JP2581993Y2 - 加熱炉におけるスキッドパイプ支持部の断熱ライニング構造 - Google Patents
加熱炉におけるスキッドパイプ支持部の断熱ライニング構造Info
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- JP2581993Y2 JP2581993Y2 JP1993018742U JP1874293U JP2581993Y2 JP 2581993 Y2 JP2581993 Y2 JP 2581993Y2 JP 1993018742 U JP1993018742 U JP 1993018742U JP 1874293 U JP1874293 U JP 1874293U JP 2581993 Y2 JP2581993 Y2 JP 2581993Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skid
- pipe
- support
- heating furnace
- skid pipe
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- Expired - Lifetime
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- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、加熱炉におけるスキッ
ドパイプ支持部の断熱ライニング構造に関するものであ
る。
ドパイプ支持部の断熱ライニング構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】例えば図２Ａに示すように、スキッドパ
イプ５とサポートパイプ６がピン８ａによる自由支持で
且つ双方一体となったＴ字型ライニング構造のものがあ
り、図２Ｂに示すようにスキッド長手方向の熱膨張を自
由に逃がす構造となっている。一方、特開昭６２−１４
６２１６号公報に開示されている図３に示すように、ス
キッドパイプ５の内面に中空セラミックス定形材１６を
軸方向に内装すると共に、外面に柔軟性を有する断熱材
１１ａを被覆し、スキッドパイプ５の機械的強度の向上
と断熱材の脱落防止を図った構造のものがある。図中１
２は両パイプ一体のライニング材、１５は中空孔であ
る。
イプ５とサポートパイプ６がピン８ａによる自由支持で
且つ双方一体となったＴ字型ライニング構造のものがあ
り、図２Ｂに示すようにスキッド長手方向の熱膨張を自
由に逃がす構造となっている。一方、特開昭６２−１４
６２１６号公報に開示されている図３に示すように、ス
キッドパイプ５の内面に中空セラミックス定形材１６を
軸方向に内装すると共に、外面に柔軟性を有する断熱材
１１ａを被覆し、スキッドパイプ５の機械的強度の向上
と断熱材の脱落防止を図った構造のものがある。図中１
２は両パイプ一体のライニング材、１５は中空孔であ
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】図２Ａ、図２Ｂに示す
構造では、スキッドパイプとサポートパイプがピンによ
る自由支持で且つ双方一体となったＴ字型ライニングの
ため、スキッドパイプの熱膨張移動が発生した場合、パ
イプの熱膨張移動にライニング材が追従できずに脱落
し、露出したパイプがバーナーフレームにあぶられ、高
温酸化・高温腐食を経てパイプに亀裂が発生してここか
ら漏水し、その結果加熱炉操業休止へとつながり、多大
な生産損失を与えるといった問題点がある。
構造では、スキッドパイプとサポートパイプがピンによ
る自由支持で且つ双方一体となったＴ字型ライニングの
ため、スキッドパイプの熱膨張移動が発生した場合、パ
イプの熱膨張移動にライニング材が追従できずに脱落
し、露出したパイプがバーナーフレームにあぶられ、高
温酸化・高温腐食を経てパイプに亀裂が発生してここか
ら漏水し、その結果加熱炉操業休止へとつながり、多大
な生産損失を与えるといった問題点がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】近年の加熱炉の設計思想
としては、スキッド支持部ライニング材の脱落対策とし
て溶接固定方式を採用しているのが一般的であるが、ス
キッドが長尺でしかもサポート高さが低い構造のものは
熱応力が増大し、逆に不利な条件となる場合がある。本
考案は前記問題点を解決するために、スキッド支持構造
が自由支持の場合の断熱ライニング構造において、スキ
ッドとサポートの断熱ライニングを縁切りし、しかも水
平方向と垂直方向の熱膨張移動両方を同時に吸収する熱
膨張吸収材を挿入した台形形状の分割構造にすることに
よって、断熱ライニング材の脱落がなくなり、従来技術
の前記問題点を解決したものである。
としては、スキッド支持部ライニング材の脱落対策とし
て溶接固定方式を採用しているのが一般的であるが、ス
キッドが長尺でしかもサポート高さが低い構造のものは
熱応力が増大し、逆に不利な条件となる場合がある。本
考案は前記問題点を解決するために、スキッド支持構造
が自由支持の場合の断熱ライニング構造において、スキ
ッドとサポートの断熱ライニングを縁切りし、しかも水
平方向と垂直方向の熱膨張移動両方を同時に吸収する熱
膨張吸収材を挿入した台形形状の分割構造にすることに
よって、断熱ライニング材の脱落がなくなり、従来技術
の前記問題点を解決したものである。
【０００５】以下、図面に基づいて本考案を詳細に説明
する。
する。
【０００６】
【実施例】図１は本考案の実施例を示す図で、スキッド
パイプ５とサポートパイプ６はピン８ａと長穴８ｂの組
み合わせにより自由支持構造となっている。スキッドパ
イプ５にはスキッド側スタッド１４ａに支持されたスキ
ッド側ライニング材１１ａが、又サポートパイプ６には
サポート側スタッド１４ｂに支持されたサポート側ライ
ニング材１１ｂが各々巻かれ、水平方向移動と垂直方向
移動を両方吸収可能なように台形形状に分割し、分割部
の隙間には火炎のあぶられから防止し、しかも熱膨張移
動を吸収するために熱膨張吸収材１３ａ，１３ｂを挿入
している。
パイプ５とサポートパイプ６はピン８ａと長穴８ｂの組
み合わせにより自由支持構造となっている。スキッドパ
イプ５にはスキッド側スタッド１４ａに支持されたスキ
ッド側ライニング材１１ａが、又サポートパイプ６には
サポート側スタッド１４ｂに支持されたサポート側ライ
ニング材１１ｂが各々巻かれ、水平方向移動と垂直方向
移動を両方吸収可能なように台形形状に分割し、分割部
の隙間には火炎のあぶられから防止し、しかも熱膨張移
動を吸収するために熱膨張吸収材１３ａ，１３ｂを挿入
している。
【０００７】
【作用】以下、スキッドパイプ５及びサポートパイプ６
が熱膨張移動した場合の断熱ライニング材の支持状況に
ついて図１，図４，図５を用いて説明する。炉内が高温
状態の場合、スキッドパイプ５は搬送材料１、ライダー
７からの伝熱により高温となって水平方向へ移動する。
一方サポートパイプ６もスキッドパイプ５に比較して低
温のため小さいが垂直方向へ移動する。
が熱膨張移動した場合の断熱ライニング材の支持状況に
ついて図１，図４，図５を用いて説明する。炉内が高温
状態の場合、スキッドパイプ５は搬送材料１、ライダー
７からの伝熱により高温となって水平方向へ移動する。
一方サポートパイプ６もスキッドパイプ５に比較して低
温のため小さいが垂直方向へ移動する。
【０００８】この時、スキッド側スタッド１４ａに支持
されたスキッド側ライニング材１１ａは、スキッドパイ
プ５と同方向に動こうとし、又サポート側スタッド１４
ｂに支持されたサポート側ライニング材１１ｂも、サポ
ートパイプ６と同方向へ移動しようとするが、水平方向
の熱膨張を吸収材１３ａで吸収し、又垂直方向の熱膨張
を吸収材１３ｂで吸収する特徴を備えており、両パイプ
の断熱ライニング材の脱落を防止する構造となってい
る。
されたスキッド側ライニング材１１ａは、スキッドパイ
プ５と同方向に動こうとし、又サポート側スタッド１４
ｂに支持されたサポート側ライニング材１１ｂも、サポ
ートパイプ６と同方向へ移動しようとするが、水平方向
の熱膨張を吸収材１３ａで吸収し、又垂直方向の熱膨張
を吸収材１３ｂで吸収する特徴を備えており、両パイプ
の断熱ライニング材の脱落を防止する構造となってい
る。
【０００９】
【考案の効果】本考案によれば、スキッド支持部におい
て、水平方向と垂直方向の異なる熱膨張移動量を同時に
吸収した台形形状の分割ライニング構造及び熱膨張吸収
材（緩衝材）の採用により、断熱ライニング材の脱落が
皆無となり、漏水のない安定した加熱炉操業の確立等の
多大な効果を期待できる。
て、水平方向と垂直方向の異なる熱膨張移動量を同時に
吸収した台形形状の分割ライニング構造及び熱膨張吸収
材（緩衝材）の採用により、断熱ライニング材の脱落が
皆無となり、漏水のない安定した加熱炉操業の確立等の
多大な効果を期待できる。
【図１】本考案の実施例の一部断面の側面図である。
【図２】従来技術の断熱ライニング構造で、Ａは断面
図、Ｂは側面図である。
図、Ｂは側面図である。
【図３】他の従来技術の断面図である。
【図４】加熱炉全体側面図である。
【図５】図４のＡ−Ａ矢視図である。
１ 搬送材料 ２ 予熱帯 ３ 加熱帯 ４ 均熱帯 ５ スキッドパイプ ６ サポートパイプ ７ ライダー ８ａ ピン ８ｂ 長穴 ９ 炉床レンガ １０ ウォーキングビームフレーム １１ａ スキッド側ライニング材 １１ｂ サポート側ライニング材 １２ 両パイプ一体のライニング材 １３ａ スキッド側熱膨張吸収材 １３ｂ サポート側熱膨張吸収材 １４ａ スキッド側スタッド １４ｂ サポート側スタッド １５ 中空孔 １６ 中空セラミックス定形材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭57−27788（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭57−31142（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) C21D 1/00 116 F27D 3/02
Claims (1)
- 【請求項１】 加熱炉内の搬送材料を進行方向に支持す
るスキッドパイプと、これらを垂直方向に支持するサポ
ートパイプとの連結部がピンにより自由支持となってい
て、その廻りを被覆している断熱ライニング構造におい
て、スキッド側ライニング材とサポート側ライニング材
を縁切りし、且つその縁切り部に熱膨張吸収材を挿入し
たことを特徴とする加熱炉におけるスキッドパイプ支持
部の断熱ライニング構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993018742U JP2581993Y2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 加熱炉におけるスキッドパイプ支持部の断熱ライニング構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993018742U JP2581993Y2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 加熱炉におけるスキッドパイプ支持部の断熱ライニング構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0679737U JPH0679737U (ja) | 1994-11-08 |
| JP2581993Y2 true JP2581993Y2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=11980115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993018742U Expired - Lifetime JP2581993Y2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 加熱炉におけるスキッドパイプ支持部の断熱ライニング構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2581993Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5727788U (ja) * | 1980-07-15 | 1982-02-13 | ||
| JPS5731142U (ja) * | 1980-07-29 | 1982-02-18 |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP1993018742U patent/JP2581993Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0679737U (ja) | 1994-11-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980616 |