JP2002115739A - ガススプリングのダストシール - Google Patents

ガススプリングのダストシール

Info

Publication number
JP2002115739A
JP2002115739A JP2000308558A JP2000308558A JP2002115739A JP 2002115739 A JP2002115739 A JP 2002115739A JP 2000308558 A JP2000308558 A JP 2000308558A JP 2000308558 A JP2000308558 A JP 2000308558A JP 2002115739 A JP2002115739 A JP 2002115739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
dust seal
bearing
dust
retainer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000308558A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Takase
孝次 高瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP2000308558A priority Critical patent/JP2002115739A/ja
Publication of JP2002115739A publication Critical patent/JP2002115739A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダストシールの加締め止めによる取り付けに
際して、加圧力の過不足に関係なくダストシールの締付
力を常に一定の値に保つ。 【解決手段】 シリンダ2におけるピストンロッド4の
突出端側に外部からのダストの侵入を防止するダストシ
ール10をベアリング9と重ねて設け、このダストシー
ル10を硬い材料からなるリング状の円盤からなる基台
17と、当該基台17の外周部分に加締部18を残して
中央部分に本来のロッドシール機能を果たす弾性材料の
リップ19を一体的に結合して設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、自動車
等の跳上式の後部窓や後部扉、或いは、排煙用窓などの
ように、ラッチの解除によりこれら後部窓や扉、或い
は、排煙用窓等を跳ね上げて開放状態に保持するガス圧
力利用の伸縮支柱からなるガススプリングのダストシー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動車における後部窓や
後部扉、或いは、排煙用窓等の跳ね上げに用いられてい
るガス圧力利用の伸縮支柱からなるガススプリング1a
は、図2にみられるように、シリンダ2の内部にピスト
ン3と衝合して最大伸長位置を規制するリテーナ12
と、このリテーナ12から所定の間隔を保ってシリンダ
2の開口端にピストン3から一体的に延びるピストンロ
ッド4をガイドするベアリング9をそれぞれ固定して設
けている。
【0003】そして、これらベアリング9とリテーナ1
2との間に位置してシリンダ2の内部にパッキング14
を介装し、当該パッキング14の外周のリップ15をシ
リンダ2の内壁面に対し内部のガス圧力を利用して押し
付けると共に、内周のリップ16をピストンロッド4の
外周面に同じくシリンダ2内のガス圧力を利用して押し
付けつつ摺接させている。
【0004】また、ベアリング9の外端面には、予め、
シリンダ2におけるピストンロッド4の突出端側から外
部のダストがシリンダ2の内部へと侵入するのを防止す
るために、当該ベアリング9と重ねてシール機能をもつ
弾性材料からなるダストシール10aを設け、かつ、シ
リンダ2の端部に加締め止め11を施すことによってこ
れらを取り付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来から
用いられているガススプリング1aにあっては、上記し
たようにシリンダ2の内部へのダストの侵入を防止する
ために、シール機能を有する弾性材料からなるダストシ
ール10aをベアリング9と重ねてを設け、この状態で
シリンダ2の端部に加締め止め11を施すことにより、
ベアリング9とダストシール10aとを同時に締め付け
て取り付けている。
【0006】そのために、上記したように、ピストンロ
ッド4の突出端側であるシリンダ2の端部にベアリング
9と重ねてダストシール10aを固定する場合に、当該
ダストシール10aがその性質上から弾性材料で作られ
ているために、シリンダ2の端部に施す加締め止め11
の加圧力が不足すると、ピストンロッド4の表面に対す
るダストシール10aのリップ19の締付力が不足し、
逆に、加圧し過ぎるとリップ19の口が開いてダストシ
ール10aとしての本来のロッドシール機能を果たすこ
とができず、外部からシリンダ2の内部へとダストが侵
入することになる。
【0007】したがって、この発明の目的は、シリンダ
へのダストシールの加締め止めに際する加圧力の過不足
に関係なく、当該ダストシールをピストンロッドに対し
常に所望の締付力をもって当て、シリンダの内部へと外
部からダストが侵入するのを容易に防止することのでき
るガススプリングのダストシールを提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、シリンダの内部にピストンと衝合して最大伸長位置
を規制するリテーナと、このリテーナから所定の間隔を
保ってシリンダの開口端にピストンロッドをガイドする
ベアリングをそれぞれ固定して設け、これらリテーナと
ベアリングとの間にシリンダの内部の圧力ガスが外部へ
と洩れるのを阻止するパッキングを介装したガススプリ
ングにおいて、シリンダにおけるピストンロッドの突出
端側に外部からのダストの侵入を防止するダストシール
をベアリングと重ねて設け、このダストシールを硬い材
料からなるリング状の円盤からなる基台と、当該基台の
外周部分に加締部を残して中央部分に本来のロッドシー
ル機能を果たす弾性材料のリップを一体的に結合して形
成することにより達成される。
【0009】このとき、シリンダにおけるピストンロッ
ドの突出端側に外部からのダストの侵入を防止するダス
トシール用のリップを、ベアリングの外周部分に加締部
を残して中央部分に直に重ねて接合するとする。
【0010】何となれば、ピストンロッドの突出端側に
おけるシリンダの端部に加締め止めを施してベアリング
と共にダストシールを固定する場合に、シリンダの端部
に施した加締め止めの締付力に過不足が生じたとして
も、硬い材料で作られたダストシールの台座には変形が
生じることがない。
【0011】そのために、当該台座と一体に形成した弾
性材料のダストシールのリップもまた変形を起すことが
なく、したがって、当該ダストシールをピストンロッド
に対し常に所望の締付力をもって当接し、シリンダの内
部へと外部からダストが侵入するのを容易に防止するこ
とになるのである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基いてこの
発明の実施の形態であるダストシールを備えたガススプ
リングについて説明する。
【0013】図1は、この発明によるガススプリング1
の要部を取り出して示す縦断正面図であって、当該ガス
スプリング1は、シリンダ2と当該シリンダ2の内部を
摺動するピストン3を担うピストンロッド4とからな
る。
【0014】ピストン3の外周面には、ピストンシール
5が設けてあってシリンダ2の内部を二つのガス圧力室
6,7に区画し、これらガス圧力室6,7は、ピストン
3を貫通して穿った絞り孔8を通して相互に通じてい
る。
【0015】シリンダ2におけるピストンロッド4の突
出端側における端部には、ベアリング9と当該ベアリン
グ9に重ねて設けたダストシール10がシリンダ2の端
部を加締めることにより抜け止め即ち加締め止め11を
施して収装してあり、当該ベアリング9を貫通してダス
トシール10にピストンロッド4を摺接させることによ
り、シリンダ2に対してピストンロッド4をシールしつ
つピストン3を伸縮可能に収装してある。
【0016】シリンダ2の内部には、ベアリング9から
所定の間隔を保ってリテーナ12を加締め13で固定し
て設け、このリテーナ12へとピストン3を衝合させて
係止することにより、これらベアリング9とリテーナ1
2でガススプリング1の最大伸長位置を規制しつつ、そ
の状態でのガススプリング1の座屈発生を阻止するよう
にしている。
【0017】そして、これらベアリング9とリテーナ1
2との間に位置してシリンダ2の内部にパッキング14
を介装し、当該パッキング14の外周のリップ15をシ
リンダ2の内周壁にシリンダ2の内部のガス圧力を利用
して押し付けると共に、内周のリップ16を同じくピス
トンロッド4の外周面にシリンダ2内のガス圧力を利用
して押し付けてそれらの部分をシールしつつ摺接させて
いる。
【0018】また、これと併せて、上記したシリンダ2
におけるピストンロッド4の突出端側に外部からのダス
トの侵入を防止するダストシール10をベアリング9と
重ねて設け、このダストシール10をナイロン等の硬化
合成樹脂からなるリング盤状の基台17と、当該基台1
7の外周部分に加締部18を残して中央部分に本来のロ
ッドシール機能を果たすプルプレン等の弾性材料で作っ
たリップ19を一体成形して構成したのである。
【0019】これにより、上記した構成のダストシール
10を備えたガススプリング1によれば、ピストンロッ
ド4の突出端側におけるシリンダ2の端部に加締め止め
11を施してベアリング9と共にダストシール10を固
定する場合に、シリンダ2の端部に施してやる加締め止
め11の締付力に過不足があったとしても、硬い材料で
作られたダストシール10の台座17には変形が生じな
い。
【0020】そのために、上記の台座17と一体に形成
した弾性材料のダストシール10のリップ19もまた変
形を起すことがなく、したがって、ピストンロッド4に
対して当該ダストシール10のリップ19が常に所望の
締付力をもって当接し、シリンダ2の内部へと外部から
ダストが侵入するのを容易に防止することになるのであ
る。
【0021】なお、これまで述べてきたこの発明による
図1の実施の形態にあっては、ベアリング9にリング盤
状の基台17を重ねて設け、この基台17の外周部分に
加締部18を残して中央部分に本来のロッドシール機能
を果たすリップ19を一体に接合して設けるようにした
が、このようにする代わりに、ベアリング9の外周部分
に加締部を残して中央部分に本来のロッドシール機能を
果たすリップ19を直に一体に接合してダストシール1
0としてもよく、特に、このようにすれば、リング盤状
の基台17が不要となることから、より簡単な構成を用
いてこの発明を実施し得ることになる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、シリンダにおけるピストンロッドの突出端側に外
部からのダストの侵入を防止するダストシールをベアリ
ングと重ねて設け、このダストシールを硬い材料からな
るリング盤状の基台と、当該基台の外周部分に加締部を
残して中央部分に本来のロッドシール機能を果たす弾性
材料のリップを一体的に結合して形成したことにより、
ピストンロッドの突出端側におけるシリンダの端部に加
締め止めを施してベアリングと共にダストシールを固定
する場合に、シリンダの端部に施した加締め止めの締付
力に過不足が生じたとしても、硬い材料で作られたダス
トシールの台座には変形が生じない。
【0023】その結果、当該台座と一体に形成した弾性
材料のダストシールのリップもまた変形を起すことがな
く、したがって、台座を加締め止めする締付力の過不足
に関係なくダストシールをピストンロッドに常に所望の
締付力をもって当接し、シリンダの内部へと外部からダ
ストが侵入するのを容易に防止することが可能になるの
である。
【0024】また、請求項2の発明によれば、より簡単
で構成し易い構成を用いて上記した請求項1の発明の効
果と同等の効果を発揮し得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態であるガススプリングの
要部を取り出して示す縦断正面図である。
【図2】同じく、従来から実施されているガススプリン
グの要部を取り出して示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 ガススプリング 2 シリンダ 3 ピストン 4 ピストンロッド 9 ベアリング 10 ダストシール 11 加締め止め 12 リテーナ 14 パッキング 17 リング盤状の基台 18 加締部 19 リップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダの内部にピストンと当接して最
    大伸長位置を規制するリテーナと、このリテーナから所
    定の間隔を保ってシリンダの開口端にピストンロッドを
    ガイドするベアリングをそれぞれ固定して設け、これら
    リテーナとベアリングとの間にシリンダの内部の圧力ガ
    スが外部へと洩れるのを阻止するパッキングを介装した
    ガススプリングにおいて、シリンダにおけるピストンロ
    ッドの突出端側に外部からのダストの侵入を防止するダ
    ストシールをベアリングと重ねて設け、このダストシー
    ルを硬い材料からなるリング盤状の基台と、当該基台の
    外周部分に加締部を残して中央部分に本来のロッドシー
    ル機能を果たす弾性材料のリップを一体的に結合して形
    成したことを特徴とするガススプリングのダストシー
    ル。
  2. 【請求項2】 シリンダの内部にピストンと当接して最
    大伸長位置を規制するリテーナと、このリテーナから所
    定の間隔を保ってシリンダの開口端にピストンロッドを
    ガイドするベアリングをそれぞれ固定して設け、これら
    リテーナとベアリングとの間にシリンダの内部の圧力ガ
    スが外部へと洩れるのを阻止するパッキングを介装した
    ガススプリングにおいて、シリンダにおけるピストンロ
    ッドの突出端側に外部からのダストの侵入を防止するダ
    ストシール用のリップを、ベアリングの外周部分に加締
    部を残して中央部分に直に重ねて接合したことを特徴と
    するガススプリングのダストシール。
JP2000308558A 2000-10-10 2000-10-10 ガススプリングのダストシール Pending JP2002115739A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000308558A JP2002115739A (ja) 2000-10-10 2000-10-10 ガススプリングのダストシール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000308558A JP2002115739A (ja) 2000-10-10 2000-10-10 ガススプリングのダストシール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002115739A true JP2002115739A (ja) 2002-04-19

Family

ID=18788848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000308558A Pending JP2002115739A (ja) 2000-10-10 2000-10-10 ガススプリングのダストシール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002115739A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007085377A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Kayaba Ind Co Ltd ガススプリング
EP1818562A2 (en) 2006-02-10 2007-08-15 Kayaba Industry Co., Ltd. Gas spring

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007085377A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Kayaba Ind Co Ltd ガススプリング
EP1818562A2 (en) 2006-02-10 2007-08-15 Kayaba Industry Co., Ltd. Gas spring
US7458314B2 (en) 2006-02-10 2008-12-02 Kayaba Industry Co., Ltd. Gas spring
EP1818562A3 (en) * 2006-02-10 2009-02-18 Kayaba Industry Co., Ltd. Gas spring

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0328005U (ja)
JP4455728B2 (ja) 油圧緩衝器
JP2002115739A (ja) ガススプリングのダストシール
JPH0633257Y2 (ja) 盲プラグ
JPS59151762U (ja) マスタシリンダ用シ−ル部材
JP2547912Y2 (ja) ピストンシリンダ形エアダンパー
EP1098114A3 (en) Metal gasket assembly for cylinder head
JPH05263862A (ja) ガススプリング
JPH1038083A (ja) 嵌合部用ブーツ
JP2003294141A (ja) 組合せピストンリング
JPH08200345A (ja) 防水ワッシャー
US4320983A (en) Ball joint
JPS592342Y2 (ja) 緩衝装置
JPH0315413Y2 (ja)
JPS6221443Y2 (ja)
JPH0518505Y2 (ja)
JPH055339Y2 (ja)
JPS62163404U (ja)
JP2554645Y2 (ja) 流体圧シール及び流体圧駆動アクチュエータ
JPH088931Y2 (ja) マスタシリンダ
JPH03189433A (ja) 長さ調整式ガススプリング
JPH0244104Y2 (ja)
JPH10167039A (ja) マスタシリンダ用ピストン
JPS6230590Y2 (ja)
JP2003056627A (ja) チェックシール構造