JP2002117068A

JP2002117068A - 雑誌情報提供システム

Info

Publication number: JP2002117068A
Application number: JP2000311850A
Authority: JP
Inventors: Hideki Sakakino; 秀樹榊野
Original assignee: Datascape & Comm Inc; Datascape & Communications Inc; MORIGAKI TOMOYUKI; PURO MEDIA KK
Current assignee: Datascape & Comm Inc; Datascape & Communications Inc; MORIGAKI TOMOYUKI; PURO MEDIA KK
Priority date: 2000-10-12
Filing date: 2000-10-12
Publication date: 2002-04-19

Abstract

(57)【要約】【課題】視覚的効果が極めて高く、見やすい雑誌の記
事データを容易に取得すること。【解決手段】システム管理者のサーバ１と、利用者の
端末装置７とをそれぞれ通信ネットワーク３を介して接
続し、前記サーバ１に、雑誌の見開きページと同一また
は近似したレイアウトに構成されている記事データが格
納された記事情報データベース４および個人情報が格納
された個人情報データベース５をそれぞれ設けるととも
に、前記記事情報データベース４に格納された記事デー
タを表示させる情報表示システムを設け、前記端末装置
７から前記サーバ１の情報表示システムにより表示され
た情報を通信ネットワーク３を介して視認可能とし、前
記利用者は、前記サーバ１により表示された記事データ
を端末装置７に表示させてこの端末装置７から購入した
い記事データを選択し、前記サーバ１は、この選択され
た記事データを利用者の端末装置７に送り、利用者が記
事データを利用することができるようにしたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は雑誌情報提供システ
ムに係り、特に、インターネット網等のオープンな通信
ネットワークを介して、雑誌の記事情報を利用者が容易
に取得することを可能とした雑誌情報提供システムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、社会、政治、経済等の社会の出
来事に関する情報やスポーツ、コンピュータ等の趣味に
関する情報等の各種情報は、新聞あるいは雑誌の記事を
購読することにより得ていた。

【０００３】しかしながら、近年、インターネット網に
代表されるように、オープンな通信ネットワークを介し
てホームページ等により不特定多数の人に対して情報を
提供するシステムが急速に発達してきた。

【０００４】そして、近年、このようなインターネット
網において、新聞等の各種記事情報を配布するサービス
が行なわれている。これは、例えば、新聞社が管理する
ホームページにアクセスして掲載されている記事をダウ
ンロードすることにより記事の提供を受けるサービス
や、あるいは、前記ホームページにおいて会員登録する
ことにより、このホームページの管理者から電子メール
等により定期的に記事を送付してくれるサービス等があ
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインターネット網により提供される記事情報は、そ
のほとんどがテキスト文書による極めて簡単な記事デー
タであり、一般に販売されている雑誌と同程度の視覚的
な効果をもった記事データを得ることはできないという
問題を有している。さらに、通常、このような記事デー
タの提供サービスは、記事が掲載された雑誌を出版して
いる出版社が自己の出版物に対して行なうものであり、
各種雑誌の記事を収集するためには、各出版社のホーム
ページを個々に閲覧しなければならず、極めて手間がか
かってしまうという問題を有している。そして、従来、
多数の出版社を広範囲にカバーして記事データの提供を
行なうようなサービスは存在していなかった。

【０００６】また、ホームページの管理者から電子メー
ル等により定期的に記事を送付してくれるサービスの場
合、ほしい記事であるか否かにかかわらず送付されるた
め、極めて煩わしいという問題をも有している。

【０００７】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、視覚的効果が極めて高く、見やすい雑誌の記事デー
タを容易に取得することのできる雑誌情報提供システム
を提供することを目的とするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項１に記載の発明に係る雑誌情報提供システムは、
システム管理者のサーバと、利用者の端末装置とをそれ
ぞれ通信ネットワークを介して接続し、前記サーバに、
各種出版社から出版される各種雑誌の見開きページと同
一または近似したレイアウトに構成されている記事デー
タが格納された記事情報データベースおよび個人情報が
格納された個人情報データベースをそれぞれ設けるとと
もに、前記記事情報データベースに格納された記事デー
タを表示させる情報表示システムを設け、前記端末装置
から前記サーバの情報表示システムにより表示された情
報を通信ネットワークを介して視認可能とし、前記利用
者は、前記サーバにより表示された記事データを端末装
置に表示させてこの端末装置から購入したい記事データ
を選択し、前記サーバは、この選択された記事データを
利用者の端末装置に送り、利用者が記事データを利用す
ることができるようにしたことを特徴とするものであ
る。

【０００９】この請求項１に記載の発明によれば、利用
者が通信ネットワークを介してサーバの情報表示システ
ムにより表示された情報を視認して、必要な記事データ
を選択することにより、簡単に記事データを得ることが
でき、しかも、この記事データが雑誌の見開きページと
同一または近似したレイアウトにより構成されているの
で、見やすく、しかも、雑誌と同等の視覚的効果をもっ
た記事情報を得ることができる。

【００１０】請求項２に記載の発明は、請求項１におい
て、前記端末装置の音声入力システムにより前記サーバ
のホームページに対して音声による指示があった場合
に、前記利用者により選択された記事データを音声によ
り読み上げるようにしたことを特徴とするものである。

【００１１】この請求項２に記載の発明によれば、端末
装置の音声入力システムによりサーバに対して音声によ
る指示があった場合に、利用者により選択された記事デ
ータを音声により読み上げるようにしているので、例え
ば、視覚障害者等が利用する場合であっても、記事デー
タを有効に利用することができる。

【００１２】また、請求項３に記載の発明は、請求項１
または請求項２において、前記利用者の記事データの購
入履歴を個人情報データベースに蓄積し、前記サーバに
より、この蓄積された購入履歴から利用者の購入率の高
い記事データの分野を識別し、この分野に属するいまだ
未購入の記事データを利用者に通知するようにしたこと
を特徴とするものである。

【００１３】この請求項３に記載の発明によれば、利用
者の記事データの購入履歴を個人情報データベースに蓄
積し、サーバにより、この蓄積された購入履歴から利用
者の購入率の高い記事データの分野を識別し、この分野
に属するいまだ未購入の記事データを利用者に通知する
ようにしているので、この通知ににより、利用者が容易
に未購入の記事データを認識することができ、購入すべ
き記事データを容易に選択することができる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図１か
ら図１６を参照して説明する。

【００１５】図１は本発明に係る雑誌情報提供システム
の実施の一形態を示したもので、本実施形態の雑誌情報
提供システムは、通信ネットワークとして、ＩＳＤＮ回
線、Ｄ−ＩＳＤＮ回線、一般電話回線を利用したインタ
ーネット網を使用した場合の例を示している。なお、こ
の通信ネットワークとしては、インターネットの他に、
公衆電話回線を介したパソコン通信網、携帯電話通信
網、ＬＡＮ、その他の任意の有線または無線を使ったネ
ットワークを利用することが可能である。

【００１６】また、この雑誌情報提供システムは、シス
テム管理者が管理するサーバ１を有しており、このサー
バ１は、計算装置、入力装置、出力装置および記憶装置
（いずれも図示せず）により構成されており、このサー
バ１は、通信ケーブル２を介して通信ネットワーク３に
接続されるようになっている。

【００１７】前記計算装置は、動作速度が高速で、かつ
大容量のワークステーション、パーソナルコンピュータ
等により構成されており、前記入力装置は、例えば、キ
ーボードやマウス等の操作者が情報を入力するための機
器により構成されている。また、前記出力装置は、例え
ば、ＣＲＴディスプレイ、液晶ディスプレイ、プリンタ
装置等、各種情報を画面あるいは紙等の記録媒体に可視
的に表示する装置により構成されており、前記記憶装置
は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディス
クや半導体メモリ等、計算装置で実行されるプログラム
や大量のデータファイルを格納する装置により構成され
ている。

【００１８】前記サーバ１の記憶装置には、各種出版社
から出版される各種雑誌から作成した各種記事データ、
この記事データの表題、この記事データを作成した雑誌
の雑誌名や出版日付等の雑誌情報、この記事データの属
する分野等の記事属性、この記事データに含まれる検索
用のキーワード等の記事特定データをそれぞれ格納する
記事情報データベース４と、利用者個人のパスワード、
登録情報、記事の購入履歴等を格納する個人情報データ
ベース５とがそれぞれ格納されている。これら各データ
ベース４，５は、記憶装置にあらかじめ格納されたデー
タ管理プログラムや検索プログラムに従って、計算装置
を動作させることにより、読み込みあるいは書き込み等
の処理が行なわれるようになっている。さらに、本実施
形態においては、前記記憶装置には、記事データのテキ
スト文書を自動的に読み上げて音声として出力する読み
上げプログラムが格納されている。

【００１９】また、前記構成のサーバ１は、通信ネット
ワーク３としてのインターネット網３に接続されてお
り、サーバ１は、前記インターネット網３を介してブラ
ウザにより読み出しが可能でシステム管理者が管理する
情報表示システムとしてのホームページ６を有してい
る。このホームページ６には、ホームページ６にアクセ
スすると最初に表示される「トップページ画面」（図
２）、記事情報の検索や分野等を指定するための「検索
トップページ画面」（図３）、個人情報を入力するため
の「個人情報入力画面」（図４）、個人情報を登録する
ための「個人登録画面」（図５）、所定の記事情報をリ
ストアップする「検索結果画面」（図６）、購入の確認
を行なう「購入確認画面」（図７）、購入した記事情報
を表示する「記事情報表示画面」（図８）、リストアッ
プされた記事情報を表示する「リスト表示画面」（図
９）等が表示されるようになっている。そして、このシ
ステム管理者のホームページ６にアクセスして、前記各
種画面を操作することにより、サーバ１の記事情報デー
タベース４、個人情報データベース５がそれぞれ連動し
て処理されるようになっている。

【００２０】また、利用者は、端末装置７を有してお
り、この端末装置７は、前記サーバ１と同様に、計算装
置、入力装置、出力装置、記憶装置により構成されてお
り、通信ケーブル２を介してインターネット網３に接続
されている。そして、この端末装置７からインターネッ
ト網３を介してサーバ１のホームページ６にアクセスす
ることができ、端末装置７からホームページ６の情報を
視認することができるようになっている。なお、前記端
末装置７としては、インターネット網３に接続可能ない
わゆるノート型のパーソナルコンピュータやＰＤＡ（パ
ーソナル・デジタル・アシスタント）等の携帯型の端末
装置を用いてもよいし、また、近年、多く普及している
インターネット網３に接続可能な携帯電話を用いてもよ
い。

【００２１】次に、本発明の作用について説明する。

【００２２】まず、記事データの作成について図１０に
示すフローチャートを参照して説明する。

【００２３】本実施形態においては、まず、雑誌の記事
の文字部分をテキストデータ化する場合は、雑誌の必要
な記事を見開いた状態で、この雑誌の記事をスキャナで
読み込み、この読み込んだ画像データの内、記事の文字
部分のレイアウトを解析し、この記事の文字部分の位置
情報を作成する。続いて、このスキャナにより読み込ん
だ画像データの内、文字部分の画像データをＯＣＲ（光
学式文字読み取り装置）によりテキストデータ化する。

【００２４】一方、雑誌の記事の画像部分をデジタルデ
ータ化する場合は、雑誌の記事をスキャナで読み込み、
この読み込んだ記事の画像部分のレイアウトを解析し、
記事の画像部分の位置情報を作成した後、この画像をデ
ジタルデータ化する。このデジタルデータ形式として
は、例えば、ＢＭＰ（ビットマップ）形式やＪＰＥＧ形
式等があげられる。

【００２５】そして、解析したレイアウトの位置情報に
基づいて、テキストデータおよびデジタルデータ化され
た画像データを統合してあてはめ、記事データを作成す
る。

【００２６】すなわち、本実施形態においては、この記
事データは、雑誌の見開きページ全体を同一または、近
似したレイアウトで作成するようになっている。ここ
で、近似したレイアウトとは、例えば、雑誌の見開きペ
ージにおける、大見出しや小見出し等の比較的大きい文
字、写真や図を近似した画像として表示し、記事部分を
テキスト表示するようにしたレイアウトをいう。

【００２７】この記事データは、サーバ１の記事情報デ
ータベース４に格納されるとともに、この記事データを
作成した雑誌の雑誌名、出版日付等の雑誌情報、この記
事データの属する分野等の記事属性、この記事データに
含まれる検索用のキーワード等の記事特定データも格納
される。

【００２８】続いて、利用者が記事情報を購入する手順
について説明する。

【００２９】利用者は、端末装置７により、インターネ
ット網３を介してサーバ１のホームページ６にアクセス
するようになっている。［記事データのキーワード検索］図１１に示すように、
このホームページ６の「トップページ画面」（図２）に
は、所望の記事情報の検索を行なうための「検索ボタ
ン」および管理者が最新のおすすめ記事を列挙した記事
リストを見るための「リストボタン」がそれぞれ配置さ
れている。

【００３０】この「トップページ画面」で「検索ボタ
ン」を選択すると、「検索トップページ画面」（図３）
が表示される。なお、この選択操作は、例えば、キーボ
ードのキーを操作するか、マウスのボタンをクリックす
る等の操作により行なわれる。

【００３１】この「検索トップページ画面」には、キー
ワード検索、雑誌名検索、日付検索等による検索を行な
うためのキーワード入力部、記事データの属する分野を
選択するための分野選択部、過去に購入した記事データ
のリストを表示するためのバックナンバー選択部がそれ
ぞれ表示されている。

【００３２】そして、利用者がキーワードにより検索を
行なう場合は、「検索トップページ画面」のキーワード
入力部に、端末装置７のキーボード等の入力装置により
キーワードを入力し、「検索ボタン」をクリックする
と、「個人情報入力画面」（図４）が表示される。この
「個人情報入力画面」により、氏名およびあらかじめ登
録されたパスワードを入力し、「完了ボタン」をクリッ
クすると、サーバ１の個人情報データベース５を検索し
て該当する個人情報を照合し、該当者が存在するか否か
判断する。そして、照合の結果、該当者が存在する場合
は、サーバ１により検索プログラムを動作させて、記事
情報データベース４の検索を開始する。

【００３３】一方、利用者の登録が行なわれていない初
めての利用者の場合は、「個人情報入力画面」の「新規
登録ボタン」をクリックすると、「個人登録画面」（図
５）が表示される。この「個人登録画面」に、氏名、住
所、メールアドレス、料金支払い方法等の所定の事項を
入力して、「完了ボタン」をクリックすると、この個人
情報がサーバ１に送られ、サーバ１によりこの個人情報
を個人情報データベース５に書き込むとともに、新規利
用者に対してパスワードを付与する。その後、個人情報
の登録作業が完了したら、検索プログラムを動作させ
て、記事情報データベース４の検索を開始する。

【００３４】そして、記事情報データベース４の検索が
完了すると、この検索した結果を表示する「検索結果画
面」（図６）が表示される。この「検索結果画面」に
は、雑誌名、記事データの表題および記事の日付が一覧
表示されるようになっており、利用者はこの表示された
記事データうち、必要な記事データを選択する。記事デ
ータが選択されると、該当する記事データの料金表示お
よびその確認を行なう「購入確認画面」（図７）が表示
される。この「購入確認画面」において、利用者が確認
した上で、「確認」を選択することにより、記事データ
が端末装置７に送られ、端末装置７により記事データが
表示される。この場合に、本実施形態においては、この
記事データは、雑誌と同様または近似したレイアウトを
もって表示されることになるので、極めて視認性が高
く、雑誌と同等の利用価値を生じることとなる。

【００３５】一方、この選択された記事データのキーワ
ード、表題等は、個人情報として個人情報データベース
５に記録される。［記事データの分野検索］また、記事データの分野によ
り検索を行なう場合は、図１２に示すように、「検索ト
ップページ画面」（図３）の分野選択部の所望の分野を
選択することにより、前述の記事データの検索の場合と
同様に、「個人情報入力画面」（図４）が表示され、こ
の「個人情報入力画面」に氏名およびあらかじめ登録さ
れたパスワードを入力し、個人情報を照合する。そし
て、照合の結果、該当者が存在する場合は、「検索結果
画面」（図６）により該当する分野の記事データを一覧
表示する。

【００３６】そして、利用者が表示された記事データう
ち、必要な記事データを選択すると、該当する記事デー
タの料金表示およびその確認を行なう「購入確認画面」
（図７）が表示される。この「購入確認画面」におい
て、利用者が確認した上で、「確認」を選択することに
より、記事データが端末装置７に送られ、端末装置７に
より記事が表示される。

【００３７】なお、分野による検索を行なう場合は、例
えば、スポーツを選択した場合には野球、サッカー、プ
ロレス等といった細分類を、政治を選択した場合には国
内政治、外国政治等といった細分類を表示させるように
してもよい。［記事データのバックナンバー検索］また、既に購入し
た記事データを見たい場合には、図１３に示すように、
「検索トップページ画面」（図３）のバックナンバー選
択部を選択することにより、前述の記事データの検索の
場合と同様に、「個人情報入力画面」が表示され、この
「個人情報入力画面」（図４）に氏名およびあらかじめ
登録されたパスワードを入力し、個人情報を照合する。
そして、照合の結果、該当者が存在する場合は、利用者
が過去に購入した記事データを一覧表示する。

【００３８】そして、利用者が表示された記事データう
ち、必要な記事データを選択すると、記事データが端末
装置７に送られ、端末装置７により記事が表示される。
このとき、ここで表示される記事データは、利用者が既
に購入しているものであることから、料金を徴収しない
ようになっている。［記事データのリスト選択］また、リストにより記事デ
ータを選択しようとする場合は、図１４に示すように、
「トップページ画面」（図２）で「リストボタン」を選
択することにより、「リスト表示画面」（図９）が表示
される。そして、この「リスト表示画面」により必要な
記事データを選択すると、該当する記事データの料金表
示およびその確認を行なう「購入確認画面」（図７）が
表示される。この「購入確認画面」において、利用者が
確認した上で、「確認」を選択することにより、記事デ
ータが端末装置７に送られ、端末装置７により記事が表
示される。［音声読み上げサービス］また、さらに、利用者が音声
による指示に従ってインターネットを利用することがで
きる音声入力システムを用いた端末装置７を使用してい
る場合には、音声による読み上げシステムを利用するこ
とも可能である。この場合には、本実施形態において
は、利用者の指示に応じてサーバ１の音声読み上げプロ
グラムを動作させるようになっている。

【００３９】そして、図１５に示すように、利用者が端
末装置７の音声入力システムを用いて、音声により検索
条件を入力することにより、サーバ１が指示に従って検
索を行ない、その検索結果の記事データのリストを音声
により読み上げる。これを聞いて利用者は、記事データ
を選択し、この選択により、選択された記事データのテ
キスト文字部分のデータを音声により読み上げるように
なっている。これにより、例えば、視覚障害者等が利用
する場合であっても、記事データを有効に利用すること
ができる。しかも、この音声による読み上げサービス
は、健常者であっても利用することができ、これによ
り、例えば、利用者が何か作業をしながら記事データの
内容を把握することができる。なお、この音声による読
み上げサービスは、例えば、ＭＰ３レコーダー等のデジ
タルデータの録音システムにより録音も可能である。［記事データの通知］また、記事データの通知を行なう
場合は、図１６に示すように、サーバ１は、個人情報デ
ータベース５を調べ、一定期間記事データの購入がない
場合に、その個人の過去の記事データの過去の購入履歴
を調べる。

【００４０】そして、購入履歴により、その個人の購入
嗜好を判断する。例えば、スポーツの記事情報を購入す
る率が高い場合や、社会の記事データを購入する率が高
い場合のように特に購入される記事データの分野を判断
する。この結果により、該当する記事データを調べ、こ
の記事データの一覧を電子メールにより通知するように
なっている。例えば、過去に同一カテゴリの記事情報を
複数回購入している利用者は、該当するカテゴリに属す
る記事データの購入率が高いと判断し、このカテゴリに
属する記事ができた場合に、その利用者に対して、記事
データの一覧を電子メールにより通知する。

【００４１】利用者は、この電子メールによる通知によ
り、購入したい記事データがあれば、サーバ１のホーム
ページ６にアクセスして記事データを購入することがで
きる。

【００４２】したがって、本実施形態においては、サー
バ１のホームページ６にアクセスすることにより、簡単
に記事データを得ることができ、しかも、この記事デー
タが雑誌と同一かまたは近似したレイアウトにより構成
されているので、見やすく、しかも、雑誌と同等の視覚
的効果をもった記事情報を得ることができる。また、サ
ーバ１のホームページ６に各種出版社の各種記事データ
を広範囲にわたって作成するようにしているので、利用
者は、このホームページ６にアクセスするだけで、複数
のホームページにアクセスすることなく、容易に記事デ
ータを得ることができる。

【００４３】なお、通信ネットワーク３を介して記事デ
ータを得る手段として、利用者の端末装置７ではなく、
例えば、インターネット網３あるいは専用の通信網に接
続された端末装置７を、例えば、コンビニエンスストア
等の公衆が利用可能な場所に設置し、この端末装置７に
より、記事データの購入をすることができるようにして
もよい。

【００４４】また、例えば、１週間分の記事データをＣ
Ｄ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＯＭ、ＭＯ等の各種記録媒体に
格納し、通信ネットワーク３を用いず、登録された利用
者に対して、この記録媒体を配布するようにしてもよ
い。

【００４５】さらに、本発明は前記実施形態のものに限
定されるものではなく、必要に応じて種々変更すること
が可能である。

【００４６】

【発明の効果】以上述べたように請求項１に記載の発明
に係る雑誌情報提供システムは、利用者が通信ネットワ
ークを介してサーバの情報表示システムにより表示され
た情報を視認して、必要な記事データを選択することに
より、簡単に記事データを得ることができ、しかも、こ
の記事データが雑誌の見開きページと同一または近似し
たレイアウトにより構成されているので、見やすく、し
かも、雑誌と同等の視覚的効果をもった記事情報を得る
ことができる。サーバのホームページに各種出版社の各
種記事データを広範囲にわたって作成するようにしてい
るので、利用者は、このホームページにアクセスするだ
けで、複数のホームページにアクセスすることなく、容
易に記事データを得ることができる。

【００４７】請求項２に記載の発明は、端末装置の音声
入力システムによりサーバに対して音声による指示があ
った場合に、利用者により選択された記事データを音声
により読み上げるようにしているので、例えば、視覚障
害者等が利用する場合であっても、記事データを有効に
利用することができる。

【００４８】また、請求項３に記載の発明は、利用者の
記事データの購入履歴を個人情報データベースに蓄積
し、サーバにより、この蓄積された購入履歴から利用者
の購入率の高い記事データの分野を識別し、この分野に
属するいまだ未購入の記事データを利用者に通知するよ
うにしているので、この通知ににより、利用者が容易に
未購入の記事データを認識することができ、購入すべき
記事データを容易に選択することができる等の効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る雑誌情報提供システムの実施の
一形態を示すブロック図

【図２】本発明の雑誌情報提供システムにおけるサー
バのホームページのトップページ画面を示す説明図

【図３】本発明の雑誌情報提供システムにおけるサー
バのホームページの検索トップページ画面を示す説明図

【図４】本発明の雑誌情報提供システムにおけるサー
バのホームページの個人情報入力画面を示す説明図

【図５】本発明の雑誌情報提供システムにおけるサー
バのホームページの個人登録画面を示す説明図

【図６】本発明の雑誌情報提供システムにおけるサー
バのホームページの検索結果画面を示す説明図

【図７】本発明の雑誌情報提供システムにおけるサー
バのホームページの購入確認画面を示す説明図

【図８】本発明の雑誌情報提供システムにおけるサー
バのホームページの記事データ表示画面を示す説明図

【図９】本発明の雑誌情報提供システムにおけるサー
バのホームページのリスト表示画面を示す説明図

【図１０】本発明における記事データの作成動作を示
すフローチャート

【図１１】本発明におけるキーワード検索動作を示す
フローチャート

【図１２】本発明における分野検索動作を示すフロー
チャート

【図１３】本発明におけるバックナンバー検索動作を
示すフローチャート

【図１４】本発明におけるリスト検索動作を示すフロ
ーチャート

【図１５】本発明における音声読み上げサービス動作
を示すフローチャート

【図１６】本発明における記事データの通知動作を示
すフローチャート

【符号の説明】

１サーバ３通信ネットワーク４記事情報データベース５個人情報データベース６ホームページ７端末装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０６Ｆ 17/60 ＺＥＣＧ０６Ｆ 17/60 ＺＥＣ１３２１３２３０２３０２Ｅ５０２５０２ (71)出願人 500475074 株式会社データスケープ＆コミュニケーションズ東京都世田谷区太子堂４丁目１番１号キャロットタワー６Ｆ (71)出願人 500475085 森垣朝行神奈川県横浜市神奈川区沢渡55番地22 (71)出願人 500475096 中野雅寿東京都渋谷区幡ヶ谷２丁目18番３号フェニックス幡ヶ谷804 (72)発明者榊野秀樹東京都武蔵野市吉祥寺東町４丁目９番９号Ｆターム(参考） 5B049 AA06 BB15 CC02 CC05 EE05 FF01 FF06 GG00 5B075 ND20 PP13 PQ02 PQ04 PR03 5E501 AA13 AB30 BA03 CA08 CB15 EA21 EB05 FA06 FA13 FA32 FA44

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】システム管理者のサーバと、利用者の端
末装置とをそれぞれ通信ネットワークを介して接続し、
前記サーバに、各種出版社から出版される各種雑誌の見
開きページと同一または近似したレイアウトに構成され
ている記事データが格納された記事情報データベースお
よび個人情報が格納された個人情報データベースをそれ
ぞれ設けるとともに、前記記事情報データベースに格納
された記事データを表示させる情報表示システムを設
け、前記端末装置から前記サーバの情報表示システムに
より表示された情報を通信ネットワークを介して視認可
能とし、前記利用者は、前記サーバにより表示された記
事データを端末装置に表示させてこの端末装置から購入
したい記事データを選択し、前記サーバは、この選択さ
れた記事データを利用者の端末装置に送り、利用者が記
事データを利用することができるようにしたことを特徴
とする雑誌情報提供システム。
【請求項２】前記端末装置の音声入力システムにより
前記サーバのホームページに対して音声による指示があ
った場合に、前記利用者により選択された記事データを
音声により読み上げるようにしたことを特徴とする請求
項１に記載の雑誌情報提供システム。
【請求項３】前記利用者の記事データの購入履歴を個
人情報データベースに蓄積し、前記サーバにより、この
蓄積された購入履歴から利用者の購入率の高い記事デー
タの分野を識別し、この分野に属するいまだ未購入の記
事データを利用者に通知するようにしたことを特徴とす
る請求項１または請求項２に記載の雑誌情報提供システ
ム。