JP2002114665A - 皮脂コントロール化粧料 - Google Patents

皮脂コントロール化粧料

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JP2002114665A
JP2002114665A JP2000304685A JP2000304685A JP2002114665A JP 2002114665 A JP2002114665 A JP 2002114665A JP 2000304685 A JP2000304685 A JP 2000304685A JP 2000304685 A JP2000304685 A JP 2000304685A JP 2002114665 A JP2002114665 A JP 2002114665A
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extract
cosmetic
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feeling
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JP2000304685A
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Keiko Mizuno
恵子 水野
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Fancl Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮脂コントロール効果及び使用感にも優れ
た化粧料を提供すること。 【解決手段】 (A)平均粒子径又は吸油量の相違す
る二種以上の無機粉末、(B)水溶性高分子、(C)多
価アルコールを含む、皮脂コントロール化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、皮脂コントロール
化粧料に関する。さらに具体的には、優れた皮脂コント
ロール効果及び優れた使用感を有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】顔の部分の中で、額から鼻への一般にT
ゾーンといわれる部分は皮脂の分泌が多いので、特に肌
質が脂性肌である場合には、油浮きする等の悩みを生じ
る部位である。このような悩みを解決するために過剰な
皮脂分泌を抑えるため化粧料に、エタノールや皮膚収斂
剤等を配合するということが行われているものの、効果
が不十分であったり、過剰皮脂の吸収力に重点をおいた
化粧料では、肌がきしむ等の使用感に問題点を有してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、皮脂コントロ
ール効果及び使用感に優れた化粧料の提供が望まれてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、平均粒子径
又は吸油量の相違する無機粉末を二種以上と特定の成分
を配合することにより、皮脂コントロール効果及び使用
感に優れた化粧料が得られることを見出した。本発明
は、1.(A)平均粒子径又は吸油量の相違する二種以
上の無機粉末、(B)水溶性高分子、(C)多価アルコ
ールを含む、皮脂コントロール化粧料、2.さらに、
(D)エタノール及び/又は(E)植物抽出物を含む、
前記1記載の皮脂コントロール化粧料、に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で使用する(A)成分であ
る無機粉末としては、例えば、多孔質無水ケイ酸、タル
クや酸化チタン等を無水ケイ酸で被覆した多孔質状の粉
体を使用することができる。平均粒子径は、1〜20μ
mのものが好ましく、平均粒子径が2〜10μmの多孔
質無水ケイ酸がより好ましい。吸油量は、30〜200
ml/gのものが好ましく、50〜180ml/gのも
のがより好ましい。これらの中、平均粒子径又は吸油量
の相違する二種以上の無機粉末を配合する。このような
無機粉末の配合量は、5〜20重量%(以下、単に
「%」)、より好ましくは、8〜18%である。平均粒
子径又は吸油量が大きい無機粉体を使用すると、さらさ
らした感触の化粧料が得られるが、その使用感にざらつ
きが生じる。これに平均粒子径又は吸油量の小さい無機
粉体を配合することにより、使用感をなめらかなものと
することができる。すなわち、このような2種以上を組
合わせることにより、優れた皮脂コントロール効果によ
って、さらさらした感触であって、しかも、ざらつきの
ないなめらかな使用感の化粧料を得ることができる。
【0006】(C)成分である水溶性高分子としては、
天然の水溶性高分子、半合成又は合成の水溶性高分子、
無機の水溶性高分子を使用することができる。これらの
1種以上を適宜選択し組合わせて使用することができ
る。これらの水溶性高分子の配合量は、0.05〜16
%であり、より好ましくは、0.1〜10%である。
【0007】天然の水溶性高分子としては、例えば、ア
ルギン酸ナトリウム、アラアビアガム、トラガカントガ
ム、グアガム、カラギーナン、ペクチン、クインスシー
ド(マルメロ)、コムギデンプンのようなデンプン、キ
サンタンガム、デキストラン、プルラン、コラーゲン、
カゼイン、アルブミンが挙げられる。
【0008】半合成の水溶性高分子としては、例えば、
カルボキシメチルデンプン、メチルセルロース、メチル
ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースナトリウムが挙げられる。合成の水溶性
高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、ポリエチレングリコール(20,000、
4,000,000 、600,000等)、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレン共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム、
ポリアクリルアミド、カルボキシビニルポリマー、アル
キル変性カルボキシビニルポリマーが挙げられる。
【0009】無機の水溶性高分子としては例えば、ベン
トナイト、ケイ酸AlMg(ビーガム)、ヘクトライト
が挙げられる。水溶性高分子としては、カルボキシビニ
ルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマーが
使用感の観点から好ましい。これらの使用により、粉体
による化粧料を塗布した後に皮膚が白浮き(白化)する
のを抑制することができる。
【0010】多価アルコールとしては、例えば、プロピ
レングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−
ブチレングリコール、グリセリン、ジプロピレングリコ
ール、ジグリセリン、ソルビトールが挙げられる。これ
らの一種以上を適宜選択し使用することができる。この
配合量は、1〜25%であり、より好ましくは、1〜1
5%が好ましい。
【0011】さらに、本発明の化粧料には、(D)成分
であるエタノール及び/又は(E)成分である植物抽出
物を配合することができる。エタノールを配合すると、
収斂性や清涼感を化粧料に付与することができる。エタ
ノールの配合量は、3〜15%である。2種以上の無機
粉体の組み合わせによりさっぱりした感触の化粧料が得
られるので、清涼感を増加させる目的でエタノールを多
量に配合することによる刺激等の問題点を回避すること
ができる。
【0012】植物抽出物としては、ドクダミエキス、オ
ウバクエキス、メリロートエキス、カンゾウエキス、シ
ャクヤクエキス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシ
タエキス、ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラ
エキス、レモンエキス、シコンエキス、アロエエキス、
ユーカリエキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキ
ス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、メリッサ
エキス、ニンジンエキス、マロニエエキス、ボタンエキ
ス、ハマメリスエキス、甘草エキス等が挙げられる。植
物抽出物は、0.00001〜5.0%配合することが
できる。
【0013】植物抽出物として、ハマメリスエキス、パ
セリエキスのような活性酸素消去作用を有するものを使
用することにより、肌表面の皮脂をコントロールすると
ともに、皮脂酸化によって生じる肌トラブルを防ぎ、そ
のようなトラブルから皮膚を防御することができる。
【0014】化粧料には、その他に、有機又は無機粉
末、界面活性剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線散
乱剤、セリンやヒアルロン酸ナトリウムのような保湿成
分、美容成分、香料、色素、防腐剤等を配合することも
できる。
【0015】本発明の化粧料は、美溶液、乳液、クリー
ム、ファンデーション、下地化粧料等基礎及びメイクア
ップ化粧料とすることができ、これらは、通常の製造方
法により製造することができる。
【0016】
【実施例】実施例1、2の化粧料を製造して評価に供す
る。 実施例1 (1)無水ケイ酸(平均粒子径 5μm、吸油量 60ml/g) 5.0 (2)無水ケイ酸(平均粒子径 8μm、吸油量 150ml/g) 10.0 (3)グリセリン 8.0 (4)カルボキシビニルポリマー 0.1 (5)エタノール 10.0 (6)パセリエキス 0.1 (7)キューカンバーエキス 0.1 (8)防腐剤 適宜 (9)精製水 残量 成分(4)及び(9)を均一に混合し、それに成分
(3)及び(5)〜(8)を順次添加混合した後、成分
(1)及び(2)を添加して均一に分散混合することに
より美溶液を調製する。
【0017】 実施例2 (1)酸化チタン 0.5 (2)タルク 0.5 (3)ステアリン酸 1.0 (4)セタノール 1.0 (5)流動パラフィン 5.0 (6)POE(3)ステアリルエーテル 1.8 (7)POE(20)ステアリルエーテル 1.2 (8)無水ケイ酸(平均粒子径 5μm、吸油量 60ml/g) 3.0 (9)無水ケイ酸(平均粒子径 10μm、吸油量 100ml/g) 8.0 (10)1,3−ブチレングリコール 10.0 (11)キサンタンガム 0.2 (12)防腐剤 適宜 (13)精製水 残量 (3)〜(7)の成分を80℃に加熱して、(1)及び
(2)の成分を添加して均一に混合する(A)。(1
0)〜(13)の成分を80℃に加熱して、(8)及び
(9)を添加して均一に分散混合する(B)。(B)に
(A)を添加して乳化混合し、冷却することにより下地
乳液を調製する。
【0018】実施例1の美溶液は、Tゾーンに使用する
と、油浮きやテカリが生じず、皮脂コントロール効果に
優れるとともに、使用後べたつきや刺激感がなく、塗布
後に粉体が目立ちにくく(白浮きがない)優れた使用感
の化粧料である。
【0019】実施例2の下地乳液は、皮脂コントロール
効果に優れ、皮膚刺激が抑えられた使用感に優れたもの
である。
【0020】
【発明の効果】本発明の皮脂コントロール化粧料は、皮
脂コントロール効果及び使用感にも優れた化粧料であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)平均粒子径又は吸油量の相違する
    二種以上の無機粉末、(B)水溶性高分子、(C)多価
    アルコールを含む、皮脂コントロール化粧料。
  2. 【請求項2】 さらに、(D)エタノール及び/又は
    (E)植物抽出物を含む、請求項1記載の皮脂コントロ
    ール化粧料。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006056889A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 L'oreal Sa 脂性皮膚のケア用の美容方法
JP2006063032A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Pola Chem Ind Inc 皮脂テカリ防止に好適な皮膚外用剤
JP2014237604A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 株式会社創研 皮脂分泌抑制剤及びこれを含有する外用組成物
WO2022196521A1 (ja) 2021-03-15 2022-09-22 信越化学工業株式会社 シリコーンゴム粒子の水分散物および化粧料

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