JP2002116559A - 電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法 - Google Patents

電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法

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JP2002116559A JP2000305164A JP2000305164A JP2002116559A JP 2002116559 A JP2002116559 A JP 2002116559A JP 2000305164 A JP2000305164 A JP 2000305164A JP 2000305164 A JP2000305164 A JP 2000305164A JP 2002116559 A JP2002116559 A JP 2002116559A
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Tateshi Mayahara
立志 馬屋原
Fumio Miyamoto
文夫 宮本
Yasuhide Takashita
泰秀 高下
Sakae Suzuki
栄 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温純水引き上げ乾燥時、純水引き上げ乾燥
時、または洗浄液から基体を引き上げる時などに基体表
面及び内面に残留する水滴を完全に除去すると共にゴミ
の再付着を防止して感光層に塗布ムラを発生させない電
子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法を得る。 【解決手段】 電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法
において、クリーン度クラス10000以下の環境にて
円筒状基体を洗浄液から引き上げながら、または引き上
げた後、クリーン度クラス100以下のエアーを用いて
エアーナイフにより円筒状基体の表内面をブローする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体基体
の洗浄方法に関し、詳しくは被洗浄物をエアーナイフで
ブローする電子写真感光体基体の洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体用円筒状基体(以降基
体)は、その加工時には、灯油、ポリブテン等の加工
油、潤滑油、防錆油などが用いられる。そのため、加工
後の基体には必ず油分が残留しており、さらに切削分や
空気中の粉塵等が付着しているので、これらの付着物を
洗浄してから用いる必要がある。
【0003】基体の洗浄方法としては、溶剤、準水系洗
浄剤、水系洗浄剤、または純水を用いて洗浄する方法が
あるが、現在は、オゾン層破壊や地球温暖化、大気汚染
等の環境問題及び人体にも悪影響を及ぼすことから塩素
系溶剤の削減、全廃の方向に移行しており、水系洗浄剤
または純水を用いて基体を洗浄する方法が行われてい
る。
【0004】水系洗浄剤または純水を用いて洗浄する場
合には乾燥工程が溶剤を用いる場合と比較して困難であ
る。一般的に、水系洗浄剤または純水を使用して洗浄す
る場合、乾燥工程は温純水引き上げ乾燥または純水引き
上げ乾燥を行うことが多く、その後に熱風による乾燥を
付加することが多い。
【0005】温純水引き上げ乾燥または純水引き上げ乾
燥は、基体を温純水または純水から引き上げる時に、温
純水または純水の表面張力により基体表面及び内面の水
を引き離す効果を利用している。しかし、水面の状態や
引き上げ速度、基体の表面状態により基体表面及び内面
に水滴が残留し易い。基体表面に水滴が残留すると、そ
の後熱風乾燥により乾燥させても次工程の塗工工程で感
光層を形成した場合、感光層に塗布ムラが生じて画像欠
陥を引き起こすといった問題が生じた。また、基体内面
に水滴が残留した場合、水滴が次工程の塗工工程に持ち
込まれ、塗工液の中に混入して感光層に塗布ムラを生じ
させる原因になっていた。さらに基体内面の水滴をその
後熱風乾燥により乾燥させる場合、その水滴が基体表面
に回り込み、感光層に塗布ムラを生じさせた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−11847
号公報にはエアーナイフで基体をブローして洗浄する方
法が記載されており、これによれば基体表面に付着する
水滴を除去することができるが、それでも感光層に塗布
ムラを生じさせる問題は完全には解消できない。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、温純水引き上げ乾燥時、純水引き上げ乾燥時及び洗
浄液から基体を引き上げる時に、基体表面及び内面に残
留する水滴を完全に除去し、さらに基体表面に粉塵を再
付着させないようにして感光層の塗布ムラを防止し、良
好な画像が得られる電子写真感光体用円筒状基体の洗浄
方法を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題点
に関して検討し、温純水引き上げ乾燥時、純水引き上げ
乾燥時及び洗浄液から基体を引き上げる時の環境のクリ
ーン度、またエアーナイフで使用するエアーのクリーン
度を規定することにより感光層の塗布ムラが防止され良
好な画像が得られることを知り、本発明に至った。すな
わち、本発明によれば、第一に、電子写真感光体用円筒
状基体の洗浄方法において、クリーン度クラス1000
0以下の環境にて円筒状基体を洗浄液から引き上げなが
ら、または引き上げた後、エアーナイフによりクリーン
度クラス100以下のエアーを円筒状基体の表内面にブ
ローすることを特徴とする電子写真感光体用円筒状基体
の洗浄方法が提供される。
【0009】第二に、上記第一に記載した電子写真感光
体用円筒状基体の洗浄方法において、上記環境がクリー
ン度クラス1000以下であることを特徴とする電子写
真感光体用円筒状基体の洗浄方法が提供される。
【0010】第三に、上記第一または第二に記載した電
子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法において、上記エ
アーが湿度25〜60%RHであることを特徴とする電
子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法が提供される。
【0011】第四に、上記第一、第二または第三に記載
した電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法において、
上記エアーの吹き付け角度が0〜−30度であることを
特徴とする電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法が提
供される。
【0012】第五に、上記第一、第二、第三または第四
に記載した電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法にお
いて、上記エアーの吹き付け圧力が0.05〜0.7M
Paであることを特徴とする電子写真感光体用円筒状基
体の洗浄方法が提供される。
【0013】第六に、上記第一、第二、第三、第四また
は第五に記載した電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方
法において、エアーナイフでブローする前にスプレーノ
ズルを用いて円筒状基体に純水をスプレーすることを特
徴とする電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法が提供
される。
【0014】第七に、上記第六に記載した電子写真感光
体用円筒状基体の洗浄方法において、スプレーの吹き付
け角度が0〜−30度であることを特徴とする電子写真
感光体用円筒状基体の洗浄方法が提供される。
【0015】第八に、上記第六または第七に記載した電
子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法において、スプレ
ーの吹き付け圧力が0.02〜0.5MPaであること
を特徴とする電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法が
提供される。
【0016】第九に、上記第一に記載した電子写真感光
体用円筒状基体の洗浄方法において、基体内面用のエア
ーナイフの形状が外側開口のリング状であることを特徴
とする電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法が提供さ
れる。
【0017】第十に、上記第一に記載した電子写真感光
体用円筒状基体の洗浄方法において、基体表面用のエア
ーナイフの形状が内側開口のリング状であることを特徴
とする電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法が提供さ
れる。
【0018】第十一に、上記第六に記載した電子写真感
光体用円筒状基体の洗浄方法において、上記スプレーノ
ズルの形状が内側開口のリング状であることを特徴とす
る電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法が提供され
る。
【0019】第十二に、上記第一に記載した電子写真感
光体用円筒状基体の洗浄方法において、上記洗浄液が界
面活性剤を含む水であることを特徴とする電子写真感光
体用円筒状基体の洗浄方法が提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の基体の洗浄方法の概略を示すものであ
る。クリーン度を管理した部屋または洗浄機内で、基体
1を把持具2により把持させ、基体1と把持具2を横移
動昇降装置3(以降スライダー)により下降する。この
とき、雰囲気のクリーン度はクラス10000以下、好
ましくは1000以下が良い。また、雰囲気のクリーン
度は、クリーン度がいくら高くても問題ない。温純水ま
たは純水の満たされた乾燥槽4の上部に待機している基
体保持具5を具備した昇降装置6(以降リフター)に基
体1を受け渡す。基体1を受け渡した後、リフター6は
温純水または純水の中に基体1を浸漬させる。
【0021】一定時間温純水または純水の中に基体1を
浸漬させた後、リフター6により基体1を温純水または
純水の中より引き上げる。基体1の上端部が液面付近に
達した時、引き上げ速度を低速にする。この時の引き上
げ速度は50mm/秒以下、好ましくは10〜30mm
/秒である。この時に基体1内面が通過する位置に配置
した内面用エアーナイフ7によりエアーを吹き付け、基
体1内面に付着している水滴を乾燥槽4側に脱落させ
る。使用するエアーは、エアーブローによりゴミや油分
が付着しないように、クリーン処理されたエアーがよ
く、好ましくはクリーン度クラス100以下のエアーが
良い。また、エアーブローに使用するエアーのクリーン
度は、クリーン度がいくら高くても問題ない。
【0022】この内面用エアーナイフ7は、エアーブロ
ーにより水滴が飛散しないようにエアーがスリット状に
吹き出す形状が好ましく、基体1内面全体に均一にエア
ーブローすることが好ましい。また、内面用エアーナイ
フ7を外側開口のリング状にすることにより、口径の小
さい基体1にも対応できる。スライダー3に具備された
把持具2に基体1を把持させ、受け渡し、スライダー3
を上昇させ、基体1をより上方に引き上げる。この基体
1内面へのエアーブローは基体1が内面用エアーナイフ
7が外れた時に停止させる。
【0023】同時に基体1表面が通過する位置に配置し
た表面用エアーナイフ8によりエアーを吹き付け、基体
1表面に付着している水滴を乾燥槽4に脱落させる。使
用するエアーはエアーブローによりゴミや油分が付着し
ないように、クリーン処理されたエアーが良く、好まし
くはクリーン度クラス100以下のエアーである。この
表面用エアーナイフ8はエアーブローにより水滴が飛散
しないようエアーがスリット状に吹き出す形状のものが
好ましく、基体1表面全体に均一にエアーブローするこ
とが好ましいため、内側開口のリング状にすることが好
ましい。スライダー3に具備された把持具2に基体1を
把持させ受け渡し、スライダー3を上昇させ、基体1を
より上方に引き上げる。この基体1表面へのエアーブロ
ーは基体1が表面用エアーナイフから外れた時に停止さ
せる。
【0024】また、基体1表面及び内面を同時にエアー
ブローすることにより、基体1表面及び内面のエアーの
力の関係の釣り合いがとれ、基体1が基体保持具5より
脱落することがない。スライダー3が下降し、把持具2
により基体1を把持させ、スライダー3が上昇し、洗浄
の次工程へ基体1を搬送する。この時、把持具2には水
滴が付着することがなく、次工程で基体1の受け渡し時
の把持具2への基体1の張り付きによる搬送不良を防止
することができる。
【0025】また、基体1表面をエアーブローする直前
に、基体1表面を純水用シャワーノズル9により純水を
スプレーすることにより、引き上げ時に基体1表面に付
着したゴミ等の異物を洗い流す。この時、スプレーの圧
力は0.05〜0.1MPaが好ましい。スプレーの角
度は水平より下向きが良く、好ましくは0〜−30度が
良い。また、この時、純水用シャワーノズルは、基体1
表面にスリット状に均一にシャワーする構造が好まし
く、内側開口のリング状にすることが好ましい。
【0026】
【実施例】次に、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。ただし、本発明は以下の実施例によって限定
されるものではない。なお、実施例中、部はすべて重量
部を表わす。
【0027】実施例1 外径30mm、長さ340mmのアルミニウム製の円筒
状基体を図1で示した構造の洗浄装置により洗浄した。
まず純水を満たした洗浄槽に10秒間浸漬洗浄し、その
後、リフターにより引き上げ速度20mm/秒で引き上
げた。表面用のエアーナイフは、エアーが表面全体に均
一にスリット状に当たるように配置した。内面用のエア
ーナイフも表面用と同様に配置した。エアーナイフは表
面、内面とも−20度(下向き20度)とした。また表
面、内面ともリング状のものを使用した。エアーはクリ
ーン度クラス100以上1000未満、湿度50%R
H、圧力0.3MPaのものを使用した。洗浄はクリー
ン度クラス10000の雰囲気で行い、ワークを100
0本洗浄した。
【0028】次に洗浄した基体表面に下記構成の各塗布
液を用いて下引き層、電荷発生層及び電荷輸送層を順次
浸漬塗工により形成し積層型の電子写真感光体を作製し
た。 《下引き層塗布液》 可溶性ナイロン(東レ社製アラミンCM−8000) 5部 メタノール 95部 《電荷発生層塗布液》 構造式1に示す電荷発生物質 10部
【0029】
【化1】 ポリビニルブチラール 7部 テトラヒドロフラン 145部 をボールミルに入れ、72時間ミリングした。更にテト
ラヒドロフラン200部を加えて1時間分散を行った。
分散を終了した液を更にテトラヒドロフランで希釈して
電荷発生層塗布液とした。 《電荷輸送層塗布液》 構造式2に示す電荷輸送物質 7部
【0030】
【化2】 ポリカーボネート (帝人化成社製パンライトC−1400) 10部 ジクロルメタン 83部 を溶解して電荷輸送層塗布液とした。得られた電子写真
感光体について、塗布ムラ及び塗膜欠陥を観察した。結
果を表1に示す。また、同様の試験を繰り返し実施した
結果、バラツキは見られなかった。
【0031】実施例2 使用するエアーをクリーン度クラス100未満とした以
外は実施例1と同様にして基体を洗浄し、洗浄済みの基
体に感光層を塗工し、塗布ムラと塗膜欠陥を観察した。
結果を表1に示す。
【0032】実施例3 洗浄する雰囲気をクリーン度クラス1000で行った以
外は実施例2と同様にして基体を洗浄し、感光層を塗工
し、塗布ムラと塗膜欠陥を観察した。結果を表1に示
す。
【0033】実施例4 実施例3において、エアーナイフでエアーブローする直
前に、基体表面をスプレーノズルにより純水のスプレー
を行った以外は実施例3と同様にして基体を洗浄し、洗
浄済みの基体に感光層を塗工し、塗布ムラと塗膜欠陥を
観察した。結果を表1に示す。
【0034】比較例1 洗浄する雰囲気を一般の雰囲気(クリーン度クラス10
0000)、エアーブローに使用したエアーも一般の雰
囲気のエアー(クリーン度クラス100000)で行っ
た以外は実施例1と同様にして基体を洗浄し、洗浄済み
の基体に感光層を塗工し、塗布ムラと塗膜欠陥を観察し
た。結果を表1に示す。
【0035】比較例2 洗浄する雰囲気を一般の雰囲気(クリーン度クラス10
0000)とした以外は実施例4と同様にして基体を洗
浄し、洗浄済みの基体に感光層を塗工し、塗布ムラと塗
膜欠陥を観察した。結果を表1に示す。
【0036】
【表1】 (注)良品率=基体の良品数/基体の投入数×100
【0037】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、電子
写真感光体用円筒状基体の洗浄方法において、クリーン
度クラス10000以下の環境にて円筒状基体を洗浄液
から引き上げながら、または引き上げた後、エアーナイ
フによりクリーン度クラス100以下のエアーを円筒状
基体の表内面にブローするため、基体表面及び内面に残
留する水滴を除去するのみでなく、基体表面にゴミを再
付着することがないため感光層の塗布ムラや塗膜欠陥の
発生を高率で抑えることができ、良好な画像を得ること
ができる。
【0038】請求項2の発明は、上記環境がクリーン度
クラス1000以下であるため、上述の効果をより向上
させることができる。
【0039】請求項3の発明は、上記エアーが湿度25
〜60%RHであるため、基体内外面に付着する水滴の
除去作用がさらに向上する。
【0040】請求項4の発明は、上記エアーの吹き付け
角度が0〜−30度であるため、吹き付けたエアーが上
方に巻き上がらず、除去した水滴を再付着することがな
いため、水滴の除去作用がさらに向上する。
【0041】請求項5の発明は、上記エアーの吹き付け
圧力が0.05〜0.7MPaであるため、基体表面に
付着する水滴の除去作用が好適に行われる。
【0042】請求項6の発明は、上記エアーナイフでブ
ローする前にスプレーノズルを用いて円筒状基体に純水
をスプレーするため、円筒状基体を洗浄液から引き上げ
時、基体表面に付着したゴミ等の異物を洗い流すことが
できる。
【0043】請求項7の発明は、上記スプレーの吹き付
け角度が0〜−30度であるため、吹き付けた純水が巻
き上がらず、除去したゴミなどの異物を再付着すること
がないため、ゴミなどの異物を洗い流す作用がさらに向
上する。
【0044】請求項8の発明は、上記スプレーの吹き付
け圧力が0.02〜0.5MPaであるため、純水のス
プレー作用を好適に行うことができる。
【0045】請求項9の発明は、上記被洗浄物が円筒状
基体であって、該基体内面用のエアーナイフの形状が外
側開口のリング状であるため、エアーをスリット状に吹
き出すことができ、水滴を飛散させないのみか、口径の
小さい基体にも対応することができる。
【0046】請求項10の発明は、上記被洗浄物が円筒
状基体であって、該基体表面用のエアーナイフの形状が
内側開口のリング状であるため、エアーをスリット状に
吹き出すことができ、水滴を飛散させないのみか、基体
表面全体に均一にエアーブローすることができる。
【0047】請求項11の発明は、上記被洗浄物が円筒
状基体であって、スプレーノズルの形状が内側開口のリ
ング状であるため、基体表面に純水をスリット状に均一
にスプレーすることができる。
【0048】請求項12の発明は、上記洗浄液が界面活
性剤を含む水であるため、ゴミや油分の洗浄効果が高い
のみかエアーブローによる水滴の除去効果も優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による洗浄方法の一例を示す説明図。
【図2】基体内面用エアーナイフの説明図。
【図3】基体表面用エアーナイフの説明図。
【図4】純水用シャワーノズルの説明図。
【符号の説明】
1 基体 2 ワーク把持具 3 スライダー 4 洗浄槽 5 基体保持具 6 リフター 7 基体内面用エアーナイフ 8 基体表面用エアーナイフ 9 純水用シャワーノズル
フロントページの続き (72)発明者 高下 泰秀 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 栄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H068 AA54 EA05 EA36

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法
    において、クリーン度クラス10000以下の環境にて
    円筒状基体を洗浄液から引き上げながら、または引き上
    げた後、エアーナイフによりクリーン度クラス100以
    下のエアーを円筒状基体の表内面にブローすることを特
    徴とする電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子写真感光体用円筒状
    基体の洗浄方法において、前記環境がクリーン度クラス
    1000以下であることを特徴とする電子写真感光体用
    円筒状基体の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電子写真感光体
    用円筒状基体の洗浄方法において、前記エアーが湿度2
    5〜60%RHであることを特徴とする電子写真感光体
    用円筒状基体の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の電子写真感
    光体用円筒状基体の洗浄方法において、前記エアーの吹
    き付け角度が0〜−30度であることを特徴とする電子
    写真感光体用円筒状基体の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の電子写
    真感光体用円筒状基体の洗浄方法において、前記エアー
    の吹き付け圧力が0.05〜0.7MPaであることを
    特徴とする電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載の電
    子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法において、エアー
    ナイフでブローする前にスプレーノズルを用いて円筒状
    基体に純水をスプレーすることを特徴とする電子写真感
    光体用円筒状基体の洗浄方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の電子写真感光体用円筒状
    基体の洗浄方法において、スプレーの吹き付け角度が0
    〜−30度であることを特徴とする電子写真感光体用円
    筒状基体の洗浄方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の電子写真感光体
    用円筒状基体の洗浄方法において、スプレーの吹き付け
    圧力が0.02〜0.5MPaであることを特徴とする
    電子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の電子写真感光体用円筒状
    基体の洗浄方法において、基体内面用のエアーナイフの
    形状が外側開口のリング状であることを特徴とする電子
    写真感光体用円筒状基体の洗浄方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の電子写真感光体用円筒
    状基体の洗浄方法において、基体表面用のエアーナイフ
    の形状が内側開口のリング状であることを特徴とする電
    子写真感光体用円筒状基体の洗浄方法。
  11. 【請求項11】 請求項6記載の電子写真感光体用円筒
    状基体の洗浄方法において、前記スプレーノズルの形状
    が内側開口のリング状であることを特徴とする電子写真
    感光体用円筒状基体の洗浄方法。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の電子写真感光体用円筒
    状基体の洗浄方法において、前記洗浄液が界面活性剤を
    含む水であることを特徴とする電子写真感光体用円筒状
    基体の洗浄方法。
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JP2011041901A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Canon Inc 円筒状基体の洗浄装置、洗浄方法および電子写真感光体の製造方法

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JP2011041901A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Canon Inc 円筒状基体の洗浄装置、洗浄方法および電子写真感光体の製造方法

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