JP2002120908A - 棚管理装置およびそれを用いた自動搬送装置および棚管理方法および棚管理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

棚管理装置およびそれを用いた自動搬送装置および棚管理方法および棚管理プログラムを記録した記録媒体

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JP2002120908A
JP2002120908A JP2000313681A JP2000313681A JP2002120908A JP 2002120908 A JP2002120908 A JP 2002120908A JP 2000313681 A JP2000313681 A JP 2000313681A JP 2000313681 A JP2000313681 A JP 2000313681A JP 2002120908 A JP2002120908 A JP 2002120908A
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正俊 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送効率および装置稼働率を低減させること
なく、棚の使用効率を向上させることができる棚管理装
置およびそれを用いた自動搬送装置を提供する。 【解決手段】 この棚管理装置は、棚の割り当て管理手
段が、自動倉庫内の複数の棚を、仕掛り品を処理する処
理装置群別に区分し、空き状況確認手段は、この処理装
置群別に区分された棚の空き状況を確認し、この空き状
況確認手段によって、空きが確認された棚の使用を棚予
約手段で予約する。これにより、特定の工程が専用棚を
占有することなく、棚の使用効率を向上させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、棚の使用効率向
上を図る棚管理装置およびそれを備えた自動搬送装置に
関する。より詳しくは、たとえば、半導体工場等の自動
搬送装置に関し、搬送ブロック内の自動倉庫の棚の使用
効率向上を図る棚管理装置およびそれを用いた自動搬送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場内の各製造工程ラインに設け
られた自動倉庫へカセットを格納する場合、格納数の上
限値を設定して搬送を制限する方法や、各棚を工程別等
に区分して使用する方法で自動倉庫を運用している。こ
れにより、倉庫全体の格納カセット数を管理し、自動倉
庫が満杯になってしまうのを防いでいる。
【0003】しかし、倉庫の格納数の上限を設定する方
法では、工程や品種等による区分が無いから、特定の工
程や品種のロットに偏った格納をしてしまう可能性があ
り、格納数の上限設定だけでは十分な棚管理ができると
はいえない。また、各棚を工程別に区分して使用する棚
管理方法では、棚に格納されるロットが発生しない間は
その棚が空き状態になり、使用効率を悪くしてしまう。
【0004】これらの問題点を解決するために提案され
た棚管理方法として、特開平1−257345に開示さ
れている方法が考えられる。この方法は、工程別に専用
棚を設定し、さらに、どの工程でも使用可能とする共用
棚を設定することで、専用棚が満杯になった場合に、共
有棚を使用して、格納数を増やすことができ、物流の変
化に対応して効率よく棚を使用することを可能にしよう
とする方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の各工程
別に専用棚を設ける棚管理方法では、多数存在する工程
毎に専用棚を設ける必要がある。つまり、処理装置が同
一であっても、工程(プロセス)が異なれば、各工程が専
用棚を持つことになる。このため、使用頻度の低い専用
棚が存在しても、その専用棚を特定の工程が占有してい
るから、その専用棚を他の工程で使用することができ
ず、棚の使用効率が悪くなる。
【0006】また、各専用棚は工程番号で管理されてい
るので、工程フローの変更に伴う工程番号の変更が起こ
った場合の対応を必要とするといったような問題点もあ
る。
【0007】また、共用棚を設定した分だけ、専用棚に
割当てる棚数が少なくなり、工程数が多い場合や、棚数
に十分な余裕がない場合には、専用棚の割当てができな
かったり、あるいは各専用棚が小さくなり、共有棚を特
定の工程が占有してしまうこととなって、使用効率が悪
くなる。
【0008】このような場合、工程処理終了後に、搬出
先の棚に空きが無く、処理装置ポートで棚が空くのを待
つロットが発生し、その間、この空き待ちロットが処理
装置ポートを塞いでしまう。このため、この処理装置へ
の仕掛りロットが、この処理装置へ搬入不可能な状態に
なり、仕掛りロットがあるにも関わらず、この仕掛りロ
ットを上記処理装置で処理できない状態になる。
【0009】そこで、この発明の目的は、以上のような
問題点を解決することにあり、搬送効率および装置稼働
率を低減させることなく、棚の使用効率を向上させるこ
とができる棚管理装置およびそれを用いた自動搬送装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の棚管理装置は、複数の棚とその棚に対し
て仕掛り品を搬入出する搬送装置とを有する自動倉庫内
の棚を、上記仕掛り品を処理する処理装置群別に区分す
る棚の割当て管理手段と、上記棚の空き状況を確認する
空き状況確認手段と、上記空き状況確認手段で空きが確
認された棚の使用を予約する棚予約手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0011】この発明では、棚の割り当て管理手段が、
自動倉庫内の複数の棚を、仕掛り品を処理する処理装置
群別に区分し、空き状況確認手段は、この処理装置群別
に区分された棚の空き状況を確認し、この空き状況確認
手段によって、空きが確認された棚の使用を棚予約手段
で予約する。これにより、特定の工程が専用棚を占有す
ることなく、棚の使用効率を向上させることができる。
【0012】また、一実施形態の棚管理装置は、上記棚
管理装置において、上記棚の割当て管理手段は、1つの
棚区分に対して複数の処理装置群を割当て設定可能であ
る。
【0013】この実施形態では、上記棚の割当て管理手
段は、1つの棚区分に対して複数の処理装置群を割当て
設定可能であるから、棚と処理装置群との対応関係を柔
軟に設定でき、棚の使用効率をさらに向上できる。
【0014】また、他の実施形態の棚管理装置は、上記
棚管理装置において、上記棚の割当て管理手段は、上記
一つの棚区分に対して、一つもしくは複数の処理装置群
をプロセス別に割当て設定する。
【0015】この実施形態では、所定のプロセスで使用
する1つもしくは複数の処理装置群に対応した棚区分が
設定されるから、各プロセスに応じて、処理装置群と棚
区分との割り当て(対応)関係を設定でき、各プロセス毎
の最適な棚利用を図れる。
【0016】また、一実施形態の自動搬送装置は、複数
の棚とその棚に対して仕掛り品を搬入出する搬送装置を
有する自動倉庫内の棚を、上記仕掛り品を処理する処理
装置群別に区分して、上記棚を管理する棚管理手段と、
上記棚管理手段で管理された自動倉庫と上記仕掛り品を
処理する処理装置群の処理装置との間で、仕掛り品を搬
送する仕掛り搬送手段を制御する搬送制御手段と、上記
各処理装置の稼動状況を管理する処理装置管理手段と、
上記各処理装置を、各処理工程に対応させて管理する工
程管理記憶手段とを備えた。
【0017】この実施形態の自動搬送装置では、棚管理
手段が、自動倉庫内の棚を処理装置群別に区分して管理
し、搬送制御手段が仕掛り品を自動倉庫と処理装置群と
の間で搬送する。また、処理装置管理手段が各処理装置
の稼動状況を管理すると共に、工程管理記憶手段が各処
理装置を各処理工程に対応させて管理する。この発明に
よれば、棚管理手段で、自動倉庫内の棚の使用効率を向
上できる自動搬送装置を提供できる。
【0018】また、他の実施形態は、上記自動搬送装置
において、仕掛り品を上記処理装置から上記自動倉庫へ
搬入する際、上記処理装置が処理を終了してから所定時
間だけ経過した後に、上記搬送制御手段が上記搬送手段
を制御して上記仕掛り品の搬送を開始させることを特徴
としている。
【0019】この実施形態では、上記搬送制御手段は、
仕掛り品を上記処理装置から上記自動倉庫へ搬入する
際、上記処理装置が処理を終了してから所定時間だけ経
過した後に、上記搬送手段を制御して上記仕掛り品の搬
送を開始させる。これにより、上記所定時間の間に、上
記仕掛り品が次工程の処理装置から引き当てられた場
合、棚と処理装置との間の仕掛り品の搬送を省くことが
できる。したがって、工程処理装置と自動倉庫との間の
搬送を無駄なく行うことができる。
【0020】また、一実施形態の棚管理方法は、複数の
棚とその棚に対して仕掛り品を搬入出する搬送装置とを
有する自動倉庫内の棚を、上記仕掛り品を処理する処理
装置群別に区分する棚の割当て管理工程と、上記棚へ上
記仕掛り品を搬入する要求に対して、上記棚の空き状況
を確認する空き状況確認工程と、上記空き状況確認工程
で空きが確認された棚の使用を予約する棚予約工程とを
備えた。
【0021】この実施形態の棚管理方法では、棚の割り
当て管理工程で、自動倉庫内の複数の棚を、仕掛り品を
処理する処理装置群別に区分し、空き状況確認工程で
は、この処理装置群別に区分された棚の空き状況を確認
し、この空き状況確認工程で、空きが確認された棚の使
用を棚予約工程で予約する。これにより、特定の工程が
専用棚を占有することなく、棚の使用効率を向上させる
ことができる。
【0022】また、一実施形態の記録媒体は、上記棚管
理方法を実行するプログラムを記録している。
【0023】この実施形態の記録媒体は、自動倉庫内の
複数の棚を、仕掛り品を処理する処理装置群別に区分
し、この処理装置群別に区分された棚の空き状況を確認
し、空きが確認された棚の使用を棚予約工程で予約する
棚管理方法を実行するプログラムを記録している。この
記録媒体のプログラムを実行することで、特定の工程が
専用棚を占有することなく、棚の使用効率を向上させる
ことができる棚管理方法を実現できる。
【0024】また、他の実施形態の棚管理装置は、複数
の棚とその棚に対して仕掛り品を搬入出する搬送装置と
を有する自動倉庫内の棚を、上記仕掛り品を処理する処
理装置群毎に割り当てた専用棚と、この専用棚の何れか
が満杯となったときに、上記仕掛り品を保管する共用棚
とに区分する棚の割当て管理手段と、上記棚の空き状況
を確認する空き状況確認手段と、上記空き状況確認手段
で空きが確認された棚の使用を予約する棚予約手段と、
上記専用棚の棚数設定を変更する棚数設定変更手段とを
備えた。
【0025】この実施形態の棚管理装置では、上記棚の
割り当て管理手段が、自動倉庫内の棚を、上記仕掛り品
を処理する処理装置群毎に割り当てた専用棚と、この専
用棚の何れかが満杯となったときに、上記仕掛り品を保
管する共用棚とに区分する。したがって、特定の工程が
専用棚を占有することなく、棚の使用効率を向上させる
ことができる。
【0026】また、棚数設定変更手段が上記専用棚の棚
数設定を変更するから、各専用棚の利用度の変化に対応
でき、自動倉庫の棚を常に有効利用できる。
【0027】また、一実施形態は、上記棚管理装置にお
いて、上記各処理装置群の各処理工程毎の棚の使用頻度
を検知し比較する使用頻度検知比較手段を備え、上記棚
数変更手段は、上記使用頻度検知比較手段が棚の使用頻
度を検知し比較した結果に基いて、上記専用棚の棚数設
定を変更する。
【0028】この実施形態の棚管理装置では、上記棚数
変更手段は、上記使用頻度検知比較手段が棚の使用頻度
を検知し比較した結果に基いて、上記専用棚の棚数設定
を変更するから、棚の使用頻度に応じて専用棚の棚数を
設定でき、棚の使用効率をさらに向上できる。
【0029】また、他の実施形態の棚管理装置は、上記
記載の棚管理装置において、上記棚の割り当て管理手段
は、複数の処理装置群からの仕掛り品を、1つの棚区分
に対して、格納可能であるように割当て設定する。
【0030】この実施形態では、上記棚の割当て管理手
段は、1つの棚区分に対して複数の処理装置群を割当て
設定可能であるから、棚と処理装置群との対応関係を柔
軟に設定でき、棚の使用効率をさらに向上できる。
【0031】また、一実施形態の棚管理装置は、上記記
載の棚管理装置において、上記棚の割り当て管理手段
は、1つもしくは複数の処理装置群を、プロセス別に、
上記1つの棚区分に対して、割当て設定する。
【0032】この実施形態では、所定のプロセスで使用
する1つもしくは複数の処理装置群に対応した棚区分が
設定されるから、各プロセスに応じて、処理装置群と棚
区分との割り当て(対応)関係を設定でき、各プロセス毎
の最適な棚利用を図れる。
【0033】また、他の実施形態の自動搬送装置は、上
記記載の棚管理装置と、上記棚管理装置で管理されてい
る自動倉庫と、上記仕掛り品を処理する処理装置群の処
理装置との間で、上記仕掛り品を搬送する仕掛り搬送手
段を制御する搬送制御手段と、上記各処理装置の稼動状
況を管理する処理装置管理手段と、上記各処理装置を、
各処理工程に対応させて管理する工程管理記憶手段とを
備えた。
【0034】この実施形態の自動搬送装置では、上記棚
管理装置および、上記搬送制御手段,処理装置管理手段,
工程管理記憶手段を備え、上記棚管理装置で自動倉庫内
の棚の使用効率を向上できる自動搬送装置を実現でき
る。
【0035】また、一実施形態の自動搬送装置は、上記
記載の自動搬送装置において、上記処理装置が処理を終
了してから、所定時間が経過した後に、上記搬送制御手
段が上記搬送手段を制御して、上記仕掛り品を上記処理
装置から上記自動倉庫へ搬入する動作を開始させる。
【0036】この実施形態では、上記搬送制御手段は、
仕掛り品を上記処理装置から上記自動倉庫へ搬入する
際、上記処理装置が処理を終了してから所定時間だけ経
過した後に、上記搬送手段を制御して上記仕掛り品の搬
送を開始させる。これにより、上記所定時間の間に、上
記仕掛り品が次工程の処理装置から引き当てられた場
合、棚と処理装置との間の仕掛り品の搬送を省くことが
できる。したがって、工程処理装置と自動倉庫との間の
搬送を無駄なく行うことができる。
【0037】また、他の実施形態の棚管理方法は、複数
の棚およびその棚に対して仕掛り品を搬入出する搬送装
置を有する自動倉庫内の棚を、上記仕掛り品を処理する
処理装置群毎に割り当てた専用棚と、この専用棚の何れ
かが満杯となったときに、上記仕掛り品を保管する共用
棚とに区分する棚の割当て管理工程と、上記棚へ上記仕
掛り品を搬入する要求に対して、上記棚の空き状況を確
認する空き状況確認工程と、上記空き状況確認工程で空
きが確認された棚の使用を予約する棚予約工程と、上記
処理装置群毎に割り当てた専用棚の棚数の設定を変更す
る棚数設定変更工程とを備えた。
【0038】この実施形態の棚管理方法では、上記棚の
割り当て管理工程で、自動倉庫内の棚を、上記仕掛り品
を処理する処理装置群毎に割り当てた専用棚と、この専
用棚の何れかが満杯となったときに、上記仕掛り品を保
管する共用棚とに区分する。したがって、特定の工程が
専用棚を占有することなく、棚の使用効率を向上させる
ことができる。
【0039】また、棚数設定変更工程で上記専用棚の棚
数設定を変更するから、各専用棚の利用度の変化に対応
でき、自動倉庫の棚を常に有効利用できる。
【0040】また、一実施形態は、上記棚管理方法にお
いて、上記各処理装置群の各処理工程毎の棚の使用頻度
を検知して比較する使用頻度検知比較工程を有し、上記
棚数設定変更工程は、上記各処理工程毎の棚の使用頻度
を検知して比較した結果に基いて、上記専用棚の棚数の
設定を変更する。
【0041】この実施形態の棚管理方法では、上記棚数
設定変更工程で、上記使用頻度検知比較工程で棚の使用
頻度を検知して比較した結果に基いて、上記専用棚の棚
数設定を変更するから、棚の使用頻度に応じて専用棚の
棚数を設定でき、棚の使用効率をさらに向上できる。
【0042】また、他の実施形態の記録媒体は、上記棚
管理方法を実行するプログラムを記録している。この実
施形態の記録媒体は、上記棚の割り当て管理工程で、自
動倉庫内の棚を、上記仕掛り品を処理する処理装置群毎
に割り当てた専用棚と、この専用棚の何れかが満杯とな
ったときに、上記仕掛り品を保管する共用棚とに区分す
る棚管理方法を実行するプログラムを記録している。こ
の記録媒体のプログラムを実行することで、特定の工程
が専用棚を占有することなく、棚の使用効率を向上させ
ることができる。また、棚数設定変更工程で上記専用棚
の棚数設定を変更するから、各専用棚の利用度の変化に
対応でき、自動倉庫の棚を常に有効利用できる。
【0043】また、一実施形態の棚管理装置は、複数の
棚とその棚に対して仕掛り品を搬入出する搬送装置を有
する自動倉庫内の棚を、上記仕掛り品を処理する処理工
程毎に区分する棚の割当て管理手段と、上記棚の空き状
況を確認する空き状況確認手段と、上記空き状況確認手
段で空きが確認された棚の使用を予約する棚予約手段
と、上記処理工程毎に区分した棚数を設定変更する棚数
設定変更手段とを備えた。
【0044】この実施形態では、上記棚の割り当て管理
手段が、自動倉庫内の棚を、上記仕掛り品を処理する処
理工程毎に割り当てた専用棚と、この専用棚の何れかが
満杯となったときに、上記仕掛り品を保管する共用棚と
に区分する。したがって、特定の工程が専用棚を占有す
ることなく、棚の使用効率を向上させることができる。
また、棚数設定変更手段が上記専用棚の棚数設定を変更
するから、各専用棚の利用度の変化に対応でき、自動倉
庫の棚を常に有効利用できる。
【0045】また、他の実施形態は、上記棚管理装置に
おいて、上記各処理工程毎の棚の使用頻度を比較する使
用頻度比較手段を有し、上記棚数設定変更手段は、上記
使用頻度比較手段が上記使用頻度を比較した結果に基い
て、上記棚数を設定変更する。
【0046】この実施形態では、上記棚数変更手段は、
上記使用頻度検知比較手段が棚の使用頻度を検知し比較
した結果に基いて、上記専用棚の棚数設定を変更するか
ら、棚の使用頻度に応じて専用棚の棚数を設定でき、棚
の使用効率をさらに向上できる。
【0047】また、一実施形態の自動搬送装置は、複数
の棚とその棚に対して仕掛り品を搬入出する搬送装置と
を有する自動倉庫内の棚を、上記仕掛り品に対する処理
工程別に区分して、上記棚を管理する棚管理手段と、上
記棚管理手段が管理する上記自動倉庫と、上記仕掛り品
を処理する処理装置との間で、上記仕掛り品を搬送する
搬送手段を制御する搬送制御手段と、上記処理工程を行
う各処理装置の稼動状況を管理する処理装置管理手段
と、上記各処理装置を、各処理工程に対応させて管理す
る工程管理記憶手段とを備えた。
【0048】この実施形態の自動搬送装置では、自動倉
庫内の棚を、上記仕掛り品に対する処理工程別に区分し
て、上記棚を管理する棚管理手段および、上記搬送制御
手段,処理装置管理手段,工程管理記憶手段を備え、上記
棚管理手段で自動倉庫内の棚の使用効率を向上できる自
動搬送装置を実現できる。
【0049】また、他の実施形態の自動搬送装置は、上
記自動搬送装置において、上記搬送制御手段は、上記処
理装置が処理を終了してから、所定時間が経過した後
に、上記搬送手段が上記仕掛り品を上記自動倉庫へ搬入
開始するように、上記搬送手段を制御する。
【0050】この実施形態では、上記搬送制御手段は、
仕掛り品を上記処理装置から上記自動倉庫へ搬入する
際、上記処理装置が処理を終了してから所定時間だけ経
過した後に、上記搬送手段を制御して上記仕掛り品の搬
送を開始させる。これにより、上記所定時間の間に、上
記仕掛り品が次工程の処理装置から引き当てられた場
合、棚と処理装置との間の仕掛り品の搬送を省くことが
できる。したがって、工程処理装置と自動倉庫との間の
搬送を無駄なく行うことができる。
【0051】また、一実施形態の棚管理方法は、複数の
棚とその棚へ仕掛り品を搬入出する搬送装置を有する自
動倉庫内の棚を、上記仕掛り品を処理する処理工程別に
区分する棚の割当て管理工程と、上記棚へ上記仕掛り品
を搬入させる要求に対して、上記棚の空き状況を確認す
る空き状況確認工程と、上記空き状況確認工程で空きが
確認された棚の使用を予約する棚予約工程と、処理工程
別に区分した棚数の設定を変更する設定変更工程とを備
えた。
【0052】この実施形態の棚管理方法では、上記棚の
割り当て管理工程で、自動倉庫内の棚を、上記仕掛り品
を処理する処理工程毎に割り当てた専用棚と、この専用
棚の何れかが満杯となったときに、上記仕掛り品を保管
する共用棚とに区分する。したがって、特定の工程が専
用棚を占有することなく、棚の使用効率を向上させるこ
とができる。また、棚数設定変更工程で上記専用棚の棚
数設定を変更するから、各専用棚の利用度の変化に対応
でき、自動倉庫の棚を常に有効利用できる。
【0053】また、他の実施形態の棚管理方法は、上記
棚管理方法において、上記設定変更工程では、上記各処
理工程別の棚の使用頻度を比較して、上記棚数の設定を
変更する。
【0054】この実施形態では、上記設定変更工程で、
上記棚の使用頻度を比較した結果に基いて、上記棚数設
定を変更するから、棚の使用頻度に応じて棚数を設定で
き、棚の使用効率をさらに向上できる。
【0055】また、一実施形態の記録媒体は、請求項2
1または22に記載の棚管理方法を実行するプログラム
を記録している。
【0056】この実施形態の記録媒体は、棚の割り当て
管理工程で、自動倉庫内の棚を、仕掛り品を処理する処
理工程毎に割り当てた専用棚と、この専用棚の何れかが
満杯となったときに、上記仕掛り品を保管する共用棚と
に区分する棚管理方法を実行するプログラムを記録して
いる。したがって、この記録媒体のプログラムを実行す
ることで、特定の工程が専用棚を占有することなく、棚
の使用効率を向上させることができ、また、棚数設定変
更工程で上記専用棚の棚数設定を変更して、各専用棚の
利用度の変化に対応でき、自動倉庫の棚を常に有効利用
できる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて、図面を参照して説明する。
【0058】〔第1の実施の形態〕図1に、この発明の
第1の実施の形態としての自動搬送装置の構成を示す。
【0059】この自動搬送装置は、自動倉庫11を有す
る処理装置ブロック1と、自動倉庫11に隣接して設置
された中央搬送部2と、制御管理部100とを備える。
【0060】上記中央搬送部2は、この処理装置ブロッ
ク1と他の処理装置ブロック等との間で仕掛り品として
のカセットを搬送する。
【0061】上記処理装置ブロック1は、上記自動倉庫
11から延びている支線搬送部18と、この支線搬送部
18を挟んで両側に隣接する処理装置群12,13,1
4、および、処理装置群15,16,17を有している。
上記支線搬送部18は、これらの工程処理装置群12〜
17と自動倉庫11との間でカセットを搬送する。
【0062】上記処理装置群15,12は、それぞれ、
工程処理装置15A,12Aからなる。また、処理装置
群13は、工程処理装置13A,13B,13Cからな
り、処理装置群14は、工程処理装置14A,14B,1
4Cからなる。また、処理装置群16は、工程処理装置
16A,16Bからなり、処理装置群17は、工程処理
装置17A,17Bからなる。なお、上記各処理装置群
12〜17は、同一工程処理装置からなる装置群であ
る。
【0063】また、カセットは、支線搬送部18によっ
て、自動倉庫11と各処理装置13A〜14B,16A
〜17Bとの間で搬送される。ただし、自動倉庫11と
処理装置12A,15Aとの間については、カセット
は、支線搬送部18を経由せずに、自動倉庫11に対し
て直接に搬入出される。
【0064】また、制御管理部100は、搬送制御手段
101と棚管理手段102と装置管理手段103と工程
管理記憶部104からなる。
【0065】上記搬送制御手段101は、中央搬送部2
と支線搬送部18からなる搬送系を制御する。また、棚
管理手段102は、自動倉庫11内の棚の空き状況等を
管理する。また、装置管理手段103は、各工程処理装
置16A,16B,17A,17B,13A,13B,13
C,14A,14Bの稼動状況等を管理する。また、工程
管理記憶部104は、各プロセス(工程)で使用する工程
処理装置を記憶している。
【0066】上記棚管理手段102は、図6に示すよう
に、棚の空き状況の確認手段201と、棚使用の予約お
よび予約解除する棚予約手段202と、棚探索における
時間待ちタイマー203と、棚の割当てテーブル204
を備えている。
【0067】また、上記工程管理記憶部104には、図
2に示すようなテーブルが記憶されている。このテーブ
ルでは、各処理工程毎に、固有の工程番号001,00
2,003…が付されている。このテーブルでは、上記
各処理工程が属するプロセス番号1,2,…と、上記各処
理工程で使用する工程処理装置XA,12A,13A,1
3B…が対応付けられている。
【0068】例えば、工程番号001が付された処理工
程は、プロセス番号1に属し、この処理装置ブロック1
以外の処理装置ブロックの処理装置XAで処理される工
程であることを示している。また、工程番号002が付
された処理工程は、この処理装置ブロック1の処理装置
群12の工程処理装置12Aで処理が行われる工程を示
している。また、工程番号003が付された処理工程
は、工程処理装置13Aと13Bの2つが対応付けられ
て記憶されているが、これは、工程処理装置13A,1
3Bのいずれかを使用して処理する工程であることを表
わしている。
【0069】次に、棚管理手段102について詳細に説
明する。この棚管理手段102は、図4に示す棚割当て
テーブルを記憶している。この棚割当てテーブルでは、
処理装置群毎に、使用可能な棚番号1,2…が割り当て
られていて、この棚番号に対応する棚の数を示してい
る。また、この棚割当てテーブルでは、上記棚番号に対
応付けられた棚の数のうち、いくつが予約されているの
かを表す予約数を示している。上記棚数と予約数とか
ら、その棚番号の使用可否を管理できる。
【0070】次に、上記図4に示した棚割当てテーブル
に対応する自動倉庫11内の棚構成を図3に示す。この
自動倉庫11内の棚は、棚区分11A,11B,11C,
11D,11E,11F…に区分されており、図4の棚番
号1,2,3,4,5,6に対応している。この棚区分11
Aは6個の棚からなり、棚区分11B,11C,11D,
11E,11Fは、それぞれ、6個,3個,3個,8個,1
6個の棚からなる。
【0071】例えば、棚区分11Aは、図4の棚番号1
の棚に相当する処理装置群13と14に対応した6個の
棚を有する仕掛り棚の区分であり、棚区分11Bは、図
4の棚番号2の棚に相当する処理装置群16と17に対
応した棚数が6個の仕掛り棚の区分である。また、棚区
分11Cは、図4の棚番号3の棚に相当する処理装置群
12に対応した棚数3個の仕掛り棚の区分であり、棚区
分11Dは、図4の棚番号4の棚に相当する処理装置群
15に対応した棚数3個の仕掛り棚の区分である。
【0072】また、棚区分11Eは、図4の棚番号5の
棚に相当し、処理装置ブロック1以外の処理装置用の棚
数8個の仕掛り棚区分である。この棚区分11Eは、例
えば、処理装置ブロック1内での工程処理が終了した
後、別の処理装置ブロック内の処理装置に仕掛ったカセ
ットを格納するための棚として利用する。さらに、棚区
分11Fは、図4の棚番号6の棚に相当し、処理装置ブ
ロック1内の全工程処理装置12A〜17Bに対する共
用仕掛り棚(棚数16個)として利用し、各処理装置群1
2〜17用の棚が空いていない場合に利用可能であるも
のとする。
【0073】〔仕掛かり棚の探索〕次に、図5に示す
仕掛り棚探索フローチャートを参照して、制御管理部1
00が行う棚探索について説明する。
【0074】まず、図2に示す工程番号001の処理が
終了したロット(カセット)は、次の工程番号002の処
理装置群12に仕掛けられる。ここでは、この仕掛りロ
ット(カセット)に仕掛かる処理装置群12に割り当てら
れている仕掛り棚区分11Cを探索する。
【0075】ステップS22では、棚番号Nを初期化
(N=0)し、ステップS23で、棚番号Nを1つだけ加
算する。
【0076】次に、ステップS24で、上記棚番号N
を、棚番号の最大値Nmaxと比較し、この棚番号Nが最
大値Nmax以下であれば、ステップS25へ進み、棚番
号Nが最大値Nmaxよりも大きければ、ステップS30
へ進む。
【0077】ステップS30では、時間待ちタイマー2
03で設定された所定時間だけ待った後で、再度、ステ
ップS22に戻り、棚探索を行う。
【0078】一方、ステップS25では、棚番号Nの棚
区分に処理装置群12が含まれているか否かを確認す
る。図4によれば、N=3の棚に処理装置群12が割り
当てられている(設定されている)ので、N=3になるま
で、ステップS23からステップS25が繰り返され
る。
【0079】そして、N=3になれば、ステップS25
で、棚番号3の棚区分11Cが次工程の仕掛り棚である
から、ステップS26に進む。
【0080】ステップS26では、図6の棚管理手段1
02が有する棚空き状況確認手段201が、図4の棚割
当てテーブルの棚番号3の棚予約数を調べて、棚の空き
状況を確認する。この棚予約数は棚予約手段202で棚
を予約する毎に、上記棚割当てテーブルの棚数の範囲
で、+1だけカウントアップされ、棚を開放する毎に、
−1だけカウントダウンされる。一方、ステップS26
で、棚番号3の棚区分11Cに棚が空いていなければ、
つまり、棚予約数が棚数に達していれば、ステップS2
3へ戻って別の棚番号(棚区分)を探索する。ステップS
23へ戻った場合、次に、処理装置群12の仕掛り棚と
して利用可能な棚は棚番号6の共用棚であるので、N=
6になるまで、ステップS23からステップS25を繰
り返し行い、棚探索を進める。
【0081】そして、ステップS26で、棚番号6(棚
区分11F)に空きがあれば、ステップS27へ進み、
棚番号6における棚を予約し、棚予約数を+1だけ増や
して、ステップS28へ進む。そして、ステップS28
では、搬送要求を出し、棚探索処理を終了して、上記仕
掛りロットを、自動倉庫11内の仕掛り棚へ搬送する。
【0082】〔自動搬送装置の動作〕次に、上記棚管
理手段102による棚管理に基いた自動搬送装置の動作
を説明する。
【0083】上記のようにして自動倉庫11内の棚番号
6(棚区分11F)に格納されたカセットは、次工程の処
理装置12Aに引当てられるまで待つ。その後、引当て
られたカセットは、自動倉庫1l内のクレーンにより工
程処理装置12Aへ搬送される。この工程処理装置12
Aによる工程処理が終了した後、上記カセットは、次工
程003の処理装置群13に仕掛かる。
【0084】あらかじめ設定された装置ポート待ち時間
中に、上記カセットが、次工程処理装置13A,13B,
13Cの何れかから引当てられれば、処理装置12Aか
ら自動倉庫11内のクレーンを利用して支線搬送部18
まで運ばれ、引当てた工程処理装置(13A〜13Cの
いずれか)へ搬送される。
【0085】一方、設定された装置ポート待ち時間が経
過して、次工程処理装置13A,13B,13Cから引き
当てられなかった場合、次工程の処理装置群13に割り
当てられている仕掛り棚について、前述と同様の仕掛り
棚の探索を行う。
【0086】この探索において、自動倉庫11内の棚番
号1の棚区分11Aに空きがあれば、その空いた棚を予
約して、上記カセットを、自動倉庫11内のクレーンに
よって、処理装置l2Aから棚へ搬送する。一方、上記
棚区分11Aに空きがなければ、次の候補となる棚番号
6の棚区分11Fの空き状況を確認して、空いていれ
ば、その棚を予約し、その棚へ上記カセットを搬送する
一方、上記棚区分11Fが空いていなければ、一定時間
経過後、繰り返し上記棚区分11Fの空き棚の探索を行
う。
【0087】このように、この自動搬送装置では、工程
処理が終了した後に、直ちに、カセットを棚に搬送する
のではなく、所定の装置ポート待ち時間が経過した後
で、カセットを棚に搬送する。これにより、工程処理装
置と自動倉庫11内の棚との間の搬送時間に無駄が発生
することを無くしている。例えば、上記待ち時間中に、
カセットが次工程の処理装置が引き当てられた場合、棚
と処理装置間のカセット搬送を省くことができる。
【0088】以降、上述したように、各工程処理装置に
よる処理が終了した後、直接、次工程処理装置への搬送
が不可能である場合に、仕掛り棚の空き状況を確認し、
空いていれば棚を予約して、カセットを上記工程処理装
置から上記空いた棚へ向けて搬出し、空きがなければ棚
が空くまで待つというルーチンを繰り返し行う。
【0089】この第1実施形態の自動搬送装置によれ
ば、工程処理装置群毎に仕掛り棚数の設定をすることに
より、効率よく棚を利用することができる。また、工程
毎に細かく専用棚を設定する必要がなく、製品によって
工程フローが異なる場合や工程フローの変更が発生した
場合にも容易に対処することが可能である。
【0090】なお、図4に示したような処理装置群に対
応して棚番号を割り当てた棚管理テーブルに換えて、図
7に示すような棚管理テーブルを採用してもよい。この
図7の棚管理テーブルは、図2のプロセス番号に対応し
て、指定番号の棚を割り当てて棚を管理する。これによ
れば、仕掛り処理工程のプロセス別に棚数が設定され
る。図7では、例えば、プロセスが1から3まであった
として、棚番号3はプロセス1およびプロセス2の場合
だけで使用できることを示している。
【0091】また、複数の処理装置ブロックを制御する
には、各処理装置ブロックの制御管理部100に対し
て、これらをネットワークで接続してホストコンピュー
タで集中管理する形態としてもよく、あるいは個々の制
御管理部が各々通信しながら自律制御するようにしても
よい。
【0092】〔第2の実施の形態〕次に、この発明の第
2の実施の形態を、図面を参照して説明する。この第2
実施形態は、図1の制御管理部100の棚管理手段10
2の構成が、第1実施形態と異なる。
【0093】この第2実施形態の棚管理手段102は、
図10に示すように、棚の空き状況の確認手段201
と、棚の使用を予約/予約解除する棚予約手段202
と、棚探索における時間待ちタイマー203と、棚の割
当てテーブル204に加えて、棚数設定変更手段205
と、棚使用頻度比較手段206を備えている。この棚数
設定変更手段205と、棚使用頻度比較手段206と
が、前述の第1実施形態の棚管理手段102が備えてい
なかった部分である。
【0094】また、工程管理記憶部104では、図2に
示すテーブルが記憶されている。この点は、第1実施形
態と同様であるので、説明を省略する。
【0095】次に、この第2実施形態が備える棚管理手
段102について説明する。この第2実施形態では、棚
管理手段102は、図4に示す棚割り当てテーブルに換
えて、図9に示す棚割り当てテーブルを記憶している。
【0096】この棚割り当てテーブルでは、図9に示す
ように、工程処理装置群12,13,14…毎に、使用可
能な棚番号が割り当てられていて、この棚番号に対応す
る棚の数を有している。また、この棚割り当てテーブル
では、上記棚番号に対応付けられた棚の数のうち、いく
つが予約されているのかを表す予約数を有していて、こ
の棚数と予約数とから、その棚番号の使用可否を管理で
きる。
【0097】次に、図9に示した棚割り当てテーブルに
対応する自動倉庫11内の棚構成を、図8に示す。この
自動倉庫11内の棚は、棚区分11P,11Q,11R,
11S,11T…に区分されており、図9の棚番号1,
2,3,4,5,…に対応している。棚区分11Pは、10
個の棚からなり、棚区分11Q,11R,11S,11T
は、それぞれ、10個,5個,5個,12個の棚からな
る。
【0098】たとえば、棚区分11Pは、図9の棚番号
1に対応する処理装置群13と14に対応した10個の
棚を有し、棚区分11Qは、棚番号2に対応する処理装
置群16と17に対応した10個の棚を有する。また、
棚区分11Rは、棚番号3に対応する処理装置群12に
対応した5個の棚を有し、棚区分11Sは、棚番号4に
対応する処理装置群15に対応した5個の棚を有する。
【0099】さらに、棚区分11Tは、図9の棚番号5
に対応する処理装置群X,Yに対応した12個の棚を有
する。この処理装置群X,Yは、例えば、図1に示す処
理装置ブロック1での工程処理が終了した後に、実行さ
れる別の処理装置ブロック内の処理装置群である。
【0100】〔棚数の設定を変更させる動作〕次に、
図11に示す棚数変更のフローチャートを参照して、図
9に示した棚割り当てテーブルの棚数設定を変更する動
作を説明する。
【0101】生産ライン稼動時には、例えば、前述の図
8に示したように設定した棚区分で棚を使用するが、装
置トラブル等に起因して、処理装置群毎の棚の使用頻度
に変化が生じることがある。その場合には、図9のテー
ブルにおける棚数設定を変更して、自動倉庫11の棚を
有効に利用することが、この棚数設定変更の目的であ
る。
【0102】具体例として、図9の棚番号3と棚番号4
の棚に注目して説明する。まず、初期設定では、それぞ
れ、5つの棚数が設定されているとする。そして、生産
開始後、ステップS31で、所定時間だけ、例えば、1
日経過するのを待ってから、ステップS32に進み、1
日間で発生した棚の予約回数を比較する。その結果、図
9に示すように、棚番号3の予約回数が24回であるの
に対して、棚番号4の予約回数が48回であったとす
る。
【0103】このとき、ステップS33では、初期設定
では、棚番号3と4に関して、1対1の割合で棚数を設
定したが、現在の1対1の棚数設定割合から、1対2の
棚数設定割合で設定する方が効率よく棚を利用できると
判断して、棚数設定を変更する。この場合、例えば、棚
番号3の棚数設定を3に変更し、棚番号4の棚数設定を
7に変更する。ここで、変更しようとする棚数よりも現
在の予約数の方が大きい場合には、予約数に応じて棚数
を設定し、予約が解除された時点で、変更しようとする
棚数に近付けるように調整する。
【0104】たとえば、図9では、現在の棚番号3の予
約数が4であるので、予約が解除されるまでは、棚番号
3の棚数設定を4とし、棚番号4の棚数設定を6と設定
しておいて、予約が解除されたら棚番号3の棚数設定を
3、棚番号4の棚数設定を7に変更する。
【0105】次に、ステップS34で棚予約回数をクリ
アして、ステップS31に戻って、上述の棚数変更処理
を繰り返し行う。以上のように、自動倉庫11の棚の使
用状況に応じて、図9の棚割り当てテーブルの棚数の設
定を変更する。ここでは、一例として、2つの棚区分に
ついて、棚数設定を変更する動作を説明したが、使用頻
度比較対象の棚区分の数をさらに増やして調整してもよ
い。
【0106】また、上記説明では、所定の時間間隔で棚
の使用頻度を比較する方法を示したが、所定の時間間隔
ではなく、任意のタイミングで棚の使用頻度を比較し、
棚数の設定を変更してもよい。さらには、棚の使用頻度
に替えて、工程処理装置の稼動状況を比較した結果によ
り、棚数設定を変更する方法を採用してもよい。
【0107】〔仕掛かり棚の探索〕次に、図5の仕掛
り棚探索フローチャートを参照して、棚探索について説
明する。この仕掛かり棚の探索は、基本的には、第1
実施形態の仕掛かり棚の探索と同じである。
【0108】まず、図2に示す工程番号001の処理が
終了したロット(カセット)は、次工程002の処理装置
群12に仕掛けられる。この仕掛りロット(カセット)
は、処理装置群12に割り当てられている仕掛り棚区分
11Rを探索する。ここで、この仕掛りロット(カセッ
ト)に仕掛かる処理装置群12に割り当てられている仕
掛り棚区分11Rを探索する。
【0109】ステップS22では、棚番号Nを初期化
(N=0)し、ステップS23で、棚番号Nを1つだけ加
算する。
【0110】次に、ステップS24で、上記棚番号N
を、棚番号の最大値Nmaxと比較し、この棚番号Nが最
大値Nmax以下であれば、ステップS25へ進み、棚番
号Nが最大値Nmaxよりも大きければ、ステップS30
へ進む。
【0111】ステップS30では、時間待ちタイマー2
03で設定された所定時間だけ待った後で、再度、ステ
ップS22に戻り、棚探索を行う。
【0112】一方、ステップS25では、棚番号Nの棚
区分に処理装置群12が含まれているか否かを確認す
る。図9によれば、N=3の棚に処理装置群12が割り
当てられている(設定されている)ので、N=3になるま
で、ステップS23からステップS25が繰り返され
る。
【0113】そして、N=3になれば、ステップS25
で、棚番号3の棚区分11Rが次工程の仕掛り棚である
から、ステップS26に進む。
【0114】ステップS26では、図10の棚管理手段
102が有する棚空き状況確認手段201が、図9の棚
割当てテーブルの棚番号3の棚予約数を調べて、棚の空
き状況を確認する。この棚予約数は棚予約手段202で
棚を予約する毎に、上記棚割当てテーブルの棚数の範囲
で、+1だけカウントアップされ、棚を開放する毎に、
−1だけカウントダウンされる。一方、ステップS26
で、棚番号3の棚区分11Rに棚が空いていなければ、
つまり、棚予約数が棚数に達していれば、ステップS2
3へ戻って別の棚番号(棚区分)を探索する。
【0115】一方、ステップS26で、棚番号3(棚区
分11R)に空きがあれば、ステップS27へ進み、棚
番号3における棚を予約し、棚予約数を+1だけ増やし
て、ステップS28へ進む。そして、ステップS28で
は、搬送要求を出し、棚探索処理を終了して、上記仕掛
りロットを、自動倉庫11内の仕掛り棚へ搬送する。
【0116】〔自動搬送装置の動作〕次に、上記棚管
理手段102による棚管理に基いた自動搬送装置の動作
を説明する。この第2実施形態の自動搬送装置の動作
は、前述の第1実施形態の自動搬送装置の動作と基本
的に同じである。
【0117】上記のようにして自動倉庫11内の棚番号
3(棚区分11R)に格納されたカセットは、次工程の処
理装置12Aに引当てられるまで待つ。その後、引当て
られたカセットは、自動倉庫1l内のクレーンによって
工程処理装置12Aへ搬送される。この工程処理装置1
2Aによるカセットへの工程処理が終了した後、上記カ
セットは、次工程003の処理装置群13に仕掛かる。
【0118】あらかじめ設定された装置ポート待ち時間
中に、次工程処理装置13A,13B,13Cの何れかか
ら引当てられれば、処理装置12Aから自動倉庫11内
のクレーンを利用して支線搬送部18まで運ばれ、引当
てた工程処理装置(13A〜13Cのいずれか)へ搬送さ
れる。
【0119】一方、設定された装置ポート待ち時間が経
過しても、次工程処理装置13A,13B,13Cから引
き当てられなかった場合、次工程の処理装置群13に割
り当てられている仕掛り棚について、前述と同様の仕掛
り棚の探索を行う。
【0120】この探索において、自動倉庫11内の棚番
号1の棚区分11Pに空きがあれば、その空いた棚を予
約して、上記カセットを、自動倉庫11内のクレーンに
よって、処理装置l2Aから上記棚区分11Pの棚へ搬
送する。一方、上記棚区分11Pに空きがなければ、次
の候補となる棚番号の棚区分の空き状況を確認して、空
いていれば、その棚を予約し、その棚へ上記カセットを
搬送する一方、上記棚区分が空いていなければ、一定時
間経過後、繰り返し上記棚区分の空き棚の探索を行う。
【0121】このように、この自動搬送装置では、工程
処理が終了した後に、直ちに、カセットを棚に搬送する
のではなく、所定の装置ポート待ち時間が経過した後
で、カセットを棚に搬送する。これにより、工程処理装
置と自動倉庫11内の棚との間の搬送時間に無駄が発生
することを無くしている。
【0122】以降は、上述したように、各工程処理装置
による処理が終了した後、直接、次工程処理装置への搬
送が不可能である場合に、仕掛り棚の空き状況を確認
し、空いていれば棚を予約して、カセットを上記工程処
理装置から上記空いた棚へ向けて搬出し、空きがなけれ
ば棚が空くまで待つというルーチンを繰り返し行う。
【0123】なお、図9に示したような処理装置群に対
応して棚番号を割り当てた棚管理テーブルに換えて、図
7に示すような棚管理テーブルを採用してもよい。この
図7の棚管理テーブルは、図2のプロセス番号に対応し
て、指定番号の棚を割り当てて棚を管理する。これによ
れば、仕掛り処理工程のプロセス別に棚数が設定され
る。図7では、例えば、プロセスが1から3まであった
として、棚番号3はプロセス1およびプロセス2の場合
だけで使用できることを示している。
【0124】また、複数の処理装置ブロックを制御する
には、各処理装置ブロックの制御管理部100に対し
て、これらをネットワークで接続してホストコンピュー
タで集中管理する形態としてもよく、あるいは個々の制
御管理部が各々通信しながら自律制御するようにしても
よい。この点は、前述の第1実施形態と同様である。
【0125】以上の第2の実施の形態の棚管理方法によ
れば、工程処理装置群毎に仕掛り棚数を設定して、棚の
使用状況に応じて棚数設定の変更をすることにより、棚
数に共用棚を設けるほどの十分な余裕が無い場合でも、
装置の稼動状況等に柔軟に対応して、効率よく棚を利用
することができる。また、工程毎に細かく専用棚を設定
する必要がなく、製品によって工程フローが異なる場合
や工程フローの変更が発生した場合、あるいは処理装置
の台数増減や能力変更が生じた場合にも、容易に対処す
ることが可能である。
【0126】〔第3の実施の形態〕次に、この発明の第
3の実施の形態を図面を参照して説明する。この第3実
施形態は、図1に示す処理装置ブロック1の構成,図1
に示す制御管理部100の棚管理手段102の構成が、
前述の第2実施形態と共通している。また、この第3実
施形態では、工程管理記憶部104が、図2に示すテー
ブルを記憶している点も第2実施形態と同様である。
【0127】この第3実施形態は、図10に示す棚管理
手段102が、図9に示した棚割り当てテーブルではな
く、図12に示す棚割り当てテーブルを備えている。こ
の図12の棚割り当てテーブルは、各処理工程毎に棚番
号が割り当てられている点が、前述の処理装置群ごとに
棚番号が割り当てられている図9の棚割り当てテーブル
と異なる。この第3実施形態が、前述の第2実施形態と
異なる点は、この図12の棚割り当てテーブルの構成だ
けである。
【0128】この図12の棚割り当てテーブルでは、各
処理工程001,002…毎に、使用可能な棚番号と棚
の数を記憶しており、棚の使用可否を管理する棚予約
数、および、棚予約回数が記憶されている。
【0129】また、この第3実施形態では、第2実施形
態と同様に、図8に示す棚区分11P,11Q,11R,
11S,11Tを有し、それぞれ、図12に示した割り
当てテーブルの棚番号1,2,3,4,5に対応している。
つまり、棚区分11Pは、棚番号1,工程001に対応
し、棚区分11Qは棚番号2,工程002に対応し、棚
区分11Rは棚番号3,工程003に対応する。また、
棚区分11Sは棚番号4,工程004に対応し、棚区分
11Tは棚番号5,工程005に対応する。
【0130】〔棚数の設定を変更させる動作〕次に、
図11に示す棚数変更のフローチャートを参照して、図
12に示した棚割り当てテーブルの棚数設定を変更する
動作を説明する。
【0131】生産ライン稼動時には、例えば、前述の図
12に示したように設定した棚区分で棚を使用するが、
装置トラブル等に起因して、処理装置群毎の棚の使用頻
度に変化が生じることがある。その場合には、図12の
テーブルにおける棚数設定を変更して、自動倉庫11の
棚を有効に利用することが、この棚数設定変更の目的で
ある。
【0132】具体例として、図12の棚番号3と棚番号
4の棚に注目して説明する。まず、初期設定では、それ
ぞれ、5つの棚数が設定されているとする。そして、生
産開始後、ステップS31で、所定時間だけ、例えば、
1日経過するのを待ってから、ステップS32に進み、
1日間で発生した棚の予約回数を比較する。その結果、
図12に示すように、棚番号3の予約回数が24回であ
るのに対して、棚番号4の予約回数が48回であったと
する。
【0133】このとき、ステップS33では、初期設定
では、棚番号3と4に関して、1対1の割合で棚数を設
定したが、現在の1対1の棚数設定割合から、1対2の
棚数設定割合で設定する方が効率よく棚を利用できると
判断して、棚数設定を変更する。この場合、例えば、棚
番号3の棚数設定を3に変更し、棚番号4の棚数設定を
7に変更する。ここで、変更しようとする棚数よりも現
在の予約数の方が大きい場合には、予約数に応じて棚数
を設定し、予約が解除された時点で、変更しようとする
棚数に近付けるように調整する。
【0134】たとえば、図12では、現在の棚番号3の
予約数が4であるので、予約が解除されるまでは、棚番
号3の棚数設定を4とし、棚番号4の棚数設定を6と設
定しておいて、予約が解除されたら棚番号3の棚数設定
を3、棚番号4の棚数設定を7に変更する。
【0135】次に、ステップS34で棚予約回数をクリ
アして、ステップS31に戻って、上述の棚数変更処理
を繰り返し行う。以上のように、自動倉庫11の棚の使
用状況に応じて、図12の棚割り当てテーブルの棚数の
設定を変更する。ここでは、一例として、2つの棚区分
について、棚数設定を変更する動作を説明したが、使用
頻度比較対象の棚区分の数をさらに増やして調整しても
よい。
【0136】また、上記説明では、所定の時間間隔で棚
の使用頻度を比較する方法を示したが、所定の時間間隔
ではなく、任意のタイミングで棚の使用頻度を比較し、
棚数の設定を変更してもよい。さらには、棚の使用頻度
に替えて、工程処理装置の稼動状況を比較した結果によ
り、棚数設定を変更する方法を採用してもよい。
【0137】〔仕掛かり棚の探索〕次に、図5の仕掛
り棚探索フローチャートを参照して、棚探索について説
明する。
【0138】まず、図2に示す工程番号001の処理が
終了したロット(カセット)は、次工程002の処理装置
群12に仕掛けられる。この仕掛りロット(カセット)
は、処理工程002に割り当てられている仕掛り棚区分
11Qを探索する。
【0139】ステップS22では、棚番号Nを初期化
(N=0)し、ステップS23で、棚番号Nを1つだけ加
算する。
【0140】次に、ステップS24で、上記棚番号N
を、棚番号の最大値Nmaxと比較し、この棚番号Nが最
大値Nmax以下であれば、ステップS25へ進み、棚番
号Nが最大値Nmaxよりも大きければ、ステップS30
へ進む。
【0141】ステップS30では、時間待ちタイマー2
03で設定された所定時間だけ待った後で、再度、ステ
ップS22に戻り、棚探索を行う。
【0142】一方、ステップS25では、棚番号Nの棚
区分が処理工程002用であるか否かを確認する。図1
2によれば、N=2の棚に処理工程002が割り当てら
れている(設定されている)ので、N=2になるまで、ス
テップS23からステップS25が繰り返される。
【0143】そして、N=2になれば、ステップS25
で、棚番号2の棚区分11Qが次工程の仕掛り棚である
から、ステップS26に進む。
【0144】ステップS26では、図10の棚管理手段
102が有する棚空き状況確認手段201が、図12の
棚割当てテーブルの棚番号2の棚予約数を調べて、棚の
空き状況を確認する。この棚予約数は棚予約手段202
で棚を予約する毎に、上記棚割当てテーブルの棚数の範
囲で、+1だけカウントアップされ、棚を開放する毎
に、−1だけカウントダウンされる。一方、ステップS
26で、棚番号2の棚区分11Rに棚が空いていなけれ
ば、つまり、棚予約数が棚数に達していれば、ステップ
S23へ戻って別の棚番号(棚区分)を探索する。
【0145】一方、ステップS26で、棚番号2(棚区
分11Q)に空きがあれば、ステップS27へ進み、棚
番号2における棚を予約し、棚予約数を+1だけ増やし
て、ステップS28へ進む。そして、ステップS28で
は、搬送要求を出し、棚探索処理を終了して、上記仕掛
りロットを、自動倉庫11内の仕掛り棚へ搬送する。
【0146】〔自動搬送装置の動作〕次に、上記棚管
理手段102による棚管理に基いた自動搬送装置の動作
を説明する。
【0147】上記のようにして自動倉庫11内の棚番号
2(棚区分11Q)に格納されたカセットは、次工程00
2で工程処理装置12Aに引当てられるまで待つ。その
後、引当てられたカセットは、自動倉庫1l内のクレー
ンによって工程処理装置12Aへ搬送される。この工程
処理装置12Aによるカセットへの工程処理が終了した
後、上記カセットは、次工程003の処理装置群13に
仕掛かる。
【0148】あらかじめ設定された装置ポート待ち時間
中に、次工程処理装置13A,13Bの何れかから引当
てられれば、処理装置12Aから自動倉庫11内のクレ
ーンを利用して支線搬送部18まで運ばれ、引当てた工
程処理装置(13A,13Bのいずれか)へ搬送される。
【0149】一方、設定された装置ポート待ち時間が経
過しても、次工程処理装置13A,13Bから引き当て
られなかった場合、次工程の工程番号003に割り当て
られている棚番号3の仕掛り棚について、前述と同様の
仕掛り棚の探索を行う。この探索において、自動倉庫1
1内の棚番号3の棚区分11Rに空きがあれば、その空
いた棚を予約して、上記カセットを、自動倉庫11内の
クレーンによって、工程処理装置l2Aから上記棚区分
11Rの棚へ搬送する。一方、上記棚区分11Rに空き
がなければ、次の候補となる棚番号の棚区分の空き状況
を確認して、空いていれば、その棚を予約し、その棚へ
上記カセットを搬送する一方、上記棚区分が空いていな
ければ、所定時間が経過した後で、繰り返し、上記棚区
分の空き棚の探索を行う。
【0150】このように、この自動搬送装置では、工程
処理が終了した後に、直ちに、カセットを棚に搬送する
のではなく、所定の装置ポート待ち時間が経過した後
で、カセットを棚に搬送する。これにより、工程処理装
置と自動倉庫11内の棚との間の搬送時間に無駄が発生
することを無くしている。
【0151】以降、上述したように、各工程処理装置に
よる処理が終了した後、直接、次工程処理装置への搬送
が不可能である場合に、仕掛り棚の空き状況を確認し、
空いていれば棚を予約して、カセットを上記工程処理装
置から上記空いた棚へ向けて搬出し、空きがなければ棚
が空くまで待つというルーチンを繰り返し行う。
【0152】また、複数の処理装置ブロックを制御する
には、各処理装置ブロックの制御管理部100に対し
て、これらをネットワークで接続してホストコンピュー
タで集中管理する形態としてもよく、あるいは個々の制
御管理部が各々通信しながら自律制御するようにしても
よい。この点は、前述の第1,第2実施形態と同様であ
る。
【0153】この第3実施形態の棚管理方法によれば、
各処理工程毎に仕掛り棚数を設定して、棚の使用状況に
応じて棚数設定の変更をすることにより、棚数に共用棚
を設けるほどの十分な余裕が無い場合でも、装置の稼動
状況等に柔軟に対応して、効率よく棚を利用することが
できる。また、製品によって工程フローが異なる場合や
工程フローの変更が発生した場合、あるいは処理装置の
台数増減や能力変更が生じた場合にも、容易に対処する
ことが可能である。なお、上記制御管理部101は、パ
ーソナルコンピュータ等で構成してもよく、上記搬送制
御手段101,棚管理手段102,装置管理手段103を
CD−ROM等の記憶媒体に記録したプログラムで実現
してもよい。
【0154】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の棚
管理装置は、棚の割り当て管理手段が、自動倉庫内の複
数の棚を、仕掛り品を処理する処理装置群別に区分し、
空き状況確認手段は、この処理装置群別に区分された棚
の空き状況を確認し、この空き状況確認手段によって、
空きが確認された棚の使用を棚予約手段で予約する。こ
れにより、特定の工程が専用棚を占有することなく、棚
の使用効率を向上させることができる。
【0155】また、一実施形態の棚管理装置は、上記棚
管理装置において、上記棚の割当て管理手段は、1つの
棚区分に対して複数の処理装置群を割当て設定可能であ
るから、棚と処理装置群との対応関係を柔軟に設定で
き、棚の使用効率をさらに向上できる。
【0156】また、他の実施形態の棚管理装置は、上記
棚管理装置において、上記棚の割当て管理手段は、上記
一つの棚区分に対して、一つもしくは複数の処理装置群
をプロセス別に割当て設定する。このため、各プロセス
に応じて、処理装置群と棚区分との割り当て(対応)関係
を設定でき、各プロセス毎の最適な棚利用を図れる。
【0157】また、一実施形態の自動搬送装置は、棚管
理手段が、自動倉庫内の棚を処理装置群別に区分して管
理し、搬送制御手段が仕掛り品を自動倉庫と処理装置群
との間で搬送する。また、処理装置管理手段が各処理装
置の稼動状況を管理すると共に、工程管理記憶手段が各
処理装置を各処理工程に対応させて管理する。この発明
によれば、棚管理手段で、自動倉庫内の棚の使用効率を
向上できる自動搬送装置を提供できる。
【0158】また、他の実施形態は、上記自動搬送装置
において、上記搬送制御手段は、仕掛り品を上記処理装
置から上記自動倉庫へ搬入する際、上記処理装置が処理
を終了してから所定時間だけ経過した後に、上記搬送手
段を制御して上記仕掛り品の搬送を開始させる。これに
より、上記所定時間の間に、上記仕掛り品が次工程の処
理装置から引き当てられた場合、棚と処理装置との間の
仕掛り品の搬送を省くことができる。したがって、工程
処理装置と自動倉庫との間の搬送を無駄なく行うことが
できる。
【0159】また、一実施形態の棚管理方法は、棚の割
り当て管理工程で、自動倉庫内の複数の棚を、仕掛り品
を処理する処理装置群別に区分し、空き状況確認工程で
は、この処理装置群別に区分された棚の空き状況を確認
し、この空き状況確認工程で、空きが確認された棚の使
用を棚予約工程で予約する。これにより、特定の工程が
専用棚を占有することなく、棚の使用効率を向上させる
ことができる。
【0160】また、他の実施形態の記録媒体は、自動倉
庫内の複数の棚を、仕掛り品を処理する処理装置群別に
区分し、この処理装置群別に区分された棚の空き状況を
確認し、空きが確認された棚の使用を棚予約工程で予約
する棚管理方法を実行するプログラムを記録している。
この記録媒体のプログラムを実行することで、特定の工
程が専用棚を占有することなく、棚の使用効率を向上さ
せることができる棚管理方法を実現できる。
【0161】また、一実施形態の棚管理装置は、上記棚
の割り当て管理手段が、自動倉庫内の棚を、上記仕掛り
品を処理する処理装置群毎に割り当てた専用棚と、この
専用棚の何れかが満杯となったときに、上記仕掛り品を
保管する共用棚とに区分する。したがって、特定の工程
が専用棚を占有することなく、棚の使用効率を向上させ
ることができる。また、棚数設定変更手段が上記専用棚
の棚数設定を変更するから、各専用棚の利用度の変化に
対応でき、自動倉庫の棚を常に有効利用できる。
【0162】また、他の実施形態は、上記棚管理装置に
おいて、上記棚数変更手段は、上記使用頻度検知比較手
段が棚の使用頻度を検知し比較した結果に基いて、上記
専用棚の棚数設定を変更するから、棚の使用頻度に応じ
て専用棚の棚数を設定でき、棚の使用効率をさらに向上
できる。
【0163】また、一実施形態の棚管理装置は、上記棚
管理装置において、上記棚の割当て管理手段は、1つの
棚区分に対して複数の処理装置群を割当て設定可能であ
るから、棚と処理装置群との対応関係を柔軟に設定で
き、棚の使用効率をさらに向上できる。
【0164】また、他の実施形態の棚管理装置は、上記
棚管理装置において、上記棚の割り当て管理手段は、1
つもしくは複数の処理装置群を、プロセス別に、上記1
つの棚区分に対して、割当て設定する。したがって、各
プロセスに応じて、処理装置群と棚区分との割り当て
(対応)関係を設定でき、各プロセス毎の最適な棚利用を
図れる。
【0165】また、一実施形態の自動搬送装置は、上記
棚管理装置および、上記搬送制御手段,処理装置管理手
段,工程管理記憶手段を備え、上記棚管理装置で自動倉
庫内の棚の使用効率を向上できる自動搬送装置を実現で
きる。
【0166】また、他の実施形態の自動搬送装置は、上
記自動搬送装置において、上記搬送制御手段は、仕掛り
品を上記処理装置から上記自動倉庫へ搬入する際、上記
処理装置が処理を終了してから所定時間だけ経過した後
に、上記搬送手段を制御して上記仕掛り品の搬送を開始
させる。これにより、上記所定時間の間に、上記仕掛り
品が次工程の処理装置から引き当てられた場合、棚と処
理装置との間の仕掛り品の搬送を省くことができる。し
たがって、工程処理装置と自動倉庫との間の搬送を無駄
なく行うことができる。
【0167】また、一実施形態の棚管理方法は、上記棚
の割り当て管理工程で、自動倉庫内の棚を、上記仕掛り
品を処理する処理装置群毎に割り当てた専用棚と、この
専用棚の何れかが満杯となったときに、上記仕掛り品を
保管する共用棚とに区分する。したがって、特定の工程
が専用棚を占有することなく、棚の使用効率を向上させ
ることができる。また、棚数設定変更工程で上記専用棚
の棚数設定を変更するから、各専用棚の利用度の変化に
対応でき、自動倉庫の棚を常に有効利用できる。
【0168】また、他の実施形態は、上記棚管理方法に
おいて、上記棚数設定変更工程で、上記使用頻度検知比
較工程で棚の使用頻度を検知して比較した結果に基い
て、上記専用棚の棚数設定を変更するから、棚の使用頻
度に応じて専用棚の棚数を設定でき、棚の使用効率をさ
らに向上できる。
【0169】また、一実施形態の記録媒体は、上記棚の
割り当て管理工程で、自動倉庫内の棚を、上記仕掛り品
を処理する処理装置群毎に割り当てた専用棚と、この専
用棚の何れかが満杯となったときに、上記仕掛り品を保
管する共用棚とに区分する棚管理方法を実行するプログ
ラムを記録している。この記録媒体のプログラムを実行
することで、特定の工程が専用棚を占有することなく、
棚の使用効率を向上させることができる。また、棚数設
定変更工程で上記専用棚の棚数設定を変更するから、各
専用棚の利用度の変化に対応でき、自動倉庫の棚を常に
有効利用できる。
【0170】また、他の実施形態の棚管理装置は、上記
棚の割り当て管理手段が、自動倉庫内の棚を、上記仕掛
り品を処理する処理工程毎に割り当てた専用棚と、この
専用棚の何れかが満杯となったときに、上記仕掛り品を
保管する共用棚とに区分する。したがって、特定の工程
が専用棚を占有することなく、棚の使用効率を向上させ
ることができる。また、棚数設定変更手段が上記専用棚
の棚数設定を変更するから、各専用棚の利用度の変化に
対応でき、自動倉庫の棚を常に有効利用できる。
【0171】また、一実施形態は、上記棚管理装置にお
いて、上記棚数変更手段は、上記使用頻度検知比較手段
が棚の使用頻度を検知し比較した結果に基いて、上記専
用棚の棚数設定を変更するから、棚の使用頻度に応じて
専用棚の棚数を設定でき、棚の使用効率をさらに向上で
きる。
【0172】また、他の実施形態の自動搬送装置は、自
動倉庫内の棚を、上記仕掛り品に対する処理工程別に区
分して、上記棚を管理する棚管理手段および、上記搬送
制御手段,処理装置管理手段,工程管理記憶手段を備え、
上記棚管理手段で自動倉庫内の棚の使用効率を向上でき
る自動搬送装置を実現できる。
【0173】また、一実施形態の自動搬送装置は、上記
自動搬送装置において、上記搬送制御手段は、仕掛り品
を上記処理装置から上記自動倉庫へ搬入する際、上記処
理装置が処理を終了してから所定時間だけ経過した後
に、上記搬送手段を制御して上記仕掛り品の搬送を開始
させる。これにより、上記所定時間の間に、上記仕掛り
品が次工程の処理装置から引き当てられた場合、棚と処
理装置との間の仕掛り品の搬送を省くことができる。し
たがって、工程処理装置と自動倉庫との間の搬送を無駄
なく行うことができる。
【0174】また、他の実施形態の棚管理方法は、上記
棚の割り当て管理工程で、自動倉庫内の棚を、上記仕掛
り品を処理する処理工程毎に割り当てた専用棚と、この
専用棚の何れかが満杯となったときに、上記仕掛り品を
保管する共用棚とに区分する。したがって、特定の工程
が専用棚を占有することなく、棚の使用効率を向上させ
ることができる。また、棚数設定変更工程で上記専用棚
の棚数設定を変更するから、各専用棚の利用度の変化に
対応でき、自動倉庫の棚を常に有効利用できる。
【0175】また、一実施形態の棚管理方法は、上記棚
管理方法において、上記設定変更工程で、上記棚の使用
頻度を比較した結果に基いて、上記棚数設定を変更する
から、棚の使用頻度に応じて棚数を設定でき、棚の使用
効率をさらに向上できる。
【0176】また、他の実施形態の記録媒体は、棚の割
り当て管理工程で、自動倉庫内の棚を、仕掛り品を処理
する処理工程毎に割り当てた専用棚と、この専用棚の何
れかが満杯となったときに、上記仕掛り品を保管する共
用棚とに区分する棚管理方法を実行するプログラムを記
録している。したがって、この記録媒体のプログラムを
実行することで、特定の工程が専用棚を占有することな
く、棚の使用効率を向上させることができ、また、棚数
設定変更工程で上記専用棚の棚数設定を変更して、各専
用棚の利用度の変化に対応でき、自動倉庫の棚を常に有
効利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の自動搬送装置の第1の実施の形態
の構成図である。
【図2】 上記第1実施形態における処理装置の処理工
程を説明する図である。
【図3】 上記第1実施形態における自動倉庫内の棚構
成図である。
【図4】 第1実施形態における棚割り当てテーブルを
示す図である。
【図5】 第1実施形態における仕掛り棚探索のフロー
チャートである。
【図6】 第1実施形態における棚管理手段の構成図で
ある。
【図7】 第1実施形態におけるもう1つの棚割り当て
テーブル(棚構成設定)を示す図である。
【図8】 第2実施形態における自動倉庫内の棚構成図
である。
【図9】 第2実施形態における棚割り当てテーブルを
示す図である。
【図10】 第2実施形態における棚管理手段102の
構成図である。
【図11】 第2実施形態における棚数設定変更のフロ
ーチャートである。
【図12】 この発明の第3実施形態における棚管理手
段が備える棚割り当てテーブルを示す図である。
【符号の説明】
1…処理装置ブロック、100…制御管理部、101…
搬送制御手段、102…棚管理手段、103…装置管理
手段、104…工程管理記憶部、201…棚の空き状況
の確認手段、202…棚予約手段、203…時間待ちタ
イマー、204…棚の割当てテーブル、2…中央搬送
部、11…自動倉庫、11A〜11E,11P〜11T
…棚区分、12,13,14,15,16,17…処理装置
群、18…支線搬送部205…棚数設定変更手段、20
6…棚使用頻度比較手段。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の棚とその棚に対して仕掛り品を搬
    入出する搬送装置とを有する自動倉庫内の棚を、上記仕
    掛り品を処理する処理装置群別に区分する棚の割当て管
    理手段と、 上記棚の空き状況を確認する空き状況確認手段と、 上記空き状況確認手段で空きが確認された棚の使用を予
    約する棚予約手段とを備えたことを特徴とする棚管理装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の棚管理装置において、 上記棚の割当て管理手段は、 1つの棚区分に対して複数の処理装置群を割当て設定可
    能であることを特徴とする棚管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の棚管理装置において、 上記棚の割当て管理手段は、 上記一つの棚区分に対して、一つもしくは複数の処理装
    置群をプロセス別に割当て設定することを特徴とする棚
    管理装置。
  4. 【請求項4】 複数の棚とその棚に対して仕掛り品を搬
    入出する搬送装置を有する自動倉庫内の棚を、上記仕掛
    り品を処理する処理装置群別に区分して、上記棚を管理
    する棚管理手段と、 上記棚管理手段で管理された自動倉庫と上記仕掛り品を
    処理する処理装置群の処理装置との間で、仕掛り品を搬
    送する仕掛り搬送手段を制御する搬送制御手段と、 上記各処理装置の稼動状況を管理する処理装置管理手段
    と、 上記各処理装置を、各処理工程に対応させて管理する工
    程管理記憶手段とを備えたことを特徴とする自動搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の自動搬送装置におい
    て、 仕掛り品を上記処理装置から上記自動倉庫へ搬入する
    際、上記処理装置が処理を終了してから所定時間だけ経
    過した後に、上記搬送制御手段が上記搬送手段を制御し
    て上記仕掛り品の搬送を開始させることを特徴とする自
    動搬送装置。
  6. 【請求項6】 複数の棚とその棚に対して仕掛り品を搬
    入出する搬送装置とを有する自動倉庫内の棚を、上記仕
    掛り品を処理する処理装置群別に区分する棚の割当て管
    理工程と、 上記棚へ上記仕掛り品を搬入する要求に対して、上記棚
    の空き状況を確認する空き状況確認工程と、 上記空き状況確認工程で空きが確認された棚の使用を予
    約する棚予約工程とを備えたことを特徴とする棚管理方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の棚管理方法を実行する
    プログラムを記録した記録媒体。
  8. 【請求項8】 複数の棚とその棚に対して仕掛り品を搬
    入出する搬送装置とを有する自動倉庫内の棚を、上記仕
    掛り品を処理する処理装置群毎に割り当てた専用棚と、
    この専用棚の何れかが満杯となったときに、上記仕掛り
    品を保管する共用棚とに区分する棚の割当て管理手段
    と、 上記棚の空き状況を確認する空き状況確認手段と、 上記空き状況確認手段で空きが確認された棚の使用を予
    約する棚予約手段と、 上記専用棚の棚数設定を変更する棚数設定変更手段とを
    備えたことを特徴とする棚管理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の棚管理装置において、 上記各処理装置群の各処理工程毎の棚の使用頻度を検知
    し比較する使用頻度検知比較手段を備え、 上記棚数変更手段は、上記使用頻度検知比較手段が棚の
    使用頻度を検知し比較した結果に基いて、上記専用棚の
    棚数設定を変更することを特徴とする棚管理装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9に記載の棚管理装置
    において、 上記棚の割り当て管理手段は、 複数の処理装置群からの仕掛り品を、1つの棚区分に対
    して、格納可能であるように割当て設定することを特徴
    とする棚管理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の棚管理装置におい
    て、 上記棚の割り当て管理手段は、 1つもしくは複数の処理装置群を、プロセス別に、上記
    1つの棚区分に対して、割当て設定することを特徴とす
    る棚管理装置。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至11のいずれか1つに記
    載の棚管理装置と、 上記棚管理装置で管理されている自動倉庫と、上記仕掛
    り品を処理する処理装置群の処理装置との間で、上記仕
    掛り品を搬送する仕掛り搬送手段を制御する搬送制御手
    段と、 上記各処理装置の稼動状況を管理する処理装置管理手段
    と、 上記各処理装置を、各処理工程に対応させて管理する工
    程管理記憶手段とを備えたことを特徴とする自動搬送装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の自動搬送装置にお
    いて、 上記処理装置が処理を終了してから、所定時間が経過し
    た後に、上記搬送制御手段が上記搬送手段を制御して、
    上記仕掛り品を上記処理装置から上記自動倉庫へ搬入す
    る動作を開始させることを特徴とする自動搬送装置。
  14. 【請求項14】 複数の棚およびその棚に対して仕掛り
    品を搬入出する搬送装置を有する自動倉庫内の棚を、上
    記仕掛り品を処理する処理装置群毎に割り当てた専用棚
    と、この専用棚の何れかが満杯となったときに、上記仕
    掛り品を保管する共用棚とに区分するを有した棚の割当
    て管理工程と、 上記棚へ上記仕掛り品を搬入する要求に対して、上記棚
    の空き状況を確認する空き状況確認工程と、 上記空き状況確認工程で空きが確認された棚の使用を予
    約する棚予約工程と、 上記処理装置群毎に割り当てた専用棚の棚数の設定を変
    更する棚数設定変更工程とを備えたことを特徴とする棚
    管理方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の棚管理方法におい
    て、 上記各処理装置群の各処理工程毎の棚の使用頻度を検知
    して比較する使用頻度検知比較工程を有し、 上記棚数設定変更工程は、 上記各処理工程毎の棚の使用頻度を検知して比較した結
    果に基いて、上記専用棚の棚数の設定を変更することを
    特徴とする棚管理方法。
  16. 【請求項16】 請求項14または15に記載の棚管理
    方法を実行するプログラムを記録した記録媒体。
  17. 【請求項17】 複数の棚とその棚に対して仕掛り品を
    搬入出する搬送装置を有する自動倉庫内の棚を、上記仕
    掛り品を処理する処理工程毎に区分する棚の割当て管理
    手段と、 上記棚の空き状況を確認する空き状況確認手段と、 上記空き状況確認手段で空きが確認された棚の使用を予
    約する棚予約手段と、 上記処理工程毎に区分した棚数を設定変更する棚数設定
    変更手段とを備えたことを特徴とする棚管理装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の棚管理装置におい
    て、 上記各処理工程毎の棚の使用頻度を比較する使用頻度比
    較手段を有し、 上記棚数設定変更手段は、 上記使用頻度比較手段が上記使用頻度を比較した結果に
    基いて、上記棚数を設定変更することを特徴とする棚管
    理装置。
  19. 【請求項19】 複数の棚とその棚に対して仕掛り品を
    搬入出する搬送装置とを有する自動倉庫内の棚を、上記
    仕掛り品に対する処理工程別に区分して、上記棚を管理
    する棚管理手段と、 上記棚管理手段が管理する上記自動倉庫と、上記仕掛り
    品を処理する処理装置との間で、上記仕掛り品を搬送す
    る搬送手段を制御する搬送制御手段と、 上記処理工程を行う各処理装置の稼動状況を管理する処
    理装置管理手段と、 上記各処理装置を、各処理工程に対応させて管理する工
    程管理記憶手段とを備えたことを特徴とする自動搬送装
    置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の自動搬送装置にお
    いて、 上記搬送制御手段は、 上記処理装置が処理を終了してから、所定時間が経過し
    た後に、上記搬送手段が上記仕掛り品を上記自動倉庫へ
    搬入開始するように、上記搬送手段を制御することを特
    徴とする自動搬送装置。
  21. 【請求項21】 複数の棚とその棚へ仕掛り品を搬入出
    する搬送装置を有する自動倉庫内の棚を、上記仕掛り品
    を処理する処理工程別に区分する棚の割当て管理工程
    と、 上記棚へ上記仕掛り品を搬入させる要求に対して、上記
    棚の空き状況を確認する空き状況確認工程と、 上記空き状況確認工程で空きが確認された棚の使用を予
    約する棚予約工程と、処理工程別に区分した棚数の設定
    を変更する設定変更工程とを備えたことを特徴とする棚
    管理方法。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の棚管理方法におい
    て、 上記設定変更工程では、上記各処理工程別の棚の使用頻
    度を比較して、上記棚数の設定を変更することを特徴と
    する棚管理方法。
  23. 【請求項23】 請求項21または22に記載の棚管理
    方法を実行するプログラムを記録した記録媒体。
JP2000313681A 2000-10-13 2000-10-13 棚管理装置およびそれを用いた自動搬送装置および棚管理方法および棚管理プログラムを記録した記録媒体 Pending JP2002120908A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023229088A1 (ko) * 2022-05-26 2023-11-30 쿠팡 주식회사 선반 셀 정보 관리를 위한 전자 장치 및 그 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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