段、
3段に重ねて設置することができる。雨水浸透桝40と
傾斜桝43との重ね合わせ部分、雨水浸透桝40と底板
41との重ね合わせ部分は、桝本体3の上端及び下端に
段部9が設けてあり相互のずれが防止される。足掛11
は、雨水浸透桝40と傾斜桝43に連なって備えられて
いる。また、底板41には、雨水浸透フィルタ47が備
えられている。
【0023】雨水浸透マンホール桝の設置に当たって
は、地表を掘削して、掘削孔を形成する。掘削孔の傾斜
面に透水シートを貼り付け、底部に砂51を敷き、砕石
53を積み重ねる。更に、透水シート55を敷き、底板
41、雨水浸透桝40の順に設置する。雨水浸透桝40
の周辺は、砕石53を積み、浸透水の流れをよくする。
傾斜桝43の周辺57は、地表面まで埋め戻しておく。
傾斜桝43の上面には、蓋45を被せておく。
【0024】図13に示した雨水浸透マンホール桝にお
いて、雨水導入パイプ100を通して、内部に導かれた
雨水は、雨水浸透桝40の内部空間6に一時的に貯留さ
れ、更に、透水体5から砕石53を通過して土中に浸透
する。透水体5は、水圧を受け、また、土圧を受ける
が、桝本体3に埋め込まれているので脱落、離脱する恐
れがない。
【0025】図1乃至図12で述べたように、雨水浸透
桝40は、桝本体3を含み、桝本体3は筒状の側壁7を
有している。筒状の側壁7は、内部空間6を囲んでい
る。従って、筒状の側壁7に囲まれた内部空間6に、雨
水を一時的に貯留することができる。
【0026】雨水浸透桝40は、透水体5を含み、透水
体5は、網状面部13を有している。内部空間6は透水
体5の網状面部13を介して、外部に連なっている。従
って、内部空間6に一時的に貯留された雨水は、透水体
5の網状面部13を通過して土中に雨水浸透する。
【0027】実施例において、網状面部13は横桟15
と竪桟17とを有し、横桟15と竪桟17とは交わって
いる。従って、砕石53などは、網状面部13の横桟1
5と竪桟17とに遮られるので、雨水浸透桝40の内部
に流入することもなく、内部を埋めることもない。地表
から流れ込んできたごみなどは、網状面部13の横桟1
5と竪桟17とに遮られ、土中に流出することがない。
【0028】更に、桝本体3は、一体の成型体である。
従って、成型時に透水体5を埋め込んだ状態で成型する
ことができる。透水体5は桝本体3の側壁に埋め込ま
れ、かつ、一体的に固定して結合されている。従って、
透水体5が脱落する恐れはない。また、外部に敷き詰め
た砕石53が、桝本体3の内部に流入しにくい。雨水浸
透桝40の回りに敷き詰めた砕石53は、常に土圧とし
て透水体5に圧力をかけているが、この圧力によって
も、透水体5が脱落することはない。
【0029】また、透水体5は、側壁7に埋め込まれて
いるが、網状面部13の前後方向が、側壁7の内外方向
に貫通した状態であので、雨水が土中にスムーズに浸透
する。
【0030】更に、透水体5は、外周突起25を有して
いる。外周突起25は、外周部19の軸C2の方向の中
間に位置し、外周部19の外面27から突出している。
このため、透水体5は、桝本体3の側壁に極めて強固に
埋め込まれることになり、遮水体5の脱落がより一層生
じにくくなる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)長期にわたって、雨水浸透機能が維持される雨水
浸透桝を提供することができる。 (b)透水体が強固に固定され、脱落しない雨水浸透桝
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る雨水浸透桝の正面図である。
【図2】図1に示した雨水浸透桝の平面図である。
【図3】図1に示した雨水浸透桝の3−3線に沿った断
面図である。
【図4】図2に示した雨水浸透桝の4−4線に沿った断
面図である。
【図5】図1のA部の拡大図である。
【図6】図5の6−6線に沿った断面図である。
【図7】図5の7−7線に沿った断面図である。
【図8】図5に示した透水体の側面図である。
【図9】図5に示した透水体の平面図である。
【図10】図5に示した透水体の背面図である。
【図11】本発明に係る雨水浸透桝の他の実施例の正面
図である。
【図12】図11の12−12線に沿った断面図であ
る。
【図13】本発明に係る雨水浸透マンホール桝の使用状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
3 桝本体 5 透水体 7 側壁 9 段部 13 網状面部 19 外周部 21 鍔 25 外周突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桝本体と、透水体とを含む雨水浸透桝で
    あって、 前記桝本体は、筒状成型体であり、 前記透水体は、網状面部を有し、前記網状面部の前後方
    向が、前記桝本体の側壁の内外方向に貫通した状態で、
    前記側壁に埋め込まれ、かつ、一体的に固定して結合さ
    れている雨水浸透桝。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された雨水浸透桝であっ
    て、 前記透水体は、更に、外周突起を有しており、 前記外周突起は、前記外周部の軸方向の中間に位置し、
    前記外周部の外面に突出している雨水浸透桝。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの雨水浸透桝を含む雨水
    浸透マンホール桝であって、 前記雨水浸透桝の少なくとも一つは、請求項1または2
    の何れかに記載されたものでなる雨水浸透マンホール
    桝。
JP2000313924A 2000-10-13 2000-10-13 雨水浸透桝及び雨水浸透マンホール桝 Pending JP2002121810A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008127769A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Nippon Aaku Kaihatsu Kk コンクリート融雪槽
JP2010031588A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Koyama Kogyo Kk 浸透桝、浸透側溝及びこれらを用いた浸透装置

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