JP2002118355A - 半田噴流装置 - Google Patents

半田噴流装置

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JP2002118355A
JP2002118355A JP2000306909A JP2000306909A JP2002118355A JP 2002118355 A JP2002118355 A JP 2002118355A JP 2000306909 A JP2000306909 A JP 2000306909A JP 2000306909 A JP2000306909 A JP 2000306909A JP 2002118355 A JP2002118355 A JP 2002118355A
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JP
Japan
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solder
wave
printed circuit
circuit board
length
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Application number
JP2000306909A
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English (en)
Inventor
Tadahiko Sugimoto
忠彦 杉本
Youjin Morizaki
庸仁 森崎
Kenichiro Todoroki
賢一郎 轟木
Masuo Koshi
益雄 古志
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予熱が良好に行なわれた状態でプリント基板
に半田付けできる半田噴流装置を提供する。 【解決手段】 ウエーブ形成板9の形状を、半田ウエー
ブ20aとプリント基板Pとの接触部Tよりも基板搬送
方向[矢印A方向]の上手側B1に基板搬送方向に沿っ
て延びる張り出し部S1を形成して、上手側B1の張り
出し部S1の長さを下手側B2の張り出し部S2の長さ
よりも長く構成する。張り出し部S1を流下する溶融半
田Jの輻射熱で通過するプリント基板Pを予熱して半田
付けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融半田面から上
にウエーブ形成板によって半田ウエーブを形成し、通過
するプリント基板に対して半田付けする半田噴流装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、面実装部品や挿入部品(リード
がある部品)を混載したプリント基板Pをプリヒート部
13で予熱して、半田噴流装置5を通過させて半田付け
する半田付け装置を示す。
【0003】半田付け作業中には、半田噴流装置5から
の熱やプリント基板Pの半田付け面に塗布されているフ
ラックスなどが溶融半田Jに触れて発生するガスなどで
作業環境を汚染しないように、半田噴流装置5はハウジ
ング14で取り囲まれている。ハウジング14にはプリ
ント基板Pの搬入口16aと搬出口16bが形成されて
おり、搬入口16aからハウジング14の内部に搬入さ
れたプリント基板Pは、基板搬送方向[矢印A方向]に
沿って搬送される。
【0004】半田噴流装置5には、図3,図4に示すよ
うに、部品を載せたプリント基板Pに対して良好に溶融
半田Jを供給するための一次噴流ノズル1と、半田供給
済みのプリント基板Pから余分な溶融半田Jを除去する
ための二次噴流ノズル2とが設けられている。一次噴流
ノズル1には一次ノズル用ダクト3が接続され、二次噴
流ノズル2には二次ノズル用ダクト4が接続され、これ
らのダクト3,4は溶融半田Jが溜められている半田噴
流装置5内に浸けられている。そして、各ダクト3,4
の一端の開口部に臨むように配置された噴流羽根車6,
7を回転駆動させることにより、一次噴流ノズル1およ
び二次噴流ノズル2から溶融半田Jを基板搬送面10に
向けて噴出させて、溶融半田面Jaから上に第1のウエ
ーブ形成板9および第2のウエーブ形成板11によって
半田ウエーブ20a,20bを形成するように構成され
ている。8は第1のウエーブ形成板9に形成された多数
の噴出口である。
【0005】上記のように構成された半田付け装置で
は、フラックスの活性化とプリント基板Pのヒートショ
ックをやわらげるために、プリント基板Pは基板搬送面
10の下方に設けられたプリヒート部13で予熱された
後、半田噴流装置5へ供給される。13aはプリヒー
タ、13bは断熱材からなるカバーである。
【0006】予熱されたプリント基板Pは、ランドの形
成面が溶融半田Jと接触するように半田噴流装置5へ送
られ、半田噴流装置5を通過するときに噴出している溶
融半田Jがランドに適量だけ付着して半田付けが行われ
る。
【0007】半田付け作業で発生するガスなどは、ダク
ト15から強制排気される。12は搬出口16bに設け
られたカーテンで、プリント基板Pの通過を許容して空
気の流通を妨げるようにゴムなどの可撓性の材料で形成
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た半田付け装置を用いて、図5(a)に示すように挿入
部品17が搭載されたプリント基板Pに半田付けを行な
う際には、プリント基板Pが半田噴流装置5に供給され
ると、溶融半田Jは挿入部品17のリード18が挿入さ
れたスルーホール19の上側へ回り込んで、良好な半田
付けが行われる。11は銅箔等からなるランドである。
【0009】しかし、基板の大きさや搬送スピードなど
の半田付けのパラメータによっては、図5(b)に示す
ように、スルーホール19の上側への溶融半田Jの回り
が不十分な異常な半田付け状態になる。
【0010】この異常は、プリヒート部13と半田噴流
装置5との隙間dをプリント基板Pが通過する間に、予
熱されたプリント基板Pの温度が低下してしまうためと
考えられる。
【0011】プリヒート部13と半田噴流装置5との隙
間dを狭くすれば上記の温度低下を小さくできるが、実
際の半田付け装置では半田噴流装置5を定期的にメンテ
ナンスする必要があるため、プリヒート部13と半田噴
流装置5には重量物である半田噴流装置5をメンテナン
ス位置へ容易に引き出せるようにレールなどが設けられ
ている。
【0012】そのため、プリヒート部13と半田噴流装
置5との間の隙間dは最低限10cmは空けなければな
らず、隙間dを狭くすることができないため、前記半田
付けパラメータの変更、あるいは発生した半田付け不良
を手作業で修正することが必要となる。
【0013】本発明は、予熱が良好に行なわれた状態で
プリント基板に半田付けできる半田噴流装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半田噴流装置
は、ウエーブ形成板の基板搬送方向の上手側に下手側よ
りも長い張り出し部を設けて、この張り出し部を流下す
る溶融半田の輻射熱でプリント基板を予熱し、その後、
半田ウエーブとプリント基板を接触させて半田付けする
よう構成したことを特徴とする。
【0015】この本発明によると、プリヒート部と半田
噴流槽の隙間を狭くできない現状の装置の場合であって
も、ウエーブ形成板の上手側の張り出し部でプリント基
板を所定の温度に予熱できるため、品質の良い半田付け
が行なえる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の半田噴流
装置は、溶融半田面から上にウエーブ形成板によって半
田ウエーブを形成し、通過するプリント基板に対して半
田付けする半田噴流装置において、前記ウエーブ形成板
の形状を、半田ウエーブとプリント基板との接触部より
も前記プリント基板の基板搬送方向に対して上手側と下
手側に沿って延びる張り出し部を形成して上手側の張り
出し部の長さを下手側の張り出し部の長さよりも長く構
成し、前記上手側の張り出し部を流下する溶融半田の輻
射熱で前記プリント基板を予熱して半田付けすることを
特徴とする。
【0017】本発明の請求項2記載の半田噴流装置は、
溶融半田面から上に第1,第2のウエーブ形成板によっ
て半田ウエーブを形成し、通過するプリント基板に対し
て半田付けする半田噴流装置において、プリント基板の
基板搬送方向に対して第2のウエーブ形成板よりも上手
側にある第1のウエーブ形成板の形状を、第1のウエー
ブ形成板にて形成された半田ウエーブとプリント基板と
の接触部よりも前記基板搬送方向に対して上手側と下手
側に沿って延びる張り出し部を形成して上手側の前記張
り出し部の長さを下手側の張り出し部の長さよりも長く
構成し、前記上手側の張り出し部を流下する溶融半田の
輻射熱で前記プリント基板を予熱して半田付けすること
を特徴とする。
【0018】本発明の請求項3記載の半田噴流装置は、
請求項2において、前記上手側の張り出し部の長さと前
記接触部の長さの和を、前記第2のウエーブ形成板にて
形成された半田ウエーブとプリント基板との接触部の長
さのほぼ(1/2)〜1に設定したことを特徴とする。
【0019】以下、本発明の具体的な実施の形態を図1
を用いて説明する。なお、上記従来例を示す図2〜図5
と同様の構成をなすものには同一の符号を付けて説明す
る。
【0020】図1に示すように、この実施の形態では、
第1のウエーブ形成板9の半田ウエーブ20aとプリン
ト基板Pとの接触部Tよりも基板搬送方向[矢印A方
向]に対して上手側と下手側に沿って延びる張り出し部
S1,S2を形成して、上手側B1の張り出し部S1の
長さを下手側B2の張り出し部S2の長さよりも長く構
成し、張り出し部S1を流下する溶融半田Jの輻射熱で
プリント基板Pを予熱して半田付けするようにした点で
上記従来例とは異なる。
【0021】具体的には、図4と同様に溶融半田面Ja
から上に第1,第2のウエーブ形成板9,11によって
半田ウエーブ20a,20bを形成し、通過するプリン
ト基板Pに対して半田付けするよう構成された半田噴流
装置5において、第2のウエーブ形成板11よりも基板
搬送方向[矢印A方向]に対して上手側にある第1のウ
エーブ形成板9には、半田ウエーブ20aとプリント基
板Pとの接触部Tが形成されている。
【0022】第1のウエーブ形成板9の接触部Tの基板
搬送方向[矢印A方向]の上手側B1と下手側B2に
は、張り出し部S1と張り出し部S2とがそれぞれ形成
されており、張り出し部S1の長さは張り出し部S2の
長さよりも長くなっている。
【0023】接触部Tの長さは上記従来例と同様の長さ
であり、張り出し部S1の長さと接触部Tの長さの和a
1は、第2のウエーブ形成板11で形成された半田ウエ
ーブ20bとプリント基板Pとの接触部の長さb1のほ
ぼ(1/2)〜1に設定する、すなわちa1:b1がほ
ぼ(1/2):1〜1:1となるように設定することが
好ましい。
【0024】なお、図4に示す従来の第1のウエーブ形
成板9では、接触部Tの上手側B1に形成された張り出
し部S1の長さと下手側B2の張り出し部s2の長さと
はほぼ同じ長さとなっており、接触部Tの長さをa2と
すると、a2と上記b1との比は、a2:b1≒(1/
4):1となっている。
【0025】従って、予熱されたプリント基板Pがプリ
ヒート部13と半田噴流装置5の隙間dを通過する際に
温度低下を生じても、張り出し部S1の輻射熱で再度予
熱を行うことができ、溶融半田Jはスルーホール19の
上側まで良好に回り込み、品質の良い半田付けができ
る。また、半田噴流装置5に供給された際のヒートショ
ックも小さくなり、基板の反りを低減できる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の半田噴流装置によ
ると、ウエーブ形成板の形状を、半田ウエーブとプリン
ト基板との接触部よりも前記プリント基板の基板搬送方
向に対して上手側と下手側に沿って延びる張り出し部を
形成して上手側の張り出し部の長さを下手側の張り出し
部の長さよりも長く構成し、前記上手側の張り出し部を
流下する溶融半田の輻射熱で前記プリント基板を予熱し
て半田付けすることで、プリント基板を目的のプリヒー
ト温度にまで確実に予熱して半田付けすることができ、
良好な半田付けができる。
【0027】また、目的のプリヒート温度に予熱したプ
リント基板を半田付けすることで、半田付けする際の熱
衝撃を緩和でき、プリント基板の反りを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における半田噴流装置の正
面断面図
【図2】従来の半田付け装置の構成を示す断面模式図
【図3】図2の半田噴流装置の概略的な全体斜視図
【図4】図3の半田噴流装置の正面断面図
【図5】挿入部品を搭載したプリント基板の半田付けを
説明する要部拡大断面図
【符号の説明】
5 半田噴流装置 9 第1のウエーブ形成板 10 基板搬送面 11 第2のウエーブ形成板 20a,20b 半田ウエーブ A 基板搬送方向 J 溶融半田 Ja 溶融半田面 P プリント基板 S1,S2 張り出し部 T 接触部 B1 上手側 B2 下手側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 轟木 賢一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 古志 益雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4E080 AA01 AB03 AB05 BA04 CA08 5E319 AC01 BB01 CC25 CC58 CD28 CD31 CD45 GG03 GG15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融半田面から上にウエーブ形成板によっ
    て半田ウエーブを形成し、通過するプリント基板に対し
    て半田付けする半田噴流装置において、 前記ウエーブ形成板の形状を、半田ウエーブとプリント
    基板との接触部よりも前記プリント基板の基板搬送方向
    に対して上手側と下手側に沿って延びる張り出し部を形
    成して上手側の張り出し部の長さを下手側の張り出し部
    の長さよりも長く構成し、前記上手側の張り出し部を流
    下する溶融半田の輻射熱で前記プリント基板を予熱して
    半田付けする半田噴流装置。
  2. 【請求項2】溶融半田面から上に第1,第2のウエーブ
    形成板によって半田ウエーブを形成し、通過するプリン
    ト基板に対して半田付けする半田噴流装置において、 プリント基板の基板搬送方向に対して第2のウエーブ形
    成板よりも上手側にある第1のウエーブ形成板の形状
    を、第1のウエーブ形成板にて形成された半田ウエーブ
    とプリント基板との接触部よりも前記基板搬送方向に対
    して上手側と下手側に沿って延びる張り出し部を形成し
    て上手側の前記張り出し部の長さを下手側の張り出し部
    の長さよりも長く構成し、前記上手側の張り出し部を流
    下する溶融半田の輻射熱で前記プリント基板を予熱して
    半田付けする半田噴流装置。
  3. 【請求項3】前記上手側の張り出し部の長さと前記接触
    部の長さの和を、前記第2のウエーブ形成板にて形成さ
    れた半田ウエーブとプリント基板との接触部の長さのほ
    ぼ(1/2)〜1に設定した請求項2記載の半田噴流装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100525187B1 (ko) * 2003-07-15 2005-10-31 주식회사 티에스엠 납땜장치의 노즐

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