JP2002120516A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2002120516A
JP2002120516A JP2000317931A JP2000317931A JP2002120516A JP 2002120516 A JP2002120516 A JP 2002120516A JP 2000317931 A JP2000317931 A JP 2000317931A JP 2000317931 A JP2000317931 A JP 2000317931A JP 2002120516 A JP2002120516 A JP 2002120516A
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groove
tire
tread
grooves
road surface
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JP2000317931A
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Yasuo Himuro
泰雄 氷室
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水性能及び操縦安定性能等の他の性能を犠
牲にすることなく、一定の間隔で排水溝を形成した特定
路面で生じがちなレイングルーブワンダリング現象を防
止した空気入りタイヤを提供することにある。 【解決手段】 各トレッド半区域4a,4bにて、その幅中
央位置5a,5bの近傍に位置する1本の周方向主溝7a,7b
と、急傾斜溝部8a,8b及び緩傾斜溝部9a,9bを有する傾斜
溝10a,10bとを具え、複数本の排水溝12a~12cが一定間隔
で形成されている特定路面11にて、その隣り合う2本の
排水溝で区分された路面部の幅をL1、排水溝の開口幅を
L2とし、これらの総和(L1+L2)をLpとし、各トレッ
ド半区域にそれぞれ配設した計2本の周方向主溝の、溝
幅中心位置間を同様に測定した距離をWpとするとき、前
記距離Wpは特定の不等式を満足することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、排水性能及び操
縦安定性能等の他の性能を犠牲にすることなく、一定の
間隔で排水溝を形成した特定路面で生じがちなレイング
ルーブワンダリング現象を防止した空気入りタイヤ、特
に偏平率が小さくトレッド幅が広い、いわゆる高性能タ
イヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気入りタイヤ、例えば乗用車用タイヤ
の場合、そのトレッドパターンとしては、例えば図6に
示すように、タイヤ赤道面に対して平行に延びる周方向
溝と、前記周方向溝に開口し、これからトレッド端に向
かって前記赤道面に対して傾斜して延びる複数本の傾斜
溝とを配設したものが一般的である。
【0003】このトレッドパターンは、主として、周方
向溝を通じてタイヤの前後方向への排水を行い、傾斜溝
を通じてタイヤの側方への排水を行うことによって、優
れた排水性能をタイヤに付与することができる。
【0004】かかるトレッドパターンを有するタイヤに
おいて、排水性能をさらに向上させるための手段として
は、溝幅を広げる等により溝面積、いわゆるネガティブ
率を大きくするか、又は傾斜溝を、タイヤ周方向に対し
小さな角度で配設した、いわゆるハイアングル溝として
配設することが有用である。
【0005】しかしながら、ネガティブ率を大きくする
ことは、トレッド部の陸部剛性が不足することになり、
また、傾斜溝をハイアングル溝にとして配設すること
は、傾斜溝で区画された陸部の角部が鋭角になるため、
各陸部の剛性が不足し、よって、いずれの場合にも、十
分な操縦安定性が得られない。
【0006】また、排水性能と操縦安定性能をバランス
よく満足させるためのトレッドパターン構成としては、
周方向溝と傾斜溝とを組み合わせたものを基本構成とす
るとともに、傾斜溝の延在形状をトレッド部の中央域と
側方域とで異ならせること、具体的には、中央域に位置
する傾斜溝の溝部分を、タイヤ周方向に対し小さな傾斜
にする急傾斜溝部として形成し、側方域に位置する傾斜
溝の溝部分を、タイヤ周方向に対し大きな傾斜にする緩
傾斜溝部として形成するのが好ましい。
【0007】即ち、傾斜溝の延在形状を上記構成にする
ことによって、中央域に位置する傾斜溝の急傾斜溝部に
よって優れた排水性能を維持する一方、側方域に位置す
る傾斜溝の緩傾斜溝部によって区画された陸部の剛性を
を確保して良好な操縦安定性を得ることができる。
【0008】ところで、タイヤが走行する路面のうち、
例えば、米国のカリフォルニア州に敷設される路面(以
下「カリフォルニア路面」という。)のような特定路面
には、図5に示すように、水はけをよくするため、タイ
ヤの走行方向に沿って延びる排水溝を一定の間隔で形成
してあり、かかる特定路面を走行する場合、トレッド部
に配設した周方向溝で区分された陸部部分のエッジが、
路面の排水溝にはまりこみ、図5のように横断面で見
て、路面から左右方向のうちのいずれか一方のみの方向
の反力を受けることによってハンドルが取られる、いわ
ゆるレイングルーブワンダリング(RGW)現象が生じる
ことがあり、かかる現象の発生は、重大な事故を引き起
こす要因となりうることから非常に重要な問題であり、
従来から、かかる現象の発生を防止するため、種々の開
発が行われている。
【0009】レイングルーブワンダリング現象を防止す
るための手段としては、例えばトレッド部に配設する各
陸部列の幅を、路面に形成した排水溝の配設間隔と同様
の寸法に設定するか、又は、タイヤ周方向に沿って延び
る周方向溝をジグザグ状溝として路面の排水溝にはまり
込まないように設定することが有用である。
【0010】しかしながら、トレッド部に配設した陸部
列の幅を、路面に形成した排水溝の配設間隔と同様の寸
法に設定する場合には、各陸部列の幅が一般に狭くなり
すぎるため(カリフォルニア路面では各陸部列の幅は約
22mmとなる。)、十分なブロック剛性を維持することが
難しく、加えて、低パターンノイズの確保の点からピッ
チ数を設定した場合には、ブロック剛性を確保しつつ排
水性を向上させる目的で配設される傾斜溝、特に傾斜溝
の急傾斜溝部を配設することは困難である。
【0011】また、各陸部列に位置する陸部のエッジが
路面から左右方向のうちのいずれか一方のみの方向の反
力を受けないようにするために陸部列の配分を設定する
場合、タイヤサイズによっては、トレッドの幅との関係
から適切なブロック剛性を確保できる陸部列の設定が困
難な場合がある。
【0012】さらに、周方向溝をジグザグ状溝とする場
合には、タイヤの前後方向への排水能力が劣るため、十
分な排水性能が得られない。
【0013】そのため、発明者は、排水性能及び操縦安
定性能等の性能を犠牲にすることなく、前記特定路面で
のレイングルーブワンダリング現象を防止できるトレッ
ドパターンを有するタイヤを開発するため鋭意検討を行
ったところ、排水性能及び操縦安定性に有利なトレッド
パターンである、周方向主溝と特定延在形状の傾斜溝と
を組み合わせたトレッドパターンを基本構成とするとと
もに、周方向溝を前記特定路面の排水溝の配設間隔との
関係で適正位置に配設することにより、良好な排水性能
と操縦安定性能を維持しつつレイングルーブワンダリン
グ現象を有効に防止できることを見出した。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、周
方向主溝と特定延在形状の傾斜溝とを組み合わせたトレ
ッドパターンを基本構成とするとともに、周方向溝を前
記特定路面の排水溝の配設間隔との関係で適正位置に配
設することにより、排水性能及び操縦安定性能等の他の
性能を犠牲にすることなく、一定の間隔で排水溝を形成
した特定路面で生じがちなレイングルーブワンダリング
現象を防止した空気入りタイヤ、特に偏平率が小さくト
レッド幅が広い、いわゆる高性能タイヤを提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、パターンセンターとトレッド端で区分
された各トレッド半区域にて、そのトレッド半区域の幅
中央又はその近傍に位置し、タイヤ周方向に沿って延び
る1本の周方向主溝と、パターンセンターと周方向主溝
の間に位置し、タイヤ周方向に対し比較的小さな角度で
傾斜して延びる急傾斜溝部、及び周方向主溝とトレッド
端の間に位置し、タイヤ周方向に対し比較的大きな角度
で傾斜して延びる緩傾斜溝部を有する複数本の傾斜溝と
を具え、タイヤの走行方向に沿って延びる複数本の排水
溝が一定間隔で形成されている特定路面にて、その隣り
合う2本の排水溝で区分された路面部の幅をL1、排水溝
の開口幅をL2とし、これらの総和(L1+L2)をLpと
し、各トレッド半区域にそれぞれ配設した計2本の周方
向主溝の、トレッド端側に位置する溝壁上端位置間をタ
イヤ幅方向に測定した距離をW1、パターンセンター側に
位置する溝壁上端位置間を同様に測定した距離をW2、溝
幅中心位置間を同様に測定した距離をWpとするとき、前
記距離Wpは下記(1)に示す不等式を満足することを特徴
とする空気入りタイヤである。
【0016】 記 N×Lp+δ1≦Wp×k≦(N+1)Lp−δ2 ‐‐‐‐(1) 但し、Wp=W1−T=W2+T、Tは周方向主溝の溝幅、Nは4
〜6の整数、kはワイピング係数で0.96〜0.97、そし
て、δ1及びδ2は路面やタイヤの寸法ばらつき等を考慮
した正数の値である。
【0017】尚、ここでいう「ワイピング係数」とは、
新品タイヤと走行時のタイヤの変化、即ち縮み率を考慮
した係数である。
【0018】また、レイングルーブワンダリング現象の
発生をより一層防止する必要がある場合には、前記距離
W1及びW2の双方ともが、上記(1)式を満足すること、
及び/又は、下記(2)及び(3)の等式を満足するこ
とが好ましい。
【0019】記 W1={L1+Lp×N}/k‐‐‐‐(2) W2={L2+Lp×N}/k‐‐‐‐(3)
【0020】さらに、レイングルーブワンダリング現象
の発生を防止しつつ排水性能をより向上させる必要があ
る場合には、パターンセンターと周方向主溝の間に、タ
イヤ周方向に沿って延びる周方向副溝を設け、該周方向
副溝は、トレッド部の展開図でその溝内を延在方向に向
かって眺めたとき、タイヤの全周にわたって溝内を見通
すことができない溝形状を有することが好ましい。
【0021】さらにまた、優れた排水性能を得るため、
傾斜溝の急傾斜溝部は、タイヤ周方向に対し30°以下の
傾斜角度で延在することが好ましく、また、トレッド部
の側方域に位置する陸部の剛性を確保するため、傾斜溝
の緩傾斜溝部は、タイヤ周方向に対し70〜85°の傾斜角
度で延在することが好ましい。
【0022】加えて、十分なウエット排水性能を操縦安
定性能を両立する必要がある場合には、トレッド部に、
タイヤ周方向に沿って延びるリブ状陸部又は複数のブロ
ック陸部からなる陸部群のいずれかを、少なくとも3列
形成してなることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に従う空気入り
タイヤの代表的なトレッド部に形成したトレッドパター
ンの一部を示したものであり、図中1はトレッド部、2
はパターンセンター、3a及び3bはトレッド端、4a及び4b
はトレッド半区域、5a及び5bはトレッド半区域の幅中央
位置、6はタイヤ周方向、7a及び7bは周方向主溝、8a及
び8bは急傾斜溝部、9a及び9bは緩傾斜溝部、10a及び10b
は傾斜溝である。
【0024】図1に示すトレッド部1を有するタイヤ
は、パターンセンター2とトレッド端3a又は3bで区分さ
れた各トレッド半区域4a又は4bにて、その幅中央位置5a
若しくは5b又はその近傍位置にあり、タイヤ周方向6に
沿って延びる1本の周方向主溝7a又は7bと、パターンセ
ンター2と周方向主溝7a又は7bの間に位置し、タイヤ周
方向6に対し比較的小さな角度で傾斜して延びる急傾斜
溝部8a又は8b、及び周方向主溝7a又は7bとトレッド端3a
又は3bの間に位置し、タイヤ周方向6に対し比較的大き
な角度で傾斜して延びる緩傾斜溝部9a又は9bを有する複
数本の傾斜溝10a又は10bとを具えている。
【0025】尚、図1では、パターンセンター2はタイ
ヤ赤道位置と一致している場合を示しているが、パター
ンセンター2がタイヤ赤道位置から幾分シフトしていて
もよい。
【0026】そして、傾斜溝10a,10bの中央域に位置す
る急傾斜溝部8a,8bによって優れた排水性能を維持する
一方、傾斜溝10a,10bの側方域に位置する緩傾斜溝部9a,
9bによって区画された陸部の剛性をを確保して良好な操
縦安定性を得ることができる。
【0027】そこで、この発明では、上記トレッドパタ
ーンを採用することとし、このトレッドパターンを有す
るタイヤを装着した車両によって、図5に示すように、
排水溝12a〜12cが一定間隔で形成されている特定路面1
1、例えばカリフォルニア路面を走行した場合のレイン
グルーブワンダリング現象の発生の有無について検討し
た。
【0028】その結果、特定路面11にて、その隣り合う
2本の排水溝12a及び12bで区分された路面部13の幅をL
1、排水溝12a〜12cの開口幅をL2とし、これらの総和(L
1+L2)をLpとするとともに、各トレッド半区域4a,4b
にそれぞれ配設した計2本の周方向主溝7a,7bの、トレ
ッド端3a,3b側に位置する溝壁上端位置7a1,7b1間をタイ
ヤ幅方向に測定した距離をW1、パターンセンター2側に
位置する溝壁上端位置7a2,7b2間を同様に測定した距離W
2、溝幅中心位置間を同様に測定した距離をWpとすると
き、前記距離WpをLpとの関係で適正範囲に設定するこ
と、より具体的には、前記距離Wpを下記(1)に示す不等
式を満足することによって、良好な排水性能及び操縦安
定性を維持しつつ、レイングルーブワンダリング現象の
発生を有効に防止できることを見出した。
【0029】 記 N×Lp+δ1≦Wp×k≦(N+1)Lp−δ2 ‐‐‐‐(1) 但し、Wp=W1−T=W2+T、Tは周方向主溝の溝幅、Nは4
〜6の整数、kはワイピング係数で0.96〜0.97、そし
て、δ1及びδ2は路面やタイヤの寸法ばらつき等を考慮
した正数の値である。
【0030】以下、この発明が上記構成を採用するに至
った経緯を作用とともに説明する。発明者は、レイング
ルーブワンダリング現象を引き起こす原因となる周方向
主溝7a及び7bの一対を、パターンセンター2を挟んで配
設間隔を変えて配置した種々のタイヤを試作し、かかる
タイヤで前記特定路面11を走行したときのレイングルー
ブワンダリング現象の発生の有無を調査した。
【0031】その結果、レイングルーブワンダリング現
象は、タイヤの1本の周方向主溝によって区分された陸
部エッジが特定路面の1本の排水溝にはまり込む場合に
は、ハンドルを切ればはまり込みを容易に解消すること
ができるので、さほど問題にはならず、問題なのは、タ
イヤの2本の周方向主溝によって区分された陸部エッジ
が特定路面の2本の排水溝にはまり込む場合である。
【0032】図3〜5は、タイヤの2本の周方向主溝に
よって区分された陸部エッジが特定路面11の2本の排水
溝にはまり込むときの代表的な3パターンを示したもの
であり、図3は、2本の周方向主溝7a,7bのトレッド端3a,
3b側の溝壁部分7a1,7b1が、特定路面11の2本の排水溝12
a,12cにはまりこんだ場合、図4は、2本の周方向主溝7
a,7bのパターンセンター2側の溝壁部分7a2,7b2が、特
定路面11の2本の排水溝12b,12cにはまりこんだ場合、そ
して、図5は、一の周方向主溝7bはトレッド端3b側の溝
壁部分7b1、他の周方向主溝7aはパターンセンター2側
の溝壁部分7a2が、それぞれ特定路面11の排水溝12cと12
bにはまりこんだ場合である。
【0033】まず、発明者は、図3の場合について検討
したところ、2本の周方向主溝7a,7bのトレッド端3a,3b
側の溝壁部分7a1,7b1が排水溝12a,12cにはまり込むこと
によって、前記溝壁部分7a1には、パターンセンター2
側からトレッド端3a側に向かう方向(外向き)の路面11
からの反力が作用し、また、前記溝壁部分7b1には、パ
ターンセンター2側からトレッド端3b側に向かう方向
(外向き)の路面11からの反力が作用して、これらの外
向きの反力同士が打ち消し合う結果、レイングルーブワ
ンダリング現象は解消できることがわかった。
【0034】次に、図4の場合について検討したとこ
ろ、2本の周方向主溝7a,7bのパターンセンター2側の
溝壁部分7a2,7b2が排水溝12b,12cにはまり込むことによ
って、前記溝壁部分7a2には、トレッド端3a側からパタ
ーンセンター2側からに向かう方向(内向き)の路面11
からの反力が作用し、また、前記溝壁部分7b2には、ト
レッド端3b側からパターンセンター2側からに向かう方
向(内向き)の路面11からの反力が作用して、これらの
内向きの反力同士が打ち消し合う結果、レイングルーブ
ワンダリング現象は解消できることがわかった。
【0035】また、図5の場合について検討したとこ
ろ、一の周方向主溝7bはトレッド端3b側の溝壁部分7b
1、他の周方向主溝7aはパターンセンター2側の溝壁部
分7a2が、特定路面11の排水溝12c,12bにはまり込むこと
によって、一の周方向主溝7bのトレッド端3b側の溝壁部
分7b1には、パターンセンター2側からトレッド端3b側
に向かって外向きに反力が作用し、他の周方向主溝7aの
パターンセンター2側の溝壁部分7a2には、トレッド端3
a側からパターンセンター2側に向かって内向きに反力
が作用し、これらの反力の作用方向は同一方向(図5で
は右向き)であるので、反力同士で打ち消し合うことが
できない結果、レイングルーブワンダリング現象が生じ
やすくなることもわかった。
【0036】そこで、この発明では、周方向溝7a,7bの
配設間隔を、特定路面11の排水溝12a〜12cの配設間隔と
の関係で、図3及び図4の少なくとも一方の状態になる
ように設定すればよいことを見出した。
【0037】即ち、図3に示すようにタイヤの周方向溝
7a,7bの配設間隔を設定する場合には、タイヤの走行方
向に沿って延びる複数本の排水溝12a〜12cが一定間隔で
形成されている特定路面11にて、その隣り合う2本の排
水溝12a,12bで区分された路面部13の幅をL1、排水溝12a
〜12cの開口幅をL2とし、各トレッド半区域4a,4bにそれ
ぞれ配設した計2本の周方向主溝7a,7bの、トレッド端3
a,3b側に位置する溝壁7a1,7b1間を、開口位置でタイヤ
幅方向に測定した距離をW1とするとき、W1=(L1+Lp×
N)/k ----(2)とする。但し、Nは4〜6の整数,
kはワイピング係数で0.96〜0.97である。
【0038】そして、前記距離W1が上記(2)の等式を
満足するように設定することによって、レイングルーブ
ワンダリング現象を有効に抑制することができる。
【0039】尚、上記(2)式中のNを4〜6の整数と
したのは、傾斜溝10a,10bの急傾斜溝部8a,8bを設けた場
合の陸部剛性を確保するためである。
【0040】また、図4に示すようにタイヤの周方向溝
7a,7bの配設間隔を設定する場合には、パターンセンタ
ー2側に位置する溝壁7a2,7b2間を同様に測定した距離
をW2とするとき、W2=(L2+Lp×N)/k----(3)と
する。
【0041】そして、前記距離W2が上記(3)の等式
を満足するように設定することによって、レイングルー
ブワンダリング現象を有効に抑制することができる。
【0042】一例として、特定路面11がカリフォルニア
路面である場合を挙げておくと、前記路面部13の幅L1が
16.6mm、排水溝12a〜12cの開口幅L2が2.4mmであるの
で、このときの上記(2)及び(3)式は、下記(2)
´及び(3)´式になる。
【0043】記 W1={16.6+19.0×(4,5,又は6)}/k----(2)´ W2={2.4+19.0×(4,5,又は6)}/k----(3)´
【0044】また、上記(2)及び(3)式によって前
記距離W1及びW2を規定する方法は、レイングルーブワン
ダリング現象の発生を抑制するためには最良の手段と言
える。
【0045】しかしながら、特定路面の排水溝の配設間
隔は厳密には一定でなかったり、多少ずれていたりする
場合が想定できる。
【0046】そのため、発明者は、上記(2)又は
(3)式を満足する場合だけには限定せず、上記(2)
又は(3)式を基準として、レイングルーブワンダリン
グ現象が、安全面に問題のない程度で発生する範囲、即
ち、前記距離W1及びW2の許容範囲についてさらに調べた
ところ、前記距離W1及びW2の少なくとも一方が下記
(1)式に示す不等式を満足すればよいことがわかっ
た。
【0047】 記 N×Lp+δ1≦Wp×k≦(N+1)Lp−δ2 ‐‐‐‐(1)
【0048】尚、前記距離Wpが上記範囲外だと、トレッ
ドセンターを挟むそれぞれの周方向主溝のタイヤ幅方向
の同一側に位置する溝壁の開口端位置間距離が、(L1+
L2)×Nに等しくなり、踏面から強調の反力を受けてレ
イングルーブワンダリング性能が悪化するからである。
【0049】ここで、δ1及びδ2は、具体的にはタイヤ
のトレッドゴムの変形程度、路面の排水溝の端縁の表面
性状や形状、タイヤ寸法のばらつき等によって決定され
る数値である。例えば、タイヤが乗用車用タイヤで、路
面がカリフォルニア路面である場合には、δ1及びδ2
は、いずれも1mm以上にすることが望ましい。
【0050】また、上記(1)及び(2)式は、カリフ
ォルニア路面の場合には、下記(1)´及び(2)´式
になる。
【0051】 記 {16.6+19.0×(4,5,又は6)}/k−10.6≦W1≦{16.6+19.0×(4,5,又は6) }/k+11.4 ‐‐‐‐(1)´ {2.4+19.0×(4,5,又は6)}/k−6.4≦W2≦{2.4+19.0×(4,5,又は6) }/k+5.6 ‐‐‐‐(2)´
【0052】以上のことから、この発明では、上記構成
を採用することによって、良好な排水性能及び操縦安定
性能を維持しつつ、特定路面で生じがちなレイングルー
ブワンダリング現象を有効に防止することができる。
【0053】尚、前記距離W1とW2の双方が、上記
(1)及び(2)式、又は上記(3)及び(4)式を満
足することが、レイングルーブワンダリング現象の発生
を防止する点で好ましい。
【0054】その他の実施形態としては、排水性能をよ
り一層高める必要がある場合には、パターンセンター2
と周方向主溝7a又は7bの間に、タイヤ周方向6に沿って
延びる周方向副溝(図示せず)を設けることが好まし
い。但し、周方向副溝を設ける場合には、レイングルー
ブワンダリング現象を防止する必要があることから、ト
レッド部の展開図でその溝内を延在方向に向かって眺め
たとき、タイヤの全周にわたって溝内を見通すことがで
きない溝形状を有するように構成することが必要であ
る。
【0055】また、傾斜溝10a,10bの急傾斜溝部8a,8b
は、タイヤ周方向6に対し比較的小さい角度、より好ま
しくは0〜30°の範囲の角度で延在することが、トレッ
ド部1の中央域での排水性能を高める点で好適である。
【0056】さらに、傾斜溝10a,10bの緩傾斜溝部9a,9b
は、タイヤ周方向6に対し70〜85°の傾斜角度で延在す
ることが、トレッド部1の側方域に位置する陸部の剛性
を確保する点で好適である。
【0057】加えて、トレッド部1に、タイヤ周方向6
に沿って延びるリブ状陸部又は複数のブロック陸部から
なる陸部群のいずれかを、少なくとも3列形成すること
が好ましく、これによって、十分なウエット排水性能と
操縦安定性能の両立という効果が得られる。尚、図1に
は、周方向主溝7a,7b間にリブ状の中央陸部14とその両
側に位置する2列の中間陸部列15a,15bの計3列の陸部
列(リブ状陸部も陸部列の概念に含まれる。)を形成
し、周方向主溝7a,7bとトレッド端3a,3bの間にそれぞれ
1列の側方陸部列16a,16bの計2列の陸部列を配設し、
トレッド部1には計5列の陸部列を配設した場合を示し
てある。
【0058】また、ここまでは、上記特定路面11がカリ
フォルニア路面である場合を例にして説明してきたが、
この発明は、特定路面11をカリフォルニア路面に限定す
る必要がなく、一定の間隔で排水溝を形成した特定路面
であればカリフォルニア路面の場合と同様の効果を奏す
ることができる。
【0059】上述したところは、この発明の実施形態の
一例を示したにすぎず、請求の範囲において種々の変更
を加えることができる。例えば、図1に示すように、排
水性能の向上のため、隣接する傾斜溝10a,10bの緩傾斜
溝部9a,9b間に位置し、タイヤが矢印17の方向に回転し
て接地するときの後続接地する方の傾斜溝の急傾斜溝部
の側壁から周方向溝7a又は7bを横切ってトレッド端3a又
は3bに開口するまで延びる補助溝18を配設してもよい。
また、傾斜溝10a,10bは、排水される水が急傾斜溝部8a,
8bから緩傾斜溝部9a,9bへスムーズに流れるようにする
ため、急傾斜溝部8a,8bと緩傾斜溝部9a,9bとの間をなだ
らかな曲率の湾曲溝部19で形成してもよく、加えて、こ
の湾曲溝部19は傾斜溝10a又は10bが周方向溝7a又は7bと
交差する位置20又はその近傍に設けることができる。さ
らに、ブロック剛性を確保しつつ、排水性能を向上する
必要がある場合には、図2に示すように、隣接する2本
の傾斜溝の配設によって形成する陸部の角部21に面取り
を施してもよく、加えて、激しいコーナリング走行によ
ってショルダーが接地するケースでの側方陸部のダメー
ジを抑制する必要がある場合には、側方陸部16a,16bに
も同様に面取り部22を設けることもできる。
【0060】
【実施例】次に、この発明に従う空気入りタイヤを試作
し、性能評価を行ったので、以下で説明する。 ・実施例 実施例のタイヤは、図1に示すトレッドパターンを有
し、タイヤサイズがPSR205/55R16(トレッド幅:170m
m)であり、周方向主溝、傾斜溝等の寸法等については
表1にまとめて示す。尚、前記W2の値は、100.4mmと
した。トレッド部以外のタイヤ構造については、通常の
乗用車用空気入りタイヤのものとほぼ同様な構成とし
た。
【0061】・比較例 比較例のタイヤは、前記W2の値を90.9mmとしたこと
以外は実施例のタイヤとほぼ同様に構成した。
【0062】
【表1】
【0063】・従来例 従来例のタイヤは、図6に示すトレッドパターンを有
し、タイヤサイズがPSR205/55R16であり、周方向溝101
〜103及び傾斜溝104〜106の寸法等については表2にま
とめて示す。尚、前記W2A及びW2Bの値は、それぞれ32m
m及び31mmとした。
【0064】
【表2】
【0065】(性能評価)上記各供試タイヤについて、
排水性能、操縦安定性能及びレイングルーブワンダリン
グ現象の発生の程度を評価したので以下で説明する。上
記各供試タイヤを標準リム(61/2JJ)に組み付け、
タイヤ内圧:230kPa、タイヤ負荷荷重:実車2名乗車相
当の条件下で以下の各試験を行った。
【0066】排水性能は、直進走行時とコーナリング走
行時の双方で評価した。直進走行時の排水性能は、水深
5mmの濡れた路面上を直進走行して通過したときのハ
イドロプレーニング現象が発生するときの限界速度を測
定し、これによって評価した。
【0067】コーナリング走行時の排水性能は、水深5
mmの半径80mの濡れた路面上を走行して通過したと
きのハイドロプレーニング現象が発生するときの限界横
Gを測定し、これによって評価した。
【0068】操縦安定性能は、ドライ状態のサーキット
コースを各種走行モードにてスポーツ走行し、そのとき
のテストドライバーによるフィーリングによって評価し
た。レイングルーブワンダリング現象の発生の程度は、
カリフォルニア路面を採用しているロサンゼルスのフリ
ーウェイーを一般走行(直進、車線変更)したときのハ
ンドル取られやふらつきの程度からテストドライバーに
よるフィーリングによって評価した。
【0069】表3にこれらの評価結果を示す。尚、表3
中の数値は、いずれの性能とも従来例を100とした指数
比で示しており、大きいほど優れていることを示してい
る。
【0070】
【表3】
【0071】表3の評価結果から、実施例は、従来例に
比べて排水性能及び操縦安定性に優れているとともに、
レイングルーブワンダリング現象の発生が抑制されてい
る。
【0072】
【発明の効果】この発明によって、排水性能及び操縦安
定性能等の他の性能を犠牲にすることなく、一定の間隔
で排水溝を形成した特定路面で生じがちなレイングルー
ブワンダリング現象が生じにくい空気入りタイヤ、特に
高性能タイヤの提供が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に従う空気入りタイヤのトレッド部
の一部の展開図である。
【図2】 他の実施形態を示す図である。
【図3】 タイヤの2本の周方向主溝によって区分され
た陸部エッジが特定路面の2本の排水溝にはまり込むと
きの図である。
【図4】 タイヤの2本の周方向主溝によって区分され
た陸部エッジが特定路面の2本の排水溝にはまり込むと
きの図である。
【図5】 タイヤの2本の周方向主溝によって区分され
た陸部エッジが特定路面の2本の排水溝にはまり込むと
きの図である。
【図6】 従来例のタイヤのトレッド部の一部の展開図
である。
【符号の説明】
1 トレッド部 2 パターンセンター 3a,3b トレッド端 4a,4b トレッド半区域 5a,5b トレッド半区域の幅中央位置 6 タイヤ周方向 7a,7b 周方向主溝 8a,8b 傾斜溝の急傾斜溝部 9a,9b 傾斜溝の緩傾斜溝部 10a,10b 傾斜溝 11 特定路面 12a,12b,12c 特定路面の排水溝 13 特定路面の路面部分 14 中央陸部 15a,15b 中間陸部 16a,16b 側方陸部 17 タイヤの回転方向 18 補助溝 19 傾斜溝の湾曲溝部 20 傾斜溝と周方向溝の交差位置 21 中間陸部の角部 22 側方陸部の面取り部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンセンターとトレッド端で区分さ
    れた各トレッド半区域にて、 そのトレッド半区域の幅中央又はその近傍に位置し、タ
    イヤ周方向に沿って延びる1本の周方向主溝と、 パターンセンターと周方向主溝の間に位置し、タイヤ周
    方向に対し比較的小さな角度で傾斜して延びる急傾斜溝
    部、及び周方向主溝とトレッド端の間に位置し、タイヤ
    周方向に対し比較的大きな角度で傾斜して延びる緩傾斜
    溝部を有する複数本の傾斜溝とを具え、 タイヤの走行方向に沿って延びる複数本の排水溝が一定
    間隔で形成されている特定路面にて、その隣り合う2本
    の排水溝で区分された路面部の幅をL1、排水溝の開口幅
    をL2とし、これらの総和(L1+L2)をLpとし、各トレ
    ッド半区域にそれぞれ配設した計2本の周方向主溝の、
    トレッド端側に位置する溝壁上端位置間をタイヤ幅方向
    に測定した距離をW1、パターンセンター側に位置する溝
    壁上端位置間を同様に測定した距離をW2、溝幅中心位置
    間を同様に測定した距離をWpとするとき、前記距離Wpは
    下記(1)に示す不等式を満足することを特徴とする空気
    入りタイヤ。 記 N×Lp+δ1≦Wp×k≦(N+1)Lp−δ2 ‐‐‐‐(1) 但し、Wp=W1−T=W2+T、Tは周方向主溝の溝幅、Nは4
    〜6の整数、kはワイピング係数で0.96〜0.97、そし
    て、δ1及びδ2は路面やタイヤの寸法ばらつき等を考慮
    した正数の値である。
  2. 【請求項2】 前記距離W1及びW2の双方が上記(1)式
    を満足する請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記距離W1及びW2の双方は下記(2)及
    び(3)に示す等式を満足する請求項1に記載した空気
    入りタイヤ。 記 W1={L1+Lp×N}/k‐‐‐‐(2) W2={L2+Lp×N}/k‐‐‐‐(3)
  4. 【請求項4】 パターンセンターと周方向主溝の間に、
    タイヤ周方向に沿って延びる周方向副溝を設け、該周方
    向副溝は、トレッド部の展開図でその溝内を延在方向に
    向かって眺めたとき、タイヤの全周にわたって溝内を見
    通すことができない溝形状を有する請求項1、2又は3
    に記載した空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 傾斜溝の急傾斜溝部は、タイヤ周方向に
    対し30°以下の傾斜角度で延在する請求項1〜4のいず
    れか1項に記載した空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】 傾斜溝の緩傾斜溝部は、タイヤ周方向に
    対し70〜85°の傾斜角度で延在する請求項1〜5のいず
    れか1項に記載した空気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】 トレッド部に、タイヤ周方向に沿って延
    びるリブ状陸部又は複数のブロック陸部からなる陸部群
    のいずれかを、少なくとも3列形成してなる請求項1〜
    6のいずれか1項に記載した空気入りタイヤ。
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