JP2000146449A - ローラハースキルンのローラ駆動装置 - Google Patents

ローラハースキルンのローラ駆動装置

Info

Publication number
JP2000146449A
JP2000146449A JP10326789A JP32678998A JP2000146449A JP 2000146449 A JP2000146449 A JP 2000146449A JP 10326789 A JP10326789 A JP 10326789A JP 32678998 A JP32678998 A JP 32678998A JP 2000146449 A JP2000146449 A JP 2000146449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
clutch mechanism
hearth kiln
coupler
drive shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10326789A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Yamaguchi
実 山口
Koji Yamada
浩治 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP10326789A priority Critical patent/JP2000146449A/ja
Publication of JP2000146449A publication Critical patent/JP2000146449A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動機構を炉体の片側に設けるだけでよく、
ローラの芯合わせが容易であり、ローラに無理な外力が
加わった際にも折損を防止できるローラハースキルンの
ローラ駆動装置を提供する。 【解決手段】 ローラ2を両端部のコロ4により回転自
在に支持し、ローラ2の一端と炉体の片側に設けられた
駆動軸5との間をクラッチ機構6を介して接続した。ク
ラッチ機構6は駆動軸5により回転されるホルダー10
と、スプリング14によりホルダー10に圧接するカッ
プラー13と、カップラー13の回転を金属製円筒体1
5に伝えるシャフト16とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローラハースキル
ンのローラ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ローラハースキルンのローラ駆動装置と
しては、実公平1−34076号公報に示されるよう
に、ローラの両端を押しばね機構により押圧しながら保
持し、駆動軸の回転を摩擦力によりローラに伝えて回転
させるようにしたものが知られている。この駆動装置は
ローラに無理な外力が加わった際には押しばね機構とロ
ーラの端面との間でクラッチのように滑りが生じ、ロー
ラの折損を防止できる利点がある。
【0003】しかしこのような従来のローラ駆動装置
は、炉体の両側に押しばね機構を備えた駆動機構を設け
ねばならないために設備費が高価になること、ローラの
芯と両側の押しばね機構の芯とを正確に合わせる工事が
容易ではないこと、高温に晒されるローラに常に圧縮力
が作用しているために膨張や収縮による曲がりが生じ、
ローラが貫通している炉壁の孔と接触するおそれがある
こと等の問題があった。更に経年変化によりローラが膨
張、収縮しても、ローラの端部の状況が観察しにくいと
いう問題もあった。
【0004】また、特開平9−26264号公報に示さ
れるように、ローラを両端部のコロにより回転自在に支
持しておき、片側に設けた駆動軸からユニバーサルジョ
イントを介してローラを回転させるようにしたものも知
られている。この方式は上記の押しばね方式の欠点を解
決したものではあるが、ローラに無理な外力が加わった
際にも駆動軸が強制的にローラを回転させようとするた
め、ローラを折損させてしまう欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
のローラ駆動装置の持つ欠点を解決し、駆動機構を炉体
の片側に設けるだけでよく、ローラの芯合わせが容易で
あり、ローラの膨張や収縮による曲がりが少なく、しか
もローラに無理な外力が加わった際にもローラの折損を
防止できるローラハースキルンのローラ駆動装置を提供
するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、ローラハースキルンの炉体を貫
通するローラを両端部のコロにより回転自在に支持する
とともに、ローラの一端と炉体の片側に設けられた駆動
軸との間を、クラッチ機構を介して接続したことを特徴
とするものである。なおローラの一端に金属製円筒体を
固着し、この金属製円筒体にクラッチ機構を接続するこ
とが好ましい。またクラッチ機構が、駆動軸により回転
されるホルダーと、スプリングによりホルダーと圧接す
るカップラーと、カップラーの回転を金属製円筒体に伝
えるシャフトとを備えたものであることが好ましく、こ
のシャフトに、ユニバーサルジョイントとしての機能を
持たせることが好ましい。
【0007】本発明のローラ駆動装置においては、ロー
ラは炉体の両端部のコロにより回転自在に支持されてお
り、その一端が駆動軸によりクラッチ機構を介して駆動
されるので、駆動機構を炉体の片側に設けるだけでよ
く、ローラと駆動軸との芯合わせも片側だけで行えばよ
いので容易である。またローラに無理な外力が加わった
際にはクラッチ機構が滑ることにより、ローラの折損を
防止することができる。更にローラの自由端は外部に露
出しているため、経年変化によりローラが膨張、収縮し
た場合にもローラの端部の状況が容易に観察できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ、本発明
の好ましい実施の形態を示す。図1において、1はロー
ラハースキルンの両側の炉壁、2はこれらの炉壁1の孔
3を水平に貫通するローラである。ローラ2は耐熱性と
強度に優れたセラミックパイプ等からなるものであり、
その両端部を炉壁1の外側に設置されたコロ4により回
転自在に支持されている。駆動軸5は炉壁1の片側にの
み設けられており、後記するクラッチ機構6を介してロ
ーラ2を駆動している。
【0009】図2はクラッチ機構6を含む駆動装置の要
部を拡大した断面図である。図示のように、駆動軸5は
軸受7に支持されており、図2における左端部のスプロ
ケット8を走行する駆動用チェーン9にかみ合わせるこ
とによって、常に設定された一定速度で回転されるもの
である。駆動軸5の右側の先端部にはクラッチ機構6の
一部であるホルダー10がピン11により固定されてい
る。
【0010】このホルダー10は円筒体の両端に大径部
12を備えたものであり、図2の右端部にクラッチ機構
6の一部であるカップラー13が嵌まっている。ホルダ
ー10の外側にはスプリング14が設けられており、カ
ップラー13の左側の外壁面をホルダー10の大径部1
2であるストッパに向かって一定の力で押圧している。
このため、ホルダー10の回転はスプリング14により
与えられる摩擦力によりカップラー13に伝達されるこ
ととなる。
【0011】一方、この実施形態ではローラ2の一端に
金属製円筒体15を外側から被せた状態で固定してあ
る。このようにローラ2の外側から金属製円筒体15を
被せるのは、外周面の方が正確な寸法精度に加工し易い
からである。そしてこの金属製円筒体15とクラッチ機
構6のカップラー13との間は、シャフト16により連
結されているのであるが、この部分にはユニバーサルジ
ョイントとしての機能を持たせてある。
【0012】すなわち、図2に示すようにシャフト16
と金属製円筒体15との間はピン18により連結されて
おり、またシャフト16とカップラー13との間は他の
ピン17により連結されているのであるが、これらのピ
ン17、18は互いに直交するように設けられている。
従ってシャフト16は回転力のみを伝達するユニバーサ
ルジョイントとして作用し、ローラ2及び金属製円筒体
15の芯と、カップラー13との芯が多少ずれていても
支障なく回転の伝達が可能である。このため、従来のよ
うにローラ2を両側から押しばね機構により押圧する方
式のような厳密な芯合わせは不要となる。
【0013】このように構成された本発明のローラ駆動
装置は、両端部をコロ4により回転自在に支持されたロ
ーラ2を、その一端の駆動軸5によりクラッチ機構6を
介して駆動させるものである。具体的には、駆動軸5の
回転がホルダー10に伝達され、スプリング14により
与えられる摩擦力により更にカップラー13に伝達さ
れ、シャフト16を介して金属製円筒体15に伝達され
てローラ2を回転させる。
【0014】このため、ローラ2の片側のみに駆動軸5
を設置すればよく、ローラ2の反対側は単にコロ4の上
に載せておくだけでよいので、設備費用が安価となる。
またローラ2は駆動軸5側のみを芯出しすればよく、反
対側はフリーであるうえ、実施形態のようにユニバーサ
ルジョイントを用いれば、駆動軸5側の芯出しもラフで
よい。また、ローラ2は軸線方向には全く外力を受けな
いフリーな状態にあるため、経年変化による膨張・収縮
等は従動側の自由端で吸収することができる。しかもロ
ーラ2に無理な外力が加わった際には、クラッチ機構を
構成するホルダー10とカップラー13との間が滑るた
め、ローラ2の折損を防止することができる。更にロー
ラ2への動力伝達部な全て炉外にあるため、メンテナン
スが容易な利点もある。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のローラ
ハースキルンのローラ駆動装置は、駆動機構を炉体の片
側に設けるだけでよいために設備費用が安価であり、従
来に比較してローラの芯合わせが容易であり、ローラが
フリーな状態で支持されているために膨張や収縮による
曲がりが少なく、しかもローラに無理な外力が加わった
際にもクラッチ機構によりローラの折損を防止できる等
の多くの利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す断面図である。
【図2】要部を拡大した断面図である。
【符号の説明】
1 ローラハースキルンの炉壁、2 ローラ、3 炉壁
の孔、4 コロ、5駆動軸、6 クラッチ機構、7 軸
受、8 スプロケット、9 駆動用チェーン、10 ホ
ルダー、11 ピン、12 大径部、13 カップラ
ー、14 スプリング、15 金属製円筒体、16 シ
ャフト、17 ピン、18 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J056 AA38 AA43 AA49 AA57 AA62 BB02 BB44 BE07 CA04 CA05 CB04 CB21 DA04 GA06 GA26 4K034 AA16 EA12 EB41 4K050 AA01 CA07 CG07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラハースキルンの炉体を貫通するロ
    ーラを両端部のコロにより回転自在に支持するととも
    に、ローラの一端と炉体の片側に設けられた駆動軸との
    間を、クラッチ機構を介して接続したことを特徴とする
    ローラハースキルンのローラ駆動装置。
  2. 【請求項2】 ローラの一端に金属製円筒体を固着し、
    この金属製円筒体にクラッチ機構を接続した請求項1に
    記載のローラハースキルンのローラ駆動装置。
  3. 【請求項3】 クラッチ機構が、駆動軸により回転され
    るホルダーと、スプリングによりホルダーと圧接するカ
    ップラーと、カップラーの回転を金属製円筒体に伝える
    シャフトとを備えたものである請求項1又は2に記載の
    ローラハースキルンのローラ駆動装置。
  4. 【請求項4】シャフトに、ユニバーサルジョイントとし
    ての機能を持たせた請求項3に記載のローラハースキル
    ンのローラ駆動装置。
JP10326789A 1998-11-17 1998-11-17 ローラハースキルンのローラ駆動装置 Pending JP2000146449A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10326789A JP2000146449A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 ローラハースキルンのローラ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10326789A JP2000146449A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 ローラハースキルンのローラ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000146449A true JP2000146449A (ja) 2000-05-26

Family

ID=18191734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10326789A Pending JP2000146449A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 ローラハースキルンのローラ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000146449A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7413436B2 (en) 2005-04-20 2008-08-19 Rollmod Hochtemperatur-Transportsysteme Gmbh Driving apparatus for rollers of roller hearth furnaces and roller hearth furnace
CN100516745C (zh) * 2004-05-21 2009-07-22 萨克米窑炉股份有限公司 用于探测隧道窑内的辊断裂的系统
JP2009210252A (ja) * 2008-02-04 2009-09-17 Ngk Insulators Ltd 平板状部材の熱処理炉
KR102043797B1 (ko) * 2018-09-28 2019-11-12 주식회사 포스코 수평 소둔로 및 허스롤 교환 방법
CN111361966A (zh) * 2019-12-27 2020-07-03 合肥恒力装备有限公司 一种辊道式传动纠偏方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100516745C (zh) * 2004-05-21 2009-07-22 萨克米窑炉股份有限公司 用于探测隧道窑内的辊断裂的系统
US7413436B2 (en) 2005-04-20 2008-08-19 Rollmod Hochtemperatur-Transportsysteme Gmbh Driving apparatus for rollers of roller hearth furnaces and roller hearth furnace
JP2009210252A (ja) * 2008-02-04 2009-09-17 Ngk Insulators Ltd 平板状部材の熱処理炉
KR102043797B1 (ko) * 2018-09-28 2019-11-12 주식회사 포스코 수평 소둔로 및 허스롤 교환 방법
CN111361966A (zh) * 2019-12-27 2020-07-03 合肥恒力装备有限公司 一种辊道式传动纠偏方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61286613A (ja) 滑動等速回転継手
ATE325292T1 (de) Antriebseinrichtung mit montageanordnung für rotierende achse
JP2000146449A (ja) ローラハースキルンのローラ駆動装置
GB0201628D0 (en) Improvements relating to continuously variable transmissions
EP0287037A2 (en) Planetary gear apparatus
JP2007078134A (ja) 駆動力配分装置
KR920701031A (ko) 휴대용 윈치
AU2008231824B2 (en) Lifting gear
JP3690637B2 (ja) セラミックローラーの駆動構造
US6568063B1 (en) Concentric drive method and apparatus
US5201270A (en) Distributor roller for printing press
DE59504208D1 (de) Antriebseinrichtung mit einer Fliehkraftkupplung
RU3797U1 (ru) Муфта роликовая необратимая
US6016597A (en) Apparatus and method for retaining bearing cups on a universal joint during lubrication
JPH1144487A (ja) ローラハースキルンの駆動部
JP3556739B2 (ja) ローラハースキルンの駆動連結装置
JPH08295948A (ja) スリーブ付きハースロール
KR910003283A (ko) 브레이크 액튜에이터
JP2728542B2 (ja) 同時2軸延伸装置のリンク過負荷検出装置
JPH0528475Y2 (ja)
JPH0545864Y2 (ja)
JP2004293631A (ja) スライドスプライン装置
BR0105716A (pt) Aparelho e sistema para isolar vibrações torcionais em uma linha motriz veicular
SU1186859A1 (ru) Муфта
JPH10115325A (ja) トランスミッションアセンブリ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080523