JP2002120025A - アルミニウム鍛造品の穴打抜き装置 - Google Patents

アルミニウム鍛造品の穴打抜き装置

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JP2002120025A JP2000317419A JP2000317419A JP2002120025A JP 2002120025 A JP2002120025 A JP 2002120025A JP 2000317419 A JP2000317419 A JP 2000317419A JP 2000317419 A JP2000317419 A JP 2000317419A JP 2002120025 A JP2002120025 A JP 2002120025A
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punching
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Nagamitsu Warashina
永充 藁科
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】パンチとダイによる剪断打抜き法によってアル
ミニウム鍛造品に穴を形成する際、穴の剪断切口面に亀
裂や破断が生じないようにする。 【解決手段】目的の穴を半抜きするための半抜き用パン
チ13及び半抜き用ダイ15と、半抜き状態の穴を打落
とすための打落し用パンチ及び打落し用ダイを備え、各
パンチ13、の刃先面の略全体を円錐状凹面13a、に
し、半抜き用パンチ13の外周面13bと刃先面13a
とが連続する角は曲面13cにした。パンチの角が曲面
になっていることによって剪断切口面23での亀裂の発
生が抑えられ、パンチがワーク1を加圧する際に受ける
内圧は円錐状凹面が一部吸収することで軽減されるの
で、パンチと剪断切口面との摩擦抵抗が小さくなって、
剪断切口面での破断面やダレの発生を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム鍛造
品の穴打抜き装置に係り、特に、パンチとダイを使用し
た剪断打抜き法によってアルミニウム鍛造品に目的の穴
を精密に形成するための穴打抜き装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミニウム鍛造品に精密な穴を
形成する場合は、ドリルによる切削法で行うことが多い
が、この方法は、穴明けに時間がかかる上に、穴形成位
置の精度が出し難いという問題があった。この点、パン
チとダイを備えたプレス装置を使用して、目的の穴を打
抜き形成する剪断打抜き法は、穴の形成スピードが速
く、位置精度も比較的だし易いという利点はある。この
方法での穴の打抜きは、同一方向からの「半抜き」と
「打落し」の2工程に分けて行うことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、剪断打
抜き法は、穴の内周面すなわち剪断切口面に目立った破
断面やダレが生じて肌が荒れてしまったり、開口部が変
形するなどの形状変形を招いたりしてしまうという欠点
がある。この破断面についての対策として、パンチの刃
先面と外周面とが連続する角を円弧面にすることで、剪
断切口面に亀裂が生じないようにすることが提案されて
いる(特開平11−254055号公報)。
【0004】しかしながら、この対策だけでは剪断切口
面での破断面を完全に無くすことはできない。というの
は、この破断面の発生原因は亀裂に因るものだけで無
く、パンチがワークを圧縮する際に受ける内圧(圧縮応
力)でパンチとワークとの間の摩擦抵抗が大きくなって
ワークの材料がパンチに付着し、この付着した材料が剪
断切口面をかじって破断面を作ることも大きな原因だか
らである。一般に、パンチが受ける内圧が大きいほどパ
ンチとワークとの間の摩擦抵抗が大きくなり、その分、
ワークの材料がパンチに付着する量も多くなって、破断
面の発生も増える。
【0005】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為
されたものであり、パンチが受ける内圧を軽減すること
で、穴の剪断切口面に亀裂や破断ができるだけ生じない
ようにすることができる新規なアルミニウム鍛造品の穴
打抜き装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載したアルミニウム鍛造品の穴打抜き
装置は、パンチとダイによる剪断打抜き法によってアル
ミニウム鍛造製のワークに穴を形成するための穴打抜き
装置であって、パンチは、その外周面と刃先面とが連続
する角を曲面にすると共に該刃先面の略全体を円錐状凹
面にしたことを特徴とするものである。
【0007】従って、このアルミニウム鍛造品の穴打抜
き装置にあっては、パンチの角が曲面になっていること
によって剪断切口面での亀裂の発生が抑えられ、また、
パンチがワークを加圧する際に受ける内圧はパンチの刃
先面に設けられている円錐状凹面が一部吸収することで
軽減されるので、それによってパンチと剪断切口面との
摩擦抵抗が小さくなって、剪断切口面での破断面やダレ
の発生をかなり抑えることができる。
【0008】本発明は、穴の打抜きを1工程だけで完遂
する場合のパンチに適用できることは勿論、「半抜き」
と「打落し」の2工程で行う場合のパンチにも適用でき
る。2工程で行う場合は、請求項2に記載のように、円
錐状凹面の傾斜勾配に差を持たせることが望ましい。即
ち、請求項2に記載したアルミニウム鍛造品の穴打抜き
装置は、パンチとダイによる剪断打抜き法によってアル
ミニウム鍛造製のワークに穴を形成するための穴打抜き
装置であって、目的の穴を半抜きするための半抜き用パ
ンチ及び半抜き用ダイと、半抜き状態の穴を打落とすた
めの打落し用パンチ及び打落し用ダイを備え、各パンチ
は刃先面の略全体を円錐状凹面にし、少なくとも半抜き
用パンチは外周面と刃先面とが連続する角を曲面にし、
打落し用パンチの円錐状凹面の傾斜勾配は、半抜き用パ
ンチの円錐状凹面の傾斜勾配より稍大きくしたことを特
徴とするものである。
【0009】このようにすると、打落し工程において打
落す肉厚が半抜き工程で半抜きする肉厚より厚い場合で
あっても、打落し用パンチの円錐状凹面の傾斜勾配が半
抜き用パンチの円錐状凹面のそれより大きくなっている
分、圧縮抵抗の軽減も大きく働く。この打落し用パンチ
の円錐状凹面の傾斜勾配を、半抜き用パンチの円錐状凹
面の傾斜勾配に対してどのくらい大きくするかは一概に
言えないが、概ね、9〜17パーセント程度が望ましい
と思われる。
【0010】本発明者が行った試験によると、角の曲面
の曲率半径は請求項3に記載のように1.5ミリメート
ル以上3.0ミリメートル以下が望ましい。また、円錐
状凹面の傾斜勾配は、これがあまり大きいと内圧が低下
し過ぎるために所謂ファインブランキング効果が低下し
て、却って破断が生じ易くなるので、この傾斜勾配は、
パンチの軸と直交する面に対して5゜以上10゜以下、
望ましくは8゜程度にするのが良い。
【0011】また、請求項4の発明のように、パンチに
クローム処理を含む皮膜をコーティングすると、この皮
膜が、ワークの材料の付着をある程度防止するので、そ
の分、剪断切口面での破断やダレの発生防止効果を更に
高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係
るアルミニウム鍛造品の穴打抜き装置11を図面に従っ
て説明する。図面では、穴打抜き装置の要部のみを示し
てある。尚、この実施の形態で示すワーク1は、例えば
輸送機器の部品であって、厚い円板形をした2つのボス
部3とこれらを連結した連結部5とがアルミ合金の熱間
鍛造法によって一体に形成されており(図面では一方の
ボス部3と連結部5の一部のみを示してある。)、穴打
抜き装置11によって、ボス部3に、ここを厚み方向へ
貫通する横断面円形の目的の穴7を形成する。
【0013】〔A.穴打抜き装置の構造〕(図1〜図
5) 穴打抜き装置11は、穴7を半抜きするための半抜き用
打抜き装置11A(図1〜図3参照)と、半抜き状態の
穴7を完全に打落すための打落し用打抜き装置11B
(図4、図5参照)を備えている。
【0014】〔A−1.半抜き用打抜き装置〕半抜き用
打抜き装置11Aは、円柱形をしたパンチ13(半抜き
用パンチ)と、厚い平板状をしたダイ15(半抜き用ダ
イ)及びワーク押え17(半抜き用ワーク押え)を備え
ており、パンチ13は例えば200トン程度の図示しな
いクランクプレスのパンチホルダーに下方へ向かって突
出するように固定され、ダイ15はパンチ13の下方に
配置された図示しないダイホルダーに固定される。ワー
ク押え17は、ダイ15に上から着脱自在に重ねられ
る。
【0015】パンチ13のうち実際に穴明けを行う部分
である下半部の外径A(図1参照)は、クローム(C
r)を主成分とする皮膜14(図2参照)がコーティン
グされており、この部分の外径は、目的の穴7に必要な
内径dより0.3パーセント小さくしてある。従って、
このパンチ13で行われる半抜きでは、目的の穴内径d
より多少狭い穴が形成される。そして、パンチ13の刃
先面はその全体が円錐状凹面13aになっていて、この
円錐状凹面13aと外周面13bとが連続する角は垂直
断面が円弧状を為す曲面13cになっている。円錐状凹
面13aの傾斜勾配α(図2参照)は約8゜にしてあ
り、曲面13cの曲率半径rは約2.0mmにしてあ
る。
【0016】ダイ15の上面にはワーク1の厚み方向に
おける下半分がぴったり収まるワーク収納凹部15aが
形成され、ワーク押え17の下面にはワーク1の厚み方
向における下半分がぴったり収まるワーク収納凹部17
aが形成されている。ダイ15のワーク収納凹部15a
にワーク1を収めた状態で、ダイ15にワーク押え17
を重ねることで、ワーク1がダイ15及びワーク押え1
7によってしっかりクランプされる。
【0017】ダイ15には、ここに収納されたワーク1
のボス部3と同軸上の位置にダイ穴15bが形成されて
おり、ワーク押え17にも、これをダイ15に重ねた状
態で上記ダイ穴15bと同軸上に位置するパンチガイド
穴17bが形成されている。ダイ穴15bは下半部が上
半分より稍大きくなっていて、上半部の内径Bとパンチ
ガイド穴17bの内径Bはいずれもパンチ13の前記外
径Aより所要のクリアランス分(ほぼ0.05mm程
度)大きくしてある。
【0018】パンチ13の下半部の移動軌跡の脇には、
このパンチ13に潤滑油を供給するためのスプレーノズ
ル19が配置されている。
【0019】〔A−2.打落し用打抜き装置〕打落し用
打抜き装置11Bも、半抜き用打抜き装置11Aと同
様、円柱形をしたパンチ13′(打落し用パンチ)と、
ダイ15′(打落し用ダイ)及びワーク押え17′(打
落し用ワーク押え)を備えている。これらパンチ1
3′、ダイ15′及びワーク押え17′の形状や構造
は、大部分、半抜き用打抜き装置11Aにおけるそれら
の形状や構造と同じであるから、相違する点以外は、図
面の各部に、半抜き用打抜き装置11Aについて付した
符号にダッシュ記号を付けた符号を付することで説明を
省略する。
【0020】パンチ13′のうち、実際に穴明けを行う
部分である下半部の外径A′(図4参照)は、目的の穴
7に必要な内径dと一致している。また、このパンチ1
3′にあっては、刃先面と外周面とが連続する角はエッ
ジ13dのままにしてあるが、刃先面のほぼ全体は、前
記パンチ13と同様、円錐状凹面13a′にしてある。
この凹面13a′の傾斜勾配α′はパンチ13における
円錐状凹面13aの傾斜勾配より多少大きい9゜程度に
してある。
【0021】ダイ15′のダイ穴15b′の上半分と、
ワーク押え17′のパンチガイド穴17b′の各内径
も、パンチ13′の径A′より所要のクリアランス分
(ほぼ0.05mm程度)大きくしてある。アルミニウ
ム鍛造品の穴打抜き装置11は以上のように構成されて
いる。
【0022】〔B.穴の打抜き〕(図1、図3〜図5) 次に、上記した穴打抜き装置11を使用して行う穴形成
工程の一例を説明する。鍛造されたワーク1は、先ず、
半抜き用打抜き装置11Aのダイ15とワーク押え17
にクランプされ、パンチ13は待機位置において、主と
して皮膜14が形成されている部分にスプレーノズル1
9からの潤滑油21を噴射される。
【0023】この状態からパンチ13が下降して、図3
に示すように、ボス部3に穴7を半抜きする。このと
き、パンチ13がワーク1を押圧する面は円錐状の凹面
13aになっているため、パンチ13で圧縮されたワー
ク1の肉の一部が相対的に凹面13aに逃げて圧縮抵抗
を軽減すると共に、パンチ13の外周面13bと穴7の
剪断切口面23との間の摩擦抵抗も軽減する。しかも、
パンチ13が剪断切口面23を形成する部位は曲面13
cになっているために、ワーク1の肉に対しては一種の
ファインブランキング効果が働いて、剪断切口面23に
亀裂が発生するのが防止される。そして、パンチ13に
は硬質な皮膜14がコーティングされており、この皮膜
14に潤滑油21が塗布されるので、パンチ13自体が
ワーク1の肉が付着し難い性質になっている。これらの
相乗効果により、剪断切口面23は亀裂と破断、ダレが
無いきれいな面に加工され、また、プレス機構が受ける
負荷も軽く済む。この半抜きは、ボス部3の厚みの3分
1乃至4分1程度の深さとする。
【0024】次いで、このように半抜きされた状態のワ
ーク1を、打落し用打抜き装置11Bのダイ15′とワ
ーク押え17′によってクランプする。パンチ13′は
待機位置において、スプレーノズル19からの潤滑油2
1を噴射され、必要によっては、半抜き状態の穴7にも
潤滑油21を供給する。
【0025】この状態からパンチ13′が下降して、図
5に示すように穴7を完全に打落す。即ち、内径dの目
的の穴7が形成される。この打落しでも、パンチ13′
がワーク1を押圧する面は円錐状の凹面13a′になっ
ているため、パンチ13′で圧縮されたワーク1の肉の
一部が相対的に凹面13a′に逃げて圧縮抵抗を軽減す
ると共に、パンチ13の外周面と穴7の剪断切口面23
との間の摩擦抵抗も軽減する。この場合、パンチ13′
が打落す肉厚は半抜きの際の肉厚より厚いため、パンチ
13′が受ける内圧は半抜きの際の内圧より大きいが、
この打落し用パンチ13′の円錐状凹面13a′の傾斜
勾配は半抜き用パンチ13の円錐状凹面13aのそれよ
り大きくしてあるので、その分、圧縮抵抗の軽減も大き
くなる。
【0026】そして、このパンチ13′が剪断切口面2
3′を形成する部位はエッジ13dのままになってお
り、このエッジ13dで切除される肉は僅かな厚さであ
るから、その切除は切削様に行われることになり、従っ
て、目的の穴7の内径寸法dが精度良く現出される。
【0027】〔C.ワークの予備処理〕(図6) 尚、ワーク1の穴形成位置に予め図6に示すような凹部
9を形成しておくと、その分、打抜きの負荷も小さくな
るし、潤滑油21も溜まり易いので、無理なく穴を打抜
くことができる。従って、この場合は、半抜きを省略し
て1回のプレスできれいに穴を形成することも現実的に
可能になる。
【0028】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明の具体的構成がこの実施の形態に限定されるもの
では無く、本発明の要旨から外れない範囲での設計変更
等があっても本発明に含まれる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明にあって
は、パンチの角が曲面になっていることによって剪断切
口面での亀裂の発生が抑えられ、また、パンチがワーク
を加圧する際に受ける内圧はパンチの刃先面に設けられ
ている円錐状凹面が一部吸収することで軽減されるの
で、それによってパンチと剪断切口面との摩擦抵抗が小
さくなって、剪断切口面での破断面やダレの発生をかな
り抑えることができる。
【0030】請求項2の発明によれば、打落し工程にお
いて打落す肉厚が半抜き工程で半抜きする肉厚より厚い
場合であっても、打落し用パンチの円錐状凹面の傾斜勾
配が半抜き用パンチの円錐状凹面のそれより大きくなっ
ている分、圧縮抵抗の軽減も大きく働く。
【0031】請求項3の発明によれば、ファインブラン
キング効果を大きく低下させること無しに内圧を軽減で
きる。
【0032】請求項4の発明によれば、皮膜が、ワーク
の材料の付着をある程度防止するので、その分、剪断切
口面での破断やダレの発生防止効果を更に高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るアルミニウム鍛造品
の穴打抜き装置における半抜き用打抜き装置の要部を示
すもので、一部を残して切断した断面図である。
【図2】図1に示す半抜き用打抜き装置におけるパンチ
の一部を拡大した断面図である。
【図3】図1に示す半抜き用打抜き装置が半抜きを完了
した状態の図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るアルミニウム鍛造品
の穴打抜き装置における打落し用打抜き装置の要部を示
す断面図である。
【図5】図4に示す打落し用打抜き装置が抜き落としを
完了した状態の図である。
【図6】ワークに予め打抜き用凹部を設けた例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1…ワーク 7…穴 11…アルミニウム鍛造品の
穴打抜き装置 13…(半抜き用)パンチ 13a…(パンチの)円
錐状凹面(刃先面) 13b…(パンチの)外周面 13c…(パンチの角
の)曲面 13′…(打落し用)パンチ 13a′…(パンチ
の)円錐状凹面(刃先面) 13b′…(パンチの)外周面 14…皮膜 15
…(半抜き用)ダイ 15′…(打落し用)ダイ α…円錐状凹面の傾斜勾配 α′…円錐状凹面の傾斜勾配
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B21J 5/10 B21J 5/10 Z 9/04 9/04 13/02 13/02 L H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パンチとダイによる剪断打抜き法によって
    アルミニウム鍛造製のワークに穴を形成するための穴打
    抜き装置であって、パンチは、その外周面と刃先面とが
    連続する角を曲面にすると共に該刃先面の略全体を円錐
    状凹面にしたことを特徴とするアルミニウム鍛造品の穴
    打抜き装置。
  2. 【請求項2】パンチとダイによる剪断打抜き法によって
    アルミニウム鍛造製のワークに穴を形成するための穴打
    抜き装置であって、目的の穴を半抜きするための半抜き
    用パンチ及び半抜き用ダイと、半抜き状態の穴を打落と
    すための打落し用パンチ及び打落し用ダイを備え、各パ
    ンチは刃先面の略全体を円錐状凹面にし、少なくとも半
    抜き用パンチは外周面と刃先面とが連続する角を曲面に
    し、打落し用パンチの円錐状凹面の傾斜勾配は、半抜き
    用パンチの円錐状凹面の傾斜勾配より稍大きくしたこと
    を特徴とするアルミニウム鍛造品の穴打抜き装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載したアルミニウム鍛
    造品の穴打抜き装置において、パンチの曲面の曲率半径
    を1.5ミリメートル以上3.0ミリメートル以下に
    し、円錐状凹面の傾斜勾配をパンチの軸と直交する面に
    対して5゜以上10゜以下にしたことを特徴とするアル
    ミニウム鍛造品の穴打抜き装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3に記載したアルミニウム鍛
    造品の穴打抜き装置のいずれかにおいて、パンチにクロ
    ームを含む皮膜をコーティングしたことを特徴とするア
    ルミニウム鍛造品の穴打抜き装置。
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