JP2002113646A - レンズの加工方法および加工装置 - Google Patents

レンズの加工方法および加工装置

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JP2002113646A
JP2002113646A JP2000309263A JP2000309263A JP2002113646A JP 2002113646 A JP2002113646 A JP 2002113646A JP 2000309263 A JP2000309263 A JP 2000309263A JP 2000309263 A JP2000309263 A JP 2000309263A JP 2002113646 A JP2002113646 A JP 2002113646A
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tool
swing
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Yuta Nishide
雄太 西出
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズなどの光学素子を高精度に加工する
際、レンズにかかる加圧力を制御しつつ倣い加工を行う
ことにより、所望の形状精度にするとともに、より効率
的に加工を行う。 【解決手段】 砥石2の加圧中心軸をレンズ1のレンズ
被加工面の最外周から外れないようにレンズ1と砥石2
を相対的に揺動させつつ、レンズ1と砥石2を相対的に
回転させ、レンズ1の加工を行う。そして、加工後のレ
ンズ被加工面の形状を測定して所望の加工形状との差を
算出し、その算出結果に基づき、前記レンズ被加工面に
対する砥石2の揺動位置に応じて、前記差を解消するよ
うに加圧用エアシリンダー6の加圧力を制御して、レン
ズ1の加工量を増減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズの加工方法
および加工装置に係り、詳しくは、加工の際、レンズへ
の加圧力を変化させると同時に、加圧量を計測しながら
高精度に加工するレンズの加工方法および加工装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズの加工位置によって加圧の
変動指令を出すレンズの加工方法および加工装置として
は、特開平4−244363号公報に記載されたものが
知られている。この技術に用いられる加工装置を図6〜
8を用いて説明する。図6は加工装置の主要部を示す
図、図7はレンズを加工する際の総型工具とレンズとの
位置関係を示す図、図8は加工装置の全体を示す概略図
である。
【0003】上記加工装置の構成としては、図6および
図8に示すように、工具118を回転自在に取り付けた
スピンドル119は、揺動中心(加工するレンズ120
の加工曲率半径の球心)Oを中心に揺動自在に設けら
れ、このスピンドル119の側面にはロータリーエンコ
ーダー152が設置されている。このロータリーエンコ
ーダー152は、スピンドル119の揺動中心Oと同心
に設けられ、スピンドル119の近傍に設置された制御
装置153に接続されている。制御装置153は、装置
上軸132に固定した加圧シリンダー133に加工荷重
P0となる空気圧力139を流路140を介して供給す
る加圧装置154と接続されている。
【0004】加圧シリンダー133には、レンズ120
を保持するホルダー116がカンザシ115を介して接
続され、レンズ120の被加工面を工具118に当接し
て加工荷重P0をかけるようになっている。
【0005】上記構成からなる加工装置151による加
工方法にあっては、加工荷重P0を得る加圧シリンダー
133に供給する空気圧力139を電気的に制御し、加
工時における工具118の回転軸とレンズ120の中心
軸との相対角度θおよびスピンドル119(工具11
8)の揺動角度φの大きさや位置に応じて、加工荷重P
0を連続的に変化させつつ、レンズ120の加工を行う
ことが可能である。
【0006】この加工の際には、図7に示すように、工
具118とレンズ120の被加工面が接触する加工面積
S1は、工具118の揺動により変動する工具118と
レンズ120との位置関係によって増減する。すなわ
ち、加工面積S1は、工具118の回転軸がレンズ12
0の中心軸に近づくにつれて増加し、逆に離れるにした
がって減少するように変化する。
【0007】そして、上記構成の加工方法および加工装
置では、ロータリーエンコーダー152により工具11
8の揺動角度φを検出して制御装置153により加圧シ
リンダー133を制御し、レンズ120に与える加工荷
重P0を加工面積S1の変化に応じて変動させることが
できるため、レンズ120の被加工面における単位面積
あたりの加圧力(P0/S1)を一定にして偏摩耗を防
ぎ、球面形状精度の高いレンズ120を加工することが
可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平4−2
44363号公報に記載されているような加工装置およ
び加工方法では、加工中の加圧力を変化させながらレン
ズ120の加工を行うことは可能であるが、加工中にレ
ンズ120に作用している加圧力の測定手段が設けられ
ていないため、加工中に設定された加圧力が出力されて
いるかを確認できない。すなわち、当初設定された加圧
力(変化量も含め)が出力されているという前提で加工
を行うことになり、フィードバックがなされない。
【0009】さらに、加工後のレンズ形状によって、上
述の加圧力設定に補正を入れることが必要になった場
合、実際の加工時に作用している加圧力がどのようにな
っているかを確認できないと、補正を入れる場合にも的
確な補正を入れることが困難となってしまう。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、レンズなどの光学素子を高精度に加工
する際、他のパラメーターに影響を与えず、レンズにか
かる加圧力を制御しつつ倣い加工を行うことにより、所
望の形状精度にするとともに、より効率的に加工を行う
ことができるレンズの加工方法および加工装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るレンズの加工方法は、レン
ズの加工形状に合致した加工面を持つ総型工具を上下に
移動可能に設け、保持具に保持したレンズに上記総型工
具を移動してその加工面をレンズ被加工面に当接させる
とともに加圧しながら、上記レンズ被加工面の曲率中心
を揺動中心として上記総型工具と上記レンズを相対的に
揺動させつつ、上記総型工具と上記レンズを相対的に回
転させることによりレンズ加工するレンズの加工方法に
おいて、上記総型工具の加圧中心軸をレンズ被加工面の
最外周から外れないように揺動させつつレンズの加工を
行うとともに、加工後のレンズ被加工面の形状を測定し
て所望の加工形状との差を算出し、その算出結果に基づ
き、上記レンズ被加工面に対する総型工具の揺動位置に
応じて、上記差を解消するようにレンズの加工量を増減
させることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2に係るレンズの加工装置
は、レンズの加工形状に合致した加工面を持つ総型工具
を上下に移動可能な軸に設け、保持具に保持したレンズ
に上記総型工具を移動してその加工面をレンズ被加工面
に当接させるとともに加圧しながら、上記レンズ被加工
面の曲率中心を揺動中心として上記総型工具と上記レン
ズを相対的に揺動させつつ、上記総型工具と上記レンズ
を相対的に回転させることにより加工するレンズの加工
装置において、上記レンズの加工中に上記総型工具をレ
ンズ被加工面に押圧する加圧力を変える加圧可変手段
と、その加圧量を測定する圧力測定手段とを上記軸に設
け、上記レンズの加工中に上記圧力測定手段からの信号
により、上記可変加圧手段の加圧力の増減を指令する制
御装置を具備することを特徴とする。
【0013】本発明の請求項3に係るレンズの加工装置
は、請求項1のレンズの加工装置にあって、上記加圧可
変手段は、圧電素子あるいはエアシリンダーのいずれか
により構成したことを特徴とする
【0014】本発明の請求項4に係るレンズの加工装置
は、請求項1記載のレンズの加工装置にあって、上記圧
力測定手段は、圧電素子あるいは歪みゲージのいずれか
により構成したことを特徴とする。
【0015】上記請求項1のレンズの加工方法によれ
ば、加工後のレンズ形状を測定して所望の加工形状との
差を求め、相対的に揺動している総型工具とレンズとの
揺動位置に応じて加工中のレンズの加工量を調整し、レ
ンズを所望の形状に加工できる。また、総型工具の加圧
中心軸がレンズの被加工面の最外周から外れないように
揺動させるので、加圧中心軸を支点とした回転モーメン
トは一切発生しない状態で、レンズを高精度に加工でき
る。
【0016】上記請求項2のレンズの加工装置によれ
ば、レンズの加工中に、相対的に揺動している総型工具
とレンズとの揺動位置に応じて、制御装置から加圧可変
手段に加圧力の調整を行うように指令を出してレンズの
加工量を調整し、レンズを所望の形状に加工できる。ま
た、圧力測定手段によりレンズを加工している加圧力を
測定し、制御装置にフィードバックすることができる。
【0017】上記請求項3のレンズの加工装置によれ
ば、加圧可変手段は、制御装置からの指令により電圧あ
るいはエアの量により、レンズの加工中の加圧力を上記
揺動位置に応じて微妙に変化させてコントロールするこ
とができる。
【0018】上記請求項4のレンズの加工装置によれ
ば、圧力測定手段は、レンズの加工中の加圧力が実際に
どの位かかっているかを電圧の変化により測定し、加工
中の測定加圧力を制御装置にフィードバックすることが
できる。そして、レンズの加工中の加圧量を測定しなが
らその加圧量を調整することができ、より細かく加圧量
を制御することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1を図1〜3に基づいて説明する。図1は本実施の
形態のレンズの加工装置を示す概略斜視図、図2は砥石
がレンズに及ぼす加圧力を2次元的に示す図、図3は相
対的に揺動しているレンズと砥石との揺動位置における
加圧力を示すとともに、揺動の時間軸を重ね合わせた加
圧力を示す図である。
【0020】図1において、まず、加工するレンズ1を
保持する加工装置の下軸側Sから説明すると、レンズ保
持具として機能するレンズ貼付皿24に装着して保持さ
れたレンズ被加工面としての凸球面を有するレンズ1
が、ワーク軸23の上端側に取り付けたレンズホルダー
3にレンズ貼付皿24を嵌合することにより、凸球面を
上に向けてワーク軸23に接続されている。レンズ貼付
皿24はレンズホルダー3に対して矢印C方向で着自在
となっており、図ではレンズ貼付皿24とレンズホルダ
ー3は分離した状態で示してある。
【0021】このワーク軸23は揺動部材17に配設さ
れ、揺動部材17と一体となって揺動される。揺動部材
17は舟型形状に形成され、その下面が加工装置本体
(図示省略)に固定した揺動部材受け部16により揺動
自在に支持されており、揺動部材受け部16は、揺動部
材17を支持する面が上記舟型形状に見合った凹曲面形
状をしている。
【0022】揺動部材17の下面には台座9が一体的に
取り付けられており、この台座9には揺動部材17を揺
動させるための揺動モーター11が固定されている。揺
動モーター11は、制御装置14により、その回転速度
および回転方向が任意に制御可能となっている。この揺
動モーター11の駆動軸には、ギア25が取り付けられ
ており、ギア25は円弧状のガイド15とかみ合った状
態となっている。
【0023】ガイド15は、図示省略した加工装置本体
に固定されており、揺動モーター11によりギア25が
回動してガイド15に沿って移動することで台座9が揺
動し、揺動部材17およびレンズ1等が円弧を描きつ
つ、レンズ1の凸球面の曲率中心を揺動中心として矢印
Y方向に揺動するようになっている。
【0024】一方、加工装置の上軸側Uにおいては、レ
ンズ1の加工形状(図では凸球面)に合致した加工面形
状を有する総型工具としての砥石2が、その加工面(凸
球面形状のレンズ被加工面を加工する凹球面形状の砥石
加工面)をレンズ1の凸球面に向けて砥石軸29の下端
に接続されている。砥石2は、メタルボンドもしくはレ
ジンボンドからなる精研削用砥石、または研磨材を樹脂
にて固定化した研磨用砥石を使用する。
【0025】砥石軸29は、その上端側が砥石回転モー
ター10に接続され、その中心軸を中心にして砥石2と
共に回転されるようになっている。この砥石回転モータ
ー10には、加工制御装置28により制御されるインバ
ーター27が接続されており、インバーター27の設定
を変えることにより砥石回転モーター10の回転を任意
に設定可能となっている。砥石回転モーター10は、バ
ックプレート19に固定された加圧用エアシリンダー6
に接続されており、砥石回転モーター10と加圧用エア
シリンダー6のとの間には圧力測定手段としての歪みゲ
ージ30が設けられている。
【0026】加圧用エアシリンダー6は加圧可変手段と
して機能し、上軸全体Uを下軸側Sの揺動中心位置(以
後、球心位置と呼ぶ)に対して垂直方向に加圧可能とな
っている。すなわち、加圧用エアシリンダー6は、砥石
回転モーター10および砥石軸29を介して砥石2を移
動してレンズ1に当接させ、かつ加圧するもので、その
加圧力は歪みゲージ30で経時的に検出可能となってい
る。
【0027】上記バックプレート19には、加工装置本
体20に固定した粗動用エアシリンダー22の可動部が
接続されており、粗動用エアシリンダー22の伸縮によ
りバックプレート19が矢印J方向に上下移動し、それ
に伴い上軸全体Uが上下移動される。ここで、バックプ
レート19、加圧用エアシリンダー6、砥石回転モータ
ー10、砥石軸29および砥石軸29に接続された砥石
2からなる構成を上記上軸全体Uと称している。
【0028】また、バックプレート19にはストッパー
21が固定されており、このストッパー21は、バック
プレート19すなわち上軸全体Uを粗動用エアシリンダ
ー22により下降した際、加工装置本体20に固定した
ストッパー(本体側)26に当て付くように配されてい
る。
【0029】上記歪みゲージ30は、測定用アンプ31
を介して加圧制御装置13と接続されている。加圧制御
装置13は、加圧用エアシリンダー6の電空弁12と接
続されており、加圧用エアシリンダー6の加圧力を任意
に変えることができるようになっている。さらに、加圧
制御装置13は、加工制御装置28にも接続されてお
り、制御装置14に接続された加工制御装置28は加工
のON・OFFやそれぞれの軸(ワーク軸23、砥石軸
29)の動きを制御している。
【0030】上記の構成によれば、レンズ1の加工開始
時には、制御装置14によって制御されて粗動用エアシ
リンダー22の可動部が収縮し、それによりバックプレ
ート19すなわち上軸全体Uが下降する。このとき、バ
ックプレート19に固定されたストッパー21がストッ
パー(本体側)26に当て付くまで下降する。このよう
に下降してストッパー21,26が当て付いた段階で
は、バックプレート19は位置固定されて移動しない状
態となり、ワーク軸23の上端にレンズホルダー3を介
して保持されているレンズ1と砥石2との間には隙間が
生じている。
【0031】この状態から、加圧用エアシリンダー6を
加圧制御装置13による制御で伸ばすことにより砥石回
転モーター10と共に砥石軸29が下降し、砥石2がレ
ンズ1に当接するとともに、レンズ1の凸球面に上方か
ら圧力が加わる。この際の圧力により、加圧用エアシリ
ンダー6と砥石回転モーター10の間に配した歪みゲー
ジ30から信号が出るため、その信号を測定用アンプ3
1を介して加圧制御装置13にフィードバックするよう
になっている。
【0032】砥石2がレンズ1に接した後、制御装置1
4によって揺動モーター11を駆動することによりギア
25が回転し、ガイド15に沿って揺動モーター11が
揺動する。揺動部材17は、揺動部材受け部16にて支
承されているので、揺動モーター11が駆動することに
より揺動モーター11と共に揺動部材17およびレンズ
1を含む下軸全体Sが揺動する。このとき、揺動モータ
ー11は、制御装置14によって回転速度および回転方
向を任意に変えることが可能である。そして、揺動部材
受け部16の揺動部材17を支持する部分は傾いている
ので、ワーク軸23は傾きに対応した角度分だけ傾斜
し、この傾斜の軸を中心にして、揺動モーター11の正
転、逆転作動により、レンズ1は任意の傾斜角(あるい
は揺動角)をもって凸球面の曲率中心、すなわち球心位
置を揺動中心として往復揺動する。このとき、往復揺動
はレンズ1に対して、砥石2の加圧中心軸すなわち砥石
軸29の中心軸が、レンズ1の最外周から外れない範囲
で行う。
【0033】また、揺動を行うのと同時に、砥石回転モ
ーター10を駆動することにより、砥石軸29が回転
し、砥石軸29に接続された砥石2が回転する。この砥
石回転モーター10はインバーター27に接続されてお
り、インバーター27の設定を変えることにより、砥石
29の回転を任意に設定可能である。なお、砥石2によ
りレンズ1を加工中は、給水口18から研削液や水など
をレンズ1と砥石2に吐出させながら加工を行う。
【0034】以上のように、砥石2がレンズ1の凸球面
に沿って回転および相対的に往復揺動することによりレ
ンズ1の加工を行う。すなわち、加圧用エアシリンダー
6による加圧、および砥石2の回転およびレンズ1の揺
動の要素が加わって砥石2によるレンズ1の倣い加工が
行われる。
【0035】ここで、砥石2側からのレンズ1に対する
加工量を解析すると、図2(a)のようになる。なお、
説明を容易にするため、図2の表示およびその説明は2
次元的に考えたものである。図2(a)の力Fは加圧用
エアシリンダー6により砥石2に加えられ、図2(a)
の力Fを砥石2の凹球面(レンズ1の凸球面に合致した
加工面)の各位置にて、砥石2の凹球面の曲率中心方向
に生じる力、すなわちレンズ1の凸球面の法線方向に作
用する力を図式化すると、図2(b)のようになる。そ
して、砥石2の凹球面を平面に見なすと、上記凹球面の
各位置でレンズ1に作用する力は図2(c)のようにな
る。これは、加工を行うレンズ1の凸球面に対して作用
する垂直方向(法線方向)の力成分(具体的には、レン
ズ1の加工に直接影響を与える力成分)を抜き出したも
のである。
【0036】図2(c)で表す力は、レンズ1の加工
中、すなわち揺動している最中にレンズ1に対して常に
作用し続けているため、揺動の時間軸を考慮すると、図
3のようになる。図3(a)は、相対的に揺動している
レンズ1と砥石2の相対的な位置関係を図示してあり、
図3(b)は砥石2の凹球面を平面に見なしてレンズ1
に作用する力を図3(a)に対応させて示してある。す
なわち、図3(a)と図3(b)におけるA,B,C状
態はそれぞれ対応した状態であり、図3(b)ではレン
ズ中心からレンズ外周までの領域で示してある。そし
て、砥石2の一部がレンズ中心を跨いでいるAの状態を
揺動位置1、砥石2がレンズ中心とレンズ外周間の位置
にあるBの状態を揺動位置2、砥石2の一部がレンズ外
周からはみ出しているCの状態を揺動位置3とする。
【0037】A状態の揺動位置1では、レンズ中心より
はみ出している領域(斜線を付した領域1)はレンズ中
心線を跨いでレンズ1に加わる力となる。ここで、レン
ズ1は加工中に回転しているので、仮にレンズ1が18
0°回転したときを想定する。その際、相対的な位置関
係としては、レンズ中心軸を対称軸として反転した所
(レンズ中心軸の右側)に領域1が位置することにな
る。よって、レンズ1の加工中における領域1の加圧力
は、レンズ中心軸を対称軸として反転させた上で、すな
わち領域1に対応した範囲でレンズ中心軸の右側に加圧
力として加える(イメージ的にはレンズ中心軸で紙面を
折り畳むようなことである)。
【0038】一方、C状態の揺動位置3では、レンズ外
周からはみ出している領域(斜線を付した領域2)は、
レンズ1と砥石2が接触していない領域なので、例えレ
ンズ1が回転してもレンズ加工の力の要素としては加工
に寄与しない領域である。よって、加圧力としては0と
みなす。
【0039】そして、B状態の揺動位置2では、砥石2
の凹球面の全ての領域がレンズ加工の力の要素として寄
与する。
【0040】図3(a)、(b)で示す揺動位置1,
2,3は、レンズ1と砥石2が相対的に揺動して連続的
に現れるため、時間軸を重ね合わせ揺動位置1〜3を合
成することで図3(c)で示すようになり、レンズ1を
加工する加圧力の総和として算出することができる。
【0041】そして、その加圧力の総和がなるべく均等
になるように、加圧用シリンダー6により加圧力を各揺
動位置によって調整し、レンズ1の加工を行う。また、
加工中に設定した加圧力が出力されているか常に監視す
る意味で、歪みゲージ30の出力を測定用アンプ31a
から抽出しておく。
【0042】本実施の形態によれば、加工中の加圧力を
総和として算出し、加工するレンズ1の凸球面に対し
て、形状的に取り代をより多くすべき位置、および取り
代をより少なくすべき位置に対して、加圧制御装置13
によって加工用エアシリンダー6による加圧力を調整し
て加工することにより、形状精度を良くして加工するこ
とができる。また、球面のみならず平面や非球面レンズ
の加工においても、応用することができ、より広範囲の
形状に対して対応を可能にすることができる。
【0043】(実施の形態2)本発明の実施の形態2を
図4および図5に基づいて説明する。図4は本実施の形
態のレンズの加工装置を示す概略斜視図、図5は加工後
のレンズの形状測定についてのフィードバックを説明す
るための図である。なお、実施の形態1と同一の部分お
よび同一の状態には同一の符号を付して、その説明を省
略する。
【0044】本実施の形態は、砥石2によりレンズ1を
加工した後のレンズ1の形状を測定し、その結果を加工
条件にフィードバックを可能にしている。すなわち、本
実施の形態のレンズ加工装置には、加工後のレンズ形状
を測定する干渉計32および形状解析装置33が設けら
れている。干渉計32と形状解析装置33は接続され、
干渉計32によるレンズ形状(砥石2で加工した面形
状)の結果を形状解析装置33で解析可能となってい
る。
【0045】形状解析装置33には電算機34が接続さ
れており、形状解析装置33の解析結果の入力を可能に
している。そして、入力した解析結果に基づいて、電算
機34により、どのような加工条件(加圧の条件)の
時、加工後のレンズ形状がどのようになったかを確認
し、理想とするレンズ形状との間に解離があった場合、
加工条件をどのように変更したらよいかを計算可能とな
っている。電算機34は加工制御装置28に接続されて
おり、計算した加工条件を加工制御装置28に入力し、
その加工条件でレンズ1の加工を可能にしている。その
他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0046】上記の構成により、砥石2をレンズ1に当
接して加圧しつつ回転し、レンズ1の凸球面の球心位置
を揺動中心としてレンズ1を揺動してレンズ1を倣い加
工するのは、実施の形態1と同様である。
【0047】次に、加工後のレンズ形状を測定した結果
のフィードバックを説明する。まず、図5(a)のよう
に理想とする加工後のレンズ形状を平面と考えたとき、
加工後のレンズ被加工面形状がどのように起伏している
かを、干渉計32と形状解析装置33により解析する。
これにより、所望するレンズの理想形状に対して、加工
後の被加工面において加工による除去量(加工量)が足
りない部分を加圧増加領域とし、加工による除去量が多
すぎる部分を加圧減少領域として、電算機34で算出す
る。
【0048】これを、レンズ中心部からレンズ外周部ま
で演算して、図5(b)に示すように加圧力に換算す
る。さらに、揺動による時間軸で分割し、各々の揺動位
置1,2,3における加圧力を算出する。なお、図5
(c)のA、B、Cは図3(a)のA、B、Cと同じ揺
動位置を示しており、このときも実施の形態1と同様に
領域1の部分、領域2の部分については加減算を行う。
【0049】そして、上記算出値を加工制御装置28に
入力し、加圧制御装置13の制御により加圧用エアシリ
ンダー6による加圧力を各揺動位置で変化させ、理想形
状が加工できるようにする。
【0050】本実施の形態によれば、実施の形態1と同
様に、加圧用エアシリンダー6の加圧力を制御しつつレ
ンズ1の加工を行うことにより、所望の形状精度のレン
ズ1を加工できるとともに、加工後の実施のレンズ形状
を測定し、形状的に取り代(加工量)をより多くすべき
位置、および取り代をより少なくすべき位置をフィード
バックすることにより、目標とする形状精度のレンズを
容易に製作することができる。
【0051】上記各実施の形態では、加圧を行う可変加
圧手段にエアシリンダーを用い、測定手段に歪みゲージ
を用いたが、可変加圧手段もしくは測定手段に圧電素子
を用いることも可能である。さらに、加工後のレンズに
おける曲率についても形状精度と同様に、容易に制御で
きる。
【0052】なお、上記した具体的実施の形態から次の
ような構成の技術的思想が導き出される。 (付記) (1)レンズ形状に見合った総型工具を用いたレンズの
倣い加工にあって、加工中心軸がレンズの最外周からは
ずれることなく加工を行うとともに、上記レンズの加工
後の形状を測定した後、所望の加工形状との差を算出
し、上記総型工具の揺動位置に応じて、加圧量を増減さ
せることを特徴とするレンズの加工方法。
【0053】(2)レンズの加工形状に合致した形状の
加工面を持つ総型工具を装着し、レンズもしくは総型工
具のどちらか一方を、もしくは両方を回転させる機構
と、レンズ被加工面の曲率中心を揺動中心として上記総
型工具もしくはレンズを揺動する機構と、保持した総型
工具を上下に摺動させる機構と、保持具に装着した上記
レンズを上記総型工具に押圧する機構と、を有するレン
ズの加工装置において、レンズの加工中に保持する上記
総型工具をレンズに押圧する力を変える加圧可変機構
と、上記総型工具の加圧量を測定する圧力測定装置を具
備し、上記圧力測定装置からの信号により、加工圧力の
増減を指令する制御装置を具備することを特徴とするレ
ンズの加工装置。
【0054】(3)上記加工中にレンズを押圧する力を
変える加圧可変機構が圧電素子、エアシリンダーのいず
れから構成されていることを特徴とする付記(2)に記
載のレンズの加工装置。
【0055】(4)上記加工中にレンズを押圧する力を
測定する圧力測定装置が、圧電素子、歪みゲージのいず
れから構成されていることを特徴とする付記(2)に記
載のレンズの加工装置。
【0056】(5)レンズの加工形状に合致した加工面
を持つ総型工具を上下に移動可能な軸に設け、保持具に
保持したレンズに上記総型工具を移動してその加工面を
レンズ被加工面に当接させるとともに加圧しながら、上
記レンズ被加工面の曲率中心を揺動中心として上記総型
工具と上記レンズを相対的に揺動させつつ、上記総型工
具と上記レンズを相対的に回転させることにより加工す
るレンズの加工装置において、加工後のレンズ形状を解
析する解析手段を設け、上記レンズの加工中に上記総型
工具をレンズ被加工面に押圧する加圧力を変える加圧可
変手段と、その加圧量を測定する圧力測定手段とを上記
軸に設けるとともに、上記レンズの加工中に上記解析手
段の結果に応じて上記可変加圧手段の加圧力の増減を指
令する制御装置を具備することを特徴とするレンズの加
工装置。
【0057】(6)上記解析手段は、干渉計と形状解析
装置からなることを特徴とする付記(5)に記載のレン
ズの加工装置。
【0058】付記(1)のガラスの加工方法によれば、
加工後のレンズ形状を測定して所望の加工形状との差を
求め、レンズの加工中の揺動によりレンズと総型工具の
接触面積が変動したり、総型工具の加工面の中で加圧力
の分布による差が生じていた場合でも、レンズ加工時の
加圧力の総和を一定に保つことにより、より均一な研削
・研磨加工を行うことができる。さらに、加工品質の安
定性も向上させることでき、熟練を要する研磨作業にお
いても、一般の作業者にも研磨作業が可能になる、とい
った作業自体の簡易化を図ることができる。
【0059】付記(2)のレンズの加工装置によれば、
レンズの加工中に、相対的に揺動している総型工具とレ
ンズとの揺動位置に応じて、制御装置から加圧可変手段
に加圧力の調整を行うように指令を出してレンズの加工
量を調整し、レンズの加工中の揺動によりレンズと総型
工具の接触面積が変動したり、総型工具の加工面の中で
加圧力の分布による差が生じていた場合でも、レンズ加
工時の加圧力の総和を一定に保つことにより、より均一
な研削・研磨加工を行うことができる。さらに、加工品
質の安定性も向上させることでき、熟練を要する研磨作
業においても、一般の作業者にも研磨作業が可能にな
る、といった作業自体の簡易化を図ることができる。
【0060】付記(3)のレンズの加工装置によれば、
加圧可変機構にエアシリンダーや圧電素子を使用するこ
とにより、加圧可変機構による加圧力の増減をスムーズ
に行えるとともに、電気的に制御し、制御装置からの指
令によりレンズの加工中の加圧力を微妙に変化させてコ
ントロールすることができる。
【0061】付記(4)のレンズの加工装置によれば、
圧力測定装置に歪みゲージや圧電素子を使用することに
より、より精密な加圧力の測定を行うことができ、加工
中の加圧力の測定結果を圧力測定装置にフィードバック
することにより、さらに誤差の小さい加圧力の測定を行
うことができる。
【0062】付記(5)、(6)のレンズの加工装置に
よれば、加工後のレンズ形状を測定し、相対的に揺動し
ている総型工具とレンズとの揺動位置に応じて、制御装
置から加圧可変手段に加圧力の調整を行うように指令を
出してレンズの加工量を調整し、レンズを所望の形状に
加工することができる。その他の効果は付記(2)と同
様である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係るガラスの加工方法によれば、加工後のレンズ形状
を測定して所望の加工形状との差を求め、相対的に揺動
している総型工具とレンズとの揺動位置に応じて加工中
のレンズの加工量を調整し、レンズを所望の形状に加工
することできる。そして、レンズの加工中の揺動により
レンズと総型工具の接触面積が変動したり、総型工具の
加工面の中で加圧力の分布による差が生じていた場合で
も、レンズ加工時の加圧力の総和を一定に保つことによ
り、より均一な研削・研磨加工を行うことができる。さ
らに、加工品質の安定性も向上させることでき、熟練を
要する研磨作業においても、一般の作業者にも研磨作業
が可能になる、といった作業自体の簡易化を図ることが
できる。また、総型工具の加圧中心軸がレンズの被加工
面の最外周から外れないように揺動させるので、加圧中
心軸を支点とした回転モーメントは一切発生しない状態
で、レンズを高精度に加工できる。
【0064】本発明の請求項2に係るレンズの加工装置
によれば、レンズの加工中に、相対的に揺動している総
型工具とレンズとの揺動位置に応じて、制御装置から加
圧可変手段に加圧力の調整を行うように指令を出してレ
ンズの加工量を調整し、レンズを所望の形状に加工する
ことができる。そして、レンズの加工中の揺動によりレ
ンズと総型工具の接触面積が変動したり、総型工具の加
工面の中で加圧力の分布による差が生じていた場合で
も、レンズ加工時の加圧力の総和を一定に保つことによ
り、より均一な研削・研磨加工を行うことができる。さ
らに、加工品質の安定性も向上させることでき、熟練を
要する研磨作業においても、一般の作業者にも研磨作業
が可能になる、といった作業自体の簡易化を図ることが
できる。また、圧力測定手段によりレンズを加工してい
る加圧力を測定し、制御装置にフィードバックすること
ができる。
【0065】本発明の請求項3に係るレンズの加工装置
によれば、加圧可変手段にエアシリンダーや圧電素子を
使用することにより、加圧可変手段による加圧力の増減
をスムーズに行えるとともに、電気的に制御し、制御装
置からの指令によりレンズの加工中の加圧力を微妙に変
化させてコントロールすることができる。
【0066】本発明の請求項4に係るレンズの加工装置
によれば、圧力測定手段に歪みゲージや圧電素子を使用
することにより、より精密な加圧力の測定を行うことが
でき、加工中の加圧力の測定結果を圧力測定手段にフィ
ードバックすることにより、さらに誤差の小さい加圧力
の測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のレンズ加工装置を示す
概略斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1において砥石がレンズに
及ぼす加圧力を2次元的に示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるレンズと砥石と
の揺動位置における加圧力を示すとともに、揺動の時間
軸を重ね合わせた加圧力を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態2のレンズ加工装置を示す
概略斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態2における加工後のレンズ
の形状測定についてのフィードバックを説明するための
図である。
【図6】従来技術の加工装置の主要部を示す図である。
【図7】従来技術におけるレンズ加工時の総型工具とレ
ンズの位置関係を示す図である。
【図8】従来技術の加工装置全体を示す概略図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 砥石 3 レンズホルダー 6 加圧用エアシリンダー 10 砥石回転モーター 11 揺動モーター 12 電空弁 13 加圧制御装置 14 制御装置 23 ワーク軸 27 インバーター 28 加工制御装置 30 歪みゲージ 32 干渉計 33 形状解析装置 34 電算機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズの加工形状に合致した加工面を持
    つ総型工具を上下に移動可能に設け、保持具に保持した
    レンズに上記総型工具を移動してその加工面をレンズ被
    加工面に当接させるとともに加圧しながら、上記レンズ
    被加工面の曲率中心を揺動中心として上記総型工具と上
    記レンズを相対的に揺動させつつ、上記総型工具と上記
    レンズを相対的に回転させることにより加工するレンズ
    の加工方法において、 上記総型工具の加圧中心軸をレンズ被加工面の最外周か
    ら外れないように揺動させつつレンズの加工を行うとと
    もに、加工後のレンズ被加工面の形状を測定して所望の
    加工形状との差を算出し、その算出結果に基づき、上記
    レンズ被加工面に対する総型工具の揺動位置に応じて、
    上記差を解消するようにレンズの加工量を増減させるこ
    とを特徴とするレンズの加工方法。
  2. 【請求項2】 レンズの加工形状に合致した加工面を持
    つ総型工具を上下に移動可能な軸に設け、保持具に保持
    したレンズに上記総型工具を移動してその加工面をレン
    ズ被加工面に当接させるとともに加圧しながら、上記レ
    ンズ被加工面の曲率中心を揺動中心として上記総型工具
    と上記レンズを相対的に揺動させつつ、上記総型工具と
    上記レンズを相対的に回転させることにより加工するレ
    ンズの加工装置において、 上記レンズの加工中に上記総型工具をレンズ被加工面に
    押圧する加圧力を変える加圧可変手段と、その加圧量を
    測定する圧力測定手段とを上記軸に設け、上記レンズの
    加工中に上記圧力測定手段からの信号により、上記可変
    加圧手段の加圧力の増減を指令する制御装置を具備する
    ことを特徴とするレンズの加工装置。
  3. 【請求項3】 上記加圧可変手段は、圧電素子あるいは
    エアシリンダーのいずれかにより構成したことを特徴と
    する請求項1記載のレンズの加工装置。
  4. 【請求項4】 上記圧力測定手段は、圧電素子あるいは
    歪みゲージのいずれかにより構成したことを特徴とする
    請求項1記載のレンズの加工装置。
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