JP2002112206A - データ配信システム、及びデータ配信方法 - Google Patents

データ配信システム、及びデータ配信方法

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JP2002112206A
JP2002112206A JP2000301279A JP2000301279A JP2002112206A JP 2002112206 A JP2002112206 A JP 2002112206A JP 2000301279 A JP2000301279 A JP 2000301279A JP 2000301279 A JP2000301279 A JP 2000301279A JP 2002112206 A JP2002112206 A JP 2002112206A
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educational
cpu
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Tomohiro Sudo
智浩 須藤
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Casio Computer Co Ltd
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 番組と附随的な情報とが多重化されて配信さ
れても、視聴者が困らないデータ配信システム、及び、
データ配信方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 教育機器データの通信タイミングが近づ
くと画面に表示されているタイムテーブルの表示が変更
等され、視聴者は、教育機器データの通信タイミングを
予め知ることが可能になり、番組受信装置20と教育機
器30との接続のタイミングを失うことが無くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送を等
において動画データを番組配信するデータ配信システ
ム、及びデータ配信方法関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、学校等の教育施設に
おいては、放送によって一般に配信される教育番組を利
用して授業が行なわれることがあり、将来的にはデジタ
ル放送サービスの登場により、番組と共に、付随的な情
報を多重化して送信することが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような番
組内容と付随的な情報とが多重化して配信されると、視
聴者は、この付随的なデータがいつ頃、どのタイミング
で配信されるのか気にしなければならず、放送内容に集
中できない可能性がある。
【0004】本発明は、このような想定される問題に鑑
みてなされたものであり、番組と附随的な情報とが多重
化されて配信されても、視聴者が困らないデータ配信シ
ステム、及び、データ配信方法を提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の特徴を備えている。なお、以下に示
す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態に対応する
構成を例示する。また、符号等は、図面参照符号に対応
する。
【0006】請求項1に係るデータ配信システムは、動
画データと当該動画データに関連する付随的データとを
多重化して配信するデータ配信システム(例えば、図2
に示す番組送信装置10、図19のS82)において、前
記付随的データが送信されるタイムテーブルを、前記動
画データ及び前記付随的データに多重化させて配信する
タイムテーブル配信手段(例えば、図3に示すCPU1
1、図19のS81)を備えたことを特徴とする。
【0007】請求項1の発明によれば、前記付随的デー
タが送信されるタイムテーブルを多重化して送信するこ
とができるので、受信者は、付随的データを活用するタ
イミングを簡易に判断することができる。
【0008】なお、上記データ配信システムにより、例
えば、狭義の教育番組、料理番組、技術や体験を情報と
して知らせる教育的番組その他の、各種番組が配信され
る。また、当該動画データと多重化される付随的データ
には、シミュレーションを含む実験、実習その他の各種
実演が可能な教育機器等を含む各種機器で活用されるプ
ログラム等が含まれる。
【0009】請求項2に係るデータ配信方法は、動画デ
ータと当該動画データに関連する付随データとを多重化
して配信するデータ配信方法(例えば、図19に示すS
82)であって、前記付随的データが送信されるタイムテ
ーブルを、前記動画データ及び前記付随的データに多重
化させて配信(例えば、図19に示すS81)するデータ
配信方法。
【0010】請求項2の発明によれば、前記付随的デー
タが送信されるタイムテーブルを多重化して送信するこ
とができるので、受信者は、付随的データを活用するタ
イミングを簡易に判断することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
を適用し、デジタル放送を利用した教育用の実演システ
ムの全体構成を説明する図である。この実演システム
は、各種教育番組を提供するデジタル放送局に設けた番
組送信装置10と、教育番組の提供を受ける学校に設置
される番組受信装置20と、番組受信装置20から実験
等の実演に必要なデータを受け取る教育機器30と、視
聴者の反応を応答データとして番組受信装置20を介し
て受け取るとともに、応答データを番組送信装置10に
転送する電話網等の通信回線40とを備える。
【0012】番組送信装置10は、理科等の教育番組で
放送すべき番組データのみならず、番組データに関連す
る所定の実演すなわち実験やシミュレーションを行うた
めの付随的データとを含む配信情報を配信することがで
きる。番組送信装置10は、デジタルデータである配信
情報を適宜変調して送信アンテナ101から電波を送信
する。
【0013】番組受信装置20は、受信アンテナ102
で電波を受信して配信情報を復調する。受信された配信
情報からは、番組データと付随的データとがデジタルデ
ータとして分離される。前者の番組データは、通常の動
画情報としてテレビディスプレイに表示される。後者の
付随的データは、実験データ、教育機器操作プログラ
ム、教育機器操作情報等を含んでおり、これらのうち実
験データや教育機器操作プログラムが教育機器30に送
信される。
【0014】教育機器30は、番組受信装置20から出
力される実験データや教育機器操作プログラム等を含む
付随的データに基づいて実験やシミュレーションを行う
ためのもので、数式処理機能、処理結果の表示機能が搭
載された、例えば小型電子計算機(関数電卓)等の計算
機とすることができる。
【0015】以上説明した実演システムでは、番組受信
装置20によって、教育番組の番組データとこれに関連
する実験等を行うための付随的データとを含む配信情報
が配信される。番組受信装置20では、受信した配信情
報から番組データを読み出して番組の動画をテレビディ
スプレイに表示するとともに、配信情報から分離した付
随的データを視聴者の要求等に応じて教育機器30に送
信する。教育機器30では、付随的データ中に含まれる
データやプログラムのダウンロードを受けて教育番組の
内容や進行状況に応じたシミュレーションを行いうる状
態となる。
【0016】なお、図面では、番組送信装置10から番
組受信装置20への配信情報の送信が地上波によるよう
にも見えるが、衛星放送等の各種番組放送媒体を利用し
て実演システムを構成することができる。
【0017】図2は、放送局に配置される番組送信装置
10の構造を概念的に説明するブロック図である。
【0018】図示の番組送信装置10は、CPU(Centr
al Processing Unit)11、入力部12、伝送制御部1
3、送信回路14、表示部15、RAM(Random Access
Memory)17、及び記憶部18によって構成されてお
り、CPU11は、バスBLによって、入力部12、伝
送制御部13、送信回路14、表示部15、RAM1
7、及び記憶部18との間で相互にデータの授受が可能
になっている。
【0019】CPU11は、入力部12を介して入力さ
れる指示に基づいて、記憶部18から所定のプログラム
やデータを読み出してRAM17に一時格納し、これら
プログラム及びデータに基づく各種処理を実行して番組
送信装置10の各部を統括制御する。すなわち、CPU
11は、読み出した所定プログラム及びデータに基づい
て各種処理を実行し、その処理結果をRAM17内のワ
ークメモりに格納するとともに、各種処理にともなう表
示データを生成して表示部15に表示させる。また、入
力部12を介して入力される指示に基づいて、前述の処
理結果を記憶部18を介して記憶媒体19に保存させ
る。
【0020】本実施形態の番組送信装置10において、
例えば予め収録、編集された放送番組を送信する場合に
は、CPU11は、記憶部18に記憶されている教育機
器制御用プログラムに基づいて、上記放送番組に付随す
る実験データ、教育機器30の操作プログラム、操作情
報等の付随的データを再生して送信用の信号に変換す
る。なお、CPU11は、予め記憶部18に保存されて
いる動画情報のための動画再生変換プログラムに基づい
て、記憶部18或いは記憶媒体19に記録された所望の
放送番組の番組データ等を再生して送信用の信号に変換
する。
【0021】入力部12は、キーボード、マウス等によ
って構成され、オペレータの意思を反映した指令信号を
CPU11に出力する。
【0022】表示部15は、LCD(Liquid Crystal D
isplay)等により構成され、CPU11から出力される
表示データを適当に処理した駆動信号に基づいて各種表
示を行う。
【0023】RAM17は、番組送信装置10において
指定されたアプリケーションプログラム、入力指示、入
力データ、及び処理結果等を一時格納するワークメモリ
等の他、再生された番組データや付随的データを記憶す
る各種メモリ領域を有する。
【0024】記憶部18は、内蔵するROM等により、
番組送信装置10を動作させる基本プログラム及びアプ
リケーションプログラムを複数記憶している。すなわ
ち、番組送信装置10の電源がON状態にされた際に実
行する初期表示プログラム、メニュー選択プログラム等
の書き換え不要な基本プログラムの他、番組送信装置1
0で行なわれる各種処理に対応したアプリケーションプ
ログラムを格納している。
【0025】記憶部18は、書き込み可能な記憶媒体1
9からデータやプログラム等を再生することができ、逆
に、記憶媒体19にデータやプログラム等を記録するこ
ともできる。この記憶媒体19は、磁気的、光学的記記
録媒体、若しくは半導体メモリで構成されており、記憶
部18に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着
するものである。記憶媒体19には、各種アプリケーシ
ョンプログラム及びこれらのプログラムで処理されたデ
ータ、放送番組の動画情報である番組データ、放送番組
に付随する実験データ、教育機器操作プログラム等の付
随的データ等を記憶する。
【0026】送信回路14は、再生された番組データ及
び付随的データを誤り訂正符号化し、デジタル変調した
後、電力増幅等を行って送信アンテナ101にデジタル
放送信号を送る。なお、放送番組の番組データは、予め
記憶部18等に保存しておくこともできるが、動画のア
ナログデータをデジタル化したものを番組データとして
送信回路14に直接入力して付随的データと重ね合わせ
ることができる。さらに、番組データやその他の付随的
データは単一に限らず、複数の番組に対応する番組デー
タを多重化して送信できる。
【0027】伝送制御部13は、モデム(MODEM:
MOdulator/DEModulator )またはターミナルアダプタ
(TA:Terminal Adapter)等によって構成され、図1
に示す電話回線、ISDN回線等の通信回線40を介し
て外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0028】図3は、視聴者の居室に配置される番組受
信装置20の構造を概念的に説明するブロック図であ
る。
【0029】図示の番組受信装置20は、CPU21、
入力部22、伝送制御部23、受信回路24、テレビデ
ィスプレイ25、動画表示回路26、RAM27、記憶
部28、及び教育機器用インターフェース123によっ
て構成されており、CPU21は、バスBLによって、
入力部22、伝送制御部23、受信回路24、動画表示
回路26、RAM27、記憶部28及び教育機器用イン
ターフェース123との間で相互にデータの授受が可能
になっている。
【0030】CPU21は、入力部22を介して入力さ
れる指示に基づいて、記憶部28から所定のプログラム
やデータを読み出してRAM27に一時格納し、これら
プログラム及びデータに基づく各種処理を実行して番組
受信装置20の各部を統括制御する。すなわち、CPU
21は、読み出した所定プログラム及びデータに基づい
て各種処理を実行し、その処理結果をRAM27内のワ
ークメモりに格納するとともに、各種処理にともなう表
示データを生成し、テレビディスプレイ25に表示させ
る。また、入力部22を介して入力される指示に基づい
て、前述の処理結果を記憶部28を介して記憶媒体29
に保存させる。
【0031】本実施形態の番組受信装置20において、
例えば教育番組を受信する場合、CPU21は、記憶部
28に記憶されている番組受信プログラムに基づいて、
上記教育番組のデジタル放送信号に含まれる配信情報を
動画情報である番組データと番組に付随する付随的デー
タとに分離する。また、CPU21は、記憶部28に記
憶されている録画プログラムに基づいて上記教育番組の
番組データを記憶媒体29等に保存する。また、CPU
21は、記憶部28に記憶されている付随的データ保存
プログラムに基づいて上記教育番組の付随的データを記
憶媒体29等に保存する。さらに、CPU21は、記憶
部28に記憶されているデータ転送プログラムに基づい
て、上記付随的データを教育機器用インターフェース1
23を介して教育機器30に送信する。
【0032】入力部22は、数値キー、コマンドキー等
を備えるリモートコントローラ等によって構成され、オ
ペレータの意思を反映した指令信号をCPU21に出力
する。
【0033】テレビディスプレイ25は、LCD等によ
り構成され、動画表示回路26から入力される駆動信号
に基づいて放送画像や音声のほか、番組受信装置20の
操作に関連する表示を行う。動画表示回路26は、CP
U21から入力される番組データに基づく駆動信号を生
成して、テレビディスプレイ25の制御を行う。
【0034】RAM27は、番組受信装置20において
指定されたアプリケーションプログラム、入力指示、入
力データ、及び処理結果等を一時格納するワークメモリ
等の他、受信した番組データや付随的データを記憶する
各種メモリ領域を有する。
【0035】記憶部28は、内蔵するROMにより、番
組受信装置20を動作させる基本プログラム及びアプリ
ケーションプログラムを複数記憶している。すなわち、
番組受信装置20の電源がON状態にされた際に実行す
る初期プログラム等の書き換え不要な基本プログラムの
他、番組受信装置20で行なわれる各種処理に対応した
アプリケーションプログラムを格納している。
【0036】記憶部28は、書き込み可能な記憶媒体2
9からデータやプログラム等を再生することができ、逆
に、記憶媒体29に放送番組の動画データや付随して配
信されるプログラム等を記録することもできる。この記
憶媒体29は、磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導
体メモリで構成されており、記憶部28に固定的に設け
たもの、若しくは着脱自在に装着するものである。記憶
媒体29には、各種アプリケーションプログラム及びこ
れらのプログラムで処理されたデータ、放送番組の動画
情報である番組データ、放送番組に付随する実験デー
タ、教育機器操作プログラム等の付随的データ等を記憶
する。特に、教育番組を動画として記録するときには、
DVD記憶装置、ビデオレコーダ等を利用する。
【0037】受信回路24は、受信アンテナ102で受
信したデジタル放送信号を増幅して復調し、番組データ
及び付随的データを含む配信情報を読み出す。
【0038】伝送制御部23は、モデム又はターミナル
アダプタ等によって構成され、図1に示す電話回線、I
SDN回線等の通信回線40を介して外部機器との通信
を行うための制御を行う。
【0039】教育機器用インターフェース123は、通
信ケーブル等を介して図1の教育機器30に接続可能な
ターミナルを備えている。この教育機器用インターフェ
ース123は、所定のプロトコルによって、教育機器3
0との間でデータの送受信を行う。
【0040】図4は、教育機器30が計算装置であると
した場合における、教育機器30の具体的構造を説明す
るブロック図である。
【0041】図4に示すように教育機器30は、CPU
31、入力部32、放送受信装置用インターフェース3
3、教育機器間インターフェース34、表示部35、表
示駆動回路36、RAM37、記憶部38、タブレット
132a及び位置検出装置132bによって構成されて
いる。
【0042】CPU31は、入力部32等を介して入力
される指示に基づいて、記憶部38から所定のプログラ
ムやデータを読み出してRAM37に一時格納し、これ
らプログラム及びデータに基づく各種処理を実行して教
育機器30の各部を統括制御する。すなわち、CPU3
1は、読み出した所定プログラム及びデータに基づいて
各種処理を実行し、その処理結果をRAM37内のワー
クメモりに格納するとともに、表示駆動装置回路36に
より表示データを生成し、表示部35に表示させる。ま
た、入力部32を介して入力される指示に基づいて、前
述の処理結果を記憶部38を介して記憶媒体39に保存
させる。
【0043】本実施形態の教育機器30において、例え
ば関数演算を実行する場合には、CPU31は、記憶部
38に記憶されているグラフ式登録処理プログラムに基
づいてグラフ式登録処理を実行し、トレース機能の実行
指示が入力されるとトレース処理プログラムに従ってト
レース処理を実行する。
【0044】入力部32は、数値キー、文字キー、各種
演算キー群から構成されるデータ入力キー、カーソルや
トレースポインタを移動させる際に操作されるカーソル
移動キー(「→」「←」「↑」、「↓」)、動作モード
を選択する際に操作されるモードキー、演算を実行させ
る際に操作される「EXE」キー、実行中の処理を終了
又は中止する際に操作される「ESC」キー等の各種キ
ー群によって構成され、押下されたキーの押下信号をC
PU31に出力する。
【0045】なお、モードキーは、教育機器30の動作
モードを設定するもので、四則演算を行う数値演算モー
ド、C言語、CASLその他のプログラミング言語を入
力し実行するプログラム入力モード、所望のテキストデ
ータを入力し記憶させるエディタモード、表示部35に
ベクトルを描画させるベクトル描画モード、各種パラメ
ータの変化を示す物理量変化グラフを描画するグラフ描
画モード、及び物体の運動軌跡の経時変化などをシミュ
レーション表示する運動描画モード等を選択設定するキ
ーを含む。
【0046】タブレット132aは、入力ペン(図示せ
ず)等の座標を指示する装置と、指示した座標を感知す
る板状の装置とを組み合わせてなる入力機器であり、位
置検出回路132bによって電磁誘導方式、磁気歪式、
電圧式等の座標読み取り原理で入力ペン(図示せず)に
よって指示された位置座標を検出し、検出結果をCPU
31に出力する。また、タブレット132aは、後述す
る表示部35と一体になっており、表示部35に表示さ
れる表示内容を入力ペンにて直接指示することで入力操
作を行える。
【0047】表示部35は、LCD等により構成され、
表示駆動回路36から入力される駆動信号に基づく各種
表示を行う。表示駆動回路36は、CPU31から入力
される表示データに基づく駆動信号を生成して、表示部
35の表示制御を行う。
【0048】放送受信装置用インターフェース33は、
通信ケーブル等を介して図1の番組受信装置20に接続
可能なターミナルを備えている。この放送受信装置用イ
ンターフェース33は、所定のプロトコルによって、番
組受信装置20との間でデータの送受信を行う。
【0049】番組受信装置20から受け取るデータに
は、例えば放映中の番組の進行に即したシミュレーショ
ン等の処理を行うための教育機器操作プログラムや、実
験データ等の条件設定データが含まれる。CPU31
は、放送受信装置用インターフェース33を介して受け
取った教育機器操作プログラム等を、一旦記憶部38に
保存して適当なタイミングで読み出し、或いは記憶部3
8に保存することなく直接読み取って、シミュレーショ
ン等の実演処理を行う。
【0050】一方、番組受信装置20に送信するデータ
には、番組からの質問等に対する応答信号や、教育機器
操作プログラム等のダウンロードを指示する指令信号等
が含まれる。すなわち、CPU31は、放送受信装置用
インターフェース33に対し、視聴者が番組中の問いか
け等に対して入力部32を操作した結果の応答信号を放
送受信装置用インターフェース33に送信し、或いは教
育機器操作プログラムや条件設定データのダウンロード
の開始、終了等を指示する指令信号を送信する。
【0051】教育機器間インターフェース34は、通信
ケーブル等を介して図示を省略する他の教育機器に接続
可能なターミナルを備えている。この教育機器間インタ
ーフェース34は、他の教育機器との間で教育機器操作
プログラム等を含むデータの送受信を行う。
【0052】RAM37は、教育機器30において指定
されたアプリケーションプログラム、入力指示、入力デ
ータ、及び処理結果等を一時格納するワークメモリ等の
他、入力されたグラフ式を記憶するグラフ式メモリ、数
式処理によって算出された導関数を記憶する導関数メモ
リ、算出された微分値を記憶する微分値メモリ等の各種
メモリ領域を有する。
【0053】記憶部38は、内蔵するROMにより、教
育機器30を動作させる基本プログラム及びアプリケー
ションプログラムを複数記憶している。すなわち、教育
機器30の電源がON状態にされた際に実行する初期表
示プログラム、メニュー選択プログラム、各種関数演算
プログラム、統計演算処理プログラム及びグラフ描画プ
ログラム等の書き換え不要な基本プログラムの他、教育
機器30で行なわれる各種処理に対応したアプリケーシ
ョンプログラムを格納している。
【0054】記憶部38は、書き込み可能な記憶媒体3
9に、プログラムやデータ等を記録することができる。
この記憶媒体39は、磁気的、光学的記録媒体、若しく
は半導体メモリで構成されており、記憶部38に固定的
に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであ
る。記憶媒体39には、各種アプリケーションプログラ
ム、番組受信装置20からダウンロードした教育機器操
作プログラム、及びこれらのプログラムで処理されたデ
ータ等を記憶する。
【0055】次に、第1実施形態に係る教育用実演シス
テムの動作を、図5に示すフローチャートに従って説明
する。この場合、放送中の教育テレビ番組から、放送内
容に即した付随的データを教育機器30にダウンロード
可能にする点に特徴がある。
【0056】まず、番組送信装置10のCPU11は、
放送すべき番組のために収録された動画情報を記憶部1
8から読み出して番組データ(テレビ情報)を再生する
とともに、番組に対応する実験等を行うための実験デー
タ、教育機器操作プログラム、及び教育機器操作情報等
からなる付随的データ(教育機器データ)を記憶部18
から読み出す。さらに、CPU11は、番組データと付
随的データとを合成してデジタル配信情報を形成する
(ステップS11)。
【0057】次に、CPU11は、デジタル配信情報を
送信回路14に出力する。送信回路14からは、送信ア
ンテナ101を介してデジタル放送信号としてデジタル
配信情報が配信される(ステップS12)。
【0058】配信されたデジタル放送信号は、番組受信
装置20の受信アンテナ102を介して受信回路24に
取り込まれる。CPU21は、受信回路24からデジタ
ル配信情報を読み出し、番組データと付随的データとを
分離する(ステップS13)。このうち番組データは、C
PU21からの指示に従って動画としてテレビディスプ
レイ25に表示され付随する音声が出力される。
【0059】デジタル配信情報から番組データと付随的
データとを分離する際には、CPU21により、付随的
データが存在するか否かが判断される(ステップS1
4)。
【0060】付随的データが存在する場合、CPU21
は、教育機器用インターフェース123を介して番組受
信装置20と教育機器30とが接続されているか否かを
判断し、番組受信装置20と教育機器30が接続されて
いれば、CPU31との間に通信プロトコルを確立する
(ステップS15)。
【0061】次に、番組受信装置20側のCPU21や
RAM27等から、教育機器30側のCPU31やRA
M37等にデジタル配信情報中の付随的データが送信さ
れる(ステップS16)。
【0062】次に、CPU21は、番組の受信が終了し
ているか否かを判断する(ステップS17)。ステップS
14で付随的データが存在しないと判断された場合にも、
番組の受信が終了しているか否かが判断される。
【0063】ステップS17で番組の受信が終了している
と判断された場合、処理を終了し、番組の受信が終了し
ていないと判断された場合、ステップS13に戻って、ス
テップS13〜S17の処理が繰返される。
【0064】なお、教育機器30側では、視聴者の操作
により、教育番組の進行と並行して、或いは番組終了後
の適当なタイミングで教育機器操作プログラムが実行さ
れる。具体的には、CPU31が、付随的データに含ま
れる教育機器操作プログラムに基づいて実験データが直
接表示され、或いは教育機器操作プログラムに基づいて
や番組の内容に即したシミュレーション等を実行し結果
を表示する。
【0065】図6は、動作状態の概観図であり、図6
(a)はステップS13に伴う教育番組の表示を示し、図
6(b)はステップS16における番組受信装置20から
教育機器30への付随的データの送信を示し、図6
(c)は教育機器30における教育機器操作プログラム
の実行を示している。
【0066】教育機器30における教育機器操作プログ
ラムの実行について具体的に説明する。例えば物理系の
教育テレビ番組で、センサを用いた物体の移動を測定す
る実験を放送したとする。物体が移動していく様子を、
センサが特定の間隔で距離データとして測定、測定機器
に取り込んでいく様子がテレビ画面に映し出される。こ
のとき、放送局の番組送信装置10からはテレビの動画
情報を含む番組データとともに、テレビ画面に映った実
験風景の中で測定された実験データも付随的データとし
て送信される。付随的データを受信した教育機器30で
は、教育テレビ番組で見た実験結果と同じ実験データを
教室の授業等の中で運用することが可能になる。 〔第2実施形態〕以下、第2実施形態に係る教育用実演
システムについて説明する。第2実施形態の教育用実演
システムは、第1実施形態のシステムの動作を変更した
ものであり、システムのハードウェア構成については変
更がない。
【0067】第2実施形態に係る教育用実演システムの
動作を、図7に示すフローチャートに従って説明する。
この場合、配信情報に教育機器で運用するための付随的
データが含まれているとき、番組受信装置20のテレビ
ディスプレイ25に映し出されている画像中に目印を表
示する点に特徴がある。
【0068】まず、番組送信装置10のCPU11は、
放送すべき番組のために収録された動画情報を記憶部1
8から読み出して番組データ(テレビ情報)を再生する
とともに、番組に対応する実験等を行うための付随的デ
ータ(教育機器データ)を記憶部18から読み出す。さ
らに、CPU11は、番組データと付随的データとを合
成してデジタル配信情報を形成する(ステップS21)。
【0069】次に、CPU11は、デジタル配信情報を
送信回路14に出力する。送信回路14からは、送信ア
ンテナ101を介してデジタル放送信号としてデジタル
配信情報が配信される(ステップS22)。
【0070】配信されたデジタル放送信号は、番組受信
装置20の受信アンテナ102を介して受信回路24に
取り込まれる。CPU21は、受信回路24からデジタ
ル配信情報を読み出し、番組データと付随的データとを
分離する(ステップS23)。このうち番組データは、C
PU21からの指示に従って動画としてテレビディスプ
レイ25に表示され付随する音声が出力される。
【0071】デジタル配信情報から番組データと付随的
データとを分離する際には、CPU21により、付随的
データが存在するか否かが判断される(ステップS2
4)。
【0072】付随的データが存在する場合、CPU21
は、テレビディスプレイ25に表示される動画の一部に
付随的データが存在することを示すマークを目印として
表示するとともにこのマークを点滅させる(ステップS
25)。
【0073】次に、CPU21は、教育機器用インター
フェース123を介して番組受信装置20と教育機器3
0とが接続されているか否かを判断し、番組受信装置2
0と教育機器30が接続されていれば、CPU31との
間に通信プロトコルを確立する(ステップS26)。
【0074】次に、番組受信装置20側のCPU21や
RAM27等から、教育機器30側のCPU31やRA
M37等にデジタル配信情報中の付随的データが送信さ
れる(ステップS27)。
【0075】次に、CPU21は、番組の受信が終了し
ているか否かを判断する(ステップS28)。ステップS
24で付随的データが存在しないと判断された場合にも、
番組の受信が終了しているか否かが判断される。
【0076】ステップS28で番組の受信が終了している
と判断された場合、処理を終了し、番組の受信が終了し
ていないと判断された場合、ステップS23に戻って、ス
テップS23〜S28の処理が繰返される。
【0077】なお、教育機器30側では、視聴者の操作
により、教育番組の進行と並行して、或いは番組終了後
の適当なタイミングで教育機器操作プログラムが実行さ
れる。
【0078】図8は、動作状態の概観図であり、図8
(a)はステップS23に伴う教育番組の表示であって付
随的データを受信していない場合を示し、図8(b)は
ステップS23に伴う教育番組の表示であって付随的デー
タを受信している場合を示す。
【0079】この場合、例えば図8(b)のように画面
上に円い点滅表示を出し、視聴者にユーザーに付随的デ
ータの受信を知らせることもできるが、付随的データの
種類(実験データ、教育機器操作データ等の教育デー
タ、音楽データ等)や、付随的データの放送状態(例え
ば、データの送信タイミングが迫っている、データ送信
中等)等の状況に応じて色や形等、表示形式を様々に変
更して視聴者に知らせることができる。 〔第3実施形態〕以下、第3実施形態に係る教育用実演
システムについて説明する。第3実施形態の教育用実演
システムは、第1実施形態のシステムの動作を変更した
ものである。
【0080】第3実施形態に係る教育用実演システムの
動作を、図9に示すフローチャートに従って説明する。
この場合、教育テレビ番組の放送中に実験データ等の付
随的データの受信を検出して、自動的にこの付随的デー
タを記憶媒体29に記録する。この際、記憶媒体29
は、外付けのハードディスク、DVDメディア、ビデオ
テープ等とすることができる。
【0081】まず、番組送信装置10のCPU11は、
放送すべき番組のために収録された動画情報を記憶部1
8から読み出して番組データ(テレビ情報)を再生する
とともに、番組に対応する実験等を行うための付随的デ
ータ(教育機器データ)を記憶部18から読み出す。さ
らに、CPU11は、番組データと付随的データとを合
成してデジタル配信情報を形成する(ステップS31)。
【0082】次に、CPU11は、デジタル配信情報を
送信回路14に出力する。送信回路14からは、送信ア
ンテナ101を介してデジタル放送信号としてデジタル
配信情報が配信される(ステップS32)。
【0083】配信されたデジタル放送信号は、番組受信
装置20の受信アンテナ102を介して受信回路24に
取り込まれる。CPU21は、受信回路24からデジタ
ル配信情報を読み出し、番組データと付随的データとを
分離する(ステップS33)。このうち番組データは、C
PU21からの指示に従って動画としてテレビディスプ
レイ25に表示され付随する音声が出力される。
【0084】デジタル配信情報から番組データと付随的
データとを分離する際には、CPU21により、付随的
データが存在するか否かが判断される(ステップS3
4)。
【0085】付随的データが存在する場合、CPU21
は、番組受信装置20と教育機器30とが接続されてい
るか否かに拘わらず、デジタル配信情報中の付随的デー
タを記憶媒体29に保存する(ステップS35)。この
際、記憶媒体29の電源が自動的にONされ、記録スタ
ンバイ状態になる。
【0086】次に、CPU21は、番組の受信が終了し
ているか否かを判断する(ステップS36)。ステップS
34で付随的データが存在しないと判断された場合にも、
番組の受信が終了しているか否かが判断される。
【0087】ステップS36で番組の受信が終了している
と判断された場合、処理を終了し、番組の受信が終了し
ていないと判断された場合、ステップS33に戻って、ス
テップS33〜S36の処理が繰返される。
【0088】なお、番組終了後の適当なタイミングで、
番組受信装置20の記憶媒体29に保存された付随的デ
ータが教育機器30にダウンロードされ、教育機器30
側では、ユーザの操作により教育機器操作プログラムが
実行される。
【0089】図10は、動作状態の概観図であり、図1
0(a)はステップS33に伴う教育番組の表示であって
付随的データを受信していない場合を示し、図10
(b)はステップS33に伴う教育番組の表示を示し、付
随的データが外付けの記憶媒体29に自動保存されてい
る。 〔第4実施形態〕以下、第4実施形態に係る教育用実演
システムについて説明する。第4実施形態の教育用実演
システムは、第1実施形態のシステムの動作を変更した
ものである。
【0090】第4実施形態に係る教育用実演システムの
動作を、図11に示すフローチャートに従って説明す
る。この場合、番組受信装置20において、記憶部28
を構成するDVD記憶装置等に、付随的データ(教育機
器データ)のみを再生するモードを有することに特徴が
ある。なお、記憶部28には、CPU21の指示によ
り、番組データと付随的データとを含むデジタル配信情
報が保存されているものとする。
【0091】このモードが選択された場合、CPU21
は、記憶部28を構成するDVD記憶装置等からデジタ
ル配信情報を読み出す再生を開始する(ステップS4
1)。
【0092】ここで、CPU21は、記憶部28の動作
を制御して早送りの再生動作を行わせる(ステップS4
2)。
【0093】さらに、CPU21は、早送りの再生で読
み出されたデータに基づいて、CPU21により、デジ
タル配信情報中に付随的データ(教育機器データ)が存
在するか否かが判断される(ステップS43)。
【0094】付随的データが存在する場合、CPU21
は、記憶部28の動作を制御して通常の再生動作を行わ
せる(ステップS44)。この際、再生したデジタル配信
情報から番組データと付随的データとを分離する。な
お、付随的データが存在しない場合、ステップS42に戻
って、CPU21は、記憶部28に早送りの再生動作を
継続させる。
【0095】ステップS44で通常の再生動作に移行した
場合、CPU21は、デジタル配信情報中に付随的デー
タが存在するか否か、すなわち付随的データが存在する
部分の再生が終了したか否かを判断する(ステップS4
5)。
【0096】付随的データの存在部分の再生が終了して
いない場合、ステップS44に戻って通常の再生動作が維
持され、付随的データの存在部分の再生が終了している
場合、CPU21は、番組の再生が終了しているか否か
を判断する(ステップS46)。
【0097】ステップS46で番組の受信が終了している
と判断された場合、処理を終了し、番組の受信が終了し
ていないと判断された場合、ステップS42に戻って、ス
テップS42〜S46の処理が繰返される。
【0098】なお、番組再生中又は番組再生終了後の適
当なタイミングで、デジタル配信情報中の付随的データ
が番組受信装置20から教育機器30にダウンロードさ
れ、教育機器30側では、ユーザの操作により教育機器
操作プログラムが実行される。
【0099】図12は、動作状態の概観図であり、図1
2(a)は予め教育番組を録画している段階を示し、図
12(b)は実験風景のみの再生モードにおいてデジタ
ル配信情報中に付随的データが存在しており通常の再生
動作を行わせている一状態を示し、図12(c)は実験
風景のみの再生モードにおいてデジタル配信情報中に付
随的データが存在しており通常の再生動作を行わせてい
る別の状態を示す。
【0100】上記実施形態は、教育番組をビデオレコー
ダ等に記録した場合に、番組自体の再生は必要ないが、
そこに含まれる実験データや教育機器用プログラムのみ
を授業に用いたい場合があることを考慮したものであ
る。本発明では、CPU21は、記憶部28を構成する
ビデオレコーダ等の各種画像記録装置に特殊再生キーを
持たせることによって、付随的データ部分だけを再生し
て呼び出すことができるようにしている。これにより、
授業時に必要な実験ためのデータを迅速に呼び出すこと
ができる。 〔第5実施形態〕以下、第5実施形態に係る教育用実演
システムについて説明する。第5実施形態の教育用実演
システムは、第1実施形態のシステムの動作を変更した
ものである。
【0101】第5実施形態に係る教育用実演システムの
動作を、図13に示すフローチャートに従って説明す
る。この場合、教育番組の放送中に付随的データが存在
する場合、付随的データ中の実験データや教育機器操作
用プログラムを活用できるデータフォーマット、対応機
種等を表示することができる点に特徴がある。
【0102】まず、番組送信装置10のCPU11は、
放送すべき番組のために収録された動画情報を記憶部1
8から読み出して番組データ(テレビ情報)を再生する
とともに、番組に対応する実験等を行うための付随的デ
ータ(教育機器データ)を記憶部18から読み出す。さ
らに、CPU11は、番組データと付随的データとを合
成してデジタル配信情報を形成する(ステップS51)。
【0103】次に、CPU11は、デジタル配信情報を
送信回路14に出力する。送信回路14からは、送信ア
ンテナ101を介してデジタル放送信号としてデジタル
配信情報が配信される(ステップS52)。
【0104】配信されたデジタル放送信号は、番組受信
装置20の受信アンテナ102を介して受信回路24に
取り込まれる。CPU21は、受信回路24からデジタ
ル配信情報を読み出し、番組データと付随的データとを
分離する(ステップS53)。このうち番組データは、C
PU21からの指示に従って動画としてテレビディスプ
レイ25に表示され付随する音声が出力される。
【0105】デジタル配信情報から番組データと付随的
データとを分離する際には、CPU21により、付随的
データが存在するか否かが判断される(ステップS5
4)。
【0106】付随的データが存在する場合、CPU21
は、テレビディスプレイ25に表示される動画の一部に
付随的データが存在することを示すマークを目印として
表示・点滅させるととに、上記動画の一部に付随的デー
タのデータフォーマットが対応する教育機器の種類を表
示する(ステップS55)。
【0107】次に、CPU21は、教育機器用インター
フェース123を介して番組受信装置20と教育機器3
0とが接続されているか否かを判断し、番組受信装置2
0と教育機器30が接続されていれば、CPU31との
間に通信プロトコルを確立する(ステップS56)。この
場合、CPU21は、接続されている教育機器30が付
随的データのデータフォーマットに適合する種類か否か
を判断し、その結果適合している場合はテレビディスプ
レイ25に対応機器の接続を意味するマークを表示さ
せ、適合していない場合はテレビディスプレイ25に非
対応機器の接続を意味するマークを表示させる。この
際、教育機器30の表示部35や特別に設けたインジケ
ータランプによって、対応機器か否かを表示させること
もできる。
【0108】次に、番組受信装置20側のCPU21や
RAM27等から、教育機器30側のCPU31やRA
M37等にデジタル配信情報中の付随的データが送信さ
れる(ステップS57)。
【0109】次に、CPU21は、番組の受信が終了し
ているか否かを判断する(ステップS58)。ステップS
54で付随的データが存在しないと判断された場合にも、
番組の受信が終了しているか否かが判断される。
【0110】ステップS58で番組の受信が終了している
と判断された場合、処理を終了し、番組の受信が終了し
ていないと判断された場合、ステップS53に戻って、ス
テップS53〜S58の処理が繰返される。
【0111】なお、教育機器30側では、視聴者の操作
により、教育番組の進行と並行して、或いは番組終了後
の適当なタイミングで教育機器操作プログラムが実行さ
れる。
【0112】図14は、動作状態の概観図であり、図1
4(a)はステップS53に伴う教育番組の表示であって
付随的データを受信していない場合を示す。図14
(b)は教育番組の表示であって付随的データを受信可
能であることを示すマークを点滅させており、図14
(c)は教育番組の表示であって付随的データを受信可
能であることを示すマークとともにそのデータフォーマ
ットが対応する教育機器の種類を表示させている。 〔第6実施形態〕以下、第6実施形態に係る教育用実演
システムについて説明する。第6実施形態の教育用実演
システムは、第1実施形態のシステムの動作を変更した
ものである。
【0113】第6実施形態に係る教育用実演システムの
動作を、図15に示すフローチャートに従って説明す
る。この場合、デジタル配信データを構成する付随的デ
ータに教育機器操作データを含ませて放送局から発信
し、難しい操作が必要な設定や機能を放送局側から制御
し、スムーズな番組進行を可能にする。
【0114】まず、番組送信装置10のCPU11は、
放送すべき番組のために収録された動画情報を記憶部1
8から読み出して番組データ(テレビ情報)を再生する
とともに、番組に対応する実験等を行うための付随的デ
ータ(教育機器データ)を教育機器30の操作や機能の
自動設定に関する情報を含めて記憶部18から読み出
す。さらに、CPU11は、番組データと付随的データ
とを合成してデジタル配信情報を形成する(ステップS
61)。
【0115】次に、CPU11は、デジタル配信情報を
送信回路14に出力する。送信回路14からは、送信ア
ンテナ101を介してデジタル放送信号としてデジタル
配信情報が配信される(ステップS62)。
【0116】配信されたデジタル放送信号は、番組受信
装置20の受信アンテナ102を介して受信回路24に
取り込まれる。CPU21は、受信回路24からデジタ
ル配信情報を読み出し、番組データと付随的データとを
分離する(ステップS63)。このうち番組データは、C
PU21からの指示に従って動画としてテレビディスプ
レイ25に表示され付随する音声が出力される。
【0117】デジタル配信情報から番組データと付随的
データとを分離する際には、CPU21により、付随的
データが存在するか否かが判断される(ステップS6
4)。
【0118】付随的データが存在する場合、CPU21
は、教育機器用インターフェース123を介して番組受
信装置20と教育機器30とが接続されているか否かを
判断し、番組受信装置20と教育機器30が接続されて
いれば、CPU31との間に通信プロトコルを確立す
る。そして、番組受信装置20側のCPU21やRAM
27等から、教育機器30側にデジタル配信情報中の付
随的データが送信される(ステップS65)。
【0119】教育機器30側では、CPU31がデジタ
ル配信情報中の付随的データから自動設定に関する情報
を読み出して自動制御モードの動作を開始する(ステッ
プS66)。この自動制御モードでは、RAM37等に付
随的データ中の実験データや教育機器操作プログラムが
ダウンロードされ、難しい操作や設定を行うことなくシ
ミュレーション等の実演が行われる。
【0120】次に、CPU21は、番組の受信が終了し
ているか否かを判断する(ステップS67)。ステップS
64で付随的データが存在しないと判断された場合にも、
番組の受信が終了しているか否かが判断される。
【0121】ステップS67で番組の受信が終了している
と判断された場合、処理を終了し、番組の受信が終了し
ていないと判断された場合、ステップS63に戻って、ス
テップS63〜S67の処理が繰返される。
【0122】図16は、動作状態の概観図であり、図1
6(a)は教育番組の表示であって付随的データを受信
していない場合を示し、図16(b)はステップS65に
伴う付随的データの受信を示し、図16(c)はステッ
プS66に伴うシミュレーション等の実演を示す。
【0123】この場合、教育機器30の操作を放送局側
から制御する。番組放送中に教育機器30を使用する上
で行われる難しい設定や難しい操作は、番組の限られた
時間内で行うには難しく、学習として重要な部分の解説
が希薄になる可能性がある。本実施形態では、教育機器
30に対し難しい操作が必要な設定や機能を放送局側か
ら制御し、スムーズな番組進行を可能にする。 〔第7実施形態〕以下、第7実施形態に係る教育用実演
システムについて説明する。第7実施形態の教育用実演
システムは、ラジオ放送の文字放送データを用いて教育
機器を操作するものであり、第1実施形態のシステムに
おいて番組受信装置20がテレビ受像器ではなくラジオ
受信機である。この場合、図3のテレビディスプレイ2
5及び動画表示回路26に代えてスピーカ及びその駆動
回路を用いることになる。
【0124】まず、番組送信装置10のCPU11は、
放送すべき番組のために収録された音声情報を記憶部1
8から読み出して番組データ(ラジオ情報)を再生する
とともに、番組に対応する実験等を行うための付随的デ
ータ(教育機器データ)を記憶部18から読み出す。さ
らに、CPU11は、番組データと付随的データとを合
成してデジタル配信情報を形成する(ステップS71)。
【0125】次に、CPU11は、デジタル配信情報を
送信回路14に出力する。送信回路14からは、送信ア
ンテナ101を介してデジタル放送信号としてデジタル
配信情報が配信される(ステップS72)。
【0126】配信されたデジタル放送信号は、番組受信
装置20の受信アンテナ102を介して受信回路24に
取り込まれる。CPU21は、受信回路24からデジタ
ル配信情報を読み出し、番組データと付随的データとを
分離する(ステップS73)。このうち番組データは、C
PU21からの指示に従ってラジオ放送の音声が出力さ
れる。
【0127】この際、CPU21は、教育機器用インタ
ーフェース123を介して番組受信装置20と教育機器
30とが接続されているか否かを判断する(ステップS
74)。
【0128】番組受信装置20と教育機器30が接続さ
れていれば、CPU21により、付随的データが存在す
るか否かが判断される(ステップS75)。
【0129】付随的データが存在する場合、番組受信装
置20側のCPU21やRAM27等から、教育機器3
0側のCPU31やRAM37等にデジタル配信情報中
の付随的データが送信される(ステップS76)。
【0130】教育機器30側では、CPU31がデジタ
ル配信情報中の付随的データから自動設定に関する情報
を読み出して、第6実施形態の場合と同様に自動制御モ
ードの動作を開始する。この自動制御モードでは、RA
M37等に付随的データ中の実験データや教育機器操作
プログラムがダウンロードされ、難しい操作や設定を行
うことなく授業の進行に即したグラフ、図形、資料等が
表示される(ステップS77)。
【0131】次に、CPU21は、番組の受信が終了し
ているか否かを判断する(ステップS78)。ステップS
74で教育機器30が接続されていないと判断された場合
や、ステップS75で付随的データが存在しないと判断さ
れた場合にも、番組の受信が終了しているか否かが判断
される。
【0132】ステップS78で番組の受信が終了している
と判断された場合、処理を終了し、番組の受信が終了し
ていないと判断された場合、ステップS73に戻って、ス
テップS73〜S78の処理が繰返される。
【0133】図18は、動作状態の概観図であり、図1
8(a)は、番組受信装置20であるラジオ受信機と教
育機器30とを接続した状態を示す図である。図18
(b)はステップS76に伴う付随的データの受信を示
し、図18(c)はステップS77において教育機器30
が付随的データに応じたデモンストレーションを行って
いる状態を示す。
【0134】ラジオを用いて学習を行う場合、通常は手
元に教科書を置いて、ラジオを聴きながら授業をすると
いう方法が一般的であった。しかしこの方法だと、授業
を行っている講師の直感的な判断による講義内容の変更
が不可能であり、視聴者の抗議に対する集中力にも影響
を及ぼす。本実施形態では、ラジオの文字放送を利用し
て、放送局側の番組送信装置10から番組受信装置20
を介して教育機器30を制御し、教育機器30上に各種
グラフ、表、補足資料を表示することができるようにし
ている。 〔第8実施形態〕以下、第8実施形態に係る教育用実演
システムについて説明する。第8実施形態の教育用実演
システムは、第1実施形態のシステムの動作を変更した
ものである。
【0135】第8実施形態に係る教育用実演システムの
動作を、図19に示すフローチャートに従って説明す
る。この場合、実験データ等を含む付随的データが番組
のどの段階で送信されるかを示すタイムテーブルを表示
するタイムテーブル表示モードを有する。このタイムテ
ーブル表示モードを選択した場合、教育番組の放映中、
番組受信装置20の入力部22への適当なキー入力によ
ってテレビディスプレイ25の画面上にタイムテーブル
が表示される。
【0136】具体的に説明すると、番組送信装置10の
CPU11は、放送すべき番組のために収録された動画
情報を記憶部18から読み出して番組データ(テレビ情
報)を再生するとともに、番組対応の実験等を行うため
の教育機器操作プログラム等を含む教育機器データ、教
育機器データの送信タイミングを示すタイムテーブルデ
ータ等からなる付随的データを記憶部18から読み出
す。さらに、CPU11は、番組データと付随的データ
とを合成してデジタル配信情報を形成する(ステップS
81)。
【0137】次に、CPU11は、デジタル配信情報を
送信回路14に出力する。送信回路14からは、送信ア
ンテナ101を介してデジタル放送信号としてデジタル
配信情報が配信される(ステップS82)。
【0138】配信されたデジタル放送信号は、番組受信
装置20の受信アンテナ102を介して受信回路24に
取り込まれる。CPU21は、受信回路24からデジタ
ル配信情報を読み出し、番組データと付随的データとを
分離する(ステップS83)。このうち番組データは、C
PU21からの指示に従って動画としてテレビディスプ
レイ25に表示され付随する音声が出力される。
【0139】一方、付随的データのうちタイムテーブル
データも、CPU21からの指示に従ってテレビディス
プレイ25の画面の一部にタイムテーブルとして更新し
つつ表示される(ステップS84)。
【0140】デジタル配信情報から分離された付随的デ
ータについて、CPU21は、教育機器データの放映を
予告するさらに付随的なデータである予告フラグが存在
するか否かを判断する(ステップS85)。なお、ステッ
プS85で予告フラグが存在しないと判断された場合、ス
テップS83に戻ってステップS83〜S85を繰返す。
【0141】教育機器データ放映の予告フラグが存在す
る場合、CPU21は、タイムテーブルの表示を変更し
て番組受信装置20への教育機器30の接続を催告する
(ステップS86)。
【0142】この際、CPU21は、教育機器用インタ
ーフェース123を介して番組受信装置20と教育機器
30とが接続されているか否かを判断する(ステップS
87)。
【0143】番組受信装置20と教育機器30が接続さ
れていれば、番組受信装置20側のCPU21やRAM
27等から、教育機器30側のCPU31やRAM37
等にデジタル配信情報中の教育機器データが送信される
(ステップS88)。なお、ステップS87で教育機器30
が接続されていないと判断された場合、ステップS83に
戻る。
【0144】次に、CPU21は、番組の受信が終了し
ているか否かを判断する(ステップS88)。
【0145】ステップS88で番組の受信が終了している
と判断された場合、処理を終了し、番組の受信が終了し
ていないと判断された場合、ステップS83に戻って、ス
テップS83〜S88の処理が繰返される。
【0146】なお、教育機器30側では、視聴者の操作
により、教育番組の進行と並行して、或いは番組終了後
の適当なタイミングで教育機器操作プログラムが実行さ
れる。
【0147】図20は、動作状態の概観図であり、図2
0(a)は教育番組の表示であってタイムテーブル表示
前を示し、図20(b)は画面の一部に表示される、教
育機器データの送信タイミングに対応するタイムテーブ
ルを示し、図20(c)は教育機器データの送信を予告
するべく、タイムテーブルの一部が変更されることを示
す。
【0148】この場合、教育機器データの通信タイミン
グが近づくと画面に表示されているタイムテーブルの表
示が変更等され、視聴者は、教育機器データの通信タイ
ミングを予め知ることが可能になり、番組受信装置20
と教育機器30との接続のタイミングを失うことが無く
なる。 〔第9実施形態〕以下、第9実施形態に係る教育用実演
システムについて説明する。第9実施形態の教育用実演
システムは、第1実施形態のシステムを変更したもので
あり、番組受信装置20に接続された教育機器30から
分岐して他の複数の教育機器30が接続されている。
【0149】第9実施形態に係る教育用実演システムの
動作を、図21に示すフローチャートに従って説明す
る。この場合、付随的データに含まれる教育機器データ
を複数種として番組データに重ねて送信し、設定に応じ
て教育機器データから先生側データと生徒側データとを
区別し、先生用の教育機器30と生徒用の教育機器30
とに個別のデータをダウンロードする。
【0150】まず、番組送信装置10のCPU11は、
放送すべき番組のために収録された動画情報を記憶部1
8から読み出して番組データ(テレビ情報)を再生する
とともに、番組に対応する実験等を行うための付随的デ
ータ(教育機器データ)を記憶部18から読み出す。さ
らに、CPU11は、番組データと付随的データとを合
成してデジタル配信情報を形成する(ステップS91)。
【0151】次に、CPU11は、デジタル配信情報を
送信回路14に出力する。送信回路14からは、送信ア
ンテナ101を介してデジタル放送信号としてデジタル
配信情報が配信される(ステップS92)。
【0152】配信されたデジタル放送信号は、番組受信
装置20の受信アンテナ102を介して受信回路24に
取り込まれる。CPU21は、受信回路24からデジタ
ル配信情報を読み出し、番組データと付随的データ(教
育機器データ)とを分離する。このうち番組データは、
CPU21からの指示に従って動画としてテレビディス
プレイ25に表示され付随する音声が出力される。
【0153】デジタル配信情報から番組データと付随的
データとを分離する際には、CPU21により、付随的
データが存在するか否かが判断される(ステップS9
3)。付随的データが存在しない場合、ステップS92に
戻る。
【0154】付随的データが存在する場合、CPU21
は、教育機器用インターフェース123を介して番組受
信装置20と教育機器30とが接続されているか否かを
判断し、番組受信装置20と教育機器30が接続されて
いれば、CPU31との間に通信プロトコルを確立する
(ステップS94)。
【0155】次に、番組受信装置20側のCPU21や
RAM27等から、教育機器30側のCPU31やRA
M37等にデジタル配信情報中の付随的データのうちす
べての教育機器データが送信される(ステップS95)。
【0156】教育機器30のCPU31は、教育機器間
インターフェース34を介して教師用の第1教育機器3
0と生徒用の複数の第2教育機器30とが接続されてい
るか否かを判断し、第1教育機器30と第2教育機器3
0とが接続されていれば、両CPU31間に通信プロト
コルを確立する(ステップS96)。
【0157】次に、第1教育機器30のCPU31は、
受信した付随的データや教育機器30の設定が全データ
送信モードになっているか否かを判断する(ステップS
97)。
【0158】ステップS97で全データ送信モードと判断
された場合、第1教育機器30のCPU31は、すべて
の教育機器データではなく、一部の教育機器データを削
除して第2教育機器30側に送信する(ステップS9
8)。
【0159】ステップS97で全データ送信モードでない
と判断された場合、第1教育機器30のCPU31は、
すべての教育機器データを第2教育機器30側に送信す
る(ステップS99)。
【0160】図22は、動作状態の概観図である。第1
教育機器30側では、視聴者である教師の操作により、
教育番組の進行と並行して、或いは番組終了後の適当な
タイミングで教師用に提供された教育機器操作プログラ
ムが実行される。また、第2教育機器30側では、視聴
者である生徒の操作により、教育番組の進行と並行し
て、或いは番組終了後の適当なタイミングで生徒用に要
点を絞った教育機器操作プログラムが実行される。
【0161】この場合、番組受信装置20から各種実演
データを受信する際、第1教育機器30の場合のように
先生側設定となっている場合、実演データの他に学習の
要点、プログラム等授業用パーツが各種受信される。一
方、第2教育機器30の場合のように生徒側設定となっ
ている場合、これらの授業用パーツが受信されない。つ
まり、自動的に先生用機器、生徒用機器が判別されて適
切な教育機器データがそれぞれに送信される。これによ
り、先生は授業の要点等をテレビから取り込んで余すと
ころ無く解説することが出来るようになる。
【0162】なお、以上の説明では、番組受信装置20
に教師用の第1教育機器30を接続し、この第1教育機
器30に生徒用の第2教育機器30を接続することを前
提としているが、番組受信装置20に第1教育機器30
と複数の第2教育機器30を同時に或いは個別に接続す
ることができる。この場合にも、番組受信装置20に第
1教育機器30が繋がれていれば、送信されるデータに
は先生用データとなり、番組受信装置20に第2教育機
器30が繋がれていれば、送信されるデータには生徒用
データとなる。 〔第10実施形態〕以下、第10実施形態に係る教育用
実演システムについて説明する。第10実施形態の教育
用実演システムは、第1実施形態のシステムの動作を変
更したものである。
【0163】第10実施形態に係る教育用実演システム
の動作を、図23に示すフローチャートに従って説明す
る。この場合、教育番組から教育機器30でデータを受
ける際に、番組受信装置20側の制御によって、教育機
器30に番組上で流れたポイントになる音声を同時に送
信する。
【0164】番組送信装置10のCPU11は、放送す
べき番組のために収録された動画情報を記憶部18から
読み出して番組データ(テレビ情報)を再生するととも
に、番組対応の実験等を行うための教育機器操作プログ
ラム等を含む付随的データ(教育機器データ)を記憶部
18から読み出す。さらに、CPU11は、番組データ
と付随的データとを合成してデジタル配信情報を形成す
る(ステップS101)。
【0165】次に、CPU11は、デジタル配信情報を
送信回路14に出力する。送信回路14からは、送信ア
ンテナ101を介してデジタル放送信号としてデジタル
配信情報が配信される(ステップS102)。
【0166】配信されたデジタル放送信号は、番組受信
装置20の受信アンテナ102を介して受信回路24に
取り込まれる。CPU21は、受信回路24からデジタ
ル配信情報を読み出し、番組データと付随的データとを
分離する(ステップS103)。このうち番組データは、
CPU21からの指示に従って動画としてテレビディス
プレイ25に表示され付随する音声が出力される。
【0167】CPU21は、デジタル配信情報から分離
された付随的データについて、教育機器データの送信開
始を示すフラグが存在するか否かを判断する(ステップ
S104)。なお、ステップS104で開始フラグが存在しな
いと判断された場合、ステップS103に戻る。
【0168】次に、CPU21は、教育機器用インター
フェース123を介して番組受信装置20と教育機器3
0とが接続されているか否かを判断する(ステップS10
5)。なお、ステップS105で教育機器30が接続されて
いないと判断された場合、ステップS103に戻る。
【0169】番組受信装置20と教育機器30が接続さ
れていれば、番組受信装置20側のCPU21やRAM
27等から、教育機器30側のCPU31やRAM37
等にデジタル配信情報中の教育機器データが送信される
(ステップS106)。
【0170】次に、CPU21は、教育機器データを受
信している期間中、すなわち教育機器データの送信終了
を示すフラグが検出されるまで、動画中の音声データの
みを教育機器30側のCPU31やRAM37等に送信
する(ステップS107)。
【0171】次に、CPU21は、番組の受信が終了し
ているか否かを判断する(ステップS108)。
【0172】ステップS108で番組の受信が終了してい
ると判断された場合、処理を終了し、番組の受信が終了
していないと判断された場合、ステップS108に戻っ
て、ステップS103〜S108の処理が繰返される。
【0173】なお、教育機器30側では、視聴者の操作
により、教育番組の進行と並行して、或いは番組終了後
の適当なタイミングで教育機器操作プログラムが実行さ
れる。番組終了後の適当なタイミングで教育機器操作プ
ログラムが実行される場合、番組の音声も並行して聞く
ことができる。
【0174】図24は、動作状態の概観図であり、図2
4(a)は教育番組の内容に伴って教育機器データと音
声情報とが送信される様子を示し、図24(b)は教育
機器30でシミュレーション等の実演に伴って番組音声
が再生される状態を示す。
【0175】放送番組に関連する教育機器データを送信
する際に、番組送信装置10は、番組作成者の指示に従
ってポイントとなる音声の開始位置、終端位置にフラグ
を設定する。教育機器30側では、開始フラグを受信す
ると音声録音状態に入り、実験データ等を受け取りなが
ら、同時に音声も記録する。 〔第11実施形態〕以下、第11実施形態に係る教育用
実演システムについて説明する。図25に示すように、
第11実施形態の教育用実演システムは、番組受信装置
20に複数の教育機器30を接続するためにターミナル
50を設けており、参加型テレビ番組における、教室側
データのテレビ局への転送機能を有している。図25
(a)は、教育番組から視聴者への問いかけに対する応
答がある場合を示し、図25(a)は、放送局側から視
聴者への応答がある場合を示す。
【0176】第11実施形態に係る教育用実演システム
の動作を、図26に示すフローチャートに従って説明す
る。図26(a)は、図25に対応しており放送局から
視聴者側に個別データの送信がある場合の処理を示し、
図26(b)は、放送局に統計処理したデータを送信す
る場合の処理を示す。
【0177】まず、図26(a)の場合、教育番組の放
映中、複数の視聴者は番組からの問いかけに対してそれ
ぞれの教育機器30を操作する。CPU30は、ターミ
ナル50のCPUやRAMに対し、視聴者の反応を示す
回答データを送信する(ステップS111)。
【0178】ターミナル50のCPUは、各教育機器3
0から送信された回答データを集計して統計処理する
(ステップS112)。
【0179】次に、ターミナル50のCPUは、統計処
理した結果を伝送制御部を介して番組送信装置10に送
信する(ステップS113)。
【0180】番組送信装置10では、ターミナル50か
らの反応を分析・集計し、伝送制御部13等を介して回
答や集計結果をターミナル50に返信する。ターミナル
50は、番組送信装置10からの返信データを受信する
(ステップS114)。
【0181】次に、ターミナル50のCPUは、番組送
信装置10からの返信データを対応する教育機器30に
分配して送信する(ステップS115)。
【0182】一方、図26(b)の場合、まず番組送信
装置10によって番組データが送信される(ステップS
116)。
【0183】教育番組の放映中、複数の視聴者は番組か
らの問いかけに対してそれぞれの教育機器30を操作す
る。CPU30は、ターミナル50のCPUやRAMに
対し、視聴者の反応を示す回答データを送信する(ステ
ップS117)。
【0184】ターミナル50のCPUは、各教育機器3
0から送信された回答データを集計して統計処理する
(ステップS118)。
【0185】次に、ターミナル50のCPUは、統計処
理した結果を伝送制御部を介して番組送信装置10に送
信する(ステップS119)。
【0186】以上のような番組内で問題に答える形式の
参加型教育番組では、複数の参加者のレスポンスを放送
局側に送信しなければならない。しかし、生徒個々がキ
ーを入力するタイミングはまちまちで、放送局側の装置
に各参加者のレスポンスを正確にカウントする機能を持
たせると、コストが上がってしまう。そこで、本実施形
態のように、ターミナル50に集計、統計処理、データ
分配等の機能を持たせるならば、放送局側の負担を軽減
することができる。 〔第12実施形態〕以下、第12実施形態に係る教育用
実演システムについて説明する。第12実施形態の教育
用実演システムは、第1実施形態のシステムの動作を変
更したものである。
【0187】第12実施形態に係る教育用実演システム
の動作を、図27に示すフローチャートに従って説明す
る。この場合、録画画像と現在の送受信データとを連動
して放送する。教育番組は、通常、録画画像を別の時間
に送信することが普通である。しかし、実際に授業で教
育番組が流れているときには、その時間帯に双方向のや
りとりを行う必要が生じる。本実施形態では、番組収録
時に視聴者からの複数のレスポンスを想定して、事前に
レスポンスに対する反応部分だけを複数のパターンの番
組データとして収録しておき、実際の視聴者のレスポン
スに応じて、複数収録した番組パターンのどれを放映す
るかを選択し、選択した番組パターンの番組データを送
信する。
【0188】番組送信装置10のCPU11は、デジタ
ル配信情報を送信回路14に出力する。送信回路14か
らは、送信アンテナ101を介してデジタル放送信号と
してデジタル配信情報が配信される(ステップS12
1)。
【0189】配信されたデジタル放送信号は、番組受信
装置20に取り込まれ、CPU21からの指示に従って
動画としてテレビディスプレイ25に表示され付随する
音声が出力される。
【0190】番組中で視聴者の回答が要求される(ステ
ップS122)。ここでの回答の要求は、「A」〜「C」
のいずれかであるものとする。回答の要求は、番組デー
タに含まれる動画情報として行われるが、並行して回答
要求を意味する付随的データを送信することもできる。
付随的データが送信される場合、番組受信装置20に回
答を促す表示がなされる。
【0191】視聴者が教育機器30の入力部32を操作
して回答すると、CPU31は、番組受信装置20に回
答信号を送信する(ステップS123)。番組受信装置2
0は、番組送信装置10に回答信号を転送する。
【0192】番組送信装置10では、CPU11が、複
数の番組受信装置20からの反応である回答信号を集計
する(ステップS124)。
【0193】次に、CPU11は、回答「A」が最多で
あるか否かを判断する(ステップS125)。
【0194】回答「A」が最多である場合、CPU11
は、記憶部18を制御して録画画像を適当なタイミング
で切替え、「A」に対応する画像を送信回路14に供給
する(ステップS126)。
【0195】回答「A」が最多でない場合、CPU11
は、回答「B」が最多であるか否かを判断する(ステッ
プS127)。
【0196】回答「B」が最多である場合、CPU11
は、記憶部18を制御して録画画像を適当なタイミング
で切替え、「B」に対応する画像を送信回路14に供給
する(ステップS128)。
【0197】回答「B」が最多でない場合、CPU11
は、回答「C」が最多であるか否かを判断する(ステッ
プS129)。
【0198】回答「C」が最多である場合、CPU11
は、記憶部18を制御して録画画像を適当なタイミング
で切替え、「C」に対応する画像を送信回路14に供給
する(ステップS130)。
【0199】「A」〜「C」に対応する画像が送信され
た段階で、CPU11は、記憶部18を制御して残りの
録画画像を送信回路14に供給する(ステップS13
1)。
【0200】番組送信装置及び番組受信装置20では、
番組中で視聴者の回答が要求されている場面が残ってい
るか否かを判断する(ステップS132)。視聴者の回答
が要求されている場面が残っていれば、ステップS123
に戻ってステップS123〜S132の処理を繰返す。
【0201】番組中で視聴者の回答が要求される場面が
残っていなければ、番組の放送完了を待って間隙の受信
を終了する(ステップS133)。
【0202】図28は、動作状態の概観図であり、図2
8(a)は回答「A」が選択された場合の番組進行を示
し、図28(b)は回答「B」が選択された場合の番組
進行を示す。
【0203】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、前記付随的データが送信されるタイ
ムテーブルを多重化して送信することができるので、受
信者は、付随的データを活用するタイミングを簡易に判
断することができる。
【0204】なお、付随的データが教育機器等を含む各
種機器においてデータやプログラムとして活用される場
合、かかる機器を動画データの再生装置に接続するタイ
ミングや動作させるタイミングを、簡易に判断すること
ができる。
【0205】請求項2の発明によれば、前記付随的デー
タが送信されるタイムテーブルを多重化して送信するこ
とができるので、受信者は、付随的データを活用するタ
イミングを簡易に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用し第1実施形態に係る教育用実演
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1の教育用実演システムを構成する番組送信
装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の教育用実演システムを構成する番組受信
装置の構成を示すブロック図である。
【図4】図1の教育用実演システムを構成する教育機器
の構成を示すブロック図である。
【図5】第1実施形態に係る教育用実演システムの動作
を説明するフローチャートである。
【図6】(a)〜(c)は、第1実施形態に係る教育用
実演システムの動作状態を具体的に説明する図である。
【図7】第2実施形態に係る教育用実演システムの動作
を説明するフローチャートである。
【図8】(a)、(b)は、第2実施形態に係る教育用
実演システムの動作状態を具体的に説明する図である。
【図9】第3実施形態に係る教育用実演システムの動作
を説明するフローチャートである。
【図10】(a)、(b)は、第3実施形態に係る教育
用実演システムの動作状態を具体的に説明する図であ
る。
【図11】第4実施形態に係る教育用実演システムの動
作を説明するフローチャートである。
【図12】(a)〜(c)は、第4実施形態に係る教育
用実演システムの動作状態を具体的に説明する図であ
る。
【図13】第5実施形態に係る教育用実演システムの動
作を説明するフローチャートである。
【図14】(a)〜(c)は、第5実施形態に係る教育
用実演システムの動作状態を具体的に説明する図であ
る。
【図15】第6実施形態に係る教育用実演システムの動
作を説明するフローチャートである。
【図16】(a)〜(c)は、第6実施形態に係る教育
用実演システムの動作状態を具体的に説明する図であ
る。
【図17】第7実施形態に係る教育用実演システムの動
作を説明するフローチャートである。
【図18】(a)〜(c)は、第7実施形態に係る教育
用実演システムの動作状態を具体的に説明する図であ
る。
【図19】第8実施形態に係る教育用実演システムの動
作を説明するフローチャートである。
【図20】(a)〜(c)は、第8実施形態に係る教育
用実演システムの動作状態を具体的に説明する図であ
る。
【図21】第9実施形態に係る教育用実演システムの動
作を説明するフローチャートである。
【図22】第9実施形態に係る教育用実演システムの動
作状態を具体的に説明する図である。
【図23】第10実施形態に係る教育用実演システムの
動作を説明するフローチャートである。
【図24】(a)、(b)は、第10実施形態に係る教
育用実演システムの動作状態を具体的に説明する図であ
る。
【図25】(a)、(b)は、第11実施形態に係る教
育用実演システムの動作状態を具体的に説明する図であ
る。
【図26】(a)、(b)は、第11実施形態に係る教
育用実演システムの動作を説明するフローチャートであ
る。
【図27】第12実施形態に係る教育用実演システムの
動作を説明するフローチャートである。
【図28】(a)、(b)は、第12実施形態に係る教
育用実演システムの動作状態を具体的に説明する図であ
る。
【符号の説明】
10 番組送信装置 11 CPU 12 入力部 13 伝送制御部 14 送信回路 15 表示部 17 RAM 18 記憶部 19 記憶媒体 20 番組受信装置 21 CPU 22 入力部 23 伝送制御部 24 受信回路 25 テレビディスプレイ 25 表示部 27 RAM 26 動画表示回路 28 記憶部 29 記憶媒体 30 教育機器 31 CPU 32 入力部 33 放送受信装置用インターフェース 34 教育機器間インターフェース 35 表示部 36 表示駆動回路 37 RAM 38 記憶部 39 記憶媒体 40 通信回線 50 ターミナル 101 送信アンテナ 102 受信アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/08 7/081 7/173 610

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動画データと当該動画データに関連する付
    随的データとを多重化して配信するデータ配信システム
    において、 前記付随的データが送信されるタイムテーブルを、前記
    動画データ及び前記付随的データに多重化させて配信す
    るタイムテーブル配信手段を備えたことを特徴とするデ
    ータ配信システム。
  2. 【請求項2】動画データと当該動画データに関連する付
    随データとを多重化して配信するデータ配信方法であっ
    て、 前記付随的データが送信されるタイムテーブルを、前記
    動画データ及び前記付随的データに多重化させて配信す
    るデータ配信方法。
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