JP2002115974A - 熱処理炉用黒鉛製ハースローラ - Google Patents

熱処理炉用黒鉛製ハースローラ

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JP2002115974A
JP2002115974A JP2000310451A JP2000310451A JP2002115974A JP 2002115974 A JP2002115974 A JP 2002115974A JP 2000310451 A JP2000310451 A JP 2000310451A JP 2000310451 A JP2000310451 A JP 2000310451A JP 2002115974 A JP2002115974 A JP 2002115974A
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spherical
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 応力集中による破損を防止するとともに、黒
鉛製ローラ本体の熱膨張による伸長を吸収することがで
きる熱処理炉用黒鉛製ハースローラを提供する。 【解決手段】 黒鉛製ローラ本体1の両端部に金属製シ
ャフト5,8を連結した熱処理炉用黒鉛製ハースローラ
Aにおいて、前記黒鉛製ローラ本体の両端部の外周面に
球状軸受3を固定するとともに、駆動側金属製シャフト
の先端部に設けた開口部6内周に球状凹部7を設け、こ
の球面凹部に前記黒鉛製ローラ本体に設けた球状軸受の
一方を収容固定し、従動側金属製シャフト8の先端部に
設けた開口部9内周に球面凹部10を軸方向に縦長形状
に設け、この縦長球面凹部に前記黒鉛製ローラ本体に設
けた他方の球面軸受を軸方向に所定距離摺動自在に収容
して連結した熱処理炉用黒鉛製ハースローラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱処理炉用黒鉛製ハ
ースローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱処理炉用黒鉛製ハースローラと
しては、たとえば、黒鉛製ローラ本体の両端部に金属製
シャフトを連結したものがある。この熱処理炉用黒鉛製
ハースローラは、高温に晒される黒鉛製ローラ本体と、
低温部に位置する金属製シャフトとの熱膨張率等の差異
により連結部で破損することがあった。
【0003】そのため、特許第2860998号公報に
て、黒鉛製ローラ本体の両端を耐熱性のブッシュを介し
て金属製シャフトに嵌着一体化した熱処理炉用黒鉛製ハ
ースローラが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記熱
処理炉用黒鉛製ハースローラにおいても、黒鉛製ローラ
本体は、その軸方向で金属製シャフトに嵌着して一体化
されているため、処理材の炉内搬送時に黒鉛製ローラ本
体自体に荷重を受け、その応力集中により黒鉛製ローラ
本体と金属製シャフトとの結合部で破損が生じ易いとい
う課題を有する。また、黒鉛製ローラ本体は炉内におい
て炉内の高温雰囲気に晒されているため、熱放散が大き
いという課題を有する。
【0005】したがって、本発明は前記黒鉛製ローラ本
体にかかる荷重が金属製シャフトとの接続部に応力が集
中することを軽減して前記接続部での破損を防止するこ
とのできる熱処理炉用黒鉛製ハースローラを提供するこ
とを第一の目的とし、さらに、黒鉛製ローラ本体から炉
外への熱放散を少なくして省エネルギーを図ることので
きる熱処理炉用黒鉛製ハースローラを提供することを第
2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、黒鉛製ローラ本体の両端部に金属製シャフ
トを連結した熱処理炉用黒鉛製ハースローラにおいて、
前記黒鉛製ローラ本体の両端部の外周面に球状軸受を固
定するとともに、駆動側金属製シャフトの先端部に設け
た開口部内周に球状凹部を設け、この球面凹部に前記黒
鉛製ローラ本体に設けた球状軸受の一方を収容固定し、
従動側金属製シャフトの先端部に設けた開口部内周に球
面凹部を軸方向に縦長形状に設け、この縦長球面凹部に
前記黒鉛製ローラ本体に設けた他方の球面軸受を軸方向
に所定距離摺動自在に収容して連結した。
【0007】また、前記球面軸受が炉壁貫通口部内に位
置するとともに、少なくとも炉壁貫通口部内に位置する
黒鉛製ローラ本体の外周に断熱材を装着してもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて図にしたがって説明する。本発明にかかる黒鉛製ハ
ースローラAは、黒鉛製ローラ本体1と、この黒鉛製ロ
ーラ本体1の一方端に連結された駆動側金属製シャフト
5と、他方端に連結された従動側金属製シャフト8とか
らなり、前記黒鉛製ハースローラAは前記両金属製シャ
フト5,8との連結部を熱処理炉Tの炉壁13に設けた
炉壁貫通口部14内に位置させるとともに、両金属製シ
ャフト5,8の炉外端部を軸受装置15,15で支持
し、駆動側金属製シャフト5に設けたスプロケット16
を図示しないチェーンにより回転することにより処理材
Wを炉内搬送する。
【0009】そして、前記黒鉛製ローラ本体1の両端部
2は、図2(B)に示すように、断面小判状となってお
り、この部分に球状軸受3が嵌合され、止めネジ4によ
り固定されている。
【0010】また、前記駆動側金属製シャフト5の先端
部には、前記黒鉛製ローラ本体1の端径よりも大径の円
形開口部6が設けられており、この円形開口部6の内周
には前記球状軸受3が嵌合される球面凹部7を備えてい
る。
【0011】一方、前記従動側金属製シャフト8の先端
部にも前記同様の円形開口部9が設けられており、この
円形開口部9の内周には前記球状軸受3が嵌合される両
端が球面をなす軸方向に縦長の縦長球面凹部10が形成
されている(図3参照)。
【0012】したがって、前記球状軸受3を取り付けた
黒鉛製ローラ本体1の一方端に前記駆動側金属製シャフ
ト5の円形開口部6を挿入し、球状軸受3を球状凹部7
に嵌合させたのち止めネジ11により固定し、黒鉛製ロ
ーラ本体1と駆動側金属製シャフト5とを球面接触させ
て一体化する。
【0013】また、黒鉛製ローラ本体1の他方端に従動
側金属製シャフト8の円形開口部9を挿入し、球状軸受
3を縦長球状凹部10に嵌合させることにより、黒鉛製
ローラ本体1と従動側金属製シャフト8とを所定距離摺
動自在に一体化する。
【0014】前記のようにして構成した黒鉛製ハースロ
ーラAにおいて、黒鉛製ローラ本体1と金属製シャフト
5,8との熱膨張差は、駆動側金属製シャフト5を固定
端として従動側金属製シャフト8の縦長球面凹部10で
吸収されることになる。。
【0015】また、処理材Wの荷量により金属製シャフ
ト5,8が若干撓んでも、駆動側、従動側金属製シャフ
ト5,8と黒鉛状ローラ本体1とは黒鉛製ローラ本体1
の径より大径の球状軸受3の外周面で支持され、かつ、
黒鉛製ローラ本体1と円形開口部9との間には隙間αが
あるため、球状軸受3で撓みを吸収される。さらに、処
理材Wの荷重は駆動側金属製シャフト5においてはその
球状軸受3の球面で、従動側金属製シャフト8において
は大径の球状軸受3の外周面で受けることにより、応力
は分散されることになる。
【0016】なお、前記黒鉛製ローラ本体1の炉壁内面
に近い部分(図では処理材Wの搬送部分を区画する鍔部
1a)と前記駆動側および従動側金属製シャフト5,8
の先端部との外周には断熱材(カオウール)からなるス
リーブ12aが設けられ、黒鉛製ローラ本体1から炉外
への放熱を軽減している。この場合、炉壁13に設けた
貫通口部14内面にも断熱材からなるスリーブ12bを
設けるのが好ましい。
【0017】また、炉壁13と前記軸受装置12間の駆
動側、従動側金属製シャフト5,8の外周にはN2ガス
供給口18を備えた水冷ジャケット17が設けられ、炉
内雰囲気の炉外流出と駆動側、従動側金属製シャフト
5,8の冷却を図っている。
【0018】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の本発明によれば、黒鉛製ローラ本体の両端は駆
動側および従動側金属製シャフトに球面あるいは球状軸
受の外周面で支持されるため、両接続部での応力集中が
軽減され破損しにくい。また、黒鉛製ローラ本体が熱膨
張しても球状軸受が従動側金属製シャフトに設けた縦長
球面凹部内を移動してその伸長を吸収し、さらに、金属
シャフトが若干撓んでも一方の球状軸受は従動側金属製
シャフトに設けた縦長球面凹部で回転することにより吸
収でき、いずれにしても黒鉛製ハースローラは破損しに
くい。
【0019】請求項2の発明によれば、黒鉛製ハースロ
ーラ本体の炉壁側外周に断熱材を設けているので、この
部分からの熱放散を減少し、省エネルギーを図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる熱処理炉用黒鉛製ハースロー
ラの断面図。
【図2】 (A)は図1の駆動側金属製シャフトとの接
続部分の拡大断面図。(B)は(A)のII−II線断面
図。
【図3】 (A)は図1の従動側金属製シャフトとの接
続部分の拡大断面図。(B)は(A)のIII−III線断面
図。
【符号の説明】
1〜黒鉛製ローラ本体、2〜端部、3〜球状軸受、4,
11〜止めネジ、5〜駆動側金属製シャフト、6,9〜
円形開口部、7〜球状凹部、8〜従動側金属製シャフ
ト、10〜縦長球面凹部、12a〜断熱材(スリー
ブ)、13〜炉壁、14〜炉壁貫通口部、15〜軸受装
置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黒鉛製ローラ本体の両端部に金属製シャ
    フトを連結した熱処理炉用黒鉛製ハースローラにおい
    て、前記黒鉛製ローラ本体の両端部の外周面に球状軸受
    を固定するとともに、駆動側金属製シャフトの先端部に
    設けた開口部内周に球状凹部を設け、この球面凹部に前
    記黒鉛製ローラ本体に設けた球状軸受の一方を収容固定
    し、従動側金属製シャフトの先端部に設けた開口部内周
    に球面凹部を軸方向に縦長形状に設け、この縦長球面凹
    部に前記黒鉛製ローラ本体に設けた他方の球面軸受を軸
    方向に所定距離摺動自在に収容して連結したことを特徴
    とする熱処理炉用黒鉛製ハースローラ。
  2. 【請求項2】 前記球面軸受が炉壁貫通口部内に位置す
    るとともに、少なくとも炉壁貫通口部内に位置する黒鉛
    製ローラ本体の外周に断熱材を装着したことを特徴とす
    る前記請求項1に記載の熱処理炉用黒鉛製ハースロー
    ラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012136732A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Jfe Steel Corp 連続焼鈍炉
JP2017032219A (ja) * 2015-08-03 2017-02-09 住友電工焼結合金株式会社 ローラーハース炉およびローラーハース炉による熱処理品の製造方法
KR101877009B1 (ko) * 2016-12-08 2018-07-10 주식회사 포스코 허스롤
CN108759463A (zh) * 2018-08-28 2018-11-06 方大特钢科技股份有限公司 轧钢加热炉悬臂辊辊套

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