JP2002115988A - 積層型熱交換器 - Google Patents

積層型熱交換器

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JP2002115988A
JP2002115988A JP2000307684A JP2000307684A JP2002115988A JP 2002115988 A JP2002115988 A JP 2002115988A JP 2000307684 A JP2000307684 A JP 2000307684A JP 2000307684 A JP2000307684 A JP 2000307684A JP 2002115988 A JP2002115988 A JP 2002115988A
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JP
Japan
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forming
tank
plate
heat exchanger
recess
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JP2000307684A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Nishishita
邦彦 西下
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Valeo Thermal Systems Japan Corp
Original Assignee
Zexel Valeo Climate Control Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D1/00Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
    • F28D1/02Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
    • F28D1/03Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits
    • F28D1/0308Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other
    • F28D1/0325Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another
    • F28D1/0333Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members

Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層型熱交換器において、チューブエレメン
トの薄肉化や板厚の薄肉化を図って熱交換性能の向上を
図り、通風方向の巾を薄くする。 【解決手段】 チューブエレメント3を通路形成用凹部
8とこれに続く通路形成用凹部よりも深いタンク形成用
凹部9とが一体に形成された成形プレート6と平坦状に
形成された平プレート7とを対面接合して構成し、成形
プレート6の通路形成用凹部8とこれに対峙する平プレ
ート7の部分とによって流体通路部14を形成し、成形
プレート6のタンク形成用凹部9とこれに対峙する平プ
レート7の部分とによって流体通路部14と連通するタ
ンク部15を形成する。このチューブエレメント3をフ
ィンを介して多数段に積層すると共に隣り合うチューブ
エレメントをタンク部同士で突き合わせ、タンク部の全
部又は一部を通孔11,13を介して連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用空調装置
の冷凍サイクル等に利用され、多数のチューブエレメン
トを積層して構成される積層型熱交換器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】冷凍サイクルのエバポレータなどとして
用いられる積層型熱交換器にあっては、例えば、実開平
7−12778号公報などに示されるように、通路形成
用凹部とこれに続く前記通路形成用凹部よりも深く形成
されたタンク形成用凹部とが一体に形成された成形プレ
ートを2枚最中状に接合することで、流体通路部とこれ
に連通するタンク部とを備えたチューブエレメントを構
成し、このチューブエレメントをフィンを介して複数段
に積層する基本的構成を有しているものが多い。このよ
うなチューブエレメントの成形プレートは、通常におい
ては、アルミニウム製(アルミニウム合金を含む)であ
り、両面クラッド材(例えば、3000番系の心材の両
面に4000番系のろう材層を設けたもの)を用いた3
層構造のものが主流であり、中には、犠牲層(中間層)
を更に設けて4層構造にしたものも用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、取付スペー
スなどの制約から熱交換器の通風方向の厚みをできるだ
け薄くする要請に対しては、熱交換器の薄巾化に伴う性
能低下、通路抵抗の増加などをいかに克服するかが問題
となるが、上述のような2枚の成形プレートからなるチ
ューブエレメントを積層して熱交換器を構成するような
場合には、チューブエレメント間の距離やチューブエレ
メント自体の厚みを低減するにも限度があるため、所定
の熱交換性能を確保するために薄巾化を計りにくい不都
合がある。特に、チューブエレメント自体の厚みを薄く
するために成形プレートの板厚を薄くする場合には、犠
牲層(中間層)を更に設けた4層構造の成形プレートを
用いる場合であれば、通路形成用凹部とタンク形成用凹
部とがプレス成型される際に、プレスによる肉やせが生
じ、耐食性や強度の低下などの不都合が生じる。
【0004】また、熱交換性能を高めるためにフィンピ
ッチを小さくして熱交換面積を増大することも考えられ
るが、このような構成にあっては、凝縮水がフィン間に
付着し、排水性、水はけ性を悪化させるなどの不都合が
ある。
【0005】さらに、流体通路部内の流体の流れを乱し
て熱伝達の向上をはかるために、成形プレートの通路形
成用凹部に多数のビードを形成し、このビードを対向す
る成形プレートのビードと接合させるようにしている
が、接合時にずれが生じた場合には、ビード同士のろう
付け不良が生じ、強度低下を招くことが懸念される。
【0006】そこで、この発明においては、チューブエ
レメントを多数積層して構成される積層型熱交換器にお
いて、チューブエレメントの薄肉化や板厚の薄肉化を図
って熱交換性能の向上を図り、もって、通風方向の巾を
できるだけ薄くすることができ、また、排水性、水はけ
性を阻害することなく、チューブエレメントのろう付け
不良、強度低下をも回避することができる積層型熱交換
器を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この発明に係る積層型熱交換器は、通路形成用凹部
とこれに続く前記通路形成用凹部よりも深いタンク形成
用凹部とが一体に形成された成形プレートと平坦状に形
成された平プレートとを対面接合することにより構成さ
れ、前記成形プレートの前記通路形成用凹部とこれに対
峙する前記平プレートの部分とによって流体通路部を形
成し、前記成形プレートの前記タンク形成用凹部とこれ
に対峙する前記平プレートの部分とによって前記流体通
路部と連通するタンク部を形成するようにしたチューブ
エレメントを備え、このチューブエレメントと、コルゲ
ート状に形成されたフィンとを交互に多数段に積層する
と共に、隣り合う前記チューブエレメントを前記タンク
部同士で突き合わせ、突き合わされた前記タンク部同士
の全部又は一部を通孔を介して連通するようにしたこと
を特徴としている(請求項1)。
【0008】したがって、本構成に係る積層型熱交換器
のチューブエレメントは、通路形成用凹部とタンク形成
用凹部とが一体に形成された成形プレートと平プレート
とを対面接合して構成されるので、通路形成用凹部とタ
ンク形成用凹部とが一体に形成された成形プレートを2
枚最中状に対面接合して構成される従来のチューブエレ
メントに比べて薄肉にすることができ、隣り合うチュー
ブエレメントの間隔も狭めることが可能となる。
【0009】ここで、チューブエレメントの耐食性を高
めるために、成形プレートを通路形成用凹部及びタンク
形成用凹部の内側から外側に向けて芯材、犠牲層、及び
ろう材層からなる3層構造によって構成し、平プレート
を通路形成用凹部及びタンク形成用凹部の内側と対峙す
る側からろう材層、芯材、犠牲層、及びろう材層からな
る4層構造によって構成するようにしても(請求項
2)、成形プレートを芯材の両側にろう材層を設けた3
層構造によって構成し、平プレートを通路形成用凹部及
びタンク形成用凹部の内側と対峙する側から芯材、犠牲
層、及びろう材層からなる3層構造によって構成するよ
うにしてもよい(請求項3)。
【0010】また、チューブエレメントとしては、通路
形成用凹部を成形プレートの長手方向に沿って形成し、
タンク形成用凹部を成形プレートの長手方向の両端部に
形成して両端部に流体通路部によって連通するタンク部
を形成するようにしても(請求項4)、通路形成用凹部
を成形プレートの長手方向に沿って形成し、タンク形成
用凹部を成形プレートの長手方向の一方の端部にのみ形
成して片側の端部にのみ流体通路部と連通するタンク部
を形成するようにしてもよい(請求項5)。
【0011】さらに、このような積層型熱交換器におい
て、熱交換媒体が流入する入口部と流出する出口部とを
積層された最も外側のチューブエレメントに設けるよう
にしても(請求項6)、タンク部から或いはタンク部へ
流れる一方向の流れを1パスとして数えた場合に、複数
パスの熱交換媒体の流れを構成するために、タンク形成
用凹部を前記成型プレートの短手方向に対をなして形成
することで、タンク部を前記チューブエレメントの短手
方向に対をなして形成するようにしてもよい(請求項
7)。また、熱交換器の温度分布をよくするために、積
層端部において、対をなすタンク部の一方から他方にか
けて熱交換媒体を移動させるようにしてもよい(請求項
8)。
【0012】特に、上述のような構成の積層型熱交換器
とすれば、従来と同等以上の熱交換性能を得るにあた
り、チューブエレメントの短手方向の巾を25〜47m
mの範囲で設定することが可能となり(請求項9)、フ
ィンピッチを従来と同程度、即ち、2.5〜4.0mm
の範囲で設定した上で、フィンの高さを3.0〜6.8
mmの範囲に抑えることが可能となり(請求項10)、
また、チューブエレメントの流体通路部での厚みを1.
7〜2.7mmの範囲で設定することが可能となる(請
求項11)。さらに、チューブエレメント自体の熱交換
性能を高めるために、チューブエレメントの内部にイン
ナーフィンを設けるようにしてもよい(請求項12)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。図1及び図2において、積層型熱交
換器1は、例えば、フィン2とチューブエレメント3と
を交互に複数段に積層してコア本体を形成し、チューブ
エレメント3の積層方向の一端に熱交換媒体の入口部4
及び出口部5が設けられている例えば4パスのエバポレ
ータであり、積層方向端部のチューブエレメント3a及
びほぼ中央のチューブエレメント3bを除いて、それぞ
れのチューブエレメント3は、図3に示されるような形
状をなしており、図4に示す成形プレート6と図5に示
す平プレート7とを接合して構成されている。
【0014】成形プレート6は、アルミニウム製のプレ
ートをプレス加工して形成されているもので、表面には
長手方向に沿って通路形成用凹部8が形成され、また、
両端部にはタンク形成用凹部9が通路形成用凹部8に続
いて形成されている。それぞれの端部に形成されるタン
ク形成用凹部9は、成形プレート6の短手方向(通風方
向)に対をなして形成されており、また、通路形成用凹
部8もこれに対応して、成形プレートのほぼ中央に形成
された突条10によって2つに分けられている。
【0015】それぞれのタンク形成用凹部9は通路形成
用凹部8よりも深く形成されており、このタンク形成用
凹部9には通孔11が形成されている。また、前記突条
10は、一方の端部に形成された2つのタンク形成用凹
部9,9の間から他方の端部に形成された2つのタンク
形成用凹部9,9の間にかけて成形プレート6の周縁に
形成された接合代12に続いて形成されており、通路形
成用凹部8には、熱交換媒体の流れを乱して熱伝達の向
上を図るためにビード19が多数形成されている。この
ビード19は、前記突条10と共に成形プレート6の周
縁の接合代12と同一面上となるよう突出形成されてい
る。
【0016】これに対して、平プレート7は、アルミニ
ウム製のプレートを成形プレート6の外形に合わせて加
工すると共に、前記成形プレート6の通路形成用凹部8
やタンク形成用凹部9を有しない平坦状に形成されてい
るもので、両端部には、前記成形プレート6の通孔11
に対応させて対をなす通孔13が形成されている。
【0017】そして、チューブエレメント3は、このよ
うな平プレート7を通路形成用凹部8とタンク形成用凹
部9とを閉塞するように成形プレート6と周縁を一致さ
せて対面接合させることにより構成されており、成形プ
レート6の通路形成用凹部8とこれに対峙する平プレー
ト7の部分とによって流体通路部14が形成され、成形
プレート6のタンク形成用凹部9とこれに対峙する平プ
レート7の部分とによって流体通路部14と連通するタ
ンク部15が形成されるようになっている。特に、この
例では、平プレート7と成形プレート6とを対面接合さ
せることにより、両端部に形成された対をなすタンク部
15のそれぞれの一方が、対をなす流体通路部14の一
方を介して連通し、両端部に形成された対をなすタンク
部15のそれぞれの他方が、対をなす流体通路部14の
他方を介して連通するようになっている。
【0018】積層方向端部のチューブエレメント3a
は、図4で示す成形プレート6に入口部4と出口部5と
が一方の端部(図中、上側の端部)に形成された図6に
示す平プレート16を接合して構成されており、また、
略中央のチューブエレメント3bは、図4で示す成形プ
レート6と、一方の端部(図中、上側の端部)に通孔が
形成されず、他方の端部(図中、下側の端部)のみに対
をなす通孔13が形成された図7に示す平プレート17
とを組み合わせて構成されている。
【0019】この平プレート17の通孔が形成されてい
ない非連通部分をもってタンク部15の積層方向の連通
を遮断する仕切り部Aが形成されている。この仕切部A
は、平プレート17に通孔を形成しないことによって構
成する代わりに、成形プレート6のタンク形成用凹部9
に通孔を形成しないことによって構成するようにして
も、また、隣り合う一方のチューブエレメントの平プレ
ートと他方のチューブエレメントの成形プレートとの間
に盲板を挟んでタンク部間を連通する通孔を閉塞する構
成としてもよい。
【0020】さらに、入口部4と出口部5とが形成され
ていない積層方向の他方の端部に設けられるチューブエ
レメント3cには、さらにその外側に連通プレート20
がフィン2を介して接合されている。この連通プレート
20には、図8に示されるように、成形プレート6の外
形に合わせた大きさに形成されているもので、一方の端
部(図中、上側の端部)に碗状に膨出した連通部21が
一体に形成されている。この連通部21は、チューブエ
レメント3cの一方の端部(図中、上側の端部)に形成
された対をなす2つのタンク部15を覆うように取り付
けられており、一方のタンク部と他方のタンク部とをチ
ューブエレメントの短手方向で流体的に接続し、対をな
すタンク部の一方から他方にかけて熱交換媒体を移動さ
せることができるようにしている。また、連通プレート
20の他方の端部(図中、下側の端部)は、平坦に形成
され、チューブエレメント3cの他方の端部(図中、下
側の端部)の対をなす2つのタンク部15に接合され、
それぞれのタンク部15の通孔を閉塞するようになって
いる。
【0021】そして、それぞれのチューブエレメント
は、図9にも示されるように、タンク部15の膨出方向
を同じくしてタンク部15同士で突き合わせると共に流
体通路部14間にフィン2を介在させて積層されてい
る。よって、このような構成例においては、上側におい
て通風方向で前後する積層方向(通風方向に対して直
角)に延びる2つのタンク群が形成され、それぞれのタ
ンク群は、積層方向のほぼ中央部分を除いて平プレート
及び成形プレートに形成された通孔11,13を介して
タンク部15が連通されている。また、下側において
も、通風方向で前後する積層方向(通風方向に対して直
角)に延びる2つのタンク群が形成され、それぞれのタ
ンク群は、仕切られることなく平プレート及び成形プレ
ートに形成された通孔11,13を介して全タンク部が
連通されている。
【0022】したがって、入口部4から流入された冷媒
は、図10に示されるように、上側の一方のタンク群の
仕切り部(図中、Aで示す部分)までのタンク部に分散
して入り、これに連通する流体通路部を突条にそって下
降し、下側の一方のタンク群に入る(第1パス)。そし
て、この下側の一方のタンク群を構成する残りのチュー
ブエレメントに向かって積層方向に移動し、そのチュー
ブエレメントの流体通路部を突条に沿って上昇し、上側
の一方のタンク群の残りのタンク部に導かれる(第2パ
ス)。その後、積層端部に形成された連通部21を介し
て上側の他方のタンク群の仕切部までのタンク部に分散
して入り、これに連通する流体通路部を突条にそって下
降し、下側の他方のタンク群に入る(第3パス)。そし
て、この下側の他方のタンク群を構成する残りのチュー
ブエレメントに向かって積層方向に移動し、そのチュー
ブエレメントの流体通路部を突条に沿って上昇し(第4
パス)、上側の他方のタンク群の残りのタンク部に導か
れ、しかる後に出口部5から流出する。このため、熱交
換媒体は、第1パス〜第4パスを構成する流体通路部1
4を流れる過程において、フィン2を介してここを通過
する空気と熱交換されることとなる。
【0023】ところで、前記成形プレート6は、図11
に示されるように、通路形成用凹部8及びタンク形成用
凹部9の内側から外側に向けて芯材22a、犠牲層22
b、ろう材層22cからなる3層構造によって構成さ
れ、これに対して、平プレート7は、成形プレート6に
組み付けられた状態で通路形成用凹部8及びタンク形成
用凹部9の内側と対峙する側からろう材層23a、芯材
23b、犠牲層23c、ろう材層23dからなる4層構
造によって構成されている。また、平プレート16、1
7、連通プレート20にあっても、平プレート7と同様
の多層構造に形成されている。例えば、ろう材層は40
00系のアルミ材によって、芯材は3000系のアルミ
材によって、犠牲層は1000系又は7000系のアル
ミ材によってそれぞれ構成するとよい。また、このよう
な成形プレート6と平プレート7に対しては、フィン2
をろう材が塗布されていないベア材、例えば、1000
系又は3000系のアルミ材によって構成するとよい。
【0024】したがって、成形プレート6と平プレート
7、16、17とを組み付けてチューブエレメント3、
3a、3bを構成し、それぞれのチューブエレメントを
図1に示す順序でフィンを介して積層し、さらに積層端
部にフィン2を介して連通プレート20を取り付けて全
体を治具にて固定し、この状態のまま炉中にてろう付け
するようにすれば、成形プレート6と平プレート7、1
6、17、成形プレート6とフィン2、平プレート7、
16、17とフィン2、成形プレート6と連通プレート
20、フィン2と連通プレート20のそれぞれの接触部
分においてろう付けがなされることとなり、特にチュー
ブエレメント3,3a,3bを構成する成形プレート6
と平プレート7、16、17との芯材の外側には、犠牲
層22b、23cが形成されることから、芯材22a、
23bの外部からの侵食を抑えることができ、耐食性を
向上させることができるようになる。
【0025】また、チューブエレメント3,3a,3
b,3cを、従来のように通路形成用凹部とタンク形成
用凹部とが形成された成形プレートを2枚最中状に合わ
せて対面接合するのではなく、通路形成用凹部8とタン
ク形成用凹部9とが形成された成形プレート6に平プレ
ート7、16、17を接合して構成するようにしたの
で、チューブエレメント自体の巾を薄くすることができ
ると共に、チューブエレメント間の間隔も小さくするこ
とが可能となり、熱交換器の通風端面の大きさが従来と
同じであれば、チューブエレメント3の積層段数を多く
することが可能となり、熱交換性能の向上を図ることが
可能となる。よって、熱交換性能の向上を図ることがで
きる分、チューブエレメント3の通風方向の巾を低減す
ることが可能となり、この例においては、従来と同等以
上の熱交換性能を得るために、前記チューブエレメント
の流体通路部14が形成された部分の厚みを1.7〜
2.7mmの範囲で設定し、チューブエレメントの短手
方向の巾、即ち、通風方向の巾を25〜47mmの範囲
で設定するようにしている。
【0026】さらに、チューブエレメント間の間隔も小
さくすることが可能となることから、フィンの高さを縮
小することにより熱伝達率の向上を図ることができ、こ
のため、フィンピッチを必要以上に小さくしなくても済
むことから、凝縮水がフィン間に溜まってしまうことを
避け、排水性、水はけ性の向上を図ることが可能とな
る。この例では、フィンのピッチを2.5〜4.0mm
の範囲で設定した場合に、フィンの高さを3.0〜6.
8mmの範囲で設定するようにしている。
【0027】ところで、チューブエレメント3,3a,
3b,3cの片側に平プレート7、16、17を用いた
ことにより、流体通路部14の通路面積が減少し、これ
により通路抵抗が大きくなることが心配されるが、各々
のチューブエレメント3の通路抵抗が大きくなったとし
ても、熱交換器の通風端面の大きさが従来と同じであれ
ば、チューブエレメント3の数を増やすことができるの
で、熱交換性能を向上を図りつつ熱交換器全体としての
通路抵抗を最適値に設定することが可能となる。
【0028】また、チューブエレメント3,3a,3
b,3cに平プレート7、16、17を用いたことによ
り、プレス成型時による肉やせを見越して平プレート
7、16、17の板厚を厚くしておく必要がなくなり、
その結果、平プレート自体を薄くすることが可能とな
り、薄くすることができる分、熱交換性能の向上を図る
ことが可能となる。上述した構成例においては、3層構
造の成形プレート6にあっても、4層構造の平プレート
7、16、17にあっても、板厚を0.3〜0.4mm
の範囲で設定するようにしている。
【0029】さらに、平プレート7、16、17を用い
たことにより、チューブエレメントの内側においては、
成形プレートに形成されるビード19や突条10との接
触状態が良好となり、また、チューブエレメントの外側
においても、フィンとの接触状態が良好となり、良好な
熱伝達を確保することができ、この点からも熱交換効率
の向上を図ることができるようになる。また、成形プレ
ート6と平プレート7、16、17とが多少ずれて組み
付けられた場合にあっても、平プレート7、16、17
に対してビード19や突条10との良好な当接状態を確
保することができ、ろう付け性能の向上を図ることがで
きると共に強度を高めることが可能となる。
【0030】尚、前記成形プレート6を、図12に示さ
れるように、通路形成用凹部8及びタンク形成用凹部9
の内側から外側に向けてろう材層24a、芯材24b、
犠牲層24cからなる3層構造によって構成し、前記平
プレート7、16、17及び連通プレート20を、通路
形成用凹部8及びタンク形成用凹部9の内側と対峙する
側から芯材25a、犠牲層25b、ろう材層25cから
なる3層構造によって構成するようにしてもよい。例え
ば、ろう材層を4000系のアルミ材によって、芯材を
3000系のアルミ材によって、犠牲層を1000系又
は7000系のアルミ材によってそれぞれ構成するとよ
い。また、このような成形プレート6と平プレート7に
対しては、フィン2を芯材の両側にろう材層を設けた3
層構造によって構成するとよい。例えば、フィンの芯材
を3000系のアルミ材とし、ろう材を4000系のア
ルミ材によって構成するとよい。
【0031】したがって、成形プレート6、平プレート
7、16、17、及び連通プレート20をこのような組
成によって構成した場合においても、成形プレート6と
平プレート7、16、17とを組み付けてチューブエレ
メント3、3a、3b、3cを構成し、それぞれのチュ
ーブエレメント3、3a、3b、3cを図1に示される
順序でフィン2を介して積層し、さらに積層端部にフィ
ン2を介して連通プレート20を取り付けて全体を治具
にて固定し、この状態のまま炉中にてろう付けするよう
にすれば、成形プレート6と平プレート7、16、1
7、成形プレート6とフィン2、平プレート7、16、
17とフィン2、成形プレート6と連通プレート20、
フィン2と連通プレート20のそれぞれの接触部分にお
いてろう付けがなされることとなり、この場合において
も、チューブエレメント3,3a,3bを構成する成形
プレート6と平プレート7、16、17との芯材の外側
には、犠牲層22b、23cが形成されることから、芯
材22a、23bの外部からの侵食を抑えることがで
き、耐食性を向上させることができるようになる。
【0032】また、各チューブエレメントの熱交換効率
を高めるために、図13に示されるようにチューブエレ
メントを構成する成形プレート3にインナーフィン30
を設けるようにしてもよい。
【0033】尚、上述した構成例においては、熱交換媒
体のタンク部間を移動する回数が4回である4パスの場
合を示したが、仕切り部Aの形成位置を適宜変更するこ
とによって各種パス数を有する積層型熱交換器を構築す
ることが可能となる。
【0034】即ち、上側のタンク群に設けられる仕切部
Aを、図14に示されるように、通風方向で前後する一
方のタンク群と他方のタンク群とで位置をずらして設け
ることで、同じ4パスでも熱交換器の温度分布の調整を
はかり、均一な温度分布を得ることが可能となる。この
場合には、図1に示される積層型熱交換器に対して、中
程の所定の2箇所のチューブエレメントを、図4で示さ
れる成形プレート6に図15に示されるような一方の端
部(図中、上側の端部)で片側にのみ通孔13が形成さ
れている平プレート31を表裏を反転させた状態で組み
付けて構成するとよい。
【0035】また、上側のタンク群に設けられる仕切り
部Aを、図16に示されるように、通風方向で前後する
一方のタンク群にのみ形成し、他方のタンク群には設け
ないようにすることで、3パスの積層型熱交換器を構築
することが可能となる。この場合においては、図1に示
される積層型熱交換器に対して、積層端部のチューブエ
レメント3aに、図17に示されるように、入口部4が
一方の端部(図中、上側の端部)に形成され、出口部5
が他方の端部(図中、下側の端部)に形成された平プレ
ート32を用い、中程のチューブエレメント3bを、図
4で示される成形プレート6に図15に示されるような
一方の端部の片側にのみ通孔13が形成されている平プ
レート31を組み付けて構成するとよい。
【0036】さらに、仕切り部を設けずに、図18に示
されるように、入口部4から流入した熱交換媒体を上側
の一方のタンク群から下側の一方のタンク群へ移行さ
せ、その後、下方に設けられた連通部21を通って下側
の他方のタンク群から上側の他方のタンク群へ移行さ
せ、しかる後に出口部5から流出するような2パスの積
層型熱交換器を構築することも可能となる。この場合に
は、図1に示される積層型熱交換器に対して、中程のチ
ューブエレメント3bも図4で示される成形プレート6
と図5で示される平プレート7とによって構成し、連通
プレート20を上下逆にして取り付ければよい。
【0037】以上においては、主として、流体通路部1
4の両端にタンク部15を形成したチューブエレメント
を積層して積層型熱交換器を形成した構成例を示した
が、特に偶数パスの積層型熱交換器を構築するにあたっ
ては、チューブエレメントの一方の端部にのみ対をなす
タンク部を設け、他方の端部にはタンク部を設けず、流
体通路部によって対をなすタンク部を連通するような構
成とし、このような片側にのみタンク部を有するチュー
ブエレメントを積層して積層型熱交換器を形成するよう
にしてもよい。
【0038】例えば、図18に示す2パスに相当する積
層型熱交換器を構築する場合であれば、入口部4及び出
口部5が形成された積層端部に設けられるチューブエレ
メントを除いて、図19に示される成形プレート35と
図20に示される平プレート36とによってチューブエ
レメントを構成すればよい。
【0039】ここで用いられる成形プレート35におい
てもアルミニウム製のプレートをプレス加工して形成さ
れるもので、一方の端部(図中、上側の端部)には椀状
の対をなす2つのタンク形成用凹部9が形成されている
と共に、2つのタンク形成用凹部9の間から成形プレー
ト35の他端近傍にかけて延びる突条10によって、そ
れぞれのタンク形成用凹部9に続いて長手方向に沿って
延びるU字状の通路形成用凹部8’が形成されている。
また、成形プレート6の他方の端部(図中、上側の端
部)には、ろう付前の組付時において、フィン2の脱落
を防止するための突片36が設けられている。
【0040】この例においても、それぞれのタンク形成
用凹部9は通路形成用凹部8’よりも深く形成されてお
り、このタンク形成用凹部9には通孔11が形成されて
いる。また、前記突条10は、成形プレート6の周縁に
形成された接合代12に続いて形成され、通路形成用凹
部8には、熱交換媒体の流れを乱して熱伝達の向上を図
るためにビード19が多数形成されている。このビード
19は、前記突条10と共に成形プレート6の周縁の接
合代12と同一面上となるよう突出形成されている。
【0041】これに対して、平プレート36は、アルミ
ニウム製のプレートを成形プレートの外形に合わせて加
工すると共に、前記成形プレート35の通路形成用凹部
8’やタンク形成用凹部9を有しない平坦状に形成され
ているもので、一方の端部(図中、上側の端部)には、
前記成形プレート35の通孔11に対応させて対をなす
通孔13が形成されている。
【0042】したがって、このようなチューブエレメン
トにあっては、成形プレート35のタンク形成用凹部9
とこれに対峙する平プレート36の部分とによって対を
なすタンク部が形成され、成形プレート35の通路形成
用凹部8’とこれに対峙する平プレート36の部分とに
よってタンク部間を連通するU字状の流体通路部が形成
されることとなる。
【0043】また、入口部4及び出口部5が形成された
積層端部に設けられるチューブエレメントにあっては、
図19で示される成形プレート35に図6で示す入口部
4と出口部5とが形成された平プレート16を接合して
構成すればよく、また、入口部4と出口部5とが形成さ
れていない積層方向の他方の端部に設けられるチューブ
エレメント3cにあっては、さらにその外側に、図21
に示されるような通孔を有しない平プレート37を最も
外側のチューブエレメント3cのタンク部15と突片3
6に当接させてタンク部15に形成された通孔11を閉
塞するように接合すればよい。
【0044】尚、上述においては、特定のパス数の積層
型熱交換器について説明したが、出入口の位置や仕切り
部の位置、パス数などの変更に伴い、成形プレートや平
プレートの形状、入口部4や出口部5の位置、通孔13
の数や形成位置などを適宜変更して用いればよいことは
言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、この発明に係る積層
型熱交換器によれば、通路形成用凹部とこれに続く通路
形成用凹部よりも深いタンク形成用凹部とが一体に形成
された成形プレートと平坦状に形成された平プレートと
を対面接合して構成し、成形プレートの通路形成用凹部
とこれに対峙する平プレートの部分とによって流体通路
部を形成し、成形プレートのタンク形成用凹部とこれに
対峙する平プレートの部分とによって流体通路部と連通
するタンク部を形成するようにしたチューブエレメント
を、フィンを介して多数段に積層し、隣り合うチューブ
エレメントをタンク部同士で突き合わせると共に、突き
合わせたタンク部同士の全部又は一部を通孔を介して連
通するようにしたので、チューブエレメントの薄肉化を
図ることができると共に、隣り合うチューブエレメント
の間隔を狭めることができ、熱交換器の通風端面の大き
さが従来と同じであれば、チューブエレメントの積層段
数を多くすることができ、このため、熱交換性能の向上
を図ることが可能となる。また、熱交換性能の向上を図
ることができる分、チューブエレメントの通風方向の巾
を低減することが可能となる。
【0046】また、チューブエレメントの積層段数を多
くすることができることから、熱交換性能を維持しつつ
熱交換媒体の通路抵抗を最適値に設定することが可能と
なり、フィンピッチを小さくしなくてもフィンの高さを
従来よりも小さくすることができることから、熱伝達率
の向上を図ることが可能となると共に、良好な排水性、
水はけ性を維持することが可能となる。
【0047】特に、成形プレートを通路形成用凹部及び
タンク形成用凹部の内側から外側に向けて芯材、犠牲
層、及びろう材層からなる3層構造によって構成し、平
プレートを通路形成用凹部及びタンク形成用凹部の内側
と対峙する側からろう材層、芯材、犠牲層、及びろう材
層からなる4層構造によって構成したり、成形プレート
を芯材の両側にろう材層を設けた3層構造によって構成
し、平プレートを通路形成用凹部及びタンク形成用凹部
の内側と対峙する側から芯材、犠牲層、及びろう材層か
らなる3層構造によって構成すれば、良好なろう付けを
確保しつつチューブエレメントの耐食性を高めることが
でき、また、平プレートに犠牲層を有した3層又は4層
の材料を使用し、板厚を薄くした場合でも、プレス等に
よる肉やせの心配はなく、耐食性の向上を図ることが可
能となる。
【0048】また、チューブエレメントの片側に平プレ
ートを用いるようにしたことから、成形プレートとの良
好なろう付け状態、組み付け状態を確保することができ
ると共に、フィンとの接触状態もよくなり、熱交換性能
の向上をこの点からも図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る積層型熱交換器の外形を
示す正面図である。
【図2】図2は、図1に示す積層型熱交換器の平面図で
ある。
【図3】図3は、図1の積層型熱交換器に用いられるチ
ューブエレメントの拡大図であり、熱交換器の正面から
見た図を中心にして、その両側の積層面を併記した図で
ある。
【図4】図4は、チューブエレメントに用いられる成形
プレートを示し、図4(a)は、その正面図、図4
(b)は、その側面図である。
【図5】図5は、通常のチューブエレメントに用いられ
る平プレートを示し、図5(a)は、その正面図、図5
(b)は、その側面図である。
【図6】図6は、入口部と出口部が設けられたチューブ
エレメントに用いられる平プレートを示し、図6(a)
は、その正面図、図6(b)は、その側面図である。
【図7】図7は、仕切り部Aが設けられたチューブエレ
メントに用いられる平プレートを示し、図7(a)は、
その正面図、図7(b)は、その側面図である。
【図8】図8は、連通プレートを示し、図8(a)は、
その正面図、図7(b)は、その側面図である。
【図9】図9は、積層されたチューブエレメントのタン
ク部付近を示す拡大図であり、図9(a)はその側面
図、図9(b)は、図9(a)のI−I線で切断した断
面図である。
【図10】図10は、4パスの積層型熱交換器の冷媒の
流れを説明する図であり、図10(a)はその斜視図、
図10(b)はその平面図である。
【図11】図11は、チューブエレメントの成形プレー
トと平プレートとの組成例を説明するタンク部付近の拡
大図である。
【図12】図12は、チューブエレメントの成形プレー
トと平プレートとの他の組成例を説明するタンク部付近
の拡大図である。
【図13】図13は、チューブエレメントに用いられる
成形プレートの他の構成例を示し、図13(a)はその
正面図、図13(b)はその側面図である。
【図14】図14は、仕切り部Aをずらして形成した4
パスの積層型熱交換器の冷媒の流れを説明する図であ
り、図14(a)はその斜視図、図14(b)はその平
面図である。
【図15】図15は、図14で示す積層型熱交換器の仕
切り部に用いられる平プレートを示し、図15(a)は
その正面図、図15(b)はその側面図である。
【図16】図16は、3パスの積層型熱交換器の冷媒の
流れを説明する図であり、図16(a)はその斜視図、
図16(b)はその平面図である。
【図17】図17は、図16で示す積層型熱交換器の入
口部及び出口部が設けられた平プレートを示し、図17
(a)はその正面図、図17(b)はその側面図であ
る。
【図18】図18は、2パスの積層型熱交換器の冷媒の
流れを説明する図であり、図18(a)はその斜視図、
図18(b)はその平面図である。
【図19】図19は、チューブエレメントに用いられる
成形プレートの他の構成を示し、図19(a)は、その
正面図、図19(b)は、その側面図である。
【図20】図20は、図19に示す成形プレートに接合
される通常の平プレートを示し、図20(a)は、その
正面図、図20(b)は、その側面図である。
【図21】図21は、積層型熱交換器の端部に設けられ
る平プレートを示し、図21(a)は、その正面図、図
21(b)は、その側面図である。
【符号の説明】
1 積層型熱交換器 2 フィン 3,3a,3b,3c チューブエレメント 4 入口部 5 出口部 6 成形プレート 7、16、17、31、32、36 平プレート 8 通路形成用凹部 9 タンク形成用凹部 11、13 通孔 14 流体通路部 15 タンク部 21 連通部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通路形成用凹部とこれに続く前記通路形
    成用凹部よりも深いタンク形成用凹部とが一体に形成さ
    れた成形プレートと平坦状に形成された平プレートとを
    対面接合することにより構成され、前記成形プレートの
    前記通路形成用凹部とこれに対峙する前記平プレートの
    部分とによって流体通路部を形成し、前記成形プレート
    の前記タンク形成用凹部とこれに対峙する前記平プレー
    トの部分とによって前記流体通路部と連通するタンク部
    を形成するようにしたチューブエレメントを備え、この
    チューブエレメントと、コルゲート状に形成されたフィ
    ンとを交互に多数段に積層すると共に、隣り合う前記チ
    ューブエレメントを前記タンク部同士で突き合わせ、突
    き合わされた前記タンク部同士の全部又は一部を通孔を
    介して連通するようにしたことを特徴とする積層型熱交
    換器。
  2. 【請求項2】 前記成形プレートを前記通路形成用凹部
    及び前記タンク形成用凹部の内側から外側に向けて芯
    材、犠牲層、及びろう材層からなる3層構造によって構
    成し、前記平プレートを前記通路形成用凹部及び前記タ
    ンク形成用凹部の内側と対峙する側からろう材層、芯
    材、犠牲層、及びろう材層からなる4層構造によって構
    成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の積層
    型熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記成形プレートを芯材の両側にろう材
    層を設けた3層構造によって構成し、前記平プレートを
    前記通路形成用凹部及び前記タンク形成用凹部の内側と
    対峙する側から芯材、犠牲層、及びろう材層からなる3
    層構造によって構成するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の積層型熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記通路形成用凹部は、前記成形プレー
    トの長手方向に沿って形成され、前記タンク形成用凹部
    は、前記成形プレートの長手方向の両端部に形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の積層型熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記通路形成用凹部は、前記成形プレー
    トの長手方向に沿って形成され、前記タンク形成用凹部
    は、前記成形プレートの長手方向の一方の端部にのみ形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の積層型熱
    交換器。
  6. 【請求項6】 熱交換媒体が流入する入口部と流出する
    出口部とを積層された最も外側のチューブエレメントに
    設けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の積層
    型熱交換器。
  7. 【請求項7】 前記タンク形成用凹部を前記成型プレー
    トの短手方向に対をなして形成することで、前記タンク
    部を前記チューブエレメントの短手方向に対をなして形
    成したことを特徴とする請求項4又は5記載の積層型熱
    交換器。
  8. 【請求項8】 積層端部において、前記対をなすタンク
    部の一方から他方にかけて熱交換媒体を移動させるよう
    にしたことを特徴とする請求項7記載の積層型熱交換
    器。
  9. 【請求項9】 前記チューブエレメントの短手方向の巾
    を25〜47mmの範囲で設定したことを特徴とする請
    求項1記載の積層型熱交換器。
  10. 【請求項10】 前記フィンのピッチを2.5〜4.0
    mmの範囲で設定し、且つ、前記フィンの高さを3.0
    〜6.8mmの範囲で設定したことを特徴とする請求項
    1記載の積層型熱交換器。
  11. 【請求項11】 前記チューブエレメントの前記流体通
    路部が形成された部分の厚みを1.7〜2.7mmの範
    囲で設定したことを特徴とする請求項1記載の積層型熱
    交換器。
  12. 【請求項12】 前記チューブエレメントの内部にイン
    ナーフィンを設けたことを特徴とする請求項1記載の積
    層型熱交換器。
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