JP2002120427A - 画像印刷装置及び遠隔操作装置 - Google Patents

画像印刷装置及び遠隔操作装置

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JP2002120427A
JP2002120427A JP2000315633A JP2000315633A JP2002120427A JP 2002120427 A JP2002120427 A JP 2002120427A JP 2000315633 A JP2000315633 A JP 2000315633A JP 2000315633 A JP2000315633 A JP 2000315633A JP 2002120427 A JP2002120427 A JP 2002120427A
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JP2000315633A
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Chiharu Tanaka
千春 田中
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Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙に画像を印刷する印刷装置本体とこれを遠
隔操作する遠隔操作装置とを有する画像印刷装置におい
て、画像データと合成用データとを合成した画像データ
に基づき合成画像の印刷出力を迅速にかつ簡単な操作で
行なうと共に、印刷装置本体の構成を簡素化を実現し同
時に良好な使用感を得る画像印刷装置を提供する。 【解決手段】用紙に画像を印刷する印刷装置本体1とこ
れを遠隔操作する遠隔操作装置2とを有し、遠隔操作装
置は画像データを記録した記録媒体4を着脱自在とする
装着手段23と、これに装着される記録媒体に記録済み
の画像データと所定の合成用データとを合成処理する合
成手段26と、これにより合成処理された画像データを
印刷装置本体に送信する送信手段21とを備え、印刷装
置本体は送信手段21からの画像データを受信する受信
手段11と、これが受信した画像データに基づいて印刷
動作を行なう印刷手段19とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像印刷装置及
び遠隔操作装置、詳しくは記録用紙に画像を印刷する画
像印刷装置と、この画像印刷装置を遠隔操作するための
遠隔操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、CCD等の撮像素子を用いて
撮影レンズ系により結像された光学的な被写体像を光電
変換することで電気的な画像信号を取得し、これに対し
て所定の信号処理を施して生成されるデジタル画像デー
タを所定の記録媒体に記録するように構成された電子的
撮像装置、いわゆるデジタルカメラ・電子スチルカメラ
等(以下、単に電子カメラという)が一般的に実用化さ
れている。
【0003】これに伴って、このような電子カメラ等に
よって生成され取得された画像データに基づいて所定の
画像処理を施し、これを所定の記録用紙等の媒体に二次
元的な画像として印刷(プリント)出力するように構成
した画像印刷装置についても様々なものが一般的に実用
化されている。
【0004】また、このような画像印刷装置において
は、所定の記録用紙に画像を印刷するための印刷装置本
体と、この印刷装置本体を遠隔操作するための遠隔操作
装置とによって構成し、印刷装置本体から離れた位置に
おいて遠隔操作装置を操作することにより当該印刷装置
本体を遠隔操作し、これにより所望の印刷出力物を得る
ことができるようにしたものについても、例えば特開平
5−341924号公報や特開平8−58186号公報
等によって、従来より種々の提案がなされている。
【0005】上記特開平5−341924号公報及び上
記特開平8−58186号公報によって開示されている
画像印刷装置は、印刷機構等からなる印刷装置本体(プ
リンタ部)と、外部記録媒体を装着し得ると共に操作部
材等からなる遠隔操作装置(リモコン部)とによって構
成したものであって、遠隔操作装置(リモコン部)から
送信された画像データ等を印刷装置本体(プリンタ部)
によって受信し、この受信された画像データ等に基づい
て印刷装置本体(プリンタ部)は、所定の印刷動作を行
なったり、当該印刷装置本体に内蔵又は外部接続される
所定の表示手段等を用いて画像の表示動作を行なうよう
にしている。
【0006】これによれば、外部記録媒体を操作者の手
元にある遠隔操作装置(リモコン部)に装着すること
で、所望の画像の印刷動作を開始させることができる。
つまり、操作者は自己から離れた位置に設置してある印
刷装置本体(プリンタ部)を遠隔操作装置(リモコン
部)によって遠隔操作することができることから、良好
な使用感を得ると共に、操作性の向上に寄与することが
できるという効果がある。
【0007】また、上記特開平5−341924号公報
に開示されている画像印刷装置においては、遠隔操作装
置(リモコン部)から送信すべき画像データに対して、
その送信前に所定の圧縮処理等を施すことによって、送
信する画像データの容量を減少させ、これによって高速
な通信処理を実現する手段についての開示もなされてい
る。
【0008】一方、電子カメラ等によって生成され取得
された画像データを記録用紙等に画像として印刷出力す
る場合においては、元になる画像データ(元画像データ
という)により表わされる画像のみを記録用紙等に印刷
出力する印刷形態のほかに、例えば元になる画像データ
に対して所定の画像データを合成信号処理を施す等、画
像データの加工が行なわれることがある。
【0009】具体的には、例えば予め用意されているカ
レンダー作成用データやテンプレート画像データ等のい
わゆる合成用データと、印刷を所望する元画像データ
(電子カメラ等により取得済みの画像データ)とに基づ
いて所定の合成信号処理を行ない、これにより生成され
る合成画像データに基づいて印刷処理を行なって、所望
の画像の印刷出力物(プリント)を得るようにする手段
が、従来より一般的に実用化されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
5−341924号公報及び上記特開平8−58186
号公報によって開示されている手段では、遠隔操作装置
(リモコン部)からは、所定の記録媒体に記録されてい
る形態のままの画像データを送信するようにしている。
この形態の画像データは、必ずしも印刷や表示を行なう
のに最適な形態ではないことから、これを受信した印刷
装置本体(プリンタ部)の側では、印刷処理や表示処理
等の所望の動作を実行させる必要がある。そのために
は、まず受信した画像データに対して所定の画像処理、
即ち印刷用の画像データ又は表示用の画像データに変換
する画像信号処理等を実行する必要がある。
【0011】また、上記特開平5−341924号公報
に開示されている手段においては、遠隔操作装置(リモ
コン部)から画像データを送信する際に、当該画像デー
タに対して所定の圧縮処理を施すようにしているので、
これを受信する印刷装置本体(プリンタ部)の側では、
受信した画像データに対して所定の伸長処理を施した
後、さらに印刷用の画像データ又は表示用データに変換
する画像信号処理等を施す必要がある。
【0012】このように、上記特開平5−341924
号公報及び上記特開平8−58186号公報によって開
示されている手段では、印刷装置本体(プリンタ部)に
おいて、所望の画像データを受信した後、印刷動作や表
示動作を実行するに際して、予め受信した画像データに
対して各種の画像信号処理等を行なう必要がある。した
がって、印刷装置本体側の回路構成等が複雑になってし
まうという問題点がある。
【0013】また、これと同時に遠隔操作部(リモコン
部)による操作を行なってから、印刷動作又は表示動作
が実際に開始されるまでの間には、データの送受信処理
に加えて、各種の画像信号処理等を実行するための所定
の時間が必要となる。このことから、画像印刷装置の使
用感を阻害してしまうという問題点もある。
【0014】一方、元画像データに対して合成信号処理
を施すためには、例えば所定の画像合成手段等を画像印
刷装置の側に配設する必要があることから、印刷装置本
体の内部構成がさらに複雑になるという問題がある。
【0015】これと同時に、印刷動作に先立って所定の
合成信号処理等を実行し所定の合成画像データを作成す
る必要があるので、予めその設定操作等を行なうことが
必要である。しかし、このような設定操作等は、煩雑な
操作となると共に、その操作を行なう時間や画像データ
の合成信号処理等のために所定の処理時間が必要とな
る。したがって、所望の合成画像データに基づく画像を
印刷出力し、一連の印刷動作を完了させるまでには、多
大な手間と時間が必要にになるという問題点がある。な
お、信号処理時間等を短縮する手段としては、より高速
な演算回路や大容量のメモリ等を採用する等の手段も考
えられるが、その場合には、製造コストが増大してしま
うという問題点がある。
【0016】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、記録用紙に所望
の画像を印刷するための印刷装置本体と、この印刷装置
本体を遠隔操作するための遠隔操作装置とを有する画像
印刷装置において、画像データと合成用データとを合成
した合成画像データに基づく画像の印刷出力をより迅速
に行なうために、印刷装置本体の側の構成をより簡素化
すると共に、煩雑な操作を要求することなく簡単な操作
を行なうのみで所望の合成画像の印刷動作を実行させ得
ることができ、よって良好な使用感を備えると同時に、
さらなる操作性の向上に寄与する画像印刷装置及び遠隔
操作装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による画像印刷装置は、記録用紙に画像
を印刷するための印刷装置本体と、この印刷装置本体を
遠隔操作するための遠隔操作装置とを有する画像印刷装
置であって、上記遠隔操作装置は、画像データを記録す
る記録媒体を着脱自在に配設し得る装着手段と、この装
着手段に装着された上記記録媒体に記録されている画像
データに対して合成用データを合成処理するための合成
手段と、この合成手段により合成処理が施された合成画
像データを上記印刷装置本体に送信するための送信手段
とを備え、上記印刷装置本体は、上記送信手段により送
信される合成画像データを受信するための受信手段と、
この受信手段により受信される合成画像データに基づい
て印刷動作を行なうための印刷手段とを備えてなること
を特徴とする。
【0018】また、第2の発明による画像印刷装置は、
記録用紙に画像を印刷するための印刷装置本体と、この
印刷装置本体を遠隔操作するための遠隔操作装置とを有
する画像印刷装置であって、上記遠隔操作装置は、画像
データを記録する記録媒体を着脱自在に配設し得る装着
手段と、この装着手段に装着された上記記録媒体に記録
されている画像データに対して合成用データを合成処理
するための合成手段と、この合成手段により合成処理が
施された合成画像データを上記印刷装置本体に送信する
ための送信手段とを備え、上記印刷装置本体は、上記送
信手段により送信される合成画像データを受信するため
の受信手段と、この受信手段により受信される合成画像
データに基づく画像を表示装置によって表示すべく上記
合成画像データを出力するための出力手段とを備えてな
ることを特徴とする。
【0019】そして、第3の発明は、第1の発明又は第
2の発明の画像印刷装置において、上記遠隔操作装置
は、上記記録媒体から読み込む画像データを記憶し保持
する第1の記憶手段とは別に、上記合成用データを記憶
保持するための第2の記憶手段を備えてなることを特徴
とする。
【0020】第4の発明は、第1の発明又は第2の発明
又は第3の発明の画像印刷装置において、上記合成用デ
ータは、カレンダー作成用データであることを特徴とす
る。
【0021】第5の発明は、第1の発明又は第2の発明
又は第3の発明の画像印刷装置において、上記合成用デ
ータは、テンプレート用画像データであることを特徴と
する。
【0022】第6の発明は、第1の発明又は第2・第3
・第4・第5の発明の画像印刷装置において、上記遠隔
操作装置は、上記合成用データを設定するための設定表
示用データを生成する設定表示用データ生成手段をさら
に備え、上記送信手段は、上記設定表示用データを上記
印刷装置本体へと送信し得るように構成されていること
を特徴とする。
【0023】第7の発明による遠隔操作装置は、記録用
紙に画像を印刷する画像印刷装置を遠隔操作し得るよう
になされた遠隔操作装置であって、画像データが記録さ
れた記録媒体を着脱自在に配設し得る装着手段と、この
装着手段に装着される上記記録媒体に記録されている画
像データに対して合成用データを合成処理するための合
成手段と、この合成手段により合成処理が施された合成
画像データに印刷処理又は表示処理を行なうべく、当該
合成画像データを上記印刷装置本体へと送信するための
送信手段とを備えてなることを特徴とする。
【0024】したがって、第1の発明及び第2の発明・
第7の発明による画像印刷装置によれば、画像データと
合成用データとを合成処理するための合成手段を、遠隔
操作装置の側に配設するようにしたので、印刷装置本体
の側を簡略化して構成することができる。
【0025】第3の発明による画像印刷装置によれば、
第1の発明又は第2の発明において、遠隔操作装置は、
合成用データを記憶するための記憶手段を記録媒体とは
別に備えてなるので、合成用データを利用して所定の合
成信号処理を行なう際には、その都度、所望する合成用
データを記録媒体から読み込む必要がなくなり、よって
信号処理の高速化に寄与することができる。
【0026】第6の発明による画像印刷装置によれば、
合成用データを設定する際に用いられる設定表示用デー
タ生成手段を遠隔操作装置の側にさらに配設するように
したので、印刷装置本体の側の簡略構成を実現するのに
寄与することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の一実施形態の画像
印刷装置及び遠隔操作装置と表示装置を示す外観斜視図
である。また、図2は、本実施形態の遠隔操作装置の詳
細を示す拡大斜視図である。そして、図3は、本実施形
態の画像印刷装置及び遠隔操作装置の電気的な内部構成
の概略を示すブロック構成図である。
【0028】本実施形態の画像印刷装置を構成する印刷
装置本体1及び遠隔操作装置2は、図1に示すようにそ
れぞれが切り離され各独立した形態となっている。そし
て、印刷装置本体1には、接続ケーブル31を介して表
示装置3が接続されるようになっている。また、遠隔操
作装置2には、記録媒体4が着脱自在に所定の位置に配
設し得るようになっている。なお、この記録媒体4は、
電子カメラ等(図示せず)によって取得される画像デー
タ、即ち画像を表わす電気信号やこの画像信号に関する
撮影機器情報等の各種の画像情報からなる画像データが
所定の形態で記録し保持し得るように構成されている。
この場合において、当該記録媒体4に記録される画像デ
ータは、所定の圧縮処理、例えばJPEG(Joint Ph
otographic Experts Group:ジェイペグ)方式等の圧
縮処理が施された形態で記録されるのが普通である。
【0029】印刷装置本体1は、電子カメラ等(図示せ
ず)によって取得される画像データ、即ち画像を表わす
電気信号やこの画像信号に関する撮影機器情報等の各種
の画像情報からなる画像データを受けて、これに対応す
る画像やこれに付随する画像情報等を所定の記録用紙等
の媒体に印刷(プリント)出力したり、入力された画像
データに対応する画像及びこれに付随する画像情報等を
表示装置3へと出力し得るように構成されている。
【0030】そのために印刷装置本体1には、接続ケー
ブル31の一端部が接続される接続部9(図1・図3参
照)が設けられており、このビデオ出力端子9に接続さ
れる接続ケーブル31を介して当該印刷装置本体1から
の出力信号(表示用画像データを形成する電気的信号)
が表示装置3へと出力されるようになっている。つま
り、ビデオ出力端子9は、所定の表示用画像データを表
示装置3へと出力する出力手段の役目をしている。
【0031】また、印刷装置本体1の前面側には、遠隔
操作装置2から出力される画像データや各種の指示信号
等を受信する受信手段であると共に、当該印刷装置本体
1により生じる所定の指示信号等を例えば赤外線又はそ
の他の無線通信手段等を利用して送信する送信手段とを
兼ねた送受信手段となる送受信部11と、当該印刷装置
本体1の動作状態や設定されている動作モード等を視覚
的に識別し得るようにするための発光ダイオード(LE
D)等からなる表示部12と、印刷を行なうための複数
の記録用紙を当該印刷装置本体1の所定の位置に配置す
るための用紙トレイ8等によって構成されている。
【0032】遠隔操作装置2は、電子カメラ等によって
取得された画像データが記録されている所定の記録媒体
4、例えばスマートメディア(登録商標)等のカード形
状の半導体メモリ等を着脱自在に配設する装着手段であ
る記録媒体接続部23と、この記録媒体接続部23に装
着された記録媒体4に記録されている画像データや後述
する操作部22の操作部材等により生じる各種の指示信
号等(図1の符号A参照)を、例えば赤外線又はその他
の無線通信手段等を利用して送信する送信手段であると
共に、印刷装置本体1から送信される所定の指示信号等
(図1の符号B参照)を受信する受信手段とを兼ねた送
受信手段となる送受信部21と、複数の操作部材等から
なる操作部22等によって構成されている。
【0033】遠隔操作装置2における操作部22は、図
1・図2に示すように複数の操作部材等によって構成さ
れている。この遠隔操作装置2の操作部22を構成する
複数の操作部材等は、例えば図2に示すように配置され
ている。
【0034】電源ボタン22aは、印刷装置本体1の電
源20(図3参照)を開(オン)状態又は閉(オフ)状
態に切り換えるための指示信号を発生させる電源操作部
材である。
【0035】表示ボタン22bは、印刷装置本体1に接
続される表示装置3の表示画面に表示される表示形態、
例えばインデックス表示や全画面表示等の表示形態のう
ち所望の表示形態を切り換え選択するための指示信号を
発生させる操作部材である。
【0036】入力モードボタン22cは、印刷装置本体
1によって印刷動作を行なう際の動作モード、例えば標
準(ノーマル)モード・全画像モード・カメラ予約モー
ド等の各種の入力形態(入力モード)を選択し切り換え
るための指示信号を発生させる操作部材である。
【0037】ここで、標準(ノーマル)モードとは、記
録媒体4に記録済みの画像データのうち後述する選択予
約ボタン22dにより選択した画像データを表示動作及
び印刷動作の対象とする入力モードである。
【0038】全画像モードとは、記録媒体4に記録され
ている全ての画像データを表示動作及び印刷動作の対象
とする入力モードである。
【0039】カメラ予約モードとは、記録媒体4に記録
済みの複数の画像データのうち電子カメラ等によって画
像データが作成される際に予め所定の識別信号等を付加
することにより印刷予約がなされている画像データを表
示動作及び印刷動作の対象とする入力モードである。
【0040】選択予約ボタン22dは、記録媒体4に記
録済みの全ての画像データに基づいて生成されるインデ
ックス表示用画像データによって表示装置3に表示され
る画像一覧表示(インデックス表示)がなされていると
きに、選択された所望の画像データに対して表示動作及
び印刷動作の対象とする旨の選択信号や印刷予約の識別
信号等を付加するための指示信号を発生させる操作部材
である。
【0041】カーソル移動ボタン(矢印ボタン)22e
は、上述の選択予約ボタン22dを用いて所望の画像デ
ータを選択する際に、表示装置3に表示中の画像一覧表
示画面上を移動する指標(いわゆるカーソル)を操作す
るための操作部材である。このカーソル移動ボタン22
eは、画面上の指標を上下左右の四方向に移動させ得る
ように、それぞれが略三角形状からなる四つの操作部材
によって形成されており、各三角形の頂点が四方向を指
し示すようになっている。
【0042】インデックス印刷ボタン22fは、全画像
データ又は選択予約済みの画像データを対象にして生成
される画像一覧用の画像データに基づいて一枚の用紙に
複数の画像を並べて印刷するインデックス印刷動作を行
なわしめるための指示信号を発生させる操作部材であ
る。
【0043】印刷ボタン22gは、所望の一画像を一枚
の用紙に印刷する通常の印刷動作を行なわしめるための
指示信号を発生させる操作部材である。
【0044】メニューボタン22hは、例えば印刷動作
を実行するに際して所望の画像データに対して様々な設
定を変更するための複数の印刷画像設定項目や、各種の
印刷処理自体の設定項目等を並べて表示するようにした
メニュー画面(図5(A)参照)を呼び出すための指示
信号を発生させる操作部材である。このメニューボタン
22hを操作することにより呼び出されるメニューモー
ドでは、例えば次に示すような設定項目が用意される。
【0045】・印刷画像の設定項目としては、シャープ
ネス設定・明るさ設定・色調設定等、・印刷処理の設定
項目としては、印刷枚数の設定・多分割印刷の分割数の
設定・日付印刷の有無の設定・左右反転印刷等に加え、
各種の画像合成印刷処理(例えばカレンダー画像作成印
刷処理やテンプレート画像合成印刷処理等)のうちの所
望の処理の選択設定等、がある。これらの設定項目を表
示装置3等を用いて表示させ、使用者は、この表示画面
上に表示されるこれら各種の項目について、例えばカー
ソル移動ボタン22e等を用いてカーソルを移動させる
ことで所望の項目を選択し、選択した項目に応じた各種
の設定変更等を行なうことができるようになっている。
【0046】キャンセルボタン22kは、メニューボタ
ン22hにより呼び出されるメニューモードの表示画面
の表示がなされている時に、所定の操作を行ない所望の
設定項目の選択操作を行なった後において、後述の決定
ボタン22mにより決定された設定項目を任意に取り消
すための指示信号を発生させる操作部材である。
【0047】決定ボタン22mは、メニューボタン22
hにより呼び出されるメニューモードの表示画面の表示
がなされている時に、所定の操作を行なって所望の設定
項目の選択操作を行なった後、選択された設定項目を決
定保持する際に操作される操作部材であって、設定項目
に応じた所定の指示信号を発生させるものである。
【0048】表示装置3は、印刷装置本体1から出力さ
れる表示用画像データを受けて、これに基づく画像を表
示するものである。例えばCRTやLCD(液晶表示装
置)等、電子的な画像データ(電気信号)に基づいて対
応する画像等を表示し得るように構成されている一般的
な画像表示装置である。
【0049】次に、本実施形態の画像印刷装置における
印刷装置本体と遠隔操作装置の内部構成について図3に
基づいて、以下に説明する。なお図3において、(A)
は画像印刷装置の印刷装置本体側の内部構成を、(B)
は遠隔操作装置の内部構成をそれぞれ示している。ま
た、図3においては、制御信号線を点線で、データ信号
線を実線でそれぞれ示している。
【0050】図3(A)に示すように本実施形態の印刷
装置本体1には、所望の画像を印刷するのに際して所定
の画像データを外部より取り込む手段として、二系統の
入力手段が用意されている。
【0051】即ち、遠隔操作装置2から送信される画像
データや各種の指示信号等を受信する受信手段を含む送
受信部11を制御する送受信インターフェース(I/
F)11aと、例えば小型コンピュータ等の外部画像処
理装置等(図示せず)と本印刷装置本体1とを接続し、
当該外部画像処理装置等から出力される画像データ等を
受ける所定の接続端子13を制御する画像信号入力イン
ターフェース(I/F)14との二系統の入力手段であ
る。
【0052】接続端子13には、シリアル接続手段であ
るいわゆるUSB(Universal Serial
Bus)接続部13aと、パラレル接続手段であるセン
トロニクス接続部13b等、複数の接続手段が備えられ
ている。
【0053】そして、印刷装置本体1は、上述の送受信
部11により受信した画像データ(表示用画像データ又
は印刷用画像データ)を一時的に記憶する一時記憶用D
−RAM7と、この一時記憶用D−RAM7からの出力
信号(表示用画像データ)を受けてこれを一時的に記憶
するビデオラム(V−RAM)15と、一時記憶用D−
RAM7からの出力信号(印刷用画像データ)を受けて
これを一時的に記憶する印刷用D−RAM17と、V−
RAM15からの出力信号(表示用画像データ)を受け
てこれにより表わされる画像を所定の表示装置3の表示
画面に表示するのに最適な形態の画像信号(アナログ信
号)へと変換するD/A変換器16と、このD/A変換
器16によって生成されたアナログ画像信号を受けて接
続ケーブル31(図3では図示せず.図1参照)を介し
て表示装置3へと出力するためのビデオ出力端子(Vi
deo Out)9と、本印刷装置本体1の全体を制御
する制御手段であって例えばCPU等からなる制御回路
(ワンチップマイコン)10と、印刷用D−RAM17
に一時的に記憶された印刷用画像データから順次出力さ
れる一ライン毎のデータを受けてこれを印刷手段へと出
力するバッファ18と、このバッファ18からの信号を
受けて印刷動作を実行するための印刷手段の一部を構成
するヘッド部19aと、このヘッド部19aを含み印刷
手段を構成する印刷機構19と、複数のLED等からな
り印刷装置本体1の動作状態等や設定状態等を表示する
ための表示部12と、当該印刷装置本体1の各電気回路
へと電力を供給する電源20等の各種の構成部材を具備
して構成されている。
【0054】一方、遠隔操作装置2は、図3(B)に示
すように構成されている。本遠隔操作装置2は、全体を
制御回路(ワンチップマイコン)24によって制御され
るようになっている。この制御回路24には、所定の画
像データを送信する送信手段を含む送受信部21を制御
する送受信インターフェース(I/F)21aと、記録
媒体接続部23に装着される記録媒体4に記録済みの画
像データの読出制御を行なう記録媒体インターフェース
(I/F)27と、記録媒体接続部23に装着された記
録媒体4から読み出される画像データに対してファイル
展開処理や所定のデータ形態に変換する画像変換信号処
理及びこの画像変換信号処理により生成された画像デー
タの再圧縮処理、予め用意される合成用データと所望の
画像データとを合成する合成信号処理(以下、単に合成
処理という)等の各種の信号処理等を行なうために本画
像印刷装置専用に製作された集積回路であり合成手段で
あるASIC(Application Specific Integrated
Circuit;エーシック:以下、単にASICという)
26と、このASIC26において所定の信号処理が施
された後の画像データ(表示用画像データ又は印刷用画
像データ等)を受けてこれを一時的に記憶する第1の記
憶手段である画像データ保存用の第1メモリ25と、予
め用意される合成用データを記憶するための第2の記憶
手段である第2メモリ29と、印刷装置本体1を動作さ
せるために各種の指示信号を発生させる複数の操作部材
や操作スイッチ及び回路等からなる操作部22(図2も
参照)と、本遠隔操作装置2の各電気回路へと電力を供
給する電源28等によって構成されている。
【0055】このように構成された本実施形態の画像印
刷装置及び遠隔操作装置による作用を、以下に説明す
る。まず、遠隔操作装置側の作用は次の通りである。
【0056】図4は、遠隔操作装置の操作部22のうち
電源ボタン22aが操作された際の動作の流れを示すフ
ローチャートである。電源ボタン22aが操作されると
割り込み信号により図4のフローチャートで示すプログ
ラムが実行される。
【0057】ステップS1において、制御回路24は、
本体ステイタス呼出通信処理を実行する。この本体ステ
イタス呼出通信処理の概略は、次のような処理となる。
【0058】即ち、遠隔操作装置2の制御回路24は、
印刷装置本体1の状況を確認するための所定の指令、即
ち[本体ステイタス]コマンドを発生させ、これを送受
信I/F21aを介して送受信部21の送信手段を用い
て送信出力する。
【0059】印刷装置本体1の送受信部11の受信手段
は、これを受けて送受信I/F11aを介して制御回路
10へと電送する。制御回路10は、この[本体ステイ
タス]コマンドを受けて、自己の状況を示す所定の信号
(ステイタス)を送受信I/F11aを介して送受信部
11の送信手段から送信出力する。
【0060】遠隔操作装置2の送受信部21の受信手段
は、これを受けて送受信I/F21aを介して制御回路
24へと電送する。このように、制御回路24は、送受
信部21・送受信I/F21aを介して印刷装置本体1
からのステイタス信号を受け取ることにより、印刷装置
本体1の状況を確認する。この場合におけるステイタス
信号は、例えば次のような情報からなる。
【0061】第1に印刷装置本体1の動作状況に関する
情報、即ち、 ・印刷装置本体1の電源20の状況に関する情報[電
源]であって、電源がオン状態にある旨を示す情報[P
OWER ON]又はオフ状態にある旨を示す情報[P
OWER OFF]、 ・印刷装置本体1の動作状況に関する情報[MODE]
であって、動作の待機中である旨を示す情報[WAIT
MODE]又は印刷動作の実行中や画像データの展開
処理中である旨を示す情報[BUSY MODE]、第
2に印刷装置本体1の表示部12の表示状況に関する情
報、即ち、 ・設定されている入力モードを表わす情報[PRN M
ODE]であって、選択画像入力モードを示す情報[S
EL(選択)]又は全画像入力モードを示す情報[AL
L(全画像)]又は予約選択画像入力モードを示す情報
[CAM.SEL(カメラ予約)]、第3に印刷装置本
体1に接続される表示装置3の表示状況に関する情報、
即ち、 ・印刷装置本体1に接続されている表示装置3における
表示モードを表わす情報[DISP MODE]であっ
て、画像一覧表示モードを示す情報[INDEX]又は
全画面表示モードを示す情報[FULL]、メニュー選
択画面モード(メニューモード)を示す情報[MEN
U](図5(A)参照)、 ・表示装置3に表示中の画像データに関する情報であっ
て、その時、カーソルによって指示されている画像に対
応する番号等を示す情報[No.]、 ・メニュー選択画面モードを示す情報[MENU]のう
ち所望の画像データと所望の合成用データとを合成処理
し所望の合成画像データを生成する際の[合成MOD
E]を表わす情報であって、カレンダー画像データを生
成する際の[カレンダー作成]メニュー画面(図5
(B)参照)を示す情報、テンプレート合成画像データ
を生成する際の[テンプレート設定]メニュー画面(図
5(C)参照)を示す情報、[合成MODE]のオフ状
態を表わす[OFF]モードを示す情報、 ・[合成MODE]情報における各設定に応じた副メニ
ュー選択画面モード(サブメニュー)を表わす[合成S
UB−MODE]を示す情報であって、[カレンダー作
成]メニュー画面(図5(B)参照)における[年]及
び[月]の設定情報、[テンプレート選択]メニュー画
面(図5(C)参照)における設定情報であって選択済
みのテンプレート画像データの設定番号[No.]を示
す情報、等である。
【0062】図5は、主メニュー選択画面及び副メニュ
ー選択画面を示しており、(A)は、主メニュー選択画
面であるメインメニュー画面の表示例を、(B)は副メ
ニュー選択画面であるサブメニュー画面のうちカレンダ
ー作成画面の表示例、(C)は副メニュー選択画面(サ
ブメニュー画面)のうちテンプレート選択画面の表示例
である。
【0063】遠隔操作装置2のメニューボタン22hを
操作することによってメニューモードが呼び出されると
表示装置3には、まず図5(A)に示すメインメニュー
表示がなされる。このメインメニュー表示では、上述し
た各種の設定項目が表示されており、図5(A)の符号
101に示すカーソル(下線表示)をカーソル移動ボタ
ン22eで移動させ、決定ボタン22m及びキャンセル
ボタン22k等を用いて所望の設定を行ない得るように
なっている。なお、カーソルを図5(A)に示す[終
了]位置に配置して決定ボタン22mを操作すれば、こ
のメインメニュー表示が表示される以前の状態に復帰す
る。
【0064】そして、上述のような所定の操作を行なう
ことにより、[カレンダー作成]が選択されると、表示
装置3の表示画面は、図5(B)に示すサブメニュー表
示(カレンダー作成)に切り換わる。また、[テンプレ
ート選択]が選択されると、表示装置3の表示画面は、
図5(C)に示すサブメニュー表示(テンプレート選
択)に切り換わる。
【0065】図5(B)の[カレンダー作成]のサブメ
ニュー表示では、[年(西暦)]及び[月]の選択設定
を行ない得るようになっている。この選択設定の操作
は、図5(B)の符号101に示すカーソル(下線表
示)をカーソル移動ボタン22eで移動させ、決定ボタ
ン22m及びキャンセルボタン22k等を用いて所望の
設定を行なう。なお、決定ボタン22mを複数回操作す
ることにより順次、設定し得る数字が切り換わるように
なっている。なお、カーソルを図5(B)に示す[戻
る]位置に配置して決定ボタン22mを操作すれば、こ
のメインメニュー表示に復帰する。
【0066】また、図5(C)の[テンプレート選択]
のサブメニュー表示では、設定し得る複数のテンプレー
ト画像が並べて表示され、そのうちの一つのテンプレー
ト画像に、図5(C)の符号102に示すカーソル(枠
表示)が表示されている。このカーソル102は、カー
ソル移動ボタン22eの操作によって移動し得るように
なっている。そして、所望のテンプレート画像にカーソ
ル102を移動させ、決定ボタン22m及びキャンセル
ボタン22k等を用いて所望のテンプレート画像の選択
を行なう。なお、カーソルを図5(C)に示す[戻る]
位置に配置して決定ボタン22mを操作すれば、このメ
インメニュー表示に復帰する。
【0067】カーソル101・102の表示形態につい
ては、図5(A)〜(C)では、下線表示や枠表示を例
に挙げて示しているが、これに限らず、例えば反転表示
や着色表示等、さまざまな形態がある。
【0068】図4に戻って、上述のステップS1におけ
る本体ステイタス呼出通信処理が実行された後は、ステ
ップS2の処理に進み、このステップS2において、通
信処理が正常に行なうことができたか否かの確認を行な
う。即ち、印刷装置本体1の電源20の状況が完全にオ
フ状態にあるとき等には、ステイタス信号が生じないこ
とになり、ステイタス信号は所定時間の間に受信されな
いことになる。この場合には、通信不能である、即ちエ
ラーが発生したものとして処理を終了する(エンド)。
また、正常に通信処理が行なわれエラーが発生しなかっ
たことが確認されたときには、ステップS3の処理に進
む。
【0069】ステップS3において、制御回路24は、
受信したステイタス信号に基づいて、印刷装置本体1の
電源状態がオン状態であるか否かの確認を行なう。ここ
で、受信したステイタス信号が電源オン状態を示す[P
OWER ON]であることが確認された場合には、ス
テップS10の処理に進む。このステップS10におい
て、制御回路24は電源オフ通信処理を実行する。その
後、一連の処理を終了する(エンド)。
【0070】つまり、この場合においては、電源ボタン
22aの操作がなされる直前の印刷装置本体1の電源状
態がオン状態であるときに、電源ボタン22aの操作が
なされたことになる。したがって、このときの電源ボタ
ン22aの操作は、印刷装置本体1の電源状態をオフ状
態へと切り換えるための指示になる。
【0071】ここで、電源オフ通信処理は、次のような
処理である。即ち、遠隔操作装置2の制御回路24は、
印刷装置本体1の電源状態をオフ状態に切り換えるため
の所定の指令である[電源オフ]コマンドを発生させ、
これを送受信I/F21aを介して送受信部21の送信
手段から送信出力する。
【0072】印刷装置本体1の送受信部11の受信手段
は、これを受けて送受信I/F11aを介して制御回路
10へと電送する。制御回路10は、この[電源オフ]
コマンドを受けて電源20を制御し、これをオフ状態に
切り換える。これにより、当該印刷装置本体1の電源状
態はオフ状態となる。
【0073】一方、上述のステップS3において、制御
回路24は、受信したステイタス信号が電源オフ状態を
示す[POWER OFF]であることを確認した場合
には、次のステップS4の処理に進む。
【0074】ステップS4において、制御回路24は電
源オン通信処理を実行する。つまり、この場合において
は、電源ボタン22aの操作がなされる直前の印刷装置
本体1の電源状態がオフ状態であるときに、電源ボタン
22aの操作がなされたことになる。したがって、この
ときの電源ボタン22aの操作は、印刷装置本体1の電
源状態をオン状態へと切り換えるための指示になる。
【0075】ここで、電源オン通信処理は、次のような
処理である。即ち、遠隔操作装置2の制御回路24は、
印刷装置本体1の電源状態をオン状態に切り換えるため
の所定の指令である[電源オン]コマンドを発生させ、
これを送受信I/F21aを介して送受信部21の送信
手段から送信出力する。
【0076】印刷装置本体1の送受信部11の受信手段
は、これを受けて送受信I/F11aを介して制御回路
10へと電送する。制御回路10は、この[電源オン]
コマンドを受けて電源20を制御し、これをオン状態に
切り換える。これにより、当該印刷装置本体1の電源状
態はオン状態となり、電源20から印刷装置本体1の各
電気回路に対して必要に応じて必要な電力が供給され
る。これと同時に制御回路10は、印刷装置本体1の初
期化処理を実行する。
【0077】次いで、ステップS5において、制御回路
24は、本体ステイタス呼出通信処理を再度実行し、そ
の通信結果によって受信したステイタス信号に基づい
て、次のステップS6において、印刷装置本体1の初期
化処理が終了したか否かの確認を行なう。この場合にお
いて、初期化処理が終了したか否かの判定は、受信した
ステイタス信号に[WAIT MODE]が含まれてい
るか、又は[BUSYMODE]が含まれているかを確
認することにより行なわれる。ここで受信したステイタ
ス信号に[WAIT MODE]が含まれている場合に
は、初期化処理が終了したものと判断されて次のステッ
プS7の処理に進む。また、[BUSYMODE]が含
まれている場合には、初期化処理が終了していないもの
と判断されて、上述のステップS5の処理に戻り、以降
の処理を繰り返す。
【0078】上述のステップS6において、初期化処理
の終了が確認されて、ステップS7の処理に進むと、こ
のステップS7において、制御回路24は、記録媒体I
/F27を制御して記録媒体接続部23に所定の記録媒
体4が装着されているか否かの確認を行なう。ここで、
記録媒体接続部23に所定の記録媒体4が装着されてい
ることが確認された場合には、次のステップS8の処理
に進む。また、記録媒体接続部23に所定の記録媒体4
が装着されていないものと判断された場合には、ステッ
プS11の処理に進み、このステップS11において、
制御回路24は、所定のエラー表示通信処理を実行す
る。
【0079】ここで、エラー表示通信処理は、次のよう
な処理である。即ち、遠隔操作装置2の制御回路24
は、印刷装置本体1の表示部12によって所定のエラー
表示を行なわしめるための所定の指令である[エラー表
示]コマンドを発生させ、これを送受信I/F21aを
介して送受信部21の送信手段から送信出力する。
【0080】印刷装置本体1の送受信部11の受信手段
は、これを受けて送受信I/F11aを介して制御回路
10へと電送する。制御回路10は、この[エラー表
示]コマンドを受けて表示部12を制御し、所定のエラ
ー表示を行なう。これと同時に制御回路10は、エラー
表示を示す所定の画像データを生成し、これをV−RA
M15・D/A変換器16を介して所定の形態のエラー
表示用画像データに変換した後、これをビデオ出力端子
9へと出力する。すると、このエラー表示用画像データ
は、接続ケーブル31を介して表示装置3へと電送され
て、その表示画面に所定のエラー表示画像、例えば記録
媒体4が装着されておらず画像を表示することができな
い旨の警告表示がなされる。
【0081】なお、このエラー表示を行なうための表示
手段を遠隔操作装置2の側にも設け、上述の印刷装置本
体1によるエラー表示動作と同時に、遠隔操作装置2の
側の表示手段(図示せず)においても、所定のエラー表
示を行なうようにしても良い。この場合には、遠隔操作
装置2の制御回路24が印刷装置本体1に向けて[エラ
ー表示]コマンドを発生させるのと同時に、当該遠隔操
作装置2の側の表示手段を制御し、所定のエラー表示を
行うようにすればよい。
【0082】一方、上述のステップS7において記録媒
体接続部23に所定の記録媒体4が装着されていること
が確認されて、次のステップS8の処理に進むと、この
ステップS8において、制御回路24は、表示装置3に
よって表示するのに最適となるインデックス表示用画像
データを生成し、これをメモリ25に一時的に記憶させ
る一連の信号処理(インデックス表示用画像データ生成
処理)を実行する。その後、ステップS9の処理に進
む。
【0083】このインデックス表示用画像データ生成処
理は、次のような処理である。即ち、制御回路24は、
記録媒体I/F27を制御して記録媒体接続部23に装
着されている所定の記録媒体4に記録されている画像デ
ータよりサムネイル画像(元画像サイズを縦横に縮小さ
せた画像)を順次読み出し、ASIC26へと伝送す
る。ASIC26では、読み出された画像データを展開
処理した後、所定の画像サイズとする変換処理等、所定
の信号処理を施し、これらの複数の画像データに基づく
画像を所定のサイズの一画像領域に並べて配列した形態
で表示する画像一覧形式のインデックス表示用画像デー
タを作成する。このようにして作成されたインデックス
表示用画像データは、ASIC26において再圧縮処理
等が施された後、一時的にメモリ25に記憶される。
【0084】次のステップS9において、制御回路24
は、上述のステップS8の処理で生成されメモリ25に
一時的に記憶させたインデックス表示用画像データを印
刷装置本体1へ向けて送信するインデックス表示用画像
データ転送通信処理を実行する。
【0085】この表示用画像データ転送通信処理は、次
のような処理である。即ち、制御回路24は、メモリ2
5に記憶されているインデックス表示用画像データを読
み出すと共に、送受信I/F21aを介して送受信部2
1を制御して、当該インデックス表示用画像データを送
受信部21の送信手段から送信出力する。
【0086】印刷装置本体1の制御回路10は、送受信
I/F11aを介して送受信部11の受信手段を制御
し、これを受信する。このようにして受信されたインデ
ックス表示用画像データは、一時記憶用D−RAM7を
介してV−RAM15へと電送され、ここに一時的に記
憶される。次いで、当該インデックス表示用画像データ
は、D/A変換器16へと出力され、このD/A変換器
16において所定の形態のアナログ信号(ビデオ信号)
に変換された後、ビデオ出力端子9へと出力される。
【0087】このインデックス表示用画像データは、ビ
デオ出力端子9に接続される接続ケーブル31を介して
表示装置3へと電送される。表示装置3は、これを受け
て、そのインデックス表示用画像データに基づくインデ
ックス画像を、その表示画面に表示する。そして、一連
の処理を終了し(エンド)、本画像印刷装置は待機状態
となる。
【0088】次に、本実施形態における遠隔操作装置2
の操作部22のうち表示ボタン22bが操作された際の
動作の流れを図6に示すフローチャートによって、以下
に説明する。表示ボタン22bが操作されると割り込み
信号により図6に示すフローチャートのプログラムが実
行される。
【0089】ステップS22において、制御回路24
は、本体ステイタス呼出通信処理を実行する。この本体
ステイタス呼出通信処理は、上述の図4のステップS1
の処理と全く同様の処理である。したがって、その詳細
は省略する。
【0090】次いで、ステップS23において、制御回
路24は、受信したステイタス信号に基づいて印刷装置
本体1の電源状態がオン状態であるか否かの確認を行な
う。ここで、電源オン状態が確認されなかった場合、即
ち電源オフ状態である場合や通信が不能であった場合等
には、一連の処理を終了する(エンド)。そして、本画
像印刷装置は待機状態となる。一方、電源オン状態であ
ることが確認された場合には、次のステップS24の処
理に進む。
【0091】ステップS24において、制御回路24
は、受信したステイタス信号に基づいて印刷装置本体1
の動作モードがメニューモードに設定されているか否か
の確認を行なう。このメニューモードは、印刷動作を行
なうのに際して印刷を所望する画像データに対して例え
ば色調整等の各種の画像処理を表示装置3の表示画面に
表示されている画像を見ながら施すための動作モードで
ある。このメニューモードにおいては、表示ボタン22
bによって実行し得る表示形態の切り換え操作等を制御
することができないようにしている。
【0092】したがって、このステップS24におい
て、印刷装置本体1の動作モードがメニューモードであ
ることが確認された場合には、一連の処理を終了し(エ
ンド)、本画像印刷装置は待機状態となる。一方、印刷
装置本体1の動作モードがメニューモードに設定されて
いない(設定されている動作モードがメニューモード以
外である)ことが確認された場合には、次のステップS
25の処理に進む。
【0093】ステップS25において、制御回路24
は、受信したステイタス信号に基づいて印刷装置本体1
の動作状況に関する情報[MODE]が印刷動作の実行
中や画像データの展開処理中である旨を示す情報[BU
SY MODE]であるか否かの確認を行なう。ここ
で、ステイタス信号が[BUSY MODE]であるこ
とを確認すると、一連の処理を終了し(エンド)、本画
像印刷装置は待機状態となる。
【0094】一方、ステイタス信号が[BUSY MO
DE]ではない場合、即ち印刷装置本体1が動作の待機
中である旨を示す情報[WAIT MODE]であるこ
とが確認された場合には、次のステップS26の処理に
進む。
【0095】ステップS26において、制御回路24
は、受信したステイタス信号に基づいて印刷装置本体1
に接続されている表示装置3の表示モードを表わす情報
[DISP MODE]が画像一覧表示モード(インデ
ックス表示モード)を示す情報[INDEX]であるか
否かの確認を行なう。ここで、ステイタス信号が[IN
DEX]ではない場合、即ち全画面表示モードを表わす
情報[FULL]であることが確認された場合には、次
のステップS30の処理に進む。
【0096】つまり、この場合には、今回の表示ボタン
22bによる操作は、表示装置3に表示中の全画面表示
画像からインデックス表示画像へと切り換えるための指
示である。したがって、ステップS30以降の処理にお
いて、表示装置3の表示画像を全画面表示画像からイン
デックス表示画像へと切り換えるための処理が実行され
る。
【0097】ステップS30において、制御回路24
は、インデックス表示用画像データを生成する所定の信
号処理を実行する。ここで行なわれるインデックス表示
用画像データ生成処理は、図4のステップS8の処理と
全く同様の処理である。したがって、その詳細は省略す
る。そして、次のステップS28の処理に進む。
【0098】一方、上述のステップS26において、ス
テイタス信号が[INDEX]であることが確認された
場合には、次のステップS27の処理に進む。この場合
には、今回の表示ボタン22bによる操作は、表示装置
3に表示中のインデックス表示画像から全画面表示画像
へと切り換えるための指示である。したがって、ステッ
プS27以降の処理において、表示装置3の表示画像を
インデックス表示画像から全画面表示画像へと切り換え
るための処理が実行される。
【0099】ステップS27において、制御回路24
は、全画面表示用画像データを生成する所定の信号処理
を実行する。ここで行なわれる全画面表示用画像データ
生成処理は、次のような処理である。
【0100】即ち、この時点においては、表示装置3の
表示画面にはインデックス表示画像が表示されており、
このインデックス表示画像のうちの任意の一画像がカー
ソルによって指示されている状態にある。
【0101】したがって、今回の表示ボタン22bによ
る操作は、表示装置3に表示中のインデックス表示画像
のうちカーソルによって指示されている任意の一画像
を、全画面表示するための指示となる。この場合の任意
の一画像としては、例えばステイタス信号の[No.]
に対応する画像データが対象となる。
【0102】この場合において、表示ボタン22bによ
る指示信号を受けて制御回路24は、記録媒体I/F2
7を制御して記録媒体接続部23に装着されている所定
の記録媒体4に記録されている複数の画像データのうち
カーソルによって指示されている任意の一画像に対応す
る画像データを読み出し、これをASIC26へと伝送
する。ASIC26では、読み出された画像データを展
開処理した後、これに対して画像サイズ変換処理等の所
定の信号処理等を施し、当該画像データにより表わされ
る画像が表示装置3によって表示し得る最適な形態とな
る全画面表示用画像データを作成する。このようにして
作成された全画面表示用画像データは、ASIC26に
おいて再圧縮処理が施された後、一時的にメモリ25に
記憶される。このように、ASIC26は、表示用画像
データを生成する表示用画像データ生成手段の役目もし
ている。そして、この全画面表示用画像データ生成処理
が完了すると、ステップS28の処理に進む。
【0103】続いてステップS28において、制御回路
24は、メモリ25に一時的に記憶されている画像デー
タ、即ち、上述のステップS27において生成された全
画面表示用画像データ、又は、上述のステップS30に
おいて生成されたインデックス表示用画像データを印刷
装置本体1へ向けて送信する表示用画像データ転送通信
処理を実行する。この表示用画像データ転送通信処理
は、次のような処理である。即ち、制御回路24は、メ
モリ25に記憶されている表示用画像データを読み出す
と共に、送受信I/F21aを介して送受信部21を制
御して、当該表示用画像データを送受信部21の送信手
段から送信出力する。
【0104】印刷装置本体1の制御回路10は、送受信
I/F11aを介して送受信部11の受信手段を制御
し、これを受信する。このようにして受信された表示用
画像データは、一時記憶用D−RAM7を介してV−R
AM15へと電送され、ここに一時的に記憶される。そ
して、次のステップS29の処理に進む。
【0105】ステップS29において、制御回路24
は、表示ボタン操作通信処理を実行する。この表示ボタ
ン操作通信処理は、遠隔操作装置2の表示ボタン22b
が操作された旨を示す所定の指示信号を印刷装置本体1
へと送信する処理である。
【0106】この指示信号を受けて、印刷装置本体1の
制御回路10は、V−RAM15に一時的に記憶されて
いる表示用画像データをD/A変換器16へと出力す
る。すると、D/A変換器16は、これを所定の形態の
アナログ信号(ビデオ信号)に変換処理した後、同表示
用画像データをビデオ出力端子9へと出力する。当該表
示用画像データは、ビデオ出力端子9に接続される接続
ケーブル31を介して表示装置3へと電送される。表示
装置3は、これを受けて、その表示用画像データに基づ
く画像(単一の画像又はインデックス画像)を、その表
示画面に表示する。そして、一連の処理を終了し(エン
ド)、本画像印刷装置は待機状態となる。
【0107】次に、本実施形態における遠隔操作装置2
の操作部22のうちメニューボタン22hが操作された
際の動作の流れを図7に示すフローチャートによって、
以下に説明する。メニューボタン22hが操作されると
割り込み信号により図7のフローチャートに示すプログ
ラムが実行される。
【0108】まず、ステップS32において、制御回路
24は本体ステイタス呼出通信処理を実行する。この本
体ステイタス呼出通信処理は、上述の図4のステップS
1の処理及び図6のステップS22の処理と全く同様の
処理である。したがって、その詳細は省略する。
【0109】次いで、ステップS33において、制御回
路24は、受信したステイタス信号に基づいて印刷装置
本体1の電源状態がオン状態であるか否かの確認を行な
う。ここで、電源オン状態が確認されなかった場合、即
ち電源オフ状態である場合や通信が不能であった場合等
には、一連の処理を終了する(エンド)。そして、本画
像印刷装置は待機状態となる。一方、電源オン状態であ
ることが確認された場合には、次のステップS34の処
理に進む。
【0110】ステップS34において、制御回路24
は、受信したステイタス信号に基づいて印刷装置本体1
の動作状況に関する情報[MODE]が印刷動作の実行
中や画像データの展開処理中である旨を示す情報[BU
SY MODE]であるか否かの確認を行なう。ここ
で、ステイタス信号が[BUSY MODE]であるこ
とを確認すると一連の処理を終了し(エンド)、本画像
印刷装置は待機状態となる。
【0111】一方、ステイタス信号が[BUSY MO
DE]ではない場合、即ち印刷装置本体1が動作の待機
中である旨を示す情報[WAIT MODE]であるこ
とが確認された場合には、次のステップS35の処理に
進む。
【0112】ステップS35において、制御回路24
は、受信したステイタス信号に基づいて印刷装置本体1
の動作モードがメニューモードに設定されているか否か
の確認を行なう。このメニューモードは、印刷動作を行
なうのに際して印刷を所望する画像データに対して、例
えば色調整等の各種の画像処理を表示装置3の表示画面
に表示されている画像を見ながら施したり、カレンダー
作成やテンプレート合成のための所定の信号処理等を施
すための動作モードである。このメニューモードに設定
されているときには、印刷装置本体1の制御回路10
は、図5に示すメニュー表示を表わす画像データを表示
装置3へと出力している。なお、このメニューモードに
設定されているときには、表示ボタン22bによって実
行し得る表示形態の切り換え操作等を制御することがで
きないようになる。
【0113】このステップS35において、遠隔操作装
置2の制御回路24は、上述のステップS32において
受信したステイタス信号に基づいて印刷装置本体1の動
作モードがメニューモードであることを確認するとステ
ップS39の処理に進む。
【0114】つまり、この場合には、本シーケンスに分
岐する際に行なわれたメニューボタン22hの操作は、
現在設定されているメニューモードから他の動作モード
へと移行させるための操作となる。
【0115】ステップS39において、制御回路24
は、現在のメニューモードに移行される以前に記憶済み
のステイタス情報を呼び出す。
【0116】次いで、ステップS40において、制御回
路24は、上述のステップS39において呼び出された
ステイタス情報に基づいて所定の表示用画像データの生
成処理を行なう。その後、ステップS41の処理に進
む。
【0117】ステップS41において、制御回路24
は、上述のステップS40で生成された表示用画像デー
タを印刷装置本体1へ向けて送信する所定の表示用画像
データ転送通信処理を実行する。この表示用画像データ
転送通信処理は、上述の図4のステップS9のインデッ
クス表示用画像データ転送通信処理又は上述の図6のス
テップS28の表示用画像データ転送通信処理と略同様
の処理である。その後、一連のシーケンスを終了し(エ
ンド)、本画像印刷装置は待機状態となる。
【0118】一方、印刷装置本体1の動作モードがメニ
ューモードに設定されていない(設定されている動作モ
ードがメニューモード以外である)ことが確認された場
合には、次のステップS36の処理に進む。この場合に
は、本シーケンスに分岐する際に行なわれたメニューボ
タン22hの操作は、現在設定されている動作モードを
メニューモードへと移行させる操作となる。
【0119】ステップS36において、制御回路24
は、現時点におけるステイタス情報を、例えば自己の内
部の記憶部(図示せず)等へと記憶させる制御がなされ
る。その後、ステップS37の処理に進む。
【0120】ステップS37において、制御回路24
は、メニューモード時において表示装置3の表示画面表
示させるべきメニュー画面を表わす所定の画像データ
(メニュー画像データ)を生成する所定の信号処理が実
行される。
【0121】次いで、ステップS38において、制御回
路24は、上述のステップS37で生成されたメニュー
画像データを印刷装置本体1へ向けて送信する所定のメ
ニュー表示用画像データ転送通信処理を実行する。この
メニュー表示用画像データ転送通信処理は、上述の図4
のステップS9のインデックス表示用画像データ転送通
信処理又は上述の図6のステップS28の表示用画像デ
ータ転送通信処理と略同様の処理である。その後、一連
のシーケンスを終了し(エンド)、本画像印刷装置は待
機状態となる。
【0122】次に、本実施形態における遠隔操作装置2
の操作部22のうち決定ボタン22mが操作された際の
動作の流れを図8に示すフローチャートによって、以下
に説明する。決定ボタン22mが操作されると割り込み
信号により図8のフローチャートに示すプログラムが実
行される。
【0123】ステップS52において、制御回路24
は、本体ステイタス呼出通信処理を実行する。このステ
ップS52の本体ステイタス呼出通信処理から、次のス
テップS53の処理(印刷装置本体1の電源オン状態の
確認)、ステップS54の処理(印刷装置本体1の動作
状況[MODE]の[BUSY MODE]の確認)ス
テップS55の処理(印刷装置本体1の動作モードのメ
ニューモード設定の確認)までの各ステップの処理は、
図7によって説明した上述のステップS32・S33・
S34・S35の各ステップの各処理と略同様の処理で
ある。なお、ステップS55の処理において、メニュー
モードが設定されていない旨の確認がなされた場合の動
作の流れについては、本発明には直接関連しない部分で
あるので、その図示を省略している。
【0124】上述のステップS55において、メニュー
モードであることが確認されて、次のステップS56の
処理に進むと、このステップS56において、制御回路
24は、受信したステイタス信号に基づいて、メニュー
表示画面(図5(A))におけるカーソル位置の確認を
行なう。ここで、カーソル位置が[カレンダー作成]位
置にある場合には、ステップS57の処理に進む。ま
た、カーソル位置が[テンプレート]位置にある場合に
は、ステップS58の処理に進む。
【0125】ステップS57において、制御回路24
は、本シーケンスにおける決定ボタン22mの操作によ
る指示信号に基づいて[カレンダー作成]用のサブメニ
ュー表示画面を表わす画像データ(サブメニュー画像
(カレンダー);図5(B)参照)を生成し、次のステ
ップS58に進む。
【0126】この場合における[カレンダー作成]用の
サブメニュー画像データ生成処理は、次のような処理で
ある。制御回路24は、まず合成用データであるカレン
ダー作成用データを、例えば記録媒体4から所定の手段
により読み出し、これを第2メモリ29に記憶させる。
なお、合成用データは、第2メモリ29に予め記憶させ
ておき、ここから読み出すようににしてもよい。
【0127】次いで、同制御回路24は、ASIC26
を制御して、第2メモリ29に記憶されているカレンダ
ー作成用データの[年(西暦)]及び[月]の設定を行
なう所定の設定表示用データを所定の手段により生成す
る。したがって、ASIC26は、合成用データを設定
するための設定表示用データを生成する設定表示用デー
タ生成手段の役目をしている。このようにして生成され
る画像データが、図5(B)に示す[カレンダー作成]
用のサブメニュー表示を行ない得る画像データとなる。
【0128】ステップS58において、制御回路24
は、上述のステップS57で生成されたカレンダー作成
用のサブメニュー画像データを印刷装置本体1へ向けて
送信する所定のサブメニュー表示用画像データ転送通信
処理を実行する。このサブメニュー表示用画像データ転
送通信処理は、上述の図4のステップS9のインデック
ス表示用画像データ転送通信処理や上述の図6のステッ
プS28の表示用画像データ転送通信処理又は上述の図
7のステップS38のメニュー表示用画像データ転送通
信処理と略同様の処理である。その後、一連のシーケン
スを終了(エンド)、本画像印刷装置は待機状態とな
る。
【0129】また、上述のステップS56において、カ
ーソル位置が[テンプレート]位置にあることが確認さ
れて、ステップS59の処理に進むと、このステップS
59において、制御回路24は、本シーケンスにおける
決定ボタン22mの操作による指示信号に基づいて[テ
ンプレート]用のサブメニュー表示画面を表わす画像デ
ータ(サブメニュー画像(テンプレート);図5(C)
参照)を生成し、次のステップS60の処理に進む。
【0130】この場合における[テンプレート作成]用
のサブメニュー画像データ生成処理は、次のような処理
である。制御回路24は、まず合成用データである複数
のテンプレート作成用データを、例えば記録媒体4から
所定の手段により読み出し、これを第2メモリ29に記
憶させる。なお、合成用データは、第2メモリ29に予
め記憶させておき、ここから読み出すようににしてもよ
い。
【0131】次いで、同制御回路24は、ASIC26
を制御して第2メモリ29に記憶されている複数のテン
プレート作成用データに基づく画像のサムネイル(縮小
画像)を複数並べて表示する形態(図5(C)参照)の
画像データを生成する。そして、これに基づいて印刷を
所望する画像データに対して合成処理を所望するテンプ
レート画像を選択するための所定の設定表示用データを
所定の手段により生成する。このことからASIC26
は、合成用データを設定するための設定表示用データを
生成する設定表示用データ生成手段の役目をしている。
このようにして生成される画像データが、図5(C)に
示す[テンプレート作成]用のサブメニュー表示を行な
い得る画像データとなる。
【0132】ステップS60において、制御回路24
は、上述のステップS59で生成されたテンプレート用
のサブメニュー画像データを印刷装置本体1へ向けて送
信する所定のサブメニュー表示用画像データ転送通信処
理を実行する。このサブメニュー表示用画像データ転送
通信処理は、上述のステップS58のメニュー表示用画
像データ転送通信処理と同様の処理である。その後、一
連のシーケンスを終了し(エンド)、本画像印刷装置は
待機状態となる。
【0133】図5(A)に示すメニュー表示画面で選択
し得るモードとして、図8では、[カレンダー作成]処
理及び[テンプレート]設定処理の二つのモードを例に
挙げて説明しているが、これ以外のその他のモードも選
択し得るように構成することは容易である。この場合に
は、図8において[その他]として示す方向に分岐させ
るシーケンスが用意される。なお、[その他]のモード
の場合の処理の流れは、上述の[カレンダー作成]処理
や[テンプレート]設定処理等と略同様であるものであ
るので、その詳細な説明は省略する。
【0134】このようにして、所望する操作に応じて所
望の動作モードに対応するサブメニュー表示(図5
(B)・(C))がなされた後は、それぞれのサブメニ
ュー表示画面によって各動作モードに応じた設定操作を
行なう。
【0135】図5(B)の[カレンダー作成]のサブメ
ニュー表示の際には、カレンダー作成用データの[年
(西暦)]及び[月]の設定を行なう。そのためには、
カーソル移動ボタン22eを操作して、カーソル101
を所望の位置に移動させ、決定ボタン22mの操作によ
って所望の設定値を決定する。
【0136】例えば、図5(B)において、カーソル移
動ボタン22eの操作により、カーソル101を[西
暦]を示す位置に移動させる。この位置で決定ボタン2
2mを操作するとカーソル101は、図5(B)の符号
101aを示す所定の位置に移動する。ここで、カーソ
ル移動ボタン22eのうち例えば上方向又は下方向を指
すボタンを操作すると[西暦]を示す数字の表示が順次
切り換わる。具体的には、例えば現在表示中の[西暦]
を示す数字の表示が[2000]であるとすると、カー
ソル移動ボタン22eの上方向ボタンを一回操作する毎
に、[2001],[2002]…のように1ずつ増加
する。また、カーソル移動ボタン22eの下方向ボタン
を一回操作する毎に、[1999],[1998]…の
ように1ずつ減少する。所望する[西暦]を示す数字の
表示がなされたときに、決定ボタン22mを操作する
と、その数字が設定される。図5(B)では西暦200
0年を示す[2000]が設定されている場合を示して
いる。
【0137】次いで、カーソル移動ボタン22eの操作
により、カーソル101を[月]を示す位置に移動させ
る。この位置で決定ボタン22mを操作するとカーソル
101は、図5(B)の符号101bを示す所定の位置
に移動する。ここで、カーソル移動ボタン22eのうち
例えば上方向又は下方向を指すボタンを操作すると
[月]を示す数字の表示が順次切り換わる。具体的に
は、例えば現在表示中の[月]を示す数字の表示が
[5]であるとすると、カーソル移動ボタン22eの上
方向ボタンを一回操作する毎に、[6],[7]…のよ
うに1ずつ増加する。また、カーソル移動ボタン22e
の下方向ボタンを一回操作する毎に、[4],[3]…
のように1ずつ減少する。なお、[月]を示す数字の表
示が[1]となったときに、さらに下方向ボタンを操作
し続けると[12]へと切り換わり、その後は[1
1],[10]と降順に変位する。同様に、[12]と
なったときに、さらに下方向ボタンを操作し続けると
[1]へと切り換わり、その後は[2],[3]と昇順
に変位する。
【0138】このようにして、所望する[西暦]の数字
を表示させたときに、決定ボタン22mを操作すると、
その数字が設定される。図5(B)では5月を示す
[5]が設定されている場合を示している。
【0139】そして、さらにカーソル移動ボタン22e
を操作してカーソル101を[戻る]を示す位置に移動
させ、決定ボタン22mを操作すると、表示装置3の表
示は、図5(A)のメインメニュー表示に切り換わる。
【0140】また、図5(C)の[テンプレート選択]
のサブメニュー表示の際には、所望のテンプレート画像
を選択する。そのためには、カーソル移動ボタン22e
を操作して、カーソル102を所望のテンプレート画像
を示す位置へと移動させ、決定ボタン22mの操作によ
って所望のテンプレート画像を決定する。
【0141】そうして所望のテンプレート画像を決定し
た後は、カーソル移動ボタン22eを操作してカーソル
102を[戻る]を示す位置に移動させ、決定ボタン2
2mを操作する。すると、表示装置3の表示は、図5
(A)のメインメニュー表示に切り換わる。
【0142】さらに、図5(A)のメインメニュー表示
においては、所定の操作によって所望の設定が行なわれ
る。その後、カーソル移動ボタン22eを操作してカー
ソル101を[終了]を示す位置に移動させ、決定ボタ
ン22mを操作すれば、同メインメニュー表示は、通常
の画像表示の状態に復帰する。
【0143】このとき、メインメニュー表示画面におい
て、画像合成を行なう動作モード、例えば[カレンダー
作成]又は[テンプレート]動作モードの設定がなされ
ているときには、ここで所定の合成画像データの生成が
行なわれる。
【0144】ここで、制御回路24により制御されるA
SIC26は、メインメニュー表示以下において設定さ
れた各設定値に基づく所定の合成信号処理等を実行す
る。
【0145】即ち、印刷を行なうための選択設定がなさ
れている画像データを記録媒体4から読み込むと共に、
これに対して、例えば[カレンダー作成]の場合には、
カレンダー作成用データを合成する所定の信号処理が実
行される。また、[テンプレート]の場合には、選択設
定されたテンプレート作成用データを合成する所定の信
号処理が実行される。その結果生成される合成画像デー
タは、第1メモリ25に一時的に記憶される。
【0146】そして、第1メモリ25に記憶された合成
画像データは、制御回路24による制御によって、送受
信I/F21aを介して送受信部21から送信される。
これを受けて、印刷装置本体1側では、制御回路10に
よる制御によって、同合成画像データを送受信部11に
より受信し、送受信I/F11aを介して一時記憶用D
−RAM7へと転送し、V−RAM15・D/A変換器
16・ビデオ出力端子9・接続ケーブル31を介して表
示装置3へと出力される。これにより、同表示装置3に
は、合成画像データにより表わされる合成画像が表示さ
れる。
【0147】ここで、印刷ボタン22gを操作すれば、
一時記憶用D−RAM7に記憶されている合成画像デー
タは、印刷用D−RAM17・バッファ18を介して印
刷機構19のヘッド部19aへと転送され、これにより
所定の印刷動作が行なわれる。
【0148】一方、本実施形態の画像印刷装置における
印刷装置本体1の側の作用は次の通りである。図9は、
印刷装置本体1の動作の流れを示すフローチャートであ
る。また、図10は、遠隔操作装置2の側からの通信が
なされた場合の印刷装置本体1における割り込み処理を
示すフローチャートである。
【0149】まず、印刷装置本体1の動作を図9によっ
て、以下に説明する。本実施形態の画像印刷装置におけ
る印刷装置本体1は、所定の電源ケーブル(図示せず)
を接続するか又は当該印刷装置本体1に設けられる所定
の本体電源操作部材(図示せず)の操作によって、装置
内部の最低限必要な一部の回路に電力が供給され動作の
待機状態(スタンバイ)となる。そして、印刷装置本体
1が待機状態にある場合には、ステップS71の処理が
なされている。
【0150】即ち、図9のステップS71においては、
印刷装置本体1の制御回路10は、遠隔操作装置2から
の通信割り込みの発生を待機している。ここで、遠隔操
作装置2からの何らかの指示信号を受信して、通信割り
込みが生じたことを確認すると、次のステップS72の
処理に進む。
【0151】ステップS72において、制御回路10
は、上述のステップS71において受信した通信割り込
みが、遠隔操作装置2の電源ボタン22aが操作される
ことにより生じる所定の指示信号(電源をオン状態にす
る旨の信号;電源オン要求の指示信号)であるか否かの
確認を行なう。ここで、電源オン要求の指示信号である
ことが確認されると、次のステップS73の処理に進
む。また、受信した通信割り込みが電源オン要求の指示
信号以外である場合には、上述のステップS71の処理
に戻り、再度通信割り込みを待機する。
【0152】上述のステップS72において、電源オン
要求の指示信号を受信して、ステップS73の処理に進
むと、このステップS73において、制御回路10は印
刷装置本体1の電源オン処理を実行する。この電源オン
処理は、例えば装置内部の各回路に電力を供給したり、
印刷機構19(ヘッド部19a)の初期化処理等であ
る。
【0153】続いてステップS74において、制御回路
10は、再度遠隔操作装置2からの通信割り込みの発生
を待機する。ここで、遠隔操作装置2からの何らかの指
示信号を受信することにより通信割り込みの発生が確認
されると、次のステップS75の処理に進む。
【0154】ステップS75において、制御回路10
は、上述のステップS74において受信した通信割り込
みが、遠隔操作装置2の操作部22のうちのいずれかの
ボタンが操作されることにより生じる所定の指示信号で
あるか否かの確認を行なう。ここで、受信した通信割り
込みが、操作部22のいずれかのボタンが操作されて生
じる指示信号であると判断された場合には、ステップS
79の処理に進む。また、受信した通信割り込みが、操
作部22のいずれかのボタンが操作されて生じる指示信
号ではないものと判断された場合には、ステップS76
の処理に進む。
【0155】ステップS76において、制御回路10
は、受信した通信割り込みが画像データ転送を指示する
指示信号であるか否かの確認がなされる。ここで、受信
した通信割り込みが画像データの転送指示信号である場
合には、次のステップS77の処理に進む。また、受信
した通信割り込みが画像データの転送指示信号ではない
場合には、上述のステップS74の処理に戻り、以降の
処理を繰り返す。
【0156】次いでステップS77において、制御回路
10は、上述のステップS76で受信した画像データ転
送指示信号が表示用画像データの転送を指示する指示信
号であるか否かの確認を行なう。ここで、表示用画像デ
ータの転送指示信号である場合には、これを受信した
後、次のステップS78の処理に進み、表示用画像デー
タの転送指示信号ではない場合、即ち印刷用画像データ
の転送指示信号である場合には、これを受信した後、上
述のステップS74の処理に戻り、以降の処理を繰り返
す。
【0157】ステップS78において、制御回路10
は、上述のステップS77において受信した表示用画像
データに基づいて、所定の画像表示処理が実行される。
この画像表示処理は、次のような処理である。即ち、送
受信部11の受信手段により受信される表示用画像デー
タは、送受信I/F11aを介して一時記憶用D−RA
M7へと伝送され、ここに一時的に記憶されると共に、
これを介してV−RAM15へと伝送される。
【0158】この表示用画像データは、さらにD/A変
換器16へと伝送され、ここで制御回路10による制御
がなされて、所定の形態のアナログ信号(ビデオ信
号)、即ち表示装置3によって表示するのに最適な形態
の画像信号となるように変換処理が施される。その後、
変換処理が施された表示用画像データは、ビデオ出力端
子9から出力され、接続ケーブル31を介して表示装置
3へと伝送される。これにより、表示装置3の表示画面
には、対応する画像が表示される。
【0159】これら一連の画像表示処理が完了し、表示
装置3の表示画面に遠隔操作装置2から転送された表示
用画像データに基づく画像が表示された後は、上述のス
テップS74の処理に戻り、再度通信割り込みの待機状
態となる。そして、以降の処理が繰り返される。
【0160】一方、上述のステップS75において、受
信した通信割り込みが操作部22のいずれかのボタンが
操作されて生じる指示信号であると判断されてステップ
S79の処理に進むと、このステップS79において、
制御回路10は、上述のステップS75において受信し
た通信割り込みが、遠隔操作装置2の電源ボタン22a
が操作されることにより生じる所定の指示信号(電源を
オフ状態にする旨の信号;電源オフ要求の指示信号)で
あるか否かの確認を行なう。ここで、電源オフ要求の指
示信号であることが確認されると、次のステップS80
の処理に進み、このステップS80において、制御回路
10は、印刷装置本体1の電源オフ処理を実行する。
【0161】つまり、この場合における遠隔操作装置2
の電源ボタン22aの通信割込み処理の指示信号は、印
刷装置本体1の電源状態を待機状態(スタンバイ)へと
切り換えるための指示である。
【0162】したがって、ここで行なわれる電源オフ通
信処理は、次のような処理である。即ち、遠隔操作装置
2からの電源オフ処理の指示信号である[電源オフ]コ
マンドが送受信部21の受信手段により受信され送受信
I/F21aを介して制御回路10へと電送される。制
御回路10は、この[電源オフ]コマンドを受けて、電
源20を制御し、これをオフ状態に切り換える。これに
より、当該印刷装置本体1の電源状態は待機状態(スタ
ンバイ)となる。
【0163】このステップS80の電源オフ通信処理が
完了した後は、上述のステップS71の処理に戻り、以
降の処理が繰り返される。
【0164】また、上述のステップS79において、上
述のステップS75で受信された通信割り込みが電源オ
フ要求の指示信号以外であることが確認された場合に
は、ステップS81の処理に進む。
【0165】ステップS81において、上述のステップ
S75で受信された通信割り込みが印刷ボタン22gが
操作されることにより生じる指示信号であるか否かの確
認を行なう。ここで、印刷ボタン22gによる指示信号
であることが確認されると、次のステップS82の処理
に進み、このステップS82において、所定の印刷処理
が実行される。また、印刷ボタン22gによる指示信号
ではないことが確認されると、ステップS83の処理に
進む。
【0166】ステップS83において、上述のステップ
S75で受信された通信割り込みがカーソル移動ボタン
22eが操作されることにより生じる指示信号であるか
否かの確認を行なう。ここで、カーソル移動ボタン(矢
印ボタン)22eによる指示信号であることが確認され
ると、次のステップS84の処理に進む。
【0167】ステップS84において、制御回路10
は、カーソル移動ボタン22eによる指示信号に応じた
所定の画像表示処理(詳細は省略する)を実行した後、
上述のステップS74の処理に戻って待機状態となり、
以降の処理が繰り返される。
【0168】また、上述のステップS83において、カ
ーソル移動ボタン22eによる指示信号ではないことが
確認されると、次の処理ステップに進み、同様の処理、
即ちその他の操作部材(ボタン)による指示信号である
か否かの確認処理が実行される。なお、以降の処理ステ
ップについては、基本的には上述のステップS79・S
81・S83等の各処理と同様であるので、その詳細な
説明は省略する。
【0169】次に、遠隔操作装置2の側からの通信がな
された場合の印刷装置本体1における割り込み処理の動
作の流れについて図10のフローチャートに基づいて、
以下に説明する。
【0170】まず、ステップS91において、制御回路
10は、通信割り込みの通信モード、即ち通信割り込み
の指示信号の形態を確認する。ここで、通信モードが
[画像転送]モードであることが確認されると、ステッ
プS92の処理に進む。また、通信モードが[ステイタ
ス]モードであることが確認されると、ステップS96
の処理に進む。そして、通信モードが[ボタン操作]モ
ードであることが確認されると、ステップS98の処理
に進む。
【0171】このステップS91において通信モードが
[画像転送]モードであることが確認されてステップS
92の処理に進むと、このステップS92において、制
御回路10は、転送される画像データが表示用画像デー
タであるか否かの確認を行なう。ここで、転送される画
像データが表示用画像データである場合には、次のステ
ップS93の処理に進む。一方、転送される画像データ
が表示用画像データではない場合、即ち印刷用画像デー
タである場合には、ステップS95の処理に進む。
【0172】ステップS93において、制御回路10
は、受信した表示用画像データをV−RAM15へと転
送し、次のステップS94の処理に進む。
【0173】また、ステップS95において、制御回路
10は、受信した印刷用画像データをD−RAM17へ
と転送し、ステップS94の処理に進む。
【0174】ステップS94において、制御回路10
は、画像データの通信処理を実行する。ここで実行され
る画像データ通信処理は、上述のステップS93又はス
テップS95において設定されたメモリ(V−RAM1
5又はD−RAM17)に対して受信した表示用画像デ
ータ又は印刷用画像データを転送する処理である。この
画像データ通信処理が完了した後、一連の処理を終了す
る(リターン)。
【0175】また、上述のステップS91において通信
モードが[ステイタス]モードであることが確認されて
ステップS96の処理に進むと、このステップS96に
おいて、制御回路10は、受信されたステイタス情報に
応じた印刷装置本体1の設定を行なって、次のステップ
S97の処理に進む。
【0176】ステップS97において、制御回路10
は、設定されたステイタス情報に応じた所定の通信処理
を実行し、その後、一連の処理を終了する(リター
ン)。
【0177】そして、上述のステップS91において通
信モードが[ボタン操作]モードであることが確認され
てステップS98の処理に進むと、このステップS98
において、受信された操作部22からの指示信号に応じ
た所定の通信処理を実行し、次のステップS99の処理
に進む。
【0178】ステップS99において、制御回路10
は、受信した指示信号に応じたボタン操作情報について
の設定を行なう。その後、一連の処理を終了する(リタ
ーン)。
【0179】なお、USB接続部13a又はセントロニ
クス接続部13bの接続端子13から画像信号入力I/
F14を介して入力される画像信号(データ)は、通常
の場合、外部画像処理装置等(図示せず)において予め
所定の画像信号処理がなされ、印刷動作を実行するのに
最適な形態の印刷用画像データとなっている。
【0180】したがって、接続端子13から入力された
印刷用画像データは、印刷装置本体1の画像信号入力I
/F14を介してD−RAM17に直接入力され、これ
に一時的に記憶される。そして、印刷装置本体1の制御
回路10は、印刷動作の開始を指示する指示信号を受け
て印刷動作を実行する制御がなされると、D−RAM1
7に一時的に記憶されている印刷用画像データがバッフ
ァ18へと出力され、これを介してヘッド部19aへと
出力される。これにより、印刷用画像データに対応する
画像が記録用紙に印刷されることになる。
【0181】この場合において、各種の動作を指示する
所定の指示信号は、外部画像処理装置等から接続端子1
3を介して制御回路10に対して入力されるのが普通で
ある。しかし、これに限らず、遠隔操作装置2からの指
示信号によって印刷装置本体1の駆動制御するようにし
てもよい。
【0182】以上説明したように上記一実施形態によれ
ば、画像印刷装置において主に印刷手段等からなる印刷
装置本体1と、この印刷装置本体1を遠隔操作する遠隔
操作装置2とを切り離して構成し、遠隔操作装置2の側
に着脱自在に配設された記録媒体4から読み込まれる画
像データに基づいて所望の印刷用又は表示用の画像デー
タを生成し、これを印刷装置本体1の側へと送信するよ
うにしたので、印刷装置本体1の側の構成を簡素化する
ことができる。
【0183】また、遠隔操作装置2のみを変更すること
で異なる仕様の画像印刷装置を構成することができる。
つまり、遠隔操作装置2の仕様を変更すれば、同一の印
刷装置本体1に対してそれぞれ異なる動作制御を行わし
めることができるようになる。そして、遠隔操作装置2
に装着される記録媒体4の種類や記録形態等に応じて異
なる遠隔操作装置2を用意することによって、さまざま
な種類の記録媒体4や記録形態等に対応することができ
る。
【0184】さらに、遠隔操作装置2による送信操作を
行なった後は、印刷装置本体1の側で各種の信号処理等
を経ることなく、すぐに所望の動作(印刷動作や表示動
作)が実行されることになるので、より良好な使用感を
得ることができる。
【0185】なお、印刷装置本体1と表示装置3との接
続については、上述の実施形態では接続ケーブル31に
よって行なうようにしているが、このような接続手段と
は別に、接続ケーブル31に代えて印刷装置本体1と表
示装置3とのそれぞれに表示用画像データを無線形態で
送信及び受信し得る送受信手段を備えるようにしてもよ
い。このような構成とした場合には、印刷装置本体1と
遠隔操作装置2と表示装置3とのそれぞれの機器間を接
続する接続ケーブルを配することができるので、各機器
の配設位置を考慮する必要が無く、より操作性の向上に
寄与することができる。
【0186】また、本実施形態によれば、遠隔操作装置
2に装着された記録媒体4から読み込んだ元画像データ
101に対して、画像サイズ変換処理等の所定の信号処
理等を施すことにより、印刷用画像データ102又は表
示用画像データ103を遠隔操作装置2の側で(ASI
C26を用いて)予め生成し、これを遠隔操作装置2か
ら印刷装置本体1へと転送するようにしている。
【0187】したがって、表示装置3を用いて画像の表
示を行なう際には、よりデータ容量の小さい表示用画像
データ103を転送することになり、より早い表示動作
を確保することができる。これと同時に、印刷装置本体
1を用いて画像の印刷を行なう際には、元画像データに
比べて小容量となる印刷用画像データ102を転送する
ことになるので、元画像データを転送する場合に比べて
処理速度の向上に寄与することができる。
【0188】さらに、画像データと合成用データとを合
成処理するための合成手段であるASIC26等を含む
回路を遠隔操作装置2の側に配設するようにしたので、
印刷装置本体1の側を簡略化して構成することができ
る。
【0189】また、遠隔操作装置2は、合成用データを
記憶するための記憶手段としての第2メモリ29を記録
媒体4とは別に配設するようにしたので、合成用データ
を利用して所定の合成信号処理を行なう際に、所望する
合成用データをその都度記録媒体4から読み込む必要が
なくなる。したがって、合成信号処理にかかる処理時間
の短縮に寄与し、動作の全体的な高速化に寄与すること
ができる。
【0190】そして、合成用データを設定する際に用い
られる設定表示用データ生成手段としてのASIC26
が、上述したように遠隔操作装置2の側に配設されてい
ることから、印刷装置本体1の側の構成の簡略化に寄与
することができる。
【0191】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、記録
用紙に所望の画像を印刷するための印刷装置本体と、こ
の印刷装置本体を遠隔操作するための遠隔操作装置とを
有する画像印刷装置において、画像データと合成用デー
タとを合成した合成画像データに基づく画像の印刷出力
をより迅速に行なうために、印刷装置本体の側の構成を
より簡素化すると共に、煩雑な操作を要求することなく
簡単な操作を行なうのみで所望の合成画像の印刷動作を
実行させ得ることができ、よって良好な使用感を備える
と同時に、さらなる操作性の向上に寄与し得る画像印刷
装置及び遠隔操作装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の画像印刷装置及び遠隔操
作装置と表示装置を示す外観斜視図。
【図2】図1の遠隔操作装置の詳細を示す拡大斜視図。
【図3】図1の画像印刷装置及び遠隔操作装置の電気的
な内部構成の概略を示すブロック構成図。
【図4】図1の遠隔操作装置の操作部のうち電源ボタン
が操作された際の動作の流れを示すフローチャート。
【図5】図1の画像印刷装置に接続される表示装置の表
示画面に表示される主メニュー選択画面及び副メニュー
選択画面を示し、(A)は主メニュー選択画面(メイン
メニュー画面)の表示例の図、(B)は副メニュー選択
画面(サブメニュー画面)のうちカレンダー作成画面の
表示例の図、(C)は副メニュー選択画面(サブメニュ
ー画面)のうちテンプレート選択画面の表示例の図。
【図6】図1の遠隔操作装置の操作部のうち表示ボタン
が操作された際の動作の流れを示すフローチャート。
【図7】図1の遠隔操作装置の操作部のうちメニューボ
タンが操作された際の動作の流れを示すフローチャー
ト。
【図8】図1の遠隔操作装置の操作部のうち決定ボタン
が操作された際の動作の流れを示すフローチャート。
【図9】図1の印刷装置本体の動作の流れを示すフロー
チャート。
【図10】図1の印刷装置本体において遠隔操作装置側
からの通信がなされた場合の割り込み処理を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
1……印刷装置本体 2……遠隔操作装置 3……表示装置 4……記録媒体 9……ビデオ出力端子(VideoOUT;出力手段) 10……制御回路(印刷装置本体側) 11……送受信部(印刷装置本体側の送信手段兼受信手
段) 19……印刷機構(印刷手段) 21……送受信部(遠隔操作装置側の送信手段兼受信手
段) 22……操作部 22a……電源ボタン(電源操作部材;操作部) 22b……表示ボタン(操作部) 22c……入力モードボタン(操作部) 22d……選択予約ボタン(操作部) 22e……カーソルボタン(矢印ボタン;操作部) 22f……インデックス印刷ボタン(操作部) 22g……印刷ボタン(操作部) 22h……メニューボタン(操作部) 22k……キャンセルボタン(操作部) 22m……決定ボタン(操作部) 23……記録媒体接続部(装着手段) 24……制御回路(遠隔操作装置側) 25……第1メモリ(画像データ保存用の第1の記憶手
段) 26……ASIC(表示用画像データ生成手段・印刷用
画像データ生成手段・合成手段・設定表示用データ生成
手段) 29……第2メモリ(合成用データ保存用の第2の記憶
手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA09 AB01 BA03 BC11 BD07 BD40 BD41 BD42 CB16 CB17 CB18 CB20 DA01 2C187 AE01 CD15 CD17 5B021 AA02 BB01 CC05 DD19 5C062 AB20 AB22 AB23 AB38 AB42 AC24 AD05 AE16 BA00 5C076 AA14 AA16 AA19 BA02 BA03 BA04 BA05 BA06 CA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用紙に画像を印刷するための印刷
    装置本体と、この印刷装置本体を遠隔操作するための遠
    隔操作装置とを有する画像印刷装置であって、 上記遠隔操作装置は、画像データを記録する記録媒体を
    着脱自在に配設し得る装着手段と、この装着手段に装着
    された上記記録媒体に記録されている画像データに対し
    て合成用データを合成処理するための合成手段と、この
    合成手段により合成処理が施された合成画像データを上
    記印刷装置本体に送信するための送信手段とを備え、 上記印刷装置本体は、上記送信手段により送信される合
    成画像データを受信するための受信手段と、この受信手
    段により受信される合成画像データに基づいて印刷動作
    を行なうための印刷手段とを備えてなることを特徴とす
    る画像印刷装置。
  2. 【請求項2】 記録用紙に画像を印刷するための印刷
    装置本体と、この印刷装置本体を遠隔操作するための遠
    隔操作装置とを有する画像印刷装置であって、 上記遠隔操作装置は、画像データを記録する記録媒体を
    着脱自在に配設し得る装着手段と、この装着手段に装着
    された上記記録媒体に記録されている画像データに対し
    て合成用データを合成処理するための合成手段と、この
    合成手段により合成処理が施された合成画像データを上
    記印刷装置本体に送信するための送信手段とを備え、 上記印刷装置本体は、上記送信手段により送信される合
    成画像データを受信するための受信手段と、この受信手
    段により受信される合成画像データに基づく画像を表示
    装置によって表示すべく上記合成画像データを出力する
    ための出力手段とを備えてなることを特徴とする画像印
    刷装置。
  3. 【請求項3】 上記遠隔操作装置は、上記記録媒体
    から読み込む画像データを記憶し保持する第1の記憶手
    段とは別に、上記合成用データを記憶保持するための第
    2の記憶手段を備えてなることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の画像印刷装置。
  4. 【請求項4】 上記合成用データは、カレンダー作成
    用データであることを特徴とする請求項1又は請求項2
    又は請求項3のいずれか一つに記載の画像印刷装置。
  5. 【請求項5】 上記合成用データは、テンプレート用
    画像データであることを特徴とする請求項1又は請求項
    2又は請求項3のいずれか一つに記載の画像印刷装置。
  6. 【請求項6】 上記遠隔操作装置は、上記合成用データ
    を設定するための設定表示用データを生成する設定表示
    用データ生成手段をさらに備え、 上記送信手段は、上記設定表示用データを上記印刷装置
    本体へと送信し得るように構成されていることを特徴と
    する請求項1又は請求項2・3・4・5のいずれか一つ
    に記載の画像印刷装置。
  7. 【請求項7】 記録用紙に画像を印刷する画像印刷装
    置を遠隔操作し得るようになされた遠隔操作装置であっ
    て、 画像データが記録された記録媒体を着脱自在に配設し得
    る装着手段と、 この装着手段に装着される上記記録媒体に記録されてい
    る画像データに対して合成用データを合成処理するため
    の合成手段と、 この合成手段により合成処理が施された合成画像データ
    に印刷処理又は表示処理を行なうべく、当該合成画像デ
    ータを上記印刷装置本体へと送信するための送信手段
    と、 を備えてなることを特徴とする遠隔操作装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007135072A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Sanyo Electric Co Ltd ビデオカメラ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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