JP2002118288A - 半導体光デバイス - Google Patents

半導体光デバイス

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JP2002118288A
JP2002118288A JP2000311864A JP2000311864A JP2002118288A JP 2002118288 A JP2002118288 A JP 2002118288A JP 2000311864 A JP2000311864 A JP 2000311864A JP 2000311864 A JP2000311864 A JP 2000311864A JP 2002118288 A JP2002118288 A JP 2002118288A
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JP
Japan
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layer
opening
electrode
optical device
semiconductor optical
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Application number
JP2000311864A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Komagata
信幸 駒形
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/36Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the electrodes
    • H01L33/40Materials therefor
    • H01L33/42Transparent materials

Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電耐量を向上させることができる半導体光
デバイスを提供する。 【解決手段】 発光ダイオード1を構成する第1層11
は絶縁基板2上に設けられている。第1層11はn型単
結晶の窒化ガリウム(GaN)からなっている。第1層
11上には第2層12が設けられている。第2層12は
p型単結晶の窒化ガリウム(GaN)からなっている。
第2層12には露出部11aを露出させる第1開口部1
4が切り欠き形成されている。露出部11aにはn側電
極5が設けられている。第2層12上には透明電極層1
3が設けられている。第2層12上にはp側電極6が設
けられている。透明電極層13には、第2開口部15が
第1開口部14に対応する位置に切り欠き形成されてい
る。第2開口部15の開口端縁部15bはアールを有し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光ダイオードや
フォトダイオード等の半導体光デバイスに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、発光ダイオードやフォトダイ
オード等の半導体光デバイスが知られている。
【0003】例えば、図9及び図10に示すように、半
導体光デバイスとしての発光ダイオード51は、第1層
53a、第2層53b、透明電極層57、第1の電極5
5、第2の電極56及びパッシベーション膜54を備え
ている。
【0004】第1層53aはn型半導体からなり、基材
52上に設けられている。第2層53bはp型半導体か
らなり、第1層53a上に設けられている。第2層53
bには、第1層53aの一部を露出させる第1開口部6
1が切り欠き形成されている。透明電極層57は第2層
53b上に設けられている。透明電極層57上には、第
2開口部62が第1開口部61に対応する位置に切り欠
き形成されている。また、第1の電極55は第1層53
aにおける露出部位に設けられ、第2の電極56は第2
層53b上に設けられている。シリコン酸化膜からなる
パッシベーション膜54は、第1の電極55及び第2の
電極56の一部を除いて発光ダイオード51の表面を覆
うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の発光
ダイオード51では、第2開口部62の開口端縁部に角
張った部分62aを有していた。そのため、電荷が印加
された場合、発光ダイオード51の一部に電界集中が生
じて放電してしまうことがあった。ゆえに、発光ダイオ
ード51に静電破壊が生じてしまうという問題があっ
た。
【0006】また、過電流が印加された場合、各開口縁
に電流が集中してしまうことがあった。その結果、発光
ダイオード51に熱破壊が生じてしまうという問題があ
った。
【0007】さらに、電荷が印加された場合、第1層5
3aと第2層53bとの間には大きな電界が発生してし
まう可能性があった。その結果、発光ダイオード51に
絶縁破壊が生じてしまうという問題があった。
【0008】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、静電耐量を向上させること
ができる半導体光デバイスを提供することにある。第2
の目的は、熱破壊が生じてしまうのを防止することがで
きる半導体光デバイスを提供することにある。第3の目
的は、絶縁破壊が生じてしまうのを防止することができ
る半導体光デバイスを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、基材上に設けられた第1
導電型半導体からなる第1層と、前記第1層上に設けら
れるとともに同第1層の一部を露出させる第1開口部が
切り欠き形成された第2導電型半導体からなる第2層
と、前記第2層上に設けられるとともに前記第1開口部
に対応する位置に第2開口部が切り欠き形成された透明
電極層と、前記第1層における露出部位に設けられた第
1の電極と、前記第2層上に設けられた第2の電極とを
備える半導体光デバイスにおいて、前記第2開口部の開
口縁端部はアールを有していることを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、基材上に設けら
れた第1導電型半導体からなる第1層と、前記第1層上
に設けられるとともに同第1層の一部を露出させる第1
開口部が切り欠き形成された第2導電型半導体からなる
第2層と、前記第2層上に設けられるとともに前記第1
開口部に対応する位置に第2開口部が切り欠き形成され
た透明電極層と、前記第1層における露出部位に設けら
れた第1の電極と、前記第2層上に設けられた第2の電
極とを備える半導体光デバイスにおいて、前記第1開口
部の開口縁を、前記第2開口部の開口縁よりも前記第1
の電極側に突出させたことを要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、基材上に設けら
れた第1導電型半導体からなる第1層と、前記第1層上
に設けられるとともに同第1層の一部を露出させる第1
開口部が切り欠き形成された第2導電型半導体からなる
第2層と、前記第2層上に設けられるとともに前記第1
開口部に対応する位置に第2開口部が切り欠き形成され
た透明電極層と、前記第1層における露出部位に設けら
れた第1の電極と、前記第2層上に設けられた第2の電
極と、少なくとも前記両電極の一部を除いてデバイス表
面を覆うパッシベーション膜とを備える半導体光デバイ
スにおいて、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い材料を
用いて前記パッシベーション膜を形成したことを要旨と
する。
【0012】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によれば、第2開口部の開口
縁端部はアールを有しているため、第2開口部の開口縁
端部は角張った部分を有していない。よって、電荷が印
加された場合、半導体光デバイスの一部に電界集中が生
じて放電してしまうのが防止される。ゆえに、半導体光
デバイスに静電破壊が生じてしまうのが防止される。従
って、半導体光デバイスの静電耐量を向上させることが
できる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、第1開口
部の開口縁は、第2開口部の開口縁よりも突出してい
る。そのため、第2開口部の開口縁は電流が集中する部
分まで突出していない。よって、過電流が印加された場
合、各開口縁に電流が集中してしまうのが防止される。
従って、半導体光デバイスに熱破壊が生じてしまうのを
防止することができる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、シリコン
酸化膜よりも誘電率が高い材料をパッシベーション膜と
して用いているため、電流が印加された場合に、第1層
と第2層との間に大きい電界が発生してしまう可能性が
小さくなる。従って、半導体光デバイスに絶縁破壊が生
じてしまうのを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した半導体
光デバイスの一実施形態を図1〜図7に従って説明す
る。
【0016】図1及び図2に示すように、半導体光デバ
イスとしての発光ダイオード1は、基材としての絶縁基
板2を備えている。この絶縁基板2は、例えばサファイ
ア等によって形成されている。絶縁基板2の上面には、
第1導電型半導体としてのn型単結晶の窒化ガリウム
(GaN)からなる第1層11が形成されている。
【0017】図2に示すように、第1層11における露
出部11aには、第1の電極としてのn側電極5が接合
されている。n側電極5は、金(Au)等の金属によっ
て形成されている。このn側電極5には、電源のマイナ
ス側が接続されるようになっている。
【0018】また、第1層11における非露出部11b
には、第2導電型半導体としてのp型単結晶の窒化ガリ
ウム(GaN)からなる第2層12が形成されている。
図2に示すように、第2層12の厚さt1は、2〜3μ
mの範囲に設定されている。第2層12には、露出部1
1aを露出させる第1開口部14が切り欠き形成されて
いる。第1開口部14の開口縁14aは、全体としては
n側電極5に対して凹の弧状をなしている。逆に、第1
開口部14の開口縁端部14bは、n側電極5に対して
凸の弧状をなしている。
【0019】図2に示すように、第2層12の上面のほ
ぼ全体には透明電極層13が形成されている。透明電極
層13は金(Au)によって形成されている。透明電極
層13は、電源からの電流を第2層12の全域に均等に
流すためのものである。第2層12の上面には、第2の
電極としてのp側電極6が接合されている。p側電極6
は、金(Au)等の金属によって形成されている。この
p側電極6には、電源のプラス側が接続されるようにな
っている。
【0020】また、図1及び図2に示すように、透明電
極層13には、第2開口部15が第1開口部14と対応
する位置に切り欠き形成されている。第2開口部15の
開口縁15aは、全体としてはn側電極5に対して凹の
弧状をなしている。第2開口部15の開口縁15aは、
第1開口部14の開口縁14aよりもp側電極6側に距
離t2だけ引っ込んでいる。言い換えると、第1開口部
14の開口縁14aは、第2開口部15の開口縁15a
よりもn側電極5側に距離t2だけ突出している。この
距離t2は、開口縁14a,15aに電流が集中してし
まうのを防止するために、t2>0の範囲に設定される
ことが好ましい。さらに、距離t2は、電流を第2層1
2の全域に均等に流すために、0.5×t1〜1.5×
t1の範囲に設定されることが好ましい。本実施形態に
おいては、距離t2は、第2層12の厚さt1と等しく
なるように設定されている。
【0021】図1に示すように、第2開口部15の開口
縁端部15bは、エッジのない丸い形状になっている。
開口縁端部15bは、n側電極5側に向かって凸の円弧
状をなしている。つまり、第2開口部15の開口縁端部
15bはアールを有している。開口縁端部15bのアー
ルの曲率半径は10〜100μmの範囲に設定されるこ
とが好ましい。本実施形態においては、開口縁端部15
bのアールの曲率半径は10μmに設定されている。
【0022】図2に示すように、発光ダイオード1の表
面はパッシベーション膜4によって被覆されている。パ
ッシベーション膜4は、n側電極5及びp側電極6の一
部を除いて発光ダイオード1の表面を被覆するようにな
っている。パッシベーション膜4は、シリコン酸化物と
しての酸化シリコン(SiO2)よりも誘電率の高い材
料を用いて形成されている。ここで、酸化シリコン(S
iO2)の比誘電率は3.9である。尚、本実施形態に
おいて、パッシベーション膜4は、シリコン窒化物とし
ての窒化シリコン(Si34)によって形成されてい
る。この窒化シリコン(Si34)の比誘電率は7.5
である。
【0023】次に、本実施形態の発光ダイオード1の製
造手順について説明する。まず、図3に示すように、絶
縁基板2の表面にn型単結晶の窒化ガリウム(GaN)
をエピタキシャル成長させることにより、第1層11を
形成する。そして、第1層11の表面にp型単結晶の窒
化ガリウム(GaN)をエピタキシャル成長させて第2
層12を形成する。
【0024】その後、図4に示すように、第2層12の
上面にマスク21を被覆してフォトエッチングを行うこ
とにより、露出部11aを露出させるとともに、第1開
口部14を切り欠き形成する。そして、露出部11a及
び第2層12の上面に対して金(Au)を蒸着する。こ
の状態においてパターニングを行うことにより、図5に
示すようなn側電極5及びp側電極6を形成する。さら
に、図6に示すように、全面に金(Au)を可視光が透
過する程度に薄く蒸着する。この状態においてパターニ
ングを行うことにより、図7に示すような透明電極層1
3を形成する。そして、窒化シリコン(Si34)から
なるパッシベーション膜4をP−CVD法によって形成
する。この状態において、パッシベーション膜4に、n
側電極5及びp側電極6にワイヤボンディングを行うた
めの孔を透設する。その結果、図1及び図2に示す発光
ダイオード1が製造される。
【0025】本実施形態によれば、以下のような効果を
得ることができる。 (1)第2開口部15の開口縁端部15bはアールを有
しているため、第2開口部15の開口縁端部15bは従
来のような角張った部分62aを有していない。よっ
て、電荷が印加された場合、開口縁端部15bに電界集
中が生じて放電してしまうのが防止される。ゆえに、発
光ダイオード1に静電破壊が生じてしまうのが防止され
る。従って、発光ダイオード1の静電耐量を向上させる
ことができる。
【0026】(2)第1開口部14の開口縁14aは、
第2開口部15の開口縁15aよりも突出している。そ
のため、第2開口部15の開口縁15aは電流が集中す
る部分(開口縁14a)まで突出していない。よって、
過電流が印加された場合、各開口縁14a,15aに電
流が集中してしまうのが防止される。従って、発光ダイ
オード1に熱破壊が生じてしまうのを防止することがで
きる。
【0027】(3)酸化シリコン(SiO2)よりも誘
電率が高い材料である窒化シリコン(Si34)がパッ
シベーション膜4として用いられている。そのため、電
流が印加された場合に、第1層11と第2層12との間
に大きい電界が発生してしまう可能性が小さくなる。従
って、発光ダイオード1に絶縁破壊が生じてしまうのを
防止することができる。
【0028】(4)第1開口部14の開口縁14aから
第2開口部15の開口縁15aまでの距離t2は、第2
層12の厚さt1と等しくなっている。よって、各開口
縁14a,15aに電流が集中してしまうのが防止され
るとともに、電流が第2層12の全域を均等に流れる状
態が維持される。従って、発光ダイオード1に熱破壊が
生じてしまうのを防止することが可能になるとともに、
電流の流れ易さを維持することができる。
【0029】なお、本実施形態は以下のように変更して
もよい。 ・前記実施形態では、第1開口部14の開口縁端部14
bはアールを有していた。しかし、開口縁端部14bは
角張った部分を有していてもよい。
【0030】・前記実施形態では、第2開口部15の開
口縁15aは、n側電極5に向かって凹の弧状をなして
いた。しかし、図8に示すように、開口縁15aは、開
口縁端部15bの部分も含めて全体としてn側電極5に
向かって凸の弧状をなしていてもよい。このように構成
すれば、電荷が印荷された場合、開口縁端部15bに電
界集中が生じて放電してしまうのが防止される。ゆえ
に、発光ダイオード1に静電破壊が生じてしまうのが防
止される。従って、発光ダイオード1の静電耐量を向上
させることができる。
【0031】・前記実施形態では、パッシベーション膜
4は窒化シリコン(Si34)によって形成されてい
た。しかし、パッシベーション膜4を、酸化シリコン
(SiO 2)よりも誘電率の高い他の材料を用いて形成
してもよい。例えば、パッシベーション膜4として、下
層側に酸化シリコン(SiO2)を用い、上層側に窒化
シリコン(Si34)を用いた2層構造にしてもよい。
また、酸化シリコン(SiO2)と窒化シリコン(Si3
4)とを含んだものをパッシベーション膜4として利
用してもよい。この場合、窒化シリコンはSi34以外
のシリコン窒化物(SiNx)でもよい。さらに、パッ
シベーション膜4を、酸化シリコン(SiO2)よりも
誘電率の高い窒化物以外の材料によって形成してもよ
い。
【0032】・前記実施形態では、発光ダイオード1の
表面はパッシベーション膜4によって被覆されていた。
しかし、パッシベーション膜4を発光ダイオード1の表
面から省略してもよい。
【0033】・前記実施形態では、半導体光デバイスと
して発光ダイオード1に具体化している。しかし、本発
明は発光ダイオードに限定されるものではなく、例え
ば、フォトダイオード、フォトトランジスタ等に具体化
してもよい。
【0034】・前記実施形態では、第1導電型半導体を
n型単結晶の窒化ガリウム(GaN)、第2導電型半導
体をp型単結晶の窒化ガリウム(GaN)としている
が、これらを逆としてもよい。即ち、第1導電型半導体
をp型単結晶の窒化ガリウム(GaN)、第2導電型半
導体をn型単結晶の窒化ガリウム(GaN)として具体
化してもよい。また、第1導電型半導体及び第2導電型
半導体は、多結晶、アモルファスの材料によって形成さ
れていてもよい。さらに、第1導電型半導体及び第2導
電型半導体は、窒化ガリウム(GaN)以外にも、例え
ば、シリコン、ガリウム砒素等の半導体によって形成さ
れていてもよい。
【0035】・各電極5,6を形成する材料は、金に限
定されるものではない。即ち、アルミニウム等を用いて
もよい。次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想
のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的
思想を以下に記載する。
【0036】(1)請求項1において、前記第1開口部
の開口縁端部はアールを有していることを特徴とする半
導体光デバイス。 (2)基材上に設けられた第1導電型半導体からなる第
1層と、前記第1層上に設けられるとともに同第1層の
一部を露出させる第1開口部が切り欠き形成された第2
導電型半導体からなる第2層と、前記第2層上に設けら
れるとともに前記第1開口部に対応する位置に第2開口
部が切り欠き形成された透明電極層と、前記第1層にお
ける露出部位に設けられた第1の電極と、前記第2層上
に設けられた第2の電極とを備える半導体光デバイスに
おいて、前記第2開口部の開口縁端部は、前記第1の電
極側に向かって凸の円弧状に形成されていることを特徴
とする半導体光デバイス。
【0037】(3)基材上に設けられた第1導電型半導
体からなる第1層と、前記第1層上に設けられるととも
に同第1層の一部を露出させる第1開口部が切り欠き形
成された第2導電型半導体からなる第2層と、前記第2
層上に設けられるとともに前記第1開口部に対応する位
置に第2開口部が切り欠き形成された透明電極層と、前
記第1層における露出部位に設けられた第1の電極と、
前記第2層上に設けられた第2の電極とを備える半導体
光デバイスにおいて、前記第2開口部の開口縁端部は、
エッジのない丸い形状になっていることを特徴とする半
導体光デバイス。
【0038】(4)請求項2において、前記第1開口部
の開口縁から前記第2開口部の開口縁までの距離は、前
記第2層の厚さと等しいことを特徴とする半導体光デバ
イス。従って、この技術的思想(4)に記載の発明によ
れば、光デバイスに熱破壊が生じてしまうのを防止する
ことが可能になるとともに、電流の流れ易さを維持する
ことができる。
【0039】(5)基材上に設けられた第1導電型半導
体からなる第1層と、前記第1層上に設けられるととも
に同第1層の一部を露出させる第1開口部が切り欠き形
成された第2導電型半導体からなる第2層と、前記第2
層上に設けられるとともに前記第1開口部に対応する位
置に第2開口部が切り欠き形成された透明電極層と、前
記第1層における露出部位に設けられた第1の電極と、
前記第2層上に設けられた第2の電極とを備える半導体
光デバイスにおいて、前記第2開口部の開口縁を、前記
第1開口部の開口縁よりも引っ込ませたことを特徴とす
る半導体光デバイス。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、半導体光デバイスの静電耐量を向上させ
ることができる。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、半導体光
デバイスに熱破壊が生じてしまうのを防止することがで
きる。請求項3に記載の発明によれば、半導体光デバイ
スに絶縁破壊が生じてしまうのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における発光ダイオードの平面
図。
【図2】 同じく、発光ダイオードの断面図。
【図3】 絶縁基板に第1層及び第2層が形成された後
の状態を示す断面図。
【図4】 露出部及び第1開口部が形成される前の状態
を示す断面図。
【図5】 透明電極層が形成される前の状態を示す断面
図。
【図6】 透明電極層が形成された後の状態を示す断面
図。
【図7】 パッシベーション膜が積層される前の状態を
示す断面図。
【図8】 別例における発光ダイオードの平面図。
【図9】 従来技術における発光ダイオードの平面図。
【図10】 同じく、発光ダイオードの断面図。
【符号の説明】
1…半導体光デバイスとしての発光ダイオード、2…基
材としての絶縁基板、4…パッシベーション膜、5…第
1の電極としてのn側電極、6…第2の電極としてのp
側電極、11…第1層、11a…露出部位としての露出
部、12…第2層、13…透明電極層、14…第1開口
部、14a…開口縁、15…第2開口部、15a…開口
縁、15b…開口縁端部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に設けられた第1導電型半導体から
    なる第1層と、前記第1層上に設けられるとともに同第
    1層の一部を露出させる第1開口部が切り欠き形成され
    た第2導電型半導体からなる第2層と、前記第2層上に
    設けられるとともに前記第1開口部に対応する位置に第
    2開口部が切り欠き形成された透明電極層と、前記第1
    層における露出部位に設けられた第1の電極と、前記第
    2層上に設けられた第2の電極とを備える半導体光デバ
    イスにおいて、 前記第2開口部の開口縁端部はアールを有していること
    を特徴とする半導体光デバイス。
  2. 【請求項2】基材上に設けられた第1導電型半導体から
    なる第1層と、前記第1層上に設けられるとともに同第
    1層の一部を露出させる第1開口部が切り欠き形成され
    た第2導電型半導体からなる第2層と、前記第2層上に
    設けられるとともに前記第1開口部に対応する位置に第
    2開口部が切り欠き形成された透明電極層と、前記第1
    層における露出部位に設けられた第1の電極と、前記第
    2層上に設けられた第2の電極とを備える半導体光デバ
    イスにおいて、 前記第1開口部の開口縁を、前記第2開口部の開口縁よ
    りも前記第1の電極側に突出させたことを特徴とする半
    導体光デバイス。
  3. 【請求項3】基材上に設けられた第1導電型半導体から
    なる第1層と、前記第1層上に設けられるとともに同第
    1層の一部を露出させる第1開口部が切り欠き形成され
    た第2導電型半導体からなる第2層と、前記第2層上に
    設けられるとともに前記第1開口部に対応する位置に第
    2開口部が切り欠き形成された透明電極層と、前記第1
    層における露出部位に設けられた第1の電極と、前記第
    2層上に設けられた第2の電極と、少なくとも前記両電
    極の一部を除いてデバイス表面を覆うパッシベーション
    膜とを備える半導体光デバイスにおいて、 シリコン酸化膜よりも誘電率の高い材料を用いて前記パ
    ッシベーション膜を形成したことを特徴とする半導体光
    デバイス。
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