JP2002118397A - 電子部品吸着ノズル - Google Patents

電子部品吸着ノズル

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JP2002118397A
JP2002118397A JP2000309426A JP2000309426A JP2002118397A JP 2002118397 A JP2002118397 A JP 2002118397A JP 2000309426 A JP2000309426 A JP 2000309426A JP 2000309426 A JP2000309426 A JP 2000309426A JP 2002118397 A JP2002118397 A JP 2002118397A
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electronic component
component suction
carrier tape
cavity
suction
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JP2000309426A
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Hironori Konno
宏則 今野
Wataru Hirai
弥 平井
Hiroyuki Fujiwara
弘之 藤原
Hiroaki Imagawa
宏明 今川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品の吸着取り出し時における破損を防
止し、電子部品の吸着取り出し処理の安定性や信頼性を
向上させることのできる電子部品吸着ノズルを提供する
こと。 【解決手段】 吸引口22aが開設される電子部品吸着
ノズル21の先端の部品吸着面22は、キャリアテープ
5上面に降下させた際に、キャビティ5aの開口全域を
覆うように形成され、かつ、部品吸着面22には、キャ
ビティ5a内部を電子部品吸着ノズル21の外周の外部
空間に連通させる通気溝24を装備して、突き上げ棒を
使用せずに電子部品3の吸着を可能にした構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板にチ
ップ形の電子部品を装着する電子部品自動装着装置等で
使用される電子部品吸着ノズルに関するもので、詳しく
は、電子部品の吸着取り出し時における破損を防止し、
電子部品の吸着取り出し処理の安定性や信頼性を向上さ
せるための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器製品の製造コストの低減
や省力化に伴い、電子機器製品で使用するプリント基板
上にチップ形の電子部品を装着する電子部品自動装着装
置の開発が盛んになされている。
【0003】図7は、このような電子部品自動装着装置
の従来例を示したものである。ここに示した電子部品自
動装着装置1は、チップ形の電子部品3を上面のキャビ
ティ(凹部)5aに収容したキャリアテープ5により順
次所定の部品供給位置Pに供給し、部品供給位置Pに到
達したキャリアテープ5上の電子部品3を電子部品吸着
ノズル7によって吸着取り出した後、前記電子部品吸着
ノズル7を矢印(イ)に示すように移動操作して、部品
供給位置Pの近辺に位置決めされたプリント基板9上の
定位置に電子部品3を実装するものである。
【0004】この例の場合、キャリアテープ5は、巻回
状態でカセット11にストックされていて、図示しない
テープ走行機構によって、順次、部品供給位置Pを通過
するように支持されている。
【0005】電子部品吸着ノズル7は、図に矢印
(ロ),(ハ)で示すように、前記部品供給位置Pの直
上で昇降可能に支持されるとともに、図示しないノズル
移動機構によって前述の矢印(イ)で示すように前記プ
リント基板9上に移動可能にされ、更に、プリント基板
9への部品の実装のために、プリント基板9上でも矢印
(ニ),(ホ)で示すように、昇降可能に支持されてい
る。また、プリント基板9は、部品実装位置を変更した
り、プリント基板9の入れ替えのために、図に矢印
(ヘ)で示す方向に搬送可能にされている。
【0006】これまで、前記電子部品吸着ノズル7とし
ては、図8〜図10に示す大口径タイプと、図11〜図
13に示す小口径タイプの2タイプが開発されている。
何れのタイプの場合も、先端の部品吸着面8に、図示し
ないバキュームポンプ等からの負圧吸引力が誘導される
吸引口8aが開設される点は、共通である。ている。
【0007】但し、大口径タイプの電子部品吸着ノズル
7の場合は、図8及び図9に示すように、部品吸着面8
の縦横の各寸法W1,L1が、何れも、キャビティ5a
の開口の対応寸法W2,L2より大きく設定されてい
る。
【0008】一方、小口径タイプの電子部品吸着ノズル
7の場合は、図11及び図12に示すように、部品吸着
面8の縦横の各寸法W1,L1が、キャビティ5aの開
口の対応寸法W2,L2より小さく設定されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した大
口径タイプの電子部品吸着ノズル7の場合は、ノズルを
キャリアテープ上面5bに降下させた際に、図9に示す
ように、部品吸着面8が前記キャビティ5aの開口全域
を覆うとともに吸着面8の周縁が前記キャビティ5aの
開口周縁のテープ上面テープ上面5bに当接する。
【0010】したがって、キャビティ5a内に収容され
ている電子部品3の上面が、テープ上面5bよりも下が
った位置に位置している場合には、吸引口8aからの負
圧吸引力が、部品吸着面8によって密閉空間状態となっ
ているキャビティ5a内全域に作用して、キャリアテー
プ5自体を吸着してしまい、電子部品3を円滑に取り出
すことができない。
【0011】そこで、この大口径タイプの場合には、図
8の矢印(ト)で示すノズルの降下によって部品吸着面
8がテープ上面5bに接近した時に、キャビティ5a内
の電子部品3をテープ上面5bよりも上方に突き出す突
き上げ棒13を装備して、部品吸着面8がテープ上面5
bを吸着する前に、電子部品3を吸着させるようにして
いる。
【0012】しかし、突き上げ棒13でキャビティ5a
内の電子部品3を突き上げる際の衝撃で、電子部品3を
破損する危険があった。また、電子部品3を突き上げた
際に、電子部品3が傾いて、電子部品3の部品吸着面8
での吸着姿勢が乱れ、実装処理に不都合を招く恐れもあ
った。
【0013】一方、小口径タイプの電子部品吸着ノズル
7の場合は、ノズルをキャリアテープ上面5bに降下さ
せた際に、部品吸着面8がキャビティ5a内に収まっ
て、キャビティ5a内に収容されている電子部品3にの
み接触するため、テープ上面5bを吸着することがな
い。したがって、前述した突き上げ棒13を装備しなく
ても、電子部品3の吸着取り出しが可能で、突き上げ棒
13に夜電子部品3の破損が無く、また、突き上げ棒1
3を装備する必要が無くなるため、部品供給位置Pにお
ける機構の構成を簡略化することもできる。
【0014】しかし、小口径タイプの電子部品吸着ノズ
ル7の場合は、電子部品吸着ノズル7の降下途中で部品
吸着面8が電子部品3に接触した場合、降下時の全荷重
が電子部品3に作用するため、部品吸着面8が電子部品
3を必要以上に押圧して、部品吸着面8の押圧力で電子
部品3を破損する恐れがあった。
【0015】また、大口径タイプのものと比較すると、
吸着する電子部品3と部品吸着面8との間の接触面積が
小さくなるため、電子部品3の吸着姿勢が乱れやすいと
いう問題もあった。
【0016】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、電子部品の吸着取り出し時における破損
を防止し、電子部品の吸着取り出し処理の安定性や信頼
性を向上させることのできる電子部品吸着ノズルを提供
することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、キ
ャリアテープの搬送経路上の所定位置に昇降可能に装備
されるとともに、先端の部品吸着面には電子部品を負圧
吸引力により吸着する吸引口が部品吸着時には外気と非
連通に開設されて、前記キャリアテープ上に所定の間隔
で形成されたキャビティに収容された電子部品を吸着し
て取り出す電子部品吸着ノズルにおいて、前記部品吸着
面は、キャリアテープ上面に降下させた際に、前記キャ
ビティの開口全域を覆うように形成され、かつ、前記部
品吸着面には、キャビティ内部を電子部品吸着ノズルの
外周の外部空間に連通させる通気溝を装備したことを特
徴とする電子部品吸着ノズルにより達成される。
【0018】また、本発明の上記目的は、キャリアテー
プの搬送経路上の所定位置に昇降可能に装備されるとと
もに、先端の部品吸着面には電子部品を負圧吸引力によ
り吸着する吸引口が部品吸着時には外気と非連通に開設
されて、前記キャリアテープ上に所定の間隔で形成され
たキャビティに収容された電子部品を吸着して取り出す
電子部品吸着ノズルにおいて、前記部品吸着面は、キャ
リアテープ上面に降下させた際に、前記キャビティの開
口の一部が覆われずに外部に露出した状態に残り、か
つ、吸着面の周縁の一部がキャビティの開口周辺のテー
プ上面に当接するように、縦横の各寸法の一方のみを、
前記キャビティの開口の対応寸法よりも大きく、他方は
小さく設定したことを特徴とする電子部品吸着ノズルに
より達成される。
【0019】そして、上記構成によれば、電子部品吸着
ノズルをキャリアテープ上面に降下させた際に、キャビ
ティ内部は、部品吸着面に形成した通気溝、あるいはキ
ャビティよりも小さく設定された部品吸着面の寸法のた
めに、外部に連通した状態が保たれる。
【0020】したがって、電子部品吸着ノズルの部品吸
着面がキャリアテープの上面に当接した状態になって
も、負圧吸引力がキャビティ内の電子部品の吸着に有効
に働き、キャリアテープ自体を吸着せずに、キャビティ
内の電子部品のみを吸着した状態を得ることができる。
【0021】したがって、キャリアテープの裏側から電
子部品の突き出し行う突き上げ棒の装備が不要で、突き
上げ棒の突き上げによる衝撃による電子部品の破損を防
止することができ、また、突き上げ棒の突き上げによる
電子部品の吸着姿勢の乱れを防止することができ。
【0022】そして、更には、以上の構成の場合、電子
部品吸着ノズルの部品吸着面は、少なくとも一部がキャ
リアテープのテープ上面に当接した状態で、電子部品を
吸着する構成となり、電子部品吸着ノズルの降下時の荷
重の一部は、キャリアテープのテープ上面が支えること
になり、ノズル降下時に電子部品に作用する荷重が軽減
される。したがって、電子部品吸着ノズルの降下途中で
部品吸着面が電子部品に接触した場合でも、部品吸着面
が電子部品を必要以上に押圧して電子部品を破損する危
険が無くなる。
【0023】また、何れの構造の場合も、部品吸着面の
一辺の寸法は、電子部品よりも大きく設定することがで
きて、電子部品と部品吸着面との間に比較的に大きな接
触面積を確保することができる。
【0024】したがって、電子部品の吸着取り出し時に
おける破損を防止し、電子部品の吸着取り出し処理の安
定性や信頼性を向上させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子部品吸着
ノズルの好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0026】図1〜図3は本発明に係る電子部品吸着ノ
ズルの第1実施形態を示したもので、図1は本発明に係
る電子部品吸着ノズルの第1実施形態の要部の拡大斜視
図、図2は図1に示した電子部品吸着ノズルの部品吸着
面とキャビティと電子部品との位置関係を示す平面図、
図3は図1に示した電子部品吸着ノズルの部品吸着面の
拡大斜視図である。
【0027】この第1実施形態の電子部品吸着ノズル2
1は、図7に示したキャリアテープ5に収容保持されて
いるチップ形の電子部品3をプリント基板上の所定位置
に実装する電子部品自動装着装置に使用されるもので、
図1に矢印R1,R2で示すように、キャリアテープ5
の搬送経路上の所定位置に昇降可能に装備されている。
また、図示しないノズル移動機構によって、プリント基
板上の任意位置に移動可能にされている。
【0028】この電子部品吸着ノズル21は、先端の部
品吸着面22に、チップ形の電子部品3を負圧吸引力に
より吸着する吸引口22aが開設されて、前記キャリア
テープ5の上面に形成されたキャビティ5aに収容され
た電子部品3を吸着して取り出す。
【0029】この電子部品吸着ノズル21の部品吸着面
22は、キャリアテープ5上面に降下させた際に、前記
キャビティ5aの開口全域を覆うとともに吸着面22の
周縁が前記キャビティ5aの開口周縁のテープ上面5b
に当接するように、縦横の各寸法W1,L1を何れもキ
ャビティ5aの開口の対応寸法W2,L2よりも大きく
設定している。このような寸法設定は、従来の大口径タ
イプの場合と共通している。
【0030】しかし、本実施形態の電子部品吸着ノズル
21の場合は、更に、前記部品吸着面22に、キャビテ
ィ5a内部を電子部品吸着ノズル21の外周の外部空間
に連通させる通気溝24を装備している。
【0031】以上の電子部品吸着ノズル21では、ノズ
ルをキャリアテープ5上面に降下させた際に、キャビテ
ィ5a内部は、部品吸着面22に形成した通気溝24の
ために、外部に連通した状態が保たれる。
【0032】したがって、電子部品吸着ノズル21の部
品吸着面22がキャリアテープ5の上面に当接した状態
に成っても、負圧吸引力がキャビティ5a内の電子部品
3の吸着に有効に働き、キャリアテープ5自体を吸着せ
ずに、キャビティ5a内の電子部品3のみを吸着した状
態を得ることができる。
【0033】したがって、キャリアテープ5の裏側から
電子部品3の突き出し行う突き上げ棒の装備が不要で、
突き上げ棒の突き上げによる衝撃による電子部品3の破
損を防止することができ、また、突き上げ棒の突き上げ
による電子部品3の吸着姿勢の乱れを防止することがで
き。
【0034】そして、更には、以上の電子部品吸着ノズ
ル21の場合、電子部品吸着ノズル21の部品吸着面2
2は、周縁部がキャリアテープ5のテープ上面5bに当
接した状態で、電子部品3を吸着する構成となり、電子
部品吸着ノズル21の降下時の荷重の一部は、キャリア
テープ5のテープ上面5bが支えることになり、ノズル
降下時に電子部品3に直接作用する荷重が軽減される。
したがって、電子部品吸着ノズル21の降下途中で部品
吸着面22が電子部品3に接触した場合でも、部品吸着
面22が電子部品3を必要以上に押圧して電子部品3を
破損する危険が無くなる。
【0035】また、上記電子部品吸着ノズル21では、
従来の大口径タイプの電子部品吸着ノズルと同様に、電
子部品3と部品吸着面22との間に大きな接触面積を確
保することができる。
【0036】したがって、電子部品3の吸着取り出し時
における破損を防止するだけでなく、電子部品3の吸着
取り出し処理の安定性や信頼性を向上させることができ
る。
【0037】図4〜図6は本発明に係る電子部品吸着ノ
ズルの第2実施形態を示したもので、図4は本発明に係
る電子部品吸着ノズルの第2実施形態の要部の拡大斜視
図、図5は図4に示した電子部品吸着ノズルの部品吸着
面とキャビティと電子部品との位置関係を示す平面図、
図6は図4に示した電子部品吸着ノズルの部品吸着面の
拡大斜視図である。
【0038】本実施形態の電子部品吸着ノズル31は、
図4の矢印R3,R4に示すように、キャリアテープ5
の搬送経路上の所定位置に昇降可能に装備されるととも
に、先端の部品吸着面32には電子部品3を負圧吸引力
により吸着する吸引口32aが開設されて、前記キャリ
アテープ5の上面に形成されたキャビティ5aに収容さ
れた電子部品3を吸着して取り出すもので、部品吸着面
32の寸法設定に工夫が凝らされている。
【0039】すなわち、本実施形態における電子部品吸
着ノズル31の部品吸着面32は、従来の大口径タイプ
と小口径タイプとの中間に分類されるもので、キャリア
テープ5上面に降下させた際に、前記キャビティ5aの
開口の一部が覆われずに外部に露出した状態に残り、か
つ、吸着面の周縁の一部がキャビティ5aの開口周辺の
テープ上面5bに当接するように、縦横の各寸法W1,
L1の内、一方の寸法L1はキャビティ5aの開口の対
応寸法L2よりも大きく設定する一方、他方の寸法W1
はキャビティ5aの対応寸法W2よりも小さく設定して
いる。
【0040】以上の電子部品吸着ノズル31では、電子
部品吸着ノズル31をキャリアテープ5上面に降下させ
た際に、キャビティ5a内部は、キャビティ5aよりも
小さく設定された部品吸着面32の寸法W1のために、
外部に連通した状態が保たれる。
【0041】したがって、電子部品吸着ノズル31の部
品吸着面32がキャリアテープ5の上面に当接した状態
に成っても、負圧吸引力がキャビティ5a内の電子部品
3の吸着に有効に働き、キャリアテープ5自体を吸着せ
ずに、キャビティ5a内の電子部品3のみを吸着した状
態を得ることができる。
【0042】したがって、キャリアテープ5の裏側から
電子部品3の突き出し行う突き上げ棒の装備が不要で、
突き上げ棒の突き上げによる衝撃による電子部品3の破
損を防止することができ、また、突き上げ棒の突き上げ
による電子部品3の吸着姿勢の乱れを防止することがで
き。
【0043】そして、更には、この電子部品吸着ノズル
31の場合、電子部品吸着ノズル31の部品吸着面32
は、少なくとも一部がキャリアテープ5のテープ上面5
bに当接した状態で、電子部品3を吸着する構成とな
り、電子部品吸着ノズル31の降下時の荷重の一部は、
キャリアテープ5のテープ上面5bが支えることにな
り、ノズル降下時に電子部品3に作用する荷重が軽減さ
れる。したがって、電子部品吸着ノズル31の降下途中
で部品吸着面32が電子部品3に接触した場合でも、部
品吸着面32が電子部品3を必要以上に押圧して電子部
品3を破損する危険が無くなる。
【0044】また、部品吸着面32の一辺の寸法は、電
子部品3よりも大きく設定することができて、従来の小
口径タイプと比較すると、電子部品3と部品吸着面32
との間に比較的に大きな接触面積を確保することができ
る。
【0045】したがって、電子部品3の吸着取り出し時
における破損を防止するだけでなく、電子部品3の吸着
取り出し処理の安定性や信頼性を向上させることができ
る。
【0046】
【発明の効果】本発明の電子部品吸着ノズルによれば、
電子部品吸着ノズルをキャリアテープ上面に降下させた
際に、キャビティ内部は、部品吸着面に形成した通気
溝、あるいはキャビティよりも小さく設定された部品吸
着面の寸法のために、外部に連通した状態が保たれる。
【0047】したがって、電子部品吸着ノズルの部品吸
着面がキャリアテープの上面に当接した状態に成って
も、負圧吸引力がキャビティ内の電子部品の吸着に有効
に働き、キャリアテープ自体を吸着せずに、キャビティ
内の電子部品のみを吸着した状態を得ることができる。
【0048】したがって、キャリアテープの裏側から電
子部品の突き出し行う突き上げ棒の装備が不要で、突き
上げ棒の突き上げによる衝撃による電子部品の破損を防
止することができ、また、突き上げ棒の突き上げによる
電子部品の吸着姿勢の乱れを防止することができる。
【0049】そして、更には、以上の構成の場合、電子
部品吸着ノズルの部品吸着面は、少なくとも一部がキャ
リアテープのテープ上面に当接した状態で、電子部品を
吸着する構成となり、電子部品吸着ノズルの降下時の荷
重の一部は、キャリアテープのテープ上面が支えること
になり、ノズル降下時に電子部品に作用する荷重が軽減
される。したがって、電子部品吸着ノズルの降下途中で
部品吸着面が電子部品に接触した場合でも、部品吸着面
が電子部品を必要以上に押圧して電子部品を破損する危
険が無くなる。
【0050】また、何れの構造の場合も、部品吸着面の
一辺の寸法は、電子部品よりも大きく設定することがで
きて、電子部品と部品吸着面との間に比較的に大きな接
触面積を確保することができる。
【0051】したがって、電子部品の吸着取り出し時に
おける破損を防止し、電子部品の吸着取り出し処理の安
定性や信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品吸着ノズルの第1実施形
態の要部の拡大斜視図である。
【図2】図1に示した電子部品吸着ノズルの部品吸着面
とキャビティと電子部品との位置関係を示す平面図であ
る。
【図3】図1に示した電子部品吸着ノズルの部品吸着面
の拡大斜視図である。
【図4】本発明に係る電子部品吸着ノズルの第2実施形
態の要部の拡大斜視図である。
【図5】図4に示した電子部品吸着ノズルの部品吸着面
とキャビティと電子部品との位置関係を示す平面図であ
る。
【図6】図4に示した電子部品吸着ノズルの部品吸着面
の拡大斜視図である。
【図7】電子部品吸着ノズルを備えた電子部品自動装着
装置の要部の外観斜視図である。
【図8】図7のA部の拡大図で、大口径タイプの電子部
品吸着ノズルを使用した場合の拡大斜視図である。
【図9】図8における電子部品とキャビティと部品吸着
面の位置関係を示す平面図である。
【図10】図8に示した電子部品吸着ノズルの部品吸着
面の斜視図である。
【図11】図7のA部の拡大図で、小口径タイプの電子
部品吸着ノズルを使用した場合の拡大斜視図である。
【図12】図11における電子部品とキャビティと部品
吸着面の位置関係を示す平面図である。
【図13】図11に示した電子部品吸着ノズルの部品吸
着面の斜視図である。
【符号の説明】
3 電子部品 5 キャリアテープ 5a キャビティ 5b テープ上面 21 電子部品吸着ノズル 22 部品吸着面 22a 吸引口 24 通気溝 31 電子部品吸着ノズル 32 部品吸着面 32a 吸引口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 弘之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 今川 宏明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3C007 DS01 FS01 FT01 LV10 NS09 NS17 3F061 AA01 CA01 CB01 DB04 DB06 DD02 5E313 AA03 AA15 CC03 DD33 EE24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアテープの搬送経路上の所定位置
    に昇降可能に装備されるとともに、先端の部品吸着面に
    は電子部品を負圧吸引力により吸着する吸引口が部品吸
    着時には外気と非連通に開設されて、前記キャリアテー
    プ上に所定の間隔で形成されたキャビティに収容された
    電子部品を吸着して取り出す電子部品吸着ノズルにおい
    て、 前記部品吸着面は、キャリアテープ上面に降下させた際
    に、前記キャビティの開口全域を覆うように形成され、 かつ、前記部品吸着面には、キャビティ内部を電子部品
    吸着ノズルの外周の外部空間に連通させる通気溝を装備
    したことを特徴とする電子部品吸着ノズル。
  2. 【請求項2】 キャリアテープの搬送経路上の所定位置
    に昇降可能に装備されるとともに、先端の部品吸着面に
    は電子部品を負圧吸引力により吸着する吸引口が部品吸
    着時には外気と非連通に開設されて、前記キャリアテー
    プ上に所定の間隔で形成されたキャビティに収容された
    電子部品を吸着して取り出す電子部品吸着ノズルにおい
    て、 前記部品吸着面は、キャリアテープ上面に降下させた際
    に、前記キャビティの開口の一部が覆われずに外部に露
    出した状態に残り、かつ、吸着面の周縁の一部がキャビ
    ティの開口周辺のテープ上面に当接するように、縦横の
    各寸法の一方のみを、前記キャビティの開口の対応寸法
    よりも大きく、他方は小さく設定したことを特徴とする
    電子部品吸着ノズル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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