JP2002117729A - 通信ケーブル - Google Patents

通信ケーブル

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JP2002117729A
JP2002117729A JP2000307768A JP2000307768A JP2002117729A JP 2002117729 A JP2002117729 A JP 2002117729A JP 2000307768 A JP2000307768 A JP 2000307768A JP 2000307768 A JP2000307768 A JP 2000307768A JP 2002117729 A JP2002117729 A JP 2002117729A
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JP
Japan
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interposition
communication cable
twisted
winding
twisted pair
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Withdrawn
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JP2000307768A
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English (en)
Inventor
Yasumasa Yamazaki
泰誠 山崎
Toshiyuki Tanaka
俊之 田中
Shinya Hirata
臣哉 平田
Takuya Ura
卓也 浦
Masaru Takano
勝 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Cable Co Ltd
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
Fuji Electric Cable Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粗巻や押え巻を省くことができ、しかも、対
撚線の対間距離の均一性も確保することができる通信ケ
ーブルを提供する。 【解決手段】 中心から放射方向に延在する隔壁10a
が複数周方向にほぼ等間隔に形成された介在10と、こ
の介在10の隔壁10a間に配設された対撚線23と、
これらの介在10および対撚線23を一括被覆する外被
30とを備え、対撚線23は、外被30により介在10
の中心に向かって押圧されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ伝送(LA
N)用ケーブルなどとして使用される通信ケーブルに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、データ伝送(LAN)用ケー
ブルなどとして、図3に示すような、導体外周に絶縁被
覆を設けた絶縁心線2本1a、1bを撚り合わせた対撚
線2を複数本、その中心から放射状に伸びる複数の隔壁
3aが設けられたいわゆる十字型介在3を中心に、各隔
壁3a間に対撚線2を挿入しつつ十字型介在3を捻回す
ることにより、撚り合わせるとともに、その外周に粗巻
または押え巻4を施し、さらにその外側に外被5aをル
ースに一括被覆した構造の通信ケーブル6が知られてい
る。
【0003】また、図4に示すように、上記のような通
信ケーブル6を、さらに介在7を中心に複数本撚り合わ
せ、その外周に一括被覆8を施した構造のものも知られ
ている。
【0004】このような通信ケーブルにおいては、十字
型介在3と粗巻または押え巻4により、各対撚線2が所
定の位置に拘束され、各対撚線2aの対間距離の均一性
が確保されるため、近端漏話減衰量や減衰量などの必要
な電気特性が得られるという特長を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の通信ケーブルにおいては、粗巻または押え巻を必要
とするため、それらの巻き付け工程が必要になり、製造
工程が煩雑であるばかりか、製造速度が制限され、効率
の良い製造ができないという問題があった。また、ケー
ブル端部にコネクタを接続する場合に、それらの粗巻ま
たは押え巻を除去しなければならないといった問題もあ
った。
【0006】一方、本発明者らは、上述の十字型介在を
備えたケーブルが提案される以前において、複数本の対
撚線を対間距離が均一になるように撚り合わせるととも
に、その上に、対撚線が撚合わせの中心に向けて押圧さ
れるように一括被覆の外被を施すことにより、粗巻や押
え巻を不要とした通信ケーブルの製造を試みていた。
【0007】しかしながら、粗巻や押え巻を省いて外被
の押圧力で対撚線を拘束しようとすると、どうしても対
撚線の配列状態が崩れてしまい、対撚線の対間距離に乱
れが生じて、所要の電機特性を得ることはできなかっ
た。
【0008】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
もので、粗巻や押え巻を省くことができ、しかも、対撚
線の対間距離の均一性も確保することができる通信ケー
ブルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された発明は、中心から放射方向に
延在する隔壁が複数周方向にほぼ等間隔に形成された介
在と、前記介在の隔壁間に配設された対撚線と、前記介
在および対撚線を一括被覆する外被とを備えた通信ケー
ブルにおいて、前記対撚線は、前記外被により前記介在
の中心にに向かって押圧されていることを特徴とする通
信ケーブルである。
【0010】請求項2に記載された発明は、前記介在の
断面形状がほぼ十字状であることを特徴とする通信ケー
ブルである。
【0011】請求項3に記載された発明は、請求項1ま
たは2記載の通信ケーブルを複数本集合し、その外周に
一括被覆を施してなることを特徴とする通信ケーブルで
ある。
【0012】本発明の通信ケーブルにおいては、各対撚
線は、介在の隔壁と対撚線を一括被覆する外被の介在の
中心に向かう押圧力とによって、所定の位置に拘束され
るため、粗巻や押え巻を省くことができ、しかも、対撚
線の対間距離の均一性も確保することができる。
【0013】すなわち、本発明の通信ケーブルにおいて
は、隔壁を有する介在を使用し、その介在の隔壁間に対
撚線を配設しているため、対撚線に外被の押圧力が加わ
っても対撚線の配列状態が崩れることがない。したがっ
て、従来必要とした粗巻や押え巻を施さなくとも、対撚
線の対間距離の均一性を確保することができ、近端漏話
減衰量や減衰量などの必要な電気特性を得ることができ
る。また、粗巻や押え巻が不要となるため、それらの巻
き付け工程を省くことができ、製造工程の簡素化、効率
化を図ることができるとともに、ケーブル端部にコネク
タ接続する際の、粗巻や押え巻の除去作業が不要とな
り、接続の際の作業性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0015】図1は、本発明の通信ケーブルの一実施形
態を示す横断面図である。
【0016】図1において、10は、中心から放射方向
に延びる隔壁10aが4本周方向にほぼ等間隔に形成さ
れた、断面がほぼ十字状状を有する低密度ポリエチレン
製の介在を示している。この介在10は、100mmピッチ
で捻回されており、各隔壁10a間には、導体20外周
に絶縁被覆21を設けた絶縁心線2本22a、22bを
撚り合わせた対撚線23がそれぞれ配設されている。そ
して、これらの対撚線23は、ポリエチレンやポリ塩化
ビニルなどのプラスチックの押出しにより各対撚線23
が介在10の中心に向けて押圧されるように形成された
外被30によって一括被覆されている。
【0017】本発明において、上記介在10の隔壁10
aは、外被30による押圧力が対撚線23に作用すると
ともに、その押圧力によって対撚線23が隔壁10aを
越えることがないようにするために、その高さhを、対
撚線23の等価外径の0.8倍以上、1.5倍以下の範囲とす
ることが望ましい。
【0018】すなわち、介在10の隔壁10aの高さh
が、対撚線23の等価外径の0.8倍未満では、介在10
の隔壁10a、10a間に対撚線23を集合させて介在
10を捻回する工程や、対撚線23に外被30を被覆す
る工程などで、対撚線23が隔壁10aを越えるおそれ
があり、対撚線23が隔壁10aを越えるおそれがあ
る。また、介在10の隔壁10aの高さhが、対撚線2
3の等価外径の1.5倍を超えると、外被30の押圧力が
対撚線23に作用しないおそれがある。したがって、本
発明においては、介在10の隔壁10aの高さhは、対
撚線23の等価外径の0.8倍以上、1.5倍以下の範囲とす
ることが望ましい。
【0019】ここで、対撚線の等価外径は、次のように
定義される。
【0020】すなわち、対撚線の撚りピッチが25mm以上
の場合、絶縁心線外径の1.65倍、対撚線の撚りピッチが
15mm以上、25mm未満の場合、絶縁心線外径の1.80倍、対
撚線の撚りピッチが15mm未満の場合、絶縁心線外径の1.
90倍である。
【0021】なお、撚りピッチや絶縁心線外径が隣り合
う対撚線間で異なる場合には、隣り合う対撚線の等価外
径の大きな方の値を基準とすればよい。あるいは各対撚
線の等価外径のなかで最も大きな値を基準としてもよ
い。
【0022】このように構成される通信ケーブルにおい
ては、隔壁10aを有する介在10を使用し、その介在
10の隔壁10a間に対撚線23を配設しているため、
対撚線23を外被30の押圧力で拘束しても、対撚線2
3の配列崩れが生ずることがない。したがって、従来必
要とした粗巻や押え巻を施さなくとも、対撚線23の対
間距離の均一性を確保することができ、近端漏話減衰量
や減衰量などの必要な電気特性を得ることができる。ま
た、粗巻や押え巻が不要となるため、それらの巻き付け
工程を省くことができ、製造工程の簡素化、効率化を図
ることができるとともに、ケーブル端部にコネクタ接続
する際の、粗巻や押え巻の除去作業が不要となり、接続
の際の作業性を向上させることができる。
【0023】なお、本発明において、介在10の隔壁数
や捻回ピッチ、対撚線23の数や種類などは、特に上記
の例に限定されるものではなく、目的や用途に応じて適
宜選択されてよい。
【0024】次に、本発明の通信ケーブルの他の実施形
態について説明する。
【0025】図2は、本発明の通信ケーブルの他の実施
形態を示す横断面図である。
【0026】図2に示すように、この実施形態は、前述
した実施形態の通信ケーブル40を複数本、介在50を
中心に複数本撚り合わせ、その外周に一括被覆60を施
したものである。
【0027】すなわち、通信ケーブル40は、中心から
放射方向に延びる隔壁10aが4本周方向にほぼ等間隔
に形成された、断面がほぼ十字状状を有する低密度ポリ
エチレン製の介在10と、この介在10の各隔壁10a
間に配設された対撚線23と、これらの介在10と対撚
線23の外周に形成され、対撚線23を介在10の中心
に向けて押圧する一括被覆の外被30とから構成されて
いる。介在10は、100mmピッチで捻回されており、ま
た、その隔壁10aの高さhは、対撚線23の等価外径
(各対撚線23の等価外径が異なる場合は、その中の最
大等価外径)の0.8倍以上、1.5倍以下の範囲とされてい
る。そしてこのように構成される通信ケーブル40が複
数本、介在50を中心に撚り合わされ、その外周に一括
被覆60が施されている。
【0028】このように構成される通信ケーブルにおい
ても、従来必要とした粗巻や押え巻を施さなくとも、対
撚線23の対間距離の均一性を確保することができ、近
端漏話減衰量や減衰量などの必要な電気特性を得ること
ができるとともに、粗巻や押え巻が不要となるため、そ
れらの巻き付け工程を省くことができ、製造工程の簡素
化、効率化を図ることができるとともに、ケーブル端部
にコネクタ接続する際の、粗巻や押え巻の除去作業が不
要となり、接続の際の作業性を向上させることができ
る。
【0029】なお、この実施形態では、通信ケーブル4
0を断面が円形状の介在50を中心に撚り合わせた構造
となっているが、介在50の形状は特に限定されるもの
ではなく、また、介在50を使用せず通信ケーブル40
のみを撚り合わせ、その外周に一括被覆60を施すよう
にしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信ケー
ブルによれば、各対撚線が、介在の隔壁と対撚線を一括
被覆する外被の介在の中心に向かう押圧力とによって、
所定の位置に拘束されるため、粗巻や押え巻を施さなく
とも、対撚線の対間距離の均一性を確保することがで
き、近端漏話減衰量や減衰量などの必要な電気特性を得
ることができる。また、粗巻や押え巻が不要となるた
め、それらの巻き付け工程を省くことができ、製造工程
の簡素化、効率化を図ることができるとともに、ケーブ
ル端部にコネクタ接続する際の、粗巻や押え巻の除去作
業が不要となり、接続の際の作業性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信ケーブルの一実施形態を示す断面
図。
【図2】本発明の通信ケーブルの他の実施形態を示す断
面図。
【図3】従来の通信ケーブルの一例を示す断面図。
【図4】従来の通信ケーブルの他の例を示す断面図。
【符号の説明】
10………介在 10a………隔壁 23………対撚線 30………外被 40………通信ケーブル 60………一括被覆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 俊之 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 平田 臣哉 神奈川県伊勢原市鈴川10 冨士電線株式会 社内 (72)発明者 浦 卓也 神奈川県伊勢原市鈴川10 冨士電線株式会 社内 (72)発明者 高野 勝 神奈川県伊勢原市鈴川10 冨士電線株式会 社内 Fターム(参考) 5G313 AB10 AC04 AD08 AE02 5G319 DA01 DB01 DC05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心から放射方向に延在する隔壁が複数
    周方向にほぼ等間隔に形成された介在と、前記介在の隔
    壁間に配設された対撚線と、前記介在および対撚線を一
    括被覆する外被とを備えた通信ケーブルにおいて、 前記対撚線は、前記外被により前記介在の中心にに向か
    って押圧されていることを特徴とする通信ケーブル。
  2. 【請求項2】 前記介在の断面形状がほぼ十字状である
    ことを特徴とする請求項1記載の通信ケーブル。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の通信ケーブルを
    複数本集合し、その外周に一括被覆を施してなることを
    特徴とする通信ケーブル。
JP2000307768A 2000-10-06 2000-10-06 通信ケーブル Withdrawn JP2002117729A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007258169A (ja) * 2006-03-06 2007-10-04 Belden Technologies Inc 通信ケーブル内において導体を分離するウェブ

Cited By (1)

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