JP2002116523A - フィルムカセット及び画像記録装置 - Google Patents

フィルムカセット及び画像記録装置

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JP2002116523A
JP2002116523A JP2000306786A JP2000306786A JP2002116523A JP 2002116523 A JP2002116523 A JP 2002116523A JP 2000306786 A JP2000306786 A JP 2000306786A JP 2000306786 A JP2000306786 A JP 2000306786A JP 2002116523 A JP2002116523 A JP 2002116523A
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mounting
rotation
film cassette
reel
film
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Yoji Hasegawa
陽二 長谷川
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Canon Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザビリティを向上させたフィルムカセッ
トと、このフィルムカセットを着脱可能に備え、小型化
を実現させた画像記録装置を提供する。 【解決手段】 筐体内に供給リール109と巻取りリー
ル109’とを取付ける供給側係合部材102と巻取り
側係合部材103とを、供給リール109と巻取りリー
ル109’とが該筐体の長辺側の側面に沿うように設
け、該筐体の短辺側の一方の側面に、画像記録装置から
の画像情報を受光する撮影用開口部101を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート等の記録媒
体の画像を記録可能な画像記録装置に関し、特に、これ
らの装置に着脱可能に備えられるフィルムカセットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像記録装置としては、
たとえば被写体の画像をレンズを用いた光学系により、
マイクロフィルム上に撮影記録するカメラ部を備えた画
像記録装置が知られている。
【0003】また、この種の画像記録装置ではマイクロ
フィルムによる被写体の撮影は、被写体とマイクロフィ
ルムを相対移動させることによって行われる。
【0004】図17〜図21に、このような画像記録装
置、フィルムカセットの一例の概略構成を示す。
【0005】10は画像記録装置、31はフィルムカセ
ット、1は給紙トレイであり、このトレイ1上に手形・
小切手・株券等のシート状原稿(以下、シートと記す)
Pが積載セットされる。
【0006】記録スタートキー(不図示)が押される
と、トレイ上の原稿である積載シートPは給紙ローラ2
と分離ローラ対3により1枚ずつ分離されて装置内に順
次に給送され、搬送ローラ対4・5・6・7・8・9、
ガイド部材等から構成される、画像記録装置内のシート
搬送路を所定の速度で搬送される。
【0007】画像記録装置10において、搬送ローラ対
4・5間にはシート検知センサ11が配設されており、
このセンサ11による搬送シート先端検知信号が画像記
録装置10内の制御回路12’へ入力される。制御回路
12’は該入力信号に基づいて、照明ランプ15・16
の点灯タイミング、及びフィルムカセット駆動系19’
を操作してフィルムカセット31の撮影開始タイミング
等を制御する。
【0008】シートPが搬送ローラ対7・8間の透明板
ガラス17・18を通過する過程において、照明ランプ
15・16によりシートPの画像が照明されてハの字ミ
ラー21・22、スリット27、ミラー23・24・2
5を経由してフィルムカセット31の撮影用開口部26
へ導かれる。撮影用開口部26へ導かれたシートPの画
像は、図21の縮小レンズ38を通過してキャプスタン
ローラ37に巻付いているフィルムF上にスリット露光
方式で縮小撮影される。尚、フィルムカセット31は図
20の様に平面視長方形の長辺の撮影用開口部26が設
けられている面を、画像記録装置10の正面に向け挿入
口71からスライドさせながら装着される。
【0009】図18の画像装置10側の各ローラ2・3
・4・5・6・7・8・9は画像記録装置10内の駆動
モータ13により不図示のベルトやギア等の駆動伝達手
段によって駆動される。
【0010】図19・図21は従来のフイルムカセット
及び画像記録装置本体との着脱部の構成を示すものであ
る。フィルムカセット31の内部に設けた第1リール軸
32及び第2リール軸33にはそれぞれ供給リール34
と、供給リール34と係合して供給リール34に駆動力
を伝える供給リール係合部材28と巻取りリール35
と、巻取りリール35と係合して巻取りリール35に駆
動力を伝える巻取りリール係合部材29が装着されてお
り、両リール軸32,33間にはフイルムFの移送機構
としてガイドローラ36a,36b、キャプスタンロー
ラ37が配設されている。
【0011】一方、フィルムカセット31の第1リール
軸32及び第2リール軸33には同一のリールギヤ3
9,40が、キャプスタンローラ37のローラ軸にはキ
ャプスタンギヤ41が一体的に固定されており、該リー
ルギヤ39,40及びキャプスタンギヤ41にはそれぞ
れ連結ギヤ42,43,44が噛み合っている。
【0012】一方、画像記録装置本体側には、フィルム
カセット装着時にフィルムカセット31側の前記連結ギ
ヤ42,43,44とそれぞれ噛み合うギヤ45,4
6,47と、さらにこれらのギヤ45,46,47に対
応してそれぞれ噛み合うギヤ48,49,50が配設さ
れている。該ギヤ48,49,50にはそれぞれエンコ
ーダ51,52,53が一体に設けられており、該エン
コーダ51,52,53に対向してフォトインターラプ
タ54,55,56が配設されている。
【0013】また、該ギヤ48及び49には一定の回転
抵抗を付加するためのフリクション機構57及び58が
連結されている。該ギヤ50はギヤ60を設けた軸59
に固定され、該ギヤ60は前記ギヤ49の回転軸61に
固定されたギヤ62と噛み合っている。また、軸59上
には電磁クラッチ63を介してプーリー64が設けら
れ、該プーリー64はベルト65によって駆動軸67に
固定されたプーリー66に伝動結合されている。
【0014】以上の構成において、画像記録装置側に設
けられた不図示の駆動源によって駆動軸67が図示矢印
方向に回転すると、プーリー66及びベルト65により
電磁クラッチ63のアーマチュア部に連結されたプーリ
ー64が回転する。
【0015】さらに、電磁クラッチ63がオンされる
と、アーマチュア部が吸引され、プーリー64の回転が
軸59に伝達され、軸59に固定されたギヤ50の回転
はギヤ47,44を介してフィルムカセット31内のキ
ャプスタンギヤ41に伝達され、キャプスタンローラ3
7が図示矢印方向(反時計方向)に回転する。
【0016】一方、同様に軸59に固定されたギヤ60
によりギヤ62が回転し、該ギヤ62の回転はフリクシ
ョン機構58を介してギヤ49に伝達され、さらにギヤ
46,43を介してフィルムカセット31内のリールギ
ヤ40に伝達されるので、第2リール軸33に装着支持
された第2リール35が回転し、フイルムFを巻取る。
【0017】キャプスタンローラ37と第2リール35
の回転によりフイルムFが搬送されると、第1リール3
4が図示矢印方向に回転するので、第1リール軸32に
固定されたリールギヤ39の回転はギヤ42,45を介
してギヤ48に伝達される。
【0018】従って、ギヤ48及び49にそれぞれ連結
されたフリクション機構57及び58によってカセット
本体31内のフイルムFは常に適切なテンションを保持
しながら搬送される。
【0019】キャプスタンローラ37及び第1リール軸
32,第2リール軸33の回転速度はそれぞれに対応す
る画像記録装置側のギヤ50及び48,49に連結して
設けられたエンコーダ53,51,52とフォトインタ
ーラプタ56,54,55の回転検知手段によってギヤ
50,48,49の回転を検知することにより間接的に
測定することが可能である。
【0020】キャプスタンローラ37の回転に対応する
ギヤ50の回転は一定であり、第1リール軸32,第2
リール軸33の回転に対応するギヤ48,49の回転は
それぞれのリール軸に装着支持された第1,第2リール
34,35のフイルム巻径によって変化することから、
各ギヤの回転検知手段からの発生パルスの時間間隔及び
その変化を比較・計測することによってフィルムカセッ
ト31内のフイルムの搬送制御あるいは残量検知を行う
ことができる。
【0021】図19において、30はフリクションパッ
ド、70は押え板である。この押え板70にフリクショ
ンパッド30を貼付け供給リール28、巻取りリール2
7を上から押え付ける様に取付ける事でフィルムカセッ
ト31を画像記録装置10から外した時のフィルムの弛
みが防止される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0023】図20に示すように、フィルムカセット3
1の平面視長方形の長辺側に撮影用開口部を設けている
事により、この長辺側を画像記録装置10の正面に向け
て、挿入口71からスライドさせながら挿入するので、
該画像記録装置のフィルムカセット装着側の横幅を広く
する必要があり装置の大型化を招く。
【0024】画像記録装置10の機内にフィルムカセッ
ト31を挿入口71からスライドさせて装着する方式な
ので、駆動接合が複雑になり、イジェクト機構等が必要
になるため装置のコストアップを招く。
【0025】フィルムを途中で取出したい場合、イジェ
クトボタンを押しフィルムカセット31を取出した後、
再度画像記録装置に挿入する必要があり、オペレーター
の作業性を低下させる。
【0026】温度、湿度等の環境変化によりフリクショ
ンパッド31のフリクション効果が劣化、または増える
事によりフィルムが弛んだり巻取り駆動の負荷が増える
と言った欠点があった。
【0027】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、ユー
ザビリティを向上させたフィルムカセットと、このフィ
ルムカセットを着脱可能に備え、小型化を実現させた画
像記録装置を提供することにある。
【0028】また、耐環境性に優れ、高品質な撮影を可
能にする画像記録装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、被写体の画像を撮影記録する画像
記録装置に着脱可能に設けられ、被写体の画像情報を撮
影記録するフィルムを収容する略直方体の筐体を有する
フィルムカセットにおいて、前記筐体内に供給リールと
巻取りリールとを取付ける2つの取付部材を、該取付部
材に取付けられる該供給リールと該巻取りリールとが前
記筐体の長辺側の側面に沿うように設け、前記筐体の短
辺側の一方の側面に、画像記録装置からの画像情報を受
光する開口部を設けることを特徴とする。
【0030】前記2つの取付部材のうち、前記開口部が
設けられる前記側面側の取付部材に、供給リールが取付
けられることも好適である。
【0031】前記筐体に開閉可能に設けられ、巻取りリ
ールの着脱を可能にする巻取り蓋を備え、前記フィルム
カセットが画像記録装置に装着された場合に、前記巻取
り蓋は露出していることも好適である。
【0032】前記巻取り蓋の開動作を規制するロック機
構を備えることも好適である。
【0033】前記筐体に設けられて供給リールと巻取り
リールとを取付ける取付軸に設けられ、該取付軸の回転
に伴って回転する取付回転部材と、前記取付回転部材の
回転を阻止する回転阻止部材と、前記回転阻止部材によ
る前記取付回転部材の回転の阻止状態を解除する解除機
構と、を備えることも好適である。
【0034】前記取付回転部材は、凹凸形状部を備え、
前記回転阻止部材は、前記取付回転部材の前記凹凸形状
部に係合するレバー部材であり、前記解除機構とは、前
記凹凸形状部に係合する前記レバー部材を移動させて、
前記取付回転部材の回転の阻止状態を解除する機構であ
ることも好適である。
【0035】被写体の画像を撮影記録する画像記録装置
に着脱可能に設けられ、供給リールと巻取りリールとを
取付ける取付軸を有して、被写体の画像情報を撮影記録
するフィルムを収容するフィルムカセットにおいて、前
記取付軸に設けられ、該取付軸の回転に伴って回転する
取付回転部材と、前記取付回転部材の回転を阻止する回
転阻止部材と、前記回転阻止部材による前記取付回転部
材の回転の阻止状態を解除する解除機構と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0036】画像記録装置に装着される動作に連動し
て、前記解除機構は、前記回転阻止部材による前記取付
回転部材の回転の阻止状態を解除することも好適であ
る。
【0037】前記取付回転部材は、凹凸形状部を備え、
前記回転阻止部材は、前記取付回転部材の前記凹凸形状
部に係合するレバー部材であり、前記解除機構とは、前
記凹凸形状部に係合する前記レバー部材を移動させて、
前記取付回転部材の回転の阻止状態を解除する機構であ
ることも好適である。
【0038】画像記録装置にあっては、上記記載のフィ
ルムカセットを着脱可能に設け、被写体の画像を撮影記
録することを特徴とする。
【0039】前記フィルムカセットが装着された場合
に、前記凹凸形状部に係合する前記レバー部材を移動さ
せて、前記取付回転部材の回転の阻止状態を解除する解
除部材を備えることも好適である。
【0040】装置本体に着脱可能に設けられ、被写体の
画像情報を撮影記録するフィルムを収容する筐体を有す
るフィルムカセットと、前記筐体に開閉可能に設けら
れ、巻取りリールの着脱を可能にする巻取り蓋と、を備
えた画像記録装置において、前記フィルムカセットが装
置本体に装着された場合に、前記巻取り蓋は露出してい
ることを特徴とする。
【0041】前記フィルムカセットが装置本体に装着さ
れた場合に、前記フィルムに正常に撮影記録可能かどう
かを判断する判断手段と、前記判断手段により、正常に
撮影記録可能であると判断された場合に、前記巻取り蓋
の開動作を規制するロック機構を備えることも好適であ
る。
【0042】装置本体に着脱可能に設けられ、被写体の
画像情報を撮影記録するフィルムを収容する筐体を有す
るフィルムカセットと、前記フィルムカセットに設けら
れ、供給リールを取付ける供給取付軸と、巻取りリール
を取付ける巻取り取付軸と、キャプスタンローラ軸と、
を備えた画像記録装置において、前記筐体の底面領域で
あって、前記供給取付軸、前記巻取り取付軸及びキャプ
スタンローラ軸の端部にそれぞれ設けられ、それぞれの
軸の回転に伴って回転する端部回転部材と、装置本体に
設けられ、前記端部回転部材にそれぞれ連結されて駆動
源からの駆動を伝達する連結回転部材と、を備え、前記
フィルムカセットは、前記連結回転部材の略軸心方向か
ら装着されることを特徴とする。
【0043】前記端部回転部材と前記連結回転部材との
うち少なくともいずれか一方には、放射状に延びた突起
部が環状に設けられていることも好適である。
【0044】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される
装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきもので
あり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣
旨のものではない。なお、従来の項で説明した構成と同
様の構成部分については同一の符号を付して、その説明
は省略する。
【0045】本発明の実施の形態に係る画像記録装置
は、被写体の画像をレンズを用いた光学系により、マイ
クロフィルム上に撮影記録するカメラ部と同じ被写体の
画像を別のレンズを用いた光学系により、CCD等の光
電変換素子を有する画像読取部を同一装置内に設けるこ
とによって、情報保存能力に優れたマイクロフィルムと
情報の検索および編集能力に優れた光磁気ディスク等の
電子メモリに同時にあるいは選択的に記録可能である。
【0046】まず、図3を用いて、本発明の実施の形態
に係る画像記録装置の概略構成を説明する。
【0047】200は画像記録装置、100はフィルム
カセット、1は給紙トレイであり、このトレイ1上に手
形・小切手・株券等のシート状原稿(以下、シートと記
す)Pが積載セットされる。
【0048】記録スタートキー(不図示)が押される
と、トレイ上の原稿である積載シートPは給紙ローラ2
と分離ローラ対3により1枚ずつ分離されて装置内に順
次に給送され、搬送ローラ対4・5・6・7・8・9、
ガイド部材等から構成される、画像記録装置内のシート
搬送路を所定の速度で搬送される。
【0049】そして、シートPが搬送ローラ対5・6の
間を搬送される過程において記録部14により該シート
Pの画像情報が記録処理される。記録部14は、縮小投
影光学系や光電変換読取系等であり、搬送されたシート
Pの画像情報を光磁気ディスク等の電気的記録媒体に記
録処理する。
【0050】画像記録装置200において、シート搬送
路の記録部14よりもシート搬送方向上流側の搬送ロー
ラ対4.5間にはシート検知センサ11が配設されてお
り、このセンサ11による搬送シート先端検知信号が画
像記録装置200内の制御回路12へ入力される。制御
回路12は該入力信号に基づいて、画像記録装置側の記
録部14の記録開始タイミング、照明ランプ15・16
の点灯タイミング、及びフィルムカセット駆動系19を
操作してフィルムカセット100の撮影開始タイミング
等を制御する。
【0051】記録部14を通過した記録済みシートPは
搬送ローラ対6・7・8・9を通過して、排紙トレー
1’に順次排出される。
【0052】シートPが搬送ローラ対7・8間の透明板
ガラス17・18を通過する過程において、照明ランプ
15・16によりシートPの画像が照明されてハの字ミ
ラー201・202、スリット203、ミラー204・
205・206を経由してフィルムカセット100の撮
影用開口部101へ導かれる。撮影用開口部101へ導
かれたシートPの画像は、図4の縮小レンズ106を通
過してキャプスタンローラ104に巻付いているフィル
ムF上にスリット露光方式で縮小撮影される。
【0053】画像記録装置200の各ローラ2・3・4
・5・6・7・8・9は駆動モータ13により不図示の
ベルトやギア等の駆動伝達手段によって駆動される。
【0054】以下本実施の形態において、リーダー送り
とは、フィルムロールをカセットに装填する際に生じる
かぶりを予め先送りして、撮影画像の消失を防ぐ行為で
あり、トレーラー送りとは、逆に撮影済みのフィルムロ
ールがかぶって撮影画像の消失が起こらない様に、予め
かぶり分を巻き取りリールに先送りしておく行為であ
る。
【0055】次に、本発明の特徴的な構成について、図
1〜図4を用いて説明する。図1は本実施の形態に係る
画像記録装置の概略斜視図、図2は画像記録装置及びフ
ィルムカセットの概略斜視図、図4はフィルムカセット
の上面からの概略断面図である。
【0056】図4に示すように、略直方体の筐体を有す
るフィルムカセット100の側面の長辺方向に沿って供
給リール109に駆動力を伝える取付部材としての供給
側係合部材102、巻取りリール109’に駆動力を伝
える取付部材としての巻取り側係合部材103が配置さ
れている。係合部材102に撮影前のフィルムFを巻き
取った供給リール109を挿入する。フィルムFは位置
決めローラ105・105’とその中間にあるキャプス
タンローラ104に掛けられ、巻取り側係合部材103
に挿入された巻取りリール109’で巻き取られる。
【0057】平面視長方形のフィルムカセット100の
短辺方向の端部近傍には撮影用開口部101が設けられ
ている。
【0058】図2において、搬送、照射されたシートP
の画像Hは、ハの字ミラー201・202、スリット2
03、ミラー204・205・206を経由してフィル
ムカセット100の撮影用開口部101へ導かれる。
【0059】撮影用開口部101へ導かれたシートPの
画像Hは、図4に示す縮小レンズ106、スリット10
8を通過してキャプスタンローラ104に巻付いている
フィルムF上にシートPの画像がスリット露光方式で縮
小撮影される。
【0060】シャッター107は撮影時のみ画像記録装
置側のソレノイド(不図示)等で開かれる構造となって
いる。
【0061】図1・図4に示すように、フィルムカセッ
ト100の平面視長方形の長辺方向に沿って供給リール
109と巻取りリール109’を配置し、短辺側に撮影
用開口部101を配置し、この撮影用開口部101が設
けられている短辺側を画像記録装置200の正面に向け
て挿入することにより装着したので、図1に示すように
従来のフィルムカセットの配置100’と比較して斜線
部201の分、画像記録装置200の横幅を小さくする
ことができ、該画像記録装置の小型化及びデスクトップ
型を実現することが可能となる。
【0062】また、短辺側を正面として挿入できるの
で、従来のように長辺側を正面として装置に挿入するよ
りも簡単に挿入することができ、操作性を向上すること
が可能となる。
【0063】続いて本発明の特徴的な構成について、図
5に基づいて説明する。図5は画像記録装置200にフ
ィルムカセット100を装着した状態を示す。
【0064】図に示すように、フィルムカセット100
が画像記録装置200に装着された状態において、フィ
ルムカセット100の巻取り蓋110は画像記録装置2
00より露出している。
【0065】供給蓋111には破線部の内蓋112を設
けている。この内蓋112を巻取り蓋110で覆い隠す
様にセットされるので、巻取り蓋110を先に開かない
と供給蓋111を開ける事が出来ない。これは供給側に
セットされている撮影前のフィルムの外光による露光を
防止するためである。
【0066】フィルムカセット100の巻取り蓋110
を機外へ露出させた事により、トレーラー送り後本機に
装着したままで巻取り蓋110を開け撮影済みフィルム
を取出す事が出来、ユーザの作業効率を向上させること
ができる。
【0067】続いて本発明の特徴的な構成について、図
6〜図9を用いて説明する。図6,7は本実施の形態に
係る画像記録装置及びフィルムカセットの概略断面図、
図8はフィルム駆動の連結部を示す概略斜視図、図9は
フィルムカセットの概略斜視図である。
【0068】画像記録装置200にはフィルムカセット
100の装着面210から垂直に延びた突き当て面21
1が設けられている。また、キャプスタンローラ104
には端部回転部材としての連結板120が一体的に設け
られ、その回転中心同軸上に連結回転部材としての駆動
連結板220が対峙している。
【0069】駆動連結板220は一体的に駆動軸221
に固定される。連結板120の嵌合凸部121(又は凹
部)と対峙して連結駆動板220の嵌合凹部222(又
は凸部)が設けられている。この2つが連結される事に
より図8の駆動源としての駆動モーター226の回転ト
ルクをギヤ225、ウォームギア224、駆動軸221
に一体的に設けられたハスバギア223を介して駆動連
結板220へ伝達され図9の連結板120を介しキャプ
スタンローラ104に回転トルクが与えられる。
【0070】巻取りリール側の端部回転部材としての連
結板114の嵌合凸部115(又は凹部)と対峙して連
結回転部材としての連結駆動板231の嵌合凹部232
(又は凸部)が設けられている。この2つが連結される
事により、図8のモーター237の回転トルクをギア2
36、駆動軸233に一体的に設けられた駆動ギア23
4と連結駆動板231を介し、図9の(巻取り)取付軸
としての駆動軸113に一体的に設けられた連結板11
4に伝達し、該駆動軸113に挿入された巻取り側係合
部材103が回転される。供給側係合部材102の連結
も巻取り側係合部材103同様である。
【0071】尚、供給側のモーター238にはキャプス
タンローラ104でフィルムを送る様にする為に、保持
力が与えられる。これにより、キャプスタンローラ10
4にフィルムが密着し、キャプスタンローラ104の摩
擦抵抗を利用したフィルム送りが可能になる。本実施の
形態ではモーターを使用しているが、トルクリミッタ等
のフリクション機構を用いても良い。
【0072】キャプスタンローラ104及び供給側係合
部材102,巻取り側係合部材103の回転速度はそれ
ぞれに対応する画像記録装置側の駆動軸221に一体的
に設けられたエンコーダ227及び駆動ギア234に一
体的に設けられた検知凸部235とフォトインターラプ
タ228・229・230の回転検知手段によってエン
コーダ227、駆動ギヤ234回転を検知することによ
り間接的に測定することが可能である。
【0073】キャプスタンローラ104の回転に対応す
るエンコーダ227の回転は一定であり、供給側係合部
材102、巻取り側係合部材103の回転に対応する駆
動ギヤ234の回転はそれぞれのリールに装着支持され
た供給リール109と巻取りリール109’のフイルム
巻径によって変化することから、各ギヤの回転検知手段
からの発生パルスの時間間隔及びその変化を比較・計測
することによってフィルムカセット100内のフイルム
の搬送制御あるいは残量検知を行うことができる。
【0074】キャプスタンローラ104の連結部にのみ
嵌合部116が設けられている。これは回転中心を同じ
にして等速円運動を得る為である。これによりキャプス
タンローラ104がムラなく回転するので延び縮みのな
い高品質な撮影画像を得る事が出来る。尚、供給側係合
部材102と巻取り側係合部材103の連結部に前述の
嵌合部を設けていない(図10参照)理由は、部品加
工、組立作業のバラツキ等により各軸間距離をゼロにす
る事が難しいからである。
【0075】フィルムカセット100を画像記録装置2
00に装着するには、駆動連結板220の軸心方向から
フィルムカセット100を装着する。すなわち、突き当
て面211に押し当て回転支点Aを支点に100’の位
置から100の位置へ押し下げる。外す場合はフィルム
カセット100を矢印Cの上方向へ持ち上げれば良い。
【0076】これにより、駆動接合に関わる部品点数の
削減を図れ、低価格な画像記録装置を提供することがで
きる。さらに、構成の簡素化及び装置本体の小型化を図
ることが可能となる。
【0077】図7はフィルムカセット100の装脱着を
改善した他の例である。図6においてフィルムカセット
100を装脱着すると、回転支点Aを支点にRの軌跡を
たどり嵌合部116が移動する。この時ケラレDが発生
して駆動連結板220の上に連結板120が乗り上がる
不具合を生じていた。そこで図7の様にフィルムカセッ
ト100に傾斜αを設けて回転支点をBの位置にする
と、嵌合部116はRの軌跡をたどる。これによりフィ
ルムカセット100はスムーズに装脱着する事が出来
る。
【0078】また、突き当て面211に傾斜−αを設
け、フィルムカセット100の突き当て面を装着面21
0から垂直にしても同じ効果が得られる。
【0079】続いて本発明の特徴的な構成について、図
9・図10に基づいて説明する。図9は本実施の形態に
係るフィルムカセットの概略斜視図、図10は画像記録
装置及びフィルムカセットの概略断面図である。
【0080】図9において供給側係合部材102及び巻
取り側係合部材103には取付回転部材としてのラッチ
130(凹凸形状部)が設けられている。回転阻止部材
としてレバー部材である回転レバー131には回転軸1
32が通されその両端をフィルムカセット100の筐体
で支持、固定されている。フィルムカセット100が画
像記録装置200本体から外れている場合、ラッチ13
0へ回転レバー131の先端が挿入された状態の為、供
給側係合部材102・巻取り側係合部材103が駆動軸
113にそれぞれ挿入する時に供給側係合部材102・
巻取り側係合部材103は回転を妨げられ各リールに装
着されたフィルム(不図示)の弛みを防止できる。
【0081】フィルムカセット100が画像記録装置2
00に装着されると、画像記録装置200の装着面21
0に一体的に設けられた解除部材としての解除ピン23
9が回転レバー131を押し上げる。この時回転レバー
131は図10に示すように回転軸132を中心に矢印
方向に旋回する解除機構となっている。故に回転レバー
132はラッチ130を外れるので、供給リール109
・巻取りリール109’を駆動する不図示の駆動モータ
ーへの負荷を低減する事が出来る。
【0082】これにより、従来のように環境に左右され
ず、確実にフィルムの弛みを防止できるので、高品質の
撮影を達成することが可能となる。
【0083】また、ラッチ130は、供給側係合部材1
02及び巻取り側係合部材103に設けられているが、
駆動軸113に一体に設けられていても良い。
【0084】続いて本発明の特徴的な構成について、図
11〜図16を用いて説明する。図11はリーダー送り
のフローチャート、図12はトレーラー送りのフローチ
ャート、図13はフィルムカセットの概略断面図であ
る。
【0085】図5で前述した様に、フィルムカセット1
00の巻取り蓋110は画像記録装置200より露出し
ている。これは撮影中等に巻取り蓋110が開いてしま
うと、フィルムカセット100に収納されたフィルムを
外光で露光させる結果となる。この事を防止する巻取り
蓋110のロック機構(後述)を設けている。
【0086】しかしながら、リーダー送りが正常に行わ
れなかった場合(例えばフィルムが巻取りリールに巻付
いていない、フィルムが入っていない等)は巻取り蓋1
10を開けてフィルムを掛け直す等の作業を出来る状態
にする必要がある。
【0087】そこで、判断手段により図11のステップ
5に示すように異常が発生した場合のみ巻取り蓋110
のロックを解除する様に設定されている。
【0088】上記の作業時、フィルムカセット100が
画像記録装置200より露出している事により該装置に
装着したままで巻取り蓋110を開ける事が可能にな
る。
【0089】また、図12のフローチャートのように制
御されているので、トレーラー送りが実行されない限り
巻取り蓋110が開くことはない。これにより撮影した
フィルムを外光で露光させてしまうといった不具合を防
止できる。
【0090】そして、図13に示すようにロックノブ1
40が押されると矢印I方向へ移動し巻取り蓋110と
の引っ掛かり部が外れる。これにより巻き取り蓋110
は支点Eを中心に矢印G方向へ開く事ができる。尚、ス
プリング142はロックノブ140を元の位置に戻すた
めに使用される。
【0091】以下、ロック機構について説明する。
【0092】図14〜図16は巻取り蓋がロックされた
時の状態を示す。新しいフィルムをフィルムカセット1
00にセットして画像記録装置200に装着する装着時
には、ロックレバー141は141’の位置にある。
【0093】この時、検知窓145下に配置された開閉
検知センサー240が移動レバー141の検知部144
を検知出来ないのでロックされていないという情報を不
図示の制御回路へ伝達する。その後、制御回路からロッ
ク指令の情報がステッピングモーター241へ伝達され
る。
【0094】ステッピングモーター241はラック24
2を介し移動レバー244に駆動を伝達する。この時移
動レバー244はロックレバー141の凹部146と嵌
合するので、ロックレバー141が移動され、検知窓1
45を覆い隠す形となる。
【0095】開閉検知センサー240はロックレバー1
41の検知部144を検知し、その情報を前述の制御回
路へ伝達する。この状態では図14の様にロックレバー
141のストッパー部143がロックノブ140のスラ
イド溝に入り込んでいるので、ロックノブ140は移動
出来ない。
【0096】これにより巻取り蓋110を開く事が出来
なくなる。尚、ロックレバー141の他の移動手段とし
て電磁ソレノイドを用いる事も可能である。
【0097】移動レバー244には板バネ243が通さ
れラック242で一体的に保持されている。板バネ24
3を用いる目的はロックレバー141の凹部でない部分
に位置した時に沈む様にする為である。
【0098】また、ロックレバー141には位置決め穴
147が設けられている。この位置決め穴147にボー
ルプランジャー146が圧接するので、ロックレバー1
41はフィルムカセット100に位置決めされる。これ
により画像記録装置200からフィルムカセット100
を外してもロックレバー141が固定されているので、
巻取り蓋のロック状態と、開ける状態双方が確実に保持
される。
【0099】また、このロック機構は、フィルムカセッ
ト側に設けられていても、画像記録装置側に設けられて
いても良い。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
供給リールと巻取りリールとを取付ける2つの取付部材
を、筐体の長辺側の側面に沿うように設け、該筐体の短
辺側の一方の側面に、画像記録装置からの画像情報を受
光する開口部を設けることにより、従来よりも画像記録
装置への挿入が簡易になりユーザビリティを向上するこ
とができる。
【0101】さらに、本発明のフィルムカセットを着脱
可能に備える画像記録装置においては、短辺側を正面と
して挿入できるので、小型化を実現することが可能とな
る。
【0102】また、フィルムカセットの巻取り蓋は画像
記録装置に装着された場合に露出しているので、装置本
体からフィルムカセットを取り出すことなく、撮影済み
フィルムを取り出すことができるので、ユーザの作業効
率を向上させ、ユーザビリティに優れた装置を提供する
ことが可能となる。
【0103】また、供給リール及び巻取りリールを取付
ける取付軸に取付回転部材と、該取付回転部材の回転を
阻止する回転阻止部材とにより、フィルムカセットが装
置本体から外れている場合は、リールに装着されたフィ
ルムの弛みを確実に防止できる。したがって、装置本体
に装着された場合にはフィルムの弛みがないので、耐環
境性に優れ、高品質の撮影を達成することができる。ま
た、装置本体に装着された場合に、解除機構により回転
の阻止状態を解除するので、駆動源への負荷を低減する
ことができる。
【0104】また、フィルムカセットは連結回転部材の
略軸心方向から装置本体に装着されることにより、駆動
接合に関わる部品点数の削減を図ることができ、構成の
簡素化及び装置本体の小型化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る画像記録装置の概略斜視図で
ある。
【図2】実施の形態に係る画像記録装置及びフィルムカ
セットの概略斜視図である。
【図3】実施の形態に係る画像記録装置の概略断面図で
ある。
【図4】実施の形態に係るフィルムカセットの上面から
の概略断面図である。
【図5】実施の形態に係る画像記録装置及びフィルムカ
セットの概略斜視図である。
【図6】実施の形態に係る画像記録装置及びフィルムカ
セットの概略断面図である。
【図7】実施の形態に係る画像記録装置及びフィルムカ
セットの概略断面図である。
【図8】実施の形態に係る画像記録装置のフィルム駆動
の連結部を示す概略斜視図である。
【図9】実施の形態に係るフィルムカセットの概略斜視
図である。
【図10】実施の形態に係る画像記録装置及びフィルム
カセットの概略断面図である。
【図11】実施の形態に係るリーダー送りのフローチャ
ートを示す図である。
【図12】実施の形態に係るトレーラー送りのフローチ
ャートを示す図である。
【図13】実施の形態に係るフィルムカセットの概略断
面図である。
【図14】実施の形態に係るロック部の概略斜視図であ
る。
【図15】実施の形態に係るロック部の概略平面図であ
る。
【図16】実施の形態に係るロック部の概略側断面図で
ある。
【図17】従来の画像記録装置及びフィルムカセットの
概略斜視図である。
【図18】従来の画像記録装置の概略断面図である。
【図19】従来のフィルムカセットの概略断面図であ
る。
【図20】従来の画像記録装置及びフィルムカセットの
概略斜視図である。
【図21】従来の画像記録装置及びフィルムカセットの
駆動部連結を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
100 フィルムカセット 101 撮影用開口部 102 供給側係合部材 103 巻取り側係合部材 104 キャプスタンローラ 105,105’ 位置決めローラ 106 縮小レンズ 107 シャッター 108 スリット 109 供給リール 109’ 巻取りリール 110 巻取り蓋 111 供給蓋 112 内蓋 113 駆動軸 114,120 連結板 115 嵌合凸部 116 嵌合部 121 嵌合凸部 130 ラッチ 131 回転レバー 132 回転軸 140 ロックノブ 141 ロックレバー 142 スプリング 144 検知部 145 検知窓 147 位置決め穴 200 画像記録装置 201,202 ハの字ミラー 203 スリット 204,205,206 ミラー 210 フィルムカセットの装着面 211 フィルムカセットの突き当て面 220 駆動連結板 221 駆動軸 222 嵌合凹部 223 ハスバギア 224 ウォームギア 225 ギヤ 226,238 モーター 227 エンコーダ 231 連結駆動板 232 嵌合凹部 233 駆動軸 234 駆動ギア 236 ギア 237 モーター 239 解除ピン 240 開閉検知センサー 241 ステッピングモーター 242 ラック 243 板バネ 244 移動レバー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体の画像を撮影記録する画像記録装置
    に着脱可能に設けられ、被写体の画像情報を撮影記録す
    るフィルムを収容する略直方体の筐体を有するフィルム
    カセットにおいて、 前記筐体内に供給リールと巻取りリールとを取付ける2
    つの取付部材を、該取付部材に取付けられる該供給リー
    ルと該巻取りリールとが前記筐体の長辺側の側面に沿う
    ように設け、 前記筐体の短辺側の一方の側面に、画像記録装置からの
    画像情報を受光する開口部を設けることを特徴とするフ
    ィルムカセット。
  2. 【請求項2】前記2つの取付部材のうち、前記開口部が
    設けられる前記側面側の取付部材に、供給リールが取付
    けられることを特徴とする請求項1に記載のフィルムカ
    セット。
  3. 【請求項3】前記筐体に開閉可能に設けられ、巻取りリ
    ールの着脱を可能にする巻取り蓋を備え、 前記フィルムカセットが画像記録装置に装着された場合
    に、前記巻取り蓋は露出していることを特徴とする請求
    項1または2に記載のフィルムカセット。
  4. 【請求項4】前記巻取り蓋の開動作を規制するロック機
    構を備えることを特徴とする請求項3に記載のフィルム
    カセット。
  5. 【請求項5】前記筐体に設けられて供給リールと巻取り
    リールとを取付ける取付軸に設けられ、該取付軸の回転
    に伴って回転する取付回転部材と、 前記取付回転部材の回転を阻止する回転阻止部材と、 前記回転阻止部材による前記取付回転部材の回転の阻止
    状態を解除する解除機構と、 を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    項に記載のフィルムカセット。
  6. 【請求項6】前記取付回転部材は、凹凸形状部を備え、 前記回転阻止部材は、前記取付回転部材の前記凹凸形状
    部に係合するレバー部材であり、 前記解除機構とは、前記凹凸形状部に係合する前記レバ
    ー部材を移動させて、前記取付回転部材の回転の阻止状
    態を解除する機構であることを特徴とする請求項5に記
    載のフィルムカセット。
  7. 【請求項7】被写体の画像を撮影記録する画像記録装置
    に着脱可能に設けられ、供給リールと巻取りリールとを
    取付ける取付軸を有して、被写体の画像情報を撮影記録
    するフィルムを収容するフィルムカセットにおいて、 前記取付軸に設けられ、該取付軸の回転に伴って回転す
    る取付回転部材と、 前記取付回転部材の回転を阻止する回転阻止部材と、 前記回転阻止部材による前記取付回転部材の回転の阻止
    状態を解除する解除機構と、 を備えることを特徴とするフィルムカセット。
  8. 【請求項8】画像記録装置に装着される動作に連動し
    て、前記解除機構は、前記回転阻止部材による前記取付
    回転部材の回転の阻止状態を解除することを特徴とする
    請求項7に記載のフィルムカセット。
  9. 【請求項9】前記取付回転部材は、凹凸形状部を備え、 前記回転阻止部材は、前記取付回転部材の前記凹凸形状
    部に係合するレバー部材であり、 前記解除機構とは、前記凹凸形状部に係合する前記レバ
    ー部材を移動させて、前記取付回転部材の回転の阻止状
    態を解除する機構であることを特徴とする請求項7また
    は8に記載のフィルムカセット。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9のいずれか1項に記載の
    フィルムカセットを着脱可能に設け、被写体の画像を撮
    影記録することを特徴とする画像記録装置。
  11. 【請求項11】前記フィルムカセットが装着された場合
    に、前記凹凸形状部に係合する前記レバー部材を移動さ
    せて、前記取付回転部材の回転の阻止状態を解除する解
    除部材を備えることを特徴とする請求項10に記載の画
    像記録装置。
  12. 【請求項12】装置本体に着脱可能に設けられ、被写体
    の画像情報を撮影記録するフィルムを収容する筐体を有
    するフィルムカセットと、 前記筐体に開閉可能に設けられ、巻取りリールの着脱を
    可能にする巻取り蓋と、 を備えた画像記録装置において、 前記フィルムカセットが装置本体に装着された場合に、
    前記巻取り蓋は露出していることを特徴とする画像記録
    装置。
  13. 【請求項13】前記フィルムカセットが装置本体に装着
    された場合に、前記フィルムに正常に撮影記録可能かど
    うかを判断する判断手段と、 前記判断手段により、正常に撮影記録可能であると判断
    された場合に、前記巻取り蓋の開動作を規制するロック
    機構を備えることを特徴とする請求項12に記載の画像
    記録装置。
  14. 【請求項14】装置本体に着脱可能に設けられ、被写体
    の画像情報を撮影記録するフィルムを収容する筐体を有
    するフィルムカセットと、 前記フィルムカセットに設けられ、供給リールを取付け
    る供給取付軸と、巻取りリールを取付ける巻取り取付軸
    と、キャプスタンローラ軸と、 を備えた画像記録装置において、 前記筐体の底面領域であって、前記供給取付軸、前記巻
    取り取付軸及びキャプスタンローラ軸の端部にそれぞれ
    設けられ、それぞれの軸の回転に伴って回転する端部回
    転部材と、 装置本体に設けられ、前記端部回転部材にそれぞれ連結
    されて駆動源からの駆動を伝達する連結回転部材と、を
    備え、 前記フィルムカセットは、前記連結回転部材の略軸心方
    向から装着されることを特徴とする画像記録装置。
  15. 【請求項15】前記端部回転部材と前記連結回転部材と
    のうち少なくともいずれか一方には、放射状に延びた突
    起部が環状に設けられていることを特徴とする請求項1
    4に記載の画像記録装置。
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