JP2002119849A - バインダーレス3a型ゼオライトビーズ吸着剤およびその製造方法並びにこれを用いた吸着除去方法 - Google Patents

バインダーレス3a型ゼオライトビーズ吸着剤およびその製造方法並びにこれを用いた吸着除去方法

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JP2002119849A
JP2002119849A JP2000318248A JP2000318248A JP2002119849A JP 2002119849 A JP2002119849 A JP 2002119849A JP 2000318248 A JP2000318248 A JP 2000318248A JP 2000318248 A JP2000318248 A JP 2000318248A JP 2002119849 A JP2002119849 A JP 2002119849A
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Yoshinori Shirokura
義法 白倉
Taizo Kawamoto
泰三 河本
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Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】乾燥脱水剤用途に要求される、強い強度物性と
優れた吸着性能を併せ持つ、バインダーレス3A型ゼオ
ライトビーズ吸着剤を容易に得ることができる製造方法
を提供する。 【解決手段】カリウムイオン交換率が15〜65%、ゼ
オライト結晶含有率が98%以上であり、かつ、粒径が
1.7〜2.8mmの平均耐圧強度が6kgf以上であ
るバインダーレス3A型ゼオライトビーズ吸着剤、その
製造方法として、4A型ゼオライト100重量部に対
し、カオリン系粘土が20〜30重量部、無機系分散剤
が0〜10重量部からなる混合物を成形、焼成して得た
4A型ゼオライトビーズと、液OH濃度が1.5〜6.
0モル/リットルの水酸化カリウムと水酸化ナトリウム
の混合水溶液を、反応系内に存在するK/(K+Na)
モル比が0.15〜0.75の範囲で接触させた後、次
いで、焼成活性化することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結合剤含有量が少
なく、かつ、吸着剤の物理的強度が優れた、いわゆる高
強度バインダーレスゼオライトビーズ吸着剤及びその製
造方法に関するものである。
【0002】詳しくは、乾燥脱水剤あるいは吸着分離用
として工業的に広く用いられ、例えばフロン冷媒、有機
溶媒中の水分除去、地球温暖化の環境問題である二酸化
炭素の吸着分離などの分野において有用となる高強度バ
インダーレス3A型ゼオライトビーズ吸着剤の製造方法
に関するものである。
【0003】一般的に、乾燥脱水剤用途に用いられるゼ
オライト種は、乾燥される物質の分子径とその物質が吸
着されないことを基本に選定され、A型ゼオライトある
いはX型ゼオライトが工業的に多く用いられる。例え
ば、2.8オングストロームの分子径を有する水分子の
み吸着するには有効細孔径3オングストロームの3A型
ゼオライトが有効であり、このような場合は4A型ゼオ
ライト中のナトリウムイオンをカリウムイオンにイオン
交換し3A型ゼオライトとして用いられている。
【0004】
【従来の技術】従来より、結晶性ゼオライトA型、X型
を有効吸着成分として含有する吸着剤は広く用いられて
いる。
【0005】通常、ゼオライト吸着剤は、ゼオライト粉
末と粘土系バインダー、および成形助剤として増粘剤あ
るいは分散剤などを添加し、ビーズ、又は、ペレットな
ど目的に応じた形状に造粒成形される。ゼオライト結晶
と非吸着成分の粘土系バインダー等を用いて製造される
吸着剤においては、優れた吸着性能を発揮するには、バ
インダー成分を低減させ有効吸着成分であるゼオライト
結晶の含有率を高くすることである。
【0006】しかし、吸着剤用途によってはその用途に
応じて要求される物性及び特性が異ることがあり、例え
ば水分除去を目的とした乾燥剤用途の場合、振動、加熱
再生などの過酷な条件下で使用されるため吸着剤の破
砕、割れ、剤のこすれによる剥離、粉化などの面から、
物理的強度の高い吸着剤が要求されていた。
【0007】これに対し、吸着剤の強度物性を向上させ
るために粘土系バインダー量を多くして成形しているの
が実状であったが、バインダー量が増加するに比例して
ゼオライト結晶含有率が低下し、満足する吸着性能が得
られない吸着剤になるとともに、バインダーが不均一に
分散してしまい強度物性、吸着能力共にバラツキの大き
い吸着剤になってしまう恐れがある。
【0008】一方、ゼオライト結晶含有率を高める公知
の方法として、ナトリウムA型ゼオライト粉末とカオリ
ン系粘土バインダーからなる成形体を通常500〜70
0℃で焼成しカオリン系粘土を反応性の高い非晶質メタ
カオリンに転換した後、水酸化ナトリウム水溶液を接触
させメタカオリンをナトリウムA型ゼオライトへ転換す
るバインダーレス法が知られている。
【0009】しかし、バインダーレス化処理自体は、ゼ
オライト結晶含有率は向上するものの、物理的強度の付
与は小さく、強度の低いゼオライトビーズをバインダー
レス化した場合、得られるバインダーレスゼオライトビ
ーズの強度も低い。また、ゼオライト吸着剤の強度を高
めるために粘土バインダー量を増加したゼオライトビー
ズをバインダーレス化した場合、メタカオリン成分から
ゼオライト結晶への転換に長時間要することや、成形体
内中心部分まで完全にゼオライト結晶へ転換せずゼオラ
イト結晶含有率の低い吸着剤となることがあった。
【0010】また、上記で得られたバインダーレス4A
型ゼオライトをバインダーレス3A型ゼオライトへ変化
させる手段としては公知の方法、例えば、塩化カリウム
水溶液等をもちいて、4A型ゼオライト中のナトリウム
イオンをカリウムイオンでイオン交換する方法が知られ
ているが、バインダーレス化した4Aゼオライト成形体
を、カリウムイオン交換した場合、吸着剤の割れ、物理
的強度低下などの問題を伴なうことから、高い強度を有
したバインダーレス3Aゼオライト吸着剤を得ることが
困難であった。このことは、高い強度を有したバインダ
ーレス4A型ゼオライト吸着剤を用いた場合についても
同様である。原因は、バインダーレス4Aゼオライト吸
着剤を、カリウムイオンでイオン交換することによっ
て、ゼオライト格子の膨張、収縮の影響により吸着剤に
歪みを生じることが原因と考えられる。
【0011】4Aゼオライトから3Aゼオライトへ変化
するカリウム交換率としては、特開平6−48728記
載によると16%以上と開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本課題を解決するに
は、緻密で空隙率が低く、物理的強度の強いゼオライト
ビーズを用い、物理的強度を維持しながら、バインダー
レス化とカリウムイオン交換を行なうことである。
【0013】本発明は、従来2つの工程で行っていたバ
インダーレス化とカリウムイオン交換を同時に行うこと
で、従来の課題を克服し、中でも乾燥脱水剤用途に要求
される、強い強度物性と優れた吸着性能を併せ持つ、バ
インダーレス3A型ゼオライトビーズ吸着剤を容易に得
ることができる製造方法を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、ゼオライトと
1次粒子径が1μm以下のカオリン系粘土バインダーと
の混合物に水で溶解させた縮合リン酸塩等の無機系分散
剤を加えた後、混練、捏和した後、撹拌造粒法又は転動
造粒法によってビーズ状に成形、次いで、整粒、乾燥
後、焼成し、水酸化ナトリウムと水酸化カリウムからな
る混合水溶液を用いて、適切な条件でバインダーレス化
とカリウムイオン交換を同時に行ない、活性化すること
で物理的強度が強く、かつ、ゼオライト含有率の高いバ
インダーレス3A型ゼオライト吸着剤が容易に得られる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0015】以下、本発明を詳細に説明する。
【0016】本発明のバインダーレス3A型ゼオライト
ビーズ吸着剤に用いられるゼオライトとしては、最終的
に得られるバインダーレスゼオライトビーズ成形体の性
能が本発明の目的を達成できるものであれば特に限定さ
れるものではないが、前記したように、乾燥対象物質の
分子径の面からA型ゼオライト又はX型ゼオライトが好
ましく用いられる。
【0017】例えば、エチレンプラント用には3A型ゼ
オライト、フロン冷媒の乾燥脱水用、有機溶媒中の水分
除去にはA型ゼオライト、又、深冷分離前処理あるいは
複層ガラス用などにはX型ゼオライトが一般的に用いら
れている。
【0018】本発明のバインダーレス3A型ゼオライト
ビーズ吸着剤の形状としてはビーズ状であればよく、球
状、楕円状などなんら限定されることはない。ビーズ造
粒法には、プレート型、パン型の転動造粒法、あるいは
撹拌羽根を具備した撹拌造粒法などを用いた例が挙げら
れ、いずれの造粒法を用いても本発明の目的を達成でき
るが、好ましくは、撹拌造粒法を用いた方法が好まし
い。ビーズ径に関しては、使用の目的に応じた大きさで
あればよいが、吸着剤強度がビーズ径に比例すること、
成形性、あるいは操作性を考慮し、通常、乾燥脱水用剤
では1.5〜3.0mm程度の直径を有した吸着剤が好
ましく用いられる。
【0019】本発明のバインダーレス3A型ゼオライト
ビーズ吸着剤に用いられる粘土は、バインダーレス化で
ゼオライト結晶へ転換するためには、バインダーレス化
前の焼成でメタカオリン化する粘土が必須である。その
代表的な粘土はカオリン系粘土であり、カオリン鉱物に
属する粘土であるカオリナイト、ハロイサイト、木節粘
土、蛙目粘土などが挙げられ、種類によってSi、Al
含有量あるいはアルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移
金属など不純物の含有量が多少異なるだけで、基本的に
はSi/Alモル比が2.0の板状晶のアルミノシリケ
ートであって、何れの粘土においても造粒成形性、吸着
剤の物理的性質、バインダーレス品の性能は同等であり
問題ではない。
【0020】これらの粘土バインダーは、ビーズ中のゼ
オライト粒子間に存在するものであり、特に吸着剤の強
度を向上させるため成形体密度を高く、ビーズ中に存在
する空隙の比率、即ち、空隙率を低くするには1次粒子
径が1μm以下のものが好ましく、例えば、ジョージア
カオリン粘土等が挙げられる。これらは、1種単独のみ
ならず、2種以上が混合されてもよい。
【0021】更に、無機系分散剤としては、水に対する
溶解度が高く、その水溶液がアルカリ性を示すものが必
須である。このような無機系分散剤としては、例えば、
縮合リン酸塩あるいはアルミン酸ナトリウム等が挙げら
れる。中でも縮合リン酸塩が好ましく、更にはピロリン
酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸
カリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ヘキサメタリ
ン酸カリウムなどが挙げられ、特にピロリン酸ナトリウ
ム、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウムが
好ましく用いられる。これらは単独もしくは2種以上の
混合物で使用しても問題ない。
【0022】尚、本発明において、分散剤が無機系であ
るのは、1つには分散剤の粘性にある。例えば、特公昭
39−21821号公報に記載の有機系の分散剤である
リグニンスルフォン酸塩などに代表されるものは、分子
量10,000以上の高分子量のものが多く、粘性が強
いために成形される剤に部分的なママコ状態を形成しや
すく、造粒成形が困難となってしまう。又、成形された
ビーズ同士が付着して、形状が歪になったり、成形装置
への付着が激しくなり,好ましくないのである。さらに
成形体を焼成する工程において燃焼による急激な発熱に
よりゼオライトに熱衝撃を与え、吸着性能を阻害するば
かりでなく、細孔を形成することにより成形体の緻密度
が低下して強度物性を損なうことになる。これに対し、
無機系の分散剤は、粘性が高くないため造粒性に優れ、
得られる吸着剤の緻密性にも優れている。
【0023】本発明のバインダーレス3A型ゼオライト
ビーズ吸着剤におけるゼオライトとカオリン系粘土及び
無機系分散剤との比率は、ゼオライト100重量部に対
し、カオリン系粘土20〜30重量部が好ましい範囲で
ある。また、無機系分散剤に関しては、添加しなくても
バインダーレス3A型ゼオライト吸着剤は得られるが、
より高い強度物性、例えば、ビーズ径が1.7〜2.8
mmの平均耐圧強度で6kgf以上を得るためには、無
機系分散剤を4〜10重量部添加することが好ましい。
尚、無機系分散剤の重量部とは縮合リン酸塩の場合、五
酸化リン(P25)基準で約2〜5重量部に相当する量
である。
【0024】次に本発明のバインダーレス3A型ゼオラ
イトビーズ吸着剤の製造方法について説明する。
【0025】その製造方法としては、4A型ゼオライト
粉末と無水基準でゼオライト粉末100重量部に対して
20〜30重量部のカオリン系粘土と水に溶解等して分
散せしめた無機系分散剤0〜10重量部を加えた後、混
合、混練した後、撹拌造粒法によってビーズ状に成形
し、以後、乾燥、焼成メタカオリン化、さらにメタカオ
リンをゼオライト結晶に転換するバインダーレス化とカ
リウムイオン交換を同時に行ない、活性化する工程から
構成されており、以下、順に説明する。
【0026】<混合混練工程>本発明のゼオライトビー
ズ吸着剤の製造方法において用いられるゼオライト粉末
としては、最終的に得られるバインダーレス3A型ゼオ
ライトビーズ吸着剤の性能が本発明の目的を達成できる
ものであれば特に限定されるものではなく、A型ゼオラ
イト又はX型ゼオライトが好ましく用いられ、用途によ
ってこれらゼオライト種が使い分けられる。
【0027】4A型ゼオライト粉末は、公知の方法、す
なわちアルミン酸ナトリウムおよびケイ酸ナトリウム、
水酸化ナトリウムから合成され、このゼオライト粉末と
カオリン系粘土、そして造粒成形に必要な水で溶解せし
めた無機系分散剤は、容器に入れられた後、均一になる
よう十分に混練、捏和される。 混合混練が不十分な場
合、混合物粒子間に気孔が多く存在し、緻密な成形体を
形成することが困難となることがある。好ましい混合物
の嵩密度は0.8kg/リットル以上である。
【0028】用いられるカオリン系粘土の量としては、
吸着剤の物理的強度を高く、バインダーレス化で高いゼ
オライト結晶含有率を得るためには20〜30重量部の
範囲が好ましい。30重量部を超えると、バインダーレ
ス化においてメタカオリン成分がゼオライトへ結晶の転
換に長時間要することや、成形体内中心部分まで完全に
ゼオライト結晶へ転換せずゼオライト結晶含有率の低く
吸着性能が満足されない吸着剤となることがある。20
重量部以下になると物理的強度が満足されず、乾燥脱水
吸着剤としての使用目的に耐え難いものになることがあ
る。
【0029】更に、本発明の方法において用いられる無
機系分散剤の量としては、縮合リン酸塩を用いる場合、
ゼオライト粉末100重量部に対して五酸化リン基準で
0〜5重量部を水に溶解して添加するのが好ましい。無
機系分散剤に関しては、添加しなくてもバインダーレス
3A型ゼオライト吸着剤は得られるが、より高い強度物
性、例えば、ビーズ径が1.7〜2.8mmの平均耐圧
強度で6kgf以上を得るためには、無機系分散剤を五
酸化リン基準で2〜5重量部添加することが好ましい。
又、アルミン酸ナトリウムを用いる場合においても同様
にゼオライト粉末100重量部に対して酸化アルミニウ
ム基準で0〜5重量部を水に溶解して添加するのが好ま
しい。
【0030】ゼオライト粉末とカオリン型粘土バインダ
ー、そして無機系分散剤とを混合混練するために添加さ
れる水の量は、カオリン型粘土バインダー等の性状、あ
るいは配合量によって異なるが、最終的に加えられる量
としては、ゼオライト粉末100重量部に対して40〜
60重量部の範囲の量が好ましい。従って、無機系分散
剤が10重量部を超えると添加水分だけでは溶解でき
ず、スラリー状態で混合することになり、均一な混合混
練物が得られず、一様な吸着剤強度が得られない。
【0031】<成形工程>上記の混合混練工程におい
て、十分に捏和された混合物を撹拌造粒法によって、ビ
ーズ形状に成形する。
【0032】ここで本発明の方法において用いられる造
粒方法としては撹拌造粒法が好ましく用いられる。これ
は、通常の転動造粒法に比して羽根撹拌することで強い
剪断力が与えられ、無機系分散剤に分散された粘土バイ
ンダーが、さらに均一にゼオライト粒子に分散付着し、
ゼオライト粒子間に存在して空隙を塞ぎ、緻密な成形体
に形成できるからである。
【0033】成形物の形状については本発明の特徴を具
備しておれば何ら限定されるものではなく、球状、楕円
状などに成形されたものでよく、例えば7〜10メッシ
ュの大きさのビーズとすることができる。
【0034】さらに物理的強度、特に摩耗強度を要求さ
れる場合、真球度の高いビーズ成形体であることが望ま
しく、成形した球状品を公知の方法、例えばマルメライ
ザー成形機を用いて任意の回転数、時間条件で整粒して
ビーズ表面を滑らかにすることが一般的に行なわれる方
法である。
【0035】また、成形、整粒されるビーズ径は用途に
よって大きさを変えることが容易であり、篩等による分
級で大きさを揃えればよいが、分級幅を狭くしすぎる
と、成形時の収率が低くなり好ましくない。物理的強度
はビーズ径に比例して高くなるため、粒度分布として
は、7〜10メッシュを例にした場合、中央径付近であ
る8〜9メッシュの割合を多く、好ましくは50重量%
以上にしたほうが、7〜10メッシュの平均的強度とし
てより高いものが安定して得られる。
【0036】<焼成工程>このようにして成形されたビ
ーズは乾燥、焼成され、添加されたカオリン型粘土バイ
ンダーは非晶質のメタカオリンに転換、焼結される。乾
燥、焼成の方法としては公知の方法を用い実施すること
ができ、例えば、熱風乾燥機、電気マッフル炉、管状
炉、回転炉などを用いればよい。
【0037】焼成の温度としては得られるビーズの物理
的強度を安定的に保持し、ビーズ中のカオリン系粘土を
メタカオリン化させる温度である600℃以上の温度で
実施すればよく、さらに、好ましくは650〜700℃
の温度条件が望ましい。
【0038】<バインダーレス化工程>このようにして
得られた焼成物を水酸化カリウム水溶液と水酸化ナトリ
ウムの混合水溶液と接触させメタカオリンをA型ゼオラ
イト結晶への転換とカリウムイオン交換を同時に行う。
バインダーレス化の方法としては公知の方法を用いるこ
とができ、例えば、焼成物と水酸化カリウムと水酸化ナ
トリウムの混合水溶液を反応槽に入れ静置で行うバッチ
法や、焼成物をカラム等に充填し、水酸化カリウムと水
酸化ナトリウムの混合水溶液を循環しながら行うカラム
法を用いればよい。また、バインダーレス化で用いる水
酸化カリウムと水酸化ナトリウムの混合水溶液は、それ
ぞれフレーク状などの固体を水で溶解させたものや、工
業用の48重量%水溶液を水で希釈して用いればよい。
【0039】バインダーレス化は通常、熟成、結晶化の
工程からなり、熟成は、メタカオリンからSi、Alの
溶解によってゼオライトの結晶核を発生させることで、
結晶化の促進と不純物の生成を抑制し、生成するA型ゼ
オライト純度を高めることが目的と考えられている。
【0040】水酸化カリウムと水酸化ナトリウムの混合
水溶液の液濃度としては、液OH濃度で1.5〜6.0
モル/リットルの範囲が好ましく、液OH濃度が高い場
合、ソーダライトなどの不純物が生成し、また、低い場
合メタカオリンからA型ゼオライトへの転換が不十分で
あり、いずれも得られるA型ゼオライトの純度が低くな
るため好ましくない。また、上記範囲内でも、より高強
度、高ゼオライト結晶含有率を得るためには、液OH濃
度が、好ましくは3〜6モル/リットル、さらに好まし
くは4〜6モル/リットルで行なうことが望ましい。
【0041】上記に示した混合水溶液を、焼成工程で得
られた焼成物を接触させた際に、カリウムイオン交換を
同時に行うため、その組成として、反応系内に存在する
K/(K+Na)モル比が0.15〜0.75の範囲と
することが好ましい。K/(K+Na)モル比が0.1
5以下になると、得られるカリウム交換量が不十分で4
Aゼオライトから3Aゼオライトに変化しない。また、
K/(K+Na)モル比が0.75以上になると、F型
ゼオライトなどの不純物が生成するため好ましくない。
また、上記範囲内でも、より高強度、高ゼオライト結晶
含有率を得るためには、K/(K+Na)モル比が、好
ましくは0.2〜0.6、さらに好ましくは0.3〜
0.5で行なうことが望ましい。
【0042】熟成の温度は30℃〜60℃で実施すれば
よく、好ましくは40℃〜50℃の温度条件が望まし
い。熟成の温度が30℃より低いと、ゼオライト結晶核
の生成が不十分で生成するA型ゼオライト結晶の純度が
低下すると考えられ好ましくない。
【0043】結晶化の温度は、70℃〜90℃で実施す
ればよく、70℃より低いとバインダーレス化の完了時
間が長く効率が低下するため好ましくない。
【0044】<活性化工程>このようにしてバインダー
レス化とカリウムイオン交換を同時に行ったバインダー
レス3A型ゼオライトビーズは洗浄、乾燥されゼオライ
ト結晶中の水分を脱水することを目的として焼成活性化
され、最終的にバインダーレス3A型ゼオライトビーズ
吸着剤として得られる。乾燥、焼成活性化の方法として
は公知の方法を用い実施することができ、例えば、熱風
乾燥機、電気マッフル炉、管状炉、回転炉などを用いれ
ばよい。
【0045】活性化の温度としては得られるビーズの物
理的強度を安定的に保持し、ゼオライト結晶中の水分を
完全に脱水させる温度である300℃〜700の温度で
実施すればよく、さらに好ましくは400〜600℃の
温度条件が望ましい。活性化温度が高くなると、熱劣化
によるゼオライトの結晶性が低下するため好ましくな
い。活性化温度が300℃より低い場合、ゼオライト結
晶中の水分を完全に脱水できず満足する吸着性能が得ら
れない。
【0046】本発明の方法により得られるバインダーレ
ス3A型ゼオライトビーズ吸着剤は、乾燥脱水用あるい
は吸着分離用として広く用いられ、例えばカーエアコン
用冷媒であるHFC−134a等の脱水剤として用いる
ことができると考えられる。フロンの吸着分解は、粘土
バインダーに由来する固体酸特性あるいは不純物金属カ
チオンが影響するものと考えられ、本発明のバインダー
レス化はカオリン系粘土がゼオライト結晶に転換させる
ことから、固体酸特性あるいは不純物金属カチオンの影
響によるフロンの吸着分解を回避できるものと考えられ
る。その他、有機溶媒中あるいは空気中の水分除去、
又、地球温暖化の環境問題である二酸化炭素の吸着など
吸着分離剤分野の用途にも有用である。
【0047】本発明のバインダーレス3A型ゼオライト
ビーズ吸着剤の物理的強度が強い理由は、バインダーと
して1次粒子径が1μm以下の板状晶カオリン系粘土を
用いる点、および凝集した粘土バインダーを分散させる
ために縮合リン酸塩などの無機系分散剤を用いる点、
又、撹拌造粒法で成形することによって強い剪断力を与
えてこれら粘土バインダーをさらに均一に分散すること
にある。すなわち、無機系分散剤に分散された粘土バイ
ンダーがより均一にゼオライト粒子に分散付着し、ゼオ
ライト粒子間に存在して空隙を塞ぎ、緻密な成形体にな
ることによるものと考えられる。
【0048】さらに、高い水分平衡吸着性能を達成でき
る点は、上記の物理的強度の高いゼオライトビーズに水
酸化カリウムと水酸化ナトリウムの混合水溶液に接触さ
せることで、バインダーレス化とカリウムイオン交換を
同時に行うことで、物理的強度を低下させることなく、
3A型ゼオライト結晶含有率が向上したことに起因する
ものである。
【0049】また、このバインダーレス3A型ゼオライ
トビーズ吸着剤は、ゼオライト結晶含有率が98%以上
であることから、ここで用いた水溶性の無機系分散剤
は、バインダーレス化時に水酸化カリウムと水酸化ナト
リウムの混合水溶液中へ溶出したものと考えられる。
【0050】以下、本発明について実施例を用いてさら
に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。尚、各評価は以下に示した方法によって実施
した。
【0051】(1)耐圧強度 焼成・活性化した吸着剤を、吸湿を避けるため素早く、
25個を硬度計(藤原製作所製、型式:KHT−20)
で一個ずつ測定した。測定は、直径5mmの圧子によっ
て一定速度で吸着剤に加重を加える方式によるもので、
吸着剤が破砕された時の加重量を耐圧強度(kgf)と
し、得られた値の平均値を各実施例、比較例の耐圧強度
とした。
【0052】(2)水分平衡吸着量 焼成・活性化した吸着剤を、温度25℃、相対湿度80
%のデシケーター中で16時間以上放置して完全に水和
した。次いで、マッフル炉中で900℃、1時間焼成
し、吸着剤に吸着された水分量を測定した。
【0053】(3)カリウム交換率 焼成・活性化した吸着剤を、硝酸とフッ酸を用いて完全
に溶解した後、ICP発光分析装置(パーキンエルマー
社製、型式optima3000)を用い、Na、K、
Al、Siの含有量の測定値から以下の式で計算した。
【0054】 K交換率(%)={K/(K+Na)モル比}×100 (4)粒度分布 焼成・活性化した吸着剤を、上段から2.36mm、
2.00mm、1.70mmの順にセットした篩で分級
し、各篩いに残った割合を重量%で計算した。
【0055】(5)フロン分解性試験 米国冷凍協会の試験法(ASRE法)でシールドチュー
ブテストと呼ばれる加速試験法でフロンの分解率を評価
した。シールドチューブテストとは、内容積40ml程
度の耐圧密閉ガラス容器にHFC−134aを約2g、
剤を約0.5g、冷凍機油を約0.8g封入し、175
℃にて加熱して30日以上放置した後、剤に吸着ざれた
フッ素イオンの量を測定して冷媒の分解性を評価した。
【0056】(6)ゼオライト結晶含有率 純粋なナトリウム4A型ゼオライト粉末を塩化カリウム
水溶液にてカリウムイオン交換を行い、カリウムイオン
交換率と水分吸着量を前記の方法を用いてそれぞれ測定
し、カリウムイオン交換率と水分吸着量の関係を得た。
さらに、この関係を多項式近似した結果、相関係数0.
9996の高い精度で近似することができた。
【0057】この近似式をもとに、実際に得られたバイ
ンダーレス3Aゼオライト吸着剤のK交換率からゼオラ
イト含有量100%に相当する水分吸着量(B)を計算
し、実際に測定した水分吸着量(A)との比からゼオラ
イト結晶含有率を求めた。
【0058】ゼオライト含有量100%相当の水分吸着
量(B)の近似式 B(%)=3.7399X3−6.3054X2−3.2
65X+28.022 ここで、X=得られた吸着剤のK交換率(%)/100 ゼオライト結晶含有率(%)=A/B×100 表1にナトリウム4A型ゼオライト粉末のカリウムイオ
ン交換率と水分吸着量の測定値を、図1にそのグラフを
示した。
【0059】
【表1】
【0060】実施例1 合成ナトリウムA型ゼオライト粉末(東ソー株式会社
製、SiO2/Al23=2.0)100重量部に対し
てジョージアカオリン粘土25重量部および50重量部
の水に溶解させたP2O5基準で3.5重量部のトリポ
リリン酸ナトリウムをミックスマーラー混練機(新東工
業社製、型式:MSG−05S)で混合混練した。
【0061】この混合物を攪拌造粒機ヘンシェルミキサ
ー(三井鉱山社製、型式:FM−75)で直径1.7m
m〜2.8mmのビーズ形状成形し、マルメライザー成
形機(不二パウダル社製、型式:Q−1000)を用い
て整粒した後、乾燥した。
【0062】次いでマッフル炉(アドバンテック社製、
型式:KM−600)を用いて空気流通下において65
0℃雰囲気中5時間焼成して粘土を焼結、メタカオリン
化させた。
【0063】この焼成物を無水基準で25gと液OH濃
度が6モル/リットルでK/(K+Na)モル比が0.
52に調製した水酸化カリウムと水酸化ナトリウムの混
合水溶液100gを、250ccポリエチレン製容器に
入れ、熱風乾燥機内で40℃で1時間静置熟成した後、
80℃で16時間静置結晶化した。このときの反応系内
に存在するK/(K+Na)モル比は0.40である。
結晶化終了後、純水で十分に洗浄し乾燥した。
【0064】ついでマッフル炉(アドバンテック社製、
型式:KM−600)を用いて空気流通下において50
0℃雰囲気中5時間焼成して活性化させた。
【0065】このようにして得られたバインダーレス3
Aゼオライトビーズ吸着剤を前記の方法にて耐圧強度、
粒度分布、カリウム交換率、水分平衡吸着量を測定し、
ゼオライト結晶含有率を算出しその結果を表2に示す。
また、フロンの分解率を測定した。
【0066】
【表2】
【0067】使用した粘土の量はゼオライト100重量
部に対する量を示し、分散剤の量とはゼオライト100
重量部に対するP25およびAl23の量 使用した分散剤の種類を以下に示す A トリポリリン酸ナトリウム Na5310 B ピロリン酸ナトリウム Na427 C アルミン酸ナトリウム Na2Al24 D ピロリン酸カリウム K427 実施例2〜12 表2に示したジョージアカオリン粘土の添加量、分散剤
の種類あるいは添加量、液OH濃度、反応系内のK/
(K+Na)モル比以外は実施例1と同様な操作によっ
てバインダーレス3A型ゼオライトビーズ吸着剤を調製
した。得られたバインダーレス3A型ゼオライトビーズ
吸着剤の耐圧強度、粒度分布、カリウム交換率、水分平
衡吸着量を前記の方法で測定し、ゼオライト結晶含有率
を算出した。
【0068】また、フロンの分解率を測定した。
【0069】フロンの分解率の測定結果を以下の表3に
示す。
【0070】
【表3】
【0071】比較例1〜6 表3に示したジョージアカオリン粘土の添加量、分散剤
の種類あるいは添加量、バインダーレス化の有無、液O
H濃度、反応系内のK/(K+Na)モル比以外は実施
例1と同様な操作によってバインダーレスゼオライトビ
ーズ吸着剤を調製した。
【0072】このようにして得られた吸着剤を前記の方
法にて耐圧強度、粒度分布、カリウム交換率、水分平衡
吸着量を測定し、ゼオライト結晶含有率を算出した。そ
の結果を表4に示す。
【0073】
【表4】
【0074】使用した粘土の量はゼオライト100重量
部に対する量を示し、分散剤の量とはゼオライト100
重量部に対するP25量 使用した分散剤の種類Aはトリポリリン酸ナトリウム、
Na5310を示す。
【0075】比較例6は、混合混練工程で使用する水に
分散剤が完全に溶解せずスラリー状で添加したため混合
物が不均一となり、均一なビーズ形状に成形できなかっ
た。
【0076】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のバインダーレス3A型ゼオライトビーズ吸着剤は耐圧
強度、水分平衡吸着量、ゼオライト含有率が高く優れた
物性を示した吸着剤である。さらに本発明の製造方法に
より、バインダーレス3A型ゼオライトビーズ吸着剤を
容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ナトリウム4A型ゼオライト粉末のカリウムイ
オン交換率と水分吸着量との関係を示す図である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4D017 AA00 BA01 CA01 CB01 DA01 4D052 AA00 DA06 GA04 GB00 GB12 GB13 GB16 GB17 HA03 HB02 4G066 AA13D AA50D AA61A AA62B AA64D AA80D AE10B BA09 BA20 BA35 BA36 BA38 CA43 DA01 DA07 FA02 FA11 FA18 FA22 FA26 FA28 FA33 FA37 4G073 BA04 BA05 BA70 BD20 CM09 CZ02 CZ63 FB29 FB30 FC13 FD23 FD26 FE02 FE04 FF07 GA11 GA21 GA26 UA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カリウムイオン交換率が15〜65%、ゼ
    オライト結晶含有率が98%以上であり、かつ、粒径が
    1.7〜2.8mmの平均耐圧強度が6kgf以上であ
    るバインダーレス3A型ゼオライトビーズ吸着剤。
  2. 【請求項2】2.0〜2.4mmの粒径の粒子の重量の
    総和が全粒子の重量の総和の50重量%以上で平均耐圧
    強度が8kgf以上である請求項1記載のバインダーレ
    ス3A型ゼオライトビーズ吸着剤。
  3. 【請求項3】4A型ゼオライト100重量部に対し、カ
    オリン系粘土が20〜30重量部、無機系分散剤が0〜
    10重量部からなる混合物を成形、焼成して得た4A型
    ゼオライトビーズと、液OH濃度が1.5〜6.0モル
    /リットルの水酸化カリウムと水酸化ナトリウムの混合
    水溶液を、反応系内に存在するK/(K+Na)モル比
    が0.15〜0.75の範囲で接触させた後、次いで、
    焼成活性化することを特徴とするバインダーレス3A型
    ゼオライトビーズ吸着剤の製造方法。
  4. 【請求項4】液OH濃度が、好ましくは3.0〜6.0
    モル/リットル、さらに好ましくは4.0〜6.0モル
    /リットル、反応系内に存在するK/(K+Na)モル
    比が、好ましくは0.2〜0.6、さらに好ましくは
    0.3〜0.5である請求項3記載のバインダーレス3
    A型ゼオライトビーズ吸着剤の製造方法。
  5. 【請求項5】無機系分散剤が、水に対する溶解度が高
    く、かつ水溶液がアルカリ性の縮合リン酸塩及び/又は
    アルミン酸ナトリウムである請求項3記載の3A型ゼオ
    ライトビーズ吸着剤の製造方法。
  6. 【請求項6】縮合リン酸塩が、トリポリリン酸ナトリウ
    ム、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウムからな
    る群より選ばれる1種以上である請求項5記載の3A型
    ゼオライトビーズ吸着剤の製造方法。
  7. 【請求項7】4A型ゼオライトビーズ吸着剤を、撹拌造
    粒法又は転動造粒法によって成形した請求項3乃至6記
    載の3A型ゼオライトビーズ吸着剤の製造方法。
  8. 【請求項8】カオリン型粘土の1次粒子径が1μm以下
    である請求項3乃至7記載の3A型ゼオライトビーズ吸
    着剤の製造方法。
  9. 【請求項9】ガス中、又は液中の被吸着物質を吸着除去
    する方法において請求項1又は請求項2記載のバインダ
    ーレス3A型ゼオライトビーズ吸着剤を用いることを特
    徴とする吸着除去方法。
  10. 【請求項10】被吸着物質が水である請求項9に記載の
    吸着除去方法。
  11. 【請求項11】ガスが、1,1,1,2−テトラフルオ
    ロエタン(HFC−134a)を含む混合ガスである請
    求項9又は請求項10に記載の吸着除去方法。
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