JP2002116047A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JP2002116047A JP2001222343A JP2001222343A JP2002116047A JP 2002116047 A JP2002116047 A JP 2002116047A JP 2001222343 A JP2001222343 A JP 2001222343A JP 2001222343 A JP2001222343 A JP 2001222343A JP 2002116047 A JP2002116047 A JP 2002116047A
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光宏 二村
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恭巳 森本
Ryoji Ogawa
良次 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検索された登録地が多数である場合、該登録地
の名称を表示しないようにして、多数の登録地が検索さ
れた時でも、画面を切り替えたり、スクロールする必要
のないようにする。 【解決手段】登録地を記憶する記憶手段と、文字を入力
する文字入力手段と、前記文字を名称に含む前記登録地
を検索する検索手段と、検索された前記登録地が多数で
ある場合、前記登録地の名称を非表示とする表示手段と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、登録地を検索するナビ
ゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ナビゲーション装置は、初めての
目的地へ、安心して車で訪れることができるようにルー
ト案内を行うものであり、近年、ナビゲーションの精
度、操作性、視認性などの性能、機能向上のための技術
開発が盛んに行われており、様々な方式のものが提案さ
れている。このナビゲーション装置はルート設定時に使
用する地名検索画面や目的地設定画面、誘導案内時に自
動的または運転者の要求に応じて開かれるルート案内画
面などを備えている。これらの画面により、ルートを間
違いなく走行することができるように曲がるべき交差点
に関して残距離や名称、右左折等の情報や登録地情報を
提供し、また、走行途中でのルートが確認できるように
特徴物の教示等を行うもの、さらには、表示だけでなく
音声による案内を行うもの等がある。
【0003】このようなナビゲーション装置において、
ルートを設定するには出発地または現在地及び目的地の
入力をすることが必要であり、この入力により出発地、
現在地と目的地が決まると、出発地または現在地と目的
地の周辺及びその間の道路情報データからルート探索処
理が行われ、複数のルートの中から最適なルートが設定
される。例えば、出発地や目的地等の対象となる登録位
置を観光や駐車場、レストラン等のジャンルに分け、ま
た、県や都市等の地域で分けてコード化し、そのコード
を入力する方式、コード番号を入力する方法、メニュー
を表示してそのメニューの中から順次選択して入力する
方式、ノードデータを持ち、このノードデータを連結し
て道路網を定義し、東経、北緯の座標値により位置を入
力する方式、電話番号を入力する方式などが提案されて
いる。
【0004】また、文字を入力して登録地を検索する機
能を備えたものでは、入力された文字を名称に含む登録
地を検索し、検索された登録地の中から1つを選択し、
選択された登録地の周辺地図を表示させることができ
る。この種の機能を備えたナビゲーション装置は、例え
ば、特開平1−136014号、特開平1−14920
0号に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のナビゲーション装置においては、ひらがな、ローマ
字等の文字を入力して、該文字を名称に含む登録地を検
索し、検索結果を一覧表示するようになっている。その
ため、入力された文字を名称に含む登録地点が多数存在
する場合、一覧表示される登録地の数が多くなってしま
い、その中から所望の登録地点を選択するために、例え
ば画面を切り換えたりスクロール等の操作を頻繁に行う
必要がある。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解決して、
所望の登録地を選択するための操作負担を軽減すること
ができるナビゲーション装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のナ
ビゲーション装置においては、登録地を記憶する記憶手
段と、文字を入力する文字入力手段と、入力された前記
文字を名称に含む登録地を検索する検索手段と、検索さ
れた登録地の名称を表示する表示手段とを有し、該表示
手段は、検索された登録地の数に基づいて登録地の名称
の表示、非表示を制御する。
【0008】本発明の他のナビゲーション装置において
は、さらに、前記表示手段は、前記検索された登録地の
数が多数の場合には登録地の名称を非表示にし、前記検
索された登録地の数が多数でない場合には登録地の名称
を表示する。
【0009】本発明の更に他のナビゲーション装置にお
いては、さらに、前記表示手段は、登録地の名称を非表
示とする場合、前記検索された登録地を絞り込む絞込条
件を表示する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は本発明の実施例におけるナビゲーシ
ョン装置の登録地名称検索機能を実現するためのハード
ウエア構成を示す図、図2は本発明の実施例におけるナ
ビゲーション装置のシステム構成の一例を示す図であ
る。
【0012】ナビゲーション装置は、ルート案内に関す
る情報を入出力する入出力部1、自車両の現在位置に関
する情報を検出する現在位置検出装置2、ルートの算出
に必要なナビゲーション用データおよび誘導案内に必要
な表示案内データ等が記録されている外部記憶装置3、
ルート探索処理やルート案内に必要な表示案内処理を実
行すると共に、システム全体の制御を行う中央処理装置
4から構成されている。
【0013】入出力部1は、目的地を入力したり、運転
者が必要な時に案内情報を音声および/または画面表示
したりできるように、ユーザの意志によりナビゲーショ
ン処理を中央処理装置4に指示すると共に、処理後のデ
ータや通信データなどをプリント出力したり、スピーカ
から音声出力したり、あるいはディスプレイに表示出力
したりする機能を備えている。その機能を実現するため
の入力手段としては、目的地を住所、電話番号、座標な
どにて入力したり、ルート案内をリクエストしたりする
タッチスイッチがディスプレイ12に組み込まれたタッ
チパネル11により構成されている。また出力手段は入
力データを画面表示したり、運転者のリクエストまたは
自動的にルート案内を画面表示するディスプレイ12、
中央処理装置4で処理したデータや外部記憶装置3に格
納されたデータをプリント出力するプリンタ13および
ルート案内を音声で出力するスピーカ16からなってい
る。
【0014】ここで、音声入力を可能にするための音声
認識装置やICカードや磁気カードに記録されたデータ
を読み取るための記録カード読取り装置を付加すること
もできる。またナビゲーションに必要なデータを蓄積
し、ユーザの要求により通信回線を介して提供する情報
センターや予め地図データや目的地データなどのユーザ
の固有データが記憶されている電子手帳などの情報源と
の間でデータのやり取りを行うためのデータ通信装置を
付加することもできる。
【0015】ディスプレイ12は、カラーCRTやカラ
ー液晶表示器により表示手段を構成しており、中央処理
装置4が処理する地図データや案内データに基づく目的
地設定画面、ルート案内画面、区間図画面、交差点図画
面などナビゲーションに必要なすべての画面をカラー表
示出力すると共に、本画面にルート案内の設定およびル
ート誘導中の案内や画面の切替え操作を行うためのボタ
ンスイッチが表示される。ルート案内画面は、少なくと
も全ルート地図、ルート情報、周辺地図を表示する画面
を備えている。また、前記ディスプレイ12には機能ボ
タンの表示に対応してタッチパネル11が設けられてお
り、ボタンタッチにより入力される信号に基づいて上記
の操作が実行されるように構成されている。このボタン
やタッチパネル11は入力手段を構成するものである
が、ここではその詳細な説明を省略する。
【0016】現在位置検出装置2は、衛星航法システム
(GPS)を利用したGPS受信装置21、ビーコン受
信装置22、例えば、セルラフォーンやFM多重信号を
利用したGPSの補正信号を受信するデータ送受信装置
23、例えば、車輪センサやステアリングセンサなどで
構成される舵(だ)角センサ24、例えば、地磁気セン
サなどで構成される方位センサ25、車輪の回転数から
走行距離を検出する距離センサ26からなっている。
【0017】外部記憶装置3は、地図、交差点、ノー
ド、道路、写真、目的地点、案内地点、詳細目的地、道
路名称、分岐点、表示案内、音声案内等のルート案内に
必要なすべてのデータが記録されたデータベースであ
る。特に本発明を実施するために必要な地名検索・設定
情報として、地図データファイルに関連させた目的地デ
ータファイルと目的地読みデータファイルが格納されて
いる。
【0018】中央処理装置4は、演算処理を実行するC
PU40、ルート探索などの処理を行うためのプログラ
ムやルート案内に必要な表示制御、音声案内に必要な音
声出力制御を行うためのプログラム及びそれに必要なデ
ータが格納された第1ROM41、探索されたルート案
内情報や演算処理中のデータを一時的に格納するRAM
42、ルート案内及び地図表示に必要な表示情報データ
が格納された第2ROM43、ディスプレイへの画面表
示に使用する画像データが記憶された画像メモリ44、
CPUからの表示制御信号に基づいて画像メモリから画
像データを取り出し、画像処理を施してディスプレイに
出力する画像プロセッサ45、CPUからの音声出力制
御信号に基づいて外部記憶装置3から読み出した音声、
フレーズ、1つにまとまった文章、音等を合成してアナ
ログ信号に変換してスピーカに出力する音声プロセッサ
46、通信による入出力データのやり取りを行う通信イ
ンタフェイス47および現在位置検出装置2のセンサ信
号を取り込むためのセンサ入力インタフェイス48、内
部ダイアナグ情報に日付や時間を記入するための時計4
9から構成されている。
【0019】本発明の実施例におけるナビゲーション装
置は、ルート案内は運転者が画面表示、音声出力のいず
れでも選択できるように構成されている。また、前記ナ
ビゲーション装置は、現在位置検出装置2からの各種の
センサ信号、GPSデータに基づいて推測位置を算出
し、この推測位置と地図上の道路およびGPSデータと
の相関により道路上の位置決定を行って、現在位置を求
める。さらに、前記ナビゲーション装置は、現在地を目
的地までの経路に照らし、自車両の車線上の位置に対し
て予め定められた案内点に接近しているか否かを判定す
る機能を備えている。すなわち、前記機能により、案内
ルート上の交差点の手前所定距離、交差点通過判定後な
どの自動音声出力や通過交差点名などの交差点情報表示
出力のタイミングが判定される。この判定結果に基づい
て画像プロセッサ45および音声プロセッサ46に案内
指令を行う。またリクエスト信号が入力されると、音声
プロセッサ46に対して現在地の音声案内を指令する。
【0020】次に登録地名称の検索について説明する。
【0021】図3は本発明の実施例におけるナビゲーシ
ョン装置が適用する複数の読みをデータに持つ場合の登
録地名称の検索手順を示すフローチャートである。
【0022】データ構造は、図3に示されるように、目
的地名称で共通の読みを持つ部分でリストアップするこ
とができるようにデータ化されている。例えば、新名古
屋駅(名鉄)と名古屋駅(JR)の場合は、読みが「ナ
ゴヤエキ」で共通であるから、新名古屋駅は「し」行に
読みを「シンナゴヤエキ」で「新名古屋駅」を、また
「ナ」行には読みを「ナゴヤエキ」とする「新名古屋
駅」と「名古屋駅」をデータ化する。このように目的地
名称をデータ化することにより、「ナゴヤエキ」をキー
ワードとして入力することにより、複数の目的地名称を
検索することができる。
【0023】上記目的地名称を検索する場合、メニュー
画面から登録地名称検索を選択すると、後述の登録地名
称検索画面がオープンし、この検索画面から登録地名称
を入力し、検索を開始すると、目的地名称読みデータを
検索して目的地名称を検出する。例えば、「ナゴヤエ
キ」を入力すると目的地名称読みデータ検索では「ナゴ
ヤエキ」で始まる読みを検索する。ここで、目的地名称
読みデータに対する目的地名称として、シンナゴヤエキ
に対して新名古屋駅(名鉄)、またナゴヤエキに対して
名古屋駅(JR)が登録されている場合、この2つの目
的地名称が検索される。これらの検索結果から目的地を
指定することができる。
【0024】図4は本発明の実施例におけるジャンル別
にある文字列を付加して検索する手順を示すフローチャ
ートである。
【0025】データ構造は、図4に示されるように、目
的地名称をジャンル別に共通の読みを持つ部分でリスト
アップすることができるようにデータ化されている。例
えば、読みが「アイチ」で始まる目的地名称のデータで
は、「愛知県庁」「愛知***」「愛知****」な
ど、また読みが「ホテル」で始まるホテル名称のデータ
では、「ホテル愛知」「ホテル**」「ホテル***」
などをデータ化する。
【0026】このように目的地名称をデータ化すること
により、ジャンルを指定した後に、目的地の一部分の読
みを入力することにより、条件を満足する全ての目的地
名称を検索することができる。例えば、呼び名の一部に
「アイチ」を持つホテルを検索する場合、「アイチ」を
入力すると目的地名称読みデータ検索では「アイチ」で
始まる読みを検索し、ホテル名称読みデータ検索では
「ホテル」で始まる読みを検索する。その結果、目的地
名称として、「愛知県庁」「愛知**」「愛知***」
「ホテル愛知」が検索される。この中から「ホテル愛
知」を目的地として指定することができる。
【0027】図5は本発明の実施例における登録地名称
の入力画面のレイアウトの一例を示す図である。
【0028】図5(a)に示される画面は、入力された
登録地名称を表示する名前表示部51及び文字種指定部
52により構成されている。
【0029】文字種指定部52の画面は、指定された文
字種別によってオープンする個別の文字入力画面6に切
り替えられるように構成されている。入力画面上の文字
種指定部52には文字種指定により文字入力画面6をオ
ープンさせるためのカナ入力の行指定ボタン530、記
号入力の記号指定ボタン531、数字入力の数字指定ボ
タン532、英文字入力の英字指定ボタン533など登
録地を入力する文字種指定ボタン53を備えており、入
力された文字の訂正、消去、完了などの入力文字操作に
必要な機能キーが設けられている。上記機能キーは、入
力された文字の内でカーソル510の表示されている部
分を一字消去する消去ボタン55、入力された文字を表
示する名前表示部51のカーソル510を移動させるカ
ーソル移動キー56および入力された登録地名称を確定
させるための完了ボタン54からなっている。
【0030】例えば、ア行ボタンを選択すると図5
(b)のア行文字入力画面6がオープンする。このア行
文字入力画面6上にはア行の大文字と小文字を入力する
ための文字ボタン61、この文字入力画面をクローズす
る取消キー62が設けられている。このカナ文字入力の
画面構成は他の行も同様になっている。
【0031】また、図6は本発明の実施例における記号
入力画面及び数字入力画面の一例を示す図である。図5
に示される記号指定ボタン531、数字指定ボタン53
2を押した時に図6に示されるような文字入力画面がオ
ープンする。この画面での操作は基本的にカナ入力に同
様である。
【0032】図7は本発明の実施例における英字入力画
面の一例を示す図である。
【0033】図7に示される画面は英字指定ボタン53
3を押した時にオープンする英字入力画面であり、図7
(a)に示す第1画面にはA〜M文字ボタン、次頁をオ
ープンするための次頁キーを備えており、また次頁キー
を押すことによりオープンする図7(b)に示す第2画
面にはN〜Z文字ボタン、前頁の画面に戻す前頁キーを
備えており、それぞれの画面には図5(a)の文字種指
定画面に戻す取消キーが設けられている。
【0034】次に、入力された文字列で前方一致検索を
説明する。
【0035】図8は本発明の実施例における入力された
文字列で前方一致検索を説明するための具体例を示す図
である。
【0036】本例は全国、全ジャンルで検索し、「駅」
「ホテル」のジャンルについては入力された文字列を含
むものを検索する。図中、○印は検出することができる
ことを表し、×印は検出することができないことを表し
ている。例えば、「駅」「ホテル」のジャンルについて
入力された文字列を含むものを検索するとした場合、
「東桜井公園」は検索されないことを意味している。
【0037】図9は本発明の実施例における登録地名称
表示画面とジャンル別の検索手順の遷移画面のレイアウ
トの一例を示す図である。
【0038】登録地名称入力画面から「サクライ」を入
力すると登録地名称に「桜井」を持つ登録地が全てのジ
ャンルからリストアップされ、図9に示す登録地リスト
表示画面に表示される。登録地リスト表示画面は、検索
された登録地の数(リスト数)、カーソルで選択された
登録地の属する区分を表示する第1の表示部、検索結果
から登録地名称をリスト表示する第2の表示部からなっ
ている。第2の表示部には、検索された登録地をスクロ
ールキーの操作によりスクロール表示され、このスクロ
ール表示された登録地の中からカーソルボタンを操作し
てカーソルを合わせて選択する。例えば、第1の表示部
には「サクライ」を読みに持つ登録地が100箇所あ
り、第2の表示部においてカーソルで選択されている
「桜井駅」が「名古屋鉄道」にあることを表示してい
る。
【0039】この画面には、登録地を絞り込むためのジ
ャンルを指定するためのジャンル別キー、全国から都道
府県の範囲で指定するための都道府県別キーが設けられ
ている。ジャンル別キーを押すと、ジャンル指定画面が
オープンし、予め登録地名称毎に設けられたジャンル名
が表示され、この中からジャンルを指定することによ
り、検索された登録地名称の中からジャンルで絞られた
登録地を抽出することができる。さらに、地域としての
都道府県に絞って検索することができるように構成され
ている。すなわち、ジャンルを指定するとジャンル別リ
スト表示画面がオープンする。このジャンル別リスト表
示画面は、基本的に登録地リスト表示画面と同じ構成に
なっており、登録地を都道府県で絞り込むための都道府
県別キーが設けられている。都道府県別キーを押すと都
道府県名がリスト表示される都道府県指定画面がオープ
ンする。この画面上で都道府県名の中から1つを指定す
ると当該都道府県内に存在する登録地のみがリストアッ
プされた地域別リスト表示画面がオープンする。
【0040】図9に示される例では、ジャンル指定画面
上で「サクライ」を読みに持つ登録地を「公園」「駅」
「ホテル」の3つのジャンルに絞って検索することがで
きる。ここで、駅キーを押すと鉄道区分にある「サクラ
イ」を読みに持つ登録地がジャンル別リスト表示画面に
リスト表示される。このリスト表示は全国の鉄道区分に
ある駅を含んでいるため、そのリスト数も多く、この中
から目的の登録地を探し当てるのは難しい場合には都道
府県に範囲を絞って検索する。その場合、都道府県指定
画面で、例えば「愛知県」を指定することにより、愛知
県の鉄道区分にある「サクライ」を読みに持つ登録地の
みを地域別リスト表示画面に表示させることができる。
【0041】図10は本発明の実施例における都道府県
別キーを押した時の操作を示す図である。なお、検索対
象は図9に示すものと同じなので、ここではその説明を
省略する。
【0042】まず、都道府県指定画面で、検索対象の都
道府県名を選択する。選択された都道府県毎の登録地リ
スト表示画面がオープンし、この画面にて目的の登録地
を探し、見つかると、カーソルを所望の登録地に合わせ
てカーソルにタッチすることにより登録地が設定され
る。またリスト数が多くて見つけにくい時は、ジャンル
別キーを押してジャンル指定画面をオープンさせる。こ
こで、ジャンルを指定すると地域別リスト表示画面がオ
ープンし、当該ジャンルにある登録地がリスト表示され
る。
【0043】図11は本発明の実施例におけるリスト数
が多い場合の登録地リスト表示画面の表示例とジャンル
別の検索手順の遷移画面を示す図、図12は本発明の実
施例におけるリスト数が多い場合の登録地リスト表示画
面の表示例と都道府県別の検索手順の遷移画面を示す図
である。
【0044】リスト数が多い場合、すなわち、登録地が
多数である場合は、リスト表示に代えてメッセージ「該
当するデータが多いので、表示できません。「ジャン
ル」か「都道府県」を指定して下さい」を表示する、す
なわち、登録地の名称を非表示とし、登録地の名称に代
えて、登録地の絞込条件を表示する。ここで、「ジャン
ル」または「都道府県」を指定すると、図11又は図1
2に示す画面がオープンし、この画面から登録地を絞り
込んで検索を行うことができる。なお、登録地の絞り込
みは、前述された図9または10に示す画面操作と同様
なので、ここでは説明を省略する。本実施例では、入力
された文字列を含むものを検索するジャンルを、「駅」
「ホテル」に制限しているが、このような制限をせずに
全ジャンルについて検索するようにしてもよい。
【0045】次に登録地名称の入力画面の他の例を説明
する。
【0046】図13は本発明の実施例における登録地名
称入力画面と操作手順に従った遷移画面を示す図、図1
4は本発明の実施例における文字入力画面のレイアウト
の例を示す第1の図、図15は本発明の実施例における
文字入力画面のレイアウトの例を示す第2の図、図16
は本発明の実施例における文字入力画面のレイアウトの
例を示す第3の図である。
【0047】図13(a)において、登録地名称入力画
面には、入力された登録地名称を表示する登録地名称表
示部、カナ文字や英字や数字などの文字種を指定する文
字種選択キー、カーソルを操作して反転表示されている
入力文字を消去するクリアキー、入力文字を有効にする
完了キーが設けられている。この文字種選択キーに対応
して、それぞれの文字種を入力するために、図14〜1
6に示される文字入力画面が用意されている。
【0048】例えば、文字種選択キーの中からア行キー
を押すと、図13(b)に示すア行文字入力画面6がオ
ープンし、この画面を用いてア行の大文字と小文字を入
力することができる。それぞれの文字種の画面操作は図
4に示す画面の操作と基本的に同じなので、ここでは説
明を省略する。本実施例では、選択された文字入力画面
において、所定時間の間、無操作の時は当該画面(オン
スクリーン)が自動的に消去される。例えば、「オ」の
入力後、しばらくすると図13(c)の画面に移る。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のナ
ビゲーション装置によれば、検索された登録地が多数で
あっても、該登録地の名称を表示しないようにするの
で、所望の登録地を選択するための操作負担を軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るナビゲーション装置の登録地名称
検索機能を実現するためのハードウエア構成を示す図で
ある。
【図2】本発明に係るナビゲーション装置のシステム構
成の一例を示す図である。
【図3】複数の読みを持つ目的地データの構造及び登録
地名称の検索手順を示すフローチャートである。
【図4】ジャンル別にある文字列を付加して検索する場
合のデータ構造及び手順を示すフローチャートである。
【図5】登録地名称の入力画面のレイアウトの一例及び
画面操作時の画面遷移を示す図である。
【図6】図5の登録地名称入力画面から記号指定ボタ
ン、数字指定ボタンを押したときにオープンする文字入
力画面のレイアウトの一例を示し、図6(a)は記号入
力画面、図6(b)は数字入力画面の図である。
【図7】図5の登録地名称入力画面から英字指定ボタン
を押したときにオープンする文字入力画面のレイアウト
の一例及び次頁キーまたは前頁キーを操作したときの画
面遷移を示す図である。
【図8】入力された文字列で前方一致検索を説明するた
めの具体例を示す図である。
【図9】登録地名称表示画面とジャンル別の検索手順の
遷移画面のレイアウトの一例を示す図である。
【図10】登録地名称表示画面と都道府県別の検索手順
の遷移画面のレイアウトの一例を示す図である。
【図11】リスト数が多い場合の登録地リスト表示画面
の表示例とジャンル別の検索手順の遷移画面を示す図で
ある。
【図12】リスト数が多い場合の登録地リスト表示画面
の表示例と都道府県別の検索手順の遷移画面を示す図で
ある。
【図13】他の実施例である登録地名称入力画面と操作
手順に従った遷移画面を示す図である。
【図14】ア行、カ行、ハ行、マ行、記号、数字及び英
字(MNOPQ、QRST)の文字種を入力するための
文字入力画面のレイアウトの一例を示す図である。
【図15】サ行、タ行、ヤ行及び英字(ABCD、EF
GH、UVWX、YZ)の文字種を入力するための文字
入力画面のレイアウトの一例を示す図である。
【図16】ナ行、ワヲン及び英字(IJKL)の文字種
を入力するための文字入力画面のレイアウトの一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 入出力部 2 現在位置検出装置 3 外部記憶装置 4 中央処理装置 5 登録地名称入力画面 6 文字入力画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二村 光宏 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 森本 恭巳 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 小川 良次 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内 Fターム(参考) 2C032 HB06 HB22 HB23 HB24 HC27 HC31 HD21 2F029 AA02 AB07 AB13 AC02 AC13 AC16 AC18 5B075 ND03 PQ02 PQ42 5H180 AA01 BB05 BB12 CC12 EE18 FF05 FF13 FF22 FF25 FF32 FF38

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)登録地を記憶する記憶手段と、
    (b)文字を入力する文字入力手段と、(c)入力され
    た前記文字を名称に含む登録地を検索する検索手段と、
    (d)検索された登録地の名称を表示する表示手段とを
    有し、(e)該表示手段は、検索された登録地の数に基
    づいて登録地の名称の表示、非表示を制御することを特
    徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、前記検索された登録地
    の数が多数の場合には登録地の名称を非表示にし、前記
    検索された登録地の数が多数でない場合には登録地の名
    称を表示する請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、登録地の名称を非表示
    とする場合、前記検索された登録地を絞り込む絞込条件
    を表示する請求項2に記載のナビゲーション装置。
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