JP2002116168A - リフター付き検知器 - Google Patents

リフター付き検知器

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JP2002116168A
JP2002116168A JP2000309692A JP2000309692A JP2002116168A JP 2002116168 A JP2002116168 A JP 2002116168A JP 2000309692 A JP2000309692 A JP 2000309692A JP 2000309692 A JP2000309692 A JP 2000309692A JP 2002116168 A JP2002116168 A JP 2002116168A
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lifter
waste
detecting
gas
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JP2000309692A
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English (en)
Inventor
Taku Ohori
卓 大堀
Tadashi Otsuka
正 大塚
Narihisa Yazawa
成尚 矢沢
Takao Yanase
孝夫 柳瀬
Takeshi Shintani
剛 新谷
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Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフターの移動距離が長く、かつ測定あるい
は観察するための規準となる位置が移動するような場合
でも、上記規準位置から一定の距離で測定あるいは観察
を行うことのできるようにする。 【解決手段】 ガス濃度や温度を検出するH2Sセンサ
11,O2センサ12,温度センサ13及び地面感知セ
ンサ14を搭載した検知器ボックス10と、上記検知器
ボックス10に連結されたワイヤW,Wを巻き取る巻き
取りリール21,22及び上記各センサ11〜14の配
線ケーブル16を巻き取るケーブル巻き取りリール25
とを備え、上記地面感知センサ14からの検出信号に基
づいて、電動モータ24Mの回転を駆動制御して、上記
ワイヤW,Wを巻き上げたり巻き下げたりする昇降手段
20とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス検出器や温度
検出器あるいはカメラ等の機器等を、検出あるいは観察
すべき所定の位置に移動して保持するためのリフター付
き検知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、室内の床面あるいは地面などの規
準位置から所定の高さの位置で温度や、所定の位置から
の映像を常時あるいは定期的に測定したり採取する場合
には、温度検出器やカメラ等の機器を搭載した検知器ボ
ックスに、上記検知器ボックスを昇降するためのリフタ
ーを設けて、上記機器を所定の位置にセットしたり、必
要に応じて上記機器を吊り上げて、例えば天井等に退避
させるようにしていた。また、上記機器の電源線や信号
線などの配線ケーブルは、ケーブルに力が作用しないよ
うに、リフターの移動距離に合わせた長いケーブルを用
い、機器が天井等に吊り上げられた状態では弛ませた状
態としていた。また、上記吊り上げた状態の配線ケーブ
ルが、通行等の邪魔にならないように、上記ケーブル
は、通常、壁面等に沿うように配置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記規
準位置が、例えば埋め立て地に埋設された廃棄物の表面
や掘削された坑の底面などのように、埋立や掘削等によ
り移動してしまう場合や、検出あるいは観察すべき位置
が複数個所ある場合、更には、リフターの移動距離が長
い場合には、上記ケーブルの処理が困難であるといった
問題点があった。
【0004】本発明は、従来の問題点に鑑みてなされた
もので、リフターの移動距離が長く、かつ測定あるいは
観察するための規準となる位置が移動するような場合で
も、上記規準位置から一定の距離で測定あるいは観察を
行うことのできるリフター付き検知器を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のリフター付き検知器は、測定あるいは観察を行う機器
を搭載した検知器ユニットと、上記検知器ユニットを昇
降させる昇降手段と、上記検知器ユニットを上,下に移
動させて、規準位置からの高さが予め設定した高さに達
したときに保持する位置制御手段とを備え、上記指定さ
れた個所が移動した場合でも、上記指定された個所から
一定の距離で測定あるいは観察を行うことができるよう
にしたものである。
【0006】請求項2に記載のリフター付き検知器は、
上記検知器ユニットと上記規準位置間の距離を検出する
距離検出手段を設け、上記規準位置からの距離を直接検
出するようにしたものである。
【0007】請求項3に記載のリフター付き検知器は、
上記機器の配線ケーブルの一端を上部方向に付勢する手
段を設け、配線ケーブルの弛みをなくすようにしたもの
である。
【0008】請求項4に記載のリフター付き検知器は、
上記検知器ユニットと昇降手段との間に、上記配線ケー
ブルの周囲を囲む、伸縮自在な保護部材を設け、上記検
知器ユニットが揺れたりした場合でも、配線ケーブルが
所定の範囲外に移動することがないようにして、上記配
線ケーブルを保護するようにしたものである。
【0009】請求項5に記載のリフター付き検知器は、
上記機器を、埋め立て地に埋設された廃棄物の表面近傍
のガスを検出するガス検出手段としたものである。
【0010】請求項6に記載のリフター付き検知器は、
上記ガス検知手段に、上記廃棄物の表面から所定の高さ
の空気を吸引して収集する吸気手段を設けたものであ
る。
【0011】請求項7に記載のリフター付き検知器は、
請求項5または請求項6に記載のリフター付き検知器
に、上記廃棄物の表面近傍の温度を検知する手段を付加
したものである。
【0012】請求項8に記載のリフター付き検知器は、
音あるいは画像を検出する手段を上記検知器ユニットに
搭載したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。図1は、本実施の形態に係
わるリフター付きガス検知器32を備えた廃棄物処分場
40の模式図で、この廃棄物処分場40は、地面を凹状
に掘削・成形した後、コンクリートや盛土等から成る塀
41により、上記凹地を複数の埋め立て地42,43の
複数の埋立ブロックに分割してある。一方のブロックの
埋め立て地42は屋根51を備えた建屋50により被わ
れて、廃棄物Kの埋め立て作業が行われており、隣接す
る他方のブロックの中の埋め立て地43はからの状態で
ある。31は埋め立て地42の建屋50の天井部52に
設置された、メタンや水素などの空気よりも軽い可燃性
ガスの濃度を検出する可燃性ガス検知器、32は建屋5
0の天井部52に設置された昇降手段20と、複数のガ
ス濃度検出手段を搭載し、埋め立て地42に投入された
廃棄物Kの表面から所定の高さに保持された、上記廃棄
物Kの表面近傍の空気より重いガスのガス濃度を検知す
る検知器ボックス10とを備えたリフター付きガス検知
器である。また、33は建屋50の側壁部53に設置さ
れた換気装置で、この換気装置33は蛇腹上の管から成
るスパイラル風管33aを介して、建屋50内に新鮮な
空気を供給する給気ファン33bと、建屋50内の汚染
された空気を排出するための排気ファン33cとを備え
ており、上記スパイラル風管33aの一端の開口部は、
廃棄物Kの表面近傍に設置され、他端の開口部は給気フ
ァン33bの吹出し口に接続されている。34は上記可
燃性ガス検知器31やリフター付きガス検知器32から
のガス濃度のデータに基づいて上記換気装置33を制御
して建屋50内の空気を清浄化するための換気制御装置
である。
【0014】図2は、リフター付きガス検知器32の詳
細を示す図で、リフター付きガス検知器32は、複数の
ガス濃度検出手段を搭載した検知器ボックス10と、こ
の検知器ボックス10を上昇あるいは下降させる上記昇
降手段20とから構成されている。検知器ボックス10
は、上記廃棄物Kの表面近傍の硫化水素濃度を検出する
2Sセンサ11と、酸素濃度を検知する手段であるO2
センサ12の2つのガス濃度検出手段と、上記廃棄物K
の表面近傍の温度を検知する手段である温度センサ13
と、距離検出手段である地面感知センサ14とを1個の
筐体15内に収納したもので、上記筐体15の上面側中
央には、上記各センサ11〜14のそれぞれの電源線及
び信号線を束ねた配線ケーブル16の取り出し口17が
設けられている。また、18は筐体15の上面側中央に
取り付けられた、上記上面の一辺に平行な方向に延長す
る角柱状の取付部材で、その中央部には上記配線ケーブ
ル16の取り出し口17と連通する開口18aが設けら
れており、両端部には上記検知器ボックス10を昇降さ
せるための2本のワイヤW,Wをそれぞれ固定するため
のリング状の取付部材18b,18cが設けられてい
る。なお、上記配線ケーブル16は、上記筐体15内に
おいて、各センサ11〜14の配線を束ねた位置から上
記取り出し口17との間で、上記筐体15の内壁に固定
されている。
【0015】昇降手段20は、上記2本のワイヤW,W
をそれぞれ巻き取る巻き取りリール21,22と、上記
巻き取りリール21,22のそれぞれの中心軸同士を連
結する棒状の連結部材23と、上記一方の巻き取りリー
ル21を、例えばスプロケット・チェーン等の動力伝達
手段24Kを介して駆動する電動モータ24Mを備え、
換気制御装置34からの位置制御信号に基づいて、上記
電動モータ24Mの回転を駆動制御して巻き取りリール
21,22を回転させ、上記ワイヤW,Wを巻き上げた
り巻き下げたりする位置制御手段24と、上記配線ケー
ブル16を巻き取るケーブル巻き取りリール25とを備
えている。上記巻き取りリール21,22、位置制御手
段24及びケーブル巻き取りリール25は、建屋50の
天井部52に設置された平板状の基台26上に搭載され
ており、上記ワイヤW,Wは上記基台26に設けられた
貫通孔26a,26bから、それぞれ上記基台26に搭
載された送りリール27,28を介して上記巻き取りリ
ール21,22に巻かれており、上記配線ケーブル16
は、基台26のケーブル引き出し口となる貫通孔26c
から、送りリール29を介してケーブル巻き取りリール
25に巻かれている。
【0016】上記ケーブル巻き取りリール25は、一般
にオートリールと呼ばれるリールで、上記配線ケーブル
16の一端がバネなどの付勢手段に連結され、上記バネ
により配線ケーブル16が巻き上げられる方向に付勢さ
れる。なお、上記付勢力の大きさは、検知器ボックス1
0が下降する際に、上記配線ケーブル16が上記ワイヤ
W,Wの降下を妨げない程度に設定する。なお、本実施
の形態では、上記筐体15の上面側に取り付けられた取
付部材18が、検知器ボックス10の自重を調整するカ
ウンターウエイトの機能を兼用しており、検知器ボック
ス10がスムーズに下降するようにしている。
【0017】次に、上記構成のリフター付きガス検知器
32の動作について説明する。埋立作業を行っていない
とき、すなわち建屋50内のガス濃度や温度を検出して
いるときには、検知器ボックス10は、図3(a)に示
すように、廃棄物Kの表面から約1mの高さの位置に保
持され、H2Sセンサ11,O2センサ12及び温度セン
サ13により、当該位置での硫化水素濃度と酸素濃度と
温度とを検出する。これらのセンサ11〜13の検出信
号は、上記ケーブル巻き取りリール25に内蔵された図
示しない中継器を経由して換気制御装置34に送られ
る。一方、可燃性ガス検知器31からのメタン濃度及び
水素濃度の検出信号も、別途上記換気制御装置34に送
られる。換気制御装置34では、上記送られてきたメタ
ン,水素,H2S,O2の各ガス濃度のデータと温度デー
タとに基づいて、換気装置33を制御して、建屋50内
の空気を清浄化して環境を整備する(図1参照)。
【0018】また、埋立作業を行うときには、図3
(b)に示すように、位置制御手段24により電動モー
タ24Mを制御して巻き取りリール21,22を巻き取
り方向に回転させ、上記ワイヤWを巻き上げ、検知器ボ
ックス10を天井部52近くの所定の位置まで引き上げ
る。検知器ボックス10の引き上げ時においては、配線
ケーブル16には上記巻き上げ方向の付勢力のみが作用
し下方向の力が作用していないので、配線ケーブル16
は、オートリールであるケーブル巻き取りリール25に
より、上記ワイヤWの巻き上げ量に追従して巻き上げら
れる。したがって、リフターの移動距離が長い場合にで
も、検知器ボックス10の上昇を妨げることなく、かつ
配線ケーブル16を弛ませずに巻き上げることができ
る。
【0019】埋め立て作業が終了すると、図3(c)に
示すように、位置制御手段24により電動モータ24M
を制御して巻き取りリール21,22を逆回転させ、上
記ワイヤW,Wを巻き下げ、検知器ボックス10を、前
回測定点よりは高い位置にある埋立て完了後の廃棄物K
の表面から約1mの高さまで降ろし、上記新たな測定点
に保持する。詳細には、位置制御手段24には、換気制
御装置34から送られてくる、検知器ボックス10内に
配設された地面感知センサ14からの検出信号に基づい
て算出された位置制御信号に基づいて、上記電動モータ
24Mを制御して巻き取りリール21,22をの巻き下
げ量を制御し、検知器ボックス10を上記新たな測定点
まで降ろして保持する。検知器ボックス10の引き下げ
時においては、配線ケーブル16には、上述したカウン
ターウエイト(取付部材18)を含む検知器ボックス1
0の自重により、上記ワイヤW,Wの巻き下げ量に追従
して巻き下げられる。
【0020】このように、本実施の形態によれば、建屋
50内のガス濃度や温度を検出するH2Sセンサ11,
2センサ12及び温度センサ13を搭載した検知器ボ
ックス10の位置を、検知器ボックス10内に配設され
た地面感知センサ14からの検出信号に基づいて制御
し、検知器ボックス10を所定の位置までまで降ろして
保持するようにしたので、測定の規準となる廃棄物Kの
表面の位置が移動した場合でも、上記位置から一定の距
離で測定を行うことができる。また、配線ケーブル16
をオートリールであるケーブル巻き取りリール25で巻
き取るようにしたので、リフターの移動距離が長い場合
にでも、検知器ボックス10の上昇を妨げることなく、
かつ配線ケーブル16を弛ませずに巻き上げることがで
きる。
【0021】なお、図4(a),(b)に示すように、
検知器ボックス10と昇降手段20との間に、上記配線
ケーブル16の周囲を囲むように、一対の自在アーム1
9を設けることにより、何らかの外乱により配線ケーブ
ル16が揺れたりしても、配線ケーブル16は上記自在
アーム19の外側に出ることがないので、配線ケーブル
16を保護することができる。なお、上記自在アーム1
9に代えて配線ケーブルの周囲を囲む、蛇腹付きの円筒
状の保護部材を設けるようにしてもよい。また、上記例
では、電動モータ24Mを制御して巻き取りリール2
1,22を回転させ、ワイヤWの巻き上げと巻き下げと
を行い、検知器ボックス10を昇降させるようにした
が、昇降手段はこれに限るものではなく、例えば、自在
アーム19を検知器ボックス10の昇降手段として兼用
したりするなど、他の昇降手段を用いて検知器ボックス
10を昇降させるようにしてもよい。
【0022】なお、上記例では、測定点を廃棄物Kの表
面から約1mの高さのにある1ポイントとしたが、検知
器ボックス10を複数の位置に保持することも可能であ
る。また、検知器ボックス10に搭載する機器として
は、上記H2Sセンサ11,O2センサ12に限らず、C
2やCOなどの空気より重いガスを検出するガスセン
サや廃棄物の表面近傍の湿度を検知する湿度センサなど
の他のセンサを搭載するようにしてもよい。また、ガス
センサとしては、O2センサ12を除いて、必ずしも濃
度測定を行うためのものである必要はなく、単に残存ガ
スの種類を特定するだけのものであってもよい。また、
検知器ボックス10に、ビデオカメラ等を搭載するとと
もに、埋立作業を行うときには、検知器ボックス10を
廃棄物Kの表面から所定の高さ(例えば、約3mの高
さ)に保持して、廃棄物の埋立状況を観察するようにし
てもよい。また、廃棄物から発生するガスを含んだ空気
を吸引する吸気手段を設けるとともに、上記吸気手段の
開口部を、廃棄物Kの表面から所定の高さに保持して、
廃棄物Kの表面の空気を吸引して収集し、上記収集され
た空気中の硫化水素や酸素等のガスの濃度を検出するよ
うにしてもよい。
【0023】また、上記例では、廃棄物処分場40に設
けられたリフター付きガス検知器32に付いて説明した
が、本発明のリフター付きガス検知器32の使用場所は
これに限るものではなく、他の作業場など様々な場所で
使用可能であり、特に、掘削された坑の底面などのよう
に、指定された規準位置が移動してしまう場合や上記指
定された個所が複数個所ある場合、あるいはリフターの
移動距離が長い場合に有効である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、測定あるいは観察を行う機器を基台に搭
載した検知器ユニットと、上記検知器ユニットを昇降さ
せる昇降手段と、上記検知器ユニットを上,下に移動さ
せて、規準位置からの高さが予め設定した高さに達した
ときに保持する位置制御手段とを備えたので、上記規準
位置が移動した場合でも、上記規準位置から一定の距離
で測定あるいは観察を行うことができる。
【0025】請求項2に記載の発明によれば、上記検知
器ユニットと上記規準位置間の距離を検出する距離検出
手段を設けて、上記規準位置からの距離を直接検出する
ようにしたので、検知器ユニットを、所定の個所に正確
に保持することができる。
【0026】請求項3に記載の発明によれば、上記機器
の配線ケーブルの一端を上部方向に付勢する手段を設け
たので、配線ケーブルの弛みをなくすことができる。
【0027】請求項4に記載の発明によれば、上記検知
器ユニットと昇降手段との間に、上記配線ケーブルの周
囲を囲む、伸縮自在な保護部材を設けたので、上記検知
器ユニットが揺れたりした場合でも、配線ケーブルが所
定の範囲外に移動することがないようにして、上記配線
ケーブルを保護することができる。
【0028】請求項5に記載の発明によれば、上記機器
を、埋め立て地に埋設された廃棄物の表面近傍のガスを
検出するガス検出手段とすることにより、埋め立て地に
埋設された廃棄物から発生するガスの濃度を正確に検出
することができる。
【0029】請求項6に記載の発明によれば、上記ガス
検知手段に、上記廃棄物の表面から所定の高さの空気を
吸引して収集する吸気手段を設け、廃棄物の表面から常
に所定の高さの位置の空気を収集するようにしたので、
廃棄物の量によらず、廃棄物の表面近傍のガス濃度を正
確に検出することができる。
【0030】請求項7に記載の発明によれば、請求項5
または請求項6に記載のリフター付き検知器に、上記廃
棄物の表面近傍の温度を検知する手段を付加したので、
有害ガスの濃度とともに、作業場所の温度上昇も検知す
ることができ、埋め立て地の環境環境を確実に把握する
ことができる。
【0031】また、請求項8に記載の発明によれば、音
あるいは画像を検出する手段を検知器ユニットに搭載し
たので、上記規準位置から一定の距離に伝達される音圧
レベルや一定の距離からの画像を確実に採取することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係わるリフター付き検知器を
備えた廃棄物処分場の模式図である。
【図2】 本実施の形態に係わるリフター付きガス検知
器の構成を示す斜視図である。
【図3】 リフター付きガス検知器の動作を説明するた
めの図である。
【図4】 リフター付きガス検知器の他の構成を示す図
である。
【符号の説明】
10 検知器ボックス、11 H2Sセンサ、12 O2
センサ、13 温度センサ、14 地面感知センサ、1
5 筐体、16 配線ケーブル、17 配線ケーブルの
取り出し口、18 取付部材、20 昇降手段、21,
22 巻き取りリール、23 連結部材、24 位置制
御手段、24K 動力伝達手段、24M 電動モータ、
25 ケーブル巻き取りリール、26 基台、27,2
8,29 送りリール、31 可燃性ガス検知器、32
リフター付きガス検知器、33 換気装置、33a
スパイラル風管、33b 給気ファン、33c 排気フ
ァン、34 換気制御装置、40 廃棄物処分場、41
塀、42,43 埋め立て地、50 建屋、51 屋
根、52 天井部、53 側壁部、W ワイヤ、K 廃
棄物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢沢 成尚 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 柳瀬 孝夫 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 新谷 剛 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 Fターム(参考) 2G060 AA02 AB03 AB05 AB17 AE19 BC02 4D004 AA46 AB05 BB03 DA01 DA20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定あるいは観察を行う機器を搭載した
    検知器ユニットと、上記検知器ユニットを昇降させる昇
    降手段と、上記検知器ユニットを上,下に移動させて、
    規準位置からの高さが予め設定した高さに達したときに
    保持する位置制御手段とを備えたことを特徴とするリフ
    ター付き検知器。
  2. 【請求項2】 上記検知器ユニットと上記規準位置間の
    距離を検出する距離検出手段を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載のリフター付き検知器。
  3. 【請求項3】 上記機器の配線ケーブルの一端を上部方
    向に付勢する手段を設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のリフター付き検知器。
  4. 【請求項4】 上記検知器ユニットと昇降手段との間
    に、上記配線ケーブルの周囲を囲む、伸縮自在な保護部
    材を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れかに記載のリフター付き検知器。
  5. 【請求項5】 上記機器を、埋め立て地に埋設された廃
    棄物の表面近傍のガスを検出するガス検出手段としたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    リフター付き検知器。
  6. 【請求項6】 上記ガス検知手段は、上記廃棄物の表面
    から所定の高さの空気を吸引して収集する吸気手段を備
    えたことを特徴とする請求項5記載のリフター付き検知
    器。
  7. 【請求項7】 上記廃棄物の表面近傍の温度を検知する
    手段を備えたことを特徴とする請求項5または請求項6
    に記載の廃棄物処分場。
  8. 【請求項8】 音あるいは画像を検出する手段を上記検
    知器ユニットに搭載したことを特徴とする請求項1〜請
    求項4のいずれかに記載のリフター付き検知器。
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