JP2002120884A - 二重エアゾール容器 - Google Patents

二重エアゾール容器

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JP2002120884A
JP2002120884A JP2000315983A JP2000315983A JP2002120884A JP 2002120884 A JP2002120884 A JP 2002120884A JP 2000315983 A JP2000315983 A JP 2000315983A JP 2000315983 A JP2000315983 A JP 2000315983A JP 2002120884 A JP2002120884 A JP 2002120884A
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JP
Japan
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inner bag
case
flange
foot
bottom plate
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Application number
JP2000315983A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Yamamoto
佳明 山本
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Toyo Kagaku Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kagaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】有底筒状のケースと袋状の内袋を有し、該ケー
スと該内袋との間に封入した圧縮ガスによって該内袋の
内容物を容器外へ噴射することの出来る二重エアゾール
容器において、その開口端縁にフランジを有する内袋を
使用する場合は、該内袋が該ケース内で傾斜してしまう
と該フランジを均等に封止出来なくなり、該圧縮ガスや
該内袋の内容物が容器外に漏れてしまう。 【解決手段】内袋の底部からケースの底板へ突出した足
部を設け、該足部の突出寸法を該底部から該底板までの
間隔と略同一にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有底筒状のケース
内に内袋を収容し、該ケースと該内袋との間に封入した
圧縮ガスの押圧によって該内袋を収縮させて、該内袋の
内容物を容器外へ噴射することが出来る二重エアゾール
容器に関する。
【従来の技術】
【0002】二重エアゾール容器の組立工程において、
該ケースに挿入しただけの該内袋は、例えば特開平9−
2551号に記載されているように、該内袋の開口端縁
に設けられたフランジによって該ケースの口部に係止さ
れている。この状態のときに、該ケースに振動や衝撃等
の外的要因が加わると、該フランジが該口部からはずれ
て、該内袋が該ケース中に脱落してしまうことがある。
この脱落を防止するために、例えば特開平11−124
108号には、内袋の底部をケースの底板に載置させた
り該内袋の底部に足部を設ける技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この技術では、該内袋
と該ケースを封止する際に、該内袋に設けた緩衝部を収
縮させて該内袋の開口端縁と該ケースの口部の高さ位置
を調整している。しかし、この技術をフランジが有る内
袋を使用する二重エアゾール容器に採用すると、該緩衝
部を収縮させる際に該内袋自体が該ケース内で傾斜して
該フランジを均等に封止出来なくなり、圧縮ガスや内容
物が容器外に漏れてしまうという課題が新たに発生し
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は鋭意
検討を行ない、底板と該底板から立ち上げられた側壁を
有して該側壁先端で口部を形成した有底筒状のケース
と、該口部の内径より大きい寸法の外径を有するフラン
ジをその開口端縁に備えた袋状の内袋と、該口部と該フ
ランジを包み込んで両者を封止する蓋状のマウンティン
グカップを有する二重エアゾール容器において、前記内
袋の底部から前記ケースの底板へ突出した足部を設け、
該足部の突出寸法が該内袋の底部から該ケースの底板ま
での間隔と略同一の寸法としたことにより、上記課題を
解決出来ることを見出し本発明を完成した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において、該内袋の底部か
ら該ケースの底板へ突出した足部を設け、該足部の突出
寸法が該内袋の底部から該ケースの底板までの間隔と略
同一の寸法としたのは、該内袋と相俟って該ケースに対
する該フランジの高さ位置を固定するためである。この
ために、該内袋を該ケースに挿入して該内袋のフランジ
を該ケースの口部に載置した際に、該足部の先端が該ケ
ースの底部に当接して該内袋を支え、該内袋が該ケース
の内部で傾斜しないようにした。
【0006】該足部の剛性は、内容物の総重量に耐えら
れるものであれば良く、該足部の厚さや構成する樹脂を
適宜選択して採用することが出来る。また、該足部の形
状は板状体や棒状体などで良く、該ケースの底部形状や
該内袋を構成する材料などを考慮して適宜選択すること
が出来る。
【0007】本発明の内袋は、該足部と相俟って該フラ
ンジを該ケースの口部に安定固定できる程度の剛性及び
内容物を充填したり圧縮ガスの圧力を受けた際に穴が空
かない程度の強度があれば良い。
【0008】該内袋を構成する材料としては、これらの
条件を満たすものを適宜選択すれば良く、例えば、ポリ
エチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエステル樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、
ポリアミド系樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合
体などがある。
【0009】該内袋を成形する際には、これらの材料の
単体又は2種類以上を混合して成形しても良く、単層構
造だけでなく多層構造にしても良い。さらに、該内袋と
該足部及び該フランジは、全てを一体として成形しても
良く、それぞれ別体として成形したものを組み立てても
良い。
【0010】該内袋のフランジは、該内袋の開口端縁か
らその径方向へ突出した可撓性を有する鍔状体である。
該フランジは、該内袋を該ケースに挿入した際には該内
袋を該ケースの口部に係止させ、該マウンティングカッ
プによって該内袋と該ケースを封止する際には該ケース
の口部と該マウンティングカップに挟まれてパッキンと
して使用されるものである。
【0011】該フランジの外径は、あまりに小さいと、
該内袋を該ケースの口部に係止出来ないばかりでなくパ
ッキンとしても使用出来なくなるため、内容物や該圧縮
ガスが二重エアゾール容器から漏れる原因になる。この
ため、該フランジの外径は、該ケースの口部における内
径より大きくなければならない。また、該フランジの外
径を更に大きくすることによって、該ケースの口部と該
マウンティングカップに挟まれる面積が大きくなり、パ
ッキンとしての効果をより高めることが出来る。
【0012】本発明のケースは従来公知のもので良く、
円板状の底板と該底板の周縁から同一の方向へ立ち上げ
られた側壁を有し該側壁先端で口部を形成した有底筒状
体であり、その内部に該内袋及び圧縮ガスを収容するた
めのものである。
【0013】該ケースの材料は従来公知の金属材料で良
く、アルミニウムやステンレス、鉄、ブリキ等があり、
圧縮ガスの圧力や種類などにより適宜選択して採用出来
る。更にこれらの材料は単体又は2種類以上の材料を複
合させた合金としても良く、その表面をポリ塩化ビニル
やポリスチレン、ポリエチレン、ポリカーボネート等の
合成樹脂材料で被覆しても良い。
【0014】本発明のマウンティングカップは従来公知
のもので良く、円盤状の部材の縁部を一方向へ折曲加工
した蓋状体であり、該内袋のフランジと該ケースの口部
を包み込んで封止するためのものである。
【0015】該マウンティングカップの材料は従来公知
の金属材料で良く、アルミニウムやステンレス、鉄、ブ
リキ等があり、圧縮ガスの圧力や種類、内容物の性質な
どにより適宜選択して採用出来る。更にこれらの材料は
単体又は2種類以上の材料を複合させた合金としても良
く、その表面をポリ塩化ビニルやポリスチレン、ポリエ
チレン、ポリカーボネート等の合成樹脂材料で被覆して
も良い。
【0016】該マウンティングカップにあっては、該内
袋の内部と該二重エアゾール容器の外部を開閉自在に導
通させることが出来るバルブを設けることで、該二重エ
アゾール容器に充填した内容物を容器外へ吐出すること
が出来る。
【0017】本発明の二重エアゾール容器においては、
該内袋の底部から該ケースの底部へ突出した足部を設
け、該足部の突出寸法が該内袋底部から該ケース底部ま
での間隔と略同一の寸法にすることにより、フランジを
有する内袋を使用する二重エアゾール容器でも、組立工
程中に該内袋が傾斜せず該フランジを均等に封止出来る
ため、圧縮ガスや該内袋の内容物が容器外に漏れること
がない。
【0018】
【実施例】以下、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明する。ここで、図1は、実施例1の内袋をケー
スに挿入し中心軸を通る面で切断した状態を模式的に示
した縦断面図であり、図2は、本発明における実施例1
の内袋を模式的に示した斜視図である。
【0019】実施例1の内袋5は、図1及び図2に示す
ように、その底部6に該底部6から該ケース1の底板2
までの間隔と略同一の寸法を有する板状体の足部9と、
その開口端縁7に該ケース1の口部4における内径より
大きい寸法の外径を有するフランジ8を備えたものであ
る。なお、該内袋5はポリエチレン製で、該足部9と該
フランジ8と共に一体成形されている。
【0020】本実施例の二重エアゾール容器を組み立て
るには、まず該内袋5を該ケース1に収容する。この際
に、図1に示した該フランジ8を該ケース1の口部4に
載置し、該足部9の先端を該ケース1の底面2に当接さ
せる。その後にマウンティングカップ11で該フランジ
と該口部を封止して完成する。
【0021】本実施例においては、該足部9が該ケース
1の底板2に当接して該内袋5を支えているため、該内
袋5が該ケース1内で傾斜しない。このため、該マウン
ティングカップ11によって該フランジ8が均等に封止
され、圧縮ガスや内容物が容器外に漏れることがなかっ
た。
【0022】本発明における実施例2について、図3を
参照しながら説明する。ここで図3は、実施例2の内袋
の足部のみを拡大して示した斜視図である。なお、以下
の実施例においては、特に説明しない限り実施例1と同
様なものである。
【0023】本実施例の内袋5は、実施例1の足部9の
先端をケース1の底板2の形状に合わせたものである。
このため本実施例においては、該内袋5をより安定的に
収容することができた。
【0024】本発明における実施例3について、図4を
参照しながら説明する。ここで図4は、実施例3の内袋
の足部のみを拡大して示した斜視図である。
【0025】本実施例の内袋5は、実施例1の足部9の
両面に補強用のリブ10を設けたものである。このため
本実施例においては、該リブ10で該足部9の剛性を向
上させ、該内袋5をより安定的に支えることが出来た。
【0026】本発明における実施例4について、図5を
参照しながら説明する。ここで図5は、実施例4の内袋
の足部のみを拡大して示した斜視図である。
【0027】本実施例の内袋5は、実施例1の足部9を
頂点同士が対峙する三角柱を間隔を空けて配置したもの
に変更したものである。該足部を構成する材料が特に剛
性を有するものである場合は、実施例1のような足部を
配置すると該内袋の底部が該足部によって固定されてし
まい収縮出来なくなってしまう。このため、内容物を最
大限噴射しても該内容物が該内袋中に残存してしまう場
合がある。しかし、本実施例においては、該足部を分割
体にして該内袋の底部が収縮できるようしたため、特に
剛性のある材料で該足部を構成しても該内容物が該内袋
中に残存することがなかった。
【0028】
【発明の効果】本発明の二重エアゾール容器において
は、該内袋の底部から該ケースの底部へ突出した足部を
設け、該足部の突出寸法が該内袋底部から該ケース底部
までの間隔と略同一の寸法にすることにより、フランジ
を有する内袋を使用する二重エアゾール容器において
も、該内袋が該ケース内で傾斜せず、該フランジを均等
に封止出来るため、圧縮ガスや該内袋の内容物が容器外
に漏れることがない。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の内袋をケースに挿入し中心軸を通る
面で切断した状態を模式的に示した縦断面図である。
【図2】実施例1の内袋を模式的に示した斜視図であ
る。
【図3】実施例2の内袋の足部のみを拡大して示した斜
視図である。
【図4】実施例3の内袋の足部のみを拡大して示した斜
視図である。
【図5】実施例4の内袋の足部のみを拡大して示した斜
視図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 底板 3 側壁 4 口部 5 内袋 6 底部 7 開口端縁 8 フランジ 9 足部 11 マウンティングカップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板(2)と該底板(2)から立ち上げ
    られた側壁(3)を有して該側壁先端で口部(4)を形
    成した有底筒状のケース(1)と、該口部(4)の内径
    より大きい寸法の外径を有するフランジ(8)をその開
    口端縁(7)に備えた袋状の内袋(5)と、該口部
    (4)と該フランジ(8)を包み込んで両者を封止する
    蓋状のマウンティングカップ(11)を有する二重エア
    ゾール容器において、前記内袋(5)の底部(6)から
    前記ケース(1)の底板(2)へ突出した足部(9)を
    設け、該足部(9)の突出寸法が該内袋(5)の底部
    (6)から該ケース(1)の底板(2)までの間隔と略
    同一の寸法であることを特徴とした二重エアゾール容
    器。
JP2000315983A 2000-10-17 2000-10-17 二重エアゾール容器 Pending JP2002120884A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012106789A (ja) * 2010-10-18 2012-06-07 Daizo:Kk 複数液吐出容器および複数液吐出製品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012106789A (ja) * 2010-10-18 2012-06-07 Daizo:Kk 複数液吐出容器および複数液吐出製品

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