JP2002113638A - 工作機械の送り装置 - Google Patents

工作機械の送り装置

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JP2002113638A
JP2002113638A JP2000306021A JP2000306021A JP2002113638A JP 2002113638 A JP2002113638 A JP 2002113638A JP 2000306021 A JP2000306021 A JP 2000306021A JP 2000306021 A JP2000306021 A JP 2000306021A JP 2002113638 A JP2002113638 A JP 2002113638A
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JP
Japan
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screw shaft
feeder
machine tool
cooling
shaft
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JP2000306021A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Suzuki
木 克 之 鈴
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ軸を冷却する機構に機械的な可動部分を
なくし、メンテナンスフリーで安定した冷却性能を維持
することができる上に、設置スペースを全くとらずにね
じ軸に冷却機構を組み込む。 【解決手段】 ねじ軸4の内部10に冷却媒体用の液体
を封入し、ねじ軸4をナット3が摺動する範囲Sを蒸発
部とし、ねじ軸4の端部を凝縮部12、14とするヒー
トパイプ冷却機構を当該ねじ軸4に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械の送り装
置に係り、特に、発熱するねじ軸のナット摺動部や軸受
部を冷却するヒートパイプをねじ軸の本体内部に組み込
むようにした工作機械の送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタなどの工作機械では、
主軸頭、コラム、テーブルなどの移動体があり、これら
の移動体を送る機構には、ボールねじ送り機構が採用さ
れることが多い。図5は、従来のボールねじ送り機構を
採用した送り装置を示す。この図5において、2がテー
ブルなどの移動体である。移動体2にはナット3が取り
付けられており、このナット3は、ボールねじからなる
ねじ軸4に螺合している。ねじ軸4は、その両端部をス
ラスト軸受5、6によって支持されている。参照符号7
は、ねじ軸4を回転駆動するモータであり、カップリン
グ8を介してねじ軸4の一端部と連結されている。
【0003】このような送り装置では、モータ7に駆動
されてねじ軸4が回転すると、このねじ軸4の回転は、
ナット3によって移動体2を直線運動させる推力に変換
される。
【0004】ねじ軸4が回転する間、ナット3はねじ軸
4の外周面を摺動するので、摩擦によって発熱が生じ
る。一般に、モータ7の伝動動力をW、伝動効率をηと
すると、 W*(1−η) に相当するエネルギが摩擦熱に変換されて、ねじ軸4お
よびナット3の温度が上昇する。同じような摩擦熱は、
ねじ軸4を支持するスラスト軸受5、6にも生じる。
【0005】このようなねじ軸4の温度上昇は、軸方向
の熱膨張を引き起こし、スラスト軸受5、6に過大な負
荷を与え、破損に至らしめることがある。また、スラス
ト軸受5、6を保持している構造物にも熱変形が生じ、
ボールねじ送り機構の位置精度を低下させる虞がある。
このため、高速送り工作機械や、高精度工作機械では、
ねじ軸4の熱変形を防止するために、ねじ軸4の中心に
軸方向に伸びる軸穴10を通して冷却液を循環し、冷却
する冷却装置が設けられている。
【0006】図5において、従来のこの種の冷却装置
は、冷却ポンプなどを備えた冷却液供給ユニット31、
回転するねじ軸4から冷却液が漏れないように冷却配管
との接続部分を封止する軸封装置32a、32b、冷却
液を回収する冷却液回収ユニット33などから構成され
ている。このような冷却装置では、冷却液を循環してね
じ軸4を冷却することで、高い冷却能力を得ることがで
きる。また、流量制御弁34の開度をNC装置35で制
御することが容易であり、冷却液の流量を制御し、ねじ
軸4の温度制御を工作機械の運転状況に合わせて行なえ
る利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
冷却装置は、冷却液供給ユニット31のポンプや、冷却
ユニット回収ユニット33のタンクおよびこれらをつな
ぐ配管引き回しのために、かなりの設置スペースが必要
となる。また、軸封装置32a、32bのシール機構な
どに精度の高いものが要求され、ポンプ、駆動モータな
どトータルでは製作費用がかかるという問題がある。
【0008】さらに、機械的な可動部、機械的な接触部
分や、配管の接続箇所など、機械的な故障の発生し得る
箇所を数多く有しており、とりわけ軸封装置12a、1
2bのシール機構は摩耗等が生じるため、冷却性能を維
持するためにはメンテナンスが必要不可欠で、部品交換
などのメンテナンスコストがかなりかかるという問題が
ある。
【0009】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
有する問題点を解消し、ねじ軸を冷却する機構に機械的
な可動部分をなくし、メンテナンスフリーで安定した冷
却性能を維持することができる上に、設置スペースを全
くとらずにねじ軸に冷却機構を組み込めるようにした工
作機械の送り装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載した発明は、ねじ軸と、前記ねじ
軸に螺合するナットとからなるボールねじ機構により移
動体に直線運動を与える工作機械の送り装置において、
前記ねじ軸中心の軸方向にあけた穴に冷却媒体用の液体
を封入し、前記ねじ軸を前記ナットが摺動する範囲を蒸
発部とし、前記ねじ軸の端部を凝縮部とするヒートパイ
プ冷却機構を当該ねじ軸に形成したことを特徴とするも
のである。
【0011】この請求項1に係る発明によれば、ねじ軸
の発熱する部位全体を蒸発部とし、ねじ軸の端部を凝縮
部とするヒートパイプ冷却機構による熱輸送作用によ
り、発生した熱は、放熱管から空気中に放出され、ねじ
軸4の温度上昇を防止することができる。
【0012】また、請求項2に記載した発明は、前記ヒ
ートパイプ冷却機構は、前記蒸発部における冷却媒体用
の液体が封入される空間を形成し前記ねじ軸の中心で軸
方向に延びる軸穴と、前記軸穴に挿着され前記蒸発部で
凝縮した液体を前記蒸発部に還流させるウィックと、前
記ねじ軸の端部に取り付けられ、前記蒸発部を構成する
放熱管と、からなることを特徴とするものである。
【0013】請求項3に記載した発明は、ねじ軸を支持
する軸受部に、前記軸穴と同心の第2の蒸発部を形成す
るとともに、第2の凝縮部を設け、軸受冷却用の第2の
ヒートパイプ冷却機構を形成したことを特徴とするもの
である。
【0014】この請求項3に係る発明によれば、送り運
動の間は、軸受の温度上昇が防止されるため、ねじ軸の
本体側におけるヒートパイプ冷却機構の熱輸送作用の効
率低下を確実に防止することが可能となる。
【0015】また、請求項4に記載した発明は、前記蒸
発部で凝縮した液体の蒸発部への還流を遠心力の作用に
より促進する還流促進手段をさらに備えることを特徴と
するものである。
【0016】この請求項4にかかる発明によれば、放熱
管で凝縮しウィックの表面張力の作用下にある液体は、
軸穴への移送が遠心力を受けて促進されるので、ヒート
パイプの熱輸送能力を高めることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による工作機械の送
り装置の一実施形態について、添付の図面を参照しなが
ら説明する。第1実施形態図1は、本発明の第1実施形
態による工作機械の送り装置を示す断面図である。
【0018】この図1において、2がテーブルなどの移
動体である。移動体2にはナット3が取り付けられてお
り、このナット3は、ボールねじからなるねじ軸4に螺
合している。ねじ軸4は、その両端部をスラスト軸受
5、6によって支持されている。参照符号7は、ねじ軸
4を回転駆動するモータであり、カップリング8を介し
てねじ軸4の一端部と連結されている。モータ7に駆動
されてねじ軸4が回転すると、このねじ軸4の回転は、
ナット3によって推力に転換されて移動体2に伝えら
れ、移動体2は、ねじ軸4のねじのある範囲Sを移動す
ることができる。
【0019】ねじ軸4には、軸心に沿って軸穴10が形
成されている。この軸穴10は、ねじ軸4の全長に亘っ
て延び、モータ7との連結される側の端部では盲となっ
ている一方、他方の端部は開口している。この軸穴10
には、冷却媒体用の液体が入れられて、ナット3がねじ
軸4を摺動しながら移動する範囲S全体にわたる蒸発部
が形成されている。また、軸穴10には全長に亘ってウ
ィック11が挿着されている。
【0020】ねじ軸4の開口側端部には、凝縮部を構成
する放熱管12が気密に接合されている。図2に示すよ
うに、この放熱管12は、熱伝導率の高い金属材料を材
質とし、その外周部には、複数枚の放熱フィン13が同
心円状に一体に形成されている。放熱管12は、一方が
開放する有底の管体で、ねじ軸4の軸穴10の直径と同
一の管内径をもっている。ウィック11の端部は、放熱
管12の内径部に嵌合しており、放熱管12をねじ軸1
0の端部に接合することにより、ねじ軸4、放熱管12
と続く冷却用の液体の封入される閉じた空間が形成され
ている。同様の放熱管14は、ねじ軸4のモータ7側の
端部にも取り付けられている。
【0021】次に、以上のようにねじ軸4に形成されて
いるヒートパイプ冷却機構の作用について説明する。モ
ータ7がねじ軸4を回転駆動し、移動体2を送っている
と、ナット3とねじ軸4との摺動により発熱し、移動体
2の移動する範囲Sに亘ってねじ軸4の本体が昇温して
くることになる。この発熱は、ねじ軸4の内部に封入さ
れた液体を蒸発させ、潜熱分の熱量をねじ軸4の本体か
ら奪い、ねじ軸4を冷却して温度上昇を防止する。
【0022】一方、ねじ軸4の両端部には、放熱管1
2、14が設けられており、ねじ軸4の回転とともに、
冷却フィン13と空気の間には相対運動が生じ、空気と
の間で熱交換が行われて、放熱管12、14の温度はほ
ぼ室温になっている。したがって、ねじ軸4では、両端
部に向かって温度が低くなるように温度勾配が形成さ
れ、放熱管12、14に移送された蒸気は、内径部12
a、14aで冷やされて凝縮し、凝縮の潜熱分だけの熱
を空気に放出する。凝縮した液体は、ウィック11との
表面張力の作用により、蒸発部に戻される。
【0023】ねじ軸4が発熱する送り運動の間は、ねじ
軸4の回転により、放熱管12、14の冷却フィン13
と空気の間には、強制対流熱交換が行われ、効率良く熱
交換することができる。
【0024】このように、送り運動の間は、ねじ軸4の
発熱する部位全体を蒸発部とし、ねじ軸4の端部を凝縮
部とするヒートパイプ冷却機構による熱輸送作用によ
り、発生した熱は、放熱管12、14から空気中に放出
され、ねじ軸4の温度上昇を防止することができる。
【0025】そして、ヒートパイプ冷却機構をねじ軸4
自体に形成しているため、従来のように、冷却装置を設
ける必要がなくスペースを有効に活用できる。しかも、
送り運動中は自ずと、ナット3の摺動する範囲全域が冷
却されるので、冷却用の電力が不要で省エネ効果に優れ
るとともに、メンテナンスの必要な可動部品が、一切な
いので、メンテナンスフリーで冷却性能を維持すること
が可能となる。
【0026】第2実施形態次に、図3は、本発明の第2
実施形態による工作機械の送り装置のねじ軸端部の断面
図である。なお、この図3において、図2と同一の構成
要素には同一の参照符号が付されている。この第2実施
形態は、ねじ軸4の軸受5での発熱により、ねじ軸4に
おけるヒートパイプ冷却機構の熱移送効率が低下するの
を防ぐために、軸受冷却用の第2のヒートパイプ冷却機
構を設けたものである。なお、図1におけるモータ側の
軸受6についても同様の第2ヒートパイプ冷却機構が設
けられるが、これについては省略する。
【0027】図3において、ねじ軸4に形成されている
軸穴10は、軸受5の取付位置で段部15を介して拡径
し、軸穴10と同軸の段付き穴16に連続するようにな
っている。この段付き穴16は、軸受5と接する領域全
体をカバーしてねじ軸4の端面まで延びている。
【0028】ねじ軸4の開口端面4aには、軸受用の第
2の放熱管18が気密に接合されている。放熱管18
は、放熱管12と同じように、同心円状に張り出した放
熱フィン13が形成されている。放熱管18の内径部に
は、同軸に円筒部19が一体に形成されており、この円
筒部19の先端部は、前記段部15に気密に接合されて
いる。放熱管18の内径は、ねじ軸4の段付き穴16の
内径と同一である。段付き穴16の内周面は放熱管18
の内周面に連続し、円筒部19の外周面との間に、冷却
用の液体が封入されるアニューラー状の空間部が形成さ
れている。ウィック20は、このアニュラー空間の最外
周に配置され、冷却媒体用の液体は、ウィック20の内
側に封入されるようになっている。
【0029】なお、この実施形態では、ねじ軸4の全長
に亘って挿着されているウィック11は、円筒部19を
挿通して先端部が突き出しており、ねじ軸用のヒートパ
イプ冷却機構の放熱管14の内径部14aには、ウィッ
ク11の突出した部分が嵌合している。この放熱管14
は、軸受用の放熱管19の端面部18aに気密に接合
し、同軸2段構造となっている。
【0030】次に、以上のように構成される第2実施形
態の作用について説明する。軸受5は、ねじ軸4のヒー
トパイプ冷却機構を構成する蒸発部と凝縮部の中間に位
置するため、軸受5の発熱により軸受5の温度上昇がナ
ット3の摺動する範囲Sのねじ軸4の本体よりも大きい
と、温度勾配のバランスがくずれて、放熱管12の凝縮
部で液化した媒体がねじ軸4の蒸発部に達する前に軸受
部で蒸発してしまい、効率の良い熱輸送の阻害要因とな
る。
【0031】しかしながら、上記のように、軸受5の取
付位置には、ねじ軸4と同心円状に軸受5の温度上昇を
防止するヒートパイプ冷却機構が形成され、段付き穴1
6を蒸発部、放熱管18を凝縮部として、軸受5で発生
した熱は、放熱管18の放熱フィン13から空気中に放
出される。このため、送り運動の間は、軸受の温度上昇
が防止されるため、ねじ軸4の本体側におけるヒートパ
イプ冷却機構の熱輸送作用の効率低下を確実に防止する
ことが可能となる。
【0032】第3実施形態次に、図4は、本発明の第3
実施形態による工作機械の送り装置のねじ軸端部の断面
図である。この第3実施形態では、ねじ軸4のヒートパ
イプ冷却機構の凝縮部から蒸発部へ液体を還流させるウ
ィック11の還流能力を遠心力で増強する構造を取り入
れた実施の形態である。
【0033】ウィック11は、その内部組織と液体との
間に発生する表面張力を利用して、放熱管12で凝縮し
た液体をねじ軸4内部の蒸発部へと還流させる。ヒート
パイプ冷却機構の熱輸送能力は、液体の還流速度に比例
するので、この還流速度を大きくすれば、熱輸送をより
促進することが可能となる。
【0034】そこで、図4に示すように、放熱管12の
内径穴12aは、軸穴10に向かって径が漸増する傾斜
をもったテーパ穴24に連続し、さらに、このテーパ穴
24は、軸穴10に連続するようになっている。
【0035】ねじ軸4が回転すると、そのときの遠心力
は、放熱管12で凝縮した液体に作用し、半径方向外方
に力を及ぼす。テーパ穴24は、軸穴10に向かって径
が漸増するテーパをもっているため、放熱管12で凝縮
しウィック11の表面張力の作用下にある液体は、軸穴
10への移送が遠心力を受けて促進されるので、ヒート
パイプの熱輸送能力を高めることが可能となる。なお、
テーパ穴24の替りに、軸穴10に向かって段階的に径
の小さくなる段つ付き穴としても、同様に還流速度を高
めることができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ねじ軸を冷却する機構に機械的な可動部分を
なくし、メンテナンスフリーで安定した冷却性能を維持
することができる上に、設置スペースを全くとらずにね
じ軸に冷却機構を組み込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による工作機械の送り装置の一実施形態
を示す断面図。
【図2】同工作機械の送り装置のねじ軸端部の断面図。
【図3】本発明の第2実施形態による工作機械の送り装
置のねじ軸端部の断面図。
【図4】本発明の第3実施形態による工作機械の送り装
置のねじ軸端部の断面図。
【図5】従来の工作機械の送り装置の横断面図である。
【符号の説明】
2 移動体 3 ナット 4 ねじ軸 5 スラスト軸受 6 スラスト軸受 7 モータ 10 軸穴 11 ウィック 12 放熱管 13 放熱フィン 14 放熱管 16 段付き穴 18 放熱管 20 ウィック 24 テーパ穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねじ軸と、前記ねじ軸に螺合するナットと
    からなるボールねじ機構により移動体に直線運動を与え
    る工作機械の送り装置において、 前記ねじ軸中心の軸方向にあけた孔に冷却媒体用の液体
    を封入し、前記ねじ軸を前記ナットが摺動する範囲を蒸
    発部とし、前記ねじ軸の端部を凝縮部とするヒートパイ
    プ冷却機構を当該ねじ軸に形成したことを特徴とする工
    作機械の送り装置。
  2. 【請求項2】前記ヒートパイプ冷却機構は、前記蒸発部
    における冷却媒体用の液体が封入される空間を形成し前
    記ねじ軸の中心で軸方向に延びる軸穴と、前記軸穴に挿
    着され前記蒸発部で凝縮した液体を前記蒸発部に還流さ
    せるウィックと、前記ねじ軸の端部に取り付けられ、前
    記蒸発部を構成する放熱管と、からなることを特徴とす
    る請求項1に記載の工作機械の送り装置。
  3. 【請求項3】前記ねじ軸を支持する軸受部に、前記軸穴
    と同心の第2の蒸発部を形成するとともに、第2の凝縮
    部を設け、軸受冷却用の第2のヒートパイプ冷却機構を
    形成したことを特徴とする請求項1に記載の工作機械の
    送り装置。
  4. 【請求項4】前記蒸発部で凝縮した液体の蒸発部への還
    流を遠心力の作用により促進する還流促進手段をさらに
    備えることを特徴とする請求項2または3に記載の工作
    機械の送り装置。
  5. 【請求項5】前記還流促進手段は、放熱管の内径部から
    軸穴に連続し当該軸穴に向かって径が漸増するテーパ穴
    からなることを特徴とする請求項4に記載の工作機械の
    送り装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023237062A1 (zh) * 2022-06-09 2023-12-14 北京博鲁斯潘精密机床有限公司 航空叶片叶榫的加工机床

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080108