JP2002121610A - ベルレス高炉の炉頂装入装置 - Google Patents

ベルレス高炉の炉頂装入装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 垂直シュート中を流下する装入物流の偏流を
抑制することができる炉頂装入装置を提案すること。 【解決手段】 集合ホッパ内壁面の原料落下部位に、分
流突起を設けると共に、この集合ホッパと前記垂直シュ
ートとの間には、逆円錐台形筒状のセンタリングシュー
トを設けてなるベルレス高炉の炉頂装入装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルレス高炉の炉
頂装入装置に関し、とくにパラレルバンカ方式を採用し
ている炉頂装入装置において、バンカ切り出し口が装入
装置の中心軸から偏心して配置されることに起因する装
入物分布の乱れ (偏流) を解消するのに有効な装置につ
いての提案である。
【0002】
【従来の技術】図1に示す高炉炉頂装入装置は、対向配
置した一対の炉頂バンカ11,12と、集合ホッパ13
と垂直シュート14ならびに旋回の可能な旋回シュート
15とからなるパラレルバンカタイプである。従来、こ
のタイプの炉頂装入装置による原料装入は、次のような
問題点が指摘されていた。即ち、前記垂直シュート14
内を通過する原料が、どちらの炉頂バンカ11,12か
ら排出されるかで、該垂直シュート14内で異なる落下
ルートをとることになる。そのため、落下する原料等
は、垂直シュート14直下にある、旋回シュート15上
の異なる位置に落下する。その結果、旋回シュート15
上を移動する時間、該旋回シュート15を離れる原料の
落下速度、落下の軌跡が変動し、最終的には炉内堆積位
置の変動を招いて装入物層の炉周方向における装入物分
布の偏差、とりわけO/C分布に大きな偏差を生じる。
【0003】このような装入物分布の偏差が生じると、
もし、2つの炉頂バンカ11,12のうち、一方からは
鉱石を切り出し、他方からはコークスを切出して、これ
を交互に堆積させると、炉周方向O/C分布が大きく異
なったものになるという問題があった。
【0004】これに対して、従来、装入物の落下偏流を
防止するために、「炉頂バンカから排出した原料を、旋
回シュート上方において対向する2方向から互いに衝突
合流させて旋回シュート上に落下させることを特徴とす
るベルレス高炉の炉頂装入方法」 (特開平2−2362
11号公報) などが提案されている。
【0005】本出願人もまた、かつて、装入物の落下軌
跡の偏流を解消する装入物分配方法について提案した
(特開平6−10018号公報参照) 。この提案の中
で、いわゆる装入物の落下軌跡の偏流というのは、炉頂
装入装置として複数 (2以上) の炉頂バンカを有するも
のについて発生することを明らかにし、とくに、炉頂バ
ンカが複数あるため、原料の落下流が垂直シュート14
内の異なる位置 (偏心位置) に到達することに由来して
起こることを明らかにした。
【0006】即ち、上述した偏流について、前記特開平
6−10018号公報 (図2) の記載に基づいて説明す
ると、装入物切り出し中の炉頂バンカ11,12と旋回
シュート15 (排出面) の旋回位置が、前記炉頂バンカ
配置位置と反対側に位置した時は、旋回シュート15か
らの装入物の排出はスムーズに行われ、一方、周方向
側、即ち旋回シュート15 (排出面) が前記炉頂バンカ
側に位置した時は、装入物の旋回シュート15上への滞
留が生じ、そのために装入量の減少傾向が発生する。こ
うした装入量の変動を放置すると、高炉内装入時に円周
方向での装入物の層厚分布の偏差を招き、ひいては炉内
通気性を阻害することちになり、安定した高炉操業がで
きなくなる。この従来技術 (特開平6−10018号)
は正に、上述した問題を克服する方法の1つである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、炉頂バ
ンカから落下する原料の落下挙動を、原料の装入方法や
設備構造の面で制御することができれば、原料装入方法
はより一層制御しやすいものとなり、炉内装入物の円周
方向の層厚分布精度が上がり、より安定した高炉操業が
実現できることになる。
【0008】この意味において、上掲の各従来技術につ
いては、それ以前の炉頂装入装置が抱えている各種の問
題点をある程度は克服できる点で有用であったが、それ
でもなお次のような課題を抱えていた。それは、例え
ば、特開平2−236211号公報に記載された装置の
場合、1装入バッチにつき2個一対のバンカを使用する
ことが必要となるが、装入操作が複雑になるとともに、
設備配置の点で単純に2倍のバンカが必要となり、パラ
レルバンカ方式の利点が減殺される。
【0009】そこで、本発明の目的は、垂直シュート中
を流下する装入物流の偏流を抑制することができる炉頂
装入装置を提案することにある。また、本発明の他の目
的は、装入物落下流の偏流をなくして炉内装入物分布制
御を正確に行うことにより、所期の安定した高炉操業を
実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上掲の目的の実現に向け
て鋭意検討した結果、発明者らは、とくに集合ホッパか
ら垂直シュートに至る装入物落下流動の模様につき観察
したところ、2以上の複数のパラレルバンカの1つから
集合ホッパ上に落下する装入物を、一旦まず周方向 (左
右方向) に展開分散させ、次いで垂直シュート入側で再
び収斂させると、効果的なセンタリングができ、ひいて
は前記垂直シュート内にセンターリングされた装入物を
流し込むことができるとの知見を得て本発明に想到し
た。そのために、本発明では特に、集合ホッパ下に、原
料を一旦、展開分散させる分流突起を設けること、さら
には、勾配 (傾斜角) の大きいセンタリングチユーブを
連設して、その下部にある垂直シュートにつなげるとい
う構成を採用する。
【0011】即ち、本発明は、炉頂バンカ下に、上から
順に集合ホッパ、垂直シュートおよび旋回シユートを連
設してなる原料装入装置において、集合ホッパ内壁面の
原料落下部位と垂直シュート開口との間に、落下原料を
分散させる分流突起を設けることを特徴とするベルレス
高炉の炉頂装入装置である。
【0012】また、本発明においては、(1) 原料落下部
位の集合ホッパ内壁面を傾斜面として、落下原料を垂直
シュートまで導くようにしたこと、(2) 落下原料を分散
させる前記分流突起は、原料衝突時に溢流しない高さを
有すること、(3) 2以上の炉頂バンカを配置すると共
に、これらのバンカを垂直シュートの中心軸から偏心し
て配置すること、(4) 集合ホッパ下部の少なくとも垂直
シュートに接する側が円錐筒状のセンターリングチュー
ブにて構成すること、(5) 上記センタリングシュートの
筒壁の勾配は、その上流側にある漏斗形集合ホッパの筒
壁の勾配よりも大きくすることが望ましく、とくに、上
記センタリングシュートの上記勾配を、水平面からの傾
斜角にして60°〜89°とし、集合ホッパの上記勾配
は水平面からの傾斜角にして40°〜60°とするこ
と、が望ましい。なお、本発明において、上記集合ホッ
パは、勾配の異なる上部・下部集合ホッパとすることも
可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の基本的な考え方は、少な
くとも垂直シュート中を通過 (落下) する装入物流の偏
流を極力少なくすることにあり、そのために、 2以上のバンカからなるパラレルバンカの1つから
切り出されて落下する装入物流を受ける集合ホッパの構
成を、装入物流を円周方向 (左右方向) にできるだけ広
く展開分散させたのちに、下方に滑り落ちるような構造
とし、 上記のようにして周方向に展開分散した装入物落下
流を、垂直シュートに流し込む前に、再び収斂させてセ
ンターリングを図る、 という2段階からなる装入物落下流制御を実現し、この
ことによって、偏流の制御と正確な装入物分布制御を同
時に実現しようとすることにある。
【0014】本発明は、上記のような考え方を具体化し
たものであって、図2〜図4に示すような炉頂装入装置
を提案する。図2は、3個の炉頂バンカからなるパラレ
ルバンカ構成の炉頂装入装置を示したものである。これ
らの図において、上段部分の図(a) は平面図を示し、1
aは炉頂バンカ (図示せず) から落下供給される原料の
落下部位を示す。また、中段部分の図(b)は、側面図
である。これらの図からわかるように、複数 (本例では
3個) の炉頂バンカからなるパラレルバンカの直下に
は、装入物落下流1aを受けるための漏斗状の集合ホッ
パ1がそれぞれ配設され、その集合ホッパ1下の少なく
とも垂直シュート3に接する側には、図2および図4の
場合、センタリングチューブ2が配設され、そして、そ
のセンタリングチューブ2の下には、垂直シュート3が
連設されている。さらに、この垂直シュート3の下に
は、原料を炉内に装入するための旋回シュート (ここで
は図示せず) が配設される。一方、図3の場合は、漏斗
状集合ホッパ1の下に直に直接垂直シュート3を連設し
た例である。
【0015】図2〜図4の下段部分の図(c) は、集合ホ
ッパ1 の内壁形状を上段部分図(a)および中段部分図(b)
と同位置に合わせて表示したものであり、原料の落下
部位1aの内壁面が、図2では斜円錐部1cと円錐部1
dで構成され、図3、図4では円錐部のみの構成となっ
ており、原料の落下部位1aはいずれも傾斜面を構成し
ている。即ち、このような構成としたことで、本発明で
は、落下原料の垂直シュート3側へのスムースな流れが
確保される。
【0016】このことは、もし、集合ホッパ1の形状
(内壁面) が異形面,不連続面だと、落下した原料が不
可避に偏流するためであり、この偏流を防止するために
はどうしても連続する斜面を有する円錐形状等とするこ
とが必要になるからである。ここで、図2〜図4の下段
部分の図(c) に、垂直壁を有する平板部1bは、集合ホ
ッパ1の上段部分における原料が衝突することのない個
所のみである。
【0017】以上説明したように、炉頂バンカを3個所
に配設して、原料の落下部位1aを3個所とした例で
は、落下部位1aの内壁面を連続的な斜面にて構成し、
他の部分を垂直面である平板部1bとし、平面の図形が
略三角形を呈するようにすることが、小型化のためにも
有効である。なお、前記原料の落下部位1aとは、原料
を炉頂バンカから切り出した際の原料落下流の主流部が
分布している領域をいう。
【0018】次に、図5、図6は、炉頂バンカが2つの
場合のパラレルバンカの例を示したものであり、図5
は、炉頂バンカ20,21の排出口が炉芯側に傾斜して
いる場合、図6は、炉頂バンカ22,23の排出口が真
直ぐ下に開口している場合を示したものである。これら
の例示のものは、原料の落下部位1aが2個所の場合で
も基本的には図2の場合と同様の考え方で構成してあ
り、集合ホッパ1の落下部位を含む内壁面が、図5では
斜円錐部1cと円錐部1dとを連続的な斜面として構成
した例であり、また、図6の例では、円錐部1dのみで
構成されている。
【0019】なお、図5(b) 、図6(b) は、集合ホッパ
1の斜視図であって、図5の例では、落下原料流が衝突
個所を斜面として構成し、平面形状が楕円形を呈する。
また、図6の例は、炉頂バンカが2つの場合であり、大
型化しないため平面からみたときに円形状となる例であ
って、原料の落下部位が連続的な斜面であれば、いずれ
の構造を採用してもかまわない。
【0020】上記の構成において、本発明では、特に図
7、図8に示すように、集合ホッパ1は、単に装入物落
下流を受け取るためだけに機能するような構成にするの
ではなくして、その落下流が、該集合ホッパ1の装入物
落下部位1aと垂直シュート3との間 (両者を結ぶ位
置) に、落下部位1aに落下した装入物の流れをさまた
げるように、すなわち、両者を結ぶ仮想線Aを横断する
ように分流突起6を設ける。その結果、落下した装入物
は、その落下位置に設けた分流突起6を介して、一旦は
周方向 (左右方向) の相反する2方向に向かって分散流
動 (展開) するように流れる構成とする。そして、分流
したその2つの装入物落下流7a,7bがより広く分散
して層状で滑り落ちていくように、筒壁は連続的な斜面
である円錐部として、その勾配を水平面に対する傾斜角
として約40〜60°程度の小さいものとし、均一な拡
散流動 (層状の落下流) が形成できるように構成してあ
る。
【0021】即ち、このように構成した集合ホッパ1に
よれば、その中 (落下部位1a)に落下した装入物は、
かかる分流突起6の存在によって2分され、周方向に拡
散しながら薄い均一な層となって、やがて2方向からの
上記落下流7a,7bが合流して次のセンターリングチ
ューブ2内あるいは垂直シュート3内に流入する。従っ
て、分流突起6としては、集合ホッパ1内壁面の原料落
下部位1aと垂直シュート3の開口を結ぶ位置に配置す
るとともに、装入物落下流を分流できる形、大きさを確
保することが肝要である。
【0022】以下、本発明における上記の分流機能につ
いて説明する。図9は、装入物落下流を受ける集合ホッ
パ1をトラフ (樋形) 形状として、原料落下部位1aと
センタリングチューブ2の開口を結ぶ位置に突起24を
設けた例を示す。この突起24で装入物落下流を受ける
時、突起24の高さが低い場合は、装入物落下流がこの
突起24を乗り越える形となり、突起24の配置位置と
向かい合うセンタリングチューブ内壁面に片寄って流れ
込むことになり、センタリングチューブ内で片寄った偏
流を発生する。この偏流は、垂直シュート3を経て旋回
シュートまで達する。即ち、装入物落下流が集合ホッパ
1の内壁面を滑ってそのまま対向するセンタリングチユ
ーブの壁面に直撃する形で流れ込むが、装入落下流が突
起24を乗り越えるような高さでは、装入物落下流の流
動を若干弱める程度にしかならず分流が確実に実現され
ないため、偏流防止機能を果たさなくなる。
【0023】従って、本発明において前記分流突起6
は、装入物落下流との衝突によって原料の主流 (装入物
落下流) がこの分流突起6を乗り越えることのないよう
な高さにする必要がある。そして、この分流突起6は、
前記装入物落下流を幅方向に分流させることができるも
のであれば、角状、円弧状等、いずれでも良く、その形
状はとくに制限はないが、均等に分流できる形状にする
ことが肝要である。
【0024】要するに、このような構成にすることによ
り、従来技術のようにバンカから集合ホッパ1を経て直
線的に垂直シュート3に流入するようなことがなくな
り、偏流が著しく抑えられた状態となって、その下流の
垂直シュート4に旋回しながら流入していくのである。
つまり、本発明によれば、分流および拡散作用を受ける
中で、さらに左右からの落下流7a,7bが合流時に干
渉し合い、互いの円周方向速度を減ずると共に拡散し
て、センタリングチューブ内および/または垂直シュー
ト内に流入するので、顕著なセンタリングが起こるので
ある。
【0025】そして、上記のようにして、分流および拡
散作用を受けながらセンタリングチューブに達する時、
さらに少し旋回し乍ら落下を続け、層状の装入物落下流
7a,7bは図4に示すように、センタリングチューブ
2に達してその中でセンタリング作用を受け乍ら更に落
下し、次の垂直シュート3に向かうのである。かかるセ
ンタリング作用を効果的なものとするために、このチュ
ーブ2は、逆円錐台形筒状に形成してある。この形状
は、上記装入物落下流7a,7bが旋回流動し乍ら落下
する際に、センタリング作用を受けやすくするために工
夫されたものであって、発明者らの研究によれば、その
好ましい筒壁の勾配としては、水平面からの傾きにして
60°〜89°、より好ましくは77°〜83°の勾配
を設けることで実現できることがわかっている。
【0026】
【実施例】図1に示すようなパラレルバンカをもつ従来
例、即ち、バンカ11下に集合ホッパ13を配設し、そ
の直下に直接、垂直シュート14を配設した装入装置例
と、図2に示すような、本発明適合例の装置、即ち3パ
ラレルバンカ下に、原料落下部位1aに山形の分流突起
6を3個固定した集合ホッパ1 (勾配50°) を配設
し、その集合ホッパ1下には勾配が80°であるセンタ
ーリングチューブ2を配設し、その直下に、垂直シュー
ト4を取付けてなる装置とについて、比較装入実験を行
った。その結果を、図10に示す。この図10は、垂直
シュート上部の中を落下する原料流の分布を示すもので
あるが、従来例 (図10(a))は、原料流がセンターから一
方の側に偏って落下している様子が窺えるが、本発明例
(図10(b))に係る装置では比較的中心を落下している様
子が窺える。しかも、その落下流それ自体について比較
すると、従来例では濃度差が顕れ、高濃度の原料流の主
流がセンターから大きく偏っているが、本発明例では濃
度差が少なく、すなわち従来例より拡散され、管軸中心
を平均的な濃度分布で落下するという結果が出ており、
本発明例の方が偏流の抑制作用が優れていることがわか
った。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、垂
直シュート中を落下する装入物落下流が管軸中心から大
きくずれて偏流するようなことがなく、しかも管軸中心
付近を平均的な濃度分布をもって落下するので、偏流の
抑制作用に優れるというだけでなく、ひいては高炉の安
定操業に寄与することができる装入装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な高炉炉頂装入装置の断面図である。
【図2】本発明に係る装置の一実施形態を示す略線図で
ある。
【図3】本発明に係る装置の一実施形態を示す略線図で
ある。
【図4】本発明に係る装置の一実施形態を示す略線図で
ある。
【図5】本発明に係る炉頂装入装置の他の実施形態を示
す略線図である。
【図6】本発明に係る炉頂装入装置の他の実施形態を示
す略線図である。
【図7】本発明に係る集合ホッパの平面図である。
【図8】本発明に係る装置の装入物流動のもようを示す
説明図である。
【図9】本発明に係る装置の装入物流動のもようを示す
説明図である。
【図10】実施例での原料落下流分布の比較図である。
【符号の説明】
1 集合ホッパ 1a 原料落下部位 1b 平板部 1c 斜円錐部 1d 円錐部 2 センタリングチューブ 3 垂直シュート 6 分流突起 7a,7b 落下流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 健 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 Fターム(参考) 4K015 GB03 GB10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉頂バンカ下に、上から順に、集合ホッ
    パ、垂直シュートおよび旋回シユートを連設してなる原
    料装入装置において、前記集合ホッパ内壁面の原料落下
    部位と垂直シュート開口との間に、落下原料を分散させ
    る分流突起を設けたことを特徴とするベルレス高炉の炉
    頂装入装置。
  2. 【請求項2】 前記原料落下部位の集合ホッパ内壁面を
    傾斜面として落下原料を垂直シュートまで導くようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載の炉頂装入装置。
  3. 【請求項3】 落下原料を分散させる前記分流突起は、
    原料衝突時に溢流しない高さを有することを特徴とする
    請求項1または2に記載の炉頂装入装置。
  4. 【請求項4】 2以上の炉頂バンカを配置すると共に、
    これらのバンカを垂直シュートの中心軸から偏心して配
    置したことを特徴とする請求項1、2または3に記載の
    炉頂装入装置。
  5. 【請求項5】 集合ホッパ下部の少なくとも垂直シュー
    トに接する側が円錐筒状のセンタリングチューブにて構
    成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の炉頂装入装置。
  6. 【請求項6】 上記センタリングシュートの筒壁の勾配
    を、その上流側にある漏斗形集合ホッパ上部の筒壁勾配
    よりも大きくしたことを特徴とする請求項5に記載の炉
    頂装入装置。
  7. 【請求項7】 センタリングシュートの上記勾配は、水
    平面からの傾斜角にして60°〜89°とし、集合ホッ
    パの上記勾配は水平面からの傾斜角にして40°〜60
    °としたことを特徴とする請求項5または6に記載の炉
    頂装入装置。
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