JP2002121204A - 2相ポリマーの製造法、この種のポリマー、および該ポリマーの使用 - Google Patents

2相ポリマーの製造法、この種のポリマー、および該ポリマーの使用

Info

Publication number
JP2002121204A
JP2002121204A JP2001218670A JP2001218670A JP2002121204A JP 2002121204 A JP2002121204 A JP 2002121204A JP 2001218670 A JP2001218670 A JP 2001218670A JP 2001218670 A JP2001218670 A JP 2001218670A JP 2002121204 A JP2002121204 A JP 2002121204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylene
weight
vinyl
polymer
polymerization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001218670A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3624172B2 (ja
Inventor
Hans-Peter Dr Weitzel
ヴァイツェル ハンス−ペーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wacker Polymer Systems GmbH and Co KG
Original Assignee
Wacker Polymer Systems GmbH and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wacker Polymer Systems GmbH and Co KG filed Critical Wacker Polymer Systems GmbH and Co KG
Publication of JP2002121204A publication Critical patent/JP2002121204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3624172B2 publication Critical patent/JP3624172B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B26/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing only organic binders, e.g. polymer or resin concrete
    • C04B26/02Macromolecular compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B26/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing only organic binders, e.g. polymer or resin concrete
    • C04B26/02Macromolecular compounds
    • C04B26/04Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C04B26/06Acrylates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F263/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated acids as defined in group C08F18/00
    • C08F263/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated acids as defined in group C08F18/00 on to polymers of vinyl esters with monocarboxylic acids
    • C08F263/04Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated acids as defined in group C08F18/00 on to polymers of vinyl esters with monocarboxylic acids on to polymers of vinyl acetate
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/00474Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
    • C04B2111/00663Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 as filling material for cavities or the like

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な粘度安定性もしくはセメント安定性を
有し、かつセメント硬化を妨害せず、同時に高い可撓性
および高い安定性を提供する、安定性の分散液および相
応する水中に再分散可能な分散粉体の提供。 【解決手段】 ビニルエステルおよびエチレンを基礎と
する2相ポリマー製造の際に、第1重合段階中では低い
エチレン圧で作業し、第2段階中ではエチレン圧を上昇
させて作業する。 【効果】 本発明による分散粉体、分散液は良好な貯蔵
安定性または引裂強度を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つまたは複数の
保護コロイドおよび/または乳化剤の存在下での、C原
子を1〜12個有するカルボン酸のビニルエステルの群
からの1つまたは複数のモノマー、エチレン、および場
合によっては、これらと共重合可能な他のモノマーのラ
ジカル開始乳化重合または懸濁重合と、これによって得
られる水性ポリマー分散液の場合による乾燥とを用い
て、水性ポリマー分散液または水中に再分散可能なポリ
マー粉体の形での、ビニルエステルおよびエチレンを基
礎とする2相ポリマーを製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】保護コロイド安定化したポリマーは、特
に水性分散液または水中に再分散可能なポリマー粉体の
形で、例えば種々の基体のための被覆剤または接着剤と
して、例えばセメント質のタイル接着剤として、多様に
使用される。保護コロイドとしては、一般にポリビニル
アルコールが使用される。ポリビニルアルコールの使用
は、低分子化合物(乳化剤)によって安定化されている
系と比較して、ポリビニルアルコールが安定性、例えば
タイル接着剤中の改善された付着値にさえも貢献するの
で、追求するに値する。コーティング分野/塗装分野、
例えば内側用染料、外側用染料、漆喰の場合の使用に
は、これに反して大抵乳化剤またはセルロースにより安
定化された分散液が、流動学的理由から好ましい。
【0003】アクリレートコポリマーまたはスチロール
アクリレートコポリマーまたはスチロール−ブタジエン
コポリマーの安定化は、ポリビニルアルコールによって
簡単に実行することはできなかったので、再分散可能な
粉体を製造するためのモノマーとして、従来好ましくは
ビニルエステルおよびエチレンが使用されている。殊
に、それから生じる粉体が粘着安定性もしくは貯蔵安定
性であるようにアクリレート分散液を単独で、ポリビニ
ルアルコールを用いて安定化することは、取るに足りな
いことではない。他方で、このモノマー組合せ物は、必
然的に、湿式貯蔵後タイル接着剤中で、その疎水性の性
質に基づき、良好な安定性を提供する。
【0004】ビニルエステルとエチレンとの組合せ物を
使用する場合、鹸化安定性を調節するため、高いエチレ
ン含量が必要とされ、それによってTgが低下される。
このことは、殊に熱時貯蔵後、タイル接着剤中の接着力
において悪影響を及ぼしうる。しかし、乾燥状態であ
れ、湿った状態、熱時または凍結時であれ、全ての場合
の貯蔵後、タイル接着剤中の接着力の一定かつ高い水準
(少なくとも0.5N/mm)が望まれる。さらに可
撓性が高いと同時に安定性が高いのが望ましく、これは
内在する矛盾を意味する。高い可撓性のためには低いT
gを有する樹脂が必要とされ、高い安定性のためには高
いTgを有する樹脂が必要とされる。比較可能な要求
は、内側用染料の場合に良好な湿時耐摩耗性と同時に低
いフィルム形成最低温度が要求されるような塗料部門か
ら生じる。光沢染料に関しては、光沢が高く、かつ粘着
傾向が低いことが要求される。
【0005】問題は、製造の際だけでなく、所望の生成
物を使用する際にも生じることがある。殊にモルタル性
を改善するため再分散粉体の形でポリマーを使用する場
合、再分散粉体の第1使用分野の場合、処方物は所定の
期間にわたって安定でなければならず、かつ再分散粉体
の作業稠度は本質的に変化してはならない(粘度安定性
もしくはセメント安定性)。その上コンクリート工業お
よびモルタル工業の場合、機械的性質、例えば耐圧力、
多孔性およびそれにより空気泡含量が重要な役を果た
す。空気泡が多すぎる場合、耐圧性は著しく低下し、モ
ルタルまたはコンクリート中の空気泡が少なすぎるか、
または存在しない場合、建築資材は十分に凍結/解凍安
定性ではない。その上、再分散粉体を用いて改良された
水硬系は、改良されていない系と比較してさらに良好な
付着を示すべきである。
【0006】公知技術水準では、前記の問題を抑止する
ため下記の刊行物を見出すことができる。ドイツ連邦共
和国特許出願公開第4431343号明細書は、硬いビ
ニルエステルポリマーと柔らかいビニルエステル−エチ
レン−コポリマーとからなる混合物を含有するような、
不均一ポリビニルエステル分散液およびポリビニルエス
テル粉体に関する。不均一分散液の製造は、相応するポ
リマー分散液を混合することによって行われるが、この
分散液を場合によっては引続き粉体に乾燥することがで
きる。
【0007】ドイツ連邦共和国特許出願公開第1973
9936号明細書中には、まず水性分散液中でビニルエ
ステル−エチレン−コポリマーを製造する処理方法が記
載されている。次にこのビニルエステル−エチレン−コ
ポリマー分散液は、硬いビニルエステルポリマーを重合
する場合の播種ラテックスとして使用される。
【0008】ドイツ連邦共和国特許出願公開第1952
8380号明細書中では、重合開始時にエチレンに富ん
だコポリマー相が製造され、重合が進行する間にエチレ
ンの乏しいコポリマー相が製造されるような方法で、2
相の酢酸ビニル−エチレン−コポリマーが生産される。
結晶質ポリマー相が発生することなく、できるだけ大量
のエチレンが共重合されることが目的とされる。このコ
ポリマーにはいずれにせよ、望まれるポリマーフィルム
の高い安定性が不足しており、およびこれは極度に柔ら
かいコポリマーである。
【0009】ドイツ連邦共和国特許出願公開第1985
3461号明細書には、第1工程の後に処理が冷却によ
って中断され、かつ第2工程が新たに開始されることに
よって、核−殻−形態を有する酢酸ビニル−エチレン−
コポリマーを製造するための方法が記載されている。こ
の方法には、エネルギー論の観点並びに所用時間が長い
ことによる欠点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明に
は、ビニルエステルの群からのモノマーおよびエチレン
を基礎とする、特にセメント使用の際に使用される場
合、全く十分な粘度安定性もしくはセメント安定性を有
し、かつセメント硬化を妨害せず、同時に高い可撓性お
よび高い安定性を提供する、安定性の分散液および相応
する水中に再分散可能な分散粉体を提供するという課題
が基礎として課された。
【0011】
【課題を解決するための手段】ポリマーは、重合の中断
なしでも2相ポリマーを得ることができるような方法に
よって、得やすくなるはずである。さらに課題は、あら
ゆる貯蔵後に、より良好かつ均一な接着力を示すような
粉体を提供することであった。さらに課題は、フィルム
形成温度が低い場合に、改善された湿式耐摩耗性を示す
分散液を提供することであった。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の対象は、1つまたは複数
の保護コロイドおよび/または乳化剤の存在下での、C
原子を1〜12個有するカルボン酸のビニルエステルの
群からの1つまたは複数のモノマー、エチレンおよび場
合によっては、これらと共重合可能な他のモノマーのラ
ジカル開始乳化重合または懸濁重合と、これによって得
られる水性ポリマー分散液の場合による乾燥とを用い
て、水性ポリマー分散液または水中に再分散可能なポリ
マー粉体の形での、ビニルエステルおよびエチレンを基
礎とする2相ポリマーを製造する方法であり、この方法
は、第1重合段階では、p≦20バールの低いエチレン
圧で作業し、第2重合段階では、圧力を20<p<60
の値に上昇させるが、この場合、ポリマー中のエチレン
分布を、それぞれ使用したエチレンの全体量に対して、
第1重合段階で<50質量%及び第2重合段階で>50
質量%に調節することによって特徴付けられる。
【0013】適当なビニルエステルは、C原子を1〜1
2個有するカルボン酸のビニルエステルである。好まし
いビニルエステルは、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、ビニルブチレート、ビニル−2−エチルヘキサノエ
ート、ビニルラウレート、1−メチルビニルアセテー
ト、ビニルピバレートおよびC原子を9〜11個有する
α−分枝鎖状モノカルボン酸のビニルエステル、例えば
VeoVa9またはVeoVa10(シェル社(Fi
rma Shell)の商標名)である。特に好ましくは酢酸ビ
ニルである。前記のビニルエステルは、一般にそれぞれ
モノマーの全体量に対して30〜97質量%、有利に7
0〜95質量%の量で共重合される。
【0014】エチレンは一般に、それぞれモノマーの全
体量に対して3〜30質量%、有利に3〜15質量%の
量で共重合される。
【0015】適当な他のコモノマーは、アクリル酸また
はメタクリル酸、ビニルハロゲン化物例えば塩化ビニ
ル、オレフィン例えばプロピレンのエステルの群からの
ものである。適当なメタクリル酸エステルまたはアクリ
ル酸エステルは、C原子を1〜15個有する非分枝鎖状
または分枝鎖状のアルコールのエステル、例えばメチル
アクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレ
ート、エチルメタクリレート、プロピルアクリレート、
プロピルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n
−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレ
ート、ノルボルニルアクリレートである。好ましくはメ
チルアクリレート、メチルメタクリレート、n−ブチル
アクリレートおよび2−エチルヘキシルアクリレートで
ある。これらのコモノマーは、場合によってはモノマー
の全体量に対して、1〜40質量%の量で共重合され
る。
【0016】場合によってはなお、モノマー混合物の全
体量に対して、補助モノマー0.05〜10質量%を共
重合することができる。補助モノマーの例は、エチレン
性不飽和モノカルボン酸およびジカルボン酸、有利にア
クリル酸、メタクリル酸、フマル酸およびマレイン酸;
エチレン性不飽和カルボン酸アミドおよびカルボン酸ニ
トリル、有利にアクリルアミドおよびアクリルニトリ
ル;フマル酸およびマレイン酸のモノエステルおよびジ
エステル例えばジエチルプロピルエステルおよびジイソ
プロピルエステル、ならびに無水マレイン酸、エチレン
性不飽和スルホン酸もしくはそれらの塩、有利にビニル
スルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸である。他の例は、前架橋性コモノマー例え
ば多重エチレン性不飽和コモノマー、例えばジビニルア
ジペート、ジアリルマレエート、アリルメタクリレート
またはトリアリルシアヌレート、または後架橋性コモノ
マー、例えばアクリルアミドグリコール酸(AGA)、
メチルアクリルアミドグリコール酸メチルエステル(M
AGME)、N−メチロールアクリルアミド(NM
A)、N−メチロールメタクリルアミド(NMMA)、
N−メチロールアリルカルバメート、アルキルエーテル
例えばイソブトキシエーテル、またはN−メチロールア
クリルアミドのエステル、N−メチロールメタクリルア
ミドのエステルおよびN−メチロールアリルカルバメー
トのエステルである。適当にはまたエポキシ官能性コモ
ノマー、例えばグリシジルメタクリレートおよびグリシ
ジルアクリレートである。その他の例は、ケイ素官能性
コモノマー、例えばアクリルオキシプロピルトリ(アル
コキシ)−シランおよびメタクリルオキシプロピルトリ
(アルコキシ)−シラン、ビニルトリアルコキシシラン
およびビニルメチルジアルコキシシランであり、この場
合、アルコキシ基としては例えばメトキシ基、エトキシ
基およびエトキシプロピレングリコールエーテル基を含
有していてよい。またヒドロキシ基またはCO−基を有
するモノマー、例えばメタクリル酸ヒドロキシアルキル
エステルおよびアクリル酸ヒドロキシアルキルエステ
ル、例えばヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシ
プロピルアクリレートまたはヒドロキシブチルアクリレ
ートまたは、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロ
キシプロピルメタクリレートまたはヒドロキシブチルメ
タクリレートならびに化合物、例えばジアセトンアクリ
ルアミドおよびアセチルアセトキシエチルアクリレート
またはアセチルアセトキシエチルメタクリレートも挙げ
られる。
【0017】好ましくは次の混合物である:酢酸ビニル
とエチレン3〜30質量%とからなるコモノマー混合
物;ならびに酢酸ビニルとエチレン3〜30質量%およ
びカルボン酸基中にC原子を1〜12個有するビニルエ
ステル、例えばプロピオン酸ビニル、ビニルラウレー
ト、C原子を9〜11個有するα−分枝鎖状カルボン酸
のビニルエステル例えばVeoVa9、VeoVa1
0、VeoVa11の群からの1つまたは複数の他のコ
モノマー1〜50質量%とからなるコモノマー混合物;
および酢酸ビニル、エチレン3〜30質量%および有利
にC原子を1〜15個有する非分枝鎖状または分枝鎖状
のアルコールのアクリル酸エステル、殊にn−ブチルア
クリレートまたは2−エチルヘキシルアクリレート1〜
60質量%からなる混合物;および酢酸ビニル30〜7
5質量%、ビニルラウレートまたはC原子を9〜11個
有するα−分枝鎖状カルボン酸のビニルエステル1〜5
0質量%、ならびにC原子を1〜15個有する非分枝鎖
状または分枝鎖状アルコールのアクリル酸エステル、殊
にn−ブチルアクリレートまたは2−エチルヘキシルア
クリレート1〜30質量%を有し、なおエチレン3〜3
0質量%を含有する混合物;ならびに酢酸ビニル、エチ
レン3〜30質量%および塩化ビニル1〜30質量%を
有する混合物;この場合、混合物はなお前記補助モノマ
ーを前記の量で含有していてもよく、かつ質量%での記
載はそれぞれ100質量%になるまで加算される。
【0018】製造は、乳化重合法または懸濁重合法によ
り、有利には乳化重合法により行われ、この場合、重合
温度は一般に40〜100℃、有利に60〜90℃であ
る。重合の開始は、乳化重合もしくは懸濁重合に常用さ
れている水溶性開始剤もしくはモノマー溶解性開始剤ま
たはレドックス−開始剤−組合せ物を用いて行われる。
水溶性開始剤の例は、ペルオキソ二硫酸のナトリウム
塩、カリウム塩およびアンモニウム塩、過酸化水素、t
−過酸化ブチル、t−ブチルヒドロペルオキシド、カリ
ウムペルオキソジホスフェート、t−ブチルペルオキソ
ピバレート、クメンヒドロペルオキシド、イソプロピル
ベンゾールモノヒドロペルオキシド、アゾビスイソブチ
ロニトリルである。モノマー溶解性開始剤の例は、ジセ
チルペルオキシジカルボネート、ジシクロヘキシルペル
オキシジカルボネート、過酸化ジベンゾイルである。前
記開始剤は一般に、モノマーの全体量に対して0.01
〜0.5質量%の量で使用される。
【0019】レドックス開始剤としては、還元剤との組
合せ物の形の前記開始剤からなる組合せ物が使用され
る。適当な還元剤は、アルカリ金属およびアンモニウム
の亜硫酸塩および重亜硫酸塩、例えば亜流酸ナトリウ
ム、スルホキシル酸の誘導体、例えば亜鉛ホルムアルデ
ヒドスルホキシレートまたはアルカリ金属ホルムアルデ
ヒドスルホキシレート、例えばナトリウムヒドロキシメ
タンスルフィネート、および(イソ−)アスコルビン酸
である。還元剤の量は、モノマーの全体量に対して、有
利に0.01〜0.5質量%である。
【0020】分子量を制御するため、重合中に調節物質
が使用されることができる。調節剤が使用される場合、
調節剤は重合すべきモノマーに対して、通常0.01〜
5.0質量%の量で使用され、かつ別々にひいては他の
反応成分と前混合され配量される。このような物質の例
は、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプ
タン、メルカプトプロピオン酸、メルカプトプロピオン
酸メチルエステル、イソプロパノールおよびアセトアル
デヒドである。有利には調節物質は使用されない。
【0021】適当な保護コロイドは、部分鹸化されたポ
リビニルアルコール;ポリビニルピロリドン;水溶性の
形のポリサッカリド、例えばデンプン(アミロースおよ
びアミロペクチン)、セルロースおよびそのカルボキシ
メチル誘導体、メチル誘導体、ヒドロキシエチル誘導
体、ヒドロキシプロピル誘導体;タンパク質例えばカゼ
インまたはカゼイネート、大豆タンパク質、ゼラチン;
リグニンスルホネート;合成ポリマー例えばポリ(メ
ト)アクリル酸、(メト)アクリレートとカルボキシル
官能性コモノマー単位とのコポリマー、ポリ(メト)ア
クリルアミド、ポリビニルスルホン酸およびその水溶性
コポリマー;メラミンホルムアルデヒドスルホネート、
ナフタリンホルムアルデヒドスルホネート、スチロール
マレイン酸−コポリマーおよびビニルエーテルマレイン
酸−コポリマーである。
【0022】好ましくは部分鹸化されたかまたは全鹸化
されたポリビニルアルコールである。特に好ましくは、
80〜95モル%の加水分解度および1〜30mPas
の4%水溶液中ヘプラー粘度(20℃でのヘプラーによ
る方法、DIN53015)を有する部分鹸化されたポ
リビニルアルコールである。また、80〜95モル%の
加水分解度および1〜30mPasの4%水溶液中ヘプ
ラー粘度を有する、部分鹸化され、疎水性に変性された
ポリビニルアルコールも適当である。これらの例は、酢
酸ビニルと疎水性コモノマーとの部分鹸化されたコポリ
マー例えば酢酸イソプロペニル、ビニルピバレート、ビ
ニルエチルヘキサノエート、C原子を5個または9〜1
1個有する、飽和の、α−分枝鎖状モノカルボン酸、ジ
アルキルマレイネートおよびジアルキルフマレート例え
ばジイソプロピルマレイネートおよびジイソプロピルフ
マレート、塩化ビニル、ビニルアルキルエーテル例えば
ビニルブチルエーテル、オレフィン例えばエテンおよび
デセンである。疎水性の単位の含量は、部分鹸化された
ポリビニルアルコールの全体量に対して、有利に0.1
〜10質量%である。前記のポリビニルアルコールの混
合物を使用してもよい。
【0023】他の適当なポリビニルアルコールは、ポリ
マー類似反応、例えばC〜C−アルデヒド例えばブ
チルアルデヒドを有するビニルアルコール単位のアセタ
ル化によって得られる、部分鹸化され、疎水性化された
ポリビニルアルコールである。疎水性単位の含量は、部
分鹸化されたポリ酢酸ビニルの全体量に対して、有利に
0.1〜10質量%である。加水分解度は、80〜95
モル%、有利に85〜94モル%、ヘプラー粘度(DI
N53015、ヘプラーによる方法、4%水溶液)は1
〜30mPas、有利に2〜25mPasである。
【0024】最も好ましくは、85〜94モル%の加水
分解度および3〜15mPasの、4%水溶液中のヘプ
ラー粘度(20℃でのヘプラーによる方法、DIN53
015)を有するポリビニルアルコールである。前記の
保護コロイドは、当業者に公知の方法を用いて得られ
る。
【0025】ポリビニルアルコールは、モノマーの全体
量に対して、一般に合計で1〜20質量%の量で、重合
の際に添加される。
【0026】本発明による方法の場合、また乳化剤の存
在下に重合してもよく、この場合、乳化剤の量はモノマ
ー量に対して、一般に1〜5質量%である。適当な乳化
剤は、陰イオン乳化剤、陽イオン乳化剤、ならびに非イ
オン乳化剤、例えば陰イオン界面活性剤、例えばC原子
8〜18個の鎖長を有するアルキルスルフェート、疎水
性基中にC原子を8〜18個および酸化エチレン単位ま
たは酸化プロピレン単位を40個まで有するアルキルエ
ーテルスルフェートまたはアルキルアリールエーテルス
ルフェート、C原子8〜18個を有するアルキルスルホ
ネートまたはアルキルアリールスルホネート、1価のア
ルコールまたはアルキルフェノールを有するスルホコハ
ク酸のエステルおよび半エステル、または非イオン界面
活性剤、例えば酸化エチレン単位を8〜40個有するア
ルキルポリグリコールエーテルまたはアルキルアリール
ポリグリコールエーテルである。
【0027】重合の場合、第1重合段階中では20バー
ル以下、有利に5〜20バールの低いエチレン圧で作業
され、および圧力は第2重合段階中ではp20バールを
上回り60バール未満、有利に25〜55バールの数値
に高められる。それによって、エチレンはポリマー中
で、全エチレン量の50質量%を上回って、第2重合段
階中に導入される、すなわち第2段階中でエチレンに富
むポリマー相が形成されるように分布されているという
ことが生じる。一般には重合の第1段階中では2〜10
質量%のエチレン含量を有するビニルエステル−エチレ
ン−コポリマー相が形成され、かつ重合の第2段階中で
は10〜30質量%のエチレン含量を有するビニルエス
テル−エチレン−コポリマー相が形成される。
【0028】この方法によって、重合はまず、X℃を上
回るTgを有するポリマーが生じ、次にさらに進行する
間にX℃未満のTgを有するポリマーが生じるように導
かれる。好ましくは、この境界Xは10℃、特に好まし
くは15℃である。2つのポリマー相はTgに関して、
有利にTgの差異が5〜30℃である位に相違する。2
つのポリマー相は、ポリマー粒子の全容量元素にわたっ
てランダムに分布され、存在する。第1段階中で形成さ
れたポリマー相は、全ポリマーを有利に最大で60質量
%、殊に30〜60質量%に調整する。
【0029】ポリマーのガラス転移温度Tgを、公知方
法の場合、示差走査熱量計(DSC)によって測定する
ことができる。Tgをフォックスの方程式によって近似
的に見積もりを出すこともできる。Fox T. G., Bul
l. Am. Physics Soc. 1, 3,123頁(1956)によ
れば次のように適用される:1/Tg=x/Tg
/Tg + ...+ x/Tg、この場
合xは、モノマーnの質量崩壊(質量%/100)を
表し、かつTgはモノマーnのホモポリマーの、ケル
ビンで表すガラス転移温度である。ホモポリマーに関す
るTg値は、Polymer Handbook 2nd Edition, J. Wile
y & Sons, New york (1975) 中に記載されている。T
gの差異が少ない場合、これは多様に測定技術的に分析
することができないかもしくは検出されることができ
ず、むしろモノマー組成物によっておよびフォックスの
方程式を考慮することによってだけ、得ることができ
る。
【0030】その他のモノマー、殊にビニルエステルモ
ノマーを、全部一緒に予め装入し、全部一緒に導入する
かまたは少量を予め装入し、残りを、重合開始後に導入
することができる。有利には、モノマーの全体量に対し
て、20〜100質量%、特に好ましくは50〜100
質量%を予め装入し、残量を導入するように行われる。
配量は別々に(空間的および時間的)実施できるかまた
は配量するべき成分を全部または部分的に予備乳化して
配量することができる。補助モノマーを化学的性質に依
存して、同様に完全に装入しておくかまたは配量するこ
とができる。部分的装入または配量も可能である。酢酸
ビニル重合の場合、補助モノマーを、その共重合パラメ
ーターに応じて配量するかまたは予め装入する。例えば
アクリル酸誘導体を配量し、他方ビニルスルホネートを
予め装入することができる。
【0031】モノマー変換率は開始剤の配量を用いて制
御される。開始剤は全部一緒に導入される。保護コロイ
ド分もしくは乳化剤分を、完全に装入しておき、ならび
に部分的に装入しておき、かつ部分的に導入してもよ
い。有利には保護コロイドの少なくとも5質量%を予め
装入し、最も好ましくは保護コロイド分を完全に予め装
入する。
【0032】重合の終了後、残りのモノマー除去のため
公知の方法を用いて、例えばレドックス触媒を用いて開
始される後重合によって、後重合させてもよい。揮発性
の残りのモノマーは、蒸留によって、有利に減圧下に、
および場合によっては不活性連行ガス、例えば空気、窒
素または水蒸気を導通または移行させながら除去するこ
とができる。
【0033】本発明による方法を用いて得られる水性分
散液は、30〜75質量%、有利に50〜60質量%の
固体含量を有する。水中に再分散可能なポリマー粉体を
製造するため、水性分散液は、場合によってはダスト助
剤としての保護コロイド添加後、例えば流動層乾燥、凍
結乾燥または噴霧乾燥を用いて乾燥される。有利には分
散液は噴霧乾燥される。この場合、噴霧乾燥は常用の噴
霧乾燥装置中で行われ、この場合、噴霧を1物質流ノズ
ル、2物質流ノズルまたは多物質流ノズルを用いて、ま
たは回転板を用いて行うことができる。出口温度は一般
に45〜120℃、好ましくは60〜90℃の範囲内
で、装置、樹脂のTgおよび望まれる乾燥度に応じて選
択される。
【0034】一般に、ダスト助剤は分散液のポリマー成
分に対して3〜30質量%の全体量で使用される。すな
わち、乾燥工程前の保護コロイドの全体量は、ポリマー
含量に対して少なくとも3〜30質量%となるべきであ
り;好ましくは、ポリマー含量に対して5〜20質量%
が使用される。
【0035】適当なダスト助剤は、部分鹸化されたポリ
ビニルアルコール;ポリビニルピロリドン;水溶性の形
のポリサッカリド、例えばデンプン(アミロースおよび
アミロペクチン)、セルロースおよびそのカルボキシメ
チル誘導体、メチル誘導体、ヒドロキシエチル誘導体、
ヒドロキシプロピル誘導体;タンパク質例えばカゼイン
またはカゼイネート、大豆タンパク質、ゼラチン;リグ
ニンスルホネート;合成ポリマー例えばポリ(メト)ア
クリル酸、(メト)アクリレートとカルボキシル官能性
コモノマー単位とのコポリマー、ポリ(メト)アクリル
アミド、ポリビニルスルホン酸およびその水溶性コポリ
マー;メラミンホルムアルデヒドスルホネート、ナフタ
リンホルムアルデヒドスルホネート、スチロールマレイ
ン酸−コポリマーおよびビニルエーテルマレイン酸−コ
ポリマーである。好ましくはダスト助剤として、ポリビ
ニルアルコール以外の保護コロイドは使用されない。
【0036】ダスト化の場合、基礎ポリマーに対して、
消泡剤1.5質量%までの含量が、有効であることが多
いと判明した。殊に低いガラス転移温度を有する粉体の
場合、粘着化安定性を改善することによって貯蔵安定性
を高めるため、得られた粉体は粘着防止剤(Antibackmi
ttel)、ポリマー成分の全体量に対して有利に30質量
%までを装備していてよい。粘着防止剤の例は、有利に
10nm〜10μmの範囲内の粒度を有する、Ca−カ
ルボネートもしくはMg−カルボネート、滑石、石膏、
ケイ酸、カオリン、珪酸塩である。
【0037】ダスト化すべき原料の粘度は、固体含量に
よって、500mPas(20rpmおよび23℃での
ブルックフィールド粘度)未満、好ましくは250mP
as未満の数値が得られるように調節される。ダスト化
すべき分散液の固体含量は、35%を上回り、好ましく
は40%を上回る。
【0038】使用技術的性質を改善するため、ダスト化
の際に他の添加剤を添加することができる。好ましい実
施態様の場合に得られる、他の分散粉体組成物の成分
は、例えば顔料、充填剤、発泡安定剤、疎水性化剤であ
る。
【0039】水性ポリマー分散液および水中で再分散可
能な、保護コロイド安定化されたポリマー粉体は、これ
らに典型的な使用範囲内で使用してもよい。例えば建築
化学的生成物、場合によっては水硬結合剤、例えばセメ
ント(ポルトランドセメント、アルミネートセメント、
トラスセメント、精錬用セメント、マグネシアセメン
ト、ホスフェートセメント)、石膏および水ガラスを併
用して、建築用接着剤、殊にタイル接着剤および全保温
接着剤、漆喰、目止め剤、床用目止め剤、流展剤、パッ
キン用スラッジ、目地用モルタルおよび染料。さらに被
覆剤および接着剤の結合剤として、または織物および紙
製品の被覆剤もしくは結合剤。
【0040】次の例につき、本発明を詳説する:
【0041】
【実施例】例1:600リットル用オートクレーブ中
に、脱イオン水152kg、88モル%の加水分解度お
よび4mPasのヘプラーによる粘度を有するポリビニ
ルアルコールの20%水溶液116kg、ならびに酢酸
ビニル232kgを装入した。ギ酸を用いてpH値を
4.0に調節し、かつオートクレーブを排気した。引続
き、55℃10バールで、エチレンを加圧したが、これ
は10kgのエチレン量に相応する。重合を開始するた
め、開始剤配量物、3%のt−ブチルヒドロペルオキシ
ド水溶液および5%のアスコルビン酸水溶液を、それぞ
れ750g/hで配量した。内部温度を外部冷却によっ
て75℃に制限した。反応開始60分後に、エチレン圧
を50バールに上昇させ、かつ酢酸ビニルの配量を開始
した。酢酸ビニル57.8kgを38.5kg/hの割
合で配量した。エチレンを30kgの量になるまで後配
量した。反応の終了後、冷却し、過剰のエチレンを放圧
し、かつ残りのポリマーを除去するためポリマーを後重
合した。後重合のため、順次にt−ブチルヒドロペルオ
キシド1100gを10%水溶液として、およびアスコ
ルビン酸2200gを5%水溶液として、添加した。引
続き、分散液を500μmの篩上に流し入れた。
【0042】次の特性値を有する分散液が得られた: 固体含量: 55.6% 粘度(ブルックフィールド 200rpm): 410mPas pH: 3.9 フィルム形成最低温度: 3℃ Tg: 14℃ 比較例2:例1中の処理方法と同様に分散液を製造した
が、異なる点は、エチレン量を次のように分けた:装入
物20バール/17kg、配量物40バール/13k
g。
【0043】次の特性値を有する分散液が得られた: 固体含量: 55.4% 粘度(ブルックフィールド 200rpm): 486mPas pH: 3.9 フィルム形成最低温度: 5.5℃ Tg: 17℃ 例3:例1中の処理方法と同様に分散液を製造したが、
異なる点は、エチレン量を次のように分けた:装入物1
3バール/13kg、配量物45バール/17kg。
【0044】次の特性値を有する分散液が得られた: 固体含量: 55.2% 粘度(ブルックフィールド 200rpm): 395mPas pH: 3.7 フィルム形成最低温度: 5℃ Tg: 19℃ 例4:例1中の処理方法と同様に分散液を製造したが、
異なる点は、エチレン量を次のように分けた:装入物8
バール/7kg、配量物55バール/23kg。
【0045】次の特性値を有する分散液が得られた: 固体含量: 55.8% 粘度(ブルックフィールド 200rpm): 483mPas pH: 3.8 フィルム形成最低温度: 6℃ Tg: 20℃ 比較例5:例1中の処理方法と同様に分散液を製造した
が、異なる点は、エチレン量を次のように分けた:装入
物21バール/20kg、配量物38バール/10k
g。
【0046】次の特性値を有する分散液が得られた: 固体含量: 57.3% 粘度(ブルックフィールド 200rpm): 605mPas pH: 4.1 フィルム形成最低温度: 6℃ Tg: 15℃ 比較例6:例1中の処理方法と同様に分散液を製造した
が、異なる点は、エチレン量を次のように分けた:装入
物40バール/28kg、配量物40バール/2kg。
【0047】次の特性値を有する分散液が得られた: 固体含量: 55.8% 粘度(ブルックフィールド 200rpm): 505mPas pH: 4.2 フィルム形成最低温度: 6.5℃ Tg: 16℃ 例7:例1中の処理方法と同様に分散液を製造したが、
異なる点は、エチレン量を次のように分けた:装入物1
8バール/16kg、配量物50バール/22kg。
【0048】その上、酢酸ビニルの一部をVeoVa1
0によって代替した。
【0049】これらのモノマーを次のように使用した:
装入物中 酢酸ビニル174kg、および配量物中 酢
酸ビニル58kgおよびVeoVa10 58kg。
【0050】次の特性値を有する分散液が得られた: 固体含量: 54.7% 粘度(ブルックフィールド 200rpm): 1220mPas pH: 3.7 フィルム形成最低温度: 5.5℃ Tg: −4℃/23℃ 比較例8:例1中の処理方法と同様に分散液を製造した
が、異なる点は、エチレン量を次のように分けた:装入
物32バール/23kg、配量物44バール/15k
g。
【0051】その上、酢酸ビニルの一部をVeoVa1
0によって代替した。
【0052】これらのモノマーを次のように使用した:
装入物中 酢酸ビニル174kgおよびVeoVa10
58kg。配量物中酢酸ビニル58kg。
【0053】次の特性値を有する分散液が得られた: 固体含量: 55.6% 粘度(ブルックフィールド 200rpm): 950mPas pH: 4.1 フィルム形成最低温度: 0℃ Tg: 3℃ 例9:例1中の処理方法と同様に分散液を製造したが、
異なる点は、エチレン量を次のように分けた:装入物1
7バール/13kg、配量物55バール/31kg。
【0054】安定化のため、88モル%の加水分解度お
よび4mPasのヘプラーによる粘度を有するポリビニ
ルアルコールの20%溶液62kg、および88モル%
の加水分解度および25mPasのヘプラーによる粘度
を有するポリビニルアルコールの10%溶液41kgを
使用した。装入物中の水の量は140kgであった。
【0055】酢酸ビニル255kgを完全に装入した。
【0056】次の特性値を有する分散液が得られた: 固体含量: 50.0% 粘度(ブルックフィールド 200rpm): 540mPas pH: 3.1 フィルム形成最低温度: 5℃ Tg: 3℃/23℃ 例10:例9中の処理方法と同様に分散液を製造した
が、異なる点は、エチレン量を次のように分けた:装入
物28バール/25kg、配量物45バール/19k
g。
【0057】その上、酢酸ビニルの一部をVeoVa1
0によって代替した。
【0058】これらのモノマーを次のように使用した:
装入物中 酢酸ビニル174kg。配量物中 酢酸ビニ
ル58kgおよびVeoVa10 58kg。
【0059】次の特性値を有する分散液が得られた: 固体含量: 49.8% 粘度(ブルックフィールド 200rpm): 615mPas pH: 3.4 フィルム形成最低温度: 0℃ Tg: 10℃ 例11:例1中の処理方法と同様に分散液を製造した
が、異なる点は、エチレン量を次のように分けた:装入
物9バール/8kg、配量物55バール/31kg。
【0060】安定化のため、EO−単位を10個有する
ノニルフェノールエトキシレートの28%溶液16k
g、およびEO−単位を23個有するノニルフェノール
エトキシレートの25%溶液18kgおよびドデシルベ
ンゾールスルホネートの20%溶液1.26kgおよび
ヒドロキシエチルセルロースの3.3%溶液71kgお
よびビニルスルホネートの25%溶液1.8kgを使用
した。装入物中の水の量は102kgであった。酢酸ビ
ニル52kgを装入し、210kgを配量した。
【0061】次の特性値を有する分散液が得られた: 固体含量: 55.0% 粘度(ブルックフィールド 200rpm): 2340mPas pH: 3.7 フィルム形成最低温度: 4℃ Tg: −1℃/22℃ 比較例12:例1中の処理方法と同様に分散液を製造し
たが、異なる点は、エチレン量を次のように分けた:装
入物35バール/20kg、配量物35バール/19k
g。安定化のため、EO−単位を10個有するノニルフ
ェノールエトキシレートの25%溶液18kgおよびE
O−単位を23個有するノニルフェノールエトキシレー
トの25%溶液18kg、およびドデシルベンゾールス
ルホネートの20%溶液1.26kg、およびヒドロキ
シエチルセルロースの3.3%溶液71kg、およびビ
ニルスルホネートの25%溶液1.8kgを使用した。
装入物中の水の量は102kgであった。酢酸ビニル5
2kgを装入し、210kgを配量した。
【0062】次の特性値を有する分散液が得られた: 固体含量: 56.4% 粘度(ブルックフィールド 200rpm): 1690mPas pH: 3.9 フィルム形成最低温度: 3℃ Tg: 12℃ 粉体製造:例もしくは比較例1〜10から得られる分散
液に、88モル%の加水分解度および4mPasのヘプ
ラーによる粘度を有するポリビニルアルコール5質量%
(固体/固体)を添加し、かつ水を用いて250mPa
sの噴射粘度に希釈した。次に、2成分ノズルを用いて
分散液を噴霧した。ダスト成分としては4バールに予め
加圧した空気を使用し、形成された液滴を125℃に加
熱した空気を用いて平流中で乾燥した。得られた乾燥粉
体に、商業的に常用の粘着防止剤(カルシウム−マグネ
シウム−カルボネートとマグネシウムヒドロシリケート
とからなる混合物)10質量%を添加した。
【0063】ポリマーフィルムの再分散挙動R:前記の
例の分散液(噴霧乾燥前)から、ガラス板上に0.2m
m厚さのフィルムを製造し、このフィルムを105℃で
15分乾燥した。フィルム再分散性を試験するため、室
温でピペットを用いて、それぞれ1滴の水を試験すべき
フィルムの同一箇所上に塗布し、かつ60秒の水滴作用
時間後、ガラス板がこの箇所でフィルムなしになるか、
フィルムがフィルム断片に砕解するか、または完全なま
まであるかを呈するまで、指先を用いて同一箇所で研磨
した。
【0064】ポリマーフィルムの再分散性を、次の評価
標準を用いて判定した: 評点1:フィルムは簡単な摩擦ですぐに再分散すること
ができるか、または既に自然的に再分散している; 評点2;フィルムは摩擦によって再分散することができ
るか、ほとんど再分散不可能なフィルム断片が可能であ
る; 評点3:フィルムは、強力な摩擦によってのみ、フィル
ム断片の形成下に再分散することができる。
【0065】評点4:フィルムは長く強力に摩擦するこ
とによっても再分散できず、むしろフィルム断片に砕解
する。
【0066】粘着安定性Bの測定:粘着安定性を測定す
るため、分散粉体をねじふた付き鉄管中に充填し、その
後金属ピストンを用いて負荷をかける。負荷後、乾燥箱
中、50℃で16時間貯蔵した。室温に冷却後、粉体を
管から除去し、かつ粉体を圧砕することによって粘着安
定性を質的に測定する。粘着安定性を次のように分類し
た: 1=極めて良好な粘着安定性 2=良好な粘着安定性 3=十分な粘着安定性 4=粘着安定性でなく、圧砕後の粉体はもはや流動性で
はない。
【0067】セメント安定性ZSの測定: 次の処方のセメント混合物を攪拌した: ポルトランドセメント 82.5g 方解石(CaCO)10〜40mm 75g 珪砂 200〜500mm 142g 分散粉体 14.5g 水 85g セメント混合物の加工性を、2時間にわたって観察し、
かつ質的に判定した。
【0068】破断時の延びRD(%)および引裂強度R
F(N/mm)を、約200μmの乾燥層厚の乾燥し
た分散フィルムで、DIN53504による引張試験で
測定した。
【0069】湿式耐摩耗性(例11および比較例12)
を、DIN53778T2により75の顔料容積濃度P
VKの場合に内側の染料で測定した。
【0070】第1ポリマー相中に導入される、使用され
たエチレンのパーセントを、計量によって測定した。
【0071】試験結果を第1表中にまとめた。
【0072】
【表1】
【0073】
【発明の効果】本発明による処理方法は常に、過度に良
好に再分散可能で、セメント安定性の分散液もしくは粉
体をもたらし;粉体は良好な粘着安定性、したがって貯
蔵安定性を示す。
【0074】本発明による分散液は、比較分散液と比較
して、引裂強度 − 延びが比較可能である場合 −
において明らかな改善を示している。
【0075】湿式耐摩耗性(例11と比較例12との比
較)は、本発明による結合剤によって著しく改善されて
いる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 220/12 C08F 220/12 4J038 291/00 291/00 4J040 C08J 3/12 CER C08J 3/12 CERZ 4J100 C08L 31/02 C08L 31/02 4L033 C09D 5/00 C09D 5/00 Z 4L055 5/03 5/03 7/14 7/14 123/08 123/08 127/06 127/06 129/04 129/04 131/00 131/00 131/04 131/04 133/08 133/08 C09J 123/08 C09J 123/08 127/06 127/06 129/04 129/04 131/00 131/00 131/04 131/04 133/08 133/08 C09K 3/10 C09K 3/10 Z D06M 15/333 D06M 15/333 D21H 19/20 D21H 19/20 B Fターム(参考) 4F070 AA13 AA22 AA27 AA28 AA32 AB11 AC80 AC82 AE14 DA33 DA34 DC05 DC11 DC12 4H017 AA04 AB07 AB10 AC17 AD05 AD06 4J002 BD05W BD05X BF01W BF01X BF03W BF03X BG04W BG04X BG05W BG05X GH00 GJ01 GK02 GL00 HA07 HA09 4J011 BA02 BB01 BB07 BB09 JA06 JA07 JA08 JB03 JB09 JB13 JB14 JB16 JB26 KA04 KA08 KA15 KB03 KB09 KB13 KB19 KB29 4J026 AA12 AA13 AA25 AA37 AA38 AA45 AC04 AC34 BA02 BA03 BA10 BA19 BA20 BA27 BB03 BB04 BB07 DA03 DA04 DA07 DA12 DA14 DA15 DB03 DB04 DB08 DB12 DB14 DB15 DB23 EA03 FA03 FA04 FA07 GA10 4J038 CB031 CB032 CB051 CB052 CE022 CF011 CF012 CF031 CF032 CG141 CG142 CJ091 CJ092 CJ101 CJ102 GA12 KA09 LA05 MA02 MA10 PA18 4J040 DD022 DE011 DE012 DE031 DE032 DF041 DF042 GA03 GA07 JA03 JA07 KA38 LA02 QA01 QA09 4J100 AA02R AC03R AG02R AG04P AG05R AL03R AL03S AL04R AL04S AL05R AL05S AL08R AL08S BC08R BC08S CA04 CA05 CA06 DA25 EA05 EA07 FA20 FA21 FA29 FA37 GC25 JA01 JA03 JA11 JA67 4L033 AB05 AC15 CA12 CA28 CA29 4L055 AG59 AG64 AG89 AH50 BE08 EA23 EA30 EA32 FA30

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つまたは複数の保護コロイドおよび/
    または乳化剤の存在下での、C原子を1〜12個有する
    カルボン酸のビニルエステルの群からの1つまたは複数
    のモノマー、エチレンおよび場合によっては、これらと
    共重合可能な他のモノマーのラジカル開始乳化重合また
    は懸濁重合と、これによって得られる水性ポリマー分散
    液の場合による乾燥とを用いて、水性ポリマー分散液ま
    たは水中に再分散可能なポリマー粉体の形での、ビニル
    エステルおよびエチレンを基礎とする2相ポリマーを製
    造する方法において、第1重合段階では、p≦20バー
    ルの低いエチレン圧で作業し、第2重合段階では、圧力
    を20<p<60の値に上昇させるが、この場合、ポリ
    マー中のエチレン分布を、それぞれ使用したエチレンの
    全体量に対して、第1重合段階で<50質量%及び第2
    重合段階で>50質量%に調節することを特徴とする、
    2相ポリマーの製造法。
  2. 【請求項2】 重合の第1段階で2〜10質量%のエチ
    レン含量を有するビニルエステル−エチレン−コポリマ
    ー相を形成させ、重合の第2段階で10〜30質量%の
    エチレン含量を有するビニルエステル−エチレン−コポ
    リマー相を形成させる、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ビニルエステルモノマーおよび場合によ
    っては他のコモノマーを、モノマーの全体量に対して、
    20〜100質量%になるまで装入し、かつ残量を供給
    する、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 それぞれモノマー全体量に対して、ビニ
    ルエステルを30〜97質量%の量で、およびエチレン
    を3〜30質量%の量で共重合させる、請求項1から3
    までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 酢酸ビニルと、エチレン3〜30質量%
    とのコモノマー混合物;または酢酸ビニルと、エチレン
    3〜30質量%と、カルボン酸基中にC原子を1〜12
    個有するビニルエステルの群からの1つまたは複数の他
    のコモノマー1〜50質量%とのコモノマー混合物、ま
    たは酢酸ビニルと、エチレン3〜30質量%と、C原子
    を1〜15個有する非分枝鎖状または分枝鎖状のアルコ
    ールのアクリル酸エステル1〜60質量%とからなる混
    合物、または酢酸ビニル30〜75質量%と、ビニルラ
    ウレート1〜50質量%またはC原子を9〜11個有す
    るα−分枝鎖状カルボン酸のビニルエステル、ならびに
    C原子を1〜15個有する非分枝鎖状または分枝鎖状の
    アルコールのアクリル酸エステル1〜30質量%を有
    し、さらにエチレンを3〜30質量%含有する混合物、
    または酢酸ビニルと、エチレン3〜30質量%および塩
    化ビニル1〜30質量%とを有する混合物、を共重合さ
    せるが、この場合、混合物はなお補助モノマーを前記の
    量で含有していてもよく、かつ質量%での記載をそれぞ
    れ100質量%になるまで加算する、請求項1から4ま
    でのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 重合を、乳化重合法により実施する、請
    求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 重合を、それぞれ80〜95モル%の加
    水分解度および4%の水溶液中で1〜30mPasのヘ
    プラー粘度を有する、部分鹸化したポリビニルアルコー
    ルおよび部分鹸化し、疎水性に変性したポリビニルアル
    コールを含む群からの1つまたは複数の保護コロイドの
    存在下に実施する、請求項1から6までのいずれか1項
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記により得られた水性分散液の乾燥
    を、噴霧乾燥を用いて、場合によっては、ダスト助剤と
    して他の保護コロイドを添加した後に行う、請求項1か
    ら7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から8までのいずれか1項記載
    の方法により得られる、水性ポリマー分散液または水中
    に再分散可能なポリマー粉体の形で、ビニルエステルお
    よびエチレンを基礎とする2相ポリマーにおいて、2つ
    のポリマー相のガラス転移温度Tgの差異が5℃〜30
    ℃であることを特徴とする2相ポリマー。
  10. 【請求項10】 2つのポリマー相が、ポリマー粒子の
    全容量成分にわたってランダムに分布し、存在する、請
    求項9記載の2相ポリマー。
  11. 【請求項11】 場合によっては無機水硬結合剤と連関
    し、建築用接着剤、漆喰、目止め材、床用目止め材、流
    展剤、パッキン用スラッジ、目地用モルタルおよび染料
    中、処方成分としての、請求項1から10までのいずれ
    か1項記載の方法による生成物の使用。
  12. 【請求項12】 被覆剤、染料および接着剤のための結
    合剤としての、請求項1から10までのいずれか1項記
    載の方法による生成物の使用。
  13. 【請求項13】 織物および紙製品のための被覆剤およ
    び結合剤としての、請求項1から10までのいずれか1
    項記載の方法による生成物の使用。
JP2001218670A 2000-07-21 2001-07-18 2相ポリマーの製造法、この種のポリマー、および該ポリマーの使用 Expired - Fee Related JP3624172B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10035588.9 2000-07-21
DE10035588A DE10035588A1 (de) 2000-07-21 2000-07-21 Verfahren zur Herstellung von zweiphasigen Polymerisaten in Form deren wässrigen Polymerdispersionen und in Wasser redispergierbaren Polymerpulver

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002121204A true JP2002121204A (ja) 2002-04-23
JP3624172B2 JP3624172B2 (ja) 2005-03-02

Family

ID=7649767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001218670A Expired - Fee Related JP3624172B2 (ja) 2000-07-21 2001-07-18 2相ポリマーの製造法、この種のポリマー、および該ポリマーの使用

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6710113B2 (ja)
EP (1) EP1174447B1 (ja)
JP (1) JP3624172B2 (ja)
AT (1) ATE228147T1 (ja)
DE (2) DE10035588A1 (ja)
TW (1) TWI287020B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011510099A (ja) * 2007-09-19 2011-03-31 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト 高沸点ビニルエステルのわずかな含分を有するビニルアセテート−ビニルエステル−混合ポリマーの製造
WO2016171278A1 (ja) * 2015-04-23 2016-10-27 日本合成化学工業株式会社 エチレン-ビニルアルコール系共重合体及びその製造方法、並びに積層体

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6795605B1 (en) * 2000-08-01 2004-09-21 Cheetah Omni, Llc Micromechanical optical switch
US7145704B1 (en) * 2003-11-25 2006-12-05 Cheetah Omni, Llc Optical logic gate based optical router
DE10126560C1 (de) * 2001-05-31 2002-09-12 Wacker Polymer Systems Gmbh Verwendung von Mischpolymerisaten von Vinylester-, (Meth)acrylsäureester- und gegebenenfalls Ethylen-Comonomeren in Baustoffen
DE10323204A1 (de) * 2003-05-22 2004-12-16 Wacker Polymer Systems Gmbh & Co. Kg Grundierungsmittel für Trennpapiere und -folien
DE10323203A1 (de) * 2003-05-22 2004-12-23 Wacker Polymer Systems Gmbh & Co. Kg Verwendung von silanfunktionellen Polyvinylalkoholen in Grundierungsmitteln für Trennpapiere und -folien
US20060058486A1 (en) * 2004-09-16 2006-03-16 Wacker-Chemie Gmbh Alkenyl-functional organopolysiloxanes
DE102004057996A1 (de) * 2004-12-01 2006-06-08 Wacker Polymer Systems Gmbh & Co. Kg Hydrophobierendes Additiv
DE102005032194B4 (de) * 2005-07-09 2008-11-27 Celanese Emulsions Gmbh Wässrige Kunststoff-Dispersionen, Verfahren zu deren Herstellung sowie deren Verwendung
HK1080265A2 (en) * 2005-12-09 2006-04-21 Wong Kwok Lung Environmental protection material and brick made of the material
DE102006030557A1 (de) * 2006-07-03 2008-01-10 Celanese Emulsions Gmbh Verfahren zur Herstellung wässriger Vinylester-Dispersionen
DE102007033595A1 (de) * 2007-07-19 2009-01-22 Celanese Emulsions Gmbh Polyvinylesterdispersionen, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung
DE102007033596A1 (de) 2007-07-19 2009-01-22 Celanese Emulsions Gmbh Beschichtungsmittel mit hoher Bewitterungsbeständigkeit, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung
DE102012209210A1 (de) * 2012-05-31 2013-12-05 Wacker Chemie Ag Vinylacetat-Copolymere für hydraulisch abbindende Baustoffmassen
DE102014214472A1 (de) * 2014-07-24 2016-01-28 Wacker Chemie Ag Wässerige, Polyvinylalkohol-stabilisierte Vinylacetat-Ethylen-Copolymer-Dispersion mit hoher Füllstoff-Verträglichkeit für Teppichbeschichtungs-Zusammensetzungen
CN108473374B (zh) * 2015-11-10 2021-04-27 陶氏环球技术有限责任公司 一种用于制备防水膜的双组分组合物
AR108133A1 (es) 2016-04-15 2018-07-18 Valspar Sourcing Inc Composiciones de revestimiento que contienen copolímeros libres de estireno
MX2019004555A (es) 2016-10-19 2019-08-05 Swimc Llc Aditivos de resinas solubles en alcali y composiciones del revestimiento que incluyen tales aditivos.
WO2019046700A1 (en) 2017-09-01 2019-03-07 Swimc Llc MULTI-STAGE POLYMER LATEX, COATING COMPOSITIONS CONTAINING SUCH LATEX, AND ARTICLES THEREOF
WO2019046750A1 (en) 2017-09-01 2019-03-07 Swimc Llc MULTI-STAGE POLYMER LATEX, COATING COMPOSITIONS CONTAINING SUCH LATEX, AND ARTICLES COATED THEREWITH

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE730977A (ja) * 1968-04-10 1969-09-15 Showa Denko Kk
DE2614261C3 (de) * 1976-04-02 1984-08-23 Hoechst Ag, 6230 Frankfurt Verfahren zur Herstellung dispergierbarer Dispersionspulver
US4164489A (en) * 1978-04-24 1979-08-14 Air Products And Chemicals, Inc. Continuous emulsion polymerization of vinyl acetate and ethylene
DE3825450C2 (de) * 1988-07-27 1997-07-10 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von Ethylen/Vinylacetat-Copolymerisaten mit verringerter Klebeneigung
DE4431343A1 (de) * 1994-09-02 1996-03-07 Hoechst Ag Heterogene Polyvinylester-Dispersionen und -Pulver
DE19528380A1 (de) * 1995-08-02 1997-02-06 Hoechst Ag Heterogene Vinylacetat/Ethylen-Dispersion
US5756573A (en) * 1995-10-05 1998-05-26 Sc Johnson Commerical Markets, Inc. Seed polymerized latex polymer having a gradient polymeric morphology and process for preparing the same
DE19739936A1 (de) * 1997-09-11 1999-03-18 Clariant Gmbh Lösemittelfreie Polyvinylester-Dispersionen mit erhöhter Wasserresistenz
DE19853461A1 (de) * 1998-11-19 2000-05-25 Elotex Ag Sempach Station Schutzkolloid-stabilisierte Copolymerisat-Latexteilchen mit heterogener Morphologie auf Basis eines Vinylacetat/Ethylen-Copolymerisats, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie ihre Verwendung

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011510099A (ja) * 2007-09-19 2011-03-31 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト 高沸点ビニルエステルのわずかな含分を有するビニルアセテート−ビニルエステル−混合ポリマーの製造
WO2016171278A1 (ja) * 2015-04-23 2016-10-27 日本合成化学工業株式会社 エチレン-ビニルアルコール系共重合体及びその製造方法、並びに積層体
CN107531838A (zh) * 2015-04-23 2018-01-02 日本合成化学工业株式会社 乙烯‑乙烯醇系共聚物和其制造方法、以及层叠体
US10626197B2 (en) 2015-04-23 2020-04-21 Mitsubishi Chemical Corporation Ethylene-vinyl alcohol copolymer, process for producing the same, and laminate

Also Published As

Publication number Publication date
DE10035588A1 (de) 2002-02-07
EP1174447B1 (de) 2002-11-20
JP3624172B2 (ja) 2005-03-02
US6710113B2 (en) 2004-03-23
TWI287020B (en) 2007-09-21
US20020035193A1 (en) 2002-03-21
DE50100058D1 (de) 2003-01-02
ATE228147T1 (de) 2002-12-15
EP1174447A1 (de) 2002-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4617287B2 (ja) ポリビニルアルコールで安定化されたラテックスの製造方法
JP3624172B2 (ja) 2相ポリマーの製造法、この種のポリマー、および該ポリマーの使用
US6706805B2 (en) Use of copolymers of vinyl ester, (meth)acrylic ester and optionally ethylene comonomers in building materials
JP5054700B2 (ja) 脂肪酸無水物を含有する分散粉末
US6300403B1 (en) Method for producing polymers stabilized with protective colloids
AU2007216574B2 (en) Process for producing cationically stabilized and water-redispersible polymer powder compositions
RU2314274C2 (ru) Применение редиспергируемых порошковых составов с ускоряющим схватывание действием
US6576698B1 (en) Process for the preparation of vinyl ester/(meth)acrylate copolymers
JP2005036235A (ja) 水中で再分散可能なポリマー粉末組成物、その製造法および該組成物の使用
JP3590017B2 (ja) ポリビニルアセタール−グラフトポリマー、その製法及びその使用
JP2007138176A (ja) 保護コロイドで安定化された分散粉末
KR100440703B1 (ko) 연속 에멀젼중합에 의한 보호콜로이드 안정화 폴리머의 제조방법
JP4567316B2 (ja) 保護コロイド安定化された重合体、その製法及びその使用
US6770722B2 (en) Process for preparing protective-colloid-stabilized polymers by continuous emulsion polymerization
JP2002241427A (ja) 保護コロイドで安定化されたポリマーの製法、そのようにして得られたポリマー粉末と水性ポリマー分散液並びにその使用
CA2311805C (en) Process for preparing polyvinyl alcohol-stabilized polymers
JP2001525427A (ja) 保護コロイドにより安定化させたビニル芳香族−1,3−ジエン−コポリマーの製造方法
US6890975B2 (en) Water-redispersible polymer powders for building adhesive compositions
JP2007533785A (ja) 変性されたポリビニルアルコールを含有するポリマー組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040212

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees